小学校での「出張ビブリオバトル講座」を行いました!

区内の小・中学校、高等学校の先生方を対象に今年度から開始した

千代田区読書振興センターの「出張ビブリオバトル講座」

千代田区立和泉小学校で行いました。

 

この日は夏休み中の研修として、校長先生、副校長先生を含む

全ての先生、計17名にご参加いただきました!

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子どもから大人まで、だれでも参加できる

本の紹介コミュニケーションゲームとして

図書館や書店だけでなく、近年学校でも話題になっているビブリオバトル。

児童・生徒の読書活動に取り入れる学校も増えてきています。

 

ルールの説明を終えたら、さっそく実践。

この日は紹介したい本を1人1冊用意してきていただきました。

4つのグループに分かれて、先生同士のビブリオバトルが始まります!

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ひとつのタイマーに合わせて、本のプレゼンを5分、

本についてのディスカッション・質疑応答を2分…と

同時に4つのゲームが進んでいきました。

 

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大人向けや子ども向けの小説、実用書にビジネス書…と

さまざまなジャンルの本が紹介されていきます。

 

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和気あいあいと全員の本の紹介が終了。

1人1票で投票を行って、それぞれのグループの

チャンプ本が決定しました。

 

その後はビブリオバトルの成立背景やゲームのもたらす効果を

千代田図書館での実践例も交えながら紹介しました。

学校での開催の秘訣は

「準備や練習よりも、楽しむことが大事。

 とりあえずやってみよう!の精神で、

 なにより先生が楽しんで開催してください」と講師。

子ども同士はもちろん、先生方でビブリオバトルを開催して、

児童に投票してもらうというのも盛り上がりそうですね!

 

講座が終わった後も、他のグループで紹介された本を見て

「私もその本好きです!」「この本を○○さんが紹介するのは意外!」

など、先生同士で話し合う姿が印象的でした。

 

学校に限らず、毎日一緒に仕事をしていても

お互いが好きな本についてゆっくり話す、ということは

なかなかありませんよね。

本の紹介を通して、お互いの新たな一面を知ることができるというのが

ビブリオバトルの魅力のひとつです。

 

ご参加いただいた先生からは

「本を紹介するのが楽しく、新鮮な体験だった」

「学校でのコミュニケーションツールとしてとても盛り上がりそう」

「工夫しながら、学校でも取り入れみたい」

というお声をいただきました。

読書に親しむ活動として、自分の考えを相手に伝える練習として

学校でも、ぜひ開催していただければと思います♪

 

ご参加いただいた和泉小学校の先生方、おつかれさまでした!

千代田区読書振興センターでは、今後もさまざまな形で

区内の学校との連携を深める活動を行っていきます。

Posted at:17:20