ご存じですか?文字を声で届ける〈音声CD〉

千代田区立図書館では、文字を読むのが困難な方にも快適に図書を利用していただけるようさまざまなサービスを提供しています。

たとえば館内には、拡大読書器等の読書をサポートする機器や道具を設置しています。また、図書館ホームページには音声読み上げ機能があり、ページ上部中央の音声読み上げアイコンをクリックすると、ページに書かれている文章を機械音声が読み上げます。

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そういった読書をサポートするもののひとつに、音声CDというものがあります。

千代田図書館と四番町図書館では、ちよだボランティアセンターが作成している音声CD『広報千代田』『区議会だより』『声のおたより「ゆりかご」』を利用することができます。

『声のおたより「ゆりかご」』は、季節の話題や短編小説の朗読などが収録されていて、ラジオを聴いているような感覚で楽しめます。

 

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CDは、千代田図書館では9階第二展示ウォール付近29番棚にあります。

 

先日、千代田図書館の障害者サービス担当司書と一緒にちよだボランティアセンターに行き、音声CD製作を手がける朗読ボランティアの方にお話を聞くことができました。

今回は、そこでうかがったCD作成のお話を中心にご紹介します。

 

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ちよだボランティアセンターは千代田図書館のすぐ近く、かがやきプラザの4階にあります。

音声CDを作成しているのは、朗読研究会ちどり朗読グループさつきの2つの団体です。

 

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まず、作成時に心がけていることを聞いてみました。

『広報千代田』『区議会だより』の場合は、「書いてあるものは、すべて読む」のを大事にしているとのこと。

紙面の情報量が多い場合は内容がわかる範囲に要約してしまえばよい、という意見もあるけれど、何が必要なのかを決めるのはその情報を受け取る人。だから、自分たちで判断することはせずに紙面に載っていることを全て読み上げるそうです。また写真やイラストはどうするのかというと、「○○をしている人の写真です」というように情景を言葉で説明する場合が多いとのことです。

 

一方、『声のおたより「ゆりかご」』は、「自分が楽しめるものを作る」ようにしているそうです。

「自分が読書するときと同じように、“これはおもしろいな”“今回のはイマイチだな”って、いろいろな感想を持ってもらえるとうれしい」「家族からの厳しい(?)コメントも作成の励みになっている」と笑顔で語る姿からも、CDを楽しんで作っていることが伝わってきました。

 

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朗読ボランティアを始めるきっかけは人によってさまざまですが、今回お話をうかがったおふたりとも、朗読講習会に参加したときに誘われて始めたそうです。活動は、もう10年以上にもなるとのことで、

「自分が楽しくないと、ボランティアは続けられない」

とおっしゃっていました。

また、「読んであげてるんじゃない、読ませていただいてる」とも。

最後に「自分たちはプロではないけれど、少しでもよいものを届けたいという想いでCDの作成にあたっている」と語ってくれました。

 

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ボランティアセンターの皆さん、貴重なお話をありがとうございました!

 

音声CDなどのように、じつは知っていると便利!という図書館サービスについて、このちよぴたブログでもお伝えしていきます。そして、必要としている人にサービスが届くよう、図書館としてこれからも考えていきたいと思います。

 

 

 

 

Posted at:10:00