千代田区指定有形文化財「神田の家」

神田明神に隣接する宮本公園に

千代田区指定有形文化財があることを皆さまご存じでしょうか?

 

公園内に足を踏み入れると

黒漆喰がとても美しい木造家屋に目を奪われるはず。

そこが有形文化財「神田の家」です。

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8月中はメンテナンス休館に入るため、

その前に夏のしつらえの様子を見学に行ってきました。

 

この建物は江戸時代より神田鎌倉町で材木商を営んできた遠藤家が、

昭和二年に建てた店舗併用住宅です。

伝統技術を受け継いだ当時の職人たちが腕によりをかけた建築…。

古き良き木造住宅好きの皆さま、必見です!

 

通常は撮影禁止なのですが、今回は取材の為

特別に館内の写真撮影をご承諾くださいました。

スタッフの方から丁寧な解説をいただきながら、

まずは、表門から見学です。

笠木のついた塀はたくさんのホオズキで彩られていました。

塀の黒にホオズキの朱色が良く映え、とても素敵です。

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↓向かって左が「店」の入口、右が家族の「玄関」

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↓店の小上がり。

 四季に合わせた飾り付けがほどこされており、

 この日は、行燈の下に陶器のクワガタを並べて夏を演出。

 商売繁盛祈願の神棚が祀られています。

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↓店の隣の和室に続く入口。

頭を下げてお客様を出迎えるよう、高さが低く造られています。

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↓茶室「叢竹弇(そうちくえん)」

 窓で松の“葉”、舟板の古材を嵌め込み“枝”を表現し、

 茶室の硬い形式をあえて省略した愛らしい茶室です。

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ここから2階に上がります。 

 

↓「次の間」網代(あじろ)天井が見事です。

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↓「広間」銘木を贅沢に使用した客間。

 端正な造りの床の間は、美しい飴色に磨かれた柱も見もの。

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建物自体の装いの素晴らしさはもちろんのこと、

随所にちりばめられた細部にも江戸の「粋」のセンスを感じます。

kanda10.jpg ←先代の着物の裂地を貼り、扇子形の引き手の袋棚

 

kanda11.jpg ←江戸更紗の美しい布が施された襖

 

kanda12.jpg  kanda13.jpg ←遠藤家の家紋の撫子の欄間

 

外観の剛健な造りと、内観の繊細で柔らかなしつらえが

日本らしい情緒ある建築物に仕立て上げています。

 

メンテナンスを終えた9月には、

手入れがさらに行き届いた「神田の家」に出会えます。

館内のしつらえも、夏から秋の風情となっていることでしょう。

花や小物、建具を変えて、

四季折々の変化を楽しむことができる神田の家は

きっと何度も訪れてみたくなるはずです。

日本の良さを伝える由緒ある木造建築に、

ぜひ一度足を運んでみてくださいね。

 

神田の家では、様々なイベントや内覧会も行われています。

詳しくは神田の家ホームページをご覧ください。

詳細は→コチラ

 

あわせて、千代田図書館には神田の家のカタログもありますので、

家の造りや歴史についてもっと詳しく知りたい方は

お手に取ってみてください。

 

『神田の家 千代田区指定有形文化財』

著:平野徳子 出版:NPO法人神田の家

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また、その他の千代田区内の文化財情報については

こちらからご覧いただけます。

詳細は→コチラ

 

【おまけ】神田の家限定の「平将門キューピー」

願い事の御札を入れて首をつなぐと叶うという、

神田の家でしか手に入らないキューピーちゃん。

管理棟で販売されています。

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Posted at:09:00

レポート:文学座演出家による ことばとからだで伝える表現ワークショップ

7月21日(土)に、

千代田区読書振興センター主催の中高生向けワークショップ

 「第2回文学座演出家による

  ことばとからだで伝える表現ワークショップ」

九段生涯学習会館で開催しました。

 

講師は文学座演出家の中野志朗さん

同じく文学座女優の牧野紗也子さん

アシスタントとしてお手伝いくださいました。

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ワークショップに参加してくれた中高生は総勢21名。

まずは、牧野さんが互いの交流を深める自己紹介や

簡単なゲームを教えてくれます。

ゲームを楽しむ中で、きちんと相手の目を見て伝えることを意識します。

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初対面の緊張感が無くなり、笑い声が上がります。

さすが、友だちになるのが早い!

 

 

さて、今回の表現ワークショップの題材は

ドイツの昔話「ハメルンのふえふき」です。

あらかじめ、参加者の皆さんには物語を読んできてもらいました。

真実は明かされないままになるこの物語のラストを、

二人一組で考え、発表してもらいます。

 

ハメルンの町からいなくなった子どもたちは、

その後、どうなったのかなぁ?

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グループ毎に発表されたストーリーは、発想豊かなものばかり。

「なるほど、そんな展開も考えられるのか!」と驚かされました。

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この後、小説を台本として舞台の練習を始めました。

この日の夕方には、一般の来場者を迎えての発表会が予定されています。

限られた時間の中で、演劇を仕上げなければなりません。

 

講師のおふたりがご用意してくれた楽しい小道具たち。

どんな効果を発揮してくれるのか、期待が高まります。

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小説を元に、情景や登場人物の人柄や気持ちをイメージし、

どんどん指示を出す中野先生。

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戯曲ではないので、物語の行間を読みながら

セリフや動きの表現を創造しなければなりません。

先生方は指導をしながらも、アイディアを常に書き留めていました。

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そして、セリフの無い役にも細部にわたって演出が入り

大道具がなくても舞台の雰囲気を作り出します

 

↓幸せなハメルンの町人たちの様子。

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↓いたずらネズミ参上!

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↓ネズミ退治の名人・ハメルンの登場。驚く役所の人々。

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↓ハメルンのふえの音に集まってきたネズミたち。

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↓ハメルンとモメる市長さん。

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↓ハメルンのふえの音に集まってきた子どもたち。

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登場人物がたくさんある物語なので、町の人になったり、

役所の人になったり、ネズミになったりと

ひとりが何役もこなします。

プロの演出家の指導を受け、さらにそこに

参加者が自分なりに考えたアレンジを加えて表現します。

参加者の皆さんの吸収の良さは、目を見張るものがありました。

 

 

ついに発表会の時間。

観客席には、保護者も含めた一般来場者が集まりました。

緊張の幕開け。一日の成果を披露します!

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演劇の最後は、ワークショップの冒頭で考えた

物語のラストのシナリオをそれぞれ発表して閉幕。

ご来場の皆さまから温かな拍手をいただくことができました。

 

終わりに先生を囲んで座談会。

プロの演出家と女優に直接質問できる貴重な機会です。

発声方法や、劇中のダンスのコツ、演出の難しさなど

質疑をしながらいろいろなお話を伺うことができました。

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朝10時から17時までの長いワークショップでしたが、

参加者全員が集中力を切らすことなく、最後まで一生懸命取り組み

素晴らしい発表会も実現しました。

見ている側も学ぶところが多く、楽しい一日となりました。

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中野先生、牧野先生、そして参加者の皆さま、

ありがとうございました!

 

<ハメルンのふえふき 参考図書:浜田廣介全集10 再話(二) 集英社>

 

Posted at:09:00

7/19~8/31中学生向け冊子「キミへのメッセージ」紹介図書の展示開催!

千代田区青少年対策地区委員会連絡協議会が作成した中学生向け冊子

「キミへのメッセージ 一人で悩まない、頑張りすぎないで」に

紹介されている図書を千代田図書館内で展示しています。

 

「キミへのメッセージ」展

展示期間 7月19日(木)~8月31日(金)

展示場所 千代田区立千代田図書館 9階 新刊コーナー

 

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この冊子は、“心のキャッチボール検討・編集委員会”の

委員の皆さまによって作成されたものです。

完成まで何度も熱心なミーティングが開かれ、

選書の会議には千代田図書館の司書・職員も参加させていただきました。

中学生が抱きやすい悩みや問題の解決のヒントになる

本や相談窓口を紹介する内容となっています。

 

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<目次>

1. 言いたいこと、我慢してない?

2. 見てみぬふりはもういやじゃない?

3. 親との関係うまくいってる?

4. 勉強と部活、どっちかなんて選べない!

5. 将来の夢、考えてる?

6. 信頼できる仲間がいる?

7. 学校・家・塾の往復生活してない?

8. 身の回りには危険がいっぱい!

9. 何だか最近体がだるい!

 

目次のテーマごとに、手助けになる本を紹介しているので

なにか気になることがある方は

冊子と一緒に展示本をぜひ読んでみてください。

本を開けば、問題解決の糸口が見つかるかもしれませんよ。

 

 

この展示は巡回展で、

四番町図書館でも7月16日(月)まで開催していたのですが、

中学生以外にも、サラリーマンやご年配者など

大人の皆さまのご利用も多くありました。

展示本は貸出が可能ですので、夏休みに

ご自宅でゆっくり読むこともできますよ。

 

皆さまのお越しをお待ちしております。

 

 

 

Posted at:17:03

7/11・12 千代田区先行予約受付!「夏のわくわく課外授業2012」

7月に入り、夏らしい日が続くようになってきました!

もうすぐ始まる夏休み。

海に山に遊びに行くのもいいけれど、

千代田図書館でおもしろくてためになる課外授業に参加してみませんか?

 

千代田図書館では、小学4・5・6年生のみなさん向けに、

図書館内で課外授業を行います。

授業は、国語、理科、社会、図工の4教科。

各界で活躍されている方が先生です。

先生の話をじっと聴いているだけではなく、

みんなで声を出したり、ものづくりをする楽しい授業です。

夏休みの自由研究としてはもちろん、

親子で参加のワークショップですので

ご家族の思い出づくりとしてもぜひご参加くださいね。 

 

「夏のわくわく課外授業2012」

 

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【社会】アナウンサーと一緒にラジオ番組をつくろう

8月1日(水)18:30~20:30

【図工】ストーンアートどうぶつ園

8月9日(木)18:30~20:30

【理科】じぶんでカメラを作ろう

8月18日(土)13:00~15:30

【国語】おもしろ妖怪研究

8月22日(水)18:30~20:30

 

<千代田区先行受付> 7/11(水)・7/12(木)10:00~18:00

※千代田区内在住または在学している児童が対象です

<一般予約受付> 7/13(金)から 10:00~18:00

※先行予約で定員に達した場合は募集いたしません

 

詳細は→コチラ

 

 

また、現在、千代田図書館 第2展示ウォールにて

夏のわくわく課外授業の告知展示も開催しております。

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ワークショップの内容紹介と一緒に、

各教科の授業内容や講師の方々に関連した書籍を展示しています。

ご参加される方には課外授業の予習としてご覧いただくのもいいですし、

参加者以外の方にも、夏休みの図書館で子どもたちが元気に活動する授業が

どんなものかを知って頂けると嬉しいです。

 

授業が終了しましたら、

報告展示も予定しておりますのでお楽しみに♪

Posted at:09:00

四番町図書館に行ってみよう!

今春、リニューアルオープンした四番町図書館

皆さま、もうご利用になりましたか?

 

今回は、新しくなった 四番町図書館と

現在開催中の「モーリス・センダックの絵本展示」をご紹介します。

 

まずは、エントランスに入ってすぐのところに

飲食可能なラウンジが広がっています。

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 ←無線LAN利用可

 

近隣で軽食や飲み物を買って、ここで一息つきながら

ゆっくり本を読むのもいいかもしれません。

 

ラウンジ横を抜けると、メインカウンターが見えてきます。

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 ←ゆったりとした

   ソファ

 

 

カウンター正面のブックトラックでは、

いろいろなテーマで本を集め、展示しているので要チェック!

大きなキノコのような可愛らしいソファに座って

展示されている本を読むことができます。

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 ←メイン

    カウンター前

 

 

カウンター前を通って奥に行くと、こども図書館があります。

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 ←靴を脱いで

   自由に閲覧可能

  

 

約1万冊の絵本や児童書がそろうこの部屋は、

親子連れや学校帰りの小学生で賑わいます。

取材に行った日にも、

かわいい利用者の皆さまが本を楽しんでおりました☆

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ここ、こども図書館で現在

モーリス・センダックの絵本展示を開催しています。

 

「モーリス・センダックの絵本展示」

会期:7月1日(日)~7月31日(火)

会場:四番町図書館 こども図書館

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モーリス・センダックは、100冊以上の名作絵本を世に送り出した

アメリカを代表する絵本作家です。

映画にもなった世界的ベストセラー『かいじゅうたちのいるところ』

ご存じの方も多いのではないでしょうか。

残念ながら、今年の5月にお亡くなりになられましたが、

その作品は変わらず今なお多くの人々に親しまれています。

 

この展示は、世界中の絵本を閲覧することができる

「いたばしボローニャ子ども絵本館」(詳細はコチラ)と、

センダックの原画や素描を所蔵している「イルフ童画館」(詳細はコチラ)

『かいじゅうたちのいるところ』を出版した「冨山房」(詳細はコチラ)

そして「四番町図書館」が協力した連携企画展示です。

 

いたばしボローニャ子ども絵本館から借りた原書を

手に取って読むことができる他、

センダックへのメッセージを贈る企画も実施しています。

メッセージは、追悼展を開催しているイルフ童画館の館内に展示されますよ。

 

面白くて、可愛くて、美しい。

さまざまなタッチで描かれたモーリス・センダックの絵本を

ごゆっくりお楽しみください。

 

 

『かいじゅうたちのいるところ』

著:モーリス・センダック 訳:じんぐう てるお

出版社:冨山房

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さて、こども図書館を出て、一般閲覧スペースに向かいます。

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一人一人が落ち着いて使用できるデスク席は16席設けてあり、

読書だけでなく、集中して仕事や勉強もできそうです。

その他、椅子席、子ども閲覧席とラウンジには机席も28席あります。

区民の方には専用席もありますよ。

 

本棚は利用者が目的の本を探しやすいように配置されており、

特色としては「伝統芸能」に関する本を集めたコーナーがあります。

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資料で調べて、実際に観に行きたくなった方は、

都内の伝統芸能劇場の情報を集めたファイルもありますので、

ぜひご覧になってみてくださいね。

また、書籍以外にもDVDなどの視聴覚資料も収集しています。

 

 

新装オープンして3か月が経ち、館内の表示や展示なども

より良いものへと工夫が進められています。

リニューアル直後に訪れたという方も、

日々、進化する四番町図書館に行ってみると

新たな発見があるかもしれません。

ぜひ、ご利用くださいね♪

 

 

Posted at:09:00

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