麴町学園女子中学校での出張講座「ブックトーク講座」

先日、千代田区内の麴町学園女子中学校、千代田図書館の司書が

1年生のみなさん「ブックトーク講座」を行いました!

 

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麴町学園女子中学校では、1年生のみなさんが

“ブックトークを通じて自分の意見を人に伝えること”を目標に

「こうじまちBook Talk」として、授業でブックトークに取り組みます。

今回は事前授業として、ブックトークに親しみ

その作り方や本の調べ方、本番への心がまえを知るための講座を行いました。

 

あるテーマに沿って数冊の本を順序よく紹介し、

聞き手と新しい本との出会いを作るブックトーク

講座に参加した60名のみなさんの中には、

あまりなじみがない、聞いたことがないという生徒もたくさんいました。

 

それなら、まずは体験から!

さっそく、司書のブックトークをみなさんに聞いていただきました。

 

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今回は「時間のふしぎ」というテーマで

『モモ』(ミヒャエル・エンデ/文・絵、岩波書店)

『絵とき ゾウの時間とネズミの時間』(本川達雄/文、福音館書店)

の2冊を紹介しました。

 

「好きな本を紹介することで、友達にも“おもしろそう!”

“読んでみたい!”と思ってもらうことが一番の目的です」と司書。

生徒のみなさんは2冊のブックトークを作り、発表するという課題に取り組みます。

この講座の時点では「好きな本」「みんなにも読んでほしい本」として

1冊目の本を選んだところ。

2冊目の本をどう探すか、司書が今回のブックトークの作り方を

お話しすることで、みなさんとその過程を確認していきます。

 

司書は、1冊目の『モモ』を読んで感じたこと、印象に残ったことを

書き出していくキーワードマップを作りました。

連想ゲームのように思いつく言葉を並べて、2冊目の本選びに

つながりそうなキーワードを探します。

 

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今回、マップから見つけたキーワードは「時間」。

キーワードが決まっても、それに合う本がうまく見つからなかったら?

そんなときに役立つのが図書館です。

「“本を探すための本”があるのを知ってる?」と、中高生向けの読書ガイド

紹介し、巻末のキーワード索引から本を探す方法を教えると

「知らなかった!」「おもしろそう!」とみなさんの反応が。

 

その他にも、図書館のブックリスト検索機の利用、

もちろん図書館で頼りにしてほしい司書の読書相談などをご紹介。

このように、2冊目に『絵とき ゾウの時間とネズミの時間』を

選んだ過程を紹介しました。

 

2冊の本が決まったらいよいよブックトークづくり。

トークの中で、2冊のつながりをうまく説明することが一番難しく、

また一番おもしろいところになりそうです。

トークを作るときの心がまえに加え、みんなに向かって発表するときの

声の大きさや話す速度、姿勢についてもお話ししました。

 

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「ブックトークの主役は“本”です。完璧じゃなくても、

 自分の言葉で本のいいところを伝えられるよう、

 自分らしいブックトークを作ってみてください」

 

講座に参加してくださった麴町学園女子中学校のみなさん、

おつかれさまでした!今後の授業も楽しみですね♪

Posted at:11:20

冬休みに学校図書館もリフレッシュ!千代田小学校の蔵書点検

先日、学校支援担当司書が千代田区立千代田小学校で

学校図書館の蔵書点検を行いました。

 

蔵書点検とは、図書館の本が決められた棚にあるか、

迷子になっている本や、なくなった本はないかを点検する

図書館には欠かせない作業です。

学校図書館が神田まちかど図書館の中にある千代田小学校

同じく昌平まちかど図書館の中にある昌平小学校では

年に一度、冬休みの時期に学校支援担当司書が中心となって

蔵書点検を行っています。

 

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年が明け、まだ学校がお休みのこの日。

およそ9,100冊の本を所蔵している千代田小学校の学校図書館

司書5人で点検しました。

 

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まずはハンディターミナルを手に、この日図書館にある

本全てを1冊ずつ棚から引き出して、

本の表紙や裏表紙についているバーコードを読み取っていきます。

 

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本を引き出す時に、本と棚の間にたまったホコリを取り除くのも忘れずに!

また、千代田小学校の学校図書館では、神田まちかど図書館の本が

間違って本棚に入ってしまうこともあります。

今回は、バーコードを読み取る作業の中で3冊見つけることができました。(写真右)

 

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学校図書館にあるすべての本のバーコードを読み取り終わったら

今度は千代田図書館に戻り、図書館の本を管理する情報システムに

ハンディターミナルのデータを読み込ませていきます。

こうして、あるべき場所に戻されていない本や

行方が分からなくなった本のリストを作り、後日学校図書館で

そのリストと照らし合わせながら、あらためて本の捜索をします。

 

図書館で、読みたい時に読みたい本がきちんと見つかるという

「あたりまえ」をしっかり守り、図書館をリフレッシュさせる

一年に一度の蔵書点検

新学期にみなさんが学校図書館を快適に利用できるようにするために

お休みの期間には、こんな作業が行われています。

今回は、千代田小学校の学校図書館蔵書点検のようすをご紹介しました!

Posted at:13:40

実習生が体験!千代田図書館の赤ちゃん向けおはなし会

千代田図書館に、今年も、区内にある大学からの

実習生が来てくれています!

今年は法政大学専修大学共立女子大学の3校から合わせて4

10日間の実習期間で、図書館にまつわる様々な仕事を体験中です♪

 

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この日は、毎月第2木曜日に行っている赤ちゃん向けおはなし会

千代田図書館10階の子ども室に、

赤ちゃんとそのママ、パパ、おばあちゃんなど19組が参加してくれました!

 

今回のおはなし会では、実習生4名が

1人1冊ずつ絵本の読み聞かせにチャレンジ!

司書のレクチャー、前日の練習を経ておはなし会にのぞみました。

 

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読んだのはこちらの4冊。(読んだ順番に)

『もう おきるかな?』(まつのまさこ/文、やぶうちまさゆき/絵、福音館書店)

『ででこい でてこい』(はやしあきこ/作、福音館書店)

『くだもの』(平山和子/作、福音館書店)

『よういどん』(わたなべしげお/文、おおともやすお/絵、福音館書店)

それぞれ、赤ちゃんにも伝わるよう

やさしく、明るく読もうと取り組む姿が印象的でした。

 

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おはなし会では、このほかにも、司書が楽しいわらべうた

ハンカチを使ってできる手あそびなどを紹介して、

みなさんと楽しく過ごしました。

ご参加の保護者のみなさん、おうちでもやってみてくださいね♪

 

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千代田図書館のおはなし会は、毎月第2木曜日の午前11時から

0才~3才くらいの乳幼児と、その保護者を対象に行っています。

次回は10月13日(木曜日)です。

予約不要、どなたでも参加できますので

赤ちゃんと、ぜひご参加ください♪

 

おはなし会の体験はいかがでしたか?

実習生のみなさんに感想を聞いてみました!

「普段なかなか赤ちゃんと接することがなく、赤ちゃんのエネルギーを

 感じました。読んでいる絵本をじっと見つめてくれました」

「ゆっくり読む、ゆっくりページをめくるよう意識したつもりだったけど

 やっぱり緊張してしまいました。読みながら全体を見渡すことの

 難しさがわかりました」

「絵本を持つ高さや向きを、もっと工夫すればよかったかも。

 次の機会があれば、今日のことを活かしたいです」

…などなど、いい経験になったようす。

絵本を読んであげる、という一見シンプルなコミュニケーションにも

難しさや奥深さが隠れていることを実感してもらうことができました。

 

慣れない経験にも、ひたむきに取り組む姿勢が

今日の参加者のみなさんにも、十分に伝わったのではないでしょうか。

みなさん、おつかれさまでした!

 

実習生のみなさんには、今回のおはなし会のほか、

図書館のカウンター業務資料の登録

返却された本を図書館の書棚に戻す実習、

資料の選定障害者サービスなどについての研修など

図書館に欠かせない多くの仕事を、日々体験して知ってもらっています。

実習生のみなさん、この先の実習もがんばってくださいね!

Posted at:14:20

千代田図書館の法人向け出張サービス、ビジネス書展示

千代田図書館では、法人向け出張サービスとして

ビジネス書の出張展示を行っています。

オフィスの空きスペースに、千代田図書館が所蔵するビジネス書を展示し

「ふだんは忙しくて、図書館になかなか足を運べない」という社員の方々にも

気軽に読書を楽しんでいただける取り組みです。

 

千代田区内はもちろん、近隣区の企業からのご相談にもお応えし

ご好評をいただいている出張サービス。

今回の「ちよぴたブログ」では、千代田区内の企業

株式会社グローバルキッズで2月15日から開始した

「ビジネス書大賞2015展」の出張展示のようすをご紹介します。

 

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株式会社グローバルキッズは東京都内や横浜市で

認可・認証保育所や学童クラブを運営する企業で、

本社オフィスの2階には保育スタッフ養成のアカデミーも併設しています。

 

今回は、1階事務所と2階アカデミー入口の2会場にわけて、

ビジネス書126を展示しました。

 

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オフィス内に本を設営する千代田図書館スタッフ。

展示している126冊のうち、「ビジネス書大賞2015」の受賞作と

一次審査ノミネート作の計100冊には、

一冊ずつにおすすめコメントのPOPが付けられています。

 

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このうち8冊は、社長さんや保育事業部の部長さんを始めとした

社内でも読書好きというグローバルキッズ社員の方々による

おすすめコメントつき!

オレンジ色のPOPでご紹介しています。(画像を一部加工しています)

 

展示のビジネス書は、最新の世界経済、企業経営を論じる硬派な本から

手に取りやすく、やわらかいテーマの本までさまざま。

書評家や書店員、図書館ユーザーが選んだ

「ビジネス書大賞」ならではの幅広い取り揃えで、

読書を楽しみながらビジネスのヒントを見つけられそうですね!

 

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「うちのオフィスでもやってみたい」

「社内図書館の活用に役立てたい」という法人の皆さま、

まずは千代田図書館へお問い合わせください!

詳しくは→コチラをご覧ください。

Posted at:10:20

区内大学からの図書館実習生に密着レポート!

千代田図書館では、8月31日から2週間にわたり、

区内にある共立女子大学専修大学明治大学の3校から

各1名の図書館実習生を受け入れました。

 

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こちら(写真上)は実習2日目、貸出・返却のカウンター業務体験のようす。

資料の整理、配架にレファレンスカウンターでの対応など

さまざまな図書館内の業務だけでなく、区立小学校への読書支援

区内企業へのビジネス書出張展示にも同行するなど

千代田図書館ならではの、幅広い仕事を体験していただきました。

 

実習の最終日には閉架書庫での実習も。

ここには図書館の本棚に並びきれない資料が

保存されているだけではなく、古書販売目録コレクションや

内務省委託本、一橋・駿河台図書館業務資料といった

千代田図書館ならではの貴重な資料があります。

 

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実習生が手にしている古書販売目録は、古書店の販売カタログ。

おもに明治から昭和にかけて、どのような古書がいくらで取引されていたか

当時の古書販売の動向を知ることができます。

 

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今秋からの展示を待つ、一橋・駿河台図書館業務資料

大正時代の図書館業務日誌など、まだ研究中の資料を

展示での公開より一足早く見ることができました!

 

そしてこの日、実習の総まとめとして

今まで体験した図書館の仕事を振り返りながら

公共図書館の持つ機能や役割について、司書によるレクチャーを受けました。

 

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公共図書館の持つ、大きな役割のひとつが児童サービス

実習生の皆さんには、期間中に赤ちゃん向けおはなし会の見学もしていただきました。

赤ちゃんの発達に合わせて絵本を選ぶのに重要なことは?

実際に本を手に取りながら、司書の目線での絵本選びについてお話ししました。

 

おはなし会の他にも、千代田図書館では月に一度

千代田保健所に出張して、赤ちゃんを持つお母さんへの読書支援

「ブックスタート」も行っています。

(詳しくは→コチラの記事をご覧ください)

 

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図書館の運営に欠かせない本の購入、選書についてもお話しします。

利用者の要求(ニーズ)に合った本か?

図書館の資料収集方針に合った本か?

地域の公共図書館として適した本か?

様々な条件に、司書の知識や経験もあわせて

本の価値を見極めながら選書をしていることを知っていただきました。

 

実習中、館内の様々な仕事をひたむきに行う姿が印象的だった実習生の皆さん。

仕事を知って、体験することで、

図書館をより身近に感じていただけたのではないでしょうか?

 

これからも、千代田図書館はもちろん、地域の図書館や大学図書館など

さまざまな場面で図書館を活用してくださいね。

実習生の皆さん、おつかれさまでした!

Posted at:14:40

小学校での「出張ビブリオバトル講座」を行いました!

区内の小・中学校、高等学校の先生方を対象に今年度から開始した

千代田区読書振興センターの「出張ビブリオバトル講座」

千代田区立和泉小学校で行いました。

 

この日は夏休み中の研修として、校長先生、副校長先生を含む

全ての先生、計17名にご参加いただきました!

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子どもから大人まで、だれでも参加できる

本の紹介コミュニケーションゲームとして

図書館や書店だけでなく、近年学校でも話題になっているビブリオバトル。

児童・生徒の読書活動に取り入れる学校も増えてきています。

 

ルールの説明を終えたら、さっそく実践。

この日は紹介したい本を1人1冊用意してきていただきました。

4つのグループに分かれて、先生同士のビブリオバトルが始まります!

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ひとつのタイマーに合わせて、本のプレゼンを5分、

本についてのディスカッション・質疑応答を2分…と

同時に4つのゲームが進んでいきました。

 

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大人向けや子ども向けの小説、実用書にビジネス書…と

さまざまなジャンルの本が紹介されていきます。

 

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和気あいあいと全員の本の紹介が終了。

1人1票で投票を行って、それぞれのグループの

チャンプ本が決定しました。

 

その後はビブリオバトルの成立背景やゲームのもたらす効果を

千代田図書館での実践例も交えながら紹介しました。

学校での開催の秘訣は

「準備や練習よりも、楽しむことが大事。

 とりあえずやってみよう!の精神で、

 なにより先生が楽しんで開催してください」と講師。

子ども同士はもちろん、先生方でビブリオバトルを開催して、

児童に投票してもらうというのも盛り上がりそうですね!

 

講座が終わった後も、他のグループで紹介された本を見て

「私もその本好きです!」「この本を○○さんが紹介するのは意外!」

など、先生同士で話し合う姿が印象的でした。

 

学校に限らず、毎日一緒に仕事をしていても

お互いが好きな本についてゆっくり話す、ということは

なかなかありませんよね。

本の紹介を通して、お互いの新たな一面を知ることができるというのが

ビブリオバトルの魅力のひとつです。

 

ご参加いただいた先生からは

「本を紹介するのが楽しく、新鮮な体験だった」

「学校でのコミュニケーションツールとしてとても盛り上がりそう」

「工夫しながら、学校でも取り入れみたい」

というお声をいただきました。

読書に親しむ活動として、自分の考えを相手に伝える練習として

学校でも、ぜひ開催していただければと思います♪

 

ご参加いただいた和泉小学校の先生方、おつかれさまでした!

千代田区読書振興センターでは、今後もさまざまな形で

区内の学校との連携を深める活動を行っていきます。

Posted at:17:20

番町小学校で「出張読み聞かせ講座」

 

今年度から、千代田区読書振興センターが区内の学校からの

要請に応じて開催している「出張読み聞かせ講座」

千代田図書館の学校支援担当司書が、区内の学校へ出張して

小学生~高校生の子どもたちに講座を行います。

先月は、千代田区立番町小学校で、5・6年生の図書委員会

出張して「読み聞かせ講座」を行いました!

 

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講座を受けてくれたのは5・6年生からなる

図書委員会の16名の皆さん。

低学年向けの絵本や読み物が集まる図書室「ごろんちょ」

畳に座って、リラックスした雰囲気で講座が始まりました。

 

「まずは、絵本を読み聞かせするときの

悪いお手本を見せるね。どこがよくないかな?」

司書が読んで見せます。

「読む声が小さくて聞こえないよ~!」

「絵本をまっすぐ持たないと見えづらい」

…と、みんなから声があがります。

 

本の持ち方、ページのめくり方や声の大きさ、体の向き…。

「読み聞かせのコツ」は、自分で本を読むときとどう違うかな?

司書が実際にやって見せて教えていきます。

 

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左が「悪いめくり方」、右が「いいめくり方」

聞いている相手のことを考えてあげるのが大切なんですね。

 

読み方のほかに、本の選び方の話も。

「絵が細かい本は、自分で読むのは楽しいけど

読んであげるのには難しいかもね…。

本の大きさや、文字の多さにも注目してみて。

それから、一番大事なのは“自分の好きな本”を選ぶこと!」

 

5・6年生の図書委員会では、低学年の児童に

絵本を読み聞かせすることを計画しています。

どんな本を読んであげたらいいかな?

自分たちで読み聞かせの練習に使う本を選びます。

 

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先生や司書にも相談しながら1人1冊絵本を選んだら、

グループに分かれて読み聞かせの練習スタート!

 

ベルが鳴るまでの間、さっき聞いたコツを意識しながら

友達に読み聞かせをしてみます。

練習タイムが始まると、読む子も聞く子もみんな真剣!

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グループの全員が読み聞かせの練習をしたところで

今回の講座は終了です。

 

参加した児童の皆さんからは

「みんなで読みあうのははじめてでおもしろかった」

「相手のことを考えないといけないのがむずかしかったけど、

練習してうまくなりたい」

という声が聞かれました!

 

「読んであげる」という、子どもたちにとっては新鮮な体験を通して

ますます本に親しむことができる読み聞かせ講座。

千代田図書館では、学校に出張してのさまざまな講座に

今後も取り組んでいきます!

Posted at:13:40

富士見小学校で、図書館ボランティアオリエンテーションを行いました!

 

千代田図書館では、区内の小中学校や幼稚園などの教育施設を

司書が訪問し、読書支援活動を行っています。

5月15日、支援先のひとつである千代田区立富士見小学校

図書館ボランティアオリエンテーションを行いました。

 

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保護者や地元の有志の方で構成されている

富士見小学校の図書館ボランティア。

この日の参加者は12名で、もう何年もボランティアを

務めているという方も、今年が初めてという方もいました。

 

主な仕事は図書館の本の整理や手入れ

貸出・返却のカウンター業務などですが、

1~6年生の児童に読み聞かせをしてくださる

ボランティアの方もいます。

 

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富士見小学校の図書館は、明るく開放的なスペースで

子どもたちがじっくりと読書をすることができます。

休み時間には多くの児童が図書館へやってくる姿も見られました♪

田邉恵三氏の寄贈からなる田邉文庫

千代田区の学童クラブ・富士見わんぱくひろばの本

所蔵しているのが特徴です。

 

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本を整理するラベルの説明や、本のクリーニングの実演も。

 

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よく貸し出される人気の本はページが取れたり、破れたりすることも…。

そんなときは「ほんのびょういん」の出番です。

「ご家庭で、借りている本が壊れてしまった!というときも、慌てないで

 まず地域や学校の図書館へ。専用のテープで直せば本も長持ちするんですよ」

と司書。

 

オリエンテーションの後半では、2組に分かれ

図書館カウンターの使い方のレクチャーと、

読み聞かせ講座を行いました。

読み聞かせを担当する方には、本の読み方や持ち方といった

コツだけでなく、絵本の選び方についてもお話ししました。

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オリエンテーションの始めに校長先生がおっしゃった

「みんなで作って、みんなで使っていける学校図書館にしましょう」

という言葉通り、保護者や地域の方に見守られながら

みんなに愛されている富士見小学校の図書館でした。

ご参加いただいたみなさま、おつかれさまでした!

 

「ちよぴたブログ」では、今後も

図書館と地域が連携して行っている読書の取り組みを

ご紹介していきます♪

Posted at:14:40

神田一橋中学校生の職場訪問

 

千代田区立神田一橋中学校1年生の生徒4名が

千代田図書館へ職場訪問に来てくれました!

 

まずは図書館コンシェルジュがガイドツアーを行い

千代田図書館の特徴や取り組み、設備をご紹介。

 

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本を貸出・返却したり、資料の整理をする司書と違い

館内の利用案内千代田区の街案内をする

コンシェルジュの役割について知ってもらいました。

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次に千代田図書館の司書が皆さんの質問にお答えします。

 

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司書の仕事や、千代田図書館について知りたいことを

事前に用意して来てくれた皆さん。

「司書の方々が仕事をするときに心がけていることは?」

「学生に人気の本はどのような本?」などにお答えしていきます。

その中に、「図書館のバリアフリー」についての質問がありました。

 

「バリアフリーと聞いてみんなが思いうかべるのは?」と司書。

「床の点字ブロック」「階段の手すり」…と声があがりました。

 

「そうですね。そういう施設のハード面ももちろんですが、

 図書館ならではのバリアフリーをお見せしますね」

と机に広げたのは、様々な手触りの布で絵が描かれた絵本。

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視力に障がいがある方でも、色々な手触りで絵を楽しむことができます。

 

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これは印刷された字(墨字)と点字が一緒のページに書かれた本。

「この本なら、目の不自由なお母さんが

 子どもに読み聞かせてあげることもできるんですよ」と司書。

 

他にも、大きな字で印刷された大活字本

本を音声化したDAISY(デイジー)図書

文章を読んで理解することが困難な方のために

写真や記号を使って簡単に書かれたLLブックなど

図書館には様々なバリアフリー資料が所蔵されています。

どんな利用者にも図書館を快適に使っていただくことも

図書館が持つ大きな役割のひとつです。

 

「今日はみんなに、図書館の司書の仕事について知ってもらいました。

 “困ったら図書館へ”という言葉があります。

 本を借りて読むだけではなく、知りたいことがあるときに

 どうやって調べるか、どんな本を読んだらいいか、

 ぜひ司書にたくさん相談して、図書館をどんどん使ってくださいね」

との話を聞いて、この日の職場訪問は終了しました。

 

神田一橋中学校の皆さん、おつかれさまでした!

中学校の校舎からも近い千代田図書館を

これからもぜひ利用してくださいね♪:

Posted at:15:20

ふじみこども園の親子おはなし会を開催しました!

 

1月10日、ふじみこども園に通う子どもたちと家族を対象に

「親子のためのおはなし会 in ちよだとしょかん」を行いました。

 

今日はいつものこども園をとび出して、千代田図書館の子ども室で

ママやパパ、きょうだいと一緒に学校支援司書のおはなしを聞きます。

 

1月らしく、「もちっこやいて」の手あそびでスタート!

続いての素ばなしにも、おいしそうなお餅が出てきますよ。

素ばなし『あちち、ぽんぽん、ふうふう』

(『笠地蔵』より 小澤俊夫/監修 小峰書店)

 

次は絵本の読み聞かせを2冊。

今年はなに年かな?と聞くと、

「ひつじ年!」とすぐに元気な答えが返ってきました♪

 

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『ちいさなひつじ フリスカ』(ロブ・ルイス/作 ほるぷ出版)

『十二支のお節料理』(川端誠/作 BL出版)

 

最後に、ノルウェーの昔ばなし『北風に会いにいった男の子』

(参考:『雨のち晴』東京こども図書館/編纂)

で、おはなし会はおしまいです。

 「このおはなしにも、どこかにひつじが出てくるよ。よーく聞いてみてね」と司書。

 

次に、図書館コンシェルジュ

皆さんに千代田図書館をご案内します。

 

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まずは図書館クイズ

「千代田区で働いている人はどのくらい多いのかな?」

「図書館は何時まで開いていると思う?」

千代田図書館のことを、クイズで分かりやすく説明します。

 

クイズの後は子ども室を出て、館内ツアーに出発!

子どもたちは古地図マットに興味しんしんでした。

みんなのおうちは地図の中に見つかったかな?

 

最後に、千代田Web図書館の「うごく絵本」もご紹介して、ツアーは終了です。

おうちのパソコンで見ることももちろん出来ますし、

千代田図書館や四番町図書館の児童スペースでは

タブレットの貸出も行っていますので、ぜひ利用してみてください。

 

寒い中、元気に図書館へ遊びに来てくれた

ふじみこども園のみなさん、ありがとうございました!

また親子で図書館へ遊びに来てくださいね♪

Posted at:12:00

九段中等教育学校文芸部の皆さんと神保町ツアー!

 

12月19日(金)、千代田区立九段中等教育学校

文芸部の皆さんと神保町ツアーを行いました!

学校の授業を終え、千代田図書館に来てくださったのは

中学1年生~高校2年生までの文芸部員8名と顧問の先生。

 

出発の前に、図書館内でコンシェルジュから

神保町古書店街の歴史や成り立ちについてのレクチャーを行いました。

 

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「神保町の古書店に行ったことのある人は?」

さすが文芸部!半分の部員が手をあげました。

のぞいたことはあっても、専門的な古書店の多い神保町は

学生の皆さんにはまだまだなじみがないのでは?

今日は、中高生の皆さんでも楽しめる神保町をご紹介します♪

 

レクチャーを受け、いよいよ神保町古書店街へ出発!

初めに立ち寄ったお店は@ワンダーです。

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お店の外壁に沿って立ち並ぶ本棚には、100円や300円など

手ごろな値段で買うことのできる古本がぎっしり。

ジャンルも豊富で、さっそく目を輝かせて本に見入る皆さんでした。

 

次は新刊書店をご案内。

絵本・児童書専門店のブックハウス神保町です。

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このお店は、絵本の原画展などが開催されるブックハウスギャラリー

読み聞かせをしてくれる「おはなしくまさん」など

見どころが沢山の本屋さんです。

かわいいキャラクターグッズや文房具もありますよ!

 

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大学生スタッフ千代田図書館コンシェルジュ

古書探しのお手伝いをする本と街の案内所にも立ち寄りました。

 

すっかり日が暮れて、古書店の店先から暖かい光がこぼれる

靖国通りをさらに進みながら、街のトリビアもいくつかお話ししました。

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古書店の黄色い値札に隠された秘密をコンシェルジュに聞いて…

「知らなかった!」とびっくり。

 

3軒目に立ち寄ったお店は大屋書房

店内に積み重なった和本の迫力に圧倒されながらも

ショーウィンドーの『源氏物語』や『解体新書』を見て

「教科書で見た本がお店に並んでる!」

「こういう本って買えるの!?」と興奮気味でした。

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最後はブックカフェ二十世紀で、お茶を飲みながら

「自分なら神保町にどんな古書店をつくる?」

部員みんなで話し合って、今日のまとめにしました。

「バレエや踊りの本を集めた店」「宇宙がテーマの店」

「教科書に載っている名作と現代語訳を並べたい」

「ポスターだけのお店も面白いかも」

…と、素敵なアイデアがたくさん飛びだしました!

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どのお店の本棚にも熱心に視線を注いでいた皆さん。

本が好き!という気持ちが伝わってきました。

ぜひ、これをきっかけに神保町の古書店を

もっともっと楽しんでください♪

 

寒い中元気にご参加いただいた文芸部の皆さん、

立ち寄らせていただいたお店の皆さん、ありがとうございました!

Posted at:18:00

九段小学校「本に出てくる料理」の給食

 

千代田図書館では、区内の小学校や中学校などの教育施設を

書が訪問し、読書支援活動を行っています。

今回はそのひとつ、九段小学校の給食の取り組みをご紹介します!

 

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九段小学校では、今月から月に一度

「本に出てくる料理」が給食に登場します!

読んだことのあるおはなしのメニューを

学校で食べられるなんてとっても楽しそうですね♪

今回は特別に、給食の時間にお邪魔させてもらいました!

 

子どもたちが待ちに待った給食の時間。

この日のメニューは、鮭のムニエル、ボイルアスパラガス、

マッシュポテト、お豆のスープにごはんと牛乳です。

 

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この中のお豆のスープマッシュポテは、

絵本『くまのがっこう』

(あいはらひろゆき/文 あだちなみ/絵 ブロンズ新社)

に出てくる料理で、12匹のくまの子たちが学校で

力を合わせて作るお昼ごはんのメニューです。

 

大豆とたっぷりの野菜が入ったお豆のスープ

しゃきしゃきのレタスを入れて、挿絵に忠実な

きれいな緑色のスープになりました。

見た目だけでなく養バランスも考えられています。

 

月に一度のこのメニューは、学校支援担当司書

栄養士の先生が考えています。

みんなが知っていて、人気のあるおはなしを選ぶだけではなく

栄養が豊富で、季節の食材をとり入れられる献立

話し合って準備し、調理しています。

「子どもたちには、物語の印象を味覚でも楽しんでもらいたいです」

と栄養士の藤浪先生。

 

給食は毎日の「ひとくちメモ」とともに各クラスへ届けられます。

「ひとくちメモ」には献立や食材のクイズが書かれていたり

この日の料理が登場する本の紹介やストーリーも紹介されていました。

「このおはなし知ってる?」「読んでみたい!」と

クラスでも楽しい話題が広がりそうですね♪

 

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また、校舎2階のランチルームの前では

今日の献立とともに本を紹介。

お昼休みには多くの子どもたちが「今日の給食の本」

手に取って見ていました。

 

九段小学校でのこの取り組みは年間を通して続き、

秋の読書週間には特別メニューも考えられているとか。

楽しんで食べながら、物語への興味も生まれる

「本に出てくる料理」の給食をご紹介しました!

 

Posted at:14:00

ふじみこども園の皆さんが千代田図書館へ遊びに来てくれました!

千代田図書館の千代田区読書振興センターでは

区立の小中学校や幼稚園・保育園などの教育関連施設へ

司書を派遣しています。

その派遣先のひとつ、ふじみこども園の皆さんが

千代田図書館へ遊びに来てくれました♪

 

ふじみこども園は、1年に2、5歳児が千代田図書館を訪れて

本に親しみ、図書館の使い方を学んでいます。

今回来てくれたのは、ふぁいと1組・2組の皆さんです。

 

ふじみこども園担当の司書が皆さんをお出迎え。

まずは、子ども室で絵本『あきいろおさんぽ』

(村上康成/作・絵 ひかりのくに)の読み聞かせです。

 

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秋にぴったりの、たのしいお散歩のおはなしです♪

 

今年6月にも千代田図書館で、司書から

本の正しい持ちかた扱いかた本の借りかたを教わった皆さん。

「図書館には、今読んだ絵本以外にも、いろいろな種類の本があるよ」

今日は絵本やおはなしの本以外に、知りたいことを調べる本や

たくさんの言葉が載っている事典、おりがみなどのやり方が載っている本など

図書館にあるいろいろな本の種類について

本を見ながら、司書の話を聞きます。

 

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こんなに大きい、恐竜の大きさがわかる本もありますよ!

 

次に秋らしいおはなしをもう一つ。

がまくんとかえるくんの本『ふたりはいつも』

(アーノルド・ローベル/作・絵 三木卓/訳 文化出版局)

から、「おちば」というおはなしです。

 

最後に、千代田図書館の本から一人一冊ずつ

自分が読みたい本を借りていきます。

 

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本が決まったら、カウンターの司書のところへ。

時間をいっぱいに使って、じっくりと選ぶ子、

すぐに決めて、さっそく借りた本に熱中する子…。

みんなとても楽しそうに、思い思いに本を選んでいました。

 

千代田図書館の後は、本をもって北の丸公園へ行き

どんぐり拾いをして、ふじみこども園へ戻っていったそうです。

絵本やおはなしで聞いたような、ちいさな秋を発見できたかな?

 

ふじみこども園の皆さん、ぜひまた

千代田図書館へ本を借りに来てくださいね♪

 

 

Posted at:09:00

「ブックスタート」をご存じですか?

今日は、千代田図書館が千代田保健所とともに取り組む事業

「ブックスタート」をご紹介します!

 

「ブックスタート」とは、

市区町村自治体が行う0歳児健診などの機会に

「絵本」と「赤ちゃんと絵本を楽しむ体験」をプレゼントする活動です。

NPOブックスタート ホームページより)

 

千代田図書館では、千代田保健所で行っている 3、4ヶ月乳幼児健診 

千代田区内のすべての赤ちゃんとその保護者を対象に

「ブックスタートパック」のプレゼントを実施しています。

 

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↑こちらが「ブックスタートパック」

 図書館のおすすめ絵本や、

 ブックリスト「赤ちゃんと楽しむ絵本ガイド」のほか

 千代田区立図書館の利用案内やおはなし会のお知らせも入っています♪

 

3、4ヶ月乳幼児健診の日は、保健所の一角に

「赤ちゃん絵本コーナー」を設けています。

赤ちゃんと保護者は、健診を待つあいだに

こちらのコーナーで、千代田図書館所蔵の絵本を楽しむことができます。

 

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ここでは、千代田図書館の児童担当の司書たちが

絵本の読み聞かせ手あそびを行ったり、わらべうたを歌って

赤ちゃんと保護者に、絵本を使ったコミュニケーションの大切さを伝えています。

 

まだ言葉のわからない小さな赤ちゃんでも、お母さんや司書の

絵本を読む声や歌声を聞くと、嬉しそうな笑顔を見せてくれます。

保健所での健診の間に、ほっと一息つくとともに

親子で絵本を楽しむきっかけづくりになればと思います♪

 

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気に入った絵本はその場で借りて帰ることができるほか、

千代田区立図書館の貸出券の作成や

司書による絵本選びのアドバイスなども行っています。

健診においでの際は、千代田図書館の司書にお気軽にお声掛けください!

 

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千代田図書館のホームページでも、この取り組みを詳しくご紹介しています。

くわしくはコチラをご覧ください。

 

 

 

Posted at:09:00

昌平幼稚園・保護者会で「読み聞かせ講座」を行いました

千代田図書館の千代田区読書振興センターでは

区立の小中学校や幼稚園・保育園などの教育関連施設へ

司書を派遣しています。

その派遣先のひとつ、昌平幼稚園の保護者会で、司書が講師を務める

幼稚園児のお母さんのための「読み聞かせ講座」が行われました。

 

講座はわらべうたの実演から始まりました。

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かわいい人形や小道具を使いながら、子どもと一緒に

歌ってくださいね、と司書からのアドバイス。

 

「わらべうたを日常生活の中でもとり入れるといいですよ」

たとえば、「ととけっこうよがあけたまめでっぽうおきてきな」と歌う

わらべうた「ととけっこう」は、朝子どもを起こすときに

“まめでっぽう”のところを子どもの名前に変えて歌ってみると

楽しく起きられるとか。

 

つぎに、絵本の読み聞かせの大切さについてのお話です。

 

「一日5分でも、お母さんの声で読み聞かせをしてあげてください」

絵本の読み聞かせは、子どもが物語の世界と出会うきっかけであり、

聞く耳を育て、豊かな想像力を育む“耳からの読書”です。

 

「よく、読むのが得意ではないからと、司書の方にお願いしたいと言われたり

 俳優さんなどが読んでいるCDのほうがいいのでは?とも言われますが

 そんなことはないんです。ぜひ、お母さんの温かい声で読んであげてください」

 

司書としてのアドバイスだけではなく、自身の子育てのエピソードなども

交えながらのお話に、若いお母さん方も興味津々でした。

 

最後に、絵本の読み聞かせの実演をして講座は終了です。

読んだのは、『ラヴ・ユー・フォーエバー』(ロバート・マンチ/作 岩崎書店)。

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幼稚園児のお母さんである出席者の皆さんにとって

ふだん読み聞かせはしていても、人から本を読んでもらうことは

とても珍しい体験だったのではないでしょうか。

大人が読んでも心を動かされる絵本の世界に、

会場に集まった30名以上の皆さんが、ぐっと入り込んでいたのが印象的でした。

 

参加された皆さま、おつかれさまでした!

昌平幼稚園のある昌平童夢館には、昌平まちかど図書館が併設されています。

お子さんと一緒に、図書館で本を選んで

ぜひ読み聞かせの時間を楽しんでください♪

 

 

Posted at:09:00

お茶の水小学校「読書旬間」のおはなし会

千代田図書館の千代田区読書振興センターでは

区立の小中学校や幼稚園・保育園などの教育関連施設へ

司書を派遣しています。

そのひとつ、千代田区立お茶の水小学校では

春・秋・冬の3回、それぞれ10日間の

「読書旬間(どくしょじゅんかん)」を設け

児童の皆さんが本に親しみ、読書活動を充実させるための

取り組みを行っています。

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今回、6月10日~21日の「春の読書旬間」の締めくくりとして行われた

千代田図書館の司書による「おはなし会」にお邪魔しました!

 

この日は1・2年生向けと4~6年生向けの2回のおはなし会が行われました。

2時間目の授業の時間、まずは4~6年のおはなし会です。

「はじめのおはなし」という短い素ばなしの次は

絵本『半日村』斉藤隆介/作 岩崎書店)の読み聞かせです。

大きな山が村の後ろにあるせいで、半日しか陽が当たらない半日村。

村の子・一平は、そんな村のためにある行動を起こします…。

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↑みんなおはなしに聞き入っています。

 

絵本のあとは、長崎弁の歌が楽しい手あそび「でんでらりゅうば」

素ばなし『こすずめのぼうけん』(ルース・エインスワース/作 福音館書店)と続き、

最後は『落語絵本 じゅげむ』川端誠/作 クレヨンハウス)です。

落語でおなじみの長い長い名前を、本に合わせてみんなで言ってみるのですが

文字を見なくても、すらすらと言える子が多くて驚きました!

 

続いて3時間目は1・2年生のおはなし会です。

こちらも「はじめのおはなし」から。

絵本は『ねこのくにのおきゃくさま』(シビル・ウエッタシンハ/作 福音館書店)です。

働き者だけど楽しみのない「ねこのくに」に不思議なお客様がやってきて…。

読んだ後、「このおはなしで、誰がどんなことに挑戦してたかな?」

司書の呼びかけに、元気のいい声がたくさんあがりました。

 

手あそびは「もしもしかめよ」です。

おなじみの歌に合わせて、ちょっと難しい手の動きに挑戦しました。

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続いて、こちらでも素ばなし『こすずめのぼうけん』です。

1・2年生は、マイクを使わないおはなしにも

しっかり耳を傾けて、上手に聞けていました!

 

最後に詩「いろんなおとのあめ」(『へんなかくれんぼ』より 岸田衿子/作 のら書房)。

朗読に合わせて、いろんな雨の音をみんなの声で表現しました。

 

今回のような「おはなし会」のほかに

読書旬間中の給食には、図書室の本にちなんだメニューが出たり、

秋・冬の読書旬間ではお茶の水小学校の前身である

錦華小学校の卒業生・夏目漱石にちなんだ「漱石暗唱コンテスト」が開催されるなど

さまざまな読書への取り組みが行われています。

(「漱石暗唱コンテスト」についての過去の記事はコチラ

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お茶の水小学校の皆さん、ありがとうございました!

今後も、千代田区内の各学校の読書活動について

このブログでご紹介していきます♪

 

 

Posted at:09:00

まちかど図書館へ行ってみよう!~②神田まちかど図書館

千代田区立図書館のなかでも、地域の方々に親しまれている

「まちかど図書館」をご紹介するシリーズの2回目。

今回は、「神田まちかど図書館」をご紹介します!

 

「神田まちかど図書館」は、淡路町のオフィス街の中、

小学校、幼稚園、教育研究所等が集まる複合施設「神田さくら館」

の一階にあります。

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千代田区読書振興センターの活動のひとつに、区立の小中学校や幼稚園・保育園などの

教育関連施設への司書派遣がありますが、

この「神田さくら館」内の千代田小学校では、派遣された司書が

定期的に授業支援をしています。

 

今回は1年1組のみなさんの国語の授業にお邪魔させていただきました!

千代田小学校では1年生の国語の授業の時に、

司書による読み聞かせを行っています。

 

今日の授業は手あそび「ぺったらぺったん もちつけもちつけ」

から始まりました。

つぎに、絵本「はなを くんくん」を読みます。

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↓みんなしっかりとお話を聞いています。

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最後はまたみんなでわらべうた「ねずみ ねずみ」を。

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つぎは図書室に場所をうつし、自由読書の時間。

みんな思い思いに好きな本を手に取っています。

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みんなに人気があるのは、日本や外国の絵本ですが、

少し長めの読み物に挑戦している子もいます。

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↓本はまちかど図書館のカウンターで、図書館の本と同じように借ります。

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千代田小学校の図書室は「神田まちかど図書館」の中にあります。

このように図書室を使う授業の時には、まちかど図書館の資料も

垣根なく自由に使うことができます。

今回とても印象的だったのは、1年生のみなさんがとても上手に

本を探していることでした。

読みたい本が見つからない時や、読みたい本がどこにあるかわからない時に、

学校支援やまちかど図書館の司書に相談すればいいということをみんな知っています。

学校の図書室だけでなく街の図書館の使い方を学べるのも、

複合施設内にある小学校ならではですね!

このように1年生からまちかど図書館に親しんでいるので、高学年になるころには

図書館の使い方をすっかりマスターできるそうです。

 

1年1組のみなさん、先生方、ありがとうございました!

 

神田まちかど図書館では、昌平まちかど図書館と同じように、

小学校が使わない時間は一般の方も学校図書室を利用できます。

詳しくはコチラの記事をご覧ください。

 

2回にわたり千代田区のまちかど図書館をご紹介しました♪

身近なまちかど図書館を、ぜひ利用してみてください!

 

神田まちかど図書館

【所在地】  千代田区神田司町2-16

【開館時間】 9:00~20:00

      (12月29日、12月30日 9:00~17:00)

【休館日】  第3日曜日、特別整理期間、

12月31日、1月1日~1月3日

※2013年3月18日(月)~3月22日(金)

大幅なシステムメンテナンスのため休館いたします。

また、神田まちかど図書館は3月17日(日)も休館日です。

 

 

Posted at:09:00

まちかど図書館へ行ってみよう!~①昌平まちかど図書館

千代田区立図書館のなかには、「まちかど図書館」と呼ばれる

地域の方々が気軽に立ち寄れる図書館が2館あります。

「神田まちかど図書館」と「昌平まちかど図書館」、それぞれの

特長や取り組みをご紹介します!

 

まずご紹介するのは「昌平まちかど図書館」

小学校、幼保一体施設、児童館にコミュニティスクール、

そしてまちかど図書館が集まった複合施設

「昌平童夢館」の1階部分にあります。

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図書館の中は窓からの光が差し込むオープンな雰囲気。

来館者がのんびりと利用できる和やかな空間です。

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小説の文庫本や、家庭・生活に関する実用書が充実しているのも

地域に根ざしたまちかど図書館ならではといえるでしょう。

また、この近隣にも私立の幼稚園があることから、

絵本をたくさん借りていくお母さん方の姿もよく見かけられるとか。

 

そして、入り口から入って右にカウンターをぐるりと回りこんだ奥が

昌平小学校の図書室です。

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小学校の休み時間や図書の授業、調べ学習などで

児童が思い思いに読書や調べものをする閲覧席は、

平日の12:20~12:50/16:00~20:00と土日祝日には

一般の利用者も使うことができます。

(カウンターで発行される利用証が必要です)

 

↓学校支援の司書が作成したペーパークラフトがかわいい

「おすすめの本コーナー」

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秋葉原の電気街や、神田明神にもほど近い

昌平まちかど図書館。

お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください♪ 

 

 

昌平まちかど図書館

【所在地】  千代田区外神田3-4-7

【開館時間】 9:00~20:00

       (12月29日、12月30日 9:00~17:00)

【休館日】  第2日曜日、特別整理期間、

              12月31日、1月1日~1月3日

            ※2013年3月18日(月)~3月22日(金)

             大幅なシステムメンテナンスのため休館いたします。

 

 

Posted at:09:00

レポート:子育て・家庭支援者バックアップ研修~実践編~

今日は、千代田図書館の「学校支援担当」司書の活動レポートです。

学校支援担当の司書は、千代田図書館にいる時間はほとんどなく、

区内の幼稚園、小学校、児童館などで活躍しています。

保護者やボランティア、教職員向けの講座・講演依頼に応えて

各施設へ赴くことも多く、活動内容は多岐にわたります。

(活動報告はカテゴリ「まちの読書活動」をご覧ください)

 

先週は、千代田区の子育て・家庭支援者養成講座の一環として

絵本選びと読み聞かせについての研修を担当しました。

昨年に次いで実施した「実践編」の様子をお届けしたいと思います。

 

★千代田区子育て・家庭支援者養成講座 バックアップ研修★

日時 12月20日(火) 区役所内にて 

講師 宮崎亜古(千代田図書館 学校支援担当司書)

 

子どもたちにどんな絵本を選び、どのように楽しむのかを体験し、

支援活動に活かしてもらうこと。絵本に思いをのせて、

子どもたちと一緒にお話の世界を楽しんでもらうこと、が目的です。

まずは昨年の内容を振り返りながら、

なぜ絵本なのか・なぜ読み聞かせなのかという話をしました。

技法や本選びに気をとられすぎると忘れがちになってしまいますが、

とても大切なところです。

 

 

絵本選びのポイント

・筋立てがしっかりしていること

・子どもに理解できる、または受け入れられる内容

・美しく正しい言葉、日本人として知っておいてほしい言葉

なにより読み手にとって好きな本、楽しめる本、

伝えたい内容がこめられていると感じる本を選ぶことがポイントです。

たくさんの絵本がある中で、定番の絵本、ずっと残ってきた絵本には、

やはり選ばれてきた理由があるのでしょうね。

 

また、具体的な成長過程や年齢に合わせた絵本の紹介と、

読み聞かせの実演を行いました。

 

 

 

★おすすめの絵本★

『どうぶつサーカスはじまるよ』西村敏雄/作・絵 福音館書店  

『アンナの赤いオーバー』ハリエット・ジェーフィルト/作 

 アニタ・ローベル/絵 松川真弓/訳 評論社

 

今回は、より多くの絵本を体験していただけるよう、

参加者にも絵本を読んでもらいました。

4~5名で1グループになってもらい、各グループに

小さいお子さん向けの絵本1冊、

年長さん以上向けの絵本1冊の計2冊を割り当てます。

 

 

 

参加者の知っている絵本も、はじめて出会う絵本もあったようです。

絵本の紹介や、講評をはさみながら、

全部で8冊の絵本の世界を共有することができました。

人の声で聞かせてもらうお話は、大人でも温かい気持ちになります。

最後に、伝承のわらべうた・手遊びをいくつか紹介し、

和やかな雰囲気で終了しました。

 

  

 

物語は、生きていくための知恵となり、また、心の支えにもなります。

皆さんがたくさんのすてきなお話と出会えますように。

 

・・・+++★++・・・≪予告≫・・・++★+++・・・

 

千代田区読書振興センター(千代田図書館内)主催で

「読み聞かせスキルアップ講座」(全4回)来年2月~開催予定です。

家庭で読み聞かせをしている保護者の方や、ボランティアの方など

読み聞かせの経験がある方は、どなたでもご参加になれます。

詳細が決まり次第、千代田図書館のホームページ、館内のポスター等で

お知らせしますので、ご興味のある方はぜひチェックして下さい。

Posted at:17:00

和泉小学校:1年生国語「本とともだちになろう」

区立小学校での読書活動の報告が続きますが、

今回は、和泉小学校の国語の授業見学記です。

 

和泉小学校は、秋葉原駅から歩いて約7分、和泉公園の隣にあります。

今川小学校と佐久間小学校が合併して、1993年に開校しました。

 

和泉小学校では「学校全部が図書館構想」という事業を継続中で、

各階の廊下に書棚が並んでいます。

 

今回は、まだあどけなさの残る1年生の授業見学です。

*************************************

日時 12月7日(火)第5校時

先生 1年1組 鎌田有加先生

単元 本と ともだちに なろう

*************************************

 

今日に至るまでの学習の流れは、以下の通り。

 

4月 「おはなし よんで」

 たくさんの読み聞かせで耳から入ってくる言葉の心地よさや

 ストーリー展開の楽しさを味わう。

 

7月 「ほんと なかよし」

 挿絵から話の内容を想像したり、『だいくとおにろく』を読んで、

 話の内容と好きなところを作文帳に書く。

 

★本単元 「本と ともだちに なろう」

 自分で好きな本を選んで発表をする。

 友達の発表を聞いて読書意欲を高められるようにしていく。

 

学習で用いた『ずーっと、ずっと、だいすきだよ』

児童が気に入ったことから、先生は、その著者ハンス・ウィルヘルムの

他の作品3点(※)を用意。児童はその中から好きな本を1点選んで

本の内容と好きなところを発表する、というのが今日の活動内容です。

 

※ハンス・ウィルヘルムの作品※

『ぼくたちまたなかよしさ!』

『タイローンなんかこわくない』

『そんなのずるいよ!タイローン』 (いずれも評論社刊)

 

3人1グループで、1人ずつ発表をします。

どんな内容かを紹介し、感想をのべ、

「好きなところを読みます」と言って、お気に入りのシーンを

読み聞かせ、そしてまとめのコメント、と

とてもしっかりとした流れの発表内容になっていて、

これまでの学習の成果が確かに見受けられました。

 

▲自分が選んだ1冊以外はまだ読んでいないので、

 友達の発表にみんな興味津々! 

 

友達にお気に入りシーンの読み聞かせをするには、

どんな風に本を持てばいいんだろう?

自分が読みやすいように本を持つと

「見えません!」と指摘され、

友達が見やすいようにと本を持つと

「文字が逆になって読むのが難しい!!」

そんなことを体感しながら、みんなで本を囲んでいる

様子はとても楽しそう!

 

▲「ねえ、本を持つの手伝って!」

 

▲好きなところを読むときは、みんな感情たっぷりに

 抑揚をきかせています。

 

3人とも発表をし終えたら、その感想をグループ内で出し合い、

今度は本を交換し合って「本読みの時間」です。

発表の時間とはうって変わり、教室内は静まりかえりました。

小さく声に出して読む子もいれば、盛り上がって手や身体が

動き出す子もいて、それぞれに読みふけっているようでした。

 

▲みんな、本当に夢中になって読んでいます。

 

本読みの時間の後は、今日の学習の振り返りです。

▲元気良く手が挙がります!

 

友達の発表を聞いての感想をのべるときは、

「○○さんが読んだ本『○○』で、どんなところがどうだった」

と主語述語や、理由などがはっきりとしていて

分かりやすいことに、とても感心しました。

また「・・タイローンがアイスを逆さまにしたところが面白くて・・」

などの友達の感想に対して、「僕もそこ好き!」と同意したり

場面を聞いただけでみんなが笑い出したり、と

いかに児童が集中力をもって本を読み、楽しんでいたのかが

よく分かりました。

1年生でも、もう自分の力で、本を楽しむことができるんですね!

 

最近では昔ながらの「読書会」に加えて、

それがインターネット上で行われたり、本の交換会として

行われたり、と様々な広がりをみせているようです。

私自身も、書評を見て本を買って読む、だけではなく

友人にも話すことで共有したり、本の世界を広げたり、

をしてみようかなと思う1日になりました。 

Posted at:18:00

千代田小学校:読書週間スペシャル給食

先日、千代田小学校の図書委員の皆さんに「絵本に出てくる料理が、

給食に出ている」と聞き、今回は給食時間にお邪魔をしてきました。 

この日の献立は、胚芽ごはん、すまし汁、筑前煮、

とらねこふりかけ、くだもの、牛乳。

とらねこふりかけ…!?

 

 

児童に配布される「給食だより」の“栄養士からのひとこと”

によると「絵本『100万回生きたねこ』より、

ねこが好きなツナとたまごを使ったふりかけ風。」

栄養満点の手作りふりかけ!ネコにはちょっと贅沢?

このふりかけだけで、ごはんをおかわりしたくなるほどです。

 

▲「給食だより」裏面には、日ごとに絵本とその紹介文が。

 

これは、千代田小の給食を担当している栄養士の鈴木先生が

千代田小の図書館担当で、千代田図書館・学校支援の司書の

杉田先生に呼びかけて実現した、

給食×絵本のコラボレーション企画読書週間スペシャル

10月末から11月にかけての読書週間にちなみ、千代田小学校での

11月の給食にはなんと毎日絵本にちなんだ料理が登場しました。

 

▲左が栄養士の鈴木先生、右が司書の杉田先生 

 

いつも「今日は何の日」という記念日や学校の行事に合わせた献立を

たてている鈴木先生が、今年は「国民読書年」でもあることから、

秋の読書週間には本にまつわる献立を、と考えられたのがきっかけ。

 

杉田先生が料理の出てくる絵本を探し、鈴木先生が絵本を見ながら

献立をたてる、という共同作業の中で、苦戦したのは魚や豆などの「和食」。

洋食やデザートが登場する絵本や物語はたくさんあるのに、日本の食事や

食べるシーンが登場する絵本が少ないことに、改めて気がついたそうです。

 

和食の献立に活躍した絵本をいくつかご紹介します。

 

『よみがえれ、えりもの森』 

本木洋子・文 高田三郎・絵 新日本出版社

 

⇒「キャベツの昆布味」「なめこととろろ昆布の味噌汁」

 

『はじめてのおるすばん』

しみずみちを・作 山本まつ子・絵 岩崎書店

 

⇒「ときのこの炊き込みごはん」

 

『一つの花』

今西祐行・作 鈴木義治・絵 ポプラ社

⇒「すいとん

 

『一つの花』は4年生が国語の授業でまさに取り組んでいた本。

担任の先生曰く、すいとんは物語には出てこないが、食糧不足の

時代の食を知る、とても良い機会になったとのこと。

 

 

▲4年1組にて。給食の時間はみんな本当に楽しそう♪

 

児童は、給食をきっかけに本を借りたり、自分の好きな絵本の給食を

楽しみにしたり、また家庭では、親子の会話のきっかけになったり、と

児童にも保護者にも、そして先生方にも大変好評だったようです。

 

浅川校長先生に感想をお伺いしたところ、

学校教育では、読書は国語、食育は給食や家庭科、

などと区別して考えてしまうところがありますが

「食」も「読書」も、生活全般に関わること。

皆で同じものを食べるという、小学校ならではの学校給食を通じて

楽しく身近なこととして取り組めたのが、大変良かった。

とおっしゃっていました。

 

「食育」や「読書推進」というとなんだか堅苦しく感じますが、

こんなにも楽しく「本」や「食」に親しむこともできるんですね。

 

 

▲浅川校長先生は、『シンデレラ』⇒かぼちゃの入った

 「シンデレラ根菜カレーライス」が特に印象に残ったそうです。

 

栄養士の鈴木先生は「給食は考え、工夫をする時間」とおっしゃいます。

牛乳瓶の紙の蓋を、どうすればうまく開けることができるか、

納豆のネバネバが手につかないようにするにはどうすればいいか、

そんなことから、児童は考え、工夫することを学んでいくのだそうです。

 

▲鈴木先生は、学校でのお母さん。

 

そして何より、鈴木先生の「工夫」もすごい!の一言です。

 -豆をたくさん摂れるように、コロッケの中に豆を入れる。

 -切干大根やかんぴょうといった乾物を様々な献立にこっそり使う。

といった栄養面における工夫もさることながら、

職員朝会で、風邪による欠席児童が多いと聞けば

 -消化しやすい食材に変更をする。

 -柔らかめに仕上げるよう調理師に指示を出す。

と、可能な限りの対応をはかり、

時間割を見て、午前中に体育のあるクラスには、

多めに作っている分を「おまけ」として少し追加するなどの徹底した心配り!

毎日、給食時間中は各クラスを回って児童に声をかけ、体調や心の状態を

確認している鈴木先生は、まさにみんなのお母さんですね。

 

今回の取材では、絵本と給食のコラボレーション企画という

取り組み内容のおもしろさはもちろんですが、なにより

鈴木先生と杉田先生というお二人の教育にかける熱意と

プロ意識に圧倒されました。先生方、ありがとうございました! 

Posted at:09:00

千代田小学校:図書委員の活動

千代田小学校は、1993年に千桜小学校、神田小学校、

永田町小学校の3校が合併して創立した小学校で

神田まちかど図書館と同じ複合施設「神田さくら館」

内にあります。

 

5・6年生になると、児童は○○委員という担当をもちます。

任期は1年間。今回は、図書委員の活動を見学してきました。

5年2組の岸先生が図書委員の担当なので、5年2組の教室に

5年生8名、6年生6名の計14名のメンバーが集まりました。

 

図書委員を選んだ理由は「本が好きだから」という子も

もちろんいますが、中には「じゃんけんに負けたから」という子も。

それでも、みんな学年の垣根なくとても仲良く楽しそうで、

和気あいあいとした雰囲気です。

 

今日の議題は「読み聞かせの担当決め」と「発表集会の振り返り」。

まず「読み聞かせの担当決め」では、併設の幼稚園から小6までの

各クラス毎に担当を1名決めます。約2ヶ月に1度の頻度で、

図書委員が読み聞かせを行っているのだそうです。

 

担当になった学年に合わせて自分で読む本を選び、練習をし、

岸先生の指導を受けてから、実際に読み聞かせをするとのこと。

その後の「発表集会の振り返り」を済ませると、

みんな一目散に図書室へ本を選びに向かいました。

 

▲図書室は、神田まちかど図書館に併設。

 

▲迷ったときは、友達に相談だ。

 

みんながどんな本を選んだのか、見せてもらいましょう。

 

『ジャイアント・ジョン』

アーノルド・ローベル著、福本友美子訳

文化出版局 

 

3年生のクラスでの読み聞かせに。 

 

 

 


『くまくまちゃん』

高橋和枝 作・絵 

ポプラ社 

 

4年生のクラスでの読み聞かせに。 

  

 

 

 

『不登校、選んだわけじゃないんだぜ!』

貴戸理恵、常野雄次郎・著  理論社

『だれか、ふつうを教えてくれ!』

倉本智明・著 理論社

6年生のクラスでの読み聞かせに。    

 

 

高学年には、上記2冊と同じ「よりみち!パンセ」

シリーズが人気なんだとか。

「1年生にはコレ!」と、ささっと決める子もいれば

「自分のクラスになっちゃった。どうしよう、何にしよう~」

と悩んでいる子もいましたが、どの子も自分の読書経験や

勘でそれぞれに選書を楽しんでいる様子でした。

 

みんなと一緒に図書室内を見学していると、

今月の特集「おいしい本みつけた!」という展示コーナーを発見。

なんでも、「絵本に出てくる料理が、給食に出てくる。」とのこと…!?

 

▲今月の特集「おいしい本みつけた!」

 

 

絵本の紹介と給食の献立が、1日1枚ずつ掲示されています。 

 

また日を改めて、今度は給食時間にお邪魔することにしました。

とっても気になります!

どんな給食が出ているのか、次回の報告をお楽しみに♪

Posted at:12:25

お茶の水小学校:夏目漱石暗唱コンテスト

12月9日は、文豪・夏目漱石の命日です。 

漱石の母校であるお茶の水小学校(※)では、

毎年秋の読書週間に全校での取り組みとして

「夏目漱石暗唱コンテスト」が実施されています。

 

※お茶の水小学校は、漱石が通った錦華小学校と、小川小学校、

西神田小学校の3校によって1993年に創立されました。

 

 

▲小学校の正門横に記念碑があります。

 

コンテストの内容は、漱石作品の冒頭部分を暗唱する

というもので、課題作品は、以下の通り。

 低学年「坊っちゃん」 

 中学年「吾輩は猫である」 

 高学年「草枕」

主に休み時間や、家庭で練習をし、担任や図書委員が

暗唱を聞いたり、アドバイスをしたりするのだそうです。

 

今回は「坊っちゃん」に取り組み真っ最中の

1年生のクラスにお邪魔をしてきました。

 

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日時 11月2日(火)第5校時

先生 第1学年2組担任 林奈緒美先生

単元 たのしみながらよもう「ぼっちゃん」

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声がよく出るように、準備体操から~♪

▲首を回したり手をグーパーしたり・・・

 

準備体操が終わると、みんなは目を閉じて、

先生が音読するのを静かに聞きます。

集中力が高まったところで、起立!

みんなで声を合わせて大きな声で読みます。

この段階ではまだテキストを見てもいいのですが

ほとんどの児童はもう何も見なくてもすらすらと

暗唱しているので、びっくりしました!!

 

▲みんな、姿勢もいいですね。

 

今回の授業では、課題となっている冒頭部分を3分割し、

3人組で練習・発表をします。

今回の目標は、

●大きな声で、はっきりと、つかえずに、暗唱をすること

●友達が発表をしているときは静かに聞くこと

 

忘れた友達がいたら、こっそり教えてあげようね。

 

先生が3分割した内容に合わせて作成したイラストが

画面に映し出されます。画面に合わせて読みました。

1)

2)

3) 

 

友達の発表を聞いたら「みんなのがんばりカード」で

花マル、二重マル、マルの3段階で評価をします。

 

シートに色塗りをするために、他の友達の発表も

みんなしっかり聞いています。

途中で忘れてしまった友達に、みんながヒソヒソ声で

教えてあげる姿は、とても微笑ましい光景でした。

 

最後に先生から「坊っちゃん」について、坊っちゃんが

学校の先生になったことなど、その後の物語が部分的に

紹介されました。

あと何年かして、このような文学作品を1冊丸ごと読めるようになった

ときには、ぜひ「坊っちゃん」も手にとって続きが読めるといいですね。

 

先生の話によると、課題作品を渡して1週間もたたないうちに

児童はスラスラと暗唱するようになったとのこと。

子どもたちの才能って、本当にすごいですね!

中には「お兄ちゃんがうちでやってたから、もう知ってた。」

「(課題作品を)3つとも全部覚えたよ。」と言う児童も。

家庭で取り組むことにより、兄弟姉妹間でも良い刺激に

なっている様子が伺えました。

 

私も、子どもたちの抑揚たっぷりの暗唱を繰り返し

聞かせていただいたおかげで、冒頭部分が頭に残り、

久しぶりに「坊っちゃん」を読みたくなりました。

皆さんも、この機に漱石作品を読み直してみてはいかがでしょう。 

 

Posted at:17:10

九段小学校「読み聞かせワークショップ」(後半)

幼稚園児に絵本の読み聞かせをする

「絵本読み聞かせ隊」の5年生の児童が、

読み聞かせのプロにその技をまなぶというワークショップ。

前半では、講師がいろんな手法による読み聞かせや語りを

披露してくださいました。

 

 ★前半のようすはコチラ

 

休憩をはさみ、後半は、自分たちでもやってみよう!

という発表の時間です。

3人グループをつくって、まずは絵本選びから。

 

▲絵本選びは、お気に入りをめぐっての争奪戦!

 

絵本を選んだら、グループごとに話し合いをします。

どの場面を<参加型>にすることができるか?

を考えて、3人の役割分担を決めます。

自分たちで<参加型>のおはなしを組み立てていくのです。

 

▲みんなで考え中。

 

<参加型>にできたかな?次は、2グループに合体して、

グループ同士で見せ合います。

 

▲聞き手役にまわるグループは、園児の気持ちになりきって。

 

最後は、みんなの前で発表です!

勇気のあるグループはいるかな・・・?

 

★発表① 

『もったいないばあさん』(真珠まりこ・著/講談社)

 

「もったいない!」というせりふを、聞き手も一緒に

声を出すことで<参加型>になりました。

みんなに「もったいない!」を言う合図をだす担当と、

絵本を読む担当に役割分担ができました。

 

「<参加型>として聞き手にも参加してもらうには、

どこで一緒に声を出したり動作をしたりするのかが

わかるように合図をだすことがポイント。」

と末吉先生からのアドバイスがありました。

 

★発表② 

『これはジャックのたてたいえ』

(シムズ・タバック著/フレーベル館)

 

「これはジャックのたてたいえ」

と繰り返し出てくる箇所を、みんなで一緒に動作もつけて

声に出すことで、楽しい参加型のおはなしになりました。

 

★発表③ 

『かようびのよる』

(デヴィッド・ウィーズナー著/徳間書店)

 

ほとんど文がない絵本を選んだ3人組は、絵から想像して

言葉をつむぎだし、そのお話しを披露してくれました。

 

★発表④

『あかい ふうせん』 (イエラ・マリ作/ほるぷ出版)

 

これも、文のない絵本。前半の時間に、末吉先生が

読んでくれた絵本と同じものですが、

まったく違う雰囲気になって、びっくり!

ふうせんが色んなものに形を変えて「とんでいく」

聞き手も一緒に大きな声を出して楽しむことができました。

 

どうすれば聞き手の園児たちに絵本を楽しんでもらえるか。

また、読み手の自分たちも一緒に楽しむことができるか。

参加型のおはなしの、聞き手も読み手も体験してみることで

児童はからだで学ぶことができたのではないでしょうか。

 

今後の「絵本読み聞かせ隊」出動が楽しみですね!

末吉先生のアドバイスを忘れずに、

楽しい読み聞かせの時間をつくってほしいなと思います。

 

 ★末吉先生の著書★

『もっとお話とあそぼう 聞き手参加とタンデムのストーリーテリング』

末吉正子・編著 藤原道子・絵

マーガレット・リード・マクドナルド語り

一声社

Posted at:10:00

九段小学校「読み聞かせワークショップ」(前半)

▲校舎は経済産業省による<近代化産業遺産>に認定されています。

 

九段小学校と九段幼稚園では、同じ校舎内にあることを活かした

「絵本読み聞かせ隊」という活動が行われています。

小学校の児童が幼稚園児に絵本の読み聞かせをするというもので、

幼稚園児は小学生のお兄さん・お姉さんにあこがれ、

小学校の児童は責任感をもつ、という九段ならではの教育です。

 

 ★「絵本読み聞かせ隊」のようすはコチラ

 

先日、「絵本読み聞かせ隊」をスキルアップさせるため、

読み聞かせのプロを招いてのワークショップが開催されました。

 

*****************

日時 平成22年10月21日(木)2・3校時

場所 九段小学校 講堂

対象 5年1組、2組の児童57名

講師 末吉正子さん(ストーリーテラー) 

 ★末吉さんのホームページはコチラ

*****************

 

講師の末吉さんは、千葉県佐倉市立図書館で子ども向けの

お話し会を始めたのち、渡米。そこで聞き手を楽しませる様々

な手法の語りに出会い、帰国後は日本全国の小学校をはじめ

世界各地でも読み聞かせや語りの公演をされています。

 

今回のワークショップでは、そんな末吉さんに

<参加型のおはなし>について教えてもらいます。

<参加型のおはなし>は、聞き手も一緒に動作をしたり、声を

出したりして、話し手も聞き手も一緒に楽しもう♪というもの。

 

幼稚園児に絵本をもっと楽しんでもらえるよう、

おはなしのコツをしっかり伝授してもらいましょう!

 

まずは、末吉さんから<はじめのおはなし>

児童も1フレーズずつ復唱します。繰り返しが続くので

次第に声もそろい、皆だんだん楽しくなってきたようです。

 

▲手を動かすなどの動作も一緒にやります。

 

絵本『きょだいな きょだいな』(長谷川摂子・作/降矢なな・絵)で

<繰り返し型>の手法をまなぶ。

 

 

繰り返しとリズムが、子どもたちは大好き!

つい一緒に言いたくなってしまうようです。

「あったとさ、あったとさ ひろいのっぱら どまんなか・・・」

 

絵本『あかい ふうせん』(イエラ・マリ作)で

聞き手と一緒におはなしをつくっていく手法をまなぶ。

 

 

この絵本には文字がありません。絵だけの絵本ですから

話し手が聞き手と言葉を交わしながら、おはなしをつくっていきます。

 

絵本『おやすみ みみずく』(パット・ハッチンス作・絵)で

聞き手と読み手が一緒に声を出して楽しむ手法をまなぶ。

 

 

カラスが「カーカー」、スズメが「チュンチュン」など、

森の鳥達の鳴き声が、次から次へと増えていくのですが、

子どもたちは皆ぜんぶ覚えていくので、その記憶力には

びっくりしました!

 

ノルウェーのおはなし『ごっくんおとら』で

絵本を読まずにおはなしをする<語り>の手法をまなぶ。

 

くいしんぼうのトラが、いろんなものをどんどん飲みこんでいく

おはなし。皆も一緒に動作をつけて「ゴックン!」

末吉さんの「ゴックン!」は迫力満点でした。

 

休憩をはさみ、今度は児童が早速学んだことを活かして

発表する番です。皆の読み聞かせ、どうなるでしょうか?

後半をお楽しみに!

 

 

 

Posted at:09:00

麹町中学校:読書に親しむための取り組み

10月27日から11月9日は読書週間です。

千代田区内の小中学校では、日頃よりさまざまな

読書活動が授業の一環で行われています。

今回は、麹町中学校3年B組の国語の授業

「読書生活を充実させよう」のようすをお伝えします。

 

*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*

日時 9月21日(火)第5校時

先生 第3学年担任 南あゆみ教諭

授業 読書活動 3年生国語「読書生活を充実させよう」

 

[研究テーマ]

 読書に親しむ子どもの育成 ~読書習慣の形成・定着~

[育てたい子どもの姿]

 実生活の中に本があり、目的や必要に応じて、本を活かす子ども

[単元(題材)名]

 読書生活を充実させよう

[単元目標]

・作品を読み、感動や気づきを話し合う中で、読みを深める。

・作品の魅力を理解し、それを「鑑賞文」としてまとめる。

・読書の楽しさを再認識し、読書に親しむ習慣を身につける契機とする。

*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*

 

▲授業風景

  

全4時間の活動の、3時間目を見学してきました。

 1時間目 学習のオリエンテーション/小説を読む

 2時間目 小説を読む/考え、感想などをワークシートに記入する

 3時間目 グループごとに読書交流会を開く/事後発表(←この時間)

 4時間目 鑑賞文を書く/全体のテーマを通しての意見交流

 

生徒は、重松清の作品から『セッちゃん』『おまもり』

『モズクとヒジキと屋上で』『サクラ・イツカ・サク』

のいずれかを読みます。1作品2班ずつです。

 

この読書活動を始める前に、読書は好きか、身近か、月に何冊くらい

読むか、どんなジャンルを読むか、などのアンケートをとった結果、

読書は好きでも日常生活の中で読書の時間を確保していない実態や

内容が軽く時間をかけずに読めてしまう「ライトノベル」を好む傾向など

が見られたそうです。

そこで、生徒にとってある程度現実感があり、共感したり、想像したり

しやすい短編を提示することで、自分の生活や思いと比べて考え、

批評することができるものをと、先生が前述の本を選んだようです。

 

見学した日は「読書交流会」の時間。他の人の意見を聞くことで

作品の魅力を探り、考えを深め、広げることが目的です。

 

  

▲それぞれが感想などを書き込んだワークシートを元に、班内で意見交換。 

 

班のメンバーで、それぞれが①感想 ②心に残った表現とその理由 

③主人公の変化 ④作品の良さ(批評)を発表します。

 

蛍光ペンでラインを入れていたり、国語辞典をもってきていたり、

キーワードをつなげた星座のような図で作品の全体像をまとめていたり、

生徒はそれぞれに色んな読み方をしているようです。

 

淡々と発表を進める班もあれば、生徒の感想一つ一つに反応して

盛り上がる班もあり、見学していて飽きませんでした。

ある班では「自分だったら人のためにそこまでしない!」

「俺もぜったいしないー」「頼まれてもいないのに」

「でもそれって友達思い?」「間違いじゃないよね」

「どうすればいいかわからなくてやってるんじゃないの?」

「みんな必死なんだよ」などと、作品のテーマが自分たちに

身近なものだったからこそ、主人公のとる行動から、その心境を

問答しながら深く掘り下げていく姿が見られ、印象的でした。

 

班内での話し合いが済んだら、この小説の魅力について

各自がまとめます。自分が読んで、みんなと話をして

気づいたことを書き溜めた“自由メモ”を元にまとめる生徒もいます。

みんな真剣に、黙々と書いています。さすが中学生!

 

 

こうして一つの作品をしっかりと読み込み、感想や作品の

魅力を言い合うことで、自分なりのモノの見方や考え方、

感じ方について深めていく。そんな皆さんの姿を見て、

本を読んで終わらずに、それを誰かに話すことで色んな

広がりが出てくるんだなぁ、と自分の読書の仕方を振り返る

良い機会にもなりました。皆さんありがとうございました!

Posted at:10:00

番町小学校 国語の授業「本と友だちになろう」

「読書に親しむ子どもの育成 ~読書習慣の形成・定着~」

 をテーマに掲げた、番町小学校3年生の国語科の授業

「本と友だちになろう」を見学してきました。

 

全7時間で展開される授業で、今日はその6時間目。

「本の帯を鑑賞しあう」日です。

授業者は松浦容代先生。T.T(チーム・ティーチング)に、

千代田図書館学校支援司書の中尾さんがつき、

低学年向けの図書室<ごろんちょ>で行われました。

 

 ▲番町小の図書室は、この低学年向け<ごろんちょ>

 と高学年向け<番町の書斎>とに分かれています。

 

内容は、図書館での本の分け方(分類)を学んだ児童が

自分で探して読んだ本について、本の「帯」をつくり、

友だちに紹介をし、紹介を聞いた側は、本のよさを見つけて

よかったところや感想を述べる、というものです。

 

これまでの5時間で、児童は自分が読みたい本、

紹介したい本を探すところから始め、本の「帯」が

どんなものなのか、その書き方を学んでいます。

そして今日は、それぞれ工夫して作った「帯」を

清書してきていました。

 

 

▲[左]『アルプスの少女ハイジ』を選んだ児童の書いた帯

 【文を読んでるだけでもアルプスをそうぞうしちゃう!】

 

いくつかのグループに分かれ、グループ内で

自分の作った帯をもとに、本の紹介をします。

1人が紹介するごとに、他の児童が「こわそう」

「おもしろそう」「続きが読みたい」など、感想を言います。

 

 

本のおもしろさが伝わるよう、

帯に何を、どんな風に書くのか、みんな色々と工夫して

います。文字、キャッチコピー、色づけ、絵・・・

その本から得られた発見・驚き・感動などが、

個性豊かに表現されていました。

 

 

 

少し恥ずかしそうに紹介し始めた児童も、話すうちに、

だんだんと楽しげになっていく様子が、とても微笑ましかったです。

自分が「おもしろい!」と思った本を友だちに伝えたり、

それを「読んでみたい!」と言われると、嬉しいですよね。

 

 

▲みんな、紹介するときはとっても楽しそう!

 

1人ずつ紹介が終わったら、みんなで帯の交換会です。

様々な本の帯から、どんな物語なのか想像がふくらみます。

この本、読んでみたい!という声がたくさん聞こえてきました。

 

 

最後に、T.Tの中尾さん(↑写真)へのお手紙というかたちで、

友だちの本の紹介を聞いてどうだったかなどの感想を書きました。

 

 

次の授業では、友だちの紹介で興味・関心を持った本を読む

という時間になるそうです。「他のグループの人の帯も見たい!」

という児童の感想が印象的でした。

友達が読んだ本を自分も読んでみて、感想を言い合ったり、

また別の本を紹介し合ったりと、読書の楽しみが増えそうですね。

番町小学校のみなさん、ありがとうございました!

 

※今回は【「読書活動」に関する研究授業】ということで、

教育長、教育研究所の方、教育課題調査研究部の

先生方、と大勢の参観者がいらっしゃいました。

みんな、少し緊張したかな?

 

 

Posted at:10:00

お茶の水小学校「図書室オリエンテーション」

 

千代田区立小学校の図書室では、年度初めに行われる

「オリエンテーション」で図書室の使い方、

図書室にある本の使い方を学びます。

学年が上がるにつれて、児童たちは図書室のしくみや

どの本がどこにあるか等について、少しずつ知識を増やします。

 

担当するのは、千代田図書館から派遣している

学校支援担当司書たちです。

前回に引き続き、お茶の水小学校で、6年生の

「図書室オリエンテーション」にお邪魔しました。

 

(お茶の水小学校の担当司書は近藤さん)

 

6年生にもなると、これまでに5回のオリエンテーションを

受けてきているので、図書室のこともよく分かっている様子。

以下の内容は、復習もかねて説明がありました。

 

☆本の住所が記されている「ラベル」

 みなさんは【913】というラベルを解読できますか?

 答え⇒9…文学、1…日本語、3…フィクション

 

☆書かれた内容によって分類される「10のグループ」

 小学校では、先ほどの【913】の1桁目、

 0~9までの「10のグループ」(日本十進分類法)を覚えます。

 

☆図書室の約束

 静かに、大切に、本やイスは元に戻す、など。

 本を棚から出す/戻すときに、本のどこを持てばいいのかな?

 ヒント⇒「のどを大切に!」

(答え⇒本のてっぺん「のど」ではなく真ん中を持ちます。)

*本の「のど」がどこを指すのか分からない人は、

  図書館の人に聞いてみましょう! 

 

さらに、6年生は上手に自分で調べものができるように

「調べる本」(参考図書)の使い方

調べる本にはどんな本があるのかを学びました。

 

☆どんな順番で調べるのかな?

 1.調べるときは、まずキーワードを考えよう!

 2.キーワードが見つかったら、百科事典や辞典で

   調べたい事柄の基本的な知識を調べます。

 3.特定の事柄について詳しく説明した本で調べます。

 4.新聞・雑誌、インターネット、パンフレットで調べる、

   インタビューをするのもよいでしょう。

 

☆インターネットで調べたときは…

  この情報は大丈夫かな?先生に聞いてみよう。

  本で確認しよう。

 

☆調べたことをまとめるときに気をつけること著作権!

 ・引用した文章には「かぎかっこ」をつける。

 ・誰の何という文を引用したか、作者の名前、題名など

  (出典)を必ず書いておく。

 

最後に『かくれたことば(言葉図鑑)』五味太郎・作

という絵本の読み聞かせがあって終了しました。

 

私が小学生の頃は、図書室の使い方を教えてくれる

「オリエンテーション」なんてありませんでした。

ラベルの番号の意味どころか、

図鑑と年鑑と辞典と事典がどう違うのかなども、

よく分かっていませんでした。

 

オリエンテーションが行われているかどうかは、

市区町村によって、また、学校司書が設置されて

いるかどうかによっても異なり、

千代田区では区立全8校で学校支援担当司書が

行っています。

子どもたちが成長していくのに、

図書館の基本的なこと・使い方を知っているかで

きっと大きな違いが出てくるだろうなと感じました。

 

最後に児童の感想を。

「5年生のときには分からなかったことが分かって、

これからも本を今まで以上に楽しく読めるようになる

話をしてくれて、ありがとうございました!」

 

  

 

Posted at:17:30

お茶の水小学校の「図書館活動計画」

新カテゴリ「まちの読書活動」では、学校図書館や

児童館など、区内各所で実践されている、

読書振興を目的とする取り組みを紹介します。今回は

千代田区立お茶の水小学校を取材しました。

 

(図書館のようす)

 

まずは、1年を通してどのような読書活動を実践されているか

小林校長先生にお話を伺いました。

お茶の水小学校の「図書館活動計画」は、国語部と委員会とで

活動を振り分けられています。様々な内容が盛り込まれており、

とても熱心に活動をされている印象を受けました。

 

特徴的なのは・・・

☆春・秋・冬と年3回の「読書週間」

 ・図書委員による読み聞かせの出前

 ・おすすめの本紹介カード展示

 ・校長先生のお話会

 ・辞書早引きコンテスト

 ・夏目漱石 暗唱コンテスト

 ・音読名人(昼休みに生徒が音読を披露

 ・お話ランド

 

保護者ボランティアによる読み聞かせ

校長先生からの問題

 ・魚の名前、読めるかな?(掲示)

 

 【答えは記事の一番最後に】

 

 ・読書イントロクイズ(プリント配布)

  物語の冒頭や出だしの部分だけを読んで

  何の物語かを当てる・調べる。

 

小林校長先生ご自身が本好きな方ということもあり、

併設の幼稚園でも毎月のお誕生会では

「おはなしをプレゼント」されるなど、

読書活動に積極的に関わっていらっしゃるようでした。

 

児童の約半数は、電車で通学しているそうですが、

通学中にも読書をしているからか、

多くの児童が常に本を持ち歩いているとのこと。

忙しさを理由に本を読まない大人より、子どもたちの

ほうがずっと読書家かもしれませんね!

活動の効果が自然と現れているのだなと感じました。

 

話は、個人的な本にまつわる思い出話にまで及び、

百科事典をきっかけにイースター島を旅した話、

幼い頃に夢中になって読んだ本の話などについて

大変興味深い話を伺いました。ぜひまた別の機会に、

このブログにご登場いただきましょう。

ありがとうございました!

 

(小林校長先生)

 

次回は、毎年年度初めの4~5月に実施されている

「オリエンテーション」のようすをレポートします!

 

*魚クイズの答え

25「あんこう」、26「おこぜ」

Posted at:17:20