千代田図書館で開催中の展示
「検閲官-戦前の出版検閲を担った人々の仕事と横顔」

千代田図書館9階の展示ウォールでは、現在、

企画展示「検閲官-戦前の出版検閲を担った人々の仕事と横顔」を行っています。

 

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企画展示

「検閲官-戦前の出版検閲を担った人々の仕事と横顔」

【会 期】 開催中~4月22日(土曜日)

【場 所】 千代田図書館9階=展示ウォール

【主 催】 千代田区立千代田図書館

【協 力】 浅岡邦雄氏、牧義之氏、村山龍氏、安野一之氏

      (千代田図書館「内務省委託本」研究会)、

      人首(ひとかべ)文庫、県立長野図書館

詳しくは→コチラ

 

戦前の日本では、中央官庁の一つであった内務省出版物の検閲を行っており、

全国で出版されたさまざまな書物が内務省に納本されていました。

千代田図書館では、検閲業務に用いられ、その後

東京市立駿河台図書館(千代田図書館の前身)などに委託された

原本の一部を「内務省委託本」として約2,300冊所蔵しています。

 

千代田図書館の「内務省委託本」コレクションについて

詳しくは→コチラ

 

近年の研究で、検閲制度の実像が徐々に明らかになってきた一方で、

検閲官ひとりひとりがどのような人生を送ったかについては

残されている資料が少なく、研究もほとんど行われてきませんでした。

今回の展示では、新発見の資料とこれまで断片的に存在した情報を

つなぎ合わせることで、警保局図書課で検閲業務に従事した

4人の検閲官の人物像にせまります。

 

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△検閲官のひとり、佐伯郁郎が出版した詩集と原稿

 

図書課の検閲官の中には、検閲業務のかたわら

詩集を出版した佐伯郁郎(さえき・いくろう)

劇団に所属して演劇公演に携わった内山鋳之吉(うちやま・いのきち)など、

仕事を離れた場では意外な一面を持っていた者も。

警察出身者が多かった検閲官の中で、文学や語学に造詣が深い職員として

重宝される一方で、時には自分が検閲される側にまわることもありました。

 

展示では、新発見の資料を含め、素顔の検閲官を知ることのできる

貴重な資料の数々をご覧いただけます。

 

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パネルでは、明治から昭和にかけて検閲を担ってきた担当部局の変遷や

その業務体制などについても詳しく解説。

関連資料の展示・貸出も行っています。

 

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こちらは併設展示の「県立長野図書館所蔵 出版検閲関連資料コーナー」

検閲後、発行禁止や削除などの処分を受けた出版物の通達を記録した文書などから

当時の公共図書館と検閲制度の関わりを知ることができます。

 

また、2月と3月には各1回、

展示に関連した講演会「検閲官の実像にせまる」が行われます。

どちらも、今回の展示にご協力いただいた「内務省委託本」研究者の

先生方をお迎えして、検閲官ひとりひとりの足跡をたどります。

ぜひご参加ください!

 

展示関連講演会

①第1部「検閲官の実像にせまるⅠ―エリートとたたき上げ―」

 第2部「図書館と出版検閲―県立長野図書館の事務文書から―」

【日 時】 2月11日(土曜日・祝日)

      午後2時~4時(午後1時30分開場)

【講 師】 安野 一之さん(NPO法人インテリジェンス研究所事務局長)

      牧 義之さん(長野県短期大学多文化コミュニケーション学科助教)

      槌賀 基範さん(県立長野図書館資料情報課情報係主任)

【会 場】 千代田区役所4階=401会議室

【定 員】 80名(事前申込制、先着順)

 

②「検閲官の実像にせまるⅡ―文学青年だった検閲官―」

【日 時】 3月4日(土曜日)

      午後2時~4時(午後1時30分開場)

【講 師】 安野 一之さん(NPO法人インテリジェンス研究所事務局長)

      村山 龍さん(慶應義塾大学非常勤講師)

【会 場】 千代田図書館9階=特設イベントスペース

      ※企画展示チラシに記載している情報から、会場が変更となって

       いますので、ご注意ください。

【定 員】 70名(事前申込制、先着順)

 

※手話通訳をご希望の方は下記の日程までに千代田図書館へご連絡ください。

①は2月2日(木曜日)まで、②は2月23日(木曜日)まで。

詳しくは→コチラ

Posted at:15:00

コンシェルジュ通信Vol.21:図書館帰りに北の丸公園と千鳥ヶ淵周辺へ

寒い日が続きますが、晴天が多く空気の澄み渡ったこの時期。

こんな時期こそ千代田図書館を一歩出られた後に、

北の丸公園と千鳥ヶ淵周辺をのんびり散策するのはいかがでしょうか?

 

今回は北の丸公園周辺の3つの重要文化財を訪ねながら、

千代田図書館前の清水門から、ほぼ一周して九段下駅にほど近い

田安門までをご案内します。

ゆっくり歩いておよそ1時間半ほどのコースです。

 

それでは1つ目の重要文化財

千代田図書館の向かいにある清水門からスタートです。

 

江戸時代の徳川家御三卿と言えば清水家、田安家、一橋家ですが、

このあたりには清水家と田安家の屋敷がありました。

実は清水家も、後ほどご紹介する田安家も、

江戸城の門名にちなんで称されたものです。

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清水門を右手に見ながらそのまま内堀通りをまっすぐ進むと、

左手には毎日新聞社の大きな建物が見えてきます。

交差点を左手に進むと大手町駅、東京駅方面となりますが、

ここでは右に曲がって東京国立近代美術館方面に進んで行きます。

 

東京国立近代美術館の2階には、

知る人ぞ知る、開放的なテラスのあるレストラン、

三國清三が美術館60周年を記念してプロデュースした、

フレンチレストランの「ラー・エ・ミクニ」があります。

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またそのすぐ隣には重要な公文書を保存している、

国立公文書館があります。

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その先をさらに進むと、青空に映える

レンガ色の堂々とした建物が見えてきます。

こちらが2つ目の重要文化財、旧近衛師団司令部庁舎として建造され、

現在は東京国立近代美術館の分室として利用されている

東京国立近代美術館工芸館です。

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昭和41年には取り壊される運命だったものの、

惜しむ声が多かったため重要文化財として残されることになりました。

北の丸公園周辺の建物は、白やグレーを基調としたものが多いため、

周りを引き締めるようなレンガ色のこの建物がなかったら、

この辺りの景観も現在とはだいぶ異なるものとなっていたでしょう。

 

さらにまっすぐ、首都高速と千鳥ヶ淵を右手に見ながら進む通りが

代官町通りです。

土手の上には高射機関砲台跡が残っています。

360度方向に射撃可能で、皇居の直接防衛のために設置されたそうです。

この辺りは、平日は人も少ないため、千鳥ヶ淵の全景を眺めながら

のんびり散策することができます。

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ここでお気づきになった方もいらっしゃると思いますが、

現在(~1月31日まで)、千鳥ヶ淵では水質改善目的のために

一時的に水を抜く「かいぼり」という作業を行っています。

そのため、場所によっては濠底が露出していたり、

水面が低くなっているところがあります。

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土手を降りると、斜面に木を組んだ柵があるのが目に入ります。

こちらは「粗朶柵(そださく)」というもので、

土手の土砂が流出するのを防ぐために設置されたものです。

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そのまま千鳥ヶ淵をぐるっと囲むように進むと、

左手には千鳥ヶ淵戦没者墓苑

さらにまっすぐ進むと、左手に見えるのが

2009年にリニューアルされたインド大使館

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突き当りの靖国通りを右手に曲がると、北の丸公園の入口、

そしてその向こうには3つ目の重要文化財田安門が見えてきます。

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田安門は、現存する江戸城建築遺構の中では最古のものです。

江戸城の門の特徴として、第一の門と第二の門の間の枡形の広場に

敵を閉じ込め、一網打尽にする「枡形門(ますがたもん)」であることが挙げられます。

田安門も、高麗門と渡櫓(わたりやぐら)門の2つの門からなっています。

ここから地下鉄九段下駅はもう目の前です。

 

3つの重要文化財を巡る、北の丸公園と千鳥ヶ淵周辺の散策は

いかがでしたか。

千代田図書館では、地域資料コーナー

(9階セカンドオフィスゾーン、赤い棚「5 地域資料」)に、

江戸城に関する資料も多数取り揃えております(館内閲覧専用)。

ご興味がありましたら、ぜひお手に取ってご覧ください。

Posted at:10:40

森岡書店で舘野鴻さんの原画展開催中!

2015年、中央区銀座にオープンし、

「一冊の本を売る本屋」のコンセプトが話題を集める森岡書店

絵本作家 舘野鴻さんの『つちはんみょう』の販売と

原画展を開催中です。

(昨年舘野さんが講師を務めた「夏のわくわく課外授業」のようすはコチラ

 

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そのコンセプトの通り、一冊の本だけを

1~2週間ごとに入れ替え、販売している森岡書店。

“一冊だけの本屋”だからこそ、そこで生まれる

本との出会い、作者との出会いを深く楽しんでほしい、という

お店の方の願いが込められています。

 

今回もお店で販売している本は、昨年出版された

『つちはんみょう』(偕成社)1冊のみ。

 

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店内には『つちはんみょう』の原画1点(非売品)のほか

今回のために舘野さんが描きおろした昆虫の絵画8点も

展示・販売されています。

 

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一冊の本の世界に思う存分ひたれる居心地のいい空間は、

本の作り手と読み手の距離をぐっと近づけてくれます。

確かにこのような体験は、品ぞろえの多い普通の本屋さんでは

なかなかできないかもしれません。

展示初日のこの日も、舘野さんや森岡書店の方と

じっくりお話ししていかれる方が多く来店していました。

 

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展示会期中にはイベントも企画されています。

1月21日(土曜日)には、昨年の千代田図書館の座談会でも

息の合った掛け合いで場を盛り上げてくださった、

絵本編集者の澤田精一さんを迎えてのトークショー。

 

また1月28日(土曜日)には、舘野さんが昆虫の絵を描きあげる過程を

始めから終わりまでお客さんが「観察」でき、出来あがった絵を

オークションにかける、というイベントが開催されます。

 

今回は中央区の森岡書店と、舘野鴻さんの展示をご紹介しました。

図書館の帰りに、ちょっと足をのばしてみてはいかがでしょうか?

 

「舘野鴻 画展」

【会 期】 開催中~1月29日(日)

【会 場】 森岡書店

【場 所】 中央区銀座1-28-15 鈴木ビル1階

【時 間】 午後1時~8時

【定休日】 月曜日

 

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会期中のイベント

「日本工房があったころ––––熊田五郎と光吉夏弥の邂逅」

【日にち】 1月21日(土曜日)

【時 間】 午後7時(午後6時半開場)

【出 演】 澤田精一さん(編集者)、舘野鴻さん

【会 場】 森岡書店B1(同住所、鈴木ビル地下1階)

【参加費】 2,000円(ドリンク付)

 

「舘野鴻作画観察会」

【日にち】 1月28日(土曜日)

【時 間】 午後7時(午後6時半開場)

【参加費】 1,500円

 

イベントはいずれも要予約、先着順

お申し込みはコチラから

Posted at:15:00

麴町学園女子中学校での出張講座「ブックトーク講座」

先日、千代田区内の麴町学園女子中学校、千代田図書館の司書が

1年生のみなさん「ブックトーク講座」を行いました!

 

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麴町学園女子中学校では、1年生のみなさんが

“ブックトークを通じて自分の意見を人に伝えること”を目標に

「こうじまちBook Talk」として、授業でブックトークに取り組みます。

今回は事前授業として、ブックトークに親しみ

その作り方や本の調べ方、本番への心がまえを知るための講座を行いました。

 

あるテーマに沿って数冊の本を順序よく紹介し、

聞き手と新しい本との出会いを作るブックトーク

講座に参加した60名のみなさんの中には、

あまりなじみがない、聞いたことがないという生徒もたくさんいました。

 

それなら、まずは体験から!

さっそく、司書のブックトークをみなさんに聞いていただきました。

 

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今回は「時間のふしぎ」というテーマで

『モモ』(ミヒャエル・エンデ/文・絵、岩波書店)

『絵とき ゾウの時間とネズミの時間』(本川達雄/文、福音館書店)

の2冊を紹介しました。

 

「好きな本を紹介することで、友達にも“おもしろそう!”

“読んでみたい!”と思ってもらうことが一番の目的です」と司書。

生徒のみなさんは2冊のブックトークを作り、発表するという課題に取り組みます。

この講座の時点では「好きな本」「みんなにも読んでほしい本」として

1冊目の本を選んだところ。

2冊目の本をどう探すか、司書が今回のブックトークの作り方を

お話しすることで、みなさんとその過程を確認していきます。

 

司書は、1冊目の『モモ』を読んで感じたこと、印象に残ったことを

書き出していくキーワードマップを作りました。

連想ゲームのように思いつく言葉を並べて、2冊目の本選びに

つながりそうなキーワードを探します。

 

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今回、マップから見つけたキーワードは「時間」。

キーワードが決まっても、それに合う本がうまく見つからなかったら?

そんなときに役立つのが図書館です。

「“本を探すための本”があるのを知ってる?」と、中高生向けの読書ガイド

紹介し、巻末のキーワード索引から本を探す方法を教えると

「知らなかった!」「おもしろそう!」とみなさんの反応が。

 

その他にも、図書館のブックリスト検索機の利用、

もちろん図書館で頼りにしてほしい司書の読書相談などをご紹介。

このように、2冊目に『絵とき ゾウの時間とネズミの時間』を

選んだ過程を紹介しました。

 

2冊の本が決まったらいよいよブックトークづくり。

トークの中で、2冊のつながりをうまく説明することが一番難しく、

また一番おもしろいところになりそうです。

トークを作るときの心がまえに加え、みんなに向かって発表するときの

声の大きさや話す速度、姿勢についてもお話ししました。

 

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「ブックトークの主役は“本”です。完璧じゃなくても、

 自分の言葉で本のいいところを伝えられるよう、

 自分らしいブックトークを作ってみてください」

 

講座に参加してくださった麴町学園女子中学校のみなさん、

おつかれさまでした!今後の授業も楽しみですね♪

Posted at:11:20

冬休みに学校図書館もリフレッシュ!千代田小学校の蔵書点検

先日、学校支援担当司書が千代田区立千代田小学校で

学校図書館の蔵書点検を行いました。

 

蔵書点検とは、図書館の本が決められた棚にあるか、

迷子になっている本や、なくなった本はないかを点検する

図書館には欠かせない作業です。

学校図書館が神田まちかど図書館の中にある千代田小学校

同じく昌平まちかど図書館の中にある昌平小学校では

年に一度、冬休みの時期に学校支援担当司書が中心となって

蔵書点検を行っています。

 

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年が明け、まだ学校がお休みのこの日。

およそ9,100冊の本を所蔵している千代田小学校の学校図書館

司書5人で点検しました。

 

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まずはハンディターミナルを手に、この日図書館にある

本全てを1冊ずつ棚から引き出して、

本の表紙や裏表紙についているバーコードを読み取っていきます。

 

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本を引き出す時に、本と棚の間にたまったホコリを取り除くのも忘れずに!

また、千代田小学校の学校図書館では、神田まちかど図書館の本が

間違って本棚に入ってしまうこともあります。

今回は、バーコードを読み取る作業の中で3冊見つけることができました。(写真右)

 

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学校図書館にあるすべての本のバーコードを読み取り終わったら

今度は千代田図書館に戻り、図書館の本を管理する情報システムに

ハンディターミナルのデータを読み込ませていきます。

こうして、あるべき場所に戻されていない本や

行方が分からなくなった本のリストを作り、後日学校図書館で

そのリストと照らし合わせながら、あらためて本の捜索をします。

 

図書館で、読みたい時に読みたい本がきちんと見つかるという

「あたりまえ」をしっかり守り、図書館をリフレッシュさせる

一年に一度の蔵書点検

新学期にみなさんが学校図書館を快適に利用できるようにするために

お休みの期間には、こんな作業が行われています。

今回は、千代田小学校の学校図書館蔵書点検のようすをご紹介しました!

Posted at:13:40

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