千代田図書館に区内大学から図書館実習生が来てくれました!

千代田図書館では、毎年区内の大学から図書館実習生を迎えています。今年は法政大学大妻女子大学からそれぞれ1人ずつ、2名の実習生が来てくれました。

今回の「ちよぴたブログ」では、実習生が10日間の実習期間で体験した図書館にまつわる様々な仕事をご紹介します。

 

 

実習初日、午後の研修の一コマ。この研修では図書館の資料について学びました。

 

180903-1.jpg

 

図書館の書棚に並べられる資料は、その内容やテーマなどをもとに分類されており、公共図書館・学校図書館・企業の図書館などそれぞれの利用者に合わせた並べ方配置「決まり」を持っています。

 

大学で図書館について学ぶ2人ですが、実習にあたり、まずは千代田図書館の資料の並べ方や特色ある書棚などを覚えることから始めました。

多くの図書館では文庫本新書、調べ物に使われる参考図書地域資料などがその他の本と分けて並べられることが一般的です。千代田図書館ではこれらに加えて、千代田区にゆかりのある文学者の資料出版にまつわる本棚の資料などを分けてまとめ、特色ある書棚を作っています。

 

180903-2.jpg  180903-3.jpg

 

館内の配置がわかってきたところで、配架の実習が始まりました。図書館に返却された資料をもとの場所に戻し、次に利用する方が手に取りやすいように書棚を整えていきます。

 

 

また別の日には、企画展示の関連講演会「南極における気象観測の変遷」の会場設営や来場者受付をお手伝いしました。

 

180903-4.jpg  180903-5.jpg

 

図書館のフロア内の一角を使っての講演会というのは、千代田図書館らしい催しです。

実習生にとって、新鮮な体験になったのではないでしょうか?

(講演会当日のようすは→コチラ

 

 

そして実習も終盤にさしかかった9月13日(木曜日)には、千代田図書館10階で毎月第2木曜日に行っている赤ちゃん向けおはなし会で、赤ちゃんと保護者に向けた絵本の読み聞かせわらべうたに挑戦しました!

 

180903-6.jpg  180903-7.jpg

司書からレクチャーを受け、読み聞かせやわらべうたの練習をしてきた2人。当日の朝まで練習を重ねておはなし会に臨みます。

 

180903-8.jpg

開館前、参加する赤ちゃんがゆったり座れるように子ども室にマットを敷くことからおはなし会の仕事は始まります。

 

180903-9.jpg

いよいよおはなし会の始まり!この日も多くの方が参加してくれました。

 

初めは少しだけ緊張しているかな?という2人でしたが、赤ちゃんと一緒にわらべうたや手あそびを楽しみ、絵本を読み始めるころにはリラックスしたようす。

今回は、『いないいないばあ』(松谷みよ子/文、瀬川康男/絵、童心社)『くだもの』(平山和子/作、福音館書店)をそれぞれ読みました。

 

180903-10.jpg  180903-11.jpg

明るくはっきりと、子ども室の後ろまで声を届かせるように絵本を読むことができました♪

 

 

実習生には、今回ご紹介した仕事のほか、図書館に欠かせない仕事を広く体験していただきました。

 

180903-12.jpg  180903-13.jpg

実習生のお2人、おつかれさまでした!

Posted at:15:00

【レポート】新しくなった九段小学校 図書館もオープン間近!

千代田区では、9月から九段小学校・幼稚園の新校舎の運用がはじまりました。

今回は、新しくなった九段小学校の図書館の様子をお伝えします。

 

180902-1.jpg  180902-2.jpg

 

校舎のデザインは、関東大震災によって焼失した後に建造された復興小学校を再現したもので、アーチ型の窓や木目調の内装が印象的です。廊下や壁面のサインも木製で、やわらかな空間をつくっています。

 

180902-3.jpg

 

廊下を進んでいくと、頭上に「図書館」のサイン。

窓下と壁面の両側には棚が備え付けられており、奥まで続いています。ここは廊下ではなく、すでに図書館の中に入っていたのです!

 

千代田区立図書館の学校支援担当司書も、新しくなった学校図書館の全面運用に向けて準備で大忙しです。そんな忙しい中をおじゃまして、図書館内を見学させてもらいました。

 

180902-4.jpg  180902-5.jpg

 

 

図書館は利用目的によって2つに部屋が分かれています。

ひとつは、文学の本や絵本が置かれているおはなしのへや

 

180902-6.jpg  180902-7.jpg

 

中には、子どもの背の高さに合わせた本棚やアーチ型の絵本棚があります。絵本棚の前にはじゅうたんが敷かれていて、ここに座って好きな本を読むこともできます。

 

180902-8.jpg  180902-9-2.jpg

 

 

 

もうひとつは、図書館 メディアルーム

 

180902-10.jpg  180902-11.jpg

 

調べ学習やメディア端末を使った授業もできるようになっていて、1クラス分の児童が座れる座席が40席あります。椅子は座り心地がよく、曲線のデザインや暖色を使った座面などがかわいらしく、司書のお気に入りのひとつです♪

 

 

おはなしのへやから楽しそうな声が聞こえてきたので行ってみると、3年生のクラスが絵本の読み聞かせをしていました。みんな、上履きを脱いでじゅうたんの上でぎゅっと集まっています。

 

180902-12.jpg

 

あたらしい図書館でみんなが絵本を楽しむ様子は、見ているこちらまで笑顔になりました。

図書館が、学校でのお気に入りの場所のひとつになったらうれしいです。

九段小学校の皆さん、新しい図書館をたくさん使ってくださいね♪

 

Posted at:10:50

【開催レポート】展示関連講演会「南極における気象観測の変遷」

9月7日(金曜日)、千代田図書館で開催中の展示「天気をはかる ~気象庁143年をものがたる人と技術~」の関連講演会「南極における気象観測の変遷」が開催されました。

 

180901-1.jpg

 

展示共催者の気象庁から講師をお招きして行うイベント関連は、7月に実施した「夏のわくわく課外授業」に続いて2回目。

(1回目の「夏のわくわく課外授業2018」の様子はこちらから)

今回は気象庁の観測部計画課南極観測事務室室長の荻原裕之さんに、南極での気象観測の意義やその変遷、これまでの成果についてお話しいただきました。

 

180901-2.jpg

 

荻原さんは1979年に東京管区気象台測器課に入庁、富士山測候所や八丈島測候所を経て、1987年2月から1年間、第28次南極地域観測隊で昭和基地の越冬観測に参加しました。

 

気象庁は、1957年に第1次観測隊が南極での観測を始めてから、今年11月に出航する第60次観測隊に至るまでの60年以上にわたり、昭和基地を中心とした日本の南極観測に参加しています。

南極では、気温、湿度、風向・風速などの各種気象要素を地上の百葉箱で観測する地上気象観測と、気球を取り付けたラジオゾンデ(上空の気象要素を観測する無線送信機つき気象観測器)で上空を観測する高層気象観測を行います。加えてオゾン観測日射放射観測も行っており、現在ではこれらすべての観測データを気象庁から配信しています。

 

極地での気象観測は世界各国の気象予報に活かされるほか、地球全体の気象の傾向などを知るためにも大きな役割を果たしています。

南極観測の歴史の中でも、特に1982年に第23次観測隊が南極大陸上空のオゾン全量の減少を観測したことは、その後のオゾンホール発見に大きく貢献しました。

 

180901-3.jpg

 

講演では、年間平均気温-10度と厳しい気候の南極で、日本国内と同じように気象観測を続けるための試行錯誤とその成果を振り返っていきます。観測開始から現在に至るまでの観測機器や観測場所などの変遷を、自身の越冬体験も交えてお話しいただきました。

 

180901-4.jpg

日々の観測に加え、食糧のチェックや必要とあらば医療行為まで、南極での生活は「とにかく休みがなかった」と振り返る荻原さん。和やかな話しぶりから、苦労とともに楽しさも伝わってきました。

 

たくさんの資料と写真に加えて、ビデオも見せていただきました!

 

180901-5.jpg

これはラジオゾンデをつけたヘリウムガス入りのゴム気球を飛ばすところ。気球は、飛ばす前に灯油に漬けることで割れにくくなるそうです。なぜ割れにくくなるのか、その原理はわかっていませんが、第3次観測隊が外国の観測隊から教えてもらったという極地ならではの技術が現在も活きています。

 

180901-6.jpg

こちらは昭和基地に吹くブリザード(猛吹雪)のようす。猛烈な風の音と、数メートル先の人影がほとんど見えない視界の悪さを実感することができました。

 

180901-7.jpg  180901-8.jpg

講演の最後に、「現在では持ち帰ってこられないのですが…」と見せてくれたのは南極の石。なんと38億年前のもの!右の白っぽい石には苔も残っています。

 

極地で多岐にわたる観測をしながら日常生活を営み、冬を越す観測隊の任務の厳しさを知るとともに、限られた人しか足を踏み入れることができない南極への憧れや好奇心が刺激される講演会でした。

荻原さん、ありがとうございました!

 

千代田図書館の展示「天気をはかる ~気象庁143年をものがたる人と技術~」は10月27日(土曜日)まで開催中。気象や南極観測に関する資料はもちろん、第1次南極地域観測隊の観測野帳やこれまで気象庁の観測を支えてきた機器などの貴重な展示物もご覧いただけます!

 

展示「天気をはかる ~気象庁143年をものがたる人と技術~」

【会 期】 開催中~10月27日(土曜日)

【休館日】 9月23日(日曜日)~26日(水曜日)

※蔵書点検のため休館

【会 場】 千代田図書館9階 展示ウォール

【共 催】 気象庁

 

Posted at:15:30

コンシェルジュ通信Vol.37:見て、聞いて、調べて、地域情報 発信中!!

千代田図書館のコンシェルジュブースでは、私たちコンシェルジュがおすすめするスポットや文化施設、地域情報等を手作りのファルや案内マップにして紹介し、どなたにでもご覧いただけるようにしています。

  180805-1.jpg  180805-2.jpg

 

今回はその中の1つ “見聞調録” について紹介します。

私たちは街案内をする中で見て、聞いて、調べたこと本や関連する地域情報と一緒に紹介する『千代田図書館コンシェルジュの見聞調録』として、年に6回発行しています。

  180805-3.jpg

“見聞調録”とは【見聞録】(見たり聞いたりしたことの記録)に「調べたこと」を追加した造語です。

 

前身の『本と街の案内所 見聞調録』は、神保町にゆかりのあるテーマをメインに2009年8月(Vol.1)から2017年3月(Vol.48)まで発行しました。

その後は『千代田図書館コンシェルジュの見聞調録』として、2017年6月から新たに発行を開始し、現在に至るまで、コンシェルジュならではの目線で千代田区にまつわる様々なテーマで情報を紹介しています。

2018年9月発行予定の最新号では、『千代田区の過去を地図や写真で探る(仮)』をテーマに、江戸、明治、大正、昭和と時代ごとの千代田区にまつわる資料やスポットを紹介します。

 

千代田図書館コンシェルジュブースの正面には、今から200年ほど前の千代田区の部分を引き延ばした『文化改正御江戸絵図』のフロアマットが敷かれているのですが、この足元の地図を不思議そうに見つめている方がよくいらっしゃいます。

  180805-4.jpg

そこで、『文化改正御江戸絵図』の紹介を中心に、時代ごとの千代田区の姿を知ってもらえるようにと、次号ではこのテーマを選びました。コンシェルジュのおすすめや豆知識も掲載予定です。

 

また今回は『文化改正御江戸絵図』に、千代田図書館の場所を目印にして、現存する清水門などをわかりやすく記した案内マップも作成中。完成次第コンシェルジュブースで展示いたします。

ぜひ、楽しみにしてくださいね。

 

“見聞調録”は、千代田図書館のコンシェルジュブースでは2009年8月発行分からの全バックナンバーをご用意しています。

180805-5.jpg  180805-6.jpg

 

日比谷図書文化館のコンシェルジュブースでも2017年6月発行分より配布しています。

180805-7.jpg

 

千代田図書館HP・コンシェルジュサービスからも、ご覧いただけますよ。

 

心惹かれるテーマを見つけたら、ぜひコンシェルジュブースに足を運んでくださいね。

紹介している書籍や資料、スポットなどを参考に、新しい千代田区を発見してみてはいかがですか?

 

 

 

Posted at:12:30

【開催レポート】夏のわくわく課外授業2018 〈国語〉

8月18日(土曜日)、千代田図書館の夏休み恒例イベント 「夏のわくわく課外授業2018」 の最後の科目、国語「遊んで学べる!辞書カルタをつくろう」を開催しました!

 

講師は、国立国語研究所准教授の柏野和佳子さんです。

 

180804-1.jpg

 

国語の授業では『広辞苑』(岩波書店)や、『新レインボー小学国語辞典』(学研教育出版)などの改訂にも携わってきた柏野先生に、辞書の使い方を楽しく遊びながら学びます。

 

授業は辞書のクイズからスタート!言葉を辞書に登場する順番に並び替えましょう。

「辞書に載っている言葉は、どんな順番で並んでいるか知っていますか?」と先生。

すぐに、みんなから「あいうえお順!」と声が上がりました。

 

はじめは簡単な並び替えの問題から、だんだん難しくなっていきます。

「母(はは)」「パパ」「馬場(ばば)」「幅(はば)」の並び順は?

 

180804-2.jpg

グループのみんなで相談しながら並び替えて…

(答えは「母」→「幅」→「馬場」→「パパ」の順番)

 

つぎに、実際に辞書を引きながら、さまざまな「言葉の不思議」を見ていきます。

 

180804-3.jpg

 

ブログをお読みの皆さんは、辞書をどんな時に使いますか?

知らない言葉の意味を調べるため、漢字でどう書くかわからないときに調べるため…それももちろん役に立つ使い方ですが、「自分で意味を“知っている”と思う言葉を改めて調べてみるのもおすすめの使い方です」と柏野先生。

 

たとえば「天気」という言葉。

晴れ、雨、曇り…などの気象全般を指す時もありますが、「明日天気になぁーれ!」と言う時の「天気」は晴れを思い浮かべますよね。

このように一つの言葉でせまい意味・広い意味の両方を持つものや、「皮」「歯」など、一つの言葉で全く違う複数の意味を持つものなど、一つ一つの言葉を実際に辞書で引いて確かめながら、言葉が持つ意味の広がりについてワークシートで学びました。

 

続いては辞書の引き比べです。先生が用意してくれた辞書に加えて、参加者の皆さんがおうちで使っている辞書も使い、一つの言葉にいくつの意味が書かれているか比べてみます。

 

「かお」「め」「くち」それぞれの言葉を辞書で引くと、一番多く意味が書かれているのはどの言葉でしょうか?

180804-4.jpg  180804-5.jpg

 

「『かお』は4個!」「『め』は15個」「『くち』は10個」「こっちは『め』の意味が16個!」…みんな懸命にページをめくります。

一つの言葉の意味を表すのでも、子ども用にわかりやすく代表的な意味だけ書いてあるもの、また慣用句なども含めてたくさんの意味が書いてあるものと、使う辞書によって違いがあることがわかりました。

 

授業の後半は、辞書カルタを作ります!

まずはお手本として「夏」をテーマにした辞書カルタや『広辞苑』の「オノマトペ(擬音語と擬態語)カルタ」で遊びました。

 

180804-6.jpg  180804-7.jpg

 

言葉の意味を書いた読み札を聞き、その言葉を表す絵札を探して取るのが辞書カルタ。似た言葉の絵札も混ざっているので、言葉の意味をしっかりと聞いて考えないと取れません。

 

180804-8.jpg

 

遊んだ後は、いよいよカルタづくりに取りかかります。

辞書をぱらぱらとめくりながら、みんな思い思いの辞書カルタを作りました!

 

180804-9.jpg

読み札には辞書の文章を書き写し、絵札にはイラストと言葉の頭文字を描きます。

 

作ったカルタを集めて、さっそく遊んでみましょう。

「好きな言葉」でカルタを作った子、自分でも「夏」の言葉を集めて作ってみた子、「スポーツ」「楽器」「数字のことわざ」など自分だけのテーマを決めて作った子…個性豊かなカルタを混ぜて遊ぶと、さらに楽しいですね!

どのテーブルにも、楽しそうな声が響いていました♪

 

180804-10.jpg  180804-11.jpg

 

知りたい言葉の意味を調べるだけでなく、その言葉の周辺の意味や、応用的な使い方とも新しく出会えるのが辞書引きの魅力。子どもも大人も、今回の授業を通して、辞書を引くことがもっと楽しくなったのではないでしょうか。

柏野先生、ありがとうございました!

 

9月3日(月曜日)から22日(土曜日)まで、千代田図書館9階の2展示ウォールでは「夏のわくわく課外授業2018」3教科の授業レポートと授業に関するおすすめ本を展示します。ぜひ、こちらもご覧ください♪

Posted at:17:30

【開催レポート】四番町図書館の「こども一日図書館員」

前回、前々回は千代田図書館のイベント「夏のわくわく課外授業2018」の様子をお伝えしました。今回は、こちらも夏の恒例イベント、四番町図書館「こども一日図書館員」のレポートをお届けします♪

「こども一日図書館員」は小学3~6年生を対象に、図書館について学び、司書の仕事を体験していただくイベントです。この日は、6名が参加してくれました。

 

黄色いエプロンを付けたら、まずは一日図書館員の任命式

みんな少し緊張した面持ちで任命書を受け取っていました。

180802-1.jpg  180802-2.jpg

 

任命されても、すぐに図書館のお仕事ができるわけではありません。

まずは、司書の仕事や、図書館で扱っている本や雑誌などの資料についてのお勉強です!

 

司書の仕事は、図書館カウンターに座って行う本の貸出・返却の他にも、本の修理、新しい本の選定や購入、本を借りられる状態に整える装備、調べ物のお手伝いをするレファレンス…などなど、ここには書ききれないほどたくさんあります。

 

また、図書館にある本・CD・DVDなど資料の数は、四番町図書館だけで117,615点、そのうち新しく受け入れた資料は一年間で6,654点になります(どちらも平成29年度の点数)。

図書館ではこんなにたくさんの資料を、どのように整理しているのでしょうか?

 

180802-3.jpg

 

その秘密は本の背についている小さなラベル。図書館の本は内容によって、大きく10のグループに分かれています。それをさらに細かく分類した数字と、作者の名前のはじめの一文字などを記したラベルが、1冊1冊の本の住所を表す役割をしているのです。

 

180802-4.jpg

本の細かい分類が小さな文字でたくさん書いてある本も見せてもらいました!

 

次に図書館内の見学へ。

180802-5.jpg

先ほど習った、本を分ける10のグループの順番に書棚を見て回りました。四番町図書館では、ラベルの他にも、本の内容に関連する見出しで本を整理しています。

 

普段は入ることのできない図書館の地下室にも、この日は特別に入ってもらいました!

ここは図書館の書棚に出さない本や古い資料の保存する閉架書庫

 

180802-6.jpg  180802-7.jpg

背の高い電動式書棚にみんな興奮!ボタンの操作もさせてもらいました。

 

図書館について学んだあとは、実際に司書のお仕事に挑戦!

まずはカウンターで行う貸出・返却の読み取り機の操作を練習します。

操作だけでなく、利用者の個人情報を扱う上で大切なことについても説明を受けました。

 

180802-8.jpg

司書からは「利用者に元気よくあいさつして、貸出券をお返しするときも丁寧にね」というアドバイスも。

 

練習が終わったらいよいよ図書館のカウンターへ!

利用者から、貸出する本と貸出券をお預かりして読み取りをして…。緊張しながらも、上手にできました!最後は貸出券を返しながら「ありがとうございます!」とあいさつ。

 

180802-9.jpg

 

180802-10.jpg

返却された資料に破損や汚れ、忘れ物がないか点検することも、司書の大切な仕事です。

 

カウンターの他にも、予約された本を書棚から探すお仕事も体験しました!

本の情報が印刷された紙をもとに本を探し出し、利用者に貸し出す準備をします。

 180802-11.jpg

ラベルを手がかりに本を探して…ありました♪

 

すべての仕事を終えて、最後に修了書の授与式が行われました。これで一日図書館員のお仕事は終了です。

初めて知ること、体験することがたくさんあり、図書館をより身近に感じることができたのではないでしょうか?

参加してくれた皆さん、おつかれさまでした!

 

仕事を体験したみんなから寄せられた感想をご紹介します

「図書館の地下室で、動く本棚や保存している本を見て知っておどろきました。カウンターのバーコードを一度はやってみたいと思っていたのでうれしかった」

「本をさがすお仕事も、番号の迷路みたいでとてもたのしかった」

「図書館には色々な仕事があるのでたくさんの人が働いているのだとわかった」

「本の順番まできちんと整理していたので、こんどから学校で図書をかりたら、しまうとき気をつけたいと思った」

Posted at:16:10

【開催レポート】夏のわくわく課外授業2018 〈図工〉

前回にひきつづき、千代田図書館の夏休み恒例イベント「夏のわくわく課外授業2018の様子をレポートします!

 

7月28日(土曜日)に行ったのは図工「印刷と製本に挑戦!じぶんだけのノートをつくろう」

講師は、北海道札幌市と千代田区神田小川町に会社がある山藤三陽印刷女子手づくり部の皆さんです。

 

180801-1.jpg  180801-2.jpg

 

この授業では、シルクスクリーン印刷で表紙を作った後、それを和綴じ製本でノートに仕上げます。

 

さっそく自分だけのノートの表紙づくりを開始!

好きなイラストや自分の名前など、思い思いのデザインを鉛筆で描いていきます。

 

180801-3.jpg  180801-4.jpg

 

つぎにこのデザインを、布が張られたスクリーンに鉛筆で写し、スクリーンマーカーでなぞっていきます。

 

180801-5.jpg

 

スクリーンに描いたマーカーが乾いたら、スクイージーというへらを使って、絵の上に乳剤を均等にのばします。

 

180801-6.jpg

 

さらに乳剤を乾かしたら、洗い油をつけた筆でスクリーンマーカーの線を消していきます。これでシルクスクリーンの版が完成しました!

 

180801-7.jpg  180801-8.jpg

 

印刷に使うのは、水彩絵の具にでんぷん糊を混ぜたもの。紙の上に置いた版の上部に絵の具を置き、スクイージーできれいにのばします。

 

180801-9.jpg

 

きれいに印刷できているかな?絵の具をのばしたスクリーンをそっとはがすときは緊張の一瞬!

 

180801-10.jpg

 

先ほど洗い油で消したマーカー部分だけに絵の具が落ち、紙に絵が印刷されるというのが、シルクスクリーン印刷の仕組みです。

みんな、とてもきれいに印刷できました!

 

180801-11.jpg  180801-12.jpg

 

版の絵の具を落とせば、くり返し印刷できます。

布用絵の具を使って、Tシャツなどに印刷してみるのもおすすめとのこと。持ち帰った後、おうちでももう一度印刷に挑戦してくれたらうれしいです♪

 

休憩をはさみ、授業の後半は和綴じ製本を習います。

重ねた紙を糸で縫って綴じる伝統的な和綴じ製本も、先生が用意してくれたオリジナルのテンプレートを使えば簡単!

紙に重ねると、どの手順で縫っていけばいいかひと目でわかります。

 

180801-13.jpg

 

テンプレート、表紙、ノート用紙をぴったりと揃えたらクリップで止め、テンプレート通りに4つの穴を開けます。

好きな色の糸を選んで針を通したら、いよいよ製本開始!みんなで一緒に縫っていきます。

 

180801-14.jpg

 

しっかりと綴じられるように針と糸を行ったり来たりさせて、4つの穴に糸をすべて通し終えたら完成です!

普段図書館や書店などで手にする本ではなかなか見かけない和綴じ製本に、保護者の皆さんからも感心の声が上がりました。

 

180801-15.jpg  180801-16.jpg

少し難しいところは手伝ってもらいながら…今回は「四つ目綴じ」でノートを作りました。

 

ノートづくりの合間には、印刷の仕組み本のつくりなどについてもお話しいただきました。

自分の手を使って印刷と製本を体験し、その仕組みを知ることで、本をより身近に感じられたのではないでしょうか?

世界に一冊だけのノート、夏休みの楽しい思い出をたくさん書き込んでくださいね♪

 

山藤三陽印刷 女子手づくり部の皆さん、ありがとうございました!

Posted at:12:00

【開催レポート】夏のわくわく課外授業2018 〈理科〉

小学4~6年生とその保護者を対象にした、千代田図書館の夏休み恒例イベント「夏のわくわく課外授業2018

今回は、7月26日に行われた理科「地球温暖化と海 ~海を測るフロートの仕組み~」の授業風景をレポートします♪

 

講師は、気象庁 東京管区気象台 気象防災部 地球環境・海洋課の地球温暖化情報官、井上博敬さんです。

 

180705-1.jpg

 

気象庁といえば、連日の猛暑や台風の進路など私たちの生活に関わる情報を発信しつづけている天気のスペシャリスト。だから、今日は空の話を聞かせてくれる…かと思いきや、テーマは。海の観測が、気象とどう関係するのでしょうか。

 

「100年前と比べて、気温は上がってると思う?下がってると思う?」

「あがってる!」

みんな、地球温暖化ということばを知っていたり聞いたことがあるので、すぐに答えられます。では、どのくらい上がっているのかというと、世界の平均気温は0.73℃、日本は1.19℃、東京は2.5℃上昇しているのだそうです。一方、海水の温度の上昇は0.54℃と、気温に比べると穏やかです。

 

気温に関する基本的なデータを見たところで、クイズコーナー!

 

 180705-2.jpg

 

地球全体に対して海の面積はどのくらいあるのでしょう?

 ①40% ② 50% ③ 70% ④ 90%

「70%!」「え~でも、もっと海が多い気もする…」「さあ、どれだ!」

みんなで出した答えは、③番の70%。正解は…

 

180705-3.jpg

 

みごと!③番が正解でした。

ほかにも、海の深さはどのくらい?とか、地球に存在する水のうち何%が海水なの?といったクイズも出され、海の特徴を学びました。

次は、みんなお待ちかねの実験コーナーです。

 

180705-4.jpg  180705-5.jpg

 

先生がみんなに配ったのは、お弁当によく入っている魚の形をしたしょうゆ入れ。ふたの代わりにナットをつけています。

まずはこれを好きな色に塗ります。カラフルにしたり、金魚っぽくしたり、みんな集中して自分の魚を彩っていきます。

 

180705-6.jpg  180705-7.jpg

 

魚ができたら、500mlのペットボトルに水をほぼ満水まで入れ、その中に魚を入れます。魚はどうなるのでしょうか?握ってみたり、さかさにしてみたり、魚が浮いたり沈んだりする様子を観察してみます。

 

180705-8.jpg  180705-9.jpg

 

180705-10.jpg

 

あら?金魚が増えてる?

180705-11.jpg

 

これは、海洋の水温や塩分を観測する機器フロートの仕組みを簡易的に再現したもの。海の中ではレーダーと通信ができないため、海中で観測したデータを送るためにフロートは海面に浮き上がって通信します。データを送ったらまた沈んで観測をし、浮かんで通信、をくり返します。フロートが沈んだり浮いたりするのは、重りなどで重さを変えるのではなく、かかる圧力が関係しています。圧力がかかってフロートが沈む様子を、ペットボトルを外側から押すことによって再現してみたのでした。

 

まとめも終わり、残った時間は先生への質問コーナー。

「48億年前の海って、どんなものだった?」

「一番最初に海から上がってきた生き物ってなに?」

海について疑問に思っていることが、次々と飛び出します。

「う~ん、そうだねぇ」と言いながら、テンポよく応じる井上先生。時間いっぱいまで、こどもたちの質問に答えてくれました。

 

井上先生、ありがとうございました!

 

理科の授業は、現在千代田図書館9階展示ウォールで開催中の展示「天気をはかる ~気象庁143年をものがたる人と技術~」の関連企画として行いました。

ここでは、気象に関する本やパネルのほか、実際に使われていた観測機器などが展示されています。ぜひ、お立ち寄りください♪

Posted at:13:00

神保町の魅力を伝えます!中高生のための古書店街ツアー

千代田区内には中学校・高校があわせて21校ありますが、区外から通っている生徒が多くを占め、千代田区に通っているけれど学校と最寄り駅以外はあまり知らないということも多いようです。

そこで千代田区読書振興センターでは、昨年11月より区内校に通う中学生・高校生の皆さんへ、図書館の取り組みと神保町古書店街の魅力を千代田図書館コンシェルジュがお伝えする「中高生のための古書店街ツアー」を行っています。

 

先日、今年度最初のツアーを開催しました!

参加してくれたのは、千代田区神田三崎町にある東洋高等学校の皆さん。

「普段、生徒たちは『街』を意識しながら歩くことがあまりないように思います。せっかくですから学校周辺の街並みを知ってもらいたい」という先生の思いからツアーにお申し込みいただきました。

 

180704-1.jpg  180704-2.jpg

 

はじめに神保町の名前の由来や古書店街のなりたちについてのレクチャーを行い、館内の見学からツアーは始まります!

千代田図書館9階のレファレンスサービスカウンターの前には「としょかんのこしょてん」展示や出版にまつわる本棚があります。館内にも、街の魅力をお伝えする一角があるんですよ♪

 

180704-3.jpg  180704-4.jpg

 

千代田図書館を出発し、一行は神保町古書店街をめざし靖国通り沿いを進みます。

児童書専門の新刊書店ブックハウスカフェ、看板建築という特徴的な外観で神保町の風景としてよくメディアなどで紹介される矢口書店古賀書店などを経て、到着したのが神田古書センタービル

 

180704-5.jpg

 

こちらのビルには、明治初期に創業した老舗古書店の高山本店をはじめ、趣味・芸術・漫画・近代文学などジャンルの違う古書店が8店入っています。今回は、ビル2階にある漫画専門の夢野書店の見学をしました。

 

180704-6.jpg  180704-7.jpg

 

店内には懐かしい漫画本やおなじみの漫画雑誌のバックナンバー、サイン色紙やフィギュアなど、ところ狭しと並べられています。自分の知っているタイトルを見つけたり、原画を見せてもらったり、見るものがたくさん。お店の方からは、夢野書店の前身である中野書店創業時のお話などを伺うこともできました。

 

次に見学したのが一誠堂書店。文科系の古書全般を扱う老舗の古書店です。

 

180704-8.jpg  180704-9.jpg

 

店舗の2階には、革の表紙の分厚い洋書や筆で書かれた和本など、たくさんの古書が揃っています。こちらでも、普段はガラスケースに入っている本を出していただき、お店の方に説明を受けながら実際に触れることもできました。

薄い和紙に印刷された100年以上前の本、触るのにもちょっと緊張してしまいますよね!

 

180704-10.jpg  180704-11.jpg

 

暑い日中のツアーとなったこの日、途中で水分補給のための休憩を取りながら、一行は靖国通りを進んでいきます。

関東大震災後に建てられた十一軒長屋を昔の写真と比べながら見学し、老舗の古書店、大型の新刊書店などを経て、すずらん通りに入りゴール! 皆さんおつかれさまでした。

 

ツアーを終えて、先生から参加した生徒の皆さんに送られた

「毎日暑くてつらくて、つい歩くときに下を向いてしまうよね。でも、ちょっと顔をあげてみてください。魅力的な街が見えてきます」

というメッセージが印象的でした。

これからも街を見つめつづけ、神保町という街の魅力をどんどんお伝えしていきます!

Posted at:14:10

コンシェルジュ通信Vol.36:街案内に欠かせない大切な仕事~街を歩いて情報収集

私たち図書館コンシェルジュは、館内の案内だけでなく千代田区の街案内も行っています。そのため、日頃から街の情報を集めるようにしています。

その中でもよく聞かれるのが、千代田図書館からも近い神保町古書店街についてです。そこで私たちは定期的に神保町を歩いています。

今回のコンシェルジュ通信は、街を歩きながらどんなふうに情報収集をしているのか、6月下旬に行ったときのようすを交えながらご紹介します。

 

この日は、七夕が近いこともあり、店の軒先に七夕の笹飾りが飾られていました。こんなちょっとした街の変化ものがさず見ています。

180605-1.jpg

 

 “世界一の本の街”とよばれる神保町の古書店街には、150店舗以上の古書店があると言われており、それぞれの古書店が扱うジャンルも多岐にわたります。

私たちはまず新人のうちに、実店舗を構えている約100店舗の古書店を実際に訪れ、それぞれの古書店の特徴を覚えていきます。何のジャンルを専門に扱っている店?棚にはどんなインデックスがある?どの年代の本が多い?などなど、細かな特徴を覚えていきます。

また、古書店までの道順や目印、看板など、どのように案内したら分かりやすいかをお客様の目線で確かめていきます。

 

こうして実際に自分の目で確かめた情報は、例えば、具体的な書名はわからない、データベースには載っていないなど、検索だけでは補いきれないお問い合わせの時に活かしています。

 

180605-2.jpg

 

また古書店だけでなく、街の変化にもアンテナを張っています。新規オープンした店舗などは、テレビや新聞をご覧になったお客様から問い合わせを受けることがよくあるため、すぐに見にいくようにしています。

 

180605-3.jpg

 

今年4月に、岩波ブックセンター信山社の跡地にオープンした神保町ブックセンターでは老舗古書店が載った「神保町の歩き方」看板も見ることができますよ。神保町ならではの看板ですね。

オープン直後に行ったメンバーから、「カーペットからカフェのメニュー表まで、岩波文庫の表紙デザインがモチーフになっていたよ。」と聞き、個人的にも興味がわいたので、その後すぐに行ってきました。

メンバー間でそれぞれが得た情報を共有しているので、お客様から「テレビで放映していた、新しい書店はどこかしら?」とお問い合わせをいただいた際にも、すぐにお答えすることができました。

 

また私たちが肌で感じた街の魅力や集めた情報は、日々の街案内だけではなく、「図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー」などにも活かしています。

先日は、5月に開催した「神保町ツアー」に参加された方が、「ツアーに参加した後、神保町の違った面が見えて、古書店通いが楽しくなっています」と声をかけてくださいました。ツアーをきっかけに、より街の魅力を感じていただけるようになったと聞き、とてもうれしくなりました。

 

【開催レポート(前編)】千代田図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー「神保町古書店街の150年」編

【開催レポート(後編)】千代田図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー「神保町古書店街の150年」編

 

このように、図書館と街の魅力をお伝えできるよう、日々情報収集してお待ちしています!

千代田図書館にいらっしゃった際には、ぜひ私たちコンシェルジュに気軽に声をかけてください。

 

Posted at:18:30

【取材レポート】春の読書旬間 in お茶の水小学校

皆さん、こんにちは。

千代田区読書振興センターでは、区立の教育関連施設に学校支援担当司書を派遣し、さまざまな読書活動の支援をしています。それぞれの学校で特色ある読書活動が行われていますが、今回は千代田区立お茶の水小学校春の読書旬間の様子をレポートします。

                                 

学校の図書館ではおはよう おやすみ いまなんじ?と題しじかんをテーマに展示が行われています。

 

180603-1.jpg

 

「こどもの読書週間」にあわせて千代田図書館で開催された「ヨムキクちよだ2018」(4月23日~5月13日)で展示した図書に、学校支援担当司書がじかんをテーマに選んだ図書を加えて紹介しています。展示中央にある大きな時計は司書の手づくりです!

 

  180603-2.jpg  180603-3.jpg

 

この展示で紹介されている図書から選んだ本で、低学年(1~3年生)と高学年(4~6年)それぞれを対象におはなし会が行われました。

 

180603-4.jpg

 

低学年のおはなし会ではこの3作品。

『ねこどけい』(きしだえりこ/作 福音館書店)

「魔法のかさ」(R.ファイルマン/原作 東京こども図書館『おはなしのろうそく 30』収録)

『こんや、妖怪がやってくる』(君島久子/文 岩波書店)

これらに加えて、手あそび「やすべえじいさん」をしました。『ねこどけい』と『こんや、妖怪がやってくる』は読み聞かせで、壇上のスクリーンに映し出される絵本の中のかわいい絵とともにお話を楽しみました。「魔法のかさ」は、絵を見ながらではなく話し手の言葉だけで聞き手が情景を想像しながらお話を楽しむストーリーテリングで行われました。

 

180603-5.jpg

 

「魔法のかさ」は、魔法使いが忘れていったかさのお話。拾ったかさは魔法のかさで、そのかさを持っている人は、ある数字を数えるとそれぞれの場所に飛んで行ってしまうのですが、そんなことは誰も知りません。ある日、かさを持って市場に出かけたおかみさんが、たまごを数えると…

想像力をはたらかせるのがストーリーテリングを楽しむコツ。はたしてみんな物語を楽しむことができるのでしょうか?

話し手が「1、2、3ひゅー!」と言ったところで児童たちからどっと笑い声が起こりました。いきなり飛んでしまったおかみさんの姿が頭の中に思い浮かべることができたようです。その後も「ひゅー」と言うたびに笑い声が聞こえ、ストーリーテリングを楽しんでいました。

 

高学年のおはなし会ではこの4作品。

『よあけ』(ユリー・シュルヴィッツ/作・画 福音館書店)

「魔法のかさ」(R.ファイルマン/原作 東京こども図書館『おはなしのろうそく 30』収録)

『メアリー・スミス』(アンドレア・ユーレン/作 光村教育図書)

『こんや、妖怪がやってくる』(君島久子/文 岩波書店)

手あそびは「でんでらりゅうば」をしました。

 

180603-6.jpg

 

学年に合わせて、作品も変えていきます。『よあけ』では、日の出前の薄暗い朝の静けさが声からも伝わってきました。司書の語りを聞きながら、映し出される美しい絵に魅入っているようでした。

続く、ストーリーテリング。高学年もお話の世界をうまく想像できるのでしょうか?

「さあ、次はストーリーテリングです。」と聞いてみんながとった姿勢は…

 

180603-7.jpg

 

頭を下げて、耳だけに集中するようです。なるほど、そんな作戦があったのですね!姿勢の効果もあって(?)みんな集中して「魔法のかさ」を聞いていました。

 

読み聞かせとストーリーテリングの合間には、てあそびをします。

180603-8.jpg

 

てあそびも、高学年になると難易度が上がります。歌にあわせて片方の手をいろいろな形に変え、もう片方の手に添えます。グーにした手をポンと手のひらにのせて「なるほど」のポーズ、人差し指と中指をあてて「お寿司」、など形に名前をつけて覚えます。なるほど、親指、お寿司、キツネ、なるほど、親指…なにかの呪文のようですね。覚えたらスピードアップ!みんなで夢中になっていました。

 

180603-10.jpg  180603-9.jpg

 

先生からの「読書旬間の本の紹介を見た人?」という質問に多くの児童が手を挙げてくれました。そのうち3分の1くらいの児童が実際に本を借りたそうです。

また、図書館のカウンターには読書旬間中に展示された本を借りるともらえるしおりがたくさん用意されており、すでにもらったという児童もたくさんいました。

しおりは保護者の図書館ボランティアの方々による手作りです。

180603-11.jpg  180603-12.jpg

 

読書をより楽しめるよう考えられた、さまざまな工夫やしかけ。こどもたちにもしっかり伝わっていました!

これをきっかけに、本好きなこどもたちが増えてくれるとうれしいです。

Posted at:10:40

四番町図書館で「親子で楽しく!英語で読み聞かせ」を開催しました

6月16日(土曜日)、四番町図書館でラウンジセミナー「親子で楽しく!英語で読み聞かせ~迫力満点の写真絵本で見て感じて!~」を行いました。

現在、千代田図書館で開催中の企画展示「未知へ誘うヴィジュアルの世界~ここはどこ?これは誰?これって何?~」の関連イベントである今回のラウンジセミナーは、小さな子どもでも楽しめる英語絵本を使い、遊びながら英語に親しむワークショップです。

 

講師は『イギリスの小学校教科書で楽しく英語を学ぶ』(小学館、共著)などの著書や、日本経済新聞で連載中の「おもてなし会話術」で知られる、田園調布雙葉高校・実践女子大学・武蔵野大学非常勤講師の宮下いづみさん

 

180602-1.jpg

 

「Hello, everyone. How are you?」

今回のイベントは、始めから終わりまで英語で行われました!

まずは英語の手あそび歌から。

 

180602-2.jpg

「Head, Shoulders, Knees and Toes」は子どもから大人までおなじみの1曲ですね。

みんなも、楽しそうに体を動かしていました♪

 

今回読んだのは、ナショナルジオグラフィックならではの迫力ある生き物の写真や諸外国の風景写真を使った、センゲージラーニングの英語教材絵本「Our World」のシリーズです。

 

180602-3.jpg

1冊目の絵本は『My Body, Your Body』

写真を見ながら、体のパーツを英語で言ってみよう!

 

絵本の文章を読むだけでなく、写真を見ながら英語で簡単な質問をしたり、体を動かしながらその動作を英語で言ってみたりすることで、目でも英単語を覚えることができますね。

 

180602-4.jpg  180602-5.jpg

こちらの絵本は『Art Class』

「Red plus yellow is orange!」

実際に色を混ぜて色水遊びをしながら、英語の色の名前を学びました。

 

180602-6.jpg  180602-7.jpg

『Where Are the Animals?』

写真を見ながら動物を探す絵本を読んだ後は、会場でも折り紙のカエルをかくれんぼさせるゲームで大盛り上がり!

 

イベント後半では、四番町図書館に所蔵する英語の絵本も読み聞かせしていただきました。

 

180602-8.jpg

自然の中のいろいろな風景に登場する「緑色」をシンプルな英語でつづる絵本『green』(Laura Vaccaro Seeger, Roaring Brook Press)は、宮下さんに続き子どもたちも文章を声に出しながら読み進めました。

 

180602-9.jpg

最後には、体全体でアルファベットを表現しながら、子どもも大人もみんなで「Coconut Song」を歌いました!

英語の絵本に手あそび歌、ゲームを交えることで、頭や耳だけでなく全身で英語に親しんでいただくことができたのではないでしょうか?

 

180602-10.jpg  180602-11.jpg

また、イベント終了後には宮下さんから保護者の皆さんへおすすめする英語の絵本の紹介も。

今回使用した四番町図書館の絵本は、どれもカウンター右手のアメリカンシェルフに所蔵しています。また、今回のセミナーで使用した英語教材の展示も今月いっぱい行っています。

 

2013年に日比谷図書文化館、四番町図書館に設置されたアメリカンシェルフには、米国大使館アメリカンセンターより「米国の歴史・文化・価値観を知るための本」が寄贈されています。

四番町図書館には英語の絵本や児童書が多く揃っており、日本語訳との読みくらべのできる絵本や、日本ではなかなか手に入らない絵本もあります。

来館の際にはぜひご覧ください♪

 

また、千代田図書館では7月21日(土曜日)まで企画展示「未知へ誘うヴィジュアルの世界~ここはどこ?これは誰?これって何?~」を開催していますので、こちらにもお越しください。

 

今回は四番町図書館のラウンジセミナーの様子をレポートしました♪

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

Posted at:16:50

【開催レポート(後編)】千代田図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー「神保町古書店街の150年」編

5月26日(土曜日)、千代田図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー「神保町古書店街の150年」編 を開催しました!

今回は、第2部の街歩きツアーの様子をお伝えします♪

 

第1部では、ゲストの飯澤文夫さんに、江戸時代の切絵図を手がかりにして神保町古書店街の成り立ちをお話しいただきました。

続く第2部、街歩きツアーへ出発する前にコンシェルジュが皆さんをご案内したのは、千代田図書館9階のコンシェルジュブース前にある古地図マットです。

 

180601-1.jpg  180601-2.jpg

 

これは千代田区立図書館が所蔵する『文化改正御江戸絵図』の千代田区の部分を引き延ばしたマットで、第1部で紹介された『飯田町駿河台小川町絵図』よりもおよそ40~50年前の街並みが描かれています。

こちらの絵図にも、清水門俎橋(まないたばし)の表記を確認することができます。

 

いよいよ千代田図書館から神保町古書店街へ出発!

現在、千代田図書館と神保町を結ぶ最も大きな道は靖国通りですが、江戸~明治期にかけては、この通りが「裏神保小路」、その南側、現在のさくら通りすずらん通り「表神保小路」と呼ばれていました。

 

180601-3.jpg

 

第1部でも紹介された神保町の名前の由来となった神保氏の屋敷は、この「表神保小路」、現在のさくら通りにある山形屋紙店のあたりにあったと言われています。山形屋紙店は明治12年創業の老舗(下の写真左)で、店舗の裏には大正期に建てられたレンガ造りの蔵が残っています。

同じさくら通りには、関東大震災後の昭和4年に建てられた、震災復興建築のビルがあります。地震に強い鉄筋コンクリート造りの建物に、スクラッチタイルの装飾が施されたこのビルは、現在日本タイ協会が使用しています。(下の写真右)

 

180601-4.jpg  180601-5.jpg

 

新しい出版社のビルやマンション群の中に歴史的な建物が点在するさくら通りを抜けて、一行は靖国通りへ。

古地図や江戸・東京の地形に関する資料を多く扱う創業120年以上の老舗古書店、秦川堂書店を見学しました。

 

180601-6.jpg  180601-7.jpg

 

秦川堂書店を見学した後は、靖国通り沿いに建つ明治36年創業の一誠堂書店ラドリオミロンガ・ヌォーバなどの喫茶店が並ぶ路地など、神保町の歴史的シンボルともいえるスポットを次々に巡り、駿河台下交差点からすずらん通りへ入ります。

 

180601-8.jpg  180601-9.jpg

 

180601-10.jpg

 

この日は、年に一度の「神田すずらんまつり」が行われており、出店が立ち並ぶ商店街は大にぎわいでした。

お祭りの様子を楽しみながらすずらん通りを歩き、ツアーの終着地小学館ギャラリーBH神保町「本と街の案内所」へ到着です。

 

今回のツアーで巡ったのはこちらのコースです。

180601-11.jpg

大きな画像を見る(PDF:888KB)

 

180601-12.jpg

 

江戸時代の古地図から始まり、明治から大正、昭和、そして平成と、それぞれの時代の歴史が息づく神保町古書店街を、ゆったりと歩きながらお楽しみいただきました。

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

Posted at:11:50

【開催レポート(前編)】千代田図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー「神保町古書店街の150年」編

5月26日(土曜日)、千代田図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー「神保町古書店街の150年」編 を開催しました!

ちよぴたブログでは、第1部のゲストのトークと第2部の街歩きツアーに分け、当日の様子をお伝えします♪

 

180505-1.jpg

 

第1部のゲストは、明治大学史資料センター研究調査員、帝京大学非常勤講師の飯澤文夫さんです。

学生時代から大学での勤務、そして現在は「神保町を元気にする会」と共催の明治大学リバティアカデミーの公開講座「本の街・神保町で考える」を受け持つなど、神保町とはおよそ50年のつきあいになるという飯澤さん。

 

180505-2.jpg

この日、神保町古書店街で初めて買ったという記念すべき1冊を持ってきてくださいました!

駿河台下の三茶書房で買ったという『田中英光 愛と死と』(竹内良夫・別所直樹/著、大光社)。

 

千代田区神田神保町1~3丁目を中心に、現在180軒近くの古書店をはじめ新刊書店、出版社や出版プロダクション、取次店、印刷・製本業者が立ち並ぶ神保町古書店街。

飯澤さんいわく「こんな街は世界広しといえど他にない」という神保町が、どのような歴史を辿って「世界一の本の街」になったのかを、豊富な資料とともに解説いただきました。

 

江戸時代、江戸城の周辺には武家屋敷が立ち並んでいました。

「神保町」の名前は、延宝または元禄年間に小川町(現・神田神保町2丁目)に屋敷地を拝領した旗本の神保氏が住んでいたことに由来するといわれています。

飯澤さんが用意してくださった『飯田町駿河台小川町絵図』には安政年間の神保町、そして千代田図書館周辺の街並みが記されています。この絵図は「切絵図」と呼ばれる江戸時代の住宅地図のようなもので、細い道筋や屋敷に住む人名まで書かれています。

 

180505-3.jpg

 

切絵図をよく見ると、九段坂清水門俎橋(まないたばし)など千代田図書館周辺に今も残るおなじみのスポットが。大正12年の関東大震災後に整備される靖国通りなどいくつかの道を除いて、街の形は当時からほとんど変わっていません。

「街を知るために、古地図と現在の地図を比べての街歩きはおすすめですよ!」とお話しされました。

 

またこの切絵図には、九段坂下(現在の昭和館のあたり)に洋学・洋書の研究機関「蕃書調所」も記されています。

蕃書調所は明治期に入り開成学校へと再編され、のちの東京大学の前身となりました。

この他にも、明治初期には武家屋敷の跡地に数々の学校・病院ができ、その周辺には次第に学術書や専門書を扱う書店が増えていきます。現在は出版社または新刊書店として知られる有斐閣三省堂岩波書店も開業時は古書店としてのスタートでした。

 

明治25年の大火、そして大正12年の関東大震災を乗り越えながら、さらにその規模を拡大していった神保町古書店街。

教員や学生の需要もあり次々と古書店が開業する中で、一誠堂書店は多くの古書店主を輩出したことでも知られています。

「神保町には書店同士が学びあい、高めあう環境がある」と飯澤さんは言います。

 

第二次世界大戦中、東京大空襲の戦火を免れ、現在も歴史ある街の姿をとどめる神保町古書店街。

平成に入ってからも、裏通りには個性的な古書店や飲食店が増え、なお多くの人々に愛されています。

 

180505-4.jpg

 

この街の起こりから現在に至るまで、楽しいお話しと充実の内容であっという間の一時間でした!

飯澤さん、ありがとうございました。

後半は、いよいよ神保町古書店街の街歩きへと出発です♪

Posted at:16:00

「本と出会う 読書サロン 第16期オープニングイベント」を開催しました

本と出会う 読書サロン」をご存じですか?

年2期(6月~9月、12月~3月)千代田図書館で開催されている、読書の会が主催する本を通じた交流の場です。

1冊の本について語りあう読書会とは違い、テーマに沿った本を各メンバーが選んで持ち寄り紹介しあうのがこの会の特徴です。

 

180503-1.jpg

 

こちらは、読書サロンで紹介された本の一部です。

読書サロンでは小説、ビジネス書、絵本、写真集などさまざまなジャンルから選ばれた本との出会いが待っています。

 

今回は、そのメンバー募集をかねたオープニングイベントとして開催された講演会の様子をお伝えします。

 

ゲストは、子どもの本を数多く手掛ける出版社偕成社社長・今村正樹さん

 

180503-2.jpg

 

子どもを育てる、子どもの本を育てる」と題し、子どもの本のこれからや子どもをとりまく社会との関係についてなどをお話しいただいました。

 

「やっぱり、今このテーマで触れる話題というと…」

そう言って語り始めたのは、5月2日に亡くなられた絵本作家かこさとしさんについてです。

 

かこさとしさんの代表作のひとつ『からすのパンやさん』。

愛らしいからすの夫婦やたくさんの種類のパンなどが登場し、世代を超えて愛され続けています。

 

180503-3.jpg

『からすのパンやさん』

かこさとし/作 偕成社

 

絵本といえばこのようにかわいいキャラクターが登場したり楽しいストーリーが展開する作品だというイメージを持つ方が多いのではないでしょうか?

しかし絵本にもいろいろ種類があり、おはなしの世界を楽しむ絵本もあればノンフィクションの絵本もあります。

かこさんは、愛らしい作品を手掛けると同時にノンフィクションの絵本の創作も精力的に行っていました。

ノンフィクションの絵本に対して、知識を身につけるお勉強のための読み物というイメージを持ってしまうと、あまり手を伸ばそうという気持ちがおきにくいかもしれません。

事実に対して子どもの興味をいかに引っ張っていくかが重要になってきます。細部にまできっちり丁寧に描かれた作品は、本を開くたびにいろいろな発見があります。そうやって楽しみながら知識が身につく作品を、かこさんは数多く生み出していました。

 

180503-4.jpg 

『太陽と光しょくばいものがたり』

藤島昭、かこさとし、村上武利、中田一弥、落合剛、野村知生/共著

かこさとし/絵 偕成社

 

そんな作り手の思いを受け止めて、子どもに本を手渡す大人としての使命感を持って本を世に出していることが、今村さんのお話しの端々から伝わってきました。

学校の授業で読書感想文を書くことについて、いま書店が直面する困難について、図書館に対する疑問(?)などなど、ときに熱く、ときにユーモアを交えてお話しくださいました。

 

180503-5.jpg

 

その中で印象に残ったのが

「人がよい方向へむかっていくと信じて本を出したい」

というフレーズ。

正しい知識、深い好奇心によって人は進歩していく。その知識や好奇心の源になるような本を子どもに手渡したい。本がどんな読み手に渡るのか、渡った先にどのように残るのか。1冊の本がたどるストーリーを常に頭に描いて本を創り続けているのだと感じました。

 

180503-6.jpg

 

今村さん、ありがとうございました!

 

イベント終了後は、今村さんに質問をする方や第15期の読書サロンで紹介された本を手に意見交換をする方々などの姿が見られました。

読書振興センターでは今後も本を通したコミュニケーションの場づくりのお手伝いを行っていきたいと思います。

読書サロンの開催は毎月第3火曜日の午後7時から。

参加者は近隣の方だけでなくお仕事帰りの方も多く、生活スタイルもさまざまなメンバーで本を通じた交流を楽しんでいます。

図書館は休日に行くところ、とは限りません。

千代田図書館は、平日22時まで開館しています。

気軽にちょっと立ち寄って、本との出会いを楽しんでみませんか?

 

本と出会う 読書サロン 詳細はこちら

Posted at:14:40

学校図書館での「図書館オリエンテーション」に行ってきました!

千代田区立図書館の学校支援担当司書は、毎年度のはじめ、千代田区立小学校・中学校の児童・生徒の皆さんに学校図書館の使い方を紹介する「図書館オリエンテーション」を行っています。

 

このオリエンテーションで、小学校の低学年では学校図書館での本の借り方・返し方や本の扱い方、読みたい本の探し方などを、高学年では参考図書や年鑑を使った調べ物などを学びます。さらに中学校では、著作権や参考文献の書き方といった、情報を正しく活用する方法についても紹介しています。今年度もそれぞれの学年にあわせた内容で、4月中旬から5月にかけて行いました。

 

今回「ちよぴたブログ」がおじゃましたのは、千代田区立麹町小学校1年1組の図書館オリエンテーション。

今日は国語の授業内「図書の時間」で、初めて小学校の図書館を使います。

 

180502-1.jpg

 

図書館ってどんなところかみんなに知ってもらうために、まずは司書が絵本の読み聞かせを行いました。

 

180502-2.jpg  180502-3.jpg

『しずかに!ここはどうぶつのとしょかんです』(ドン・フリーマン/作・絵、なかがわ ちひろ/訳、BL出版)

動物たちにも図書館で本を読ませてあげたいな…主人公カリーナの楽しい想像がふくらむおはなしに、みんなじっと聞き入っていました。

 

「はじめに質問です。図書館の本にあって、みんなのおうちの本にないものは?」

司書の問いかけに、元気に手があがりました。

本と本の間にはさんである見出しの紙?ここまで読んだという目印のしおり?

答えは、本に貼ってある「ラベル」「バーコード」。これは、図書館の本を探したり、借りたりするときにとても大切なものなのです。

 

180502-4.jpg

 

麹町小学校の図書館には1万冊以上の本があります。その中から読みたい本がどこにあるかを探すのに役立つのが、本の背中の部分に貼ってある「ラベル」。

数字と作者の名前の頭文字で、本の住所を表しています。

 

180502-5.jpg

 

つぎに、図書館の本が仲間ごとに10のグループに分けられていることをお話ししました。

たとえば動物の本は「4」、乗り物の本は「6」、物語の本は「9」となっています。

 

180502-6.jpg  180502-7.jpg

本を見つけるときに役立つ10のグループ分け。図書館を使う中で、子どもたちはゆっくりと覚えていきます。

 

授業の最後は、本の借りかたを練習しました。子どもたちはそれぞれ借りたい本を1冊ずつ選び、カウンターでクラスと名前、出席番号を伝え、バーコードを読み取ってもらって本を貸出してもらいます。

 

180502-8.jpg

はじめに先生のお手本から。みんなしっかり見ています。

 

180502-9.jpg

初めて借りた学校図書館の本。みんなとてもうれしそうに本を抱えていました!

1年1組のみんな、これからも休み時間や図書の時間を通じて、ぜひ学校図書館で読書を楽しんでくださいね!

 

子どもたちに学校図書館を活用してもらう取り組みのひとつ、学校支援担当司書の図書館オリエンテーションのご紹介でした♪

Posted at:10:50

イベントレポート「第10回ことばと音のフェスティバル♪ よみしばい『モモ』」

4月28日(土曜日)、千代田区役所1階区民ホールで、第10回ことばと音のフェスティバル♪「よみしばい『モモ』」を開催しました!

今回のちよぴたブログでは、当日の様子を詳しくレポートします。

 

まずは、出演するシアターオルトの皆さんの自己紹介から始まりました。

 

180501-1.jpg

「今日は、来場者の皆さんにもお芝居に参加してもらいたいんです」

風船を使って、お芝居の中に出てくる「ある小道具」を作るワークショップが始まりました!

 

180501-2.jpg  180501-3.jpg

細長い風船を、われないように気をつけながら何度かねじって…

できあがったのはお花の形のような風船。さて、どこで登場するのでしょうか?

 

ワークショップの後、いよいよ「よみしばい『モモ』」の開演です。

「よみしばい」の名の通り、俳優さんが手に本を持ち、セリフやお話しを読みながらお芝居を進めます。お芝居の間には、楽器で俳優さんの動きに合わせて効果音をつけたり、シーンに音楽を合わせたりする演出も。生演奏が入ることで、臨場感あふれる物語の世界が生まれました。

 

180501-4.jpg

 

子どもたちが慣れ親しんでいる「読み聞かせ」と、俳優の表情や動きを見せる「お芝居」を組み合わせた「よみしばい」で、小さな子どもたちもお話しの世界に引き込まれていきます。

 

 

『モモ』は、こんなおはなしです。

とある都会のはずれ、むかし劇場だったという廃墟に、ひとりの女の子が住み着くようになりました。

女の子の名前はモモ。いつ生まれたかも、どこから来たかもわからない不思議な女の子です。

 

180501-5.jpg

 

この街の人々はしだいに、モモのところにおしゃべりに行くことが楽しみになります。モモは、時間をかけて人の話にじっと耳を傾けることのできる能力を持っていたのです。

 

180501-6.jpg

無口な道路掃除夫のおじいさん・ベッポと、おしゃべりな観光ガイドの若者・ジジは、モモの親友です。

 

ある日この街に、「時間貯蓄銀行」を名乗る男たちが現れました。時間を節約し、余った時間を預けることで豊かな生活が送れる…男たちは人々にささやいて回ります。

無駄なおしゃべりや無駄な考えごと、日常の楽しみをすべてやめて時間を節約することこそ豊かな人生につながるのだという考えは人々の間に広まり、街の様子は変わってしまいました。

 

180501-7.jpg

「時間貯蓄銀行」の男はモモのところにもやってきました。人とは少し違う時間の流れを持っているモモ。男たちに目をつけられてしまいます。

 

ベッポやジジまでモモのもとを去ってしまい途方に暮れていると、1匹のカメが現れました。カメの名前はカシオペイア。「わたしについておいで」とモモを導きます。

 

180501-8.jpg  180501-9.jpg

 

カシオペイアに導かれ、モモは時間をつかさどるマイスター・ホラに出会います。

「時間貯蓄銀行」の男たちの正体は時間どろぼうで、人々をだまし、人々の心の中にある「時間の花」を奪って貯蔵庫にため込んでいるのだ、と教えられたモモ。マイスター・ホラが時間を止めている間に貯蔵庫を見つけ出し、時間の花を開放する冒険に出かけます。

 

180501-10.jpg

 

時間どろぼうに追われながら「時間の花」のありかを突き止めたモモ。モモが一輪だけ持った「時間の花」を扉にかざすと、貯蔵庫が開きました!

 

180501-11.jpg

最初に皆さんがワークショップで作ったお花の形の風船は、このシーンで使われる「時間の花」だったんですね!

 

 

終演後、来場者の皆さんからのアンケートには

「ひさしぶりに『モモ』を読みたくなりました」

「参加型のお芝居で、子どもたちがとても楽しそうだった」

「効果音の生演奏が刺激的だったようで、子どもがとてものめり込んでいた」

「大人も楽しめる内容でした」

といった声が寄せられました。

 

今年の「ことばと音のフェスティバル♪」では、世界中で愛されているミヒャエル・エンデの『モモ』のよみしばいをお届けしました。

千代田区読書振興センターではこれからも、親子そろって気軽に本に親しめるイベントを行っていきますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね。

Posted at:18:30

【速報】「ことばと音のフェスティバル♪」と
「春のレファレンジャー」「工作ワークショップ」を本日開催しました!

本日4月28日(土曜日)、千代田図書館では「ヨムキクちよだ2018」のイベント、第10回ことばと音のフェスティバル♪「よみしばい『モモ』」「緊急出動!春のレファレンジャー」「工作ワークショップ」を開催しました。

 

千代田区役所1階の区民ホールで行った第10回ことばと音のフェスティバル♪「よみしばい『モモ』」

小さなお子様から大人まで、たいへん多くの方々に楽しんでいただきました!

 

180405-1.jpg

 

180405-2.jpg

 

180405-3.jpg

こちらのイベントの様子は、近日中にこの「ちよぴたブログ」で詳しくレポートします♪

 

千代田図書館10階には、「読書の味方」レファレンジャーが登場。

 

180405-4.jpg

 

180405-5.jpg

いつもは夏休み期間に千代田図書館に登場しますが、今日は緊急出動!

 

子どもたちの本探しのお手伝いや、保護者の皆さんの読書相談にお答えしました。

 

こちらは工作ワークショップ

小さなお子様でも簡単に作れるミニノートこいのぼりしおりの工作を楽しんでいただきました♪

 

180405-6.jpg

 

180405-7.jpg

ミニノートは4種類。好きな色を選び、紙を折って作りました。

 

180405-8.jpg

 

180405-9.jpg

色とりどりのおりがみを編み込んで作るこいのぼりしおり。

思い思いの色で、カラフルなこいのぼりが完成しました!

 

180405-10.jpg

 

ご参加くださった皆さん、ありがとうございました!

Posted at:17:30

「和綴じ製本で『読書ノート』を作ろう」実施レポート

今回は、2月17日(土)に千代田図書館で開催したイベント

「和綴じ製本で『読書ノート』を作ろう」の様子をお伝えします。

 

講師は丁 寅次(ちょう・とらじ)先生。

お茶の水にある おりがみ会館などで「和綴じ教室」や「水引き教室」の講師を

務めていらっしゃいます。

 

180204-1.jpg

 

最初は本の中身を折る作業から。

読書ノートとして記入する部分ですね。

袋綴じとよばれる和本の代表的な綴じ方で、中の紙を二つ折りにして

折り目の反対側を糸で綴じます。

ずれないように、1枚ずつ丁寧に折っていきます。

 

180204-2.jpg  180204-3.jpg

 

すべて折って重ねたら、本を束ねて留める位置にしるしを付けます。

まず右端から1cmとり、その内側8mmに線をひく。

上下からそれぞれ3cmと4.5cmを測り、さきほどの8mmと

交わるところに点を打つ...

ミリ単位の繊細な作業が続き、思わずため息をもらす参加者も。

「ため息つかない!」

先生の喝に思わずふき出し、緊張がほぐれたところで作業続行。

しるしの部分に目打ちで穴を開けます。

「ストレス解消!」「気持ちいい~」

普段あまりやらない作業を、皆さん楽しんでいる様子です。

 

180204-4.jpg

 

本体の準備ができたら、次は表紙を選びます。

どれもすてきな柄で、迷ってしまいますね。

世界に一つしかない、自分だけの読書ノートです。

皆さんじっくり選んでいました。

 

180204-5.jpg

 

表紙を決めたら、いよいよ糸で綴じていきます!

・・・と、その前に、しるしを付ける作業をします。

ミリ単位に計測し、さらに割り算も。

ふたたび繊細な作業ですが、ゴールは近いのでがんばりましょう!

 

180204-6.jpg  180204-7.jpg

 

点をつけたところに目打ちで穴を開けます。

このときには皆さん作業にも慣れてきて

リズムよく目打ちを打つ手元は職人さんのようでした。

 

さあ、今度こそ本を綴じる作業です。

四つの穴で綴じるシンプルな形「四つ目綴じ」という方法です。

「いちばん簡単で、いちばん難しい」

先生曰く、シンプルゆえにきれいに仕上げるのが難しい綴じ方とのこと。

緩まないようにキュッと綴じて、完成!

 

180204-8.jpg  180204-9.jpg

 

「何を読もうかしら。」

「その表紙だと『源氏物語』が似合うわね」

自分だけの読書ノートづくりを楽しんでいただけたようです。

お気に入りのノートと一緒に、読書を楽しんでくださいね♪

丁先生、参加者の皆さん、ありがとうございました!

 

180204-10.jpg

 

Posted at:13:45

楽しいイベントたくさん!千代田区立図書館のクリスマスイベント

12月9日(土曜日)、昌平まちかど図書館

「クリスマスぬいぐるみおとまり会」を行いました!

 

子どもたちお気に入りのぬいぐるみが、夜の図書館に

一晩おとまりするぬいぐるみおとまり会

昌平まちかど図書館では初めての開催となりましたが

定員となる10組の親子にご参加いただきました。

 

子どもたちは、まず図書館でぬいぐるみと一緒に

絵本の読み聞かせやクリスマスの手あそびを楽しみ、

そのあとぬいぐるみが、昌平まちかど図書館におとまりをしました。

 

ぬいぐるみは、12月11日(月曜日)に参加してくれた子どもたちのもとへ。

お迎えに来てくれた子どもたちには、

ぬいぐるみが図書館で選んだ絵本と、

おとまり会の様子を記録したアルバムを一緒にお渡ししました♪

 

171202-1.jpg

子どもたちは、みんな嬉しそうに

絵本とアルバムを受け取ってくれたそうです♪

ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!

 

 

そして今週末は、四番町図書館神田まちかど図書館

親子でクリスマスを楽しむ、いつもより特別な

おはなし会を開催します!

 

神田まちかど図書館 クリスマスおはなし会

【日 時】 12月16日(土曜日)

午前11時~11時45分

【場 所】 神田まちかど図書館

【対 象】 乳幼児~小学生とその保護者

 

171202-2.jpg  171202-3.jpg

 

『ごろんご ゆきだるま』(たむらしげる/作・絵、福音館書店)や

『ケーキができたわけ』(さとうわきこ/作、女子パウロ会)など

冬やクリスマスにまつわる絵本の読み聞かせや、わらべうたを楽しんだあと

クリスマスツリーづくりの工作をします

 

また、神田まちかど図書館のカウンターでは、

12月25日(月曜日)までに本を借りた方に、

手ぶくろしおりまたはツリーオーナメントをプレゼントしています!

(お一人につき1日1個まで、なくなり次第終了)

171202-4.jpg

 

 

四番町図書館 クリスマスおはなし会

【日 時】 12月17日(日曜日)

午後3時~4時

【場 所】 四番町図書館ラウンジ

【対 象】 幼児~小学生とその保護者

 

171202-5.jpg  171202-6.jpg

 

四番町図書館のおはなし会では、

『みんなで たのしい クリスマス』(クレア・フリードマン/作、

ゲイル・イェリル/絵、ひさかたチャイルド)や、

『どんくまさんの くりすます』(蔵冨千鶴子/作、柿本幸造/絵、至光社)など

クリスマスの絵本の数々を読み聞かせしたり、

自分で飾りつけて作るさんかくぼうしの工作などを行います

 

ぜひ、今週末はご家族そろって、

楽しいクリスマスおはなし会にご参加ください!

Posted at:14:15

本と出会う読書サロン 第15期オープニングイベントを開催しました!

11月21日(火曜日)、「本と出会う読書サロン」第15のスタートとして

評論家、作家野上暁(のがみ・あきら)さんをお招きして、

新規メンバー募集を兼ねた講演会「体験的子ども文化の現代史」を開催しました。

 

171105-1.jpg

 

お話は、野上さんの幼児期の記憶から始まりました。

戦時中家族と疎開し、終戦後6歳まで長野で過ごされたそうです。

食糧難の時代の、いろいろな食べ物の記憶にまつわるエピソードに

おどろく方やうなずく方、年代によって反応はさまざまです。

「シマヘビのステーキがおいしかった!」

というお話には、思わず声を出してしまいました

しかしこの話には続きがあって、大人になってから食べたシマヘビは

硬くて食べるのが大変だったとのこと。

いつでもやわらかいお肉が食べられる世の中になったことに

感謝しなくてはいけませんね。

 

そして、お話は戦後児童文学へ。

1940~50年代に創刊された子ども雑誌をご用意いただきました。

貴重な資料に、参加者のみなさんも興味津々でした。

 

171105-2.jpg  171105-3.jpg

 

野上さんのお話の中では、戦争について考えさせられる場面が

多くありました。

先ほどのシマヘビのお話もそうですが、

幼少期に観たという映画の話も印象的でした。

『原爆の子』『ひろしま』『ひめゆりの塔』などを観て、

子どもながらに戦争の怖さを知り反戦の心がうまれたそうです。

今の生活の中では戦争の怖さを感じる機会はあまりなく、

子どもたちが戦争について知るのは学校の授業の中だけかもしれません。

おとなも子どもも一緒に、平和について考えられる文化をつくり

大切に守っていきたいと思いました。

 

171105-4.jpg

 

こちらはイベント終了後のひとコマ。

参加者の方々が野上さんの著書を手に取りながらお話しされてます。

はやくも読書サロンが始まっているようです♪

 

 

12月から始まる「本と出会う読書サロン」第15では、

12月「器(うつわ)」 1月「皺(しわ)」 2月「皹(ひび)」

3月「再(ふたたび)」をテーマに、

メンバーが思い思いに持ち寄った本の紹介を行います。

現在メンバーを募集中。まずはお気軽に登録からどうぞ♪

 

メンバー登録方法

 

1~4のいずれかの方法でお申込みください。

1.メール

メール本文に氏名、電話番号、メールアドレスを明記し、

件名を「本と出会う読書サロンメンバー登録申込」として、

「読書サロン担当」宛に

お申し込みください。

メールアドレス dokusho.salon2016@gmail.com

 

2.FAX

申込用紙をプリントアウトし、必要事項を明記の上、

「読書サロン担当」宛に

お申し込みください。

FAX  03-3941-1541

申込用紙のダウンロードはこちらから

 

 3.電話

千代田図書館「読書振興センター」担当宛にお申し込みください。

電話 03-5211-4289・4290

 

4.来館

千代田図書館10階カウンターにてお申し込みください。

平日午前10時~午後6

 

Posted at:14:45

図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー「喫茶店と本のまち」編を開催しました!

11月11日(土曜日)、図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー

「喫茶店と本のまち」編 を開催しました!

 

171103-1.jpg

 

今回のテーマは「喫茶店」

神保町古書店街は、多くの文学者や文化人から長く愛される喫茶店や

新しい形態のカフェなどが数多くあることでも知られています。

 

第1部トークショーのゲストは、

イラストレーター喫茶店観察家飯塚めりさんです。

171103-2.jpg

 

日々の喫茶店巡りの記録を、かわいらしいイラストやコラムで紹介し

書籍やSNS、ウェブコミックの連載などで人気を博しています。

喫茶店巡りのイラストを描きはじめる前から

神保町がお気に入りの街だったという飯塚さん。

著書『東京喫茶帖(カフェノート)』(カンゼン)に掲載のものをはじめ

数多くのイラストをスライドで紹介しながら、

神保町でお気に入りのお店についてたっぷりお話しいただきました!

 

喫茶店を訪れるときには、ドリンクや食べ物のメニューはもちろん、

その内装にも注目するという飯塚さん。

「そのお店のメニューや内装で、店主がどういう人なのか、

どんなものが好きなのか想像しながら楽しみます」

 

171103-3.jpg  171103-4.jpg

飯塚さんが特に「思い入れが強い」と語ってくれたのは

神保町の隠れ家的名店「トロワバグ」

ほっとできて好きだという、このお店の内装デザインについて調べたことを

きっかけに、東京の喫茶店の歴史へとつながっていったというお話は、

“喫茶店学”とも呼べるようなものでした!

 

連載中のウェブコミック『カフェイン・ガール』の最新回には

神保町のカレーが自慢の喫茶店や、

飯塚さんお気に入りの書店のエピソードが満載。

 

171103-5.jpg

作品にも登場するCafé HINATA-YAを、今では珍しい

手動エレベーターの実際の写真をまじえてご紹介いただきました。

 

171103-6.jpg

他にも、喫茶店を愛する飯塚さんならではのお話を

たくさん聞くことができました♪

飯塚さん、ありがとうございました。

 

第2部の街歩きツアーでは、秋の心地よい空気の中

神保町の老舗喫茶店やブックカフェに加え、

文学と喫茶店にまつわる街のトリビアや、歴史的建造物もご紹介しました。

 

千代田図書館を出て神保町古書店街へ。

171103-7.jpg  171103-8.jpg

ミステリー・SFなどの古書や映画ポスター、パンフレットが並ぶ

「@ワンダー」の2階には、神保町ならではの古書店と一体化したカフェ

「ブックカフェ二十世紀」があります。

 

171103-9.jpg  171103-10.jpg

都営地下鉄・東京メトロの神保町駅出口すぐ近くの路地は、歴史を重ねてきた

名店喫茶「さぼうる」「ラドリオ」「ミロンガ・ヌォーバ」などが立ち並ぶ

神保町らしい景色が楽しめる一角。

曜日を問わず、カフェ巡りを楽しむ多くの方でにぎわっています。

 

171103-11.jpg

文豪たちと喫茶店のエピソードとともに、古書店もご紹介。

 

171103-12.jpg

ツアーの後半はすずらん通りへ。

飯塚さんのトークで、お気に入りのお店として挙がった

「ティーハウスタカノ」「サロンド冨山房 フォリオ」なども

この通りにあります。また、画材・文房具店や書店に併設の

新しいカフェが多いのもすずらん通りの特徴です。

 

今回のツアーで歩いたのはこちらのコースです。

171103-13.jpg

 

すずらん通りを歩いて、今年7月に移転した

「小学館ギャラリーBH神保町 本と街の案内所」が今回のゴールです。

参加者のみなさん、おつかれさまでした!

 

みなさんも、図書館に立ち寄る行き帰りや、書店巡りに

ほっと一息つけるような、お気に入りの一店を見つけてみてくださいね♪

Posted at:10:30

「バリアフリー上映会『夢は牛のお医者さん』」を開催しました!

千代田図書館では読書週間(10月27日~11月9日)期間中、

図書展示「“はたらく”を読む」を開催中です。

さまざまな仕事や働き方生き方などをテーマにした図書を集めました。

                                 

この展示に関連して、ひとりの少女が夢にむかう姿を

26年間にわたって取材したドキュメンタリー映画

「夢は牛のお医者さん」バリアフリー上映会を開催しました。

 

171005-1.jpg

 

バリアフリー上映会は、聴覚障害をお持ちの方や音の聞こえにくい方も

映画を楽しめる日本語字幕つきの映画上映会です。

千代田区内にあるNPO法人ホープのみなさんにご協力いただき、

司会の話す内容や、映画の中の会話やナレーションを

その場でスクリーンに字幕をつけていきました。

 

上映会当日の10月29日(日曜日)は、台風が関東に接近

千代田図書館周辺も激しい雨にみまわれましたが

映画を楽しみにしていた方々が集まってくださいました。

 

171005-2.jpg

 

昭和62年。新潟県の山あいにある小学校に通う子どもたちはたった9人。

新入生がいなかったこの年に、3頭の子牛が“入学”しました。

牛たちとの生活、そして別れの中で、ひとりの少女の胸にある思いが生まれました。

「私がお医者さんになって牛たちの病気を治してあげる」

 

171005-3.jpg  171005-4.jpg

 

夢に向かって努力しつづける少女の姿とそれを見守る家族のあたたかさ、

いのちに向き合う厳しさが、美しい自然の風景とともに描かれていました。

 

上映会には、この映画の主人公がちょうど牛と出会った頃と同じくらいの

小学生のお子さんも家族で来てくれました。

おうちに帰ってから、映画の感想と一緒に将来の夢についても

家族でお話ししてくれていたらうれしいです♪

 

「夢は牛のお医者さん」を観たかった~という方、

この作品の小説と絵本が「“はたらく”を読む」に展示されています。

ぜひ、お立ち寄りください。(貸出中の場合はご了承ください)

千代田区読書振興センターでは、今後も

本との出会いにつながる活動を行っていきます。

Posted at:13:30

図書館実習生に密着!学校図書館での実習と千代田図書館のおはなし会

今年も、区内にある大学から千代田図書館へ

3人の図書館実習生が来てくれました!

今年は法政大学共立女子大学大妻女子大学の3校からそれぞれ1人ずつ。

10日間の実習期間で、図書館にまつわる様々な仕事を体験しました。

 

 

この日は千代田区内にある小学校と中学校へ。

区立和泉小学校では、2人の実習生が

千代田図書館の学校支援担当司書に教えてもらいながら

学校図書館の本棚の整理や、本の展示作成などに取り組みました。

 

170902-1.jpg  170902-2.jpg

 

9月の本の特集として2人が作った「月のほん」の図書展示

テーマにあった本を選び、折り紙やイラストで飾りつけました。

 

170902-3.jpg

「いろいろなジャンルの本を集めることを心がけました」

「こういう仕事をしてみたかったので楽しかったです!」

 

 

こちらはもう1人の実習生が向かった区立神田一橋中学校

こちらでも、昼休みの貸出・返却カウンターを担当したり

本の装備・受入れ作業や書庫の整理を体験しました。

 

170902-4.jpg  170902-5.jpg

学校図書館の本を長く利用してもらうために

新しい本に透明なブックカバーをかける作業

ほこりや気泡が入らないように、そ~っと丁寧に・・・

慣れない作業に悪戦苦闘しながらも、きれいにできあがりました!

 

実習生から神田一橋中学校の生徒へ、

自分で選んだおすすめ本のPOPも作成しました♪

 

170902-6.jpg

おすすめしてくれたのは『大和言葉つかいかた図鑑』

(海野凪子/著、ニシワキタダシ/イラスト、誠文堂新光社)。

 

 

また、毎月第2木曜日に千代田図書館10階の子ども室で

行っている赤ちゃん向けおはなし会では、

それぞれ1冊ずつ絵本の読み聞かせに挑戦しました!

 

司書のレクチャーを経ておはなし会にのぞみます。

こちらはおはなし会前日の練習のようす。

 

170902-7.jpg

赤ちゃんとママ・パパが一緒に楽しめる、

かんたんな手あそびやわらべうたなども司書から習いました。

 

170902-8.jpg  170902-9.jpg

 

170902-10.jpg  170902-11.jpg

今回のおはなし会で実習生の皆さんが読んだのは

こちらの3冊。(読んだ順番に)

『いないいないばあ』(松谷みよ子/文、瀬川康男/絵、童心社)

『くだもの』(平山和子/作、福音館書店)

『かお かお どんなかお』(柳原良平/作、こぐま社)

 

みなさん、初めは少しだけ緊張したようすでしたが

和やかな雰囲気の中、赤ちゃんにも伝わるように

明るく、優しく絵本を読むことができていました!

 

170902-12.jpg

 

千代田図書館のおはなし会は、毎月第2木曜日の午前11時から

0歳~3歳くらいの乳幼児と、その保護者を対象に行っています。

次回は10月12日(木曜日)です。

予約不要で、どなたでも参加できますので

赤ちゃんと、ぜひご参加ください♪

 

 

実習生のみなさんには、今回ご紹介した仕事のほか、

図書館内の配架カウンター業務資料の管理・選定

障害者サービスについての研修など、どれも図書館に欠かせない

多くの仕事を体験していただきました。

みなさん、おつかれさまでした!

Posted at:14:00

「夏のわくわく課外授業2017」レポート②【理科】

千代田図書館の夏休み恒例イベント

「夏のわくわく課外授業2017

今回は、理科の授業風景をお届けします。

 

◆◆8月17日 理科◆◆

「水のふしぎを調べてみよう」

 

理科の授業を担当してくださったのは、

日頃、子どもたちに水の大切さや、水を育む森や自然の大切さを伝える

活動に携わっている、梅原真幸(うめはら・まさき)さんです。

 

170805-1.jpg

 

「今日、水を使ったひと~」

「はーい」

 

170805-2.jpg

 

は私たちの生活に欠かせない、身近なものです。

そんな水の持つ力について、実験や工作を通して学んでいきます。

 

まず最初の実験。

水をコップいっぱいに注ぐと、ふちより上までもりあがっても

なかなか水がこぼれません。

これは、水がちいさくまとまろうとする表面張力のはたらきによるものです。

どのくらいまでこぼれずにいられるか

そーっとビー玉をひとつずつコップに落としてみました。

 

170805-3.jpg  170805-4.jpg

 

表面張力を学んだら、次は工作です。

表面張力を利用した絵画技法、マーブリングにみんなで挑戦です!

 

170805-5.jpg

 

水を張ったバットに専用の絵の具を少したらし

竹ぐしの先に界面活性剤(食器用洗剤を水でうすめる)をちょっとつけ

水面に広がった絵の具に触れます。

すると、界面活性剤が表面張力のはたらきを弱め

絵の具がはじかれて水面にひろがって動きます。

それをくりかえすとマーブル模様ができてきます。

 

170805-6.jpg  170805-7.jpg

 

模様ができた水面に紙をのせると・・・

きれいに模様がうつりました!

 

170805-8.jpg  170805-9.jpg

 

あれ?イメージしていたものとちょっと違う?

さっきと同じ模様を作りたいのに、できないなぁ。

先生、なんでですか?

「この中の水は止まっていないんだよ。ずっと動いているから、

紙を乗せる瞬間まで模様は変わりつづけます

毎回予想できない作品が出来上がることを楽しんでくださいね」

 

170805-10.jpg

 

みんなマーブリングに夢中になり、あっという間の90分でした。

みなさんの楽しそうな姿を見ていたら、私もやってみたくなりました。

先生にコツを教えてもらったので、みなさんにもお教えします!

 

絵の具をたらす前に、バットの中の水のゴミをきれいにとりのぞくこと。

新聞紙できれいにとれるそうですよ。

 

170805-11.jpg

 

また、絵の具は時間がたつと沈んでいくので、なるべくはやく紙に写すこと。

そうすると絵の具がしっかり紙にうつり、水が汚れにくくなり

繰り返し同じバットの水で作品をつくれるそうです。

コツをつかむときれいな作品がつくれる上に環境にもやさしい!

一石二鳥ですね♪

梅原先生、ありがとうございました!

 

千代田図書館9階の第2展示ウォールでは、

9月1日(金曜日)から23日(土曜日・祝日)まで

「夏のわくわく課外授業2017の授業レポートを展示します。

こちらもあわせてご覧ください♪

Posted at:11:25

それいけ!レファレンジャー

夏休み期間中の千代田図書館は、いつもとちょっと違います。

子どもの読書推進のため、通常より1時間早い9時から開館しています。

そして、夏休みになると現れる

「調べもの戦隊 レファレンジャー」出動中です!

そのレファレンジャーから活動報告が届きました。

 

 

夏真っ盛り、本さがしにまよったら…

レファレンジャーがお助けします!

 

170803-1.jpg

 

現在、千代田図書館では、毎日朝9時から夕方5時まで、

レファレンジャーが出動し、自由研究や、読書感想文用の本など、

夏休みの宿題に役立つ本探しのお手伝いをしています。

今日は、この夏に受けたレファレンス(調べもの)や

読書相談をいくつかご紹介いたします。

 

<ケース①>

「群馬県神流町(かんなまち)で発掘された恐竜の歯の化石について調べたい!」

(小学1年生)

この男の子は大の恐竜好き。

お母さんと、お揃いの恐竜Tシャツを着た弟と来館してくれました。

夏休みに入ってから実際に神流町へ行き、化石発掘体験をしてきたとのこと。

小さな貝の化石を見つけることができたそうです。

「すごいね!」と驚いていると、

「去年、神流町で小学生と幼稚園に行ってる兄弟が

スピノサウルス類の歯の化石を見つけたんだって。」

と教えてくれました。

この夏の自由研究は、化石発掘体験のことと、恐竜について調べて

まとめたいということでした。

さっそくそこでレファレンジャーが本探しのお手伝い。

 

170803-2.jpg

 

まずは、知りたい恐竜を見てみましょう。

ちょっと難しいけど、参考図書を使って調べることにチャレンジ!

百科事典や図鑑の目次や索引を使います。

図鑑には色んなことが載っていて、

スピノサウルス類は白亜紀に存在していたということがわかりました。

「白亜紀について知りたい」「恐竜が化石になる過程を知りたい」

など興味関心は広がっていき…。

大好きな恐竜について、今まで知らなかった情報を

たくさん得ることができました。

 

調べた情報をノートにまとめたり、コピーをとったり。

どの本に載っていたか、メモをしておくことも忘れません。

最後はレファレンス担当の司書と一緒にオンラインデータベースを使って

「小学生がスピノサウルス類の歯の化石を見つけた」

という新聞記事を探しました。

これからおうちに帰ってまとめるとのこと。

また、まとめる時に困ったら相談にきてくださいね。

 

170803-3.jpg

 

<ケース②>

今度は読書相談です。

読書相談でダントツ多いのは

「読書感想文を書くのにおすすめの本を教えて!」です。

同じ相談でも、本が大好きで普段からたくさん読んでいる子、

図鑑は好きだけど物語はちょっと…という子、

この夏はノンフィクションを読んで感想文を書いてみたいという子、

本は苦手!という子…様々です。

「今まで読んで面白かった本はありますか?」

「いま興味のあることってなんだろう?」

「好きなものは何?」

レファレンジャーはできるだけ、相談者にピッタリな1冊を届けられるよう、

相談者の中にある「読みたい本のイメージ」を引きだすべくインタビューをします。

 

170803-4.jpg

 

「へぇ、刑事ものが好きなんですね、じゃあね…」

「怖い話に詳しいの?じゃあこの本知ってますか?この本はね…」

すぐに決められる子、決めるのに時間がかかる子。

これもまた様々ですが、レファレンジャーは根気よくお付き合いしますよ!

 

夏休みも折り返しました。

最後に慌てず済むように、まだ宿題が終わってないよという子も、

もう終わってしまってすることがない~という子も、

ぜひ千代田図書館に来てレファレンジャーに声をかけてください。

 

きれいな色のエプロンと、胸に付けたレファレンジャーバッチが目印です!

 

170803-5.jpg

 

※レファレンジャーは読み聞かせ方法絵本の選び方など、

 保護者の読書相談も承ります。

 

 

レファレンジャーは8月31日(木曜日)まで毎日出動しています。

 

ところで…

夏休みが終わったらレファレンジャーはどこに行くのでしょう…

 

レファレンジャーの正体は、

千代田区立図書館から、区立小・中学校などの教育施設に派遣されている

学校支援担当司書です。

学校の図書館で会ったことがあるかもしれませんね♪

Posted at:10:30

「夏のわくわく課外授業2017」レポート①【国語・社会】

千代田図書館の、小学4~6年生とその保護者を対象にした

夏休み恒例イベント「夏のわくわく課外授業2017が今年も始まりました!

今回は、国語社会の授業風景をレポートします♪

 

◆◆7月29日 国語◆◆

「“見る”読書感想文をかこう」

 

国語の授業の講師は、ワークショップデザイナーの

富山 幸代(とみやま・ゆきよ)さんです。

今回のテーマに合わせ、手描きの画用紙を使って自己紹介をしてくれました。

 

170801-1.jpg

 

夏休みの宿題の定番といえば読書感想文

その感想文を、今回は原稿用紙ではなく画用紙に

イラストや図、文字などを使ってかいていきます。

「とにかく楽しもう!」「手を信じて!」「ヘタって言わない!」

などのお約束をしたら、サインペンを使いこなす練習スタート!

 

170801-2.jpg

 

線や など、紙いっぱいに図形を描いて手を慣らしたところで

次は絵を描くことにチャレンジ。

親子でペアになって、お題の絵を描いたりしました。

 

170801-3.jpg  170801-4.jpg

 

絵を描くことに慣れてきたら、いよいよ本日のメインテーマ

“見る”読書感想文に挑戦します。

読書感想文を書こうとしたけれど、あらすじを書いてしまっていた

という経験はありませんか?

 

170801-5.jpg

 

「描いてほしいのは感想です。本を読んで、こんな気持ちになった とか

これが気になる! 私ならこうしたい! など、感じたことを描いてみましょう」

イラストを使いながら、富山先生が丁寧に説明してくれます。

あらすじと感想文の違いを意識しながら、とりかかりました。

 

170801-6.jpg

 

はじめは悩んでいた子も、自分が気になったポイントを見つけてからは

集中してどんどん描き進めていきます。

深く印象に残ったシーンの絵を、とても丁寧にこまかく描いている子も。

白く大きな画用紙が絵や文字でカラフルに埋められていく様子は

見ていてとても楽しかったです。

 

170801-7.jpg

 

どれも読んでみたくなるような作品ができあがりました

みなさんの作品は、9月1日(金曜日)から

千代田図書館9階の第2展示ウォールで

イベントのレポートとともに展示する予定ですので、お楽しみに♪

 

富山先生、ありがとうございました!

 

 

◆◆7月30日 社会◆◆

「図書館で防災くんれん!?」

 

社会の授業の講師は、防災専門図書館司書の

堀田 弥生(ほった・やよい)さん矢野 陽子(やの・ようこ)さんです。

 

170801-8.jpg  170801-9.jpg

 

自然災害から身を守るために知っておきたいことを、

映像を見たり工作などの作業をしたりしながら学びます。

地震、噴火、大雨、大雪…など自然災害にもいろいろ種類がありますが

今回は大雨地震について学習しました。

 

170801-10.jpg

 

まずは大雨がふったらどうなるかについて。

標高がわかる地図を見ると、同じ千代田区内でも

土地の高低差が30メートル位あることがわかります。

30メートルというと…ビルの1階から10階までの高さとだいたい同じ。

この千代田図書館の子ども室と同じくらいです!

「ここにスーパーがあるから・・・」

目印の建物を頼りに、地図に自宅の位置にしるしをつけて

標高図と照らし合わせて土地の高さを確認します。

「水は高いところから低いところへ流れます

だから、できるだけ高いところに逃げましょう

でも、一番大事なことは

「危険な場所には近寄らない」

そのためには、大雨情報などを注意深くチェックしておくなど

日頃から気をつけることが大切なんですね。

 

後半は地震について。

建物の揺れ方の違いを、工作を使って実験しました。

台紙に固定した三種類の高さの違う紙を、いろんなリズムで揺らしてみます。

低い紙だけ揺れたり、揺らす手を止めても高い紙は揺れ続けていたり・・・

これが高い建物だったら、などと揺れ方をみながら想像しました。

揺れる仕組みを知っていると、実際に建物の中で揺れを感じても

落ち着いて行動できそうですね。

 

170801-11.jpg  170801-12.jpg

 

最後はみんなで避難訓練をします。

みんなで非常口を確認したあと、さあ出発!

と、思ったら部屋のドアが開きません。

 

170801-13.jpg

 

ドアの前に物が置かれ、出口が塞がれてしまっていました。

これは、実際の非常時でも起こるかもしれないことです。

落ち着いて、出口の確保をしましょう。

 

出口が開いて、こんどこそ出発!

避難のときの合言葉

「お・か・し・も」

(おさない・かけない・しゃべらない・もどらない)

を守って、非常階段を使って10階から1階まで降りました。

普段は入ることのない場所を歩ける、ちょっとわくわくする体験ですが

できればここを使う機会が訪れてほしくないものです。

しかし、災害はいつ起こるかわかりません。

そのときは、ここで学んだことを思い出して行動したいと思います。

 

ご参加いただいた皆さん、おつかれさまでした!

「夏のわくわく課外授業2017も、残すところあと1教科。

理科「水のふしぎを調べてみよう」

まだお申し込み可能です!ぜひ、ご参加ください♪

Posted at:14:05

「本と出会う 読書サロン」第14期がスタート!

「本と出会う 読書サロン」は、メンバー各自が毎月異なる

テーマに沿った本を持ち寄り、紹介し合う本を通じた交流の場です。

読書の会主催で毎月第3火曜日に千代田図書館で開催しています。

このたび14がスタートし、その初回が6月20日(火曜日)に行われました。

今回のテーマは「草木花

この日の参加者は13名でした。

 

170703-1.jpg

タイトルに「草木花」が入っているものや、

前月に開催された 第14期読書サロンオープニングイベント 

ゲストの多田多恵子さんから聞いたお話をきっかけに手にとってみた本など、

絵本や実用書、新書や小説、マンガなどさまざまなジャンルから

17冊の本が紹介されました。

ふしぎなことに、毎回本が重複することはないそうです。

 

170703-2.jpg

 

紹介する本を選んだ理由はさまざまです。

「なんと美しいことよ!」という感動を伝えたかったり、

古来の日本の原風景の姿を知ってほしいという思いが込められていたり、

植物の生き抜く強さをビジネスの場でのヒントにしたり、

みなさんの、本に対する視点や思いを聞いているだけで楽しい1時間でした。

170703-3.jpg  170703-4.jpg

 

次回の読書サロンは

7月18日(火曜日)午後7時~ テーマ「日記」 です。

以降、8月「写真」 9月「大陸」と続きます。

興味のあるテーマの回のみの参加や見学のみも可能ですので、

お気軽にご参加ください♪

 

170703-5.jpg

 

参加および見学にあたっては、事前にメンバー登録が必要になります。

詳しくはこちらをごらんください。

 

 

Posted at:15:00

図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー
「『映画の仲間(エキプ・ド・シネマ)』のある風景」編 を開催しました!

6月17日(土曜日)、図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー

「『映画の仲間(エキプ・ド・シネマ)』のある風景」編 を開催しました!

 

かつて多くの映画館があった神田・御茶ノ水地域。

今回は「映画」をテーマに、第1部ではトークショーを

第2部では神保町の映画にまつわる場所や古書店を巡る街歩きを行いました。

 

トークショーのゲストは、来年で開館50周年をむかえる

岩波ホール原田健秀さんです。

 

170604-1.jpg

今回のツアータイトルになっている

『エキプ・ド・シネマ』(フランス語で“映画の仲間”の意味)は

世界の埋もれた名画を世に紹介する運動で、

その思いのもとに岩波ホールでは映画を上映しています。

そのきっかけとなった1974年の「大樹のうた」公開のエピソードや

いままでの上映作品のこと、岩波ホールの現在やこれからなど

たくさんのお話を聞くことができました。

 

「作品に対してどれだけ本気か」と原田さんはおっしゃいます。

1990年に上映した『サラーム・ボンベイ!』をめぐっては、当時の支配人

高野悦子さんと岩波ホールで上映することについて意見が対立、

1年半もお互いに意見を主張しあう、なんてこともあったそうです。

170604-2.jpg  170604-3.jpg

 

来年で定年を迎える原田さん。

最後の仕事は、思い入れのあるグルジアの作品でかざることになるようです。

「こんなに長く働けたのは、神保町の居心地がよかったから」

上限800円・期間は1週間、というルールで、

神保町で最高のしょうが焼きを探したりしたこともあるそうです。

映画も街も愛する原田さんでした。

 

第2部は街歩きです。

梅雨の季節で天気が心配されていましたが、

気持ちのよい天気のなかスタートしました!

 

170604-4.jpg

 

千代田図書館を出発し、まずは古書店街をめざします。

「@ワンダー」「ヴィンテージ」「矢口書店」

「石田書房」「虔十書林」「一誠堂書店」・・・

神保町には映画関連の資料を扱う古書店がたくさんありますが、

 

170604-5.jpg  170604-6.jpg

 

今回は靖国通り沿いの「@ワンダー」に立ち寄りました。

ポスターやパンフレット、チラシなど映画関連の資料がたくさんならぶ

店内を自由に見学したあと、ふたたび古書店街をすすみます。

 

170604-7.jpg

 

「矢口書店」の裏側のさくら通りには、かつて「東洋キネマ」がありました。

現在は住友商事神保町ビルが建っています。

すずらん通りへと続くさくら通りは、戦前はメインストリートとして

とてもにぎわっていたようです。

 

170604-8.jpg

 

狭い路地に入ると、味わい深い喫茶店がたくさんあります。

 

170604-9.jpg  170604-10.jpg

 

「さぼうる」「ラドリオ」はいろいろな映画やドラマの撮影で使われています。

ナポリタン、ウィンナーコーヒー・・・おすすめメニューはたくさんありますが

今回のツアーのテーマは「映画」です。

グルメはまた別の機会に

 

岩波ホールのほかにもうひとつ、神保町にある映画館をご紹介しました。

開館10周年を迎える「神保町シアター」です。

こちらでは、昭和のなつかしい映画を中心に上映しています。

 

170604-11.jpg

 

実際に、昭和のなつかしい映画のロケ地も歩きました。

「駿河台下交差点」は昭和38年公開の『伊豆の踊り子』に

「大屋書房」は「男はつらいよ」シリーズ第17作目『寅次郎夕焼け小焼け』に

登場しました。

 

ツアーのゴールは岩波ホール。

 

170604-12.jpg

 

館内では原田さんが出迎えてくださいました。

ロビーの壁一面にはこれまで上映された映画のチラシが貼られています。

その壁を背に、原田さんは再び映画について語ってくださいました。

 

170604-13.jpg

 

映画をとりまく環境は変化しています。

デジタル化が進み、またスマートフォンなどで

手軽に観られるようにもなりました。

その中で、“映画館の意味”を原田さんは問い続けています。

「映画は本来、暗闇で観るもの」

映画は暗闇という黒いキャンバスの上に描かれるもの、

という表現がとても印象的でした。

 

家でのんびりDVD鑑賞もいいですが、

たまには映画館のシートに座り、暗闇のなかに浮かびあがる

大きなスクリーンで映画を楽しんでみるのもいいですね♪

原田さん、岩波ホールのみなさん、ありがとうございました。

 

今回街歩きをしたのはこちらのコースです。(PDF:369kB)

このコースを参考に、ぜひオリジナルの街歩きルートも探してみてくださいね。

参加者のみなさん、おつかれさまでした。

Posted at:13:30

お茶の水小学校「読書旬間」のおはなし会

千代田区立お茶の水小学校では、年に3回「読書旬間(どくしょじゅんかん)」を設け

児童の皆さんが本に親しみ、読書活動を充実させるための

取り組みを行っています。

 

170603-1.jpg  170603-2.jpg

 

今回の春の読書旬間では「本をひらいてぼうけんにでかけよう」をテーマに

図書館内で展示を行っています。

「こどもの読書週間」に合わせて千代田図書館で開催された

ヨムキクちよだ2017」で展示した図書のほかに

千代田図書館の学校支援担当司書が「ぼうけん」をテーマに選んだ図書を

あわせて165冊ほどが紹介されています。

先日、展示されている図書から選んだ本で

低学年(1~3年生)と高学年(4~6年生)に

「司書によるおはなし会」を行いました!

 

まずは低学年のおはなし会です。

「こんにちは~!」

と元気よく講堂に入ってきましたが、お話が始まると

みんな集中して静かにお話に聞き入りました。

 

最初の本は『のねずみタイニィのだいぼうけん』

(マーティン・ウォーデル/作 BL出版)の読み聞かせです。

のねずみタイニィは、お姉さんのケイティを誘って冒険に出かけました。

ところが、遊んでいるうちにケイティとはなればなれになってしまい・・・

 

170603-3.jpg

 

2冊目は『ふしぎなたけのこ』(松野正子/作 福音館書店)です。

どんどんのびるたけのこの様子に、思わず

「うわぁ~」という声があがっていました。

 

2冊読んだところで、ちょっと休憩をかねて手あそびをしました。

「茶つぼ」は歌に合わせて左右の手を交互に握ったり開いたりして

茶つぼに見立てる手あそびで、とてもシンプルだけど

意外とむずかしいです。

だんだんテンポアップして速いスピードにも挑戦しました。

 

170603-4.jpg  170603-5.jpg

 

最後のお話は『ホットケーキ』(松岡享子/訳)です。

これは、読み聞かせではなくストーリーテリングという形で紹介されました。

読み聞かせは絵本を読みながら進めるのでいっしょに絵を見ることができますが

ストーリーテリングは、話し手がお話を暗記して話すので、

聞き手は頭の中で情景を思い浮かべながらお話を聞きます。

げらげら笑ったり、「え~」と声をあげたり、

フライパンから逃げ出したホットケーキのぼうけんを

それぞれ想像して楽しんでいました。

 

続いて、高学年のおはなし会です。

最初の本は『チムとゆうかんなせんちょうさん』

(エドワード・アーディゾーニ/作 福音館書店)です。

船乗りになりたくてたまらないチムは、ある日汽船に乗り込み・・・。

 

170603-6.jpg

 

2冊目の本は『とべバッタ』(田島征三/作 偕成社)です。

天敵から身を守るために茂みに住んでいたバッタが決心し、

大空へ向って飛んでいく…。

バッタの力強さを感じる1冊です。

 

そのあとは手あそび「茶つぼ」、ストーリーテリング『ホットケーキ』

と続きます。

高学年のおにいさんおねえさんになると、

あまり声を出して笑ったりしないのかな・・・と思っていましたが、

友だちや先生と「茶つぼ」のスピードを競い合ったり

ホットケーキを語る司書の話に大笑いしたり、

皆さんおはなし会を楽しんでいる様子でした。

おはなし会が終わって教室に戻る前、さりげなく片付けを手伝ってくれる姿は

頼もしいおにいさんおねえさんでした。

ありがとうございました

 

170603-7.jpg

 

おはなし会のあとに図書館に寄ってみると

「ぼうけん」がテーマの本がたくさん借りられていました。

さっそく本に興味を持ってくれたようで、とてもうれしいです。

ちなみに、読書旬間中に展示された本を借りると、

ひとり1枚しおりをもらえるそうです。

 

170603-8.jpg

 

しおりは、保護者による図書館ボランティアの方々の手作りです。

ひとつひとつ違うので、迷ってしまいますね♪

 

お茶の水小学校の皆さん、ありがとうございました!

千代田区読書振興センターでは、今後も区内の学校との

連携を深め、読書支援活動を行っていきます。

Posted at:12:05

本と出会う読書サロン 第14期オープニングイベントを開催しました!

5月16日(火曜日)、「本と出会う読書サロン」第14のスタートとして

植物生態学者多田多恵子さんをお招きして、

新規メンバー募集を兼ねた講演会「植物はすごい!ふしぎと驚き」を開催しました。

 

170504-1.jpg

 

大学では生物の多様性についての授業をしている多田さん。

学生たちに感じることの大切さを伝えるため、授業ではフィールドワーク

積極的に行い、体験する機会を多く設けるそうです。

今回の講演でも、お話だけでなく本物の植物に触れられるよう、

実験を交えつつ進めてくださいました。

 

まずは全員に笹の葉が配られ、それぞれ観察してみます。

自分が体長5mmの虫だったら?などと想像しながら

葉を眺めたあとは、いろんな面を触ってみます。

「葉の裏に毛が生えている」

「触る方向によってすべすべしていたりギザギザしていたりする」

「葉のギザギザがおろし金みたいだ」

参加者からいろいろな感想が飛び出し、会場は終始和やかな雰囲気に

つつまれていました。

 

170504-2.jpg

 

さらに、傷つけると不快な臭いを出すというキケマン

という植物の茎を折ってその臭いを確かめたり、

(その後「お鼻なおし」としてローズマリーが配られました)

2種類の種を上から落としてみて、その落ち方の違いを観察したり、

図書館にいながら、ちょっとしたフィールドワークの疑似体験ができました。

 

なかでも印象的だったのは、みかんの葉の観察の方法です。

葉をすかしてみると、小さなつぶがたくさん見えます。

「みかんの葉には満天の星空が見える」

と、多田さんはおっしゃいました。

手のひらに乗るような小さな葉っぱを、

星空に見立てるなんて素敵ですね

ちなみにこの星空の正体は、匂いの貯蔵タンクのようなもので、

特別な器具などを使わなくても、カメラの接写機能やルーペなどを

使えば見ることができるそうです。

みなさんも、ぜひ試してみてください。

 

170504-3.jpg  170504-4.jpg

 

多田さんは植物の研究や大学での講義のほかに、

実用書から子ども向けの絵本まで、多数の図書を執筆されています。

千代田区立図書館に所蔵されているものもあるので

図書館にお立ち寄りの際は、ぜひお手にとってみてください。

また現在、多田さんはイギリスの王立植物園の植物に関する書籍の翻訳中だそうです。

そちらの出版も楽しみですね。

 

170504-5.jpg

 

たくさんの植物にまつわるお話をご紹介いただき

さまざまな視点で生物を見てみることで、新たな発見やおどろきが

生まれるのだということを感じることができました。

多田さん、ありがとうございました!

 

6月から始まる「本と出会う読書サロン」第14では、

6月「草木花」 7月「日記」 8月「写真」 9月「大陸」をテーマに、

メンバーが思い思いに持ち寄った本の紹介を行います。

現在メンバーを募集中。まずはお気軽に登録からどうぞ♪

詳しくはコチラをご覧ください。

Posted at:11:20

「第9回ことばと音のフェスティバル♪」を開催しました!

5月3日(水曜日・祝日)、9回ことばと音のフェスティバル♪

「チリンとドロンの 世界のわらべうたと絵本のコンサート」を開催しました。

 

170502-1.jpg

 

今年は、松本野々歩さん(うた)と田中馨さん(コントラバス)による

デュオ「チリンとドロン」のお二人にご出演いただき

赤ちゃんから楽しめる、わらべうたと絵本のコンサートを行いました!

 

170502-2.jpg

 

小鳥がさえずる声とともにコンサートが開演。

澄んだ歌声と、あたたかい音色で奏でられる音楽に

赤ちゃんから大人まで惹きこまれました。

 

170502-3.jpg

 

アルゼンチンのわらべうた「手のダンス」

南米のわらべうた「のこぎりギコギコ」など、

子どもたちも、二人と一緒に歌ったり

親子で体を動かして楽しみます。

 

170502-4.jpg

 

午前の部では、赤ちゃんとママやパパが触れ合いながら、

ゆったり楽しめる歌を中心に。

 

170502-5.jpg

 

午後の部では、フランスのわらべうた「バンジョー」

インドネシアのわらべうた「料理のうた」など、

ダンスやリズム遊びが入った歌で盛り上がりました!

 

世界のわらべうたのあとは、絵本『ぱぽーぺぽぴぱっぷ』

(谷川俊太郎/文、おかざきけんじろう/絵、クレヨンハウス)

を読み聞かせしていただきました。

 

170502-6.jpg

 

楽しく不思議なことばの響きに合わせて

いろいろな楽器の音が飛び出す、とても素敵なプログラムになりました♪

 

170502-7.jpg

 

コンサートの最後は、ハンガリー民謡「踊ろうよ」

子どもも大人もダンス!

午前と午後、2回のコンサートとも、

たいへん多くのお客様にご参加いただきました。

 

「チリンとドロン」のお二人、ありがとうございました!

千代田区立図書館で開催中のヨムキクちよだ2017は5月12日(金曜日)まで。

「こどもの読書週間」は、ぜひ親子そろって千代田区立図書館にお越しください!

Posted at:15:20

0歳の赤ちゃんとお母さんのための絵本選び

先日、千代田図書館の司書が

千代田区立西神田児童センター「おしゃべりサロン」

赤ちゃんとお母さんのための読み聞かせと

絵本選びについてのお話しをしてきました。

 

170301-1.jpg

 

この「おしゃべりサロン」は、千代田区内在住の

0歳児のお子さまを持つ保護者を対象にした交流の場で、

千代田区立図書館の司書も定期的に出張しています。

 

170301-2.jpg

 

この日は11組の親子が参加してくれました!

 

0歳児に絵本の読み聞かせは早いのでは?

と思われるかもしれませんが

赤ちゃんも見やすい、絵や色のはっきりした絵本

大好きな家族の声で読んであげることで、

0歳児でも五感で絵本を楽しむことができるんです。

 

この日は、

『めんめんばあ』(はせがわせつこ/作、やぎゅうげんいちろう/絵、福音館書店)

『いいおかお』(松谷みよ子/文、瀬川康男/絵、童心社)

『もこもこもこ』(谷川俊太郎/作、元永定正/絵、文研出版)

などを読み聞かせしました。

 

170301-3.jpg

 

どれも簡単な言葉で書かれた、繰り返しのリズムが楽しい絵本です。

 

170301-4.jpg

 

どの赤ちゃんも、お母さんに抱かれてリラックスしながら

じっと絵本に見入って、お話しを聞いてくれました!

 

読み聞かせの合間には、

赤ちゃんに絵本を読み聞かせすることの大切さや

絵本選びのポイントなどを司書からお話ししました。

 

後半には、親子でコミュニケーションをとりながら楽しめる

手あそびわらべうたについてもお話ししました。

 

170301-5.jpg

 

手の中からかわいいひよこが出てくるわらべうた「にぎり ぱっちり」

ハンカチや小さい布など、身近にあるもので楽しめます。

 

170301-6.jpg

 

赤ちゃんは、歌いながら読めるわらべうた絵本も大好きです。

『ととけっこう よがあけた』(こばやしえみこ/案、ましませつこ/絵、こぐま社)

 

今回は、40分ほど、ゆったりとリラックスした雰囲気の中で

親子で絵本を楽しんでいただくことができました。

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

 

千代田図書館は、この他にも赤ちゃんと保護者の方が

絵本に出会い、親しむきっかけづくりを行っています。

 

千代田区内のすべての赤ちゃんとその保護者を対象に、

千代田保健所での3、4ヶ月乳幼児健診の際に行っている

ブックスタートのほか、

どなたでも参加できる赤ちゃん向けおはなし会も、

毎月第2木曜日(午前11時~約30分間)に開催しています。

(千代田区立図書館のおはなし会について、詳しくはコチラ

Posted at:14:00

麴町学園女子中学校での出張講座「ブックトーク講座」

先日、千代田区内の麴町学園女子中学校、千代田図書館の司書が

1年生のみなさん「ブックトーク講座」を行いました!

 

170102-1.jpg

 

麴町学園女子中学校では、1年生のみなさんが

“ブックトークを通じて自分の意見を人に伝えること”を目標に

「こうじまちBook Talk」として、授業でブックトークに取り組みます。

今回は事前授業として、ブックトークに親しみ

その作り方や本の調べ方、本番への心がまえを知るための講座を行いました。

 

あるテーマに沿って数冊の本を順序よく紹介し、

聞き手と新しい本との出会いを作るブックトーク

講座に参加した60名のみなさんの中には、

あまりなじみがない、聞いたことがないという生徒もたくさんいました。

 

それなら、まずは体験から!

さっそく、司書のブックトークをみなさんに聞いていただきました。

 

170102-2.jpg

 

今回は「時間のふしぎ」というテーマで

『モモ』(ミヒャエル・エンデ/文・絵、岩波書店)

『絵とき ゾウの時間とネズミの時間』(本川達雄/文、福音館書店)

の2冊を紹介しました。

 

「好きな本を紹介することで、友達にも“おもしろそう!”

“読んでみたい!”と思ってもらうことが一番の目的です」と司書。

生徒のみなさんは2冊のブックトークを作り、発表するという課題に取り組みます。

この講座の時点では「好きな本」「みんなにも読んでほしい本」として

1冊目の本を選んだところ。

2冊目の本をどう探すか、司書が今回のブックトークの作り方を

お話しすることで、みなさんとその過程を確認していきます。

 

司書は、1冊目の『モモ』を読んで感じたこと、印象に残ったことを

書き出していくキーワードマップを作りました。

連想ゲームのように思いつく言葉を並べて、2冊目の本選びに

つながりそうなキーワードを探します。

 

170102-3.jpg

 

今回、マップから見つけたキーワードは「時間」。

キーワードが決まっても、それに合う本がうまく見つからなかったら?

そんなときに役立つのが図書館です。

「“本を探すための本”があるのを知ってる?」と、中高生向けの読書ガイド

紹介し、巻末のキーワード索引から本を探す方法を教えると

「知らなかった!」「おもしろそう!」とみなさんの反応が。

 

その他にも、図書館のブックリスト検索機の利用、

もちろん図書館で頼りにしてほしい司書の読書相談などをご紹介。

このように、2冊目に『絵とき ゾウの時間とネズミの時間』を

選んだ過程を紹介しました。

 

2冊の本が決まったらいよいよブックトークづくり。

トークの中で、2冊のつながりをうまく説明することが一番難しく、

また一番おもしろいところになりそうです。

トークを作るときの心がまえに加え、みんなに向かって発表するときの

声の大きさや話す速度、姿勢についてもお話ししました。

 

170102-4.jpg

「ブックトークの主役は“本”です。完璧じゃなくても、

 自分の言葉で本のいいところを伝えられるよう、

 自分らしいブックトークを作ってみてください」

 

講座に参加してくださった麴町学園女子中学校のみなさん、

おつかれさまでした!今後の授業も楽しみですね♪

Posted at:11:20

冬休みに学校図書館もリフレッシュ!千代田小学校の蔵書点検

先日、学校支援担当司書が千代田区立千代田小学校で

学校図書館の蔵書点検を行いました。

 

蔵書点検とは、図書館の本が決められた棚にあるか、

迷子になっている本や、なくなった本はないかを点検する

図書館には欠かせない作業です。

学校図書館が神田まちかど図書館の中にある千代田小学校

同じく昌平まちかど図書館の中にある昌平小学校では

年に一度、冬休みの時期に学校支援担当司書が中心となって

蔵書点検を行っています。

 

170101-1.jpg  170101-2.jpg

 

年が明け、まだ学校がお休みのこの日。

およそ9,100冊の本を所蔵している千代田小学校の学校図書館

司書5人で点検しました。

 

170101-3.jpg

 

170101-4.jpg

 

まずはハンディターミナルを手に、この日図書館にある

本全てを1冊ずつ棚から引き出して、

本の表紙や裏表紙についているバーコードを読み取っていきます。

 

170101-5.jpg  170101-6.jpg

 

本を引き出す時に、本と棚の間にたまったホコリを取り除くのも忘れずに!

また、千代田小学校の学校図書館では、神田まちかど図書館の本が

間違って本棚に入ってしまうこともあります。

今回は、バーコードを読み取る作業の中で3冊見つけることができました。(写真右)

 

170101-7.jpg

 

学校図書館にあるすべての本のバーコードを読み取り終わったら

今度は千代田図書館に戻り、図書館の本を管理する情報システムに

ハンディターミナルのデータを読み込ませていきます。

こうして、あるべき場所に戻されていない本や

行方が分からなくなった本のリストを作り、後日学校図書館で

そのリストと照らし合わせながら、あらためて本の捜索をします。

 

図書館で、読みたい時に読みたい本がきちんと見つかるという

「あたりまえ」をしっかり守り、図書館をリフレッシュさせる

一年に一度の蔵書点検

新学期にみなさんが学校図書館を快適に利用できるようにするために

お休みの期間には、こんな作業が行われています。

今回は、千代田小学校の学校図書館蔵書点検のようすをご紹介しました!

Posted at:13:40

千代田区立図書館が行っている障害者支援サービス

前回のブログ「コンシェルジュ通信 vol.19では

神田神保町にある大活字本の専門書店を取りあげました。

今回は、視覚障害者をはじめ、目で文字を読むことに困難を抱える方々が

図書館で利用できるデジタル録音資料「デイジー図書」と、

インターネット上で点字・音声資料や生活に必要な情報などを

得ることのできるネットワーク「サピエ」をご紹介します。

 

デイジー(DAISY=Digital Accessible Information System)は

デジタル録音図書の国際標準規格。

現在、千代田区立図書館では、資料を音訳して読み上げた

音声が録音されている音声デイジー再生機器の貸出を行っています。

(※ちよだパークサイドプラザ区民図書室を除く)

 

デイジー図書には、この他にもテキストデータと画像のみで

構成されているテキストデイジーや、

文字・画像情報に音声での読み上げが加わった

マルチメディアデイジーがあります。

 

このようなデイジー図書は、視覚に障害を抱える方々のみならず

高齢や病気に伴って視力の低下した方や、本を読むのに

ページをめくるのが困難な方も読書を楽しめるツールです。

小説や実用書、絵本といった読み物はもちろん、学術論文や専門書まで

多くの資料が全国でデイジー図書化されています。

 

データの圧縮技術が進み、一枚のCDに50時間以上の音声収録が

可能になっている音声デイジー。

従来のカセットテープでは10本以上になってしまう資料も、

1枚のCDに収めることができます。

また、読みたい章、読みたいページから再生できる目次機能

途中まで再生したところを記憶し、そこから再開できるしおり機能も。

 

161105-1.jpg

△ カセットテープ10本が1枚のCDに。

 

161105-2.jpg

△ 千代田区立図書館で利用できる再生機器

 

さらに、音声に加えて画像・文字を同時に鑑賞できる

マルチメディアデイジーを使うと、聴覚に障害を抱える方や

文字から情報を得るのが難しいとされる学習障害をお持ちの方など

さらに幅広く、多くの方に本に親しんでいただけます。

 

マルチメディアデイジーはパソコンやタブレットなどで再生し、

読み上げる音声の速度や表示される文字の大きさやハイライトの色なども調節できます。

千代田区立図書館でも、順次導入を進めていきます。

(写真は11月の休館日に行った館内の研修会から)

161105-3.jpg

 

161105-4.jpg

 

そして、これらのデイジー図書や、点字図書のデータを、

インターネット上で全国のサピエ加入施設・団体から検索・利用できるのが

「サピエ」のメインサービス「サピエ図書館」です。

 

 

サピエ

運営:全国視覚障害者情報提供施設協会

システム管理:日本点字図書館

 

「サピエ」では、「サピエ図書館」の他にも、

地域の福祉や医療、災害時の情報など

生活に必要な情報をテキストで提供しています。

 

現在、千代田区立図書館では、障害者サービスの利用登録をされた方に

図書館を通じて「サピエ図書館」のデイジー図書を貸出しています。

こちらの登録は千代田区内にお住まいの方

または通学・通勤をされている方が対象で、

来館が難しい場合はファクシミリ、郵便、電話などでの登録、

また代理の方によるお手続きも可能です。

その他、千代田区立図書館で受けられる障害者サービスの内容や

詳しい登録手順、お問い合わせについてはコチラをご覧ください。

 

前回のブログ記事内でも、「情報は命」という言葉がありました。

私たちの身の回りで支援が必要な方、障害を抱える方が

その方の必要な情報をいつでも手に入れることができるよう、

まずはみなさまに知っていていただきたい図書館サービスをご紹介しました。

Posted at:11:20

本と出会う読書サロン 第13期オープニングイベントを開催しました!

11月15日(火曜日)、「本と出会う読書サロン」第13のスタートとして

神田神保町の歴史ある出版社冨山房

代表取締役社長坂本 起一さんをお招きして、

新規メンバー募集を兼ねた講演会「冨山房の児童書と私」を開催しました。

 

161103-1.jpg

 

『かいじゅうたちのいるところ』(モーリス・センダック/作)、

『いろいろへんないろのはじまり』(アーノルド・ローベル/作)、

『ジルベルトとかぜ』(マリー・ホール・エッツ/作)…などなど、

図書館でも大人気のロングセラー絵本を多数出版してきた冨山房。

今回の講演では、会社の歴史とともに、坂本さんがご自身を振り返りながら

これまでのお仕事について語っていただきました。

 

坂本さんのお仕事の原点は幼い頃の読書体験にあるといいます。

お母さんに絵本を読んでもらうのが大好きで、悲しいページでは

いつも涙してしまう子どもだったのだとか。

冨山房が大正から昭和にかけて出版していた

『日本童話宝玉集』『世界童話宝玉集』をはじめ、

古今東西の童話や昔話に親しんだことが、坂本さんの

その後の仕事に大きな影響を及ぼしました。

 

161103-2.jpg

 

大学在学中に冨山房の社長として会社を引き継ぐことに

なってからは、奔走の日々が続きました。

『大言海』『大日本地名辞書』といった歴史ある辞書を守りながら

新しい本も出したい…そんな中で出会ったのが

エリック・C・ホガードの『小さな魚』の原書だったそうです。

 

当時、冨山房は児童書の出版から離れていましたが、

幼いころから質の高い児童文学に親しんできた坂本さんは

この原書を辞書を引きながら読み、すぐに

「ぜひ翻訳して出版したい!」という思いを抱きました。

それから若い社員たちと一緒に翻訳権の取得にこぎつけ、

翻訳家を探し、出版した『小さな魚』は、発売直後に

その年の課題図書に選ばれ、NHKのラジオドラマとしても放送されました。

 

161103-3.jpg

 

講演会終盤の質疑応答では、千代田図書館所蔵の絵本を1冊ずつ

手に取りながら、出版時のエピソードを語ってくださる一幕も。

あっという間の一時間でしたが、冨山房の児童書出版のルーツ

知ることのできた、充実の講演会になりました。

坂本さん、ありがとうございました!

 

12月から始まる「本と出会う読書サロン」第13では、

12月「物」 2017年1月「空」 2月「国」 3月「春」をテーマに、

メンバーが思い思いに持ち寄った本の紹介を行います。

現在メンバーを募集中。まずはお気軽に登録からどうぞ♪

詳しくはコチラをご覧ください。

Posted at:15:00

「図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー in 神田古本まつり」
を開催しました!

11月5日(土曜日)、図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアーin 神田古本まつり

「オビから始まる本の愉しみ」を開催しました!

 

今回は、10月28日(金曜日)から11月6日(日曜日)まで

神田神保町古書店街で開催されていた

「東京名物 神田古本まつり」とタッグを組んでの開催。

まずは東京古書会館を舞台に、第1部のトークイベントを行いました。

 

161102-1.jpg

開幕のご挨拶に駆けつけてくださった神田古書店連盟初谷会長

お話の中で「東京古書会館に初めて訪れたという方は?」

尋ねると、多数の方から手が挙がります。

ふだん古書の取引が行われている東京古書会館のことや、

一般の方でも参加できる入札会についてもご紹介いただきました。

 

第1部のゲストは『オビから読むブックガイド』(勉誠出版)の

著者・竹内勝巳さんです。

161102-2.jpg

 

本を買ったらほとんどの人が捨ててしまう“本のオビ”

おもしろさに魅せられ、研究している竹内さん。

日本独特のものだという“本のオビ”にいち早く着目して取り上げたのは

作家・編集者の佐藤嘉尚が1970年代に創刊した雑誌「面白半分」

4代目編集長を務めた五木寛之が創設した「日本腰巻文学大賞」とのこと。

当時“腰巻”と呼ばれていた本のオビが初めて脚光を浴びた出来事でした。

 

161102-3.jpg

 

「面白半分」の廃刊後、改めて本のオビに着目し、価値をつけたのが

他でもない「古書店」だったと竹内さんは言います。

同じ作家の同じ作品の初版本でも、オビがついている・ついていないの違いで

ときには何倍も値段が違うのだとか!

お話の最後には、竹内さんの「オビコレクション」

実際に見せていただきながら、特徴的なオビの解説もしていただきました。

 

161102-4.jpg  161102-5.jpg

竹内さんによると、本のオビには「饒舌なもの」「無口なもの」があるとのこと。

デザイン性の豊かなオビや、紙をこすると音が鳴る珍しいオビも見せていただき、

終始楽しい雰囲気でトークイベントは終了しました。

 

第2部は、事前にお申込みいただいた16名のみなさまに

ご参加いただいての街歩き。

一年のうちでも古書店街が最も盛り上がる神田古本まつりを、

千代田図書館コンシェルジュならではの視点でご案内するガイドツアーです。

 

161102-6.jpg  161102-7.jpg

 

東京古書会館から千代田図書館を目指して歩きながら、

第1部の竹内さんのお話にも出てきた作家の作品も多く扱う

文芸書専門の古書店などもご紹介。

 

ツアーの途中では、青空古本市のメイン会場となっている

岩波ブックセンター周辺を自由にご見学いただく時間も設けました。

 

161102-8.jpg

 

161102-9.jpg

 

古書店の立ち並ぶ靖国通りだけでなく、

喫茶店の並ぶ路地や、スクラッチタイルが印象的な看板建築の建物など

神保町ならではの名所にも立ち寄りながら最終目的地の千代田図書館へ。

 

161102-10.jpg

 

館内で現在行っている2つの展示などもご紹介してツアーは終了しました。

161102-11.jpg  161102-12.jpg

 

ご参加いただいたみなさん、おつかれさまでした!

Posted at:16:00

実習生が体験!千代田図書館の赤ちゃん向けおはなし会

千代田図書館に、今年も、区内にある大学からの

実習生が来てくれています!

今年は法政大学専修大学共立女子大学の3校から合わせて4

10日間の実習期間で、図書館にまつわる様々な仕事を体験中です♪

 

160901-1.jpg

 

この日は、毎月第2木曜日に行っている赤ちゃん向けおはなし会

千代田図書館10階の子ども室に、

赤ちゃんとそのママ、パパ、おばあちゃんなど19組が参加してくれました!

 

今回のおはなし会では、実習生4名が

1人1冊ずつ絵本の読み聞かせにチャレンジ!

司書のレクチャー、前日の練習を経ておはなし会にのぞみました。

 

160901-2.jpg  160901-3.jpg

 

160901-4.jpg  160901-5.jpg

 

読んだのはこちらの4冊。(読んだ順番に)

『もう おきるかな?』(まつのまさこ/文、やぶうちまさゆき/絵、福音館書店)

『ででこい でてこい』(はやしあきこ/作、福音館書店)

『くだもの』(平山和子/作、福音館書店)

『よういどん』(わたなべしげお/文、おおともやすお/絵、福音館書店)

それぞれ、赤ちゃんにも伝わるよう

やさしく、明るく読もうと取り組む姿が印象的でした。

 

160901-6.jpg

 

おはなし会では、このほかにも、司書が楽しいわらべうた

ハンカチを使ってできる手あそびなどを紹介して、

みなさんと楽しく過ごしました。

ご参加の保護者のみなさん、おうちでもやってみてくださいね♪

 

160901-7.jpg

 

千代田図書館のおはなし会は、毎月第2木曜日の午前11時から

0才~3才くらいの乳幼児と、その保護者を対象に行っています。

次回は10月13日(木曜日)です。

予約不要、どなたでも参加できますので

赤ちゃんと、ぜひご参加ください♪

 

おはなし会の体験はいかがでしたか?

実習生のみなさんに感想を聞いてみました!

「普段なかなか赤ちゃんと接することがなく、赤ちゃんのエネルギーを

 感じました。読んでいる絵本をじっと見つめてくれました」

「ゆっくり読む、ゆっくりページをめくるよう意識したつもりだったけど

 やっぱり緊張してしまいました。読みながら全体を見渡すことの

 難しさがわかりました」

「絵本を持つ高さや向きを、もっと工夫すればよかったかも。

 次の機会があれば、今日のことを活かしたいです」

…などなど、いい経験になったようす。

絵本を読んであげる、という一見シンプルなコミュニケーションにも

難しさや奥深さが隠れていることを実感してもらうことができました。

 

慣れない経験にも、ひたむきに取り組む姿勢が

今日の参加者のみなさんにも、十分に伝わったのではないでしょうか。

みなさん、おつかれさまでした!

 

実習生のみなさんには、今回のおはなし会のほか、

図書館のカウンター業務資料の登録

返却された本を図書館の書棚に戻す実習、

資料の選定障害者サービスなどについての研修など

図書館に欠かせない多くの仕事を、日々体験して知ってもらっています。

実習生のみなさん、この先の実習もがんばってくださいね!

Posted at:14:20

座談会「絵本のこれまで・これから」を開催しました!

8月27日(土曜日)、神田神保町の絵本・児童書専門店ブックハウス神保町

千代田区読書振興センターの共催で

座談会「絵本のこれまで・これから」を開催しました。

 

160805-1.jpg

 

この座談会の登壇者は6人。

先日、 「夏のわくわく課外授業2016」 で理科の授業を行っていただいた

絵本作家の舘野 鴻(たての・ひろし)さん

福音館書店で月刊絵本「こどものとも」「かがくのとも」を担当、

さらに『ジャリおじさん』(絵と文/大竹伸朗)など、

多くの絵本を手がけてきた編集者の澤田 精一(さわた・せいいち)さん

舘野さんの最新刊『つちはんみょう』を担当した

偕成社の編集者丸本 智也(まるもと・ともや)さん

そしてこの日の進行役も務めていただいた、絵本・児童書専門店の

ブックハウス神保町スタッフの茅野 由紀(ちの・ゆき)さんに加え、

千代田図書館の司書で、サービス部門を統括する

サービスプロデューサーの吉崎と、学校支援担当チーフの大垣も参加しました。

 

160805-2.jpg  160805-3.jpg

登壇者のみなさん。

写真左から、茅野さん、丸本さん、舘野さん、澤田さん、大垣、吉崎。

 

茅野さんから6人の紹介があったあと、まずは

舘野さんと澤田さんの関係についてのお話から。

『この絵本が好き!2010年版』(別冊太陽編集部/編、平凡社)で、

2009年に刊行された絵本から好きな本を3冊選ぶというアンケート企画で

舘野さんの初めての絵本『しでむし』(偕成社)を挙げて、

「二〇〇九年の絵本を顧みたとき、この一冊で十分なのではないか」

と評した澤田さん。

当時の自分の思いや生活をすべて『しでむし』に注いだという舘野さんは

澤田さんの評を読んで「まだ描いてていいのかな」と励まされ、

その数年後に実際に対面するまで

「いつかお礼を言いたい。新作を読んでもらって感想を聞きたい」

と思い続けていたそうです。

 

160805-4.jpg

 

次に、澤田さんに、戦後から21世紀にかけての

絵本の変遷を簡単に解説していただきました。

「現在では大人も絵本を読むようになり、“絵本の読者=子ども”とは限らなくなった。

 いま、子どもに向かって絵本を作るエネルギーが薄れてきていないか?

 今日は“絵本とは何か”ということをお話しできたら」と澤田さん。

 

160805-5.jpg

 

子どものために絵本を選ぼうと、書店や図書館を訪れたお客様から

「“いい絵本”はどれですか?」と聞かれるのは書店員も図書館司書も同じ。

書店員や図書館司書にとっての“いい絵本”とは?

また、絵本を作る作家、編集者、出版社にとっては?

読者として、また子どもの父親・母親としてはどうか?

話はさまざまな方向に広がりました。

 

そんな中で、澤田さんの

「“いい絵本”よりも“おもしろい絵本”を作りたい。

 子どもの頭に手を入れて、引っかきまわすような、

 余計なお世話をする絵本を作りたいと思っている」

という言葉が印象に残りました。

偕成社の丸本さんは、まだ経験が浅いと謙遜しながらも

「自分の企画が一番おもしろいと思ってがむしゃらにやるしかない」と。

 

出版不況とも、活字離れともいわれる昨今

絵本を生み出す側と、絵本を読者に手渡す側、

そのどちらも熱い思いをもって絵本に向き合っていることが、

会場にお越しくださったみなさまにも伝わったのではないでしょうか。

 

160805-6.jpg

 

後半には、舘野さんが近年行っているという“昆虫食”についてお聞きしたり、

先日の「夏のわくわく課外授業2016【理科】」や、ブックハウス神保町で開催された

ワークショップで子どもたちが描いた昆虫の絵をスクリーンに映しての紹介も。

 

160805-7.jpg

 

熱く語り合いながらも、終始和やかなムードで

あっという間の90分でした!

その後に続いた会場からの質疑応答にも真摯にお答えいただき

こちらも、とても盛り上がりました。

登壇者のみなさん、ありがとうございました!

 

Posted at:17:00

「夏のわくわく課外授業2016」レポート②【理科】

千代田図書館の夏休み恒例イベント 「夏のわくわく課外授業2016」 

今回は、理科の授業風景をお届けします。

 

◆◆8月9日 国語◆◆

「ちよだの虫を絵にかこう フィールドワーク&スケッチ」

 

理科の授業を担当してくださったのは、

絵本作家の舘野 鴻(たての・ひろし)さんです。

 

160803-1.jpg

 

舘野先生はこれまでに多くの図鑑や児童書で生物画を手がけ、

『しでむし』『ぎふちょう』(ともに偕成社)など、

昆虫の生態を自ら調査し、緻密に描いた絵本を発表してきました。

今年4月に刊行された『つちはんみょう』(偕成社)でも

8という年月を、日本固有種のヒメツチハンミョウ

生態調査に費やし、絵本を描きあげました。

「理科」の授業では舘野先生と一緒に、千代田図書館の周辺で

身近な自然を探し、観察して、絵に描いていきます。

 

この日は朝から雨が降り、お天気が心配されましたが

授業の時間に合わせてくれたように雨がやみ、明るい日差しが。

さっそくみんなで生き物を探しに出かけました。

 

160803-2.jpg  160803-3.jpg

 

ビルが立ち並ぶ千代田図書館の周りにも、植え込みや木の根元に

よく目を凝らすと、生き物たちの豊かな世界があります。

日がさしていっせいに鳴きはじめたセミや、

草むらに現れたバッタをみんなで追いかけました。

 

160803-4.jpg

途中、シマヘビの抜けがらも発見!

 

160803-5.jpg

「あとで絵に描くために、その生き物がどんな場所にいたか、

 どんな植物のところにいたかも覚えておこう」と舘野先生。

その場でメモしたり、草花も少しだけ持って帰ります。

 

採集した生き物をシャーレに移し、まずは鉛筆でスケッチ。

保護者の方にも一緒に絵を描いていただきました。

 

160803-6.jpg  160803-7.jpg

ひとつひとつのテーブルをまわって、描き方のアドバイスをしたり

その場でスケッチを描いて見せてくれる舘野先生。

 

2時間の授業時間はあっという間でしたが、絵の具や色えんぴつを使って

みんな思い思いに絵を仕上げました。

小さな虫を一枚の紙に大きく引き伸ばして描く子、虫がいた周りの風景も描く子、

生き物の細かい模様までクローズアップしてじっくり描く子・・・と、

対象のとらえ方、描き方も十人十色で、そのどれもが力作でした。

ご参加いただいた皆さん、おつかれさまでした!

 

舘野先生、ありがとうございました!

先生の最新刊『つちはんみょう』原画展が、千代田図書館の近く

神田神保町の絵本・児童書専門店ブックハウス神保町で開催中です。

 

160803-8.jpg

 

160803-9.jpg

 

緻密で迫力ある原画はもちろん、舘野先生の観察ノート虫のスケッチなども展示され、

長い時間をかけて描きあげられた絵本の世界を心ゆくまで楽しむことができます。

この機会に、ぜひご覧ください!

 

舘野 鴻 原画展『つちはんみょう』

【会 場】 ブックハウス神保町 ミニギャラリー

【所在地】 千代田区神田神保町2-5 北沢ビル1階

【会 期】 開催中~9月5日(月曜日)

【時 間】 午前11時~午後6時30分

【定休日】 水曜日(祝日の場合は営業)

 

また、千代田図書館9階の第2展示ウォールでは、

9月1日(木曜日)から19日(月曜日・祝日)まで

「夏のわくわく課外授業2016」の授業レポートや先生方の本を展示します。

こちらもあわせてご覧ください♪

Posted at:17:00

「夏のわくわく課外授業2016」レポート①【国語・算数】

千代田図書館の、小学4~6年生とその保護者を対象にした

夏休み恒例イベント「夏のわくわく課外授業2016が今年も始まりました!

今回は、国語算数の授業風景をレポートします♪

 

◆◆8月9日 国語◆◆

「短い小説“ショートショート”を書こう」

 

国語の授業を担当してくださったのは、

ショートショート作家の田丸 雅智(たまる・まさとも)さんです。

 

160802-1.jpg

 

子どもから大人まで、幅広い世代に読まれているショートショート。

昨年、ショートショート大賞を創設し、審査員長を務めるなど

2011年のデビュー以来、新世代のショートショート作家として活躍中の

田丸先生が教えてくれるのは、原稿用紙1~3枚程度の

とても短い小説“超ショートショート”の書きかたです。

 

授業のはじめに、

「今日はこれから、子どもも大人もかならず1人1作

“超ショートショート”を創作してもらいます」と田丸先生。

参加者のみなさんからは

「え~!いきなり書けないよ」「大人も書くの?」という声が。

本当に、誰でも90分で小説が書けるようになるのでしょうか?

 

田丸先生いわく、ショートショートとは「短くて不思議な物語」

今日はワークシートを使って、3つのプロセスで物語を作ります。

①不思議な言葉を作ろう

②不思議な言葉から想像を広げよう

③物語にまとめよう

 

160802-2.jpg

 

身近な言葉を組み合わせて「これはいったい何だろう?」と

想像するだけで、物語のタネが生まれます。

「そのいいところは?」「悪いところは?」ワークシートを

書き進めることで、そのタネを芽吹かせ、育てていきます。

授業の中盤には、子どもも大人も、ぐんぐんと鉛筆を走らせる姿が印象的でした。

 

160802-3.jpg

 

160802-4.jpg

 

「物語に登場人物やセリフを増やしてみると、もっと長い小説になるよ」

「文章を、主人公目線にしてみよう」

など、田丸先生のアドバイスでより本格的な小説に挑戦した子も。

 

160802-5.jpg

 

授業の最後はみんなの作った“超ショートショート”の発表会!

「無重力ホーム」「リセットたぬき」「めくってくれる本」…などなど、

タイトルだけで、どんなお話か読んでみたくなりませんか?

みなさんの作品は、9月1日(木曜日)から

千代田図書館9階の第2展示ウォールで

イベントのレポートともに展示する予定ですので、お楽しみに♪

 

田丸先生、ありがとうございました!

 

 

◆◆8月10日 算数◆◆

「親子で楽しむ サム・ロイドの絵パズル」

 

算数の授業をしてくださったのは、

作家で美術家の伴田 良輔(はんだ・りょうすけ)さん

 

160802-6.jpg

 

約150年前、生涯10,000作ものパズルを作った

天才パズル作家サム・ロイドの作品をはじめ、今も世界中で愛される

さまざまなパズルを楽しみながら、親子で算数に親しむ授業です。

 

パズルを彩る、愛らしいイラストまでも自分で手掛けていた

サム・ロイドがはじめてパズルを作ったのは、なんと9歳の時。

「今日参加してくれたみんなと同じくらいの歳で、パズルを作っていたんですよ。

 まずは彼の大ヒット作となったパズル“トリック・ドンキー”から

 やってみましょう」と伴田先生。

 

ロバが描かれた2枚の紙と、2人の騎手が描かれた1枚の紙。

この3枚を組み合わせて置くことで、2人が2頭に

うまく乗っている絵にするには?

 

160802-7.jpg

シンプルなパズルですが、なかなか正解が思いつきません。

子どもも大人も頭をひねって取り組みます。

 

「なかなかうまく置けないでしょ?考え方をちょっとだけ変えてみよう」

と、伴田先生が正解を見せると…

「そうか、わかった!」「なるほど!」「やられた~!」

意外な答えに、つぎつぎにこんな声があがりました。

 

パズルを解くのに大事なのは、「小さな発想の転換」と先生。

この日は、伴田先生のオリジナルパズルも含めて

全部で6種類のパズルに親子で挑戦しました!

 

160802-8.jpg  160802-9.jpg

こちらもサム・ロイド作、16個の点を6本の線で結ぶ

“貴婦人のクロケー・パズル”

 

160802-10.jpg

中国や日本でも古くから愛されている、7つの図形を組み合わせて

様々なシルエットを作って遊ぶパズル“タングラム”

 

「今日遊んだ図形のパズルには、将来みんなが学校で習う

 数学の定理が隠れているものがほとんどです。

 公式を使うと難しく思えるけど、こういうパズルをきっかけに

 算数や数学を少しでもおもしろく感じてもらえたらいいな」

と伴田先生。

 

親子そろって問題に取り組み、パズルの楽しさを

感じていただけたのではないでしょうか。

伴田先生、ありがとうございました!

 

ご参加いただいた皆さん、おつかれさまでした!

「夏のわくわく課外授業2016も、残すところあと1教科。

理科「ちよだの虫を絵にかこう フィールドワーク&スケッチ」

まだお申し込み可能です!ぜひ、ご参加ください♪

Posted at:17:00

コンシェルジュ通信Vol.14:「コンシェルジュ体験」
楽しいプログラムを用意しています!

先日のブログ  でもお知らせした

 “神田神保町の「本と街の案内所」千代田図書館コンシェルジュ体験”。

千代田区内在住、在学の中学生・高校生のための職場体験プログラムです。

3回目の今年は、もっと街の知識を深め、たくさん接客体験できるよう、

2日間のプログラムにしました。

というわけで、7月21日(木曜日)の初日に向けて、ただいま準備中です。

 

これまで参加されたみなさんからは、

「接客体験をしてみたかった」

「本が好きで、神保町に興味があった」

でも、「千代田図書館や神保町に来たのは初めて」

という声も聞かれました。

そんな声を思い出して、

コンシェルジュたちで、プログラムについて話し合いをしています。

 

160604-1.jpg

 

「図書館コンシェルジュの仕事の楽しさを知ってもらいたいね」

「神保町に初めて来た人にも、よくわかる内容にしたいね」

「どんな質問でも、ご案内する時に大切なことはなんだろう?」

「街歩きでは、みんながお気に入りのお店を見つけられたらいいね」

参加される方々のことを想像しながら、

もっとみなさんの力になる内容を考えています。

 

接客体験をする神田神保町は、

古書店、新刊書店、食事処が集まる魅力いっぱいの街です。

「本と街の案内所」には、いろいろな質問が寄せられます。

 

160604-2.jpg

 

「むかし読んだ本をもう一度読みたい。どの店で探したらいい?」

「昭和時代の文学を専門にしている古書店はどこ?」

「神保町らしいお昼ご飯を食べたい。おすすめの食事処はどこ?」

などなど。

お客様のお探しものによっては、

私たちも初めて知ることもたくさんあります。

難しく感じることも、一生懸命お調べしてご案内します。

その結果、「あなたのおかげで本が買えたよ!ありがとう!」と、

お礼の言葉をいただく時は、とても嬉しい瞬間です。

 

神田神保町のことをもっと好きになりたい方

「ありがとう」と言われる接客マナーを身に付けたい方

「人と話すのは苦手だけど、がんばってみたい!」という方も、

ぜひご参加ください!!

申込は抽選制で、7月5日(火曜日)午後6時まで受付けしています。

 

本と街の案内所で図書館コンシェルジュ一日体験

 

【日 時】 1日目 7月21日(木曜日)午後1時~5時30分

      2日目 7月25日(月)~8月31日(水)までの平日から

      1日を選択、午前11時30分~午後3時30分

      ※「本と街の案内所」お盆の休業期間を除く、1日2名まで

      ※ご希望の日程にそえない場合がございます

【場 所】 1日目 千代田図書館9階=第1研修室

      2日目 「本と街の案内所」(千代田区神田神保町1-7-7)

【定 員】 8名/抽選制

【対 象】 千代田区内に在住または在学の中学1年生~高校3年生

【参加費】 無料

【申 込】 ①~③いずれかの方法でお申し込みください。

      ①電話=03-5211-4289・4290(平日10時~18時)

      ②メール=件名を「コンシェルジュ体験」とし、本文に

      参加者の1.名前 2.学校・学年 3.「千代田区内在住」

      もしくは「千代田区外在住」4.電話番号 5.2日目の

      希望日(第1~第3希望まで)をご記入のうえ

      dokushoshinko★library-chiyoda.jp までお送りください。

      ※メールを送る際、★を@に変えて送信してください

      ※受信確認後にお送りする返信メールをもって受付完了

      ③来館=千代田図書館10階カウンター(平日10時~18時)

      受付期間:7月5日(火曜日)午後6まで

      ※抽選の結果は、当落に関わらず7月7日(木曜日)以降に

      すべての方へお知らせします。

【主 催】 千代田区読書振興センター 

【協 力】 NPO法人連想出版、神田古書店連盟

 

※図書館コンシェルジュは「図書館司書」とは異なります。

※制服の貸与はありません。

※男女問わずご参加いただけます。

 

詳しくは→コチラ

Posted at:16:40

コンシェルジュツアー「散歩の達人」編を開催しました!

5月28日(土曜日)、図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー

「散歩の達人」編を開催しました!

 

今回は、6月25日(土)まで千代田図書館9階 展示ウォールで開催中の

企画展示「『散歩の達人』とともに振り返る千代田の街の20年」との

コラボレーション特別企画です。

 

160505-1.jpg

 

まずは、今年で創刊20周年を迎えた「散歩の達人」編集長

武田憲人(たけだ・けんじん)さん

 「散歩の達人20年で、忘れられないこの10冊」 と題して

印象深いバックナンバーについてお話しいただきます。

 

160505-2.jpg

「いろいろあった20年間、雑誌にとって、というより

 個人的にどうしても忘れられない10冊を選びました」と武田編集長。

 

神保町を特集した号はもちろん、

銀座・秋葉原などの特集号、“横丁”“下町”などのエリア特集、

今では「散歩の達人」の人気特集“喫茶&カフェ”などなど……

その当時のことをふり返りながら、苦労話や読者からの反響など

雑誌づくりの裏側をお聞きすることができました!

 

160505-3.jpg  160505-4.jpg

 

20年間で出会った人々とのエピソードも盛りだくさん。

はじめて神保町を特集した1996年4月号

「神保町まちのウワサ大検証」で取りあげ、ニッコリ笑った顔が

忘れられないという大野カバン店の名物おばちゃん

お会いできて感激したという、『居酒屋礼賛』の著者森下賢一さん

“下町の特性とは”インタビューでたっぷりと語ってくれた

思想界の巨人・吉本隆明さんと、次つぎに登場します。

 

中でも印象的だったのは、2005年11月号のインタビューで

写真家で文筆家の藤原新也さんが、房総に住む理由を聞かれ

「猫っていうのは隙間があるから生きられる。猫も住めない空間は

 おそらく冷たい空間だと。房総は“猫度”がダントツに高いんだよ」

と答えたというエピソードを紹介しながら、

「もしかしたら、人間もそうなんじゃないかな?と思いました。だから

 街の“隙間”を見つけることが『散歩の達人』の役割なんじゃないかなと」

と話されていたこと。

これまでの20年間を知ることで、

これからの「散歩の達人」がますます楽しみになりました!

 

トークの後はいよいよ神保町へ出発。

こちらでも、バックナンバーを振り返りながら

「散歩の達人」誌上で紹介された神保町のおすすめスポット

千代田図書館のコンシェルジュがご案内しました。

 

160505-5.jpg

2015年8月号「散歩的東京百景」特集に掲載された

矢口書店と古賀書店の看板建築は、神保町を代表する風景。

 

160505-6.jpg

1996年11月号、2005年10月号で2回にわたり掲載され

詳しく“解剖”された神田古書センタービル

それぞれの掲載号と現在のお店を比べながらご紹介しました。

 

160505-7.jpg  160505-8.jpg

神保町の魅力は書店以外にもたくさん。

この日開催されていたすずらんまつりで賑わう通りから路地へ入って

神保町ならではの喫茶店や居酒屋などもご紹介。

 

160505-9.jpg

武田編集長のトークにも登場し、1996年11月の

「神保町まちのウワサ大検証」に掲載された

「ジョン・レノンモデルの眼鏡を売るお店」三鈴堂眼鏡店は、

ツアーの最終目的地「本と街の案内所」のお隣。

 

ツアー終了後、すずらんまつりへ足を運ぶ参加者も多く見られました。

皆さま、ぜひこれからも神保町散歩をお楽しみくださいね♪

 

武田編集長、立ち寄らせていただいたお店の皆さん、

ありがとうございました!

そしてご参加いただいた皆さん、お疲れさまでした!

Posted at:15:00

本と出会う読書サロン 第12期オープニングイベントを開催しました!

5月17日(火曜日)、 「本と出会う読書サロン」第12期 

スタートとして、新規メンバー募集を兼ねた

講演会「ことばの食感」を開催しました。

 

講師は、国語学者早稲田大学名誉教授中村 明さん

作家の文章の特徴“文体”から作品を読み解く文体論の研究者として

数多くの著作を出版されているほか、 朝日新聞の週末別刷版「be」 

2年にわたり「ことばの食感」を連載されていました。

 

160503-1.jpg

 

国立国語研究所勤務時代に行った、数多くの作家へのインタビューは

ちくま学芸文庫『作家の文体』にまとめられ、

「ことばの食感」の連載中も「文豪からのヒント」というテーマの記事で

読者を楽しませました。

 

160503-2.jpg

 

今回の講演では、その連載をふり返りながら

特に読者からの反応が大きかったもの、思い出深いものについて

お話しいただきました。

 

「なぜ東京帝国大学をおやめになったんですか」という中村さんの質問に

「やめたんじゃない、自然と“やまった”んだよ」とおちゃめに返した武者小路実篤

「どうやって小説をお書きになるんですか」という問いには

「まず、舞台となる家の間取りを考えるところから始めます」と教えてくれた大岡昇平

中村さんが、作品に登場する人物名の読み方を聞くと

「きみに聞かれるまでそんなこと考えてもなかったよ」と答えた吉行淳之介

シャイで、初対面の時にはなかなかこちらを向いてくれなかったという井伏鱒二……。

実際に会って話してみないと知ることのできない、

文豪たちとのエピソードがいきいきとよみがえります。

 

160503-3.jpg

 

その他にも、坂口安吾小林秀雄の文章を例に

短い一文からも読み解ける作者の意図についてのお話から、

様々な作品や街中にあふれる“ダジャレ”のお話まで。

豊富な経験と深い知識から縦横無尽にお話しいただき、

あっという間の一時間でした!

 

中村さん、ありがとうございました!

 

「本と出会う読書サロン」第12では、

6月「あまい」7月「にがい」8月「すっぱい」9月「からい」と、味覚をテーマに

メンバーが思い思いに持ち寄った本の紹介を行う予定です。

現在メンバーを募集中。まずはお気軽にメンバー登録からどうぞ♪

詳しくはコチラをご覧ください。

Posted at:14:00

「第8回ことばと音のフェスティバル♪」を開催しました!

5月1日(日曜日)、8回ことばと音のフェスティバル♪

「親子で楽しむ!はじめてのジャズ」を開催しました。

 

今年は、千代田区内の正則学園高等学校 ビッグバンド部のみなさんに

ご出演いただき、午前と午後の二部構成で行いました。

 

160501-1.jpg

 

午前の部「ジャズとえほんのコンサート」は、

小さなお子さまでも楽しめる、2冊の絵本の読み聞かせと

ジャズの演奏を組み合わせたコンサート。

 

千代田図書館の司書が

『おひめさまはねむりたくないけれど』(メアリー・ルージュ/作、

パメラ・ザガレンスキー/絵、そうえん社)

『つきよのおんがくかい』(山下洋輔/作、柚木沙弥郎/絵、福音館書店)

の2冊を朗読しました。

 

160501-2.jpg

 

おはなしの合間に演奏されたのは、

子どもたちにもおなじみの「星に願いを」「きらきら星」

ジャズ・ナンバーの「セント・トーマス」「Mercy Mercy Mercy

 

160501-3.jpg

 

みんな、おはなしに聞き入ったり、曲に合わせて手拍子や体を動かしたり

絵本と音楽を楽しんでいました♪

 

160501-4.jpg

コンサートの最後に、ビッグバンド部の卒業生とコーチが

この日のためにアレンジした「千代田区歌」のジャズ・バージョンも!

大迫力のソロ演奏を聴くことができました!

 

午後の部は、子どもから大人までビッグバンド・ジャズに

親しんでいただける「子どものためのジャズ入門」

 

160501-5.jpg

 

14~16人のビッグバンドで奏でられる息のあった演奏に、

それぞれの楽器のソロも決まって、拍手がわきます。

 

160501-6.jpg

 

160501-7.jpg

 

こちらでは、ジャズの歴史をたどるプログラム構成で

「茶色の小びん」「Stand by Me」「Sing Sing Sing

「Fly me to the Moon」「Isn't She Lovely……などなど、

たっぷりと演奏をお楽しみいただきました。

 

正則学園高等学校 ビッグバンド部のみなさん、ありがとうございました!

 

千代田区立図書館で、親子で読書を楽しめるさまざまなイベントを

開催中のヨムキクちよだ2016は今月12日まで。

連休中も、ぜひご家族で図書館へお越しください♪

Posted at:13:00

「ヨムキクちよだ2016」が始まりました!

千代田区立図書館で、親子で楽しめるイベント盛りだくさんの

ヨムキクちよだ2016を開催中です!

 

千代田図書館9階の第2展示ウォールでは

「ちよだとしょかん えほんかるた」を展示中。

千代田図書館の司書おすすめの45冊の絵本を

かるたでご紹介しています。(5月12日まで)

 

160405-1.jpg

 

160405-2.jpg  160405-3.jpg

「あ」から「ん」まで、かるたの読み札は本の内容を表しています。

どの本のことが書いてあるかわかるかな?

答えを予想しながら、お楽しみください♪

(展示資料はすべて貸出可、貸出中の場合はご了承ください)

 

また、千代田区役所1階のさくらベーカリーでは

「おはなしと出会えるパン屋さん2016を開催中。

ばばばあちゃんの『よもぎだんご』(さとうわきこ/作 福音館書店)を

イメージしたよもぎあんぱん(税込105円)や

『11ぴきのねことあほうどり』(馬場のぼる/作 こぐま社)の

楽しいおはなしをヒントに生まれた

コロッケとチキンのドッグパン(税込265円)など、

「えほんかるた」で展示中の絵本5冊から生まれた

楽しいメニューがお楽しみいただけます♪

 

160405-4.jpg

 

「おはなしに出会えるパン屋さん」期間中にさくらベーカリーで

お買い物の際に、レジで千代田区立図書館の貸出券を見せると

かわいいサブレのプレゼントも実施中です!

(お一人様一日一回まで、なくなり次第終了)

 

おはなしに出会えるパン屋さん2016

【期 間】 開催中~5月12日(木曜日)

【定休日】 日曜日、祝日

【場 所】 千代田区役所1階=さくらベーカリー

【協 力】 さくらベーカリー(ジョブ・サポート・プラザちよだ)

 

そして5月1日(日曜日)には

第8回ことばと音のフェスティバル♪「親子で楽しむ!はじめてのジャズ」

を開催します。

 

出演は、区内の私立高校、正則学園高等学校のビッグバンド部のみなさん。

先月行われた、千代田のさくらまつりのオープニングイベントでも

大活躍だったみなさんの演奏をどうぞお楽しみに!

 

160405-5.jpg

△正則学園高等学校 ビッグバンド部

 

午前11時からの1回目は、千代田図書館司書による絵本の朗読との

コラボレーションプログラムも入った「ジャズとえほんのコンサート」

午後2時からの2回目では、親子でより本格的なジャズ演奏を

お楽しみいただける「子どものためのジャズ入門」を行います。

大人も子どもも、ぜひ皆さんでお越しください!

 

第8回ことばと音のフェスティバル♪

「親子で楽しむ!はじめてのジャズ」

【日 時】 5月1日(日曜日)(各回とも開場は開演の15分前)

      1回目/午前11時~12時 幼児~小学校低学年向け

      「ジャズとえほんのコンサート」

      2回目/午後2時~3時 小学校中学年~中学生向け

      「子どものためのジャズ入門」

【会 場】 千代田区役所1階=区民ホール

【席 数】 80席(当日先着順・申込不要、立ち見可)

【出 演】 演奏/正則学園高等学校 ビッグバンド部

      朗読/千代田図書館 学校支援担当司書(1回目のみ)

【協 力】 NPO法人 日本ジャズ教育研究所

Posted at:12:20

コンシェルジュ通信Vol.12:神保町ツアー「散歩の達人」編、ただいま準備中!

5月28日(土曜日)に予定されている

「図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー」は、

千代田図書館で開催中の企画展示

「『散歩の達人』とともに振り返る千代田の街の20年」

との連携イベントということで、

私たちコンシェルジュもはりきって準備を進めています!

 

千代田図書館の企画展示担当者から

展示内容についての説明を受けながら、

「当日はどんなスポットを巡るのが良いかしら?」

と一緒に相談できるのも、連携イベントならでは。

 

160403-1.jpg  160403-2.jpg

 

「『散歩の達人』にみる千代田の今昔」の神保町のパネルには、

“街を歩く人々の様子も15年前から(いや、もっと前からか)

 あまり変化が見られない気がする神保町“と書いてあり、

「学生時代から変わらない街だと言われる事も多いですよね」

「変わらない部分も多いけれど、実は新しいお店も結構あるかも」

と神保町談義に花が咲きました!

 

「散歩の達人」は今年で創刊20周年

神保町が取り上げられたバックナンバーから

今回のガイドツアーでご紹介できそうな内容を検討していると、

時代ごとの世相が反映された記事が目に入ります。

懐かしさがこみあげてきて、思わず見入ってしまうことも。

 

160403-3.jpg  160403-4.jpg

 

今回のツアーは、はじめに千代田図書館10階特設イベントスペースで

「散歩の達人」の編集長武田憲人さんから

雑誌づくりについてのお話を聞いた後、

これまでに「散歩の達人」の誌面で取り上げられた

神保町のおすすめスポットを巡ります。

 

 

160403-5.jpg

「散歩の達人」武田編集長

 

“ゆっくり歩きながら、

その街の魅力をなるべくありのままに目と身体で感じ取る“

“本当に散歩するように作られている”

という「散歩の達人」の製作秘話が飛び出すかも?

 

ツアーを行う5月28日(土曜日)は

「神田すずらんまつり」も開催されています。

 

第30回 本の街 神田すずらんまつり

【日にち】 5月28日(土曜日)

【時 間】 午前11時~午後5時

【場 所】 神田神保町 すずらん通り商店街

 「散歩の達人」はこちらともタイアップ

パネル展「散歩の達人が伝えてきた神保町」(仮)のほか、

本誌に連載中の「町中華探検隊」スタッフによる

トークショーも開催予定だそうですので、

ガイドツアー終了後はあわせて楽しんでいただけます!

 

今回の「図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー」

のお申し込みは抽選制で、

応募の締め切りは4月28日(木曜日)午後6時です。

みなさまのご応募を心よりお待ちしています!!

 

図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー「散歩の達人」編

【日にち】 5月28日(土曜日)

      悪天候の場合は6月4日に延期

【時 間】 午後1時~午後3時30分(12時30分開場)

【集合場所】 千代田図書館10階=特設イベントスペース

【参加費】 無料

【ゲスト】 武田憲人さん(「散歩の達人」編集長)

【定 員】 20名(高校生以上)※抽選制

【申 込】 受付中~4月28日(木曜日)午後6時まで

      お電話または千代田図書館10階カウンターにて

・本イベントは抽選制です。

・申込者全員に当落結果ハガキ発送(5月6日ごろ発送予定)

 をもって抽選結果をお知らせいたします。

参加にあたっての注意事項(PDF:135KB)をお読みいただき、

 ご同意のうえでお申し込みください。

・その他、詳しくは→コチラ

Posted at:14:20

「詩を聴く、詩を唄う、詩を感じる」を開催しました!

3月20日(日曜日・祝日)、千代田区役所1階区民ホールで

千代田区読書振興センタースペシャルイベント

「詩を聴く、詩を唄う、詩を感じる」を開催しました!

 

出演いただいたのは、第5詩集『隣人のいない部屋』で

第22回萩原朔太郎賞を史上最年少受賞するなど

文学を越えたジャンルでも活躍中の詩人、三角みづ紀さん

バークリー音楽院でサウンドデザイン、ボーカルを学び

幅広い音楽活動を行っている音楽家、坂東美佳さん

 

160304-1.jpg

 

この日は春分の日。桜の開花も間近に迫った

明るい日差しの中でイベントが行われました。

前半は、与謝野晶子「桃の花」島崎藤村「初恋」

中原中也「湖上」八木重吉「雲」などの近代詩10

三角さんが朗読し、坂東さんが即興でピアノの演奏をつけるパフォーマンス。

 

普段、ほかの詩人の詩を朗読する機会はあまりなく、この日のために

近代詩集からこの10篇を選んできてくださったという三角さん。

 

160304-2.jpg

 

詩集をめくり、数々の詩の中から選んでいる中で

「今の私には八木重吉」という発見があったそう。

「ぜひみなさんも、図書館の詩集をめくって

 今の自分に合う詩を見つけてみてください」

とお話しくださいました。

 

後半は、三角さんの詩を坂東さんと二人で読んでいきます。

最新の詩集『舵を弾く』(思潮社)に収録されている

「保つ日」「長距離バス」など数々の詩を、お二人の朗読で聞きます。

 

160304-3.jpg

 

詩人の朗読と、音楽家の朗読と、同じ言葉を読んでいるはずなのに

わずかに違って聞こえるように感じられたのが不思議な体験でした!

 

最後に、三角さんが2015年に作った詩「恵庭」を朗読します。

これに坂東さんがメロディをつけ、歌にしたものを

ピアノとともに演奏して、この日のイベントは終了。

 

160304-4.jpg

 

ご来場いただいたみなさまにも、活字の本を読むのとはひと味違った

耳から聴くポエトリーリーディングの魅力を

お楽しみいただけたのではないでしょうか。

 

三角さん、坂東さん、ありがとうございました!

Posted at:18:00

千代田図書館の法人向け出張サービス、ビジネス書展示

千代田図書館では、法人向け出張サービスとして

ビジネス書の出張展示を行っています。

オフィスの空きスペースに、千代田図書館が所蔵するビジネス書を展示し

「ふだんは忙しくて、図書館になかなか足を運べない」という社員の方々にも

気軽に読書を楽しんでいただける取り組みです。

 

千代田区内はもちろん、近隣区の企業からのご相談にもお応えし

ご好評をいただいている出張サービス。

今回の「ちよぴたブログ」では、千代田区内の企業

株式会社グローバルキッズで2月15日から開始した

「ビジネス書大賞2015展」の出張展示のようすをご紹介します。

 

160204-1.jpg

 

株式会社グローバルキッズは東京都内や横浜市で

認可・認証保育所や学童クラブを運営する企業で、

本社オフィスの2階には保育スタッフ養成のアカデミーも併設しています。

 

今回は、1階事務所と2階アカデミー入口の2会場にわけて、

ビジネス書126を展示しました。

 

160204-2.jpg

オフィス内に本を設営する千代田図書館スタッフ。

展示している126冊のうち、「ビジネス書大賞2015」の受賞作と

一次審査ノミネート作の計100冊には、

一冊ずつにおすすめコメントのPOPが付けられています。

 

160204-3.jpg  160204-4.jpg

このうち8冊は、社長さんや保育事業部の部長さんを始めとした

社内でも読書好きというグローバルキッズ社員の方々によるおすすめコメントつき!

オレンジ色のPOPでご紹介しています。(画像を一部加工しています)

 

展示のビジネス書は、最新の世界経済、企業経営を論じる硬派な本から

手に取りやすく、やわらかいテーマの本までさまざま。

書評家や書店員、図書館ユーザーが選んだ

「ビジネス書大賞」ならではの幅広い取り揃えで、

読書を楽しみながらビジネスのヒントを見つけられそうですね!

 

160204-5.jpg  160204-6.jpg

 

「うちのオフィスでもやってみたい」

「社内図書館の活用に役立てたい」という法人の皆さま、

まずは千代田図書館へお問い合わせください!

詳しくは→コチラをご覧ください。

Posted at:10:20

文化資源学会 研究会「天下祭再考-昔と現在(いま)」

11月29日(日曜日)千代田区役所4階 401会議室で

文化資源学会の展望プロジェクト「文化資源学を支えるテクノロジー(文テク)」

企画する研究会「天下祭再考-昔と現在(いま)」が行われました。

 

151201-1.jpg

 

江戸時代に、江戸城内を巡行して将軍の上覧を受け、

天下祭とよばれた神田祭天王祭

文化資源学会でも「神田祭 附祭(つけまつり)復元プロジェクト」

などで神田祭の復興に協力してきました。

 

今回は東京大学史料編纂所画像史料解析センターの

「江戸城図・江戸図・交通図及び関連史料の研究」プロジェクトと

神田明神との共催で、江戸城、祭り、武家について、それぞれの専門家の

講演を受けたあと、当時の地図を片手に祭りの巡行路を歩き

神田明神資料館の見学をするという内容で開催されました。

 

それぞれの専門分野から、天下祭を考察し、講演を行った講師の方々。

151201-2.jpg  151201-3.jpg  151201-4.jpg

(登壇順、写真左から)

神田祭の巡行路の変遷についてお話しされた

岸川雅範さん(神田明神権禰宜)

武家地研究の観点から天下祭を考察された

岩淵令治さん(学習院女子大学教授)

将軍とその家族の祭り観覧と、上覧所の変遷についてお話しされた

松尾美惠子さん(学習院女子大学名誉教授)

 

1時間半ほどの講演の後、参加者のみなさんは

千代田区役所を出発して巡行路の街歩きへ。

皇居周辺から神田明神へと、江戸時代の祭の行列に

思いをはせる一日になったのではないでしょうか。

(※報告と街歩きには「江戸城図、江戸図、交通図及び関連資料の研究」

プロジェクト調査で明らかになった江戸城図の画像も活用されました)

 

豊富な史料とともに、専門家ならではの観点からのお話に

目からウロコ!でした。

私たちが毎日のように行き来している千代田図書館周辺は

江戸時代にはどんな風景が見られたのか…想像がふくらみます。

再来年の神田祭が早くも楽しみになりました!

Posted at:10:40

本と出会う読書サロン 第11期オープニングイベントを開催しました!

11月17日(火曜日)、「本と出会う読書サロン」第11のスタートとして

新規メンバー募集をかねたイベント「公開!読書サロン」を開催しました。

 

151104-1.jpg

今回は公開型の読書サロンとして、読書サロンメンバーの3人と

翻訳家杉田七重さんをゲストにお迎えして、それぞれが本の紹介を行いました。

 

まずはゲストの杉田さんから。

同じ作品でも、翻訳のしかたによって印象が変わることを

実際に本を読んで比べながら、翻訳家ならではの視点でお話しくださいました。

 

151104-2.jpg

読んでくださったうちのひとつが、今年刊行150年を記念して出版された

『不思議の国のアリス』(ルイス・キャロル/作 西村書店)

杉田さんが手がけた新訳を、躍動感あふれる

カラーの挿絵とともに楽しめます。

この日は、草間彌生さんがアートワークを手がけた斬新な「アリス」も

読み比べていただきました!(楠本君恵/訳 グラフィック社)

 

多くの日本語訳が出版されている『不思議の国のアリス』。

英語の言葉遊びがふんだんに取り入れられている「アリス」の世界を、

それぞれの翻訳家がどのように表現しているか、読み比べると楽しいですね。

杉田さん、ありがとうございました!

 

後半は、読書サロンメンバー3人による本の紹介です。

通常の読書サロンでは毎月テーマにしたがって本を持ち寄りますが

今回は、千代田区立図書館に所蔵の本から、

それぞれが思い入れのある本を紹介しました。

3人が紹介した本は以下の通り。

 

ランニングに自転車にと、アクティブな趣味を持つ三輪さん。

151104-3.jpg

◆『シークレット・レース:ツール・ド・フランスの知られざる内幕』

 (タイラー・ハミルトン、ダニエル・コイル/著 小学館)

◆『ただマイヨ・ジョーヌのためでなく』

 (ランス・アームストロング/著 講談社)

◆『EAT&RUN 100マイルを走る僕の旅』

 (スコット・ジュレク/著 NHK出版)

 

「読書サロンは、本を通じて自分の世界が広がるのが楽しい」と話す羽根さん。

151104-4.jpg

◆『薔薇の名前 上・下』

 (ウンベルト・エーコ/著 東京創元社)

◆『すべてのドアは、入り口である。現代アートに親しむための6つのアクセス』

 (原田マハ、高橋瑞木/著 祥伝社)

◆『小鳥はいつ歌をうたう』

 (ドミニク・メナール/著 河出書房新社)

 

「自分の父、母の姿と重ねて読んだ」という3冊を選んだ天野さん。

151104-5.jpg

◆『向田邦子全集<5>エッセイ1 父の詫び状』

 (向田邦子/著 文藝春秋)

◆『ひととせの 東京の声と音』

 (古井由吉/著 日経新聞社)

◆『三千と一羽がうたう卵の歌』

 (ジョイ・カウリー/著、杉田七重/訳 さ・え・ら書房)

 

和気あいあいとした雰囲気の中で、思い入れたっぷりに

みなさんに本を紹介していただきました。

普段の読書サロンの楽しい雰囲気が伝わったのではないでしょうか?

 

「本と出会う読書サロン」では、第11期メンバーの募集を行っています。

詳しくはコチラをご覧ください。

Posted at:16:00

コンシェルジュツアー「ふたたび出会う なつかしの漫画」編を開催しました!

11月7日(土曜日)、図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー

「ふたたび出会う なつかしの漫画」編を開催しました!

 

恒例のコンシェルジュツアー。今回は、「なつかしの漫画」をテーマに

神保町古書店街で、様々なジャンルの漫画を扱う古書店をご案内したあと

まんがとサブカルチャーの専門図書館「明治大学 米沢嘉博記念図書館」

なつかしくもディープな漫画の世界をお楽しみいただきました。

 

まずは千代田図書館で、コンシェルジュがおすすめする

なつかしの漫画をもっと楽しめる本の数々をご紹介。

 

151103-1.jpg

本を紹介しながら、昭和の名作漫画から

戦後の貸本屋漫画の時代をさかのぼり、古くは江戸時代の本まで、

漫画の歴史についても簡単にお話ししました。

 

ツアーコースの説明後、2班に分かれていよいよ神保町へ!

まずは千代田図書館からも近い、集英社神保町3丁目ビルの

集英社ギャラリーを訪ねました。

 

151103-2.jpg

こちらでは、集英社が発行する人気漫画の複製原稿展などの展示を

気軽に楽しむことができます。

 

集英社ギャラリー

【所在地】 神田神保町3-13 集英社神保町3丁目ビル1階

【営業時間】月曜日~金曜日/午前9時30分~午後5時30分

【入館料】 無料

(展示テーマは随時変更され、漫画以外の出版物展示の時期もあります)

 

今回のツアーでも、神保町にある個性豊かな古書店の数々をご紹介しました!

 

151103-3.jpg  151103-4.jpg

外国コミックの古書も扱うサブカルチャー書籍の古書店@ワンダー

 

151103-5.jpg  151103-6.jpg

なつかしいグッズや漫画家の直筆原稿なども揃う

絶版漫画専門の古書店夢野書店

 

この他にも、絶版漫画本コーナーを設けている澤口書店神保町店

「北斎漫画」など江戸時代の漫画本も見つかる和本の専門店大屋書房などに加え

コミック高岡書泉グランデなど、漫画の新刊書が豊富な書店もご案内。

 

また、ツアー中には千代田区立お茶の水小学校の構内にある

千代田区ゆかりの文学者、夏目漱石の碑もご紹介しました。

151103-7.jpg

漱石と漫画?と不思議に思われるかもしれませんが、夏目漱石

大正時代から朝日新聞紙上で時事漫画を描いた「現代マンガの父」とも呼ばれる

岡本一平を絶賛し、その漫画集に序文を寄せています。

また、漫画評論家として活躍中の夏目房之介さんは漱石の孫としておなじみですね。

 

1時間ほどのツアーを経て、今回の最終目的地

明治大学 米沢嘉博記念図書館へ到着!

こちらは、漫画評論家の故・米沢嘉博さんが遺した膨大な蔵書を

有料の会員制で閲覧できる、漫画とサブカルチャーの専門図書館で

明治大学が計画する「東京国際マンガ図書館」(仮称)の先行施設として

2009 年10月に開設されました。

 

151103-8.jpg  151103-9.jpg

図書館スタッフの斎藤さんに、現在開催中の展示

「江口寿史展 KING OF POP SideBの解説をしていただいた後は

ふだん一般の利用者が入ることのできない閉架書庫も見せていただきました!

 

読み捨てが当たり前だった漫画雑誌をコレクションしていた

米沢さんの蔵書に加え、1980年代以降は友人や評論家仲間からも

集まったという漫画雑誌の蔵書は、圧巻のひとこと。

151103-10.jpg  151103-11.jpg

まだ資料の整理は続いており、斎藤さんによると

「あと2年くらいかかりそうです」とのこと。

 

発行した出版社がすでになくなっているなどの事情で、

国立国会図書館にも所蔵されていない資料もあるそうです。

参加者のみなさまからは「これ読んでたよ!」「なつかしい!」と声があがり

それぞれが、なつかしい漫画雑誌の背表紙に思いをはせていました。

 

明治大学 米沢嘉博記念図書館 まんがとサブカルチャー

【所在地】 猿楽町1-7-1

【開館時間】月曜日・金曜日 午後2時~8時

      土曜日・日曜日・祝日正午~午後6時

      (会員登録と閲覧・複写申込は閉館30分前まで受付)

【休館日】 火曜日~木曜日、年末年始、特別整理期間

【会員種別】1日会員/300円、一般会員/年間6,000円など

      (18歳以上に限る)

※1階の展示室は無料で観覧できます。

※詳しくはコチラをご覧ください。

 

立ち寄った古書店や明治大学米沢嘉博記念図書館のみなさま、

ありがとうございました!

ご参加くださったみなさま、おつかれさまでした。

Posted at:16:00

コンシェルジュ通信Vol.7:東京名物神田古本まつり 今年もにぎわいました!

 10月23日のブログでもお知らせした

「第56回東京名物神田古本まつり」

10月23日から11月1日に開催されました。

コンシェルジュも期間中は毎日、

神保町にある「本と街の案内所」に出張して、

神保町で本探しをする方々のお手伝いをしたり、

美味しいお店のご紹介や道案内をしていました。

 

コンシェルジュが案内所でご対応する人数は、

通常時は1日あたり平均30名から50名程度なのですが、

神田古本まつり期間中は平日でも90名から200名、

週末は150名から400名の方が訪れ、大にぎわいでした!

 

神田古本まつり期間中には、いつもとはひと味違った質問も

コンシェルジュに寄せられます。

今回、特に印象的だったのは

「岩波ブックセンターの横に出ている古本屋さんのワゴンに、

 狸のはく製みたいなものが置いてあったのですが、

 みんながお賽銭をあげたりしていたのは何ですか?」

というご質問。

岩波ブックセンターの近くの「青空掘り出し市」会場に行ってみると、

狸のはく製をワゴンに置いている古書店さんを見つけました!

151102-1.jpg

 

そのお店は「二の橋書店」という町田市にある古書店さんで、

神保町では「古書かんたんむ」が運営している、

「神保町古書モール」にも出店していらっしゃるとのこと。

 

狸のはく製の横には

「幸せ狸の由来 昭和の初め、中津川(丹沢)で捕獲された狸で

 その後死ぬまで大切に飼われました。

 一生を幸せに暮した狸は、

 恩返しに持主を幸せにしたと言われています。

 頭を撫でてご利益を授かってください」

という貼り紙がありました。

 

お店の方に詳しくたずねてみると、

「この狸のはく製は自分が飼っていたものではなく、

 引っ越しをされるというお客様から引き取ったものです。

 毎年、神田古本まつりに連れてきて、

 幸運のおすそ分けをしているんですよ。

 ちなみに、みなさんが置いて行かれたお賽銭は、

 水道橋の三崎神社に奉納しています」

とのことでした。

幸せ狸をワゴンに置くのは毎年の恒例だそうですので、

来年はみなさんも探してみてはいかがでしょうか?

 

「本と街の案内所」では今回の神田古本まつりにあわせて、

お客様のご要望に応じてスタッフがお店をセレクトし、

オリジナルのマップをプリントアウトしてお渡しするという

新しいサービスを開始しました。

(サービス提供:NPO法人連想出版

 

151102-3.jpg  151102-2.jpg

いずれはお茶の水のワテラスにある「お茶ナビゲート」と同じように、

お客様ご自身でマップを作製できるようなサービスを展開していく予定です。

ますます進化する「本と街の案内所」では

神田古本まつり期間以外も神保町の街案内を行っています。

千代田図書館コンシェルジュも平日の11時30分から15時まで

出張していますので、どうぞお立ち寄りください。

 

「本と街の案内所」

【住所】千代田区神田神保町1丁目7-7

【営業時間】11時30分~18時

【定休日】日曜・祝日

Posted at:13:20

コンシェルジュ通信Vol.6 :神保町ツアーの準備 真っ最中です!

図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアーが11月7日に開催されます。

お知らせの記事は→コチラからどうぞ。

私たちは、ただいまその準備の真っ最中。

今回のコンシェルジュ通信は、神保町ツアーの準備の様子をお伝えします。

 

ふだん、コンシェルジュは図書館内で

千代田図書館を知っていただくための「館内ガイドツアー」を行っていますが

すでにご存じのように、神保町ツアーでは

図書館を出て、神保町の街を巡ります

 

今回のテーマは『ふたたび出会うなつかしの漫画』

「ツアーの見どころはどこ?」

「どんなルートがいい?」

151002-1.jpg

コンシェルジュと読書振興センターのスタッフが、

皆さんに喜んでもらえるツアーにしたい!と、ツアー案を練ります。

 

また、ツアーの中で立ち寄る古書店にも足を運びます。

絶版コミック漫画雑誌などを専門にあつかう、こちらの古書店。

店内には、カラフルな世界が広がっていました。

151002-2.jpg

天井近くには漫画家のサイン色紙、棚の角には昔懐かしいメンコも。

お店の方にお話をうかがうと

「今日は入口のショーケースにイチオシがあるよ!」

と教えてくれました。

覗いてみると・・・ある有名漫画家さんの直筆原稿が!

ツアー当日はどんなものがショーケースにあるか、今から楽しみですね。

 

151002-3.jpg

ルートの途中には、夏目漱石の記念碑もあります。

漫画とどのように関わってくるかは、ぜひ当日のお楽しみに!

 

ツアーでは、新旧の漫画にまつわるアレコレを交えながら

神保町ならではの見どころを巡る予定です。

 

今回ツアーの準備をしていて、ふと自分でも昔読んでいた漫画を読みたくなり

久しぶりに、昔大好きだった漫画のページをめくってみました。

すると、不思議なものですね。

いっきに当時の自分の記憶が蘇ってきて、懐かしさでいっぱいに。

 

図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー

タイムカプセルを開けるように、

あの頃のなつかしの漫画に、ふたたび会いに行きませんか?

本日から、お申込みを受け付けています!

詳しくは、→コチラから

Posted at:13:30

区内大学からの図書館実習生に密着レポート!

千代田図書館では、8月31日から2週間にわたり、

区内にある共立女子大学専修大学明治大学の3校から

各1名の図書館実習生を受け入れました。

 

150903-1.jpg  150903-2.jpg

こちら(写真上)は実習2日目、貸出・返却のカウンター業務体験のようす。

資料の整理、配架にレファレンスカウンターでの対応など

さまざまな図書館内の業務だけでなく、区立小学校への読書支援

区内企業へのビジネス書出張展示にも同行するなど

千代田図書館ならではの、幅広い仕事を体験していただきました。

 

実習の最終日には閉架書庫での実習も。

ここには図書館の本棚に並びきれない資料が

保存されているだけではなく、古書販売目録コレクションや

内務省委託本、一橋・駿河台図書館業務資料といった

千代田図書館ならではの貴重な資料があります。

 

150903-3.jpg

実習生が手にしている古書販売目録は、古書店の販売カタログ。

おもに明治から昭和にかけて、どのような古書がいくらで取引されていたか

当時の古書販売の動向を知ることができます。

 

150903-4.jpg

今秋からの展示を待つ、一橋・駿河台図書館業務資料

大正時代の図書館業務日誌など、まだ研究中の資料を

展示での公開より一足早く見ることができました!

 

そしてこの日、実習の総まとめとして

今まで体験した図書館の仕事を振り返りながら

公共図書館の持つ機能や役割について、司書によるレクチャーを受けました。

 

150903-5.jpg  150903-6.jpg

公共図書館の持つ、大きな役割のひとつが児童サービス

実習生の皆さんには、期間中に赤ちゃん向けおはなし会の見学もしていただきました。

赤ちゃんの発達に合わせて絵本を選ぶのに重要なことは?

実際に本を手に取りながら、司書の目線での絵本選びについてお話ししました。

 

おはなし会の他にも、千代田図書館では月に一度

千代田保健所に出張して、赤ちゃんを持つお母さんへの読書支援

「ブックスタート」も行っています。

(詳しくは→コチラの記事をご覧ください)

 

150903-7.jpg

図書館の運営に欠かせない本の購入、選書についてもお話しします。

利用者の要求(ニーズ)に合った本か?

図書館の資料収集方針に合った本か?

地域の公共図書館として適した本か?

様々な条件に、司書の知識や経験もあわせて

本の価値を見極めながら選書をしていることを知っていただきました。

 

実習中、館内の様々な仕事をひたむきに行う姿が印象的だった実習生の皆さん。

仕事を知って、体験することで、

図書館をより身近に感じていただけたのではないでしょうか?

 

これからも、千代田図書館はもちろん、地域の図書館や大学図書館など

さまざまな場面で図書館を活用してくださいね。

実習生の皆さん、おつかれさまでした!

Posted at:14:40

小学校での「出張ビブリオバトル講座」を行いました!

区内の小・中学校、高等学校の先生方を対象に今年度から開始した

千代田区読書振興センターの「出張ビブリオバトル講座」

千代田区立和泉小学校で行いました。

 

この日は夏休み中の研修として、校長先生、副校長先生を含む

全ての先生、計17名にご参加いただきました!

150805-1.jpg

 

子どもから大人まで、だれでも参加できる

本の紹介コミュニケーションゲームとして

図書館や書店だけでなく、近年学校でも話題になっているビブリオバトル。

児童・生徒の読書活動に取り入れる学校も増えてきています。

 

ルールの説明を終えたら、さっそく実践。

この日は紹介したい本を1人1冊用意してきていただきました。

4つのグループに分かれて、先生同士のビブリオバトルが始まります!

150805-2.jpg  150805-3.jpg

 

ひとつのタイマーに合わせて、本のプレゼンを5分、

本についてのディスカッション・質疑応答を2分…と

同時に4つのゲームが進んでいきました。

 

150805-4.jpg  150805-5.jpg

大人向けや子ども向けの小説、実用書にビジネス書…と

さまざまなジャンルの本が紹介されていきます。

 

150805-6.jpg  150805-7.jpg

和気あいあいと全員の本の紹介が終了。

1人1票で投票を行って、それぞれのグループの

チャンプ本が決定しました。

 

その後はビブリオバトルの成立背景やゲームのもたらす効果を

千代田図書館での実践例も交えながら紹介しました。

学校での開催の秘訣は

「準備や練習よりも、楽しむことが大事。

 とりあえずやってみよう!の精神で、

 なにより先生が楽しんで開催してください」と講師。

子ども同士はもちろん、先生方でビブリオバトルを開催して、

児童に投票してもらうというのも盛り上がりそうですね!

 

講座が終わった後も、他のグループで紹介された本を見て

「私もその本好きです!」「この本を○○さんが紹介するのは意外!」

など、先生同士で話し合う姿が印象的でした。

 

学校に限らず、毎日一緒に仕事をしていても

お互いが好きな本についてゆっくり話す、ということは

なかなかありませんよね。

本の紹介を通して、お互いの新たな一面を知ることができるというのが

ビブリオバトルの魅力のひとつです。

 

ご参加いただいた先生からは

「本を紹介するのが楽しく、新鮮な体験だった」

「学校でのコミュニケーションツールとしてとても盛り上がりそう」

「工夫しながら、学校でも取り入れみたい」

というお声をいただきました。

読書に親しむ活動として、自分の考えを相手に伝える練習として

学校でも、ぜひ開催していただければと思います♪

 

ご参加いただいた和泉小学校の先生方、おつかれさまでした!

千代田区読書振興センターでは、今後もさまざまな形で

区内の学校との連携を深める活動を行っていきます。

Posted at:17:20

「図書館コンシェルジュ一日体験」を開催しました!

8月6日と20日の2日間、

「“本と街の案内所”で図書館コンシェルジュ一日体験」

開催しました!

 

神保町古書店街にある「本と街の案内所」に出張し、

“本と人”“街と人”をつなぐ街案内を行う

千代田図書館コンシェルジュの仕事を一日体験する

千代田区内の中学生・高校生向けのイベント。

2回目の開催となる今回も、中学生、高校生計4人の皆さん

接客体験のプログラムに取り組んでくれました!

 

午前中は千代田図書館内でのマナー講習とデータベース講習。

コンシェルジュが講師となり、接客のためのマナー

お客様の希望の本を探すデータベースの使い方

地図を使用した道案内のしかたなどを教えます。

 

150804-1.jpg  150804-2.jpg

基礎から教わって、ほとんど経験がないという接客の仕事のマナーを学びます。

ちょっと緊張気味ですが、大事なのは笑顔!明るくお客様を迎えましょう。

「本と街の案内所」で本を検索するために使う、古書や新刊のデータベースの

使い方のコツも教わりました。

 

150804-3.jpg

図書館のスタッフを相手に、本を探して書店を案内する練習も!

「こんにちは!」「いつごろの本をお探しですか?」

講習で教えてもらった通りにシミュレーションしました。

 

講習が終わり、午後は千代田図書館を出て神保町へ。

案内のポイントとなる交差点や、問い合わせの多い古書店などを

見ながら、靖国通りを古書店街へ歩いていきます。

講習にも出てきた古書店を実際に見て歩くことで、

街案内のイメージも徐々につかめてきたかな?

150804-4.jpg  150804-5.jpg

 

150804-6.jpg

神保町の古書店マップにメモをしながら街歩き。

 

神保町の喫茶店でのランチで一息ついたら、いよいよ

「本と街の案内所」での接客体験の始まりです!

150804-7.jpg  150804-8.jpg

 

まずは「本と街の案内所」を運営するNPO法人連想出版の方から

この案内所が地域で担う役目や設立のあらましなどについて

お話しいただきました。

案内所で働く大学生スタッフの皆さんにも、

接客のサポートをしていただきます。

150804-9.jpg

 

「本と街の案内所」のスタッフエプロンをつけて

「こんにちは!」とお客様を出迎えます。

 

150804-10.jpg  150804-11.jpg

初めはお客様にもなかなか声をかけられずにいましたが、多くのお客様から

「職業体験中なの?がんばって!」

「案内をしてくれてありがとう!」

あたたかい言葉をいただき、だんだん緊張も解けてきたよう。

自分から声をかけて積極的にご案内する姿も見られました。

 

あっという間の約3時間。

両日とも、2人で30~40件もの接客対応をすることができました。

 

実際にお客様のご案内をしてみた感想は…

「お客様もやさしい人が多くて、「本と街の案内所」の雰囲気がとても明るく、

 楽しかった。探したい本があったら聞きに来ようと思う」

「思ったよりも難しい仕事だったけど、みなさんが優しく教えてくださり

 とても楽しかった」

とのこと。

 

参加してくださった皆さん、おつかれさまでした!

千代田区読書振興センターでは、これからも、中高生の皆さんに

本や読書を通して地域の魅力をお伝えしていきます♪

Posted at:15:20

「夏のわくわく課外授業」レポート②【音楽・国語】

千代田図書館では、小学4~6年生とその保護者を対象に

今年も、夏休み恒例のイベント「夏のわくわく課外授業2015を開催しました。

前々回の記事に続いて、音楽国語の授業風景をレポートします♪

 

◆◆8月7日 音楽◆◆

「クロマチック・ハーモニカを吹いてみよう!」

 

音楽の授業は、クロマチック・ハーモニカ演奏家の

山下 伶さんを先生にお迎えして、日比谷図書文化館で行いました。

150803-1.jpg

 

さまざまな絵本や物語にも登場するハーモニカ。

この日はまず、千代田図書館の司書が

絵本『ジークの魔法のハーモニカ』(ウィリアム・スタイグ/作 セーラー出版)

の読み聞かせを行いました。

150803-2.jpg

 

次に山下先生の演奏をみんなで聞きます。

美しい音色に、子どもも大人もみんなで聞き入りました!

150803-3.jpg

 

山下先生がハーモニカという楽器についても教えてくださいました。

クロマチック・ハーモニカの「クロマチック」とは「半音階」という意味。

150803-4.jpg

楽器の右横(丸印のついている部分)のレバーを指で押すことで

♯(シャープ)や♭(フラット)の音階を演奏することができます。

 

この日はハーモニカの様々な仲間たちも登場しました。

長~いハーモニカに、吹くところが二段になっているハーモニカ…

また、アコーディオンもハーモニカの仲間だって知っていましたか?

150803-5.jpg  150803-6.jpg

右の写真に写っているハーモニカの長さはわずか3.5センチ!

アメリカの宇宙飛行士によって、“世界で初めて宇宙で演奏された楽器”

としても知られるミニハーモニカです。

こんなに小さいけど、ちゃんと「ドレミファソラシド」の音が出るんですよ!

 

楽器のことを知ったら、いよいよ演奏にチャレンジ!

今日は、大人も子どももみんなで映画「アラジン」の

「ホール・ニュー・ワールド」(アラン・メンケン/作曲)に挑戦します。

150803-7.jpg  150803-8.jpg

楽譜に書かれている穴の番号をたよりに、ゆっくりゆっくり吹いていきます。

レバーを押したり、離れた穴を吹く難しいところは

山下先生がひとつひとつの机を回って教えてくれました。

150803-9.jpg  150803-10.jpg

 

最後はみんなで、ピアノの伴奏をつけて合奏!

ゆっくりでも、ちゃんと一曲演奏することができました♪

150803-11.jpg

どこでも演奏できて、手軽に始められるハーモニカ。

お茶の水や神田など、千代田区内の楽器店でもぜひ探してみてくださいね。

山下先生、ありがとうございました!

 

 

◆◆8月17日 国語◆◆

「親子で体験!ビブリオバトル」

 

国語の授業は、書評ゲーム「ビブリオバトル」を考案した

立命館大学情報理工学部准教授の谷口 忠大さん

先生にお招きしたビブリオバトルの体験講座です。

150803-12.jpg

 

ビブリオバトルとは、1人1冊本を紹介して、

どの本が一番読みたくなったかをみんなの投票で決めるゲームです。

2007年に谷口先生が「大学の勉強会に使う本を楽しく探したい!」と

考案したのをきっかけに、小学生から大人まで楽しめるゲームとして

多くの図書館や書店などでも開催され、全国的な広がりを見せています。

 

今日はほとんどの参加者がビブリオバトル初体験。

「夏休み」をテーマに自分で選んだ本を1冊ずつ持ってきてもらいました。

150803-13.jpg

小学生版のミニ・ビブリオバトルとして、本のプレゼン時間は3分。

それを聞いて「3分も一人でしゃべるの?何も考えてきてないよ!」という声も。

でも、谷口先生は「それこそベスト!」と言います。

「ビブリオバトルは読書感想文の発表会じゃないよ。その本のどこが好きで

 どこがおもしろかったか、友達同士でおしゃべりするつもりでやってみよう」

 

ルールを知ったら、いよいよゲームスタート!

じゃんけんで順番を決めて、1人ずつ本のプレゼンをしていきます。

150803-14.jpg  150803-15.jpg

 

150803-16.jpg  150803-17.jpg

全員のプレゼンと質疑応答が終わったら、

保護者の方や先生、スタッフもみんなで投票!

 

150803-18.jpg  150803-19.jpg

結果は接戦で、2冊のチャンプ本が誕生しました!

◆◆チャンプ本◆◆

『サマーウォーズ』(岩井恭平/著 角川文庫)

『とある科学の超電磁砲(レールガン)』

(冬川基/著 KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)

 

150803-20.jpg

そしてこの日は番外編・保護者の方3人でのビブリオバトルも行われました!

千代田図書館内で探した本や、この日カバンに入れていた本を

1人1冊、5分のプレゼン時間でチャンプ本を競います。

チャンプ本は『タイムマシン』(ハーバード・G・ウェルズ/著 岩崎書店)に決定!

本の紹介をしてくださった保護者の皆さん、ありがとうございました。

 

「本を通じて仲良くなることが、ビブリオバトルの目的」という

谷口先生の言葉通り、ゲーム終了後にそれぞれがおすすめした本について

子ども同士、保護者同士で話す姿も見られました。

ビブリオバトル、ぜひご家庭や学校でも楽しんでください♪

谷口先生、ありがとうございました!

 

ご参加いただいた皆さん、おつかれさまでした!

「夏のわくわく課外授業2015」の報告展示

9月3日から始まりますので、そちらもぜひご覧ください♪

 

「夏のわくわく課外授業2015」報告展示

 

【展示期間】9月3日(木曜日)~23日(水曜日・祝日)

【展示場所】千代田図書館9階=第2展示ウォール

 

今年行った3教科すべての授業の様子と、各授業に関連した

おすすめの本を展示します。

Posted at:16:40

コンシェルジュ通信Vol.4:四番町図書館ラウンジセミナー
「戦争体験者に聞く」レポート

終戦から70年を迎える今年、千代田区立図書館では

戦争を考えるさまざまな展示やイベントが開催されています。

千代田区立四番町図書館のエントランス脇にあるラウンジでは、

8月7日(金曜日)に「戦争体験者に聞く」と題して、

平河町二丁目町会会長の山口光弘さんを語り手、

千代田区文化財事務局の加藤紫識さんを聞き手にお招きした

セミナーが開催されました。

 

山口さんから戦争体験のお話をうかがう前に、

現在、四番町図書館のエントランスホールで開催されている

「戦時下のくらしと生活」展の展示品を加藤さんに解説していただきました。

150802-1.jpg  150802-2.jpg

 

今回は、戦時中に千代田区で実際に使われていた道具が展示されています。

戦地におもむく兵隊さんにお守りとして渡した千人針には

「四銭(しせん=死線)を超える」という意味で

五銭玉が縫い付けてあるのがわかります。

虎の絵が描いてあるのは「虎は千里往って千里還る」

ということわざにちなんだとのこと。

千人針は女性1人につき1針ずつ縫ってもらうのですが、

「寅年の女性は自分の年の数だけ縫ってもよい」ということで、

年配の寅年の女性のところには千人針の依頼が多かったそうです。

展示を見ながら戦時下の生活に思いを巡らしたところで、

いよいよ山口さんからお話をうかがいます。

 

150802-3.jpg  150802-4.jpg

 

山口光弘さんは昭和7(1932)年、千代田区平河町生まれ。

ひいおばあさんが明治時代に開業してからずっと、

平河町で豆腐屋さんを営んできたというご家庭で育ちました。

山口さんご自身は昭和14(1939)年に永田町小学校に入学、

戦争が激しくなった昭和19(1944)年に集団学童疎開をしました。

疎開先は山梨県の河口湖の近くの村。

富士山の映る河口湖で女子児童が洗濯をしている写真など、

当時の様子がよくわかる写真を見ながらお話をうかがいました。

お母さんに会いたくてトイレや布団のなかで泣いたこと。

主食がトウモロコシばかりでお腹が減ったこと。

「我が人生に食い物なし」と冗談を言ったら先生に叱られたそうです。

 

昭和20(1945)年の2月、6年生だった山口さんは中学校受験のため、

山梨県から千代田区へ戻りました。

そして5月24日の夜中から25日の朝にかけての空襲で、

山口さんの自宅があった平河町や麹町周辺も燃えてしまいました。

山口さんはお父さんと神田方面へ逃げたそうです。

自宅に戻ったら焼野原で、近所の人としばらくは防空壕で生活し、

その後、焼けトタンを拾ってきてバラックを建てて暮らしたそうです。

食べ物がないので国会前庭を畑にして、カボチャを作って食べたとか。

まもなく8月15日に終戦をむかえましたが、

食料は配給制が続き、戦争が終わったことを実感したのは、

GHQの宿舎が出来たのを見た時だったそうです。

 

質問コーナーでは参加者からさまざまな質問が寄せられました。

「麹町が空襲にあったとき、音は聞こえましたか?」

という質問に対する山口さんの

「落とされたのは焼夷弾だったので爆弾のような音はしませんでしたが、

 シュルシュルという音は聞こえました。」

というお話は、体験者にしかわからない実感がこもっていました。

 

夏休み中に開催されたセミナーということで、

参加者には小学生から大学生まで若い世代の方が多く、

親子で参加された方も目立ちました。

参加者のみなさんからは

「学校の授業で勉強した時には知らなかったことが聞けました」

「体験者ということで、その時の気持ちが聞けたのが良かったです」

「山口さんが小学生だった頃の体験をお話していただいたので、

 小学生の娘にもわかりやすかったと思います」

などの感想をいただきました。

 

終戦から70年が経ち、戦争体験者も高齢化がすすんで、

今回のように直接お話をおうかがいすることは、難しくなってきています。

山口さん、加藤さん、貴重なお話をありがとうございました!

 

今回のセミナーが企画されたのは、

千代田区教育委員会・千代田区立四番町歴史民俗資料館(当時)が

平成21年から平成22年にかけて行った区内生活史調査がきっかけです。

150802-5.jpg

『千代田の記憶―区内生活史調査報告書―』(千代田区教育委員会)

山口さんの体験談はこちらの報告書にも掲載されていますので、

ご興味のある方はぜひご覧になってみてください。

 

四番町図書館千代田図書館では現在、戦争に関する展示を開催しています。

この夏、戦争について改めて考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか?

 

四番町図書館 文化財事務室連携展示

「むかしの道具展② 戦時下のくらしと生活」

【期間】8月6日(木曜日)~9月5日(土曜日)

【場所】四番町図書館=ラウンジ前ホール

千代田図書館&勉誠出版連携ミニ展示

「写真で知る東京空襲―『決定版東京空襲写真集』より千代田区を中心に―」

【期間】7月27日(月曜日)~8月31日(月曜日)

【場所】千代田図書館9階=調査研究ゾーン壁面

 

150802-6.jpg  150802-7.jpg

勉誠出版『決定版東京空襲写真集』の詳細はコチラもご覧ください。

Posted at:10:50

「夏のわくわく課外授業」レポート①【理科】

 

千代田図書館で、小学4~6年生とその保護者を対象に行う

夏休み恒例のイベント「夏のわくわく課外授業2015がスタートしました!

今回は、理科の授業風景をレポートします♪

 

◆◆7月20日 理科①◆◆

「お天気の教室 in 科学技術館」

 

今年の理科は2日間の特別授業。

1日目は、北の丸公園内にある科学技術館

科学技術館の学芸員で気象予報士の

荻野 亮一さんを先生にお迎えして「お天気の教室」を行いました!

150801-1.jpg

 

この日はお天気のしくみを知るための実験がいっぱい。

150801-2.jpg

コンロで空気を暖めると、その上のビニール袋がふくらんでいきます。

「空気は暖められると、軽くなって浮いていく」ということを知る実験。

 

これは空気をパンパンに入れたペットボトルの空気を抜くと、

中の温度に変化があるかを見ているところ。

空気を抜くと、中の温度が下がることがわかりました。

150801-3.jpg

この他にも、いくつもの実験から

「まわりの気圧がさがると、空気の温度が下がって

 空気中の水蒸気が水や氷の粒に変わる」という

雲ができるしくみを知ることができました!

 

しくみを理解したら、いよいよペットボトルの中に

雲をつくる実験のはじまり!

自転車の空気入れで、フタが飛ぶまでボトルに空気を入れます。

ポン!とフタが外れた瞬間に、ボトルが白く曇ったのがわかりますか?

150801-4.jpg  150801-5.jpg

 

これと同じ実験が、手で絞れる柔らかいペットボトルを使うともっと簡単にできます。

フタをしてペットボトルをぎゅっと絞って一気に手を離すと

一瞬でボトルの中に白いもやもやが。

みんなもさっそく手に取って、自分の手の中で雲をつくる実験を楽しみました!

 

次は日本列島を取りかこむ「気団」の話。

日本の上空で、性質の違う空気のかたまりが

押し合いへし合いして、夏らしい天気や冬らしい天気を作ります。

150801-6.jpg  150801-7.jpg

気温、気圧、風の向き…お天気を決めるたくさんの要素を知って

天気図を書くことにもチャレンジ!

 

授業の最後は、身近な材料で作れる風向風力計の工作です。

150801-8.jpg  150801-9.jpg

ちょっと難しいところは親子で力を合わせて、

みんな熱心に取り組んでいました。

 

楽しくお天気のことが学べた、盛りだくさんの授業でした!

荻野先生、科学技術館のみなさん、ありがとうございました。

 

◆◆7月30日・31日・8月4日 理科②◆◆

「調べ学習 in 千代田図書館」

 

理科の2日目は千代田図書館での授業。

 

1日目の参加者を3日に分けて、千代田図書館のレファレンジャーといっしょに

図書館を使った調べ学習を行いました。

 

1日目の授業で興味を持ったこと、調べたいことを

図書館の資料を使いながら調べるにはどうしたらいいの?

 

150801-10.jpg

夏休みに千代田図書館や四番町図書館に出動して

子どもたちの調べものをお手伝いしているレファレンジャーが、

図書館の本の分類や、百科事典年鑑の使いかた、

本の探しかたを教えていきます。

調べたことをまとめたり、発表するときに大切な

奥付の見かた出典の書きかたも忘れずに!

 

みんなそれぞれに調べるテーマを決めたら、授業の後半は

「調べるカード」を使いながら調べ学習の実践です!

レファレンジャーとペアになって、みんな思い思いに調べものをしました。

 

150801-11.jpg  150801-12.jpg

終了時間を過ぎても、図書館に残って調べものをする子も。

調べかたや本の使いかたがわかると、図書館がますます楽しくなりますね♪

これからも、「なぜ?」「知りたい!」が出てきたら、

ぜひ図書館へ来てくださいね。

 

ご参加いただいた皆さん、おつかれさまでした!

「夏のわくわく課外授業2015」は、音楽国語と続きます。

残りの2教科は、まだお申込みも受付中です。

詳しくはコチラをご覧ください。

Posted at:17:20

番町小学校で「出張読み聞かせ講座」

 

今年度から、千代田区読書振興センターが区内の学校からの

要請に応じて開催している「出張読み聞かせ講座」

千代田図書館の学校支援担当司書が、区内の学校へ出張して

小学生~高校生の子どもたちに講座を行います。

先月は、千代田区立番町小学校で、5・6年生の図書委員会

出張して「読み聞かせ講座」を行いました!

 

150604-1.jpg

 

講座を受けてくれたのは5・6年生からなる

図書委員会の16名の皆さん。

低学年向けの絵本や読み物が集まる図書室「ごろんちょ」

畳に座って、リラックスした雰囲気で講座が始まりました。

 

「まずは、絵本を読み聞かせするときの

悪いお手本を見せるね。どこがよくないかな?」

司書が読んで見せます。

「読む声が小さくて聞こえないよ~!」

「絵本をまっすぐ持たないと見えづらい」

…と、みんなから声があがります。

 

本の持ち方、ページのめくり方や声の大きさ、体の向き…。

「読み聞かせのコツ」は、自分で本を読むときとどう違うかな?

司書が実際にやって見せて教えていきます。

 

150604-2.jpg  150604-3.jpg

左が「悪いめくり方」、右が「いいめくり方」

聞いている相手のことを考えてあげるのが大切なんですね。

 

読み方のほかに、本の選び方の話も。

「絵が細かい本は、自分で読むのは楽しいけど

読んであげるのには難しいかもね…。

本の大きさや、文字の多さにも注目してみて。

それから、一番大事なのは“自分の好きな本”を選ぶこと!」

 

5・6年生の図書委員会では、低学年の児童に

絵本を読み聞かせすることを計画しています。

どんな本を読んであげたらいいかな?

自分たちで読み聞かせの練習に使う本を選びます。

 

150604-4.jpg

先生や司書にも相談しながら1人1冊絵本を選んだら、

グループに分かれて読み聞かせの練習スタート!

 

ベルが鳴るまでの間、さっき聞いたコツを意識しながら

友達に読み聞かせをしてみます。

練習タイムが始まると、読む子も聞く子もみんな真剣!

150604-7.jpg

 

グループの全員が読み聞かせの練習をしたところで

今回の講座は終了です。

 

参加した児童の皆さんからは

「みんなで読みあうのははじめてでおもしろかった」

「相手のことを考えないといけないのがむずかしかったけど、

練習してうまくなりたい」

という声が聞かれました!

 

「読んであげる」という、子どもたちにとっては新鮮な体験を通して

ますます本に親しむことができる読み聞かせ講座。

千代田図書館では、学校に出張してのさまざまな講座に

今後も取り組んでいきます!

Posted at:13:40

富士見小学校で、図書館ボランティアオリエンテーションを行いました!

 

千代田図書館では、区内の小中学校や幼稚園などの教育施設を

司書が訪問し、読書支援活動を行っています。

5月15日、支援先のひとつである千代田区立富士見小学校

図書館ボランティアオリエンテーションを行いました。

 

150601-1.jpg

保護者や地元の有志の方で構成されている富士見小学校の図書館ボランティア。

この日の参加者は12名で、もう何年もボランティアを務めているという方も、今年が初めてという方もいました。

 

主な仕事は図書館の本の整理や手入れ貸出・返却のカウンター業務などですが、

1~6年生の児童に読み聞かせをしてくださるボランティアの方もいます。

 

150601-2.jpg  150601-3.jpg

富士見小学校の図書館は、明るく開放的なスペースで

子どもたちがじっくりと読書をすることができます。

休み時間には多くの児童が図書館へやってくる姿も見られました♪

田邉恵三氏の寄贈からなる田邉文庫

千代田区の学童クラブ・富士見わんぱくひろばの本

所蔵しているのが特徴です。

 

150601-4.jpg  150601-5.jpg

本を整理するラベルの説明や、本のクリーニングの実演も。

 

150601-6.jpg  150601-7.jpg

よく貸し出される人気の本はページが取れたり、破れたりすることも…。

そんなときは「ほんのびょういん」の出番です。

「ご家庭で、借りている本が壊れてしまった!というときも、慌てないで

 まず地域や学校の図書館へ。専用のテープで直せば本も長持ちするんですよ」

と司書。

 

オリエンテーションの後半では、2組に分かれ

図書館カウンターの使い方のレクチャーと、

読み聞かせ講座を行いました。

読み聞かせを担当する方には、本の読み方や持ち方といった

コツだけでなく、絵本の選び方についてもお話ししました。

150601-8.jpg  150601-9.jpg

 

オリエンテーションの始めに校長先生がおっしゃった

「みんなで作って、みんなで使っていける学校図書館にしましょう」

という言葉通り、保護者や地域の方に見守られながら

みんなに愛されている富士見小学校の図書館でした。

ご参加いただいたみなさま、おつかれさまでした!

 

「ちよぴたブログ」では、今後も

図書館と地域が連携して行っている読書の取り組みを

ご紹介していきます♪

Posted at:14:40

本と出会う読書サロン 第10期オープニングイベントを開催しました!

 

5月19日(火)、「本と出会う読書サロン」第10

スタートとして、新規メンバー募集を兼ねた

講演会「店長に聞く 書店のはなし、本のはなし」

を開催しました。

150504-1.jpg

 

講師は、八重洲ブックセンター本店店長細田英俊さんです。

東京・八重洲、東京駅の目の前という

文字通り東京の中心にそびえる大型書店の店長という仕事について

また、書店や本への思いを語っていただきました。

 

150504-2.jpg

 

「そんなに熱心に読書をする子どもではなかったですね」

と謙遜しながらも、本に縁の深い子ども時代を送ってきた細田さん。

偶然にも、現在の職場である八重洲ブックセンター本店が

開店した1978年、高校生だった細田さんは

オープン3日目には、もう足を運んでいたそうです!

 

倉敷店、葛西店、上大岡店…と各支店で経験を積んで

2011年、本店店長に就任しました。

以来、ほとんど使われていなかったという8階イベントスペースで

多彩なゲストを呼んでほぼ毎日イベントを開催したり

店内各所でパネル展示を展開し、リアルタイムな特集を組んだりと

書店に人を呼び、さらに本を手に取ってもらう工夫を続けています。

さらに、本店ビル屋上で養蜂を行い「八重洲ハチミツ」として

売り出すなど、地域に根ざしたコミュニケーションの場としての

書店づくりも行っています。

 

お話しの中で、細田さんおすすめの本もご紹介いただきました。

 

150504-3.jpg

『本屋の雑誌』(本の雑誌編集部/本の雑誌社)や

八重洲ブックセンターと東京堂書店神保町店でしか買えない

宮城谷昌光さんの作品集『うみの歳月』私家版など

本・書店への思いがあふれるチョイス!

「ぜひ、本屋に足を運んで、自分に合う好きな書店、

 自分に合う担当者の作る好きな棚を探してみてください」

 

この日は、すでに読書サロンに参加している方々に加え

書店や出版の現場で働いているという方々にも

多くご来場いただきました。

「本屋さんの本音を聞けた」

「本に対する細田さんの思いが伝わった」

「書店を、どのように魅力的な場所にしようとしているかよくわかった」

などの声をいただくことができました。

 

細田さん、ありがとうございました!

 

「本と出会う読書サロン」では、第10期メンバーの募集を行っています。

詳しくはコチラをご覧ください。

Posted at:17:40

「第7回ことばと音のフェスティバル♪」開催しました!

 

5月9日、7回ことばと音のフェスティバル♪

「本がうたう、ありがとう!」を開催しました。

 

赤ちゃんから大人まで、沢山の方にお越しいただいたこの日。

さっそく美しい歌声でコンサートが始まりました!                             

 

150502-1.jpg

歌はソプラノの武仲千恵さんとテノールの明石将岳さん

「夜明けのオクターブ」「あした天気に」

2曲の演奏の後は、絵本と音楽のコラボレーションを

お楽しみいただきます。

 

まずは、絵本

『5ひきのすてきなねずみ おんがくかいのよる』

(たしろちさと/作 ほるぷ出版)。

 

150502-2.jpg

千代田図書館の司書の読み聞かせに

ピアノや打楽器の音色が加わって物語が進んでいきます。

かえるとねずみが音楽会をひらくラストシーンに

物語への想像力がかき立てられる歌声がぴったり合いました。

 

150502-3.jpg  150502-4.jpg

サプライズでバイオリンの演奏も♪バイオリニストはなんと小学4年生!

ピアニストの前田恵麻さんのお嬢さんが

一緒に出演してくれました!

 

次に、その場で立ち上がってみんなで楽しむ

手あそびの歌「おしゃべりなアヒル」、そして

簡単な手話をとり入れた歌「虹」が演奏されました。

 

150502-5.jpg

子どもも大人も、みんなで体を動かすと楽しい!

 

150502-6.jpg

ブラジル音楽のタンバリン、パンデイロの奏者

長岡敬二郎さんには、楽器の紹介をしながら

ソロ演奏もしていただきました!迫力満点の音色です。

 

2冊目の絵本は『バスにのって』

 

150502-7.jpg

絵本の中でラジオから流れてくる

いろんな国の音楽をイメージした歌を組み合わせながら

物語が進んでいきました。

 

イベントが行われた5月9日の翌日は母の日

「お母さんはもちろん、まわりの人や今日の出会いに

 たくさんの“ありがとう”をこめて歌います」と武仲さん。

「きみとぼくのあいだに」「ありがとう さようならの前に」

を演奏してこの日のコンサートは終了。

約120名の方にご来場いただきました!

 

いよいよ明日までとなった「ヨムキクちよだ2015

来年もこどもの読書週間に合わせて、親子そろって

本に親しむことのできる、様々な催し物を企画していきます。

どうぞお楽しみに!

Posted at:18:00

千代田ディスカバリーミュージアム
『時代小説の舞台を歩く名作・名店ツアー』を開催しました!

 

5月2日(土)、千代田区ミュージアム連絡会設立10周年企画として

千代田ディスカバリーミュージアム 神保町・御茶ノ水エリア編

『時代小説の舞台を歩く名作・名店ツアー』を開催しました!

 

平成17年、千代田区内に集積する文化や芸術等の知的資産を

より有効に活用するために区内の美術館や博物館が集まって

設立された「千代田区ミュージアム連絡会」

その設立10周年を記念して、千代田区内の様々な文化資源を巡る

3つのツアーが企画されました。

 

そのひとつとして、千代田図書館コンシェルジュ

「時代小説」をテーマに神保町、御茶ノ水エリアを

ご案内するツアーを行いました。今回はその模様をレポートします♪

 

ツアーは、千代田図書館内での

コンシェルジュによるブックトークからスタート。

 

150501-1.jpg

テレビドラマなどでもおなじみ、池波正太郎の『鬼平犯科帳』

主人公・長谷川平蔵の役宅は江戸の「清水門外」という設定。

つまり、現在の千代田図書館のあたりなのです!

この他にも、野村胡堂の『銭形平次捕物控』

高田郁の『みをつくし料理帖』シリーズなど、数々の時代小説に

ゆかりのある千代田区内のスポットを、本とともにご紹介しました。

 

150501-2.jpg

ブックトークの後は2班に分かれ、いよいよツアーに出発!

千代田区役所の正面玄関からすぐに、先ほどご紹介した清水門が見えます。

 

150501-3.jpg

九段下から神保町へ向かうときに通る俎橋(まないたばし)

千代田図書館へご来館の方にはおなじみのこの橋も、

『鬼平犯科帳』や『みをつくし料理帖』シリーズなど

多くの小説に登場します。

 

小説の舞台であると同時に、書店通いや資料集めに通った作家の

エピソードにも事欠かない本の街・神保町。

古書店街の真ん中でみなさんお待ちかねの昼食タイムです!

美食家としても知られる池波正太郎が愛した

中華料理の老舗・揚子江菜館へ。

 

150501-4.jpg  150501-5.jpg

右の写真は看板メニューのひとつ、昭和8年に誕生した

元祖冷やし中華「五色涼拌麺」

池波正太郎がお土産に買って帰ったというシュウマイも

召し上がっていただきました。

 

150501-6.jpg  150501-7.jpg

揚子江菜館を出て、さらに神保町古書店街を進みます。

 

駿河台下の交差点を明大通りへ。

この通りにも池波正太郎ゆかりの名店があります。

150501-8.jpg  150501-9.jpg

よく立ち寄り、モカを飲んでいたという古瀬戸珈琲店

宿泊しては選考委員を務めた直木賞の候補作を読んだり、

絵を描いていたという山の上ホテルをご紹介しました。

 

少し歩いたらこのツアーの最終目的地、明治大学博物館へ到着。

ここには江戸時代の捕物(現代の警察・裁判制度)に

使われた道具が数多く収蔵されています。

まずは学芸員の外山徹さんにレクチャーをしていただきました。

 

150501-10.jpg

小説でよく目にする「奉行」「与力」「同心」とは、

実際にはどんな人々で、どんな仕事をしていたのでしょう。

所蔵品のスライドを見ながら解説を聞きます。

 

レクチャー終了後は、展示室の見学に加えて

普段は見ることのできない博物館の裏側、

収蔵庫を見せていただきました!

150501-11.jpg

 

150501-12.jpg  150501-13.jpg

今後の展示を待つ品々が眠る収蔵庫の見学。貴重な体験になりました!

 

ツアー中にご紹介した橘昌文銭堂銭形平次最中

お土産にお持ち帰りいただき、盛りだくさんの

ディスカバリーミュージアムツアーは終了。

ご参加くださったみなさま、おつかれさまでした!

Posted at:18:00

「ヨムキクちよだ2015」が始まりました!

 

今日4月23日は「サン・ジョルディの日(本の日)」です。

スペインでは、この日にバラの花とともに本を贈りあう風習があり、

日本でも「子ども読書の日」として定められています。

 

今年も、4月23日~5月12日のこどもの読書週間にあわせて

家族で読書に親しめるイベント満載の

「ヨムキクちよだ2015が始まりました♪

 

期間中、千代田図書館9階 第2展示ウォールでは

展示「きもちをつたえる絵本」を行っています。

 

150404-1.jpg

 

千代田区立図書館の司書や読書コンシェルジュがおすすめする

「ありがとう」の気持ちが伝わる絵本

5月9日ことばと音のフェスティバル♪に登場する絵本など

「大切な人に気持ちを伝える」をテーマに

絵本や読み物、計32冊を展示しています!

 

展示している本はすべて貸出可能です。

ぜひお手にとってご覧ください♪(貸出中の場合はご了承ください)

展示中の絵本や読み物をまとめたリストも配布しています。

 

ヨムキクちよだ2015

こどもの読書週間記念展示「きもちをつたえる絵本」

【期 間】 開催中~5月12日(火)まで

     ※4月26日(日)は休館日

【場 所】 千代田図書館9階=第2展示ウォール

 

また、千代田区役所1階のさくらベーカリーでは

毎年人気の「おはなしに出会えるパン屋さん」が好評開催中です♪

 

今年も、ことばと音のフェスティバル♪に登場する絵本がパンになりました!

『おんがくかいのよる』に出てくる、5つの味の「5ひきのすてきなねずみ」パンや

『バスにのって』のバスをかたどったデニッシュなど、

楽しくておいしいメニューが揃っています。

 

150404-2.jpg

写真左から

5ひきのねずみパン/1つ 120円

 ・ちびすけ(きなこのかかったあんドーナツ)

 ・ぐれ(黒ゴマあんドーナツ)

 ・しろこ(黒まめパン)

 ・ちゃたろう(クリームパン)

 ・くろ(チョコクリームパン)

バスのデニッシュ(カスタードクリーム&レーズン)/155円

 

絵本から生まれたパンのほかに、親子で楽しめるオリジナルパンも。

150404-3.jpg

写真左から

カップパン(クロッカン・チョコ、レーズンボール、

 レモンとクリームチーズのロールパン)/210円

親子ドッグ(とりの唐揚げ&手作り玉子サラダ)/260円

(パンの価格はすべて税込です)

 

千代田図書館で展示を見たら、さくらベーカリーにもぜひお立ち寄りください!

 

ヨムキクちよだ2015

「おはなしに出会えるパン屋さん2015

【期 間】 開催中~5月12日(火)まで

      ※定休日 日・祝

【場 所】 千代田区役所1階=さくらベーカリー

【協 力】 さくらベーカリー(ジョブ・サポート・プラザちよだ)

 

★特製サブレをプレゼント

期間中、さくらベーカリーでお買い物の際、

レジで千代田区立図書館の貸出券を見せると、

特製サブレがもらえます!(数量限定・先着順)

 

ヨムキクちよだ2015について、詳しくはコチラをご覧ください。

Posted at:16:20

「よりみちパン!セ in ちよだ」を開催しました!

 

3月19日、「よりみちパン!セ in ちよだ―あしたの歩きかた―」

を開催しました。

 

国立情報学研究所教授で『ロボットは東大に入れるか』の著者、

新井 紀子さん(写真右)と

社会活動家・法政大学教授で『どんとこい、貧困!』の著者、

湯浅 誠さん(写真左)の対談は、和やかな雰囲気で始まりました。

150304-1.jpg

 

150304-2.jpg  150304-3.jpg

(左から)

『ロボットは東大に入れるか』新井 紀子/著

『どんとこい、貧困!』湯浅 誠/著

(ともに「よりみちパン!セ」シリーズ、イースト・プレス)

 

このおふたりの取り合わせで、ロボットと貧困問題がどうつながるの?と

不思議に思った方も多いはず。

おふたりの出会いは2010年。

「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトを始めるにあたり、

新井さんが湯浅さんのもとに相談に行ったのがきっかけだったそうです。

 

そもそも「ロボットが東大に入る」って?

手足のついたロボットが電車に乗って試験会場まで行き、

鉛筆を持って回答用紙に答えを書きこむ様子を想像してしまったり…。

 

それも楽しそうではありますが、新井さんをはじめとした

プロジェクトチームが行っているのは、プログラミングされた人工知能

試験問題を理解し、正しい答えを導き出せるか?という研究。

2011年の発足以来、新井さんのプロジェクトが手がけた「東ロボくん」

今では偏差値約50をマークする水準にまで進化しているとのこと。

 

しかし、「ロボットを東大に入学させるのが目的で、

このプロジェクトを始めたわけではないのです」と新井さん。

利用者の質問に答えてくれるスマートフォンのアプリや

こちらの表情を読み取ってコミュニケーションが取れるロボットが

開発されるなど、私たちの生活にも馴染みはじめている人工知能。

オックスフォード大のある研究グループが、アメリカの702の職種を調査したところ

今後約20年間で、それらの雇用のうち47%がコンピュータに置き換わるだろうという

予測を発表し、日本でも広く話題になったことも記憶に新しいところです。

 

私たちの仕事が人工知能にとってかわられる未来…。

コンピュータ分野だけの問題ではなく、労働の問題として

みんなに真剣に考えてもらうには?と考えた新井さんが

相談したのが、ホームレス支援やワーキングプアなどの社会問題

取り組んできた湯浅さんでした。

 

150304-4.jpg

 

おふたりのつながりがわかってきたところで、話は

「人工知能にはとってかわることができない、

 人間の“人間らしい”領域とは?」という話題に。

 

新井さんに「あなたのしている仕事は未来もなくならない」

言われたという湯浅さん。

一人ひとりと対面で、支援が必要な方の話を聞き、どのような制度を利用すれば

その人の助けになるかを考える対人支援の仕事は、どんなに人工知能が

発達しても実現できないことだと新井さんは予測しています。

 

その他にも、対象者によって千差万別の対応が必要な保育士や介護ヘルパー、

一人ひとりのニーズに合わせた掃除などのコンサルティング業など

どんなに計算速度が上がっても、何千万という膨大なデータを

処理できるようになっても、平均的な答えが導き出せないことが求められるのが

人工知能がとってかわることのできない仕事だと考えられているそうです。

 

150304-5.jpg

 

印象的だったのは

「ノーベル賞をもらえるくらい頭がよくないと

人工知能に負けるという風に思いがちだけど、そうじゃない」

という湯浅さんの言葉。

統計学的な計算では解くことのできない問題解決力や

新しいものごとを生み出す力を磨いていかなければならないのは

10~20年先じゃなく、私たちが過ごす「今」から

始まっているのだと考えずにはいられませんでした。

 

短い時間ではありましたが、来場者の方の質問にも

丁寧にお答えいただき、あっという間の90分でした。

新井さん、湯浅さん、ありがとうございました!

Posted at:15:50

神田一橋中学校生の職場訪問

 

千代田区立神田一橋中学校1年生の生徒4名が

千代田図書館へ職場訪問に来てくれました!

 

まずは図書館コンシェルジュがガイドツアーを行い

千代田図書館の特徴や取り組み、設備をご紹介。

 

150203-1.jpg

 

本を貸出・返却したり、資料の整理をする司書と違い

館内の利用案内千代田区の街案内をする

コンシェルジュの役割について知ってもらいました。

150203-2.jpg

 

次に千代田図書館の司書が皆さんの質問にお答えします。

 

150203-3.jpg

司書の仕事や、千代田図書館について知りたいことを

事前に用意して来てくれた皆さん。

「司書の方々が仕事をするときに心がけていることは?」

「学生に人気の本はどのような本?」などにお答えしていきます。

その中に、「図書館のバリアフリー」についての質問がありました。

 

「バリアフリーと聞いてみんなが思いうかべるのは?」と司書。

「床の点字ブロック」「階段の手すり」…と声があがりました。

 

「そうですね。そういう施設のハード面ももちろんですが、

 図書館ならではのバリアフリーをお見せしますね」

と机に広げたのは、様々な手触りの布で絵が描かれた絵本。

150203-4.jpg

視力に障がいがある方でも、色々な手触りで絵を楽しむことができます。

 

150203-5.jpg

これは印刷された字(墨字)と点字が一緒のページに書かれた本。

「この本なら、目の不自由なお母さんが

 子どもに読み聞かせてあげることもできるんですよ」と司書。

 

他にも、大きな字で印刷された大活字本

本を音声化したDAISY(デイジー)図書

文章を読んで理解することが困難な方のために

写真や記号を使って簡単に書かれたLLブックなど

図書館には様々なバリアフリー資料が所蔵されています。

どんな利用者にも図書館を快適に使っていただくことも

図書館が持つ大きな役割のひとつです。

 

「今日はみんなに、図書館の司書の仕事について知ってもらいました。

 “困ったら図書館へ”という言葉があります。

 本を借りて読むだけではなく、知りたいことがあるときに

 どうやって調べるか、どんな本を読んだらいいか、

 ぜひ司書にたくさん相談して、図書館をどんどん使ってくださいね」

との話を聞いて、この日の職場訪問は終了しました。

 

神田一橋中学校の皆さん、おつかれさまでした!

中学校の校舎からも近い千代田図書館を

これからもぜひ利用してくださいね♪:

Posted at:15:20

ふじみこども園の親子おはなし会を開催しました!

 

1月10日、ふじみこども園に通う子どもたちと家族を対象に

「親子のためのおはなし会 in ちよだとしょかん」を行いました。

 

今日はいつものこども園をとび出して、千代田図書館の子ども室で

ママやパパ、きょうだいと一緒に学校支援司書のおはなしを聞きます。

 

1月らしく、「もちっこやいて」の手あそびでスタート!

続いての素ばなしにも、おいしそうなお餅が出てきますよ。

素ばなし『あちち、ぽんぽん、ふうふう』

(『笠地蔵』より 小澤俊夫/監修 小峰書店)

 

次は絵本の読み聞かせを2冊。

今年はなに年かな?と聞くと、

「ひつじ年!」とすぐに元気な答えが返ってきました♪

 

150102-2.jpg  150102-3.jpg

『ちいさなひつじ フリスカ』(ロブ・ルイス/作 ほるぷ出版)

『十二支のお節料理』(川端誠/作 BL出版)

 

最後に、ノルウェーの昔ばなし『北風に会いにいった男の子』

(参考:『雨のち晴』東京こども図書館/編纂)

で、おはなし会はおしまいです。

 「このおはなしにも、どこかにひつじが出てくるよ。よーく聞いてみてね」と司書。

 

次に、図書館コンシェルジュ

皆さんに千代田図書館をご案内します。

 

150102-5.jpg

まずは図書館クイズ

「千代田区で働いている人はどのくらい多いのかな?」

「図書館は何時まで開いていると思う?」

千代田図書館のことを、クイズで分かりやすく説明します。

 

クイズの後は子ども室を出て、館内ツアーに出発!

子どもたちは古地図マットに興味しんしんでした。

みんなのおうちは地図の中に見つかったかな?

 

最後に、千代田Web図書館の「うごく絵本」もご紹介して、ツアーは終了です。

おうちのパソコンで見ることももちろん出来ますし、

千代田図書館や四番町図書館の児童スペースでは

タブレットの貸出も行っていますので、ぜひ利用してみてください。

 

寒い中、元気に図書館へ遊びに来てくれた

ふじみこども園のみなさん、ありがとうございました!

また親子で図書館へ遊びに来てくださいね♪

Posted at:12:00

九段中等教育学校文芸部の皆さんと神保町ツアー!

 

12月19日(金)、千代田区立九段中等教育学校

文芸部の皆さんと神保町ツアーを行いました!

学校の授業を終え、千代田図書館に来てくださったのは

中学1年生~高校2年生までの文芸部員8名と顧問の先生。

 

出発の前に、図書館内でコンシェルジュから

神保町古書店街の歴史や成り立ちについてのレクチャーを行いました。

 

141204-1.jpg

「神保町の古書店に行ったことのある人は?」

さすが文芸部!半分の部員が手をあげました。

のぞいたことはあっても、専門的な古書店の多い神保町は

学生の皆さんにはまだまだなじみがないのでは?

今日は、中高生の皆さんでも楽しめる神保町をご紹介します♪

 

レクチャーを受け、いよいよ神保町古書店街へ出発!

初めに立ち寄ったお店は@ワンダーです。

141204-2.jpg  141204-3.jpg

お店の外壁に沿って立ち並ぶ本棚には、100円や300円など

手ごろな値段で買うことのできる古本がぎっしり。

ジャンルも豊富で、さっそく目を輝かせて本に見入る皆さんでした。

 

次は新刊書店をご案内。

絵本・児童書専門店のブックハウス神保町です。

141204-4.jpg

このお店は、絵本の原画展などが開催されるブックハウスギャラリー

読み聞かせをしてくれる「おはなしくまさん」など

見どころが沢山の本屋さんです。

かわいいキャラクターグッズや文房具もありますよ!

 

141204-5.jpg

大学生スタッフ千代田図書館コンシェルジュ

古書探しのお手伝いをする本と街の案内所にも立ち寄りました。

 

すっかり日が暮れて、古書店の店先から暖かい光がこぼれる

靖国通りをさらに進みながら、街のトリビアもいくつかお話ししました。

141204-6.jpg

古書店の黄色い値札に隠された秘密をコンシェルジュに聞いて…

「知らなかった!」とびっくり。

 

3軒目に立ち寄ったお店は大屋書房

店内に積み重なった和本の迫力に圧倒されながらも

ショーウィンドーの『源氏物語』や『解体新書』を見て

「教科書で見た本がお店に並んでる!」

「こういう本って買えるの!?」と興奮気味でした。

141204-7.jpg  141204-8.jpg

 

最後はブックカフェ二十世紀で、お茶を飲みながら

「自分なら神保町にどんな古書店をつくる?」

部員みんなで話し合って、今日のまとめにしました。

「バレエや踊りの本を集めた店」「宇宙がテーマの店」

「教科書に載っている名作と現代語訳を並べたい」

「ポスターだけのお店も面白いかも」

…と、素敵なアイデアがたくさん飛びだしました!

141204-9.jpg

 

どのお店の本棚にも熱心に視線を注いでいた皆さん。

本が好き!という気持ちが伝わってきました。

ぜひ、これをきっかけに神保町の古書店を

もっともっと楽しんでください♪

 

寒い中元気にご参加いただいた文芸部の皆さん、

立ち寄らせていただいたお店の皆さん、ありがとうございました!

Posted at:18:00

コンシェルジュツアー『古本屋ツアー・イン・神保町』編を開催しました!

 

12月6日(土)

図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー『古本屋ツアー・イン・神保町』編

を開催しました!

 

恒例のコンシェルジュツアー。今回は、神保町古書店訪問の

全記録『古本屋ツアー・イン・神保町』(本の雑誌社)を出版したばかりの

古本屋ツーリスト小山力也さんをお招きし、神保町古書店街の魅力について

お話しいただいた後、千代田図書館コンシェルジュが

神保町の古書店の数々を歩いてご案内しました。

 

ブログ「古本屋ツアー・イン・ジャパン」で日本全国の古書店を巡っている小山さん。

この日も午前中から神保町を歩き、すでに両手に抱えるほどの

古書を購入していらっしゃいました。さすが!

 

141202-1.jpg

さっそく今日の収穫をご紹介。古書への愛情があふれています!

 

「神保町は街全体が大きな古本屋、その一店一店が書棚のようです」と小山さん。

神保町古書店街の本出版にあたり、開店したての古書店から

神保町を代表する老舗、はたまたレコード店やカフェまで

「古本が買える店」はすべて古書店街の一部ととらえて巡りつくし、

記録を書き連ねました。

「神保町のガイド本としても長く使ってもらえる本を目指しました」

 

141202-2.jpg  141202-3.jpg

お話の中盤では、『古本屋ツアー・イン・神保町』の編集を担当した

本の雑誌社の宮里さん(写真右)にもご登場いただきました。

 

この本の帯を飾る、青空がまぶしい神保町交差点の写真を

撮影したのは編集者の宮里さんご自身だそうです。

「毎日毎日、交差点からの写真を撮り続けました」と宮里さん。

晴天のもと、納得のいく写真が撮れたのはなんと入稿2日前!!

編集者ならではの思い入れが感じられるエピソードですね。

 

そして本づくりの裏話をもうひとつ。

『古本屋ツアー・イン・神保町』に収められている企画コラム

「神保町24時」取材時のお話を、当日の写真と手書きメモのコピーを

見ながら、追体験するようにお聞きすることができました。

 

141202-4.jpg

「神保町のお店は閉まるのが早く、24時間どころか最初の8~9時間で

 古書店巡りは終了してしまいました…」

さて、残りの時間を小山さんはどう過ごしたのでしょうか!?

ぜひ本でお確かめください!

 

その他にも小山さんが選ぶ「神保町の好きな古書店、変わった古書店」を

スライドとともにご紹介いただくなど、充実の内容でした♪

 

千代田図書館内でのトークの後は、いよいよツアーへ出発!

今回は、図書館コンシェルジュ4人が少人数の班を2コースでご案内。

少しの時間ではありますが、古書店の内部を見る時間も設けて

班ごとに4店の古書店を巡りました。その一部をご紹介します。

 

141202-5.jpg

小山さんがこの日の午前中、大きな収穫を得たと

ホクホク顔でお話ししていた@ワンダー

 

141202-6.jpg  141202-7.jpg

展示の入れ替え中にも関わらず快く見せてくださった

小宮山書店の4階ショールーム。三島由紀夫の署名本や初版本

写真のオリジナルプリントなど、美術品級の品々が並んでいます。

 

141202-8.jpg

同じく小宮山書店ガレージセール。掘り出し物が見つかると評判です!

 

141202-9.jpg  141202-10.jpg

日本文学のエキスパート2店もご紹介。けやき書店玉英堂書店

 

141202-11.jpg

多くの外国人観光客も訪れる、和本・浮世絵大屋書房

 

この日ご案内したお店は神保町古書店街のほんの一握り。

それでも「普段なかなか入れなかった古書店に行けて嬉しい」

「敷居が高いと思っていた古書店の上階に入れてよかった」という

嬉しいご感想を頂きました!

ぜひ、これをきっかけに古書店を巡り、

お気に入りの神保町を開拓してみてください♪

「図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー」では、これからも

皆様に知っていただきたいこの町の魅力をお伝えしていきます。

 

小山さん、宮里さん、立ち寄らせていただいたお店の方々、

そしてご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

Posted at:17:30

本と出会う読書サロン 第9期オープニングイベントを開催しました!

 

11月12日(水)、「本と出会う読書サロン」第9期の

スタートとして、新規メンバー募集をかねた

講演会「物語の世界に心ゆくまでひたる 選りすぐりの本たち」

を開催しました。                                          

 

講師は、児童文学評論家赤木かん子さんです。

 

141104-1.jpg

 

1984年に、子どもの頃に読んでタイトルや作者名を忘れてしまった本を

探し出す「本の探偵」としてデビュー以来、豊富な知識で

たくさんの児童文学を紹介してきた赤木さん。

今回は、5月に刊行した著書『今こそ読みたい児童文学100から

大人が読んでも面白い、知る人ぞ知る児童文学の本についてお話しいただきました。

 

141104-2.jpg

ちくまプリマー新書 214

『今こそ読みたい児童文学100』

赤木かん子/著 筑摩書房

 

「何か面白い本ない?」と聞かれて、

物語好きな大人が喜ぶ、どんどん読めて読後感がいい児童文学を

おすすめしたい!という気持ちがこの本を書くきっかけになったと赤木さん。

 

「本の名前だけ知っていたり、小さい頃読んだことがあるかも…という

 児童文学の名作もぜひまた読んでみてください。

“こんな話だったんだ!”と子どもの頃気付かなかった発見があるはず」

 

児童文学の成り立ちや時代ごとの移り変わりを

わかりやすく説明しながら、100冊を選んだ経緯をお話しくださいました。

 ユーモアあふれる語り口調で紹介される本の数々に

今すぐ「読んでみたい!」という気持ちが湧き起こります。

 

141104-3.jpg

「今は忘れられている本の中に、私たちを

ワクワクさせてくれるものがいっぱい眠っています」

 

熱心にメモを取りながらお話しを聞く参加者も多く、

講演会終了後、紹介された本を手に取り、

熱心に眺める皆さんの姿が印象的でした。

 

「赤木さんのお話しが面白く、本を選ぶ参考になった」

「今すぐ小説を読みたくなった」

「大人向けの児童文学という視点が面白かった」などの声を

いただくことができました。

 

赤木さん、ありがとうございました!

 

「本と出会う読書サロン」では、第9期メンバーの募集を行っています。

詳しくはコチラをご覧ください。

Posted at:15:00

今日から展示!「ビブリオバトルin神田古本まつり」で紹介された本

 

11月1日、神田古本まつりのイベントのひとつとして

神保町の東京古書会館「ビブリオバトルin神田古本まつり」が行われました。

 

お気に入りの本を5分で紹介し、最も「読みたくなった本」を

会場の投票で決める書評ゲーム・ビブリオバトル。

9月の三省堂書店神保町本店、10月の千代田図書館の予選を経て

決勝戦の会場となった東京古書会館は満員の大盛況となりました!

 

141103-1.jpg

 

第1ゲームは、「神保町で見つけた本」をテーマに

9月、10月の予選を勝ち抜いた4の皆さんによるバトルです。

 

141103-2.jpg  141103-3.jpg

 

141103-4.jpg  141103-5.jpg

紹介された本は以下の通り。(発表順)

『學術上より観たる怪談奇話』(田中香涯/著 大阪屋号書店)

『苦の世界』(宇野浩二/著 岩波書店)

『呪術意識と現代社会東京都二十三区民調査の社会学的分析』

(竹内郁郎、宇都宮京子/著 青弓社)

『残像に口紅を』(筒井康隆/著 中央公論社)

投票の結果、チャンプ本は『苦の世界』に決定!

 

141103-6.jpg

この本を紹介した伊東さん(右から2人目)。

的確に本の魅力を言い表したキャッチフレーズが

いくつも飛びだす5分間の紹介で、会場を惹き付けました! 

 

第2ゲームは、古書好きで知られる

神保町にゆかりの深い方々をお迎えしてのゲストバトル。

漫画家の喜国雅彦さん玉川重機さん、作家の北原尚彦さん

古本屋ツーリストの小山力也さんという豪華なゲストの皆さんに、

第1ゲームの勝者、伊東さんが加わります。

テーマは同じく「神保町で見つけた本」です。

ビブリオバトル参加が初めてのゲストもいる中、

第1ゲームに負けないディープな本の数々が紹介されました。

 

141103-7.jpg

 

第2ゲームの紹介本は以下の通り。(発表順)

『かもめのジョナサン』(リチャード・バック/著 新潮社)

『女主人(ドミナ)の鞍(サドル)』(天野哲夫/著 第三書館)

『同時代の作家たち』(広津和郎/著 岩波書店)

『剃刀日記』(石川桂郎/著 創元社)

『踊る幽霊船(台本)』(里吉しげみ/脚本 日劇)

 

投票の結果、こちらでもチャンプ本は

伊東さんの紹介した『同時代の作家たち』に!

第1ゲームと同じく、愛情たっぷりに小説への思いを語った伊東さん。

神田古書店連盟の佐古田会長より表彰状と賞品が贈られました。

 

この日のビブリオバトルと、2回の予選で紹介された

すべての本が、今日から千代田図書館9階の

出張古書店コーナー「としょかんのこしょてん」に展示されています!

 

141103-8.jpg  141103-9.jpg

 

予選の4ゲームに、東京古書会館での決勝戦、ゲストバトル

出場した全員の直筆おすすめコメント「神保町で見つけた本」に加え

ゲストバトルに参加いただいた皆さんの著書や装丁を手がけた本

作家直筆の漫画のネーム(絵コンテ)古本屋めぐりのマップまで…。

レアな展示物もありますのでぜひご覧ください!

 

としょかんのこしょてんVOL.71

「ビブリオバトルin神田古本まつり」で紹介された本

【会 期】 開催中~12月14日(日)

【場 所】 千代田図書館9階=出張古書店コーナー

【担 当】 神田古書店連盟

※展示物はすべて非売品です。

 

Posted at:14:00

秋の読書週間トークライブを行いました!

 

11月1日、秋の読書週間トークライブ

「パパ、会社をやめる~育児支援サービスをはじめた3人のパパたち~」

開催しました!                    

 

141102-1.jpg

 

ゲストにお迎えしたのは、パパになったことをきっかけに

会社員を辞め、それぞれが子どものためのサービスを提供する

ビジネスを始めた、3 人の起業家のみなさんです。

 

141102-2.jpg

(右から)

山中啓輔さん/外国語でのベビー&キッズシッターサービス

BirdyBabiesを展開する「SKIPP LLC.」代表

塚越暁さん/身近な自然、手や体を動かす体験を通しての

学びの場をつくる「子ども原っぱ大学」代表

川辺洋平さん/子ども・親子のために活動する大人を紹介する

WEB マガジン「OYAZINE」を運営する株式会社アール代表

 

3人とも30代前半のまだ若いパパたちです。

会場には、幅広い年代の方々にお集まりいただきましたが、

なかでも出演者の3人と同じ若いパパの姿が目立ちました。

 

それぞれの自己紹介の後、話はいきなり

「食えてますか?会社員時代に比べてどう?」という赤裸々なお金の話題に!

会社員をやめて起業を思い立ち、事業を軌道に乗せるまでの悩みや発見について

リラックスした雰囲気で話は進んでいきました。

 

会社をやめ、子育てに関わる職種を選んだ共通点のある3人。

印象的だったのは、口々に

「子育てをしている自分が喜ぶものを生み出したい」

「自分の子どもに受けさせたいサービスがなかったので、

 自分でできないかと思い立った」

と、育児の中での発見が仕事に強く結びつくと話していたことでした。

 

「会社をやめて、3日間は妻に言い出せなくて…。

 言ったら、案の定“取り消して!”と怒らせてしまった。

 それからは起業のことも段階を踏んで、話すようにしました」

「起業したら、カフェで仕事をするスタイルに憧れていたけど

 やってみるとコーヒーを飲み続けるのが辛くなっちゃって…。

 都心のコワーキングスペースや図書館をうまく活用しています」

など、ビジネス指南書にはきっと書かれていない、

等身大の起業のエピソードもお聞きすることができました。

 

141102-3.jpg  141102-4.jpg

 

141102-5.jpg

 

後半は、3人それぞれがおすすめする本についてのお話です。

「会社をやめたときに読んで励まされました」

「児童書でも、大人が読んで新しい発見が沢山あります」

「昔の絵本なんだけど、子どもに読んであげるとすごく喜びますよ」

…と、仕事にも子育てにも活かせる本を、自身のエピソードとともに

たっぷりご紹介いただきました♪

 

イベント中にご紹介した、おすすめ本のリストは

コチラからもご覧いただけます。(PDF:193KB)

 

参加された方からは、

「同世代の話で、これから育児をする自分たちにとって非常に興味深かった」

「本の紹介が楽しく、ためになった」

「若い人たちの、チャレンジする姿に感銘を受けた」との声をいただきました。

ご参加いただいた皆さん、出演者の皆さん、ありがとうございました!

Posted at:15:40

「図書館コンシェルジュ一日体験」を開催しました!

 

8月30日と9月13日の2日間、

「“本と街の案内所”で図書館コンシェルジュ一日体験」

開催しました。

 

神田神保町の「本と街の案内所」に出張し、“本と人”“街と人”をつなぐ

街案内を行う千代田図書館コンシェルジュの仕事を

一日体験する中学生・高校生向けのイベント。

図書館内でマナーや接客の基本、データベースの使い方を学んだあと

お客様への古書店案内を実践します。

 

まずは「本と街の案内所」を運営する、NPO法人 連想出版の中村さんから

世界一の古書店街と言われるまでになった神保町のなりたちや、

案内所の担う役目などについてお話しいただきました。

 

140903-1.jpg

「神保町に来る方たちはみんな本気で本を探しています。

 とことん一緒に探す努力をしてあげてね」と中村さん(写真右)。

 

次は、コンシェルジュが講師となり

マナー講習とデータベース講習を行いました。

 

140903-2.jpg  140903-3.jpg

マナーとは、外見や態度にお客様に対する配慮と思いやりが表れること。

お客様を迎える笑顔と姿勢の練習中!(ちょっとまだ固いかな?)

 

140903-4.jpg  140903-5.jpg

「本と街の案内所」では、神保町の古書・新刊のデータベース

使って本を探すお手伝いをします。

古書探しのための聞きなれない言葉、初めて使うデータベースにも

果敢に取り組む姿が印象的でした!

 

140903-6.jpg

講習が終わったらスタッフを相手に接客のシミュレーション。

どんな本を探しているのか、丁寧に聞き出すのがポイントです。

                                                       

午後は千代田図書館を出て神保町へ!

靖国通りを歩きながら、案内のポイントとなる交差点や

問合せの多い古書店の数々を見て歩きました。

街歩きの後は神保町の老舗店でのランチで一息。

 

いよいよ接客体験の始まりです。

「本と街の案内所」のスタッフエプロンをつけて

「こんにちは!」とお客様を出迎えます。

 

140903-7.jpg

イベント開催日は両日ともお天気に恵まれ、

神保町古書店街は多くの人でにぎわっていました。

 

コンシェルジュや案内所スタッフのサポートも受けながら

接客していくうちに、だんだん緊張も解けてきた様子。

 

140903-8.jpg  140903-9.jpg

検索機の順番待ちをする方に、探している本を聞いたり

案内所へ立ち寄っただけという方にも地図をお渡ししたり

自分から声をかけて積極的にご案内しました。

 

接客体験で対応できた問い合わせの数は両日とも10件以上。

あっという間の3時間で、充実の体験ができました。

参加してくださった皆さん、おつかれさまでした!

 

今後も千代田区読書振興センターでは、中学生・高校生の皆さんに

「知ればますますおもしろい」神保町の魅力をお伝えしていきます♪

Posted at:16:00

「夏のわくわく課外授業」レポート②【国語】【音楽】

 

千代田図書館では、小学4~6年生とその保護者を対象に

夏休み恒例のイベント「夏のわくわく課外授業2014を開催しています。

前回のレポートに続いて、8月25日に行われた国語

8月26日に行われた音楽の授業風景をレポートします♪

 

◆◆8月25日(月)国語◆◆

「絵本からはじめよう!てつがく対話」

 

「国語」の先生は、子どもから大人までだれでも参加できる

哲学対話のワークショップやセミナーを行う

NPO法人 おとな哲学こども哲学アーダコーダの

川辺 洋平さん井尻 貴子さんです。

140805-1.jpg  140805-2.jpg

 

今日することは「答えのない問いについてみんなで話し合うこと」

これだけ聞くとなんだか難しそうですが…。

授業はまず、全員でウォーミングアップの簡単なゲームから。

140805-3.jpg

 

次に、話し合う題材となる絵本を選びます。

今回の授業で用意した絵本は、

『おおきな木』(シェル・シルヴァスタイン/作 あすなろ書房)

『アレクサンダとぜんまいねずみ』(レオ・レオニ/作 好学社)

『すてきな三にんぐみ』(トミー・アンゲラー/作 偕成社)の3冊。

どれも長く愛されてきた絵本で、子どもも大人も知っている人は多いのでは?

 

多数決の結果、今日の絵本は『アレクサンダとぜんまいねずみ』に決定!

「今日は、おはなしを聞きながら、どうして?とか

 これでいいのかな?とか考えてみてね」と川辺先生。

絵本の朗読をみんなで聞きます。

140805-4.jpg  140805-5.jpg

 

人間にかわいがられるぜんまい仕掛けのおもちゃ・ウィリーが

うらやましくてしかたないねずみのアレクサンダ。

ある日、満月の夜に「むらさきのこいし」を持ってくれば、

望みの姿に変えてくれるという魔法のとかげの存在を知って・・・。

というのが『アレクサンダとぜんまいねずみ』のあらすじです。

 

絵本を読んだらいよいよみんなで話す時間。

まずは子どもと大人の2グループに分かれます。

140805-6.jpg

川辺先生の持っているコミュニティボールはマイクの代わり。

これをみんなで回しながら話します。

 

さっきの絵本の中で「なぜ?」と思ったことを話していきます。

「ねずみとおもちゃが話をできたのはどうして?」

「タイミングよくむらさきのこいしが見つかったのはなんで?」

どんなことでも話していいんだ!とわかると、

初めは静かだった子どもからも意見が出てきました。

「捨てられたおもちゃを見つけたのは夜みたいだけど、

 ごみを捨てるのは普通は朝なんじゃないの?」なんていう疑問も!

140805-7.jpg  140805-8.jpg

みんなが一つずつ「なぜ?」を出しあったところで

さらに深く話し合うテーマを探していきます。

井尻先生の大人チームでも、なかなか白熱した話し合いが行われている様子。

 

最後は子どもも大人も全員で、それぞれのチームで考えたことを

発表しながら、さらに話し合いました。

140805-9.jpg

「ねずみとぜんまいねずみ、どっちが幸せ?」

「作者はどうしてねずみを主人公にしたんだろう?」

難しいことを考えたり、答えを見つけようとしなくても

何気ないことから生まれた「なぜ?」を話して共有し合うことの

楽しさがわかった授業でした。

 

みなさん、おうちでも沢山話してみてくださいね。

川辺先生、井尻先生、ありがとうございました!

 

◆◆8月26日(火)音楽◆◆

「家族のテーマソングをつくろう」

 

「音楽」の先生は、東京未来大学の助教で

音楽教育の研究をしている森 薫さんです。

140805-10.jpg

 

今日は1人1曲ずつオリジナル曲を作曲します!

みんな、どんなテーマで作るか考えてきたかな?

まずは曲作りの作戦を立てることから。

テーマは?曲の雰囲気は?…思い思いにイメージを膨らませます。

 

でも作曲って、何から始めたらいいのでしょう?

そこで、森先生から“音楽のヒミツ”を教わる講座が始まりました。

 

140805-11.jpg  140805-12.jpg

まずは音楽を作る3つの要素の話から。

「“リズム”“メロディー”“ハーモニー”、この3つで音楽はできています。

 今日は3つの要素を組み合わせて曲を作ってみよう」

「チューリップ」「メリーさんの羊」などの童謡や

「パッヘルベルのカノン」、そしてAKB48や「ようかい体操第一」など、

みんながよく知っている曲を次々にピアノで弾きながら

和音(コード)音階など、音楽のしくみをわかりやすく教えてくれました。

 

140805-13.jpg  140805-14.jpg

講座の後はいよいよ作曲!今回は、子どもたちの

作曲のお手伝いを、このオルフ楽器にしてもらいます。

一見すると普通の木琴、鉄琴ですが

音盤の取り外しが自由にできるのが特徴です。

これを使えば、誰でも一定のコードや音階の中で

きれいなメロディーが演奏しやすくなるのです。

 

140805-15.jpg

森先生が各テーブルを回ってアドバイスをしながら

1時間弱という限られた時間の中で、どんどん曲ができていきます。

曲が出来たら、作詞をしたり先生にしてもらう伴奏を考えたり…。

あっという間に時間が過ぎていきました。

 

140805-16.jpg

作曲には、マスに音名を書きこんでいく簡易譜を使いました。

これは森先生が作ってきてくれた

「“家族のテーマソングをつくろう”のテーマ」の楽譜。

 

授業の最後はミニコンサート!

森先生とオルフ楽器やピアノを連弾したり、

リコーダーと歌での発表にしたりと、思い思いの演奏方法で発表しました。

140805-17.jpg  140805-18.jpg

茶道を習い始めた子が和の音階で作った「お茶の教室の曲」、

臨海学校で泳いだ海や、仙台で見た七夕祭をイメージした曲。さらに

仲良しの4人兄妹、でもいつもおやつが少ないよ~!と楽しく歌った

「家族のうた」…などなど、名曲がたくさん生まれました。

ここでお聞かせできないのが本当に残念!

 

作った楽譜で、おうちや学校でも演奏してみてくださいね。

 森先生、ありがとうございました!

 

「夏のわくわく課外授業2014」報告展示

 

【展示期間】2014年9月1日(月)~15日(月・祝)

【展示場所】千代田図書館9階=第2展示ウォール

 

今年行った4教科すべての授業の様子と、各授業に関連した

おすすめの本を展示します。ぜひご覧ください!

Posted at:17:00

「夏のわくわく課外授業」レポート①【社会】【理科】

 

千代田図書館で、小学4~6年生とその保護者を対象に行う

夏休み恒例のイベント「夏のわくわく課外授業2014がスタートしました!

今回は、8月6日に行われた社会

8月9日に行われた理科の授業風景をレポートします♪

 

◆◆8月6日(水) 社会◆◆

「ちよだ青空市でお店たいけん」

 

「社会」の先生は、千代田区内でいくつものマルシェ(市場)を運営するなど、

“食”と“農”をつなぐ取り組みを行っている

NPO法人 農商工連携サポートセンターの

代表理事 大塚 洋一郎さんです。

140802-1.jpg

 

「社会」の授業は、千代田図書館をとびだして

神田錦町のちよだプラットフォームスクウェアで行われました。

今日は、ここで毎月第1水曜日に開催されている

「ちよだ青空市」で販売の体験をします。

 

140802-2.jpg

「昔の人々は、自分の家で食べる分のお米や野菜を

 自分たちで作っていたのは知ってるかな?」

今のように、家庭で食べる品物をお店で買うようになったのは

およそ150年前からなのだそうです。

「昔のようには戻れなくても、マルシェや農業体験を通して

 地域の生産者さんとつながることが私たちの取り組みです。

 今日はお店の人ともたくさんお話ししてみてね」と大塚先生。

 

いよいよ販売体験の始まりです!

子どもたちはエプロンをつけて、くじ引きで決まったお店の

お手伝いに向かいます。

140802-3.jpg

ちょうどお昼どきを迎えて、買い物や昼食目当てのお客さんが

「ちよだ青空市」に集まってきました。

無農薬の夏野菜やみずみずしい果物をはじめとした、

日本全国からやってきたお店が11店に、お弁当のキッチンカーも並んで

にぎやかなマルシェです。

 

140802-4.jpg  140802-5.jpg

 

140802-6.jpg  140802-7.jpg

お店には、白いナスや紫のニンジン、赤いオクラや

作りかたにこだわった調味料や珍しいドライフルーツなど

スーパーやコンビニでは見かけない品物がたくさん並んでいます。

 

初めは少し緊張していた様子の子どもたちからも、次第に

「いらっしゃいませ!」「おすすめはこれだよ!」

と明るく元気な声が聞こえてきました!

お店の方やお客さんと話をすることで、自分の言葉でおすすめを伝えられたり

おいしい食べ方を教わったり、体験授業ならではの思い出ができました♪

 

販売体験を終え、授業の最後には、ちよだプラットフォームスクウェアの

屋上菜園を見せていただくこともできました。

ビルの屋上で、ブルーベリーやワイン用のブドウ、様々な野菜が育てられていました。

 

普段の生活ではなかなか接することのできない、食材が生まれて育ち

売られて、私たちの家庭に届くまでが体験できた授業になりました。

大塚先生、ありがとうございました!

 

 

◆◆8月9日(土) 理科◆◆

「深海のぼうけん 海中ロボット」

 

「理科」の先生は、東京大学・生産技術研究所の准教授で

海中ロボットの開発研究をしている巻 俊宏さんです。

140802-8.jpg

 

地球表面の70パーセントを占める海の平均水深は3,770m

光も電波も届かない深海は、まだまだ未知の世界です。

「みんなはどのくらい深くまで潜ったことがありますか?

 素潜りだと頑張っても10m、スキューバの装備を付けて、

 特殊な訓練を積んでも数百mが限界です。

 そこで、人間だけでは行けない深海の調査にロボットの力が必要になります」

 

海中ロボットは、有人潜水艇のHOV、遠隔操作のROV、自律型のAUV

の3種類に分けられ、作業の難しさや目的、環境によって使い分けられています。

 

 140802-9.jpg

マンガの例えにはお父さん、お母さんも納得!

 

それぞれのロボットの違いや特徴を説明しながら、

実際にロボットが働いている動画もたくさん見せていただきました!

 

140802-10.jpg  140802-11.jpg

これは鹿児島湾の海底調査をしているところ。

変わった生態を持つ生物の採集や、

地形のマップを作るための海底撮影をしています。

ロボットが撮った写真はとても精細で、

海底に落ちていた空き缶のラベルが読めるほど!

 

140802-12.jpg

海底での調査を終えたAUVのTri-Dog 1(トライドッグ ワン)」

船に引き上げているところ。

 

「これからは、ロボット自身でトラブルを解決できたり

 さらに複雑な作業ができるよう研究を重ねていきます」と巻先生。

 

また、この日の授業には、ロボットづくりの基本的な仕組みで作った

追尾カメラも持ってきていただきました。

140802-13.jpg

 

140802-14.jpg  140802-15.jpg

このカメラが赤いものを追いかけて動きます!

服や持ち物の赤色に反応して追いかけるカメラにみんな興奮!

 

こういう小さな技術の積み重ねでロボットもできているのですね。

今日見て興味を持ったこと、ぜひ調べたり、本を読んでみたりしてくださいね!

 

そして授業の最後には、巻先生の思い出深い本についてもご紹介いただきました。

「小学校高学年の時に『海底二万海里』(ジュール・ヴェルヌ/著 福音館書店)

 を読んで、ぼくは深海の世界に興味を持ちました。

 みんなもぜひ読んでみてください」

巻先生、ありがとうございました!

 

「夏のわくわく課外授業2014」は、国語音楽と続きます。

空席が残りわずかですが、お申込みも受付中です。

詳しくはコチラをご覧ください。

Posted at:15:00

四番町図書館で、英語に親しむ特別なおはなし会

 

8月1日、四番町図書館で英語のおはなし会

「LET’S ENJOY ENGLISHが行われました。

毎週金曜日のおはなし会が、この日は英語に親しめる

スペシャルなプログラムに!その様子をお届けします♪

 

今回おはなし会を担当してくれたのは、

アメリカ大使館インターンシップ生メアリー・ギルスタドさんです。

 

まずは、簡単な英語の歌で体をうごかしながらウォーミングアップ。

中には上手に英語で歌える子も!

 

140801-1.jpg

 

いよいよおはなし会の始まり。

まずは英語のおはなしMary Had a Little Lamb

メアリーさんと四番町図書館の読み聞かせボランティアの方が英語の文を、

その後に四番町図書館のスタッフが日本語の文を読みます。

 

140801-2.jpg

日本では「メリーさんの羊」としてお馴染みの、このおはなし。

おはなしの最後はみんなで歌も歌いました♪

 

次は絵本『かようびのよる』

(原題TUESDAYデヴィッド・ウィーズナー/作 徳間書店)

こちらも英語→日本語で。

不思議な出来事が起こるある夜のお話に、みんな夢中です。

文章が少ない絵本だから、絵を見ながら無理なく英語に親しめました♪

 

140801-3.jpg

 

最後はジェスチャー当てビンゴゲーム

メアリーさんが体で表しているものをあてて、

手元のビンゴカードに穴をあけていきます。

 

140801-4.jpg  140801-5.jpg

このかわいい動きの動物は何かな?   →正解はペンギン!

 

140801-6.jpg  140801-7.jpg

じゃあこの動物は?          →正解はネコでした!

「わかった!」と元気な声がたくさん上がって、とても楽しいゲームでした♪

 

みんなでメアリーさんに「Thank you!」とお礼を言って、

特別なおはなし会は終了です。

メアリーさん、参加された皆さま、ありがとうございました。

 

四番町図書館アメリカンシェルフには

英語に親しむことのできる絵本もたくさん揃っています。

四番町図書館にお立ち寄りの際はぜひ、親子でのぞいてみてください!

 

140801-8.jpg

Posted at:17:40

コンシェルジュツアー"紙のまち神保町"編を開催しました!

 6月28日(土)

「図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー“紙のまち神保町”編」

を開催しました!

 

恒例のコンシェルジュツアー。今回は、本に欠かせない

「紙」をテーマに、本づくりに関する講演の後

神保町の紙の専門店、文具店などの数々を巡りました。

 

1406-6①.jpg

 

まずは、千代田図書館内で

烏有書林上田宙(うえだ・ひろし)さんによる

「紙と印刷の魅力あふれる本づくり」と題したトークです。

 

昨年出版した『高岡重蔵 活版習作集』

竹尾賞・審査員特別賞と造本装幀コンクール・日本印刷産業連合会会長賞を

ダブル受賞するなど、印刷の豊富な知識を活かした

タイポグラフィ書や文芸書の出版で注目を集める上田さん。

 

1406-6②.jpg

 

私たちの身の回りにあふれる様々な印刷の種類やその方法について

解説していただいた後、話は烏有書林の本づくりへ。

 

「ハードカバーでゆったり、じっくり味わって読みたい日本文学」を

コンセプトに刊行している“日本語の醍醐味”シリーズの本には

「ページ数が多くなりがちなので薄い紙を選びました。

電車の中で立ちながらでも読めるように」という気配りが。

そして、93歳現役(!)の欧文組版工、高岡重蔵さんの

『活版習作集』では、著者の話を録音書き起こしから手がけ

美しい図版の魅力が最大限に引き立つ紙・印刷方法の選択ページ組みなど

すべてに心血を注いだ本づくりの舞台裏をお聞きすることができました。

 

「本は、著者の原稿ができた時点で8割完成です。残りの2割が

 装丁や紙選び、構成といった本づくりの仕事です。

めくった時の感触や、読後の余韻を楽しめるページの組みかたなど

この2割でどうやって“本を読む体験”を演出するか、というのが

印刷物ならではの、紙の本がもつ可能性だと思います」と上田さん。

 

1406-6③.jpg  1406-6④.jpg

千代田図書館の本からおすすめ本をご紹介いただいたほか、

手に取って見られる資料や道具などもたくさん見せてくださいました!

 

参加者の質問にも丁寧にお答えいただき、あっという間の1時間でした。

上田さんのトークの後は、いよいよツアーへ出発!

 

運よく雨があがった神保町古書店街の街並みを楽しみながら

まずは美術絵はがきギャラリー 京都便利堂へ立ち寄らせていただきました。

 

1406-6⑤.jpg

美しいコロタイプ印刷の絵はがきをはじめ、

全国の美術館や四季折々の絵はがきがずらりと並ぶ店内。

短い時間でしたが、お買い物を楽しむ参加者も。

 

次に本と街の案内所、三省堂書店の神保町いちのいちなどに

立ち寄りながら古書店街を進んでいきます。

 

1406-6⑥.jpg  1406-6⑦.jpg

読書グッズやレターセットが揃うおしゃれなお店あり

古書店の店先には古地図や浮世絵あり…という

本だけではない“紙のまち”神保町の魅力をお伝えしました♪

 

そして、本日の最終目的地竹尾見本帖本店に到着。

2400種類の紙を購入することのできる1階の紙のショールームや

「第10回 竹尾賞」展『高岡重蔵 活版習作集』も展示中の

2階ギャラリーを見せていただき、本日のツアーは終了しました。

 

1406-6⑧.jpg  1406-6⑨.jpg

※本イベントのためにご厚意で、特別に開けていただきましたが

 通常、土日・祝日は営業していません。

 

上田さん、立ち寄らせていただいたお店の方々、

そしてご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

Posted at:14:00

九段小学校「本に出てくる料理」の給食

 

千代田図書館では、区内の小学校や中学校などの教育施設を

書が訪問し、読書支援活動を行っています。

今回はそのひとつ、九段小学校の給食の取り組みをご紹介します!

 

1406-4①.jpg

 

九段小学校では、今月から月に一度

「本に出てくる料理」が給食に登場します!

読んだことのあるおはなしのメニューを

学校で食べられるなんてとっても楽しそうですね♪

今回は特別に、給食の時間にお邪魔させてもらいました!

 

子どもたちが待ちに待った給食の時間。

この日のメニューは、鮭のムニエル、ボイルアスパラガス、

マッシュポテト、お豆のスープにごはんと牛乳です。

 

1406-4②.jpg

 

この中のお豆のスープマッシュポテは、

絵本『くまのがっこう』

(あいはらひろゆき/文 あだちなみ/絵 ブロンズ新社)

に出てくる料理で、12匹のくまの子たちが学校で

力を合わせて作るお昼ごはんのメニューです。

 

大豆とたっぷりの野菜が入ったお豆のスープ

しゃきしゃきのレタスを入れて、挿絵に忠実な

きれいな緑色のスープになりました。

見た目だけでなく養バランスも考えられています。

 

月に一度のこのメニューは、学校支援担当司書

栄養士の先生が考えています。

みんなが知っていて、人気のあるおはなしを選ぶだけではなく

栄養が豊富で、季節の食材をとり入れられる献立

話し合って準備し、調理しています。

「子どもたちには、物語の印象を味覚でも楽しんでもらいたいです」

と栄養士の藤浪先生。

 

給食は毎日の「ひとくちメモ」とともに各クラスへ届けられます。

「ひとくちメモ」には献立や食材のクイズが書かれていたり

この日の料理が登場する本の紹介やストーリーも紹介されていました。

「このおはなし知ってる?」「読んでみたい!」と

クラスでも楽しい話題が広がりそうですね♪

 

1406-4③.jpg

 

また、校舎2階のランチルームの前では

今日の献立とともに本を紹介。

お昼休みには多くの子どもたちが「今日の給食の本」

手に取って見ていました。

 

九段小学校でのこの取り組みは年間を通して続き、

秋の読書週間には特別メニューも考えられているとか。

楽しんで食べながら、物語への興味も生まれる

「本に出てくる料理」の給食をご紹介しました!

 

Posted at:14:00

本と出会う読書サロン 第8期オープニングイベントを開催しました!

 

5月20日(火)、「本と出会う読書サロン」第8期の

スタートとして新規メンバー募集をかねた

講演会「雑誌制作の現場から~取材・制作のおもしろさ楽しさ~」

を開催しました。

 

講師は、女性向け雑誌『ゆうゆう』の編集長として活躍中の

子安 啓美(こやす・ひろみ)さんです。

 

1405-4①.jpg

 

主婦の友社で長らく、雑誌の編集にかかわってきた子安さん。

女子大生向け雑誌、OL向け雑誌、女性向けの旅雑誌

そして「アラサー」という言葉を生み出した

ファッション誌『GISELe(ジゼル)』の編集を経て

2007年よりシニア向け女性誌『ゆうゆう』の編集に。

2012年4月からは編集長を務めています。

 

「アラサー女子」をターゲットにしていた雑誌から

50代、60代…なんと90代の女性までが愛読する雑誌への異動。

普通のファッション誌とはひと味もふた味も違う『ゆうゆう』の

雑誌作りについて、楽しくお話しいただきました!

 

1405-4②.jpg

 

「ターゲットの細分化がどんどん進む女性誌の中で

『ゆうゆう』は読者が卒業しない雑誌なんです」

トレンドをむやみに追及するよりも、

日々楽しく暮らすことを提案するのが『ゆうゆう』のモットー。

制作のスケジュールも少し変わっていて、丁寧な誌面作りのため

かなり先の販売分まで、3~4冊を同時進行で編集していくのだそうです。

 

年に一度の「私の挑戦」大賞は、読者がその年に挑戦した

エピソードを投稿し、大賞を決めるというもの。

毎年500通以上もの応募が寄せられる『ゆうゆう』の名物企画です。

「2013年の日本女性の平均寿命は86.35歳。

常に新たなことにチャレンジし続ける読者の方々に支えられて

50代の私はまだまだ若造だと実感しながら本を作っています」

 

1405-4③.jpg

 

40~50代の担当編集者は「自分自身のお母さんを意識して」

また定年を迎えた社員も編集会議に加えるなど、

『ゆうゆう』ならではの読者に寄り添った雑誌作りの現場のお話を

聞くことができました。

 

講演の後半では、子安さんがこれまでに遭遇、また見聞きした

さまざまなハプニングや失敗談をお話しいただき、

和やかな雰囲気の中、参加者からの質問にも丁寧にお答えいただきました。

 

参加された方からは

「普段知らない世界の話を聞けてワクワクした」

「接点のない世代の雑誌だったが興味がわいた」などの声を

いただくことができました。

 

子安さん、ありがとうございました!

 

「本と出会う読書サロン」では、第8期メンバーの募集を行っています。

詳しくはコチラをご覧ください。

Posted at:16:00

「第6回ことばと音のフェスティバル♪」開催しました!

 

5月10日、6回ことばと音のフェスティバル

「ふしぎな楽器“ストリングラフィ”コンサート」を開催しました。

 

糸電話の原理を応用した、絹糸と紙コップでできた楽器

「ストリングラフィ」のコンサート。

この楽器からどんな音が出るのでしょうか?

期待が高まります。

 

1405-3①.jpg  1405-3②.jpg

 

いよいよ開演。

まずは、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」

「大きな古時計」などの演奏をお楽しみいただきます。

 

1405-3③.jpg

バイオリンやチェロにも似た、繊細で温かみのある音色。

会場が一つの大きな楽器になったような、音に包まれる体験に

子どもだけでなく大人も夢中になります。

  

「糸と紙コップだけでどうやって音が出ていると思う?」

「今日は実験をしながら、ストリングラフィの秘密を教えるね」

 

 

1405-3④.jpg  1405-3⑤.jpg

楽器のしくみの説明も交えながら、楽しいプログラムが続いていきます。

 

そして、おはなしとコラボレーションした

『ピン・ポン・バス』(竹下文子作)の始まりです!

学校支援担当司書が朗読を担当し、ストリングラフィの音色とともに

おはなしが進んでいきます。

  

1405-3⑥.jpg

町の中を走るバスの風景がたのしい『ピン・ポン・バス』。

行きかう車やオートバイの音、スーパーマーケットや学校の音まで

様々な音がストリングラフィからとび出し、

まるで、一緒にバスに乗っているような気分に。

 

つぎは『ブレーメンの音楽隊』(グリム作)です。

こちらは、ロバ、イヌ、ネコ、ニワトリといった

様々な動物の鳴き声や足音を楽器で表現。

 

1405-3⑦.jpg

「山の音楽家」「かえるの合唱」など、みんなが知っている歌の

演奏も各所に織り込まれて、子どもたちからは自然に歌声が湧き起こりました♪

 

ふだんの絵本の読み聞かせとはひと味違った、

ストリングラフィとのコラボレーションでした!

多彩な音色が加わって、おはなしの世界がひろがる楽しみを

味わっていただけたのではないでしょうか。

 

最後に「カノン」を演奏してコンサートは終了。

終了後に、会場に設置された1本のストリングラフィを使って

音を出す体験もしていただきました。

 

1405-3⑧.jpg

合図に合わせて、みんなで小鳥やかえるの鳴き声を奏でました!

 

2回の公演に、合わせて130名以上の方にご来場いただきました!

「ヨムキクちよだ」は、来年もこどもの読書週間に合わせて

親子そろって本に親しむことのできる、様々な催し物を

企画していきます。どうぞお楽しみに!

Posted at:09:00

「ことばと音のフェスティバル♪」練習風景レポート

 

5月10日(土)は6回ことばと音のフェスティバル♪

ふしぎな楽器“ストリングラフィ”コンサートです。

いよいよ開催が近づいてきました!

 

先日行われた、ストリングラフィと朗読のコラボレーション

合わせ稽古のようすをレポートします♪

 

この日、千代田図書館の学校支援担当司書たちは

ストリングラフィ・アンサンブルのスタジオ・イヴへ

お邪魔しました。

 

1405-1①.jpg

 

練習場に張りめぐらされた、ソプラノ、アルト、ベースの

3台のストリングラフィがお出迎え。

練習の前に何曲か演奏していただきましたが、

まるで楽器の中で音楽を聴いているよう!

部屋全体が美しい音色に包まれます。

 

1405-1②.jpg

学校支援担当の司書たちも初めて見る楽器に興味津々。

 

当日のコンサートでは、ブレーメンの音楽隊』(グリム作)と

『ピン・ポン・バス』(竹下文子作)の2つのおはなしの朗読と

ストリングラフィの音楽とのコラボレーションを行います!

 

メロディを奏でるほかに、さまざまな動物の鳴き声

風や雨といった自然の効果音、車など街の効果音を出すのも

得意なストリングラフィ。

 

動物たちがたくさん登場する『ブレーメンの音楽隊』に

バスに乗っているような気分になれる『ピン・ポン・バス』。

音と朗読を合わせるタイミングなどをしっかり練習して、本番に備えます。

 

1405-1③.jpg

 

朗読にストリングラフィの音色が加わって、

おはなしの世界がいきいきと動き出すようなプログラムをお楽しみに♪

子どもも大人も楽しめるコンサートに、ぜひご来場ください!

 

******************************

ヨムキクちよだ2014

第6回ことばと音のフェスティバル♪

ふしぎな楽器“ストリングラフィ”コンサート

 

【日 時】 5月10日(土)

1回目11:00~/2回目14:00~

各回約1時間(開場は開演の15分前)

【会 場】 千代田区役所1階=区民ホール

【入場料】 無料

【席 数】 60席(当日先着順・申込不要/立ち見可)

【出 演】 演奏:水嶋一江さん、篠原もとこさん、

KIKUさん、鈴木モモさん

朗読:千代田図書館 学校支援担当司書

詳細は→コチラ

******************************

Posted at:09:00

「ヨムキクちよだ2014」が始まりました!

4月23日~5月12日の「こどもの読書週間」にあわせて

千代田区立図書館では、家族で楽しめるイベント満載の

「ヨムキクちよだ2014」を開催しています。

 

千代田図書館9階 第2展示ウォールでは

この期間中、絵本の展示「うたう絵本 かなでる絵本」を行っています。

 

140404-1.jpg  140404-2.jpg

 

読んでいるだけで音が聞こえてきそうな、楽しいおはなしの絵本や

赤ちゃんも楽しめるわらべうた絵本、

身近にある材料で自分だけの楽器が作れる工作の本など、

音楽をテーマに絵本や読み物30を展示しています!

 

展示している本はすべて貸出可能です。ぜひお手にとってご覧ください。

(貸出中の場合はご了承ください)

展示本のリストも配布しています。

 

******************************

ヨムキクちよだ2014

展示「うたう絵本 かなでる絵本」

【期 間】 5月12日(月)まで開催中

※4月27日(日)は休館日

【場 所】 千代田図書館9階=第2展示ウォール

******************************

 

また、千代田区役所1階 さくらベーカリーでは

「おはなしに出会えるパン屋さん2014が好評開催中です♪

 

140404-3.jpg

 

今年は『ブレーメンのおんがくたい』に出てくる

にわとり、ねこ、いぬ、ろばがかわいいパンになって登場です!

140404-4.jpg

写真左から

・にわとりボール 105円・ねこのジャムパン 155円

・ドッグパン 135円・ろばのチョコパン 155円

 

5月10日開催の「ふしぎな楽器“ストリングラフィ”コンサート」で演奏される

紙コップと絹糸でできた楽器「ストリングラフィ」をイメージして

紙コップの中に3種のミニサイズのパンを入れた

カップパンも販売しています♪

140404-5.jpg

写真はミニメロン、ミニチョコロール、ミニ大納言クリームのセット。

他に、ミニクロワッサン、ミニチョコロール、ミニ大納言クリームのセットもあります。

各205円(パンの価格はすべて税込です)

 

絵本の世界にぴったりのかわいいパンが揃いました♪

千代田図書館で展示を見たら、さくらベーカリーにもぜひお立ち寄りください!

 

******************************

ヨムキクちよだ2014

「おはなしに出会えるパン屋さん2014

【期 間】 5月12日(月)まで開催中

      ※定休日 日・祝

【場 所】 千代田区役所1階=さくらベーカリー

【協 力】 さくらベーカリー(ジョブ・サポート・プラザちよだ)

 

特製サブレをプレゼント

期間中、さくらベーカリーでお買い物の際、

レジで千代田区立図書館の貸出券を見せると、

特製サブレがもらえます!(数量限定・先着順)

******************************

 

ヨムキクちよだ2014について、詳しくはコチラをご覧ください。

Posted at:09:00

高校生による「つながる」をデザインするワークショップ 開催しました!

 

3月29日(土)、春休み中の高校生を対象とした

「つながる」をデザインするワークショップを開催しました!

 

今回集まってくれたのは、新高1以上の8名の皆さん。

このワークショップでは、2チームに分かれてのグループワーク

千代田図書館を舞台に「あたらしい交流の形」を考え

発表することに取り組みます。

 

学校も住んでいるところも違う初対面のメンバーとアイデアを発想し、

形にするのに「デザイン思考」をベースにした考え方を使います。

※「デザイン思考」とは…

デザイナーが新しいアイデアを考えるときの発想法を、

誰でも問題解決のために応用できるようにプロセス化した考え方のこと

 

ws1.jpg

説明だけを聞いているとなんだか難しそう…。

まだ表情が硬めの皆さんです。

 

まずは千代田図書館のコンシェルジュによるガイドツアーへ。

図書館を見学した後、高校生にとっての「図書館とは」「交流とは」を話し合います。

ws2.jpg  ws3.jpg

「図書館を通じて、幅広い年代の利用者と交流したい」と意見が

まとまったのはAチーム。一方Bチームは「本でつながる」を目指した

交流の形を考えることに決めたようです。

ここで生まれたキーワードに沿って今日のワークショップを進めていきます。

 

続いて、千代田図書館周辺の環境を観察するために

さくらみちフェスティバルで賑わう神保町古書店街へ。

古書店街や本と街の案内所を見学しました。

中には、古書店を見ることが初めてだという参加者も。

 

「幅広い年代との交流」を考えたいというAチームは、

さくらみちフェスティバルの休憩所で、思い切ってインタビューを決行!

様々な年代の方が快く答えてくださいました。

ws4.jpg  ws5.jpg

 

会場に戻って昼食後、図書館や街の観察で気がついたこと

書き出してグループ内で共有し、そこから解決すべき問題を見つける

ワークが行われました。

小さな気づきをメモして書き出し、グループ内で集めて

似たものを分類・整理し、アイデアを組み立てていく…。

 

話し合っているうちに、あっという間に中間発表の時間です。

それぞれのグループで考えたアイデアを、寸劇か紙芝居で発表します。

 

Aチームは「図書館にこんなコーナーがあったら世代間で交流できる」という

アイデアを寸劇で発表、

Bチームは「借りた本の感想を利用者同士で共有する」という

アイデアを紙芝居で発表しました。

ws6.jpg  ws7.jpg

 

限られた時間の中で、なんとか形にして発表した2チーム。

発表を見たプロのデザイナーから「よかった点」「修正すべき点」

アドバイスされ、さらにこのアイデアを磨く時間が与えられました。

 

よりよいアイデアにするために、さらに伝えやすくするために…。

一度考えたプランを組み立てなおすことに、チーム全体で

果敢に取り組む皆さんの姿が印象的でした。

 

ws8.jpg  ws9.jpg

 

いよいよ最終発表

Aチームは中間発表から、さらに具体的なプランとして

図書館内でのイベントを発案し、より細部までこだわった寸劇で表現。

Bチームは中間発表での紙芝居を寸劇に組み立てなおし、

より伝わりやすい形で発表しました。

 

発表後、観戦者が審査員となり

「問題の着眼点」「アイデアの独自性」「プレゼンの表現力」

の3つのポイントで採点を行います。

採点の結果はBチームの勝ち!

2チームの点差はたったの1点とかなりの接戦になりました。

両チームともすっかり緊張が解けて、最後は充実した表情で

一日のプログラムを終えました。

 

ws10.jpg

次から次へと考えをめぐらせ、仲間と共有してアイデアを磨き

形にするという慣れない体験を通し、参加者からは

「疲れたけど楽しかった!」「他校の生徒と知り合えてよかった」

という声が聞かれました。

参加者の皆さん、おつかれさまでした!

Posted at:09:00

コンシェルジュツアー"神保町まち物語"編を開催しました!

3月1日(土)

「図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー“神保町まち物語”編」

を開催しました!

 

恒例のコンシェルジュツアー、今回はテーマを「神保町の今昔」として

「本の街」神保町のなりたちや街の変遷をたどります。

まずは千代田図書館内で、コンシェルジュによるツアーの予習、

神保町の歴史を学ぶレクチャーが行われました。

 

machi1.jpgmachi2.jpg

 

武家屋敷が立ち並んでいた江戸時代から、神田の大火や関東大震災を

くぐり抜けて、学生の街・本の街へと発展してきた街の様子を解説していきます。

レクチャーでは、コンシェルジュの解説とともに

千代田区立図書館に所蔵されている資料を広げたり

千代田Web図書館の古地図を、iPadを使ってご覧いただきました。

 

machi3.jpg

神保町古書店街だけでなく、千代田図書館周辺の話も。

現在千代田図書館があるこの場所、江戸時代には

江戸城の厩(うまや)=馬を飼う小屋や蔵があったとのこと。

ご存じでしたか!?

 

レクチャーの後に休憩をはさみ、いよいよツアーへ出発です。

 

千代田図書館を出て、まずは九段坂方面へ。

現在昭和館がある場所には、江戸時代に蕃書調所(ばんしょしらべしょ)がありました。

 

machi4.jpg

もとは江戸幕府が海外事情の調査と教育のために創設した機関ですが

のちに名前、場所を変え現在の東京大学へと発展しました。

「学生の街」神保町の歴史はこの場所から始まったのですね。

 

machi5.jpg

靖国通りを神保町方面へ。俎橋(まないたばし)のあたりから

九段坂を振り返って、このあたりに路面電車が走っていた

明治後期~大正当時の絵はがきと現在の街の様子を比べてみます。

 

machi6.jpg

神保町に入ってきました。

昭和初期、関東大震災の復興期に建てられた看板建築矢口書店など

当時の面影をそのままに残す建物が現在も残っているのは

戦災を免れた神保町ならでは。

 

machi7.jpg  machi8.jpg

こちらも同時期に建てられた旧相互無尽会社ビルです。

コンクリート建築の表面をスクラッチタイルで覆い装飾しているのが特徴です。

この付近には大正11年にオープンした映画館東洋キネマもありました。

昭和初期、神保町には10館もの映画館が立ち並んでいたそうです!

 

この後も老舗の古書店や歴史的建築物を巡り、ツアーのゴール地点

本と街の案内所でコンシェルジュツアーは終了です。

 

参加されたのは、昔このあたりで学生生活を送っていた方、働いていた方から

今まで古書店街にはあまりなじみがなかったという方、

はじめて神保町に来たという方まで様々でした。

街の歴史を知ると、街歩きがますます楽しくなりますね♪

ツアーをきっかけに、神保町を隅から隅まで楽しんでいただければと思います。

 

参加された皆さん、ありがとうございました!

 

千代田図書館9階コンシェルジュブースでは、今回のツアーの内容をもとに

図書館コンシェルジュの『本と街の見聞調録』Vol.30

「神保町の歴史をたどる」を配布しています。

ぜひお手に取ってご覧ください!

(千代田図書館ホームページでも、コチラからご覧いただけます)

Posted at:15:00

四番町図書館のラウンジセミナー
「おはなし会をつくろう―実践読み聞かせ講座―」

四番町図書館で、ラウンジセミナー

「おはなし会をつくろう―実践読み聞かせ講座―」が開催されました。

このセミナーは、ご家庭での読み聞かせに活かしたいという方や

図書館などでの読み聞かせボランティアを行いたいという方を対象にした

2回連続の講座です。

講師を務めるのは、 毎週金曜日と第4日曜日におはなし会 を行う

四番町図書館の宮崎館長です。

 

1回目の今回、テーマは「プログラムをたてる」です。

講座はまず、素ばなし『蛙ぼたもち』で、受講者の皆さんに

おはなしを聞く体験をしていただくことから始まりました。

 

yomikikase1_20140120.jpg

 

絵を見ながら読む絵本と違って、耳だけでおはなしを聞いていると

大人でも、聞きながら頭の中に様々なイメージがふくらみ、

おはなしの世界へ引き込まれます。

 

子どもたちの想像力や集中力を伸ばし、本を好きになってもらうきっかけとして

欠かせないのが、お母さんやお父さんといった家族や親しい人にしてもらう

おはなし読み聞かせだといいます。

 

yomikikase2_20140120.jpg

 

「個々の絵本やおはなしを結びつけて、聞いている子どもたちを

  おはなしの世界に誘うプログラム作りは、おはなし会を作るうえで

  重要な要素です」と宮崎館長。

 

図書館で行うおはなし会でも、子どもたちを飽きさせないよう

手あそびを効果的に使ったり、ストーリー性を感じられるプログラム作り

したりと工夫しています。

 

つぎに、実際に絵本を何冊も挙げながら、絵本の種類やその特徴、

子どもの発達にあわせた絵本の選び方などが話されました。

 

「絵本選びに迷ったら、自分が読んでみて言葉が

  すんなりいくもの、ひっかからないおはなしを選ぶとよいです」

「読む自分が好きだから選ぶ、ということでもいいんですよ」

 

さらに、おはなし会を作るために必要な

具体的なプログラムの作り方や、読み聞かせに集中できる会場の作り方に加えて

絵本を読み聞かせするときに心がけたい、

読み方や絵本の持ち方・めくり方のコツも実演しました。

 

yomikikase3_20140120.jpg

「表紙、見開き、扉も順を追ってしっかり見せましょう。

 自分が読むときと同じようにめくりながら読んであげてください」

 

この講座では、次回の第2回に受講者が

自分で選んだ絵本の読み聞かせを行い、講評しあうということで

和やかなムードの中でも、皆さん真剣に聞き入っていました。

 

定員数を大幅に上回る、たくさんの方々にご参加いただいた

四番町図書館ラウンジセミナーの様子をお伝えしました!

皆さん、次回の読み聞かせ実践も頑張ってくださいね。

 

 

Posted at:09:00

「ようこそ!しかけ絵本の世界へ」展 本日から始まりました!

本日から12月15日(日)まで、

千代田区役所1階 区民ホールにて

「ようこそ!しかけ絵本の世界へ―120冊のとび出す絵本展―」

開催しています!

 

ehon1.jpg

 

会場には、実際に手に取って楽しめる

しかけ絵本が120冊以上展示されています!

普段、図書館や書店ではなかなか触れることのできない

しかけ絵本を、たっぷり楽しめる機会ですので、ぜひ遊びに来てください♪

 

ehon2.jpg

しかけ絵本を芸術の域にまで高めたといわれる

現代の人気作家、ロバート・サブダデヴィット・A・カーター

精巧で、迫力満点の絵本。

 

ehon3.jpg

ドールハウス型のしかけ絵本は、

なんと360度に開くしかけです!

 

ehon4.jpg

幅広い年齢の読者に愛され続けるピーターラビットのしかけ絵本のコーナー。

 

ehon5.jpg

男の子もワクワクの、乗り物や恐竜のしかけ絵本

たくさんあります!

 

このほか、歴史的に貴重な、しかけ絵本の復刻版のコーナーや

映像で見る「しかけ絵本のしくみ」、しかけ絵本の歴史がわかるパネル展示など、

盛りだくさんでお待ちしています。

 

子どもから大人まで夢中になれる、しかけ絵本の世界へ

ぜひ、お立ち寄りください!

 

 

「ようこそ!しかけ絵本の世界へ―120冊のとび出す絵本展―」

 

【期 間】開催中~12月15日(日)

【時 間】10:00~19:00(最終日は17:00まで)

【場 所】千代田区役所1階 区民ホール

【入場料】無料

 

 

Posted at:15:00

ふじみこども園の皆さんが千代田図書館へ遊びに来てくれました!

千代田図書館の千代田区読書振興センターでは

区立の小中学校や幼稚園・保育園などの教育関連施設へ

司書を派遣しています。

その派遣先のひとつ、ふじみこども園の皆さんが

千代田図書館へ遊びに来てくれました♪

 

ふじみこども園は、1年に2、5歳児が千代田図書館を訪れて

本に親しみ、図書館の使い方を学んでいます。

今回来てくれたのは、ふぁいと1組・2組の皆さんです。

 

ふじみこども園担当の司書が皆さんをお出迎え。

まずは、子ども室で絵本『あきいろおさんぽ』

(村上康成/作・絵 ひかりのくに)の読み聞かせです。

 

fujimi1.jpg

秋にぴったりの、たのしいお散歩のおはなしです♪

 

今年6月にも千代田図書館で、司書から

本の正しい持ちかた扱いかた本の借りかたを教わった皆さん。

「図書館には、今読んだ絵本以外にも、いろいろな種類の本があるよ」

今日は絵本やおはなしの本以外に、知りたいことを調べる本や

たくさんの言葉が載っている事典、おりがみなどのやり方が載っている本など

図書館にあるいろいろな本の種類について

本を見ながら、司書の話を聞きます。

 

fujimi2.jpg

こんなに大きい、恐竜の大きさがわかる本もありますよ!

 

次に秋らしいおはなしをもう一つ。

がまくんとかえるくんの本『ふたりはいつも』

(アーノルド・ローベル/作・絵 三木卓/訳 文化出版局)

から、「おちば」というおはなしです。

 

最後に、千代田図書館の本から一人一冊ずつ

自分が読みたい本を借りていきます。

 

fujimi3.jpg

 

本が決まったら、カウンターの司書のところへ。

時間をいっぱいに使って、じっくりと選ぶ子、

すぐに決めて、さっそく借りた本に熱中する子…。

みんなとても楽しそうに、思い思いに本を選んでいました。

 

千代田図書館の後は、本をもって北の丸公園へ行き

どんぐり拾いをして、ふじみこども園へ戻っていったそうです。

絵本やおはなしで聞いたような、ちいさな秋を発見できたかな?

 

ふじみこども園の皆さん、ぜひまた

千代田図書館へ本を借りに来てくださいね♪

 

 

Posted at:09:00

本と出会う読書サロン 第7期オープニングイベント
講演会「翻訳家は透明人間?」を開催しました!

11月19日(火)、「本と出会う読書サロン」第7期のスタートとして

新規メンバー募集をかねた講演会を開催しました。

 

講師は、幅広いジャンルの文芸翻訳で活躍中の

翻訳家 西田 佳子(にしだ・よしこ)さんです。

 

201311salon7-1.jpg

 

外国語の作品が、日本語に訳されて私たちの手元に届くまで

翻訳家はどんなことを考えながら、どんな仕事をしているのでしょうか。

今回は、私たちが知っているようで知らない翻訳家という仕事について

詳しくお話しいただきました。

 

201311salon7-2.jpg

 

講演の冒頭で「翻訳家には、英語の能力よりも日本語の能力のほうが

より求められるのではないでしょうか」とお話しされた西田さん。

なによりも、読みやすくて分かりやすい日本語を使うことを

第一に心がけているそうです。

そうすることで、翻訳作品を読んでいるということを読者が忘れるくらい

本の上では“透明人間”になりたいというのが西田さんの目標。

 

また、「翻訳は、読者に原文の意味が通じれば

それでいいというわけではありません」とも。

英文解釈のために訳す時と翻訳との大きな違いは

読者を楽しませる目的があるということだと、実際の英文を使いながら

説明してくださいました。

 

201311salon7-3.jpg

 「英語の文法通りなら、後ろから訳すのが一般的ですが

   登場人物の動きや物語に沿って、前から訳すのが翻訳の原則です。

   そうすることで、より読みやすくすっきりとした文になります」

 

この他にも、小学生向けや中高生向けの翻訳を

多く手がけてきた西田さんならではの、読みやすさを重視した

翻訳のテクニックや、外国文学が翻訳されて日本で出版されるまでのお話しを

ときには失敗談なども織り交ぜながら、楽しくお話しいただきました。

 

最後に、千代田区立図書館に所蔵している

西田さんの訳した本の一部を、一冊一冊取り上げながら

作品紹介翻訳時のエピソードをお聞きしました。

 

201311salon7-4.jpg

 

 「翻訳家になってよかったことは、自分が原書や英語の原稿を読んで

   日本の読者にこれを読んでほしい!と思った本を紹介する橋渡しになれること」

という言葉が印象的でした。

 

これからもさらに様々な作品の翻訳で活躍が期待される西田さん。

来月には、共訳の

『わたしはマララ:教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女』

(マララ・ユスフザイ クリスティーナ・ラム/著

 金原瑞人 西田佳子/訳 学研マーケティング)が発売されます。

 

西田さん、ありがとうございました!

 

「本と出会う読書サロン」では、第7期メンバーの募集を行っています。

詳しくはコチラをご覧ください。

 

 

Posted at:09:00

ツアー"珈琲と古書を愉しむ秋"編を開催しました!

11月9日(土)

「図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー“珈琲と古書を愉しむ秋”編」

を開催しました!

 

まずは前半、10階の特設イベントスペースで

今回の講師、“カネコーヒー”金子未歩さんが淹れてくださった

コーヒーを味わいながら、コーヒーにまつわる色々なお話をお聞きします。

 

tour1_201311.jpg  tour2_201311.jpg

千代田図書館が、今日だけは小さな喫茶店に変身!

コーヒーのいい香りが広がりました。

 

高校生の頃コーヒーの魅力に目覚めたという金子さん。

現在は、世界20か国の豆を選び抜いて、自家焙煎したコーヒーの販売

映画館・ギャラリーなどに出向いてはコーヒーを提供する出張喫茶で活躍中です。

そんな金子さんが「コーヒーを好きになるきっかけをくれた」のは

神田神保町だったそうです。

高校生、大学生の時代から今でも通い続ける思い出深いお店の数々や

神保町のカレー店、古書店でのアルバイトのエピソードも語っていただきました。

 

次に、コーヒーの淹れ方について。

フレンチプレスサイフォンハンドドリップの3つを

実演しながら、抽出と濾過の仕組みの違いや味の違い、

淹れ方のコツなどについてお話しいただきました。

 

tour3_201311.jpg

 

プロ並み、喫茶店並みとまではいかなくとも、自分好みの味に

淹れられるよう試行錯誤するのも、コーヒーの楽しみのひとつかもしれません。

参加した皆さんからも、家でコーヒーを淹れるときの質問が次々に出てきました。

 

最後にもう1杯ずつコーヒーを淹れていただきます。

今回、1杯目はコロンビアの豆、2杯目はエチオピアの豆と

味わいの違いが分かりやすい、2種類のコーヒーをご用意いただきました。

 

tour4_201311.jpg

コーヒーを丁寧に淹れる手元はやはり職人技。

 

 

休憩をはさみ、いよいよ神保町ツアーへ出発です!

 

tour5_201311.jpg

世界最大といわれる古書店街に加え、新刊書店や出版社も

数多く集まるこの町の歴史やトリビアなどを交えながら、

神保町を目指します。

 

今回はテーマにあわせ、料理にまつわる本やレシピ本など

飲食関連の分野の資料がとくに豊富な古書店

鳥海書房姉妹店と、高山本店に立ち寄り、店内を見せていただきました。

 

tour6_201311.jpg  tour7_201311.jpg

鳥海書房姉妹店では、江戸時代の料理本を

手に取って見ることができました!

このように、専門的な古書店が集まっているのも神保町の特徴のひとつです。

 

次に、前半のお話にも登場した、神保町に点在する

老舗の喫茶店の数々を巡っていきます。

 

tour8_201311.jpg  tour9_201311.jpg

路地裏に連なる、神保町の歴史を見守ってきた喫茶店の数々…。

昔から変わらない風景です。

 

本と街の案内所にたどり着いたら、今回のツアーは終了。

金子さん、立ち寄らせていただいた古書店の方々

そしてご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

 

 

Posted at:09:00

レポート「自分流アメリカ留学の見つけかた」

10月16日、米国大使館レファレンス資料室との連携で

アメリカ留学を考える人のためのセミナー

「留学アドバイザーが教える 自分流アメリカ留学の見つけかた」

を開催しました。

 

講師を務めたのは、日米教育委員会(フルブライトジャパン)

留学情報アドバイザー・市川 敦子氏です。

(当初、講師は米国大使館レファレンス資料室の橋本 由希子氏と

ご案内していましたが、開催日当日、米国政府機能の一時的停止により

変更となりました。)

 

ryugaku1.jpg

 

国際的な視野を広げたい、勉強や仕事に活かす語学力を身に付けたいと思う

学生やビジネスパーソンの留学先として根強い人気のあるアメリカですが

実際に留学を考えるとき、まず何から始めていいかわからないという方は

多いのではないでしょうか。

 

日米教育委員会(フルブライトジャパン)米国大使館レファレンス資料室

アメリカ国務省・教育文化局から支援を受けた

Education USAアドバイジングセンターとして、

自分に合ったアメリカへの留学方法を探している方を応援しています。

 

講演では、自分が何のために留学をするか・留学して何をするかという

目的さがしから始まり、語学留学・大学や大学院への留学などの

学び方の種類やそれぞれの学校の特徴留学準備の流れなど

順を追って詳しくお話しいただきました。

 

ryugaku2.jpg

 

 「留学先選びをきちんとできるかが、

   留学を実りあるものにできるかを左右します」と市川氏。

 

また、情報収集に役立つインターネットのサイトを開きながら

その活用法をお話しいただいたり、

滞在先を考える際のアメリカの地域別の特徴なども教えていただきました。

 

参加者は高校生・大学生から、ビジネスに活かす留学をお考えの社会人

また、お子様の留学を考える保護者の方など、さまざまでしたが

セミナー終了後も熱心に質問をする方が多く見られたのが印象的でした。

 

参加者からは

 「留学に対して漠然とした憧れしかなかったが、

   具体的にやるべきことがわかり大変よかった」

 「アメリカ留学について相談できる施設のことが知れてよかった」

という声を聞くことができました。

 

ryugaku3.jpg

 

市川さん、ありがとうございました!

 

千代田区立図書館では、日比谷図書文化館四番町図書館

米国大使館によるアメリカンシェルフを設置しています。

(アメリカンシェルフについて、詳しくはコチラの記事をご覧ください)

こちらでは、アメリカより寄贈された本を利用することができますので

ぜひ情報収集にお役立て下さい!

 

 

Posted at:09:00

「ブックスタート」をご存じですか?

今日は、千代田図書館が千代田保健所とともに取り組む事業

「ブックスタート」をご紹介します!

 

「ブックスタート」とは、

市区町村自治体が行う0歳児健診などの機会に

「絵本」と「赤ちゃんと絵本を楽しむ体験」をプレゼントする活動です。

NPOブックスタート ホームページより)

 

千代田図書館では、千代田保健所で行っている 3、4ヶ月乳幼児健診 

千代田区内のすべての赤ちゃんとその保護者を対象に

「ブックスタートパック」のプレゼントを実施しています。

 

bookstart1.jpg

↑こちらが「ブックスタートパック」

 図書館のおすすめ絵本や、

 ブックリスト「赤ちゃんと楽しむ絵本ガイド」のほか

 千代田区立図書館の利用案内やおはなし会のお知らせも入っています♪

 

3、4ヶ月乳幼児健診の日は、保健所の一角に

「赤ちゃん絵本コーナー」を設けています。

赤ちゃんと保護者は、健診を待つあいだに

こちらのコーナーで、千代田図書館所蔵の絵本を楽しむことができます。

 

bookstart2.jpg

 

ここでは、千代田図書館の児童担当の司書たちが

絵本の読み聞かせ手あそびを行ったり、わらべうたを歌って

赤ちゃんと保護者に、絵本を使ったコミュニケーションの大切さを伝えています。

 

まだ言葉のわからない小さな赤ちゃんでも、お母さんや司書の

絵本を読む声や歌声を聞くと、嬉しそうな笑顔を見せてくれます。

保健所での健診の間に、ほっと一息つくとともに

親子で絵本を楽しむきっかけづくりになればと思います♪

 

bookstart3.jpg bookstart4.jpg

 

気に入った絵本はその場で借りて帰ることができるほか、

千代田区立図書館の貸出券の作成や

司書による絵本選びのアドバイスなども行っています。

健診においでの際は、千代田図書館の司書にお気軽にお声掛けください!

 

bookstart5.jpg

 

千代田図書館のホームページでも、この取り組みを詳しくご紹介しています。

くわしくはコチラをご覧ください。

 

 

 

Posted at:09:00

レポート:ドイツのイラストレーター Ulf K.さんとおはなしを作ろう

四番町図書館で、ドイツのイラストレーター Ulf K.(ウルフ・カー)さん

小学生の皆さんが、イラストを描きながら

自分だけのおはなしを作って楽しむイベントが開催されました!

 

Ulf K.さんは、ドイツでイラストレーター・コミック作家として活躍中で

子ども向け・大人向けのコミックや絵本を数多く出版しています。

Ulf K.1.jpg

 

Ulf K.さんの作品には、シンプルな線で描かれた

親しみやすいキャラクターが登場します。

ドイツには子ども向けのコミックが少なく、自分で作りたかったというお話や

これまでに出した数々の本の紹介をしていただきました。

 「絵を描くときに心がけているのは、思いついたことをパッと描いてみること。

  他の人がどう思っても、自分の描きたいものを描けばいいんだよ」

と子どもたちに語りかけながら、実際に絵を描いてみせてくれる場面も。

 

Ulf K.2.jpg

↑絵本『ペレとブルーノ』に登場するキャラクター

ネコのペレがみるみる描きあがっていきます!

 

そして、いよいよおはなし作りの始まりです。

今日はUlf K.さんから子どもたちへ、2つの課題が出されました。

①空白のある3つのコマに絵を描きこんでおはなしを作ろう

②1ページに印刷されたおはなしの続きをスケッチブックに描こう

Ulf K.3.jpg

↑左が課題①、右が課題②

 

さて、どんなおはなしが生まれるでしょうか?

すぐに取りかかる子、紙に描かれたキャラクターの色塗りから始める子も…。

おはなしや絵が思い浮かばなくて、なかなか取りかかれずにいる子には

Ulf K.さんがやさしく声をかけていきます。

 「絵のキャラクターがびっくりしているね。君はどんなときにびっくりする?」

 「男の子が入っていった家はちょっと怖そうだよね。どんなことが起こるかな?」

Ulf K.4.jpg

 

 「びっくりした人が飛び上がっている絵はどう描くの?」

 「水から大きな怪獣が出てくる絵が描きたい!」

子どもたちからも質問やリクエストが出てきます。

そのひとつひとつにお手本を見せてくれたり、一緒に考えたりしていくうちに

みんなどんどんアイデアが浮かんで、おはなしを描き進めていきます。

Ulf K.5.jpg Ulf K.6.jpg

 

最後には、みんなが思い思いに描いたたくさんのおはなしが出来上がりました!

中にはイベントの終了後も残って絵を描き続けた子もいるほど。

 「みんなひとりひとり違うおはなしが出来て、すごいね!

  とても楽しかったね」とUlf K.さんも喜んでいました。

 Ulf K.7.jpg Ulf K.8.jpg

 

Ulf K.さん、ありがとうございました!

 

Ulf K.さんの本は、四番町図書館でご利用いただけます。

ドイツ語の本ですが、絵を見ているだけで十分に楽しめるものばかりです。

ぜひお手に取ってご覧ください♪

Ulf K.9.jpg

 

また、現在武蔵野美術大学で開催中の「13人のドイツ・コミック作家展」でも

作品を展示中です。こちらもぜひご覧ください。

「13人のドイツ・コミック作家展」

【会 場】武蔵野美術大学 美術館展示室2

【期 間】2013年11月16日(土)まで

【休館日】日曜日、祝日(9/23(祝)、10/27(日)、11/4(祝)は特別開館日)

【時 間】10時~18時(土曜、特別開館日は17時まで)

【入場料】無料

詳しくは→コチラ

 

 

Posted at:09:00

中川学さんのサイン会&親子イベントを行いました!

千代田図書館で開催中の企画展示「泉鏡花―その生涯と作品」

もうご覧になりましたか?

その中でもひときわ目を引くのが、館内4か所で展開する

『絵本化鳥(けちょう)』の原画展です。

 

先日、この原画を描いたイラストレーターの中川学(なかがわ・がく)さん

サイン会『絵本化鳥』の世界を親子で楽しむイベントが行われました!

 

イラストレーターとして活躍中の中川さんは、京都のお寺の僧侶でもあります。

作務衣姿で、来場者と気さくにお話ししながら

直筆イラスト入りのサインを書いてくださいました!

kechou1.jpg

 

展示期間中、10階の「ぬり絵コーナー」では

『絵本化鳥』に出てくる“鮟鱇博士(あんこうはかせ)”のぬり絵ができます。

たくさんの子どもたちが、思い思いに色を付けたぬり絵は

10階児童書コーナーの各所に展示されています。

 

次はこの「ぬり絵コーナー」に移動し、子どもたちとおしゃべりしながら

中川さんも一緒に鮟鱇博士のぬり絵を楽しみました。

 

kechou2.jpg

「子どものぬり絵の発想はすごいですね。大人が頑張ってもかないません」

子どもたちの力作を気に入ってくれた様子の中川さんでした♪

 

そして、この鮟鱇博士が出てくる場面を中心に

コンシェルジュによる『絵本化鳥』の朗読が始まりました。

幻想的なおはなしと美しい挿絵が織りなす絵本の世界に、

子どもも大人も引き込まれます。

kechou3.jpg

 

最後には、中川さんを囲んで、絵を描くようになったきっかけや

これまでに作ってきた本の制作秘話など、広くお話しいただきました。

kechou4.jpg

 

中学生の時に泉鏡花原作の映画「夜叉が池」を見て以来

大の“鏡花ファン”になったという中川さん。

イラストレーターとして絵を描いていくなかで

「自分の本当に描きたいものを描こう」と制作を始めたのが

自費出版で、初めて手掛けた泉鏡花作品の本

『繪草子龍潭譚(えぞうしりゅうたんだん)』でした。

 

それが金沢の泉鏡花記念館の方の目にとまり

「金沢の子どもたちに、金沢にゆかりの作家・泉鏡花を

知ってもらうために、“新しい鏡花本”を作りましょう」

と、『絵本化鳥』の制作が始まったそうです。

構想や下絵のスケッチなど、貴重な資料も見せていただきながら

たっぷりお話を聞くことができました。

 

中川さん、ありがとうございました!

 

千代田図書館の企画展示「泉鏡花―その生涯と作品」は

今月20日までです!

まだご覧になっていない方はぜひ足をお運びください。

中川さんのお話に出てきた『繪草子龍潭譚』の実物やイラストも

コンシェルジュブース周辺で展示中です♪

kechou5.jpg  kechou6.jpg

 

また、『絵本化鳥』は千代田区立図書館でもご利用いただけます。

子どもから大人まで楽しめる美しい絵本です。

こちらもぜひお手に取ってご覧ください。

 

kechou7.jpg

『絵本化鳥』

泉鏡花/ぶん

中川学/ゑ

国書刊行会/刊

 

 

Posted at:09:00

昌平幼稚園・保護者会で「読み聞かせ講座」を行いました

千代田図書館の千代田区読書振興センターでは

区立の小中学校や幼稚園・保育園などの教育関連施設へ

司書を派遣しています。

その派遣先のひとつ、昌平幼稚園の保護者会で、司書が講師を務める

幼稚園児のお母さんのための「読み聞かせ講座」が行われました。

 

講座はわらべうたの実演から始まりました。

yomikikase1.jpg

 

かわいい人形や小道具を使いながら、子どもと一緒に

歌ってくださいね、と司書からのアドバイス。

 

「わらべうたを日常生活の中でもとり入れるといいですよ」

たとえば、「ととけっこうよがあけたまめでっぽうおきてきな」と歌う

わらべうた「ととけっこう」は、朝子どもを起こすときに

“まめでっぽう”のところを子どもの名前に変えて歌ってみると

楽しく起きられるとか。

 

つぎに、絵本の読み聞かせの大切さについてのお話です。

 

「一日5分でも、お母さんの声で読み聞かせをしてあげてください」

絵本の読み聞かせは、子どもが物語の世界と出会うきっかけであり、

聞く耳を育て、豊かな想像力を育む“耳からの読書”です。

 

「よく、読むのが得意ではないからと、司書の方にお願いしたいと言われたり

 俳優さんなどが読んでいるCDのほうがいいのでは?とも言われますが

 そんなことはないんです。ぜひ、お母さんの温かい声で読んであげてください」

 

司書としてのアドバイスだけではなく、自身の子育てのエピソードなども

交えながらのお話に、若いお母さん方も興味津々でした。

 

最後に、絵本の読み聞かせの実演をして講座は終了です。

読んだのは、『ラヴ・ユー・フォーエバー』(ロバート・マンチ/作 岩崎書店)。

yomikikase2.jpg

 

幼稚園児のお母さんである出席者の皆さんにとって

ふだん読み聞かせはしていても、人から本を読んでもらうことは

とても珍しい体験だったのではないでしょうか。

大人が読んでも心を動かされる絵本の世界に、

会場に集まった30名以上の皆さんが、ぐっと入り込んでいたのが印象的でした。

 

参加された皆さま、おつかれさまでした!

昌平幼稚園のある昌平童夢館には、昌平まちかど図書館が併設されています。

お子さんと一緒に、図書館で本を選んで

ぜひ読み聞かせの時間を楽しんでください♪

 

 

Posted at:09:00

「夏のわくわく課外授業」レポート②【社会】【図工】+展示のお知らせ

千代田図書館では今年も、夏休みの小学4~6年生とその保護者を対象に

「夏のわくわく課外授業」を、4教科にわたり開催しました。

今回は、8月10日に行われた社会

8月21日に行われた図工の授業風景をレポートします♪

 

◆◆8月10日(土)社会◆◆

「古地図でタイムスリップ!千代田区たんけん」

 

「社会」の先生は、日比谷図書文化館 文化財事務室で

学芸員をされている、高木知己さんです。

natsu2-1.jpg

 

高木先生は、千代田区の史跡や古い資料の調査・研究をしています。

昔の千代田区はどんな町だったのでしょうか?

まずは“東京都千代田区”が、まだ“東京市神田区・麹町区”だった頃の古地図

町の様子がさらにくわしく描かれている切絵図を見ながら、

江戸時代の千代田についてお話ししていただきました。

 

natsu2-2.jpg

 

切絵図を見ると、千代田区の中でも麹町駿河台には

当時と変わらない地形があることがわかりました。

その他にも、江戸時代の水路の跡が残る秋葉原公園

今はなくなってしまった江戸時代の町名の名残を知ることのできる

神田駅近くのガードなど、区内には昔の千代田を知る手がかりが

たくさん残されていることを学んだ授業でした!

 

natsu2-3.jpg

最後には、実際の古地図を間近で見ていただきました。

お父さん、お母さんも興味津々です。

 

 

◆◆8月21日(水)図工◆◆

「体験!ノートづくりと活版印刷」

 

「図工」の先生は、印刷博物館「印刷の家」インストラクターの皆さんです。

natsu2-4.jpg

 

ふだん図書館や学校で手にする本は、どのように作られているのでしょうか?

授業では、中綴じ製本のミニノートづくり活版印刷体験

ワークショップを行いました!

 

2班に分かれて作業開始。こちらはミニノートづくりです。

A3の大きさの紙を2枚、3回ずつ折ってノートのページを作りましょう。

紙に印刷されている数字を見ながら折っていきます。

natsu2-5.jpg  natsu2-6.jpg

 

今回は32ページのノートなので、隣り合うページの数字の合計が“33

なっていれば成功だよ、という説明に、みんなから「へぇ~」と声があがります。

オリジナルの表紙をつけて、ホチキス止め、裁断をしたら完成です!

natsu2-7.jpg

 

こちらは活版印刷体験。今回は自分の名前をひらがなの活字で印刷します。

印刷に使うのは鉛でできた活字。たくさん並ぶ中から

自分の名前を1文字ずつひろっていきます。

natsu2-8.jpg  natsu2-9.jpg

苗字と名前の間には余白用の一段低い活字を入れることも忘れずに。

 

活字を版にしっかりとセットしてもらったら、いよいよ印刷です。

卓上の活版印刷機を使って、上手に刷れるかな?

ハンドルをしっかりと握って、緊張の一瞬です。

natsu2-10.jpg  natsu2-11.jpg

世界に一つだけの名前入りしおりとミニノート、大事に使ってくださいね!

 

高木先生、「印刷の家」の皆さん、ありがとうございました!

参加くださった皆さん、おつかれさまでした!

こうして今年の「夏のわくわく課外授業」は、すべての教科を終了しました。

 

そして、千代田図書館では今、

今年の「夏のわくわく課外授業」すべての教科の

授業の様子をご紹介する展示を行っています。

natsu2-12.jpg

各教科の内容をさらに知ることができるおすすめの本の展示

参加者の皆さんにお配りしたブックリスト(子ども向け・大人向け)の配布

行っていますので、ぜひご覧ください!

 

【期 間】 開催中~9月8日(日)

【場 所】 千代田図書館9階=第2展示ウォール

 

 

Posted at:09:00

「夏のわくわく課外授業」レポート①【国語】【理科】

千代田図書館で、夏休みの小学4~6年生とその保護者を対象に行う

「夏のわくわく課外授業」が今年もスタートしました!

今回は、8月3日に行われた国語

8月7日に行われた理科の授業風景をレポートします♪

 

◆◆8月3日(土)国語◆◆

「遊んで学ぶ 漢字の世界」

 

「国語」の先生は、福井県で中学校教諭をされている

今村公一さんです。

natsu1-1.jpg

 

授業はまず古代文字クイズからスタート!

絵のようにも見える古代文字が、何を表しているかわかるかな?

natsu1-2.jpg

 

次に、紙コップや厚紙を使って漢字ゲームを作ってみましょう!

これは、紙コップ漢字ルーレット

natsu1-3.jpg

紙コップを2つ重ね、上のコップに四角い窓を2つ切り抜きます。

窓の外にへん、中につくりを書けば

くるくる回して、共通の部首を持つ漢字が学べます。

他にも、この窓に古代文字とその文字の表す意味をそれぞれ書いて

古代文字の意味を当てるゲームを作ったり…。色々な勉強に活かせそうです。

 

こちらは漢字ジグソーパズルを作っているところ。

natsu1-4.jpg  natsu1-5.jpg

上と下、右と左に分けられる漢字をカードに書き込んでいきます。

正方形の4つの辺に、すべて漢字を書けたらシャッフル!

これ、すべての漢字がぴったりとはまるように

組むのが、とっても難しいんです!

お父さんやお母さんも、思わず夢中になっていました。

 

最後に作ったのは画数じゃんけん

1~20画までの漢字の札を作り、同じテーブルのみんなで対戦です。

natsu1-6.jpg

漢字の勉強が、少しの工夫でこんなに楽しくなるんですね!

今日覚えたゲームを、ぜひ学校のみんなやご家族にも教えてあげてくださいね♪

 

 

◆◆8月7日(土)理科◆◆

「知ることから始めよう 身近な防災」

 

「理科」の先生は、気象予報士と防災士の資格を持つ

紙芝居師、くぼてんきさんです。

natsu1-7.jpg

 

理科の授業は、拍子木の音で始まりました!

「これから雨が降るというとき、鳥はどんなふうに飛ぶと思う?」

生活の中にある身近な天気予報の話や、

今年も各地で大きな被害をもたらしているゲリラ豪雨のしくみの話など

紙芝居なので、とてもわかりやすいんです。

natsu1-8.jpg

 

近年、大人だけでなく、子どもの間にも防災の意識が高まっているのが

地震への備えではないでしょうか。

「みんなが、この先交通事故や火災にあう確率よりも

 地震にあう確率の方がずっと高いかもしれない。

 だから、正しい知識を身に付けることは大事なんだよ」とくぼ先生。

地震のしくみを紙芝居で説明したあと、“全国地震動予測地図”を見て

みんながそれぞれ気が付いたことを話し合いました。

natsu1-9.jpg  natsu1-10.jpg

 

大雨や地震に遭遇した時、どうしたらいいか改めて知ったところで

今度は、千代田区の地図を使って自分だけのハザードマップを作りましょう。

皆さんの家の周りや通学路、千代田図書館へ来るまでの道のりなどで

災害にあったことを想定します。

大雨で川があふれたらどうやって帰る?

避難所に歩いていくまでに危険そうな場所はないかな?

区役所で配布しているハザードマップと見比べながら考えてみます。

natsu1-11.jpg

最後に、もしもの時の非常持ち出し袋の中身を

みんなで確認して授業は終わり。

災害のしくみを知って、もしもの時のために普段から

家族で話し合うことの大切さがよくわかる授業でした。

 

今村先生、くぼ先生、ありがとうございました!

そして参加くださった皆さん、おつかれさまでした!

「夏のわくわく課外授業」は、社会図工と続きます。

 

 

Posted at:09:00

今年も「レファレンジャー」が活躍中です!

先日コチラでお知らせした「調べもの戦隊 レファレンジャー」

今年も、千代田図書館四番町図書館でスタートしました。

refarepo1.jpg   refarepo2.jpg

↑この表示が“出動中”の目印です!

 

8月3日・5日の2日間で、レファレンジャーに寄せられた

相談と調べものの例をご紹介しましょう。

refarepo3.jpg   refarepo4.jpg

 

例1 自由研究

「魚についてしらべたい」(小2 男子)

いくつか、調べたい事柄を書き出して相談に来てくれました。

魚の中でもサメが好き、とのことだったのでサメについての本を見ていると

“サメは歯が生え変わる”ということを発見しました。

そこで、図書館にある魚の図鑑などを使って

サメの歯についての調べものをすることに。

「魚はどうやって寝るの?」という質問も出てきたため

魚たちの夜の様子が書かれた本を紹介しました。

また、魚に触れられることのできる水族館も、本で調べました。

 

例2 読書感想文

「読書感想文、どんな本を読もう?」(小4 女子)

まず、どんな本がいいか一緒に考えることにしました。

好きな本を聞くと、“冒険もの”とのこと。

そこからさらに、「動物が出てくる話がいい」

「自分と同じくらいの年の子が活躍する話が読みたい」

という希望を話してくれました。

本を何冊か紹介している中で、レファレンジャーから

「今までに冒険をしたことがある?」という質問をしました。

登場人物がどういう気持ちか、自分の体験と照らして

考えてみたらどうかな?とアドバイス…。

 

このように、じっくりと話を聞くことで

子どもの疑問希望を聞き出し、本探しにつなげています。

 

訪ねてくる子どもたちがどんな質問を持ってくるのか、

どんなことに興味があるのか、レファレンジャーの学校支援担当司書たちも

楽しみにしながら図書館で待っています。

もちろん保護者の方からの質問も大歓迎!

ぜひ、レファレンジャーバッヂをつけた司書に

声をかけてみてくださいね♪

refarepo5.jpg

 

ご好評につき、四番町図書館へのレファレンジャー出動日が増えました!

3日間→10日間と、大幅に日程を増やしてお待ちしています。

詳しくは下の欄をご覧ください。

 

☆☆調べもの戦隊 レファレンジャー☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

開催日★ 千代田図書館(場所:10階カウンター)

     8月7日(水)、9日(金)、10日(土)

     27日(火)~31日(土)

      四番町図書館(場所:こども図書館)

     8月7日(水)、8日(木)9日(金)、13日(火)、15日(木)

     20日(火)、22日(木)、27日(火)、29日(木)

      ※赤字で示してある日が、増えた開催日です。

時 間 10:00~16:00

対 象 中学生までのお子さまとその保護者

詳しくはコチラ(千代田区立図書館こどもページ)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

Posted at:09:00

レポート「ビブリオバトル入門~開催のコツ教えます~」

6月30日、講演会「ビブリオバトル入門~開催のコツ教えます~」

開催しました!

 

今回は、ビブリオバトルの考案者

立命館大学准教授の谷口忠大さんをお招きし

自分たちでもビブリオバトルをやってみたい!という方のために

開催のコツを知り、ゲームを体験するための講演会を行いました。

biblio1_201307.jpg

 

まずは、何よりもゲームを知っていただこうということで

谷口さんが代表を務める、ビブリオバトル普及委員会のメンバーによる

エキシビジョンバトルからスタートです。

学生、書店員、そして千代田図書館コンシェルジュという顔ぶれの3名からは

それぞれの好みや個性があらわれた3冊が紹介されました。

biblio2_201307.jpg

↑参加者の皆さまによる投票の結果、チャンプ本は

『ブックストア ニューヨークで最も愛された書店』

(リン・ティルマン/著 晶文社)に決定!

 

続いての講演では、「なぜ発表時間が5分なのか」

「なぜ発表の時に原稿を用意してはいけないのか」など

このゲームに参加・開催するにあたって浮かんでくる疑問を具体的に挙げ

公式ルールが生まれた経緯とともに、お話しいただきました。

これからビブリオバトルを始めようという方、また何回か開催している

という方にとっても、考案者からその経緯を聞くことで

より一層ゲームへの理解を深められる機会となったのではないでしょうか。

 

休憩をはさみ、いよいよ参加者全員による体験の時間です。

3~4人一組のチームに分かれ、会場で一斉にビブリオバトルがスタート!

事前に用意してきた本を各々が紹介し、チーム内で投票を行いました。

biblio3_201307.jpg

 

「“まず自分たちでやってみよう”というのが一番大事」

という谷口さんの言葉通り、

体験することでゲームが身近になった、自分の仲間ともやってみようと思えた

という参加者の声を聞くことができました。

 

もともとは谷口さんの研究室の仲間たちで

楽しんでいたのが始まりというビブリオバトル。

徐々に口コミで広まり、現在では全国の図書館や書店・学校などで

開催されるまでに広がりをみせています。

   「友達の家に遊びに行くと、つい本棚を見てしまいますよね。

   友達の本棚をのぞきこむような気持ちでゲームを楽しんでいただきたい」

とお話しされていた谷口さん。

 

参加者の皆さまには、ビブリオバトルを通じて

今まで読まなかった分野や作家の本と出会い

新たな読書の楽しみを発見するきっかけとなればと思います。

 

 biblio4_201307.jpg biblio5_201307.jpg

谷口さんの講演の中で使用された、ビブリオバトル公式ガイドブック

『ビブリオバトル入門~本を通して人を知る・人を通して本を知る~』

(吉野英知須藤秀紹大谷裕谷口忠大/監修 ビブリオバトル普及委員会/編著

一般社団法人情報科学技術協会)

は、千代田図書館でもご利用いただけます。

開催の実例や各地の取り組みが紹介されていますので

ビブリオバトルを知りたい・やってみたいという方は、ぜひお手に取ってみてください。

 

ご参加いただいた皆さま、

谷口さん、普及委員会の皆さま、ありがとうございました!

 

 

Posted at:09:00

お茶の水小学校「読書旬間」のおはなし会

千代田図書館の千代田区読書振興センターでは

区立の小中学校や幼稚園・保育園などの教育関連施設へ

司書を派遣しています。

そのひとつ、千代田区立お茶の水小学校では

春・秋・冬の3回、それぞれ10日間の

「読書旬間(どくしょじゅんかん)」を設け

児童の皆さんが本に親しみ、読書活動を充実させるための

取り組みを行っています。

ochasho1.jpg

今回、6月10日~21日の「春の読書旬間」の締めくくりとして行われた

千代田図書館の司書による「おはなし会」にお邪魔しました!

 

この日は1・2年生向けと4~6年生向けの2回のおはなし会が行われました。

2時間目の授業の時間、まずは4~6年のおはなし会です。

「はじめのおはなし」という短い素ばなしの次は

絵本『半日村』斉藤隆介/作 岩崎書店)の読み聞かせです。

大きな山が村の後ろにあるせいで、半日しか陽が当たらない半日村。

村の子・一平は、そんな村のためにある行動を起こします…。

ochasho2.jpg

↑みんなおはなしに聞き入っています。

 

絵本のあとは、長崎弁の歌が楽しい手あそび「でんでらりゅうば」

素ばなし『こすずめのぼうけん』(ルース・エインスワース/作 福音館書店)と続き、

最後は『落語絵本 じゅげむ』川端誠/作 クレヨンハウス)です。

落語でおなじみの長い長い名前を、本に合わせてみんなで言ってみるのですが

文字を見なくても、すらすらと言える子が多くて驚きました!

 

続いて3時間目は1・2年生のおはなし会です。

こちらも「はじめのおはなし」から。

絵本は『ねこのくにのおきゃくさま』(シビル・ウエッタシンハ/作 福音館書店)です。

働き者だけど楽しみのない「ねこのくに」に不思議なお客様がやってきて…。

読んだ後、「このおはなしで、誰がどんなことに挑戦してたかな?」

司書の呼びかけに、元気のいい声がたくさんあがりました。

 

手あそびは「もしもしかめよ」です。

おなじみの歌に合わせて、ちょっと難しい手の動きに挑戦しました。

ochasho3.jpg

 

続いて、こちらでも素ばなし『こすずめのぼうけん』です。

1・2年生は、マイクを使わないおはなしにも

しっかり耳を傾けて、上手に聞けていました!

 

最後に詩「いろんなおとのあめ」(『へんなかくれんぼ』より 岸田衿子/作 のら書房)。

朗読に合わせて、いろんな雨の音をみんなの声で表現しました。

 

今回のような「おはなし会」のほかに

読書旬間中の給食には、図書室の本にちなんだメニューが出たり、

秋・冬の読書旬間ではお茶の水小学校の前身である

錦華小学校の卒業生・夏目漱石にちなんだ「漱石暗唱コンテスト」が開催されるなど

さまざまな読書への取り組みが行われています。

(「漱石暗唱コンテスト」についての過去の記事はコチラ

ochasho4.jpg  ochasho5.jpg

 

お茶の水小学校の皆さん、ありがとうございました!

今後も、千代田区内の各学校の読書活動について

このブログでご紹介していきます♪

 

 

Posted at:09:00

レポート:第6期読書サロン オープニングイベント
「白い紙に地図を書くように読書を楽しもう」

5月21日(火)、「本と出会う読書サロン」第6期のスタートと

新規メンバー募集をかねた講演会を開催しました。

 

講師は、ミステリーや大衆小説の書評などで活躍中の

書評家 杉江 松恋(すぎえ・まつこい)さんです。

salon-op1.jpg

 

講演は、“読者が本を自由に読むことと作家の意図”の話から始まりました。

読者にとって、著者の考えのヒントを提示してくれる“あとがき”は

とてもありがたい存在です。

でも、そればかりに注目し、著者の正解に近づきたいと思いながら読むことは

「読みの自由度」を殺しているのではないか?と語る杉江さん。

 

その後のお話の中で、読書の楽しみ方が2つ提示されました。

・著者の思惑にばかり近づこうとせず、虚心坦懐に「空白の上で読む」

・一冊の本から、テーマや題材などを連想ゲームのように広げて「放射状に読む」

まさに、“白い紙に地図を書くように”ですね。

インターネット書店Amazonにおすすめされた本をとにかく何でも読む実験など

読書の楽しみ方に刺激を与えてくれるようなお話も聞くことができました。

 

salon-op2.jpg

 

日本のベストセラー小説から、アメリカのポストモダン文学、はたまた絵本まで、

幅広いジャンルの本を例にあげながら

読書の楽しみについて縦横無尽に語ってくださいました。

講演の冒頭で、ご自身の仕事は

「いかに物語の核心をしゃべらないで人に本を紹介するか」

であるとお話しされていた杉江さん。

講演中にあげられたすべての本を、読んでみたい!と思わせる

魅力的な本の話を聞かせていただきました。

 

短い時間ではありましたが、わたしたちが普段知ることのない

書評家の頭の中をのぞき見したような講演会でした!

 

杉江松恋さんの書評はこちらのサイトでも読むことができます。

BookJapan

 

また、「本と出会う読書サロン」では、第6期メンバーの募集を行っています。

詳しくはコチラをご覧ください。

 

 

Posted at:09:00

アメリカンシェルフ開設記念おはなし会レポート

先月、四番町図書館アメリカンシェルフが設置されました。

(アメリカンシェルフについて、詳しくはコチラの記事をご覧ください。)

america1.jpg

 

これを記念して、四番町図書館での開設記念式の後

「マクグリンチーさんと楽しむおはなし会~LET’S ENJOY ENGLISH~」

が開催されました!

 

四番町図書館では毎週金曜日におはなし会を行っていますが

今回は特別なプログラムです。

アメリカ大使館のマクグリンチー情報資料担当官をお迎えして

英語での読み聞かせと、四番町図書館長の日本語での読み聞かせを交互に行いました。

 

まずはじめに、絵本『きょうりゅうたちのおやすみなさい』

(原題How Do Dinosaurs Say Good Night?』ジェイン・ヨーレン/作 小峰書店)

  america2.jpg

 

つぎに、『おはなしおばさんの世界のおはなし・むかーしむかし』

(藤田浩子/編F・ストーリングス/再話 一声社)

より、ネズミの指人形とネコのぬいぐるみを使って

「ネズミのかあさん ネコに勝つ」のおはなしです。

子どもたちも声を出して、英語と日本語の動物の鳴き声を比べてみました。

 

そして、再び絵本の読み聞かせです。

『グランパ・グリーンの庭』

(原題Grandpa Greenレイン・スミス/作 BL出版)

america3.jpg

普段とは違った英語での読み聞かせにも、子どもたちは一生懸命聞き入ります。

絵を見ればちょっとわかるよ!という声も聞かれました。

 

最後は英字新聞を使って

みんなで「ピクニックに行こう!」の折り紙遊びです。

(出典『お話会のプログラム』佐藤凉子/著 編書房)

america4.jpg   america5.jpg

新聞紙がぼうし、おにぎり、ボート…と次々に形を変えます!

マクグリンチーさんや、会場の大人たちも

子どもたちと一緒に折り紙を楽しみました。

 

四番町図書館のアメリカンシェルフには、今回登場したような

アメリカの絵本・児童書の他にも

旅行語学の学習のための本、写真集などがあります。

ぜひ、親子そろってアメリカンシェルフをのぞいてみてくださいね♪

 

 

Posted at:09:00

「第5回 ことばと音のフェスティバル♪」開催!

4月27日(土)、こどもの読書週間イベント

「第5回 ことばと音のフェスティバル♪」を開催しました。

 

4年ぶりの神田祭・本祭にあわせて、今年のテーマは「おまつり」。

神田明神稚児太鼓の皆さんの太鼓の演奏で幕開けです!

子どもたちの懸命な姿と、迫力ある演奏に

早くも会場は熱気に包まれました。

fes1.jpg

 

次に、絵本作家 風木一人(かぜき・かずひと)さんにご登場いただき

ご自身の作品『たいようまつり』『おやゆびさん』

『おおきな木のおはなし』の三作を朗読していただきました。

作品に込めた作者の思いを聞くことのできた、貴重な機会となりました。

fes2.jpg  fes3.jpg

 

ここからはJPIC読書アドバイザークラブ首都圏の有志の皆さんによる

読み聞かせです。

まずは紙芝居『ぴよぴよたんけんたい』

fes4.jpg

そして、太鼓と絵本のコラボレーションです。

『風の又三郎』(宮沢賢治/作 くもん出版)の一節を使い

来場者の皆さんも一体となって太鼓との掛け合いを楽しみました。

fes5.jpg

 

そして、絵本『ドオン!』(山下洋輔/作 長新太/絵 福音館書店)では、

絵本に登場する太鼓の音を実際の演奏で表現しながらおはなしが進んでいきます。

絵本のクライマックスでは、たくさんの太鼓の音がぴったり合い

おはなしの最後を飾りました。

fes6.jpg

 

最後にもう一度、神田明神稚児太鼓の皆さんと

中学生~大人からなる将門太鼓の皆さんによる

太鼓の演奏で「ことばと音のフェスティバル♪」は終了しました。

 

絵本の読み聞かせに太鼓が加わると、迫力も楽しさも増して

普段とは違った楽しみ方ができました♪

間近で聞く太鼓の音に胸が高鳴る、親子そろって楽しめるイベントとなりました!

 

展示「絵本で知ろう!日本のおまつり、世界のおまつり」

今月12日(日)まで千代田図書館・9にて開催中です!

神田祭・本祭もいよいよ今月9~15に迫ってきました。

陽の光がまぶしいこの季節に、ますますおまつりが楽しみになりますね♪

Posted at:09:00

「こどもの読書週間」絵本の展示が始まりました!

千代田図書館9階 第2展示ウォールにて

「こどもの読書週間」期間中

絵本の展示「絵本で知ろう!日本のおまつり、世界のおまつり」

を開催しています!

 

omatsuri1.jpg

 

千代田区の神田明神では今年、4年ぶりに神田祭・本祭が行われます。

そこで、「おまつり」をテーマに

神田祭をはじめとして、日本のおまつりや行事を知ることのできる絵本、

また、世界各国のおまつりや行事を知ることのできる絵本を

約30冊展示しています!

 

omatsuri2.jpg

 

神田祭などのおまつりが楽しみになる本や

さまざまな文化のちがいに触れられることのできる本が

たくさんあります!

ぜひ、お手に取ってご覧ください。

******************************

こどもの読書週間企画①

展示「絵本で知ろう!日本のおまつり、世界のおまつり」

【期 間】 開催中~5月12日(日)

      ※4月28日は休館日

【場 所】 千代田図書館9階=第2展示ウォール

            展示中の資料は貸出を行っていません。館内でご覧ください。

            なお、展示終了後は、予約・貸出が可能になります。

******************************

 

 

また、「おはなしに出会えるパン屋さん2013も好評開催中です♪

千代田区役所1階さくらベーカリーにて

「日本三大祭のパン」「世界のドッグパン」を全6種発売しています。

千代田図書館で展示を見たら、さくらベーカリーにもぜひお立ち寄りください!

omatsuri3.jpg  omatsuri4.jpg

******************************

こどもの読書週間企画②

「おはなしに出会えるパン屋さん2013

【期 間】 開催中~5月11日(土)

      ※定休日 日・祝

【場 所】 千代田区役所1階=さくらベーカリー

【協 力】 さくらベーカリー(ジョブ・サポート・プラザちよだ)

******************************

について、詳細は→コチラ

 

 

Posted at:09:00

情報誌「千代田図書館」Vol.12

今月、千代田図書館では 『千代田図書館情報誌Vol.12』 を発行しました。

vol12.1.jpg

 

特集のひとつ「コンシェルジュがゆく」では、「趣味の本を探しに古書店へ」

と題して、神保町にある6つの古書店をご紹介しています。

乗り物、スポーツ、美術など、親しみやすい分野の本を扱っている古書店ばかりです。

地図も掲載されているので、図書館で情報誌を手にして

そのまま神保町に出かけてみてはいかがでしょうか?

 

また、千代田図書館で発見した驚きや楽しみについて

新館長が語っている「千代田探し」

千代田区の地域産業のひとつ“出版業”についての資料を集めた

「出版にまつわる本棚」の、出版関連の社史紹介についても取り上げています。

(詳しくは→コチラ

 

さらに、この春リニューアルした千代田図書館のホームページについても

ご紹介しています。

マイページへのログインや本の検索がしやすくなり、

トップページのカレンダーで各館の情報が一目でわかるようになりました。

新しくなったホームページもぜひご利用ください♪

 

vol12.2.jpg

 

今号も充実の内容の『千代田図書館情報誌Vol.12

千代田区立図書館内の他、「本と街の案内所」など区内各所で配布中です。

 

読書の楽しみをますます深めてくれる情報誌を

ぜひお手に取ってご覧ください!

 

 

Posted at:09:00

コンシェルジュに密着!②「コンシェルジュのおすすめ店」取材

コンシェルジュブースに月替わりで登場する「コンシェルジュのおすすめ店」の掲示。

毎回、千代田区内の飲食店や菓子店、雑貨や本を扱うお店など

コンシェルジュ自らが厳選、取材したお店を紹介しています。

今回は新人コンシェルジュ二人の、初めての取材に同行しました!

 

今回のお店は「甘味おかめ麹町店」

皇居・半蔵門からほど近く、お花見の休憩で立ち寄るのにぴったりの甘味処です。

osusume1.jpg

 

ご紹介するのはこちら、2~5月上旬限定の「さくらおはぎ」

osusume2.jpg

作りたてのあたたかいおはぎに、緊張気味の顔もほころびます。

お店の方にこだわりポイントなどのお話を伺って、写真撮影。

おいしさを伝えるためにしっかりと味わって、その感想をメモします。

osusume3.jpg

 

「おすすめ店」の取材のあとは、こちらも初めての「さくら特集」の取材です。

コンシェルジュブースでご紹介することの多い東御苑・北の丸公園を

丁寧に巡りながら、見ごろの桜をチェックしました。

この日は東御苑のコシノヒガンザクラが満開でした。

osusume4.jpg

枝いっぱいにピンク色の小さな花をつけているのはニワウメです。

osusume5.jpg

 

こちらは日本武道館側から眺める千鳥ヶ淵

ソメイヨシノは5分咲きくらいでしょうか。満開はもう目の前です。

osusume6.jpg

コンシェルジュブースはお花見情報満載です。

新人二人の取材の成果も、近日中に登場しますのでぜひお立ち寄りください♪

 

 

Posted at:09:00

コンシェルジュに密着!①「さくら特集」ができるまで

ようやく春の訪れが実感できるようになった今日この頃ですが

千代田図書館コンシェルジュブースでは、2月から

皇居東御苑と北の丸公園のさくら特集を開始しています。

この、千代田区のお花見情報をご紹介する春の特集コーナー

千代田図書館がリニューアルオープンした初年度から毎年恒例となっています。

今回はコンシェルジュの梅・桜取材に密着しました♪

 

日差しの暖かな3月某日

コンシェルジュはカメラを持って皇居東御苑へ。

 

平川門を入ってすぐの梅林坂ウメは、この日ほぼ満開を迎えており

春の香りを楽しむ、多くの見物客で賑わっていました。

sakura1.jpg

 

続いて早咲きのサクラを観察するため苑内を進みます。

サクラといえばソメイヨシノを思いうかべる方が多いかもしれませんが

多様な植物を見ることのできる皇居周辺では、何種類もの

早咲きのサクラが見ごろを迎えています。

 

地面まで大きく枝を垂らして、見事に花を咲かせているのは

ツバキカンザクラ

sakura2.jpg

 

本丸休憩所前では、カンザクラが小さめの花を枝いっぱいに付けていました。(左)

その横ではシナミザクラが咲き始めています。(右)

sakura3.jpg  sakura4.jpg

マメザクラのつぼみはまだ固そうでしたが、しっかりと

カメラに収めます。

sakura5.jpg

 

東御苑を後にして北の丸公園に移動します。

こちらでも、紅白のウメカワヅザクラが見ごろを迎えているのを

記録することができました。

 

↓カワヅザクラのむこうに千代田区庁舎が見えます。(写真左)

sakura6.jpg

 

千代田図書館に帰ったコンシェルジュは、今日撮影した花の写真にコメントをつけ、

2013年 梅・桜観察日記ファイルに収め、掲示します。

sakura7.jpg

また、これまでに撮影した写真は、ブース内に設置した

デジタルフォトフレームでもご覧いただけます。

 

コンシェルジュが、自らの足で探した春の記録は4月まで続きます♪

皇居周辺の散策がますます楽しくなってくるこれからの季節にぜひお役立てください!

ちよぴたブログでも、桜の情報を引き続きお伝えしていきます。

 

 

Posted at:09:00

レポート:四番町図書館「昔ばなしが語る子どもの成長」

3月5日四番町図書館にて、リニューアルオープン1周年を記念した

講演会「昔ばなしが語る子どもの成長」が開催されました。

講師に小澤俊夫氏(筑波大学名誉教授・小澤昔ばなし研究所所長・昔ばなし大学主宰)

をお招きし、昔ばなしから学ぶ子どもの成長や子育ての知恵などについて

お話しいただいた講演会の模様をレポートします!

 yonban_1.bmp

 

講演会は、「昔ばなしはどこにありますか?」という

小澤氏の問いかけから始まりました。

yonban2.jpg

どこだと思いますか? 本の中??

答えは「昔ばなしが語られている時間の間だけ、そこにある」とのこと。

 

人々の間で語られ、受け継がれてきた昔ばなしは、

目で文や絵を追って読む文学と違い、聞き手が頭の中で登場人物や情景を

想像するため、シンプルでクリアーな語り口が特徴です。

その特徴を、昔ばなし「うまかたとやまんば」を題材にお話しいただきました。

たとえば、登場人物である「うまかた」「やまんば」が

1対1でそれぞれ孤立的に語られるのは昔ばなしならではの文体のひとつです。

「やまんばがひとりで追ってくるから怖いんです。

 お話の中のやまんばや魔女が15人もいたら怖くないでしょう」と小澤氏。

その他にも、具体的な例を挙げながらユーモアたっぷりに

昔ばなしとはどんなものなのか、講演は続きます。

yonban3.jpg

 

つぎにお話しいただいたのは、昔ばなしが持つメッセージについて。

挙げられた「昔ばなしのメッセージ」は3つ。

1.子どもの成長 2.人間と自然との関係 3.命のありかた

なかでも、「1.子どもの成長」に焦点をあて、昔ばなし「わらしべ長者」

グリム童話「シンデレラ」を題材にお話しいただきました。

幼いころから馴染みのある昔ばなしや童話にも、子どもの成長を見守る大人のための

ヒントがたくさん隠れていることに気づかされました。

たまには絵本を開かずに、自分の口で「おはなし」してみようと思った

お母さん・お父さん方もいらっしゃるのではないでしょうか。

yonban4.jpg

ご自身の子育て体験、教育者としての視点なども織り交ぜながら

たっぷりと語っていただいた講演会でした!

 

四番町図書館ラウンジセミナーは、4月以降も様々な企画で行われます。

皆さまどうぞご参加ください♪

 

 

Posted at:09:00

まちかど図書館へ行ってみよう!~②神田まちかど図書館

千代田区立図書館のなかでも、地域の方々に親しまれている

「まちかど図書館」をご紹介するシリーズの2回目。

今回は、「神田まちかど図書館」をご紹介します!

 

「神田まちかど図書館」は、淡路町のオフィス街の中、

小学校、幼稚園、教育研究所等が集まる複合施設「神田さくら館」

の一階にあります。

kanda1.jpg

 

千代田区読書振興センターの活動のひとつに、区立の小中学校や幼稚園・保育園などの

教育関連施設への司書派遣がありますが、

この「神田さくら館」内の千代田小学校では、派遣された司書が

定期的に授業支援をしています。

 

今回は1年1組のみなさんの国語の授業にお邪魔させていただきました!

千代田小学校では1年生の国語の授業の時に、

司書による読み聞かせを行っています。

 

今日の授業は手あそび「ぺったらぺったん もちつけもちつけ」

から始まりました。

つぎに、絵本「はなを くんくん」を読みます。

kanda2.jpg

↓みんなしっかりとお話を聞いています。

kanda3.jpg

 

最後はまたみんなでわらべうた「ねずみ ねずみ」を。

kanda4.jpg

 

つぎは図書室に場所をうつし、自由読書の時間。

みんな思い思いに好きな本を手に取っています。

kanda5.jpg

みんなに人気があるのは、日本や外国の絵本ですが、

少し長めの読み物に挑戦している子もいます。

kanda7.jpg

↓本はまちかど図書館のカウンターで、図書館の本と同じように借ります。

kanda6.jpg

 

千代田小学校の図書室は「神田まちかど図書館」の中にあります。

このように図書室を使う授業の時には、まちかど図書館の資料も

垣根なく自由に使うことができます。

今回とても印象的だったのは、1年生のみなさんがとても上手に

本を探していることでした。

読みたい本が見つからない時や、読みたい本がどこにあるかわからない時に、

学校支援やまちかど図書館の司書に相談すればいいということをみんな知っています。

学校の図書室だけでなく街の図書館の使い方を学べるのも、

複合施設内にある小学校ならではですね!

このように1年生からまちかど図書館に親しんでいるので、高学年になるころには

図書館の使い方をすっかりマスターできるそうです。

 

1年1組のみなさん、先生方、ありがとうございました!

 

神田まちかど図書館では、昌平まちかど図書館と同じように、

小学校が使わない時間は一般の方も学校図書室を利用できます。

詳しくはコチラの記事をご覧ください。

 

2回にわたり千代田区のまちかど図書館をご紹介しました♪

身近なまちかど図書館を、ぜひ利用してみてください!

 

神田まちかど図書館

【所在地】  千代田区神田司町2-16

【開館時間】 9:00~20:00

      (12月29日、12月30日 9:00~17:00)

【休館日】  第3日曜日、特別整理期間、

12月31日、1月1日~1月3日

※2013年3月18日(月)~3月22日(金)

大幅なシステムメンテナンスのため休館いたします。

また、神田まちかど図書館は3月17日(日)も休館日です。

 

 

Posted at:09:00

まちかど図書館へ行ってみよう!~①昌平まちかど図書館

千代田区立図書館のなかには、「まちかど図書館」と呼ばれる

地域の方々が気軽に立ち寄れる図書館が2館あります。

「神田まちかど図書館」と「昌平まちかど図書館」、それぞれの

特長や取り組みをご紹介します!

 

まずご紹介するのは「昌平まちかど図書館」

小学校、幼保一体施設、児童館にコミュニティスクール、

そしてまちかど図書館が集まった複合施設

「昌平童夢館」の1階部分にあります。

shohei1.jpg

 

図書館の中は窓からの光が差し込むオープンな雰囲気。

来館者がのんびりと利用できる和やかな空間です。

shohei2.jpg

 

shohei3.jpg

 

小説の文庫本や、家庭・生活に関する実用書が充実しているのも

地域に根ざしたまちかど図書館ならではといえるでしょう。

また、この近隣にも私立の幼稚園があることから、

絵本をたくさん借りていくお母さん方の姿もよく見かけられるとか。

 

そして、入り口から入って右にカウンターをぐるりと回りこんだ奥が

昌平小学校の図書室です。

shohei4.jpg

小学校の休み時間や図書の授業、調べ学習などで

児童が思い思いに読書や調べものをする閲覧席は、

平日の12:20~12:50/16:00~20:00と土日祝日には

一般の利用者も使うことができます。

(カウンターで発行される利用証が必要です)

 

↓学校支援の司書が作成したペーパークラフトがかわいい

「おすすめの本コーナー」

shohei5.jpg

 

秋葉原の電気街や、神田明神にもほど近い

昌平まちかど図書館。

お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください♪ 

 

 

昌平まちかど図書館

【所在地】  千代田区外神田3-4-7

【開館時間】 9:00~20:00

       (12月29日、12月30日 9:00~17:00)

【休館日】  第2日曜日、特別整理期間、

              12月31日、1月1日~1月3日

            ※2013年3月18日(月)~3月22日(金)

             大幅なシステムメンテナンスのため休館いたします。

 

 

Posted at:09:00

レポート:「はじめてのビブリオバトル講座」

2月6日、千代田図書館が3週連続でお送りする

「はじめてのビブリオバトル講座」第1回目が行われました。

開催前から大きな反響をいただいた、注目のイベントの様子を

いち早くお届けします!

 

biblio1.jpg

ビブリオバトルの公式ルールの説明後、

まずはビブリオバトル普及委員会のメンバーによる

エキシビジョンマッチを観戦します。

biblio2.jpg  biblio3.jpg biblio4.jpg

三者三様の書評バトルに、早くも盛り上がりをみせる会場。

本の紹介を聞いた後、「どの本が一番読みたくなったか」挙手で投票し、

本日のチャンプ本が決定します。

biblio5.jpg

 

続いて、ビブリオバトルの理念と、その効果について

さらに理解を深めていただくための講義。

「ビブリオバトルは、本を介したコミュニケーション。

その場の空気感をつかんで、ゲームを楽しんで」という講師の言葉に、

参加者の皆さまの意気込みもさらに高まったのではないでしょうか。

biblio6.jpg

第2回、第3回ではいよいよ参加者の皆さまが

ビブリオバトルに挑戦します!

どんな本が紹介されるのか?

そして、どんな本がチャンプ本の栄光に輝くのでしょうか!?

ちよぴたブログでも引き続きレポートしてまいりますので、

どうぞお楽しみに♪

 

参加された皆さま、おつかれさまでした!

 

 

Posted at:09:00

レポート:本と出会う読書サロン第5期②

千代田図書館では、JPIC読書アドバイザークラブ首都圏主催で、

メンバー各自が毎月決められたテーマに沿った本を

持ち寄り、紹介し合うという、本を通じた交流の場

「本と出会う読書サロン」を行っています。

現在第5期を迎えており、11月のオープニングイベントを皮切りに

2012年12月~2013年3月までの四か月間、

毎月第3火曜日に開かれています。

オープニングイベントの様子は→コチラ

 

1月15日、第5期2回目が開催されました。

今回のテーマは「ノンフィクション」または「格差」とのこと。

どんな本が紹介されるのでしょうか? お邪魔してみました♪

 

今回の参加者は、見学者を含め18名と

会場がいっぱいになるくらいの大盛況!

まず、その日紹介される本のリストが配られ、

参加者の皆さんが順番に本を紹介していきます。

 

↓会場のムードは和気あいあい。

salon20130121_1.jpg

 

ほんの一部ですが、この日持ち寄られた本をご紹介します。

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

テーマ「格差」

「絶望の国の幸福な若者たち」(古市憲寿/著 講談社)

テーマ「ノンフィクション」

「人類が消えた世界」(アラン・ワイズマン/著、鬼沢忍/訳 早川書房)

「アンダーグラウンド」(村上春樹/著 講談社)

「白い道」(吉村昭/著 岩波書店)

「奇跡の教室 エチ先生と『銀の匙』の子どもたち 

    伝説の灘校国語教師・橋本武の流儀」(伊藤氏貴/著 小学館)

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

 

各自がテーマを自分なりの切り口でとらえ、

じつにさまざまな本が集まりました。

参加者の方からは、

「読書サロンに来ると、自分が読まないジャンルの本も知ることができる」

「ここで紹介されなかったら読むことがなかったであろう本に出会える」

という言葉が聞かれました。

確かに、熱の入った紹介を聞くにつれ、自分の興味とかけ離れた

ジャンルの本ほど、読んでみたい!という気持ちが

ムクムクと湧き上がってくるのが不思議です。

salon20130121_2.jpg

 

次回2月19日のテーマは

「子どもとお年寄り」または「未成年におすすめしたい本」です。

あなたならどんな本を紹介しますか?

 

読書サロンでは、参加者を随時募集中です。

都合のつく回だけ、興味のあるテーマの回だけ、見学だけ、

といった参加も可能です。

まずはお気軽にメンバー登録をしてみませんか?

詳しくは→コチラをご覧ください。

 

 

Posted at:09:00

レポート:図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー
「新春初笑い」編

1月12日に、

図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー「新春初笑い」編

が開催されました!

 

毎回様々な企画でお送りしているコンシェルジュツアー。

今回は、図書館で「はじめての落語講座」と落語を楽しんでいただいた後、

コンシェルジュが神保町の街をご案内する二部構成。

 

↓図書館10階の子ども室が、

今日だけは千代田図書館寄席に変身!

huyu20130116_1.jpg

 

まずは、柳家 一琴師匠によるお話。

扇子や手拭いの使い方、観客に臨場感ある噺を伝えるための

目の使い方、体の動かし方などの、表情豊かな実演に笑いが込み上げます。

そして皆さんお待ちかねの落語「転失気(てんしき)」

huyu20130116_2.jpg

 

つづいて、神保町にある「らくごカフェ」代表 青木伸広氏によるお話。

(「らくごカフェ」について、詳しくは→コチラ

落語のはじまりから、落語が文学に与えた影響についてなどなど。

「落語は、絶好調の時に聞いてもあんまりよくないんです」と青木氏。

「しょうがない人々の、あらゆる失敗にスポットライトを当てたのが

落語です。ぜひ、ちょっと元気のないときや悩んでいるときなんかに

聞いてください」 なるほど…。

huyu20130116_3.jpg

そして締めくくりは、もう一度一琴師匠で「初天神」

「新春初笑い」のタイトルにふさわしい千代田図書館寄席になりました♪

 

 

そしてここからは二班に分かれて、コンシェルジュがご案内するツアー。

9階の古地図マットを使い、かつて神田にも有名な寄席があったことを

ご紹介した後、図書館の外へ。

 

↓青木さんのお話の中にも出た、二葉亭四迷の「浮雲」に登場する

俎橋(まないたばし)。四迷は、「浮雲」を口語体で書く際、

三遊亭圓朝の落語速記本を参考にしたと言われています。

huyu20130116_4.jpg

 

靖国通りを歩きながら、今回のテーマである落語の本を多く扱う古書店や、

神保町についてのエピソードなどをご紹介。

 

↓こちらは神田古書センター前。「らくごカフェ」5です。

huyu20130116_5.jpg

 

さらにまっすぐ進んでいくと、「本と街の案内所」に到着。

こちらが今回のゴールです。

 

ツアーにご参加いただいた皆さま、寒い中おつかれさまでした!

 

 

Posted at:09:00

レポート:第5期読書サロン オープニングイベント
『町の本屋の楽しさ』

11月20日(火)に、千代田図書館9階の特設イベントスペースで

「本と出会う 読書サロン」第5期新規メンバー募集をかねて

オープニングイベントを開催しました。

読書サロン①.jpg

 

※「本と出会う 読書サロン」は、

メンバー各自が毎月異なるテーマに沿った本を持ち寄り、紹介し合う、

本を通じた交流の場です。

詳しくは→コチラ

 

講師には、メディアにも多く取り上げられ、

今注目を集めている町の本屋さん「千駄木・往来堂書店」の店長

笈入建志(おいり・けんじ)さんをお招きしました。

読書サロン②.jpg

 

今回お話いただいた内容は「町の本屋さんの楽しさ」

昨今では、本を買いに出かけなくてもネット書店で購入できてしまうことや、

電子書籍の普及などにより、

町の書店の生き残りが厳しくなっていると聞きます。

千駄木・往来堂書店では、どのような取り組みをして

話題を集め続けているのでしょうか。

 

笈入さんは大型書店勤務を経て、

往来堂書店の店長になりました。

 

大型書店の売りはなんといっても「無い本は無い!」ということ。

それに対して、町の本屋さんのような小規模書店の売りは・・・?

そこから笈入さんが考え出す様々な工夫やアイディアが面白く、

話に惹きこまれました。

 

往来堂書店の広さは20坪。置ける本には限りがあります。

そこで笈入さんが取り組まれていることの一部をご紹介します。

 

・画一的にならないよう、ベストセラーに依存せず

  本と世の中をよく見て「今、なぜその本なのか」という

  ニュース性を吟味した選書をする。

 

・初代店長の安藤さんが考え出した「文脈棚」を引き継ぎ、

  新書や単行本などごちゃまぜにしたテーマごとの棚作りをする。

 

・スタッフだけでなく、お客様や出版社の営業の方なども巻き込んだ

 参加型のフェアや地域イベントを行う。

 

往来堂書店のそんな参加型の取り組みとして特に有名なのが、

本の紹介や感想を書いた自作の帯を、本につけて販売する「D坂文庫」です。

選書した方の人となりが伺える帯を参考に、

つい手に取られるお客様が多いそうです。

 

 

講演の中でなによりも印象的だったのは、

“本屋は本への愛を語るところ”と定義されたこと。

「本への愛がうまくお客さんに伝わると本は売れる」と笈入さんは言います。

ただ売ることを考えるのではなく、

本を介して人と人とのつながりを大事にしている姿勢が

往来堂書店が親しまれ続ける理由なのかもしれませんね。

 

 

最後に・・・

千駄木・往来堂書店では、毎週「往来っ子新聞」を発行しています。

読書サロン③.jpg

手書きで書かれたこのユニークな新聞、

気になる方は是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

お店を覗けば、読んでみたくなる本にきっと出会えるはずですよ。

 

 

Posted at:09:00

第2回学校図書館連絡会
~千代田区立の学校と千代田図書館学校支援司書の取り組みについて~

11月5日(月)に、千代田区立の学校の司書教諭と

千代田図書館学校支援司書による連絡会を開催しました。

 

連絡会.jpg

 

千代田図書館学校支援司書は、区内の学校や幼稚園・保育園などへ出向き、

児童や乳幼児とその保護者、各施設の教職員に対して読書活動の支援をしています。

 

今回の連絡会では、学校司書教諭と千代田図書館学校支援司書が、

学校ごとにどんな取り組みをしているのかを発表していただきました。

 

秋の読書週間中だったこともあり、

特色のある面白い取り組みの報告を聞くことができました。

その一部をご紹介します。

 

・給食のメニューや食材が出てくる本を紹介

・国語の授業で本の帯を制作

・葉の形をしたカードに読書感想を書いて木の幹に貼り、みんなで「読書の木」を制作

・卒業生である夏目漱石作品の暗唱コンテストの実施

・廃品色画用紙を利用してしおりを作成し、全校生徒に配布

・高学年生による低学年生への読み聞かせ

・本読みレシピ(幅広いジャンルの本を読むように作成したプリント)の配布 etc…

 

また、毎日の読書活動として「朝読書」の時間を設けている学校が多く、

本がいつも生徒の身近にあることが伺えました。

小学校で本に親しんでいると、中学・高校に進学してからも

本のある生活が日常となるようです。

 

今後も、子どもたちに読書の楽しさを伝えるために、

学校と図書館がさらに連携を深めていきたいと思います。

 

 

Posted at:09:00

レポート:子どもの本のシンポジウム「WAVE in ちよだ2012」2日目

「秋の読書週間」に合わせて、11月3日(土)・4日(日)の二日間

千代田区読書振興センターと非営利団体「こどもの本WAVE」が企画したイベントを

開催いたしました!

今回は、二日目の様子をレポートしたいと思います。

 

二日目の午前中は、童話作家の角野栄子(かどの・えいこ)さんによる講演

「おはなしがうまれるとき」を開催しました。

②WAVE1.jpg

 

角野さんは、名作『魔女の宅急便』の作者として有名ですが、

その他にもたくさんの楽しい童話を書き続けています。

わくわくするようなファンタジーの世界へと誘ってくれる物語は

どのように生み出されるのでしょうか。

 

子どものころ、自分だけの「空想の世界」にひたった経験は

誰にでもあるのではないでしょうか。

角野さんの物語のきっかけは、そんな経験が元になっているようです。

 

楽しい気持ちで辺りを見回すと、つまらない日常の中にも

心が動くなにかを見つけることができるかもしれません。

部屋の壁に空いた小さな穴、くるくるとまわる回転椅子、

いつも上り下りしている階段・・・。

角野さんのお話を聞くと、家の中にある何の変哲もないものまでが、

楽しいものに感じるから不思議です。

本の扉を開いて違う世界に行くことは、

自分が生きる現実世界も楽しいものにしてくれるのかもしれません。

 

 

午後は「あべ弘士さんのお話とワークショップ『アフリカの動物』」です。

講師は、絵本作家のあべ弘士(あべ・ひろし)さん

②WAVE2.jpg

 

あべさんは旭山動物園の飼育員として、

25年もの間、毎日動物たちと触れ合っていました。

あべさんが話してくれる、動物のそれぞれの個性や

そのエピソードはとても楽しく、会場には笑い声が絶えません。

 

中でも印象的だったのは、ゾウの飼育係をしていたときのこと。

「あさこさんはバナナの実よりも皮が好きなんだよ。」

「ななちゃんにレモンをあげたら、耳をパッと広げて驚いていた!」

 

飼育を担当していた動物たちへの深い愛情が感じられました。

 

お話のあとは、みんなで動物の顔を描きました。

お題は「ウサギ」と「サル」です。

②WAVE4.jpg

▲う~ん、どんな顔だったかな?描こうとするとなかなか思い出せません。

 

 ②WAVE3.jpg

▲描きながら、サルの特徴をお話してくれています。

 

まずは、参加者の皆さんがそれぞれのイメージで動物を描いた後に、

あべさん指導の元でもう一度描いてみました。

最初に描いた絵は、キャラクターのようになっていた人も、

今度は、その動物らしさをよく表現することができました!

観察力の鋭さは、飼育員をしていたあべさんならではです。

 

最後に、あべさんの絵本『ふたごのしろくま』シリーズを

スクリーンに映してあべさん自身が読み聞かせをして、

ワークショップ終了となりました。

 

皆さん、動物園に行って、

どうぶつたちをよ~く観察してみたくなったのではないでしょうか?

 

 

二日間に渡ったこのイベントが、

皆さんが本を手に取るきっかけとなってくれたら幸いです。

 

 

Posted at:09:00

レポート:子どもの本のシンポジウム「WAVE in ちよだ2012」1日目

「秋の読書週間」に合わせて、11月3日(土)・4日(日)の二日間

千代田区読書振興センターと非営利団体「こどもの本WAVE」が企画したイベントを

開催いたしました!

今回は、その一日目の様子をレポートしたいと思います。

 

午前中は「写真でみる世界の絵本作家の素顔」という講演を行いました。

講師は、「こどもの本WAVE」代表の穂積保(ほづみ・たもつ)さんです。

 ①WAVE1.jpg

 

穂積さんは、福音館書店編集部で長年にわたり、海外の絵本の出版を担当されていました。

名作を生み出した絵本作家とはどんな人物なのでしょう?

仕事を通じて多くの絵本作家と知り合い、

交流を深めてこられた穂積さんでなければ知ることができないようなお話を

撮りためた写真とともにたっぷり語ってくださいました。

 

著名な作家さんともなると少々近寄りがたいのでは?と思いきや、

紹介された写真は、旅行先の記念撮影スポットでポーズを決めたり、

お酒を飲んで愉快な様子だったり、

ときにはおどけた表情で写ってみたりと楽しいものばかり。

中には、穂積さんがまだ20代の頃に住んでいたというアパートに作家が来て、

談笑している写真もありました。

遠い存在だった世界の絵本作家たちが、

講演後には、少しだけ身近に感じることができました。

 

 

そして、午後はワークショップ「齋藤槙さんと天然絵具で絵巻物を作ろう」です。

講師は、絵本作家・造形作家として活躍している齋藤槙(さいとう・まき)さんです。

①WAVE2.jpg

 

齋藤さんが手にしている絵具の色見本は、

すべて、土や草、貝などを原料にした天然の絵具です。

まずは、この絵具をどうやって作るのかみんなで体験しました!

 

①WAVE3.jpg

▲乳鉢で材料を細かく磨り潰し、膠(にかわ)を加えて絵具にします。

 

絵具の作り方を学んだ後は、さっそく絵巻物作りに挑戦です!

絵巻物は右から左に向かって物語の時間が流れるので、

どのシーンをどこに描くかに注意しながら制作しました。

 

①WAVE4.jpg

▲子どもだけでなく、大人も夢中になっています。

 

参加者の皆さんが描き出した物語が

優しい色合いの天然絵具で彩られ、素敵な作品に仕上がりました♪

①WAVE5.jpg

 

穂積さん、齋藤さん、ありがとうございました。

次回は二日目のイベントの様子をレポートします。

 

 

Posted at:09:00

レポート:おもしろ妖怪研究

千代田図書館では、夏休みの小学4~6年生とその保護者を対象に

「千代田図書館で学ぼう!夏のわくわく課外授業2012」を開催しています。

前回のブログでは「理科」の授業をレポートしました。

今回は、8月22日(水)に開催した「国語」の授業風景をお届けします。

 

「国語」の先生は、神田神保町にある老舗古書店『大屋書房』の四代目

纐纈久里(こうけつ・くり)先生です。

kokugo1.jpg

 

“本の町”として知られる神保町には、160件以上の古書店があります。

授業は、神保町が世界一の古書店街となった歴史から始まりました。

 

江戸幕府直轄の学校「昌平坂学問所」が神保町に移転したことで、

勉学に励む学生が集まるようになったそうです。

学生が集まると、当然教科書や参考書が必要になります。

さらに、明治時代になると多くの大学ができ、

古書店街がどんどん発達していったということです。

神保町の古書店街には長い歴史があるのですね!

 

先生のお店は江戸時代の貴重な古書をたくさん取り扱っています。

その一部を手に取って見せてくれました。

昔の本は和紙でできているので、今の本よりずっと強度があるそうです。

 

kokugo2.jpg

▲江戸時代に書かれた『南総里見八犬伝』を鑑賞。希少な本に触れてドキドキです。

 

 

神保町について学んだ後は、みなさんお待ちかねの妖怪のお話です。

「この中で、妖怪を見たことがある人はいる?」

kokugo3.jpg

 

先生の問いかけに、笑い声があがります。

そして、長~い絵巻物を広げて見せてくれました。

 

kokugo4.jpg

▲みんな興味津々!身を乗り出して見ています。

 

kokugo5.jpg

▲『百鬼夜行絵巻(ひゃっきやこうえまき)』一部分。なんの妖怪かわかるかな?

 

みんなで巻物の絵をよく見ると、

琵琶(びわ)にお琴、蚊帳(かや)や破れた傘(かさ)などが妖怪になっています!

 

「付喪(つくも)神という言葉があります。

これは九十九(つくも)という数字に由来しています。

昔は、どんなものでも99年経つと魂が宿ると言われていたのですよ」

 

魂が宿らないように、99年使った物は捨てていた。

それを不服とする彼らが、妖怪となってデモ行進をしている様子が

この『百鬼夜行絵巻』なのだそうです。

使い捨てが当たり前となってしまった今の時代、

99年も物を使い続けること自体が無くなっています。

昔の人のように物を大切にすると、

家の中でも妖怪が姿をみせてくれるのかもしれませんね。

 

 

次に見せてくれたのは『百怪図巻(ひゃっかいずかん)』

たくさんの妖怪が描かれ、そこに名前が書かれているもので、

言わば、妖怪図鑑です。

 

kokugo6.jpg

▲ちょっと怖いけど見てみたい!

 

この『百怪図巻』に載っている妖怪の特徴や生息地を、

先生がくわしく教えてくれました。

ここで、いくつかご紹介します。

 

【おとろし】

kokugo7.jpg

生息地:神社

神様を守っている妖怪。

神社で落書きやイタズラしている人間を見つけると、

大きな音を立てて驚かしたり、鳥居の上から落ちてきてこらしめる。

 

【ひょうすべ】

kokugo8.jpg

生息地:九州の田畑・川

お酒に酔っぱらったような歩き方をする。

昼間に田んぼに出て稲を食べる。河童の仲間ともいわれている。

 

【ぬらりひょん】

kokugo9.jpg

生息地:不明

妖怪の親玉といわれている。

みんなが忙しい時にどこからともなく現れて、勝手に家に上がってお茶を飲む。

 

【河童(かっぱ)】

kokugo10.jpg

生息地:川や沼

今ではキャラクターとして愛されている河童だが、

実は、子どもを川に引きずり込み、尻子玉(しりこだま)を抜く怖い妖怪。

尻子玉を抜かれた人間は腑抜け(ふぬけ)になってしまう。

 

kokugo11.jpg

▲配布資料に熱心に書き込みをしています。

 

この他にも、たくさんの妖怪を紹介してくれました。

怖い妖怪、ユニークな妖怪、可愛い妖怪・・・

参加者の皆さんから驚きや笑い声があがります。

 

先生の授業は、古き良きものや自然を大切にする気持ちを

思い起こさせてくれました。

また、なかなかお目にかかれない貴重な資料を間近に見て、

作品の扱い方や、その制作工程も学ぶことができました。

参加者のみなさんには、妖怪についてくわしくなっただけでなく、

多くのことを感じ取っていただけたのではないでしょうか。

 

 

そして、授業の最後は“こわ~いおはなし会”で締めくくり!

千代田図書館のスタッフがおはなしします。

kokugo12.jpg

 

kokugo13.jpg

▲会場の照明を落とし、おはなし会が始まりました。

 

蒸し暑い夏の夜でしたが、ヒヤッとするこわいお話で涼しくなりましたか?

 

纐纈先生、参加者のみなさん、お疲れさまでした!

Posted at:09:00

レポート:じぶんでカメラを作ろう

千代田図書館では、夏休みの小学4~6年生とその保護者を対象に

「千代田図書館で学ぼう!夏のわくわく課外授業2012」を開催しています。

前回のブログでは「図工」の授業をレポートしました。

今回は、8月18日(土)に開催した「理科」の授業風景をお届けします。

 

「理科」の先生は、神奈川県逗子市にある科学館『理科ハウス』の

館長 森裕美子先生(左)と、学芸員の山浦安曇先生(右)です。

rika1.jpg     rika2.jpg

 

「カメラの中を見たことはありますか?」

授業の最初に見せてくれたのは、なんと100年前のカメラ。

手に持たせてもらうと、ずっしりとした重みがあります。

一体、中はどんな構造になっているのだろうか・・・。

 

「では、開けてみます!」

パカッ!

rika3.jpg

 

中は何も入っていません。

元祖カメラの正式名称は「カメラ・オブスキュラ」。

(カメラ=部屋、オブスキュラ=暗いという意味)

 

中が暗い空洞の箱に、小さな穴が開いているだけで、

どうして写真が撮れるのだろう?

今回の授業は、そんな疑問からスタートしましたが、

カメラを作って、その仕組みや光について勉強します!

この授業の終わりには、きっとその謎が明らかになっていることでしょう☆ 

rika4.jpg

 

眼でものを見る仕組みは、ものに日光や電気が発する光が当たり、

それを反射した光が瞳を通ることで認識することができます。

ものの形を映し出すには、光が重要な役割を果たしているのですね。

 

rika5.jpg

 

ピンホールカメラの仕組みについて、みんなで一緒に考えてみます。

山浦先生が出す質問に答えて、次々と面白い意見が出てきました。

 

それでは、実際にカメラを作って検証してみましょう!

配布されたのは、片面が黒い厚紙。

黒い面を内側にしてふたつの箱を作り、

それらを合わせてピンホールカメラを作ります。

 

rika6.jpg

▲切る線を間違えないように丁寧に~!

 

rika7.jpg

▲隙間から光が入らないように、セロハンテープでしっかり留めます。

 

rika8.jpg

▲画像を写すスクリーン(トレーシングペーパー)を貼ります。

 

 

rika9.jpg

▲構造はこんな感じ。

 

完成したひとから、さっそくカメラを覗いてみます。

さて、どんな風に見えたかな? 

rika10.jpg

▲カメラを覗いた子どもたちから歓声が上がります♪

 

カメラを覗くと、現実とは逆さまに、でもはっきりと写っています

その理由を、先生から詳しく説明してもらいました。

光は針穴(ピンホール)によってふるいにかけられ、

画像が写るのに適当な光の量がスクリーンに届きます。

光の量が多いと明るすぎて何も写らないので、

針穴がとても重要な役割を果たしていることがわかりますね。

また、光はまっすぐに進むので、

針穴を通過した光がスクリーンに当たる場所は、

現実とは上下が反転した位置となり、逆さまの画像となるのです。

 

さらに発展させて、レンズ式カメラに作り替えます。

針穴部分を取り除き、そこにレンズを嵌め込みました。

覗いてみると、ピンホールカメラよりも明るい画像になっています! 

 

rika11.jpg

 

ただし、レンズ式カメラより、ピンホールカメラの方が優れている点もあるそうです。

レンズ式には焦点があるので、必ずピントを合わせなければなりません。

ピンホールは、まっすぐ進んだ光をそのまま写し出しているので、

どの位置でもピントは必ず合うのです。

皆さん、カメラと光の関係やその仕組みは理解できましたか?

 

この後、自分で作ったカメラでの撮影会が始まりました。

スクリーンの前に印画紙を貼り、

ピントを合わせた状態で30分ほど動かさずに置いておきます。

rika12.jpg

 

待っている間に、印画紙の性質について実験しながら勉強しました。

 

rika14.jpg

▲油性ペンで絵を描いたトレーシングペーパーと

印画紙を重ねて、光に当てます。

 

rika16.jpg

▲光を当てた印画紙にラミネーターやアイロンで熱を加えます。

 

rika15.jpg

▲感光塗料が変化して、描いた絵が現れます。

 

レンズ式カメラでも同じように、

スクリーンに写し出された風景が印画紙に焼き付けられました!

rika17.jpg

 

撮影の際に一番大事なことは、光を当てる量です。

天候によって当てる時間を調整しなければなりません。

印画紙に光を当て過ぎると全体が真っ白になってしまうし、

光が足りないと何も変化しません。

この授業で作ったカメラは、印画紙さえあれば何度でも撮影できます。

今回、うまくいかなかったというひとも、

ぜひ自宅で再チャレンジしてみてくださいね!

 

この授業でもっと理科を学びたくなったひとは、本で調べてみましょう。

また、森先生と山浦先生がいる『理科ハウス』には、

身近な素材で作られた体験コーナーが随所にあり、

身の回りにある科学に触れることができますよ。

今回のワークショップで使用した印画紙も販売しているそうですよ!

詳しくは→コチラ(http://licahouse.com/

 

知らなかったことを体感しながら学ぶことができ、

驚きやわくわくでいっぱいの授業でした。

先生、参加者のみなさん、お疲れさまでした。

 

Posted at:09:00

レポート:ストーンアートどうぶつ園

千代田図書館では、夏休みの小学4~6年生とその保護者を対象に

「千代田図書館で学ぼう!夏のわくわく課外授業2012」を開催しています。

前回のブログでは「社会」の授業をレポートしました。

今回は、8月9日(木)に開催した「図工」の授業風景をお届けします。

 

「図工」の先生は、今、注目を集めている彫刻家で

武蔵野美術大学客員教授の三沢厚彦さんです。

zukou1.jpg

 

三沢先生は、主にクスの木を素材とした動物の彫刻を制作していますが、

今回の授業は拾い集めた「石」に絵を描いて、カラフルな動物をつくり出します。

削ったり割ったりせずに、そのままの石の持ち味を生かします!

 

zukou2.jpg

▲三沢先生がつくった熊。

粘土・紙・木 素材によって違った表情が生まれます。

 

授業はまず、アート鑑賞から始まりました。

 

zukou3.jpg

スライドで紹介してくれた先生の彫刻作品に、みんな興味津々!

作品制作についていろいろなお話をしてくれました。

 

例えば、こちらの作品。

zukou4.jpg

「なんの生きものかわかりますか?」

「ユニコーン!」

 

架空の(もしくは、見たことのない)生きものでも、

その人の中で“リアリティ”を持っているから

それが何の生きものなのかがわかります。

ある時、三沢先生がつくったペガサスを美術館で観た人が

「ペガサスはこんなに大きくないですよ」と言ってきたそうです。

でも、先生は大きいと思うと…。

その人によって、ペガサスのリアルは違うのですね。

先生は実在する動物を作るときにも、図鑑を参考にするのではなく、

自分が持っているイメージを表現しているそうです。

ひとりひとりが持ってる“リアリティ”を大事にして

作品づくりをしましょうというメッセージがありました。 

 

鑑賞のあとは、作品の下絵に取り掛かります。

「石を拾ってきたところから、

すでに作品づくりは始まっているんですよ」

石を様々な角度からよ~く観察して、

どんな動物にするか考えます。

 

zukou5.jpg

▲何に見える? 

 

zukou6.jpg

▲くじら?ひつじ?石の形からイメージを膨らませます。

 

zukou7.jpg

▲下絵ができたら、ガッシュ(不透明水彩絵の具)で色塗り開始!

 

zukou8.jpg

▲きれいなライトグリーンのゾウさん。

 

zukou9.jpg

▲ねずみかな?

 

zukou10.jpg

▲石の模様をそのまま生かして、ゴマフアザラシ。

 

zukou11.jpg

▲絵筆を使って、丁寧に仕上げていきます。

 

zukou12.jpg

▲完成した作品は、どうぶつ園の柵の中に放します。

 

zukou13.jpg

▲カラフルで表情豊かな石のどうぶつたち。

 

zukou14.jpg ←先生も一緒につくりました。

 

zukou15.jpg

 

最後はお互いの作品をじっくり鑑賞。

形のとらえ方や色の塗り方が

それぞれ違っていることを先生が教えてくれました。

 

石をキャンバスのように考えて、中に動物の絵を描く方法

石の形をそのまま動物の体の形にする方法

石全体を絵具で塗る方法

石の模様や色を残して表現する方法・・・

 

「ひとりで制作していると、自分の世界だけになってしまうけど、

完成した作品をみんなで一緒に観ると、

他の人の分も経験したことになるのですよ。」

 

この授業をきっかけに、道に落ちている石の見え方も

変わってくるかもしれませんね。

「まだ作りたかったけど、時間が足りなかった!」

という声も上がっていました。

ぜひ今度は他の人がやっていた方法で、自宅でも作ってみてくださいね。

 

※千代田図書館では、三沢先生が紹介されている中学校美術の教科書や、

先生が手掛けた作品集・絵本を読むことができます。

貸出可能な図書もありますので、お手に取ってみてください。

 

 

Posted at:09:00

レポート:アナウンサーと一緒にラジオ番組をつくろう

千代田図書館では、夏休みの小学4~6年生とその保護者を対象に

 「千代田図書館で学ぼう!夏のわくわく課外授業2012」を開催しています。

教科は国語・理科・社会・図工の4教科。

今回は、8月1日(水)に開催した「社会」の授業風景をお届けします。

 

「社会」の先生は、ラジオNIKKEIのプロデューサー兼アナウンサーとして

活躍している竹川英紀(たけがわ・ひでき)さんです。

syakai1.jpg

 

番組制作に欠かせないラジオミキサーの女鹿田(めかた)さん【右】と

アシスタントの金井(かない)さん【左】もお手伝いくださいました。

syakai2.jpg

ラジオミキサーとは、パーソナリティーの声や、

番組で使う音楽の音質・音量を調整し、録音する仕事です。

専用の機材が並べられ、千代田図書館の子ども室が

本格的なラジオスタジオの雰囲気になりました。

 

この授業では、子どもがパーソナリティーとなり、

保護者にインタビューをしてトーク番組をつくります。

番組のコンセプトは、

夕食後に家族の会話がはずむような番組

ラジオ番組に初挑戦の参加者のみなさんが、

どんなトークを繰り広げるのかとても楽しみです!

 

まずは、番組制作の前に、

アナウンサーの話し方・場の盛り上げ方を学びます。

syakai3.jpg

▲強調したい箇所を意識的に抑揚をつける練習中。

 

続いて、番組の為の「取材」をします。

夏休み・旅行・ペットなど、組ごとにテーマを決めて、

どんなインタビューにするかメモを取りながらシナリオを考えました。

syakai4.jpg

▲いつ・どこで・誰と・何をしたか?

視聴者に興味を持ってもらえるような話の広げ方に気を配ります。

 

「ここまでを10分で考えてください!」

「ハイ、あと1分~!!」

竹川先生の激が飛びます。

限られた時間の中で、面白いトークとなるポイントを押さえた

シナリオを考えるのは大変そうでしたが、

親子の笑い声があちこちから聞こえてきます。

 

シナリオができあがったら早速本番のインタビュー。

今回は参加者を5グループに分けて、

グループ毎にひとつのラジオ番組をつくりました。

 

syakai5.jpg

▲録音スペース。本物のヘッドセットとカフボックスを用意。

(カフボックス=マイクの音声をON/OFFする操作箱のこと)

 

syakai6.jpg ←自分の持ち時間は厳守!!

 

syakai7.jpg

▲「それでは行きますよ!」「オー!!」

 

syakai8.jpg

▲話すタイミングを見計らって、ディレクター(竹川先生)が指示を出します。

 

syakai9.jpg

▲ゲストにインタビュー☆

 

 

syakai10.jpg

▲視聴者も笑い声や拍手で番組を盛り上げながら、

リスナーカードにラジオ番組の感想を書きます。

 

インタビューの時間はそれぞれ3分間。

実際に放送されているラジオ番組は、

時間ぴったりに終わるように制作されています。

これがなかなか難しい!

長く話しすぎず、短くなりすぎずを意識しながら、

自分たちがつくったシナリオにアドリブを加えて

楽しいトークを届けます。

 

ラジオミキサーがつくり出す音の効果も、

番組を大変盛り上げてくれました。

ディレクターの竹川先生と合図を送り合い、

ジングル(節目に挿入される短い音楽)や音のフェードアウトを

なめらかにタイミングよく行い、番組を演出します。

 

完成したラジオ番組はどれも面白く、

会場は笑い声で溢れて授業終了となりました。

 

楽しくラジオ番組をつくりながら、

パーソナリティとゲスト、視聴者、番組をつくる仲間など

さまざまな関係でのコミュニケーションを

学んでいただけたのではないかと思います。

授業終了後には「どきどきして面白かった!」

「アナウンサーの仕事をもっと知りたくなった」

「みんなの前で話すことが楽しかった」などの声をいただきました。

参加者のみなさん、先生、ありがとうございました!

 

Posted at:09:00

レポート:文学座演出家による ことばとからだで伝える表現ワークショップ

7月21日(土)に、

千代田区読書振興センター主催の中高生向けワークショップ

 「第2回文学座演出家による

  ことばとからだで伝える表現ワークショップ」

九段生涯学習会館で開催しました。

 

講師は文学座演出家の中野志朗さん

同じく文学座女優の牧野紗也子さん

アシスタントとしてお手伝いくださいました。

RIMG0137.jpg

 

ワークショップに参加してくれた中高生は総勢21名。

まずは、牧野さんが互いの交流を深める自己紹介や

簡単なゲームを教えてくれます。

ゲームを楽しむ中で、きちんと相手の目を見て伝えることを意識します。

RIMG0067.jpg

初対面の緊張感が無くなり、笑い声が上がります。

さすが、友だちになるのが早い!

 

 

さて、今回の表現ワークショップの題材は

ドイツの昔話「ハメルンのふえふき」です。

あらかじめ、参加者の皆さんには物語を読んできてもらいました。

真実は明かされないままになるこの物語のラストを、

二人一組で考え、発表してもらいます。

 

ハメルンの町からいなくなった子どもたちは、

その後、どうなったのかなぁ?

RIMG0075.jpg

 

グループ毎に発表されたストーリーは、発想豊かなものばかり。

「なるほど、そんな展開も考えられるのか!」と驚かされました。

RIMG0077.jpg

 

 

この後、小説を台本として舞台の練習を始めました。

この日の夕方には、一般の来場者を迎えての発表会が予定されています。

限られた時間の中で、演劇を仕上げなければなりません。

 

講師のおふたりがご用意してくれた楽しい小道具たち。

どんな効果を発揮してくれるのか、期待が高まります。

RIMG0081.jpg

 

小説を元に、情景や登場人物の人柄や気持ちをイメージし、

どんどん指示を出す中野先生。

RIMG0089.jpg

 

戯曲ではないので、物語の行間を読みながら

セリフや動きの表現を創造しなければなりません。

先生方は指導をしながらも、アイディアを常に書き留めていました。

RIMG0126.jpg

 

そして、セリフの無い役にも細部にわたって演出が入り

大道具がなくても舞台の雰囲気を作り出します

 

↓幸せなハメルンの町人たちの様子。

RIMG0083.jpg

 

↓いたずらネズミ参上!

RIMG0087.jpg

 

↓ネズミ退治の名人・ハメルンの登場。驚く役所の人々。

RIMG0103.jpg

 

↓ハメルンのふえの音に集まってきたネズミたち。

RIMG0115.jpg

 

↓ハメルンとモメる市長さん。

RIMG0125.jpg

 

↓ハメルンのふえの音に集まってきた子どもたち。

RIMG0129.jpg

 

登場人物がたくさんある物語なので、町の人になったり、

役所の人になったり、ネズミになったりと

ひとりが何役もこなします。

プロの演出家の指導を受け、さらにそこに

参加者が自分なりに考えたアレンジを加えて表現します。

参加者の皆さんの吸収の良さは、目を見張るものがありました。

 

 

ついに発表会の時間。

観客席には、保護者も含めた一般来場者が集まりました。

緊張の幕開け。一日の成果を披露します!

RIMG0092.jpg

 

演劇の最後は、ワークショップの冒頭で考えた

物語のラストのシナリオをそれぞれ発表して閉幕。

ご来場の皆さまから温かな拍手をいただくことができました。

 

終わりに先生を囲んで座談会。

プロの演出家と女優に直接質問できる貴重な機会です。

発声方法や、劇中のダンスのコツ、演出の難しさなど

質疑をしながらいろいろなお話を伺うことができました。

RIMG0147.jpg

 

 

朝10時から17時までの長いワークショップでしたが、

参加者全員が集中力を切らすことなく、最後まで一生懸命取り組み

素晴らしい発表会も実現しました。

見ている側も学ぶところが多く、楽しい一日となりました。

RIMG0150.jpg

 

中野先生、牧野先生、そして参加者の皆さま、

ありがとうございました!

 

<ハメルンのふえふき 参考図書:浜田廣介全集10 再話(二) 集英社>

 

Posted at:09:00

レポート:童話作家・立原えりかさんの講演

去る6月4日(月)に千代田図書館9階のオープンスペースで、

「本と出会う 読書サロン」第4期新規メンバーの募集をかねて

オープニングイベントを開催しました。

CA3H2928.JPG

 

講師は童話作家の立原えりかさん

アンデルセンに憧れて童話作家になったという立原さんの講演は、

物語についてだけでなく、アンデルセンの生涯や

同時期の作家に関するお話など

幅広い内容で大変興味深いものでした。

DSCF9312.JPG

 

アンデルセンといえば誰もが知ってる童話作家ですが、

彼がどのような人生を歩んできたのかは

知らない人がほとんどなのではないでしょうか。

講演はアンデルセンの幼少期のお話から始まりました。

 

父親は靴の修繕屋、母親は洗濯婦をしており、

生活は貧しくその日暮らしをしていたそうです。

しかし、アンデルセンには夢がありました。

童話作家…ではなく、なんと役者になりたかったのだそうです。

夢を叶えるべく、14~15歳のアンデルセンは

ひとりでコペンハーゲンに向かいますが、

声変わりが始まり役者を諦めます。

収入が少なく、苦しい暮らしを続けていたのですが、

人徳か熱意によるものか、彼を支援してくれる人々に恵まれ、

教養を身につけることができたそうです。

その後、徐々に文才をあらわし、作家として認められていきました。

 

数多くの名作童話を残しているのは、彼の才能によることと同時に、

貧しさや様々な困難にもめげずに挑戦を続けた努力の結果だということが

立原さんのお話から知ることができました。

アンデルセンの生涯に興味を持った方は、

立原えりかさん監修による本を読んでみてはいかがでしょうか。

 

『ハンス・クリスチャン・アンデルセン 哀しき道化』

[出版社 愛育社]

著:アリソン・プリンス 訳:黒田俊也 監修:立原えりか

kanashikidouke.jpg

 

また、童話の楽しみ方や選び方についてもお話しいただきました。

「同じ物語でも、挿絵によって随分と印象が変わるのですよ。」と、

本を手に取って比べて見せてくださいました。

CA3H2931.JPG

 

なるほど、挿絵によって雰囲気や心に残る場面が変わります。

アンデルセンの童話集も様々なものが出版されています。

ご紹介いただいたこちらの本は、

カバーデザインも美しく、童話の世界により深く浸ることができそうです。

立原さんの解説付きなので、物語の背景も知ることができます。

 

『豪華愛蔵版アンデルセン 童話名作集』

[出版社 静山社]

挿画:V.ペーダセン 訳:矢崎源九郎 編・解説:立原えりか

anderusendouwasyu.jpg

 

立原さんのお話からアンデルセンの人物像を知り、

その上で、童話を久しぶりに読み返してみると

子どもの頃とはまた違った感動を得ることができました。

アンデルセンの童話には、

人生経験を積んだ大人だからこそ味わえる世界があります。

立原先生、素晴らしい講演をありがとうございました。

Posted at:09:00

レポート:図書館コンシェルジュと巡るツアー「皇居東御苑の花々」編

5月26日(土)に、

図書館コンシェルジュと巡るツアー

「皇居東御苑の花々」編

を開催しました!

tour1.JPG ←平馬先生をご紹介

 

講師は宮内庁に勤務をされていた日本庭園研究家の平馬 正さん。

今回のツアーは、2月下旬まで開催していた

千代田図書館ミニ展示『辻永(つじひさし)の絵で見る皇居の花々』と

その関連セミナーの“アウトドア編”として、

皇居東御苑を散策しながら自然と歴史に親しみました。

 

散策の前に、まずは図書館で皇居東御苑の花々について調べものをします。

植物の本といっても、書籍によって検索の仕方や特徴・利点も様々。

使い方・検索の仕方の説明を受けて、それぞれが気になる花を調べます。

←先生に質問しながら調べもの

 

資料のコピーを片手に、いざ皇居東御苑へ!

お天気にも恵まれ、絶好の散策日和になりました。

ツアーは清水門からスタート♪

tour3.JPG  

 

  ←雁木坂の階段は段差が激しく厳しい~!

 

 

道々、先生が様々な興味深いお話をしてくれました。

写真は宿り木について教えていただいているところです。

  

 

 

香淳皇后の還暦を記念して建てられた音楽堂「桃華楽堂」の名前の由来など、

歴史や建造物についても興味深いお話が盛りだくさん!

←「華」=「十」6つと「一」1つ=61歳

 

 

歩きながら辺りを見回すと、花々が咲き誇っています。

その一部をご紹介。

  

 

  

 

  

 

  

 

角ばった屋根のような形をした珍しい刈り込みは、

平馬先生が宮内庁で勤務されていた頃に造られた「平馬刈り」です。

石垣の存在感にも負けない生垣の刈り込みの美しさは必見。

←写真左の山型の生垣

 

この日はまだ咲いていませんでしたが、

二の丸庭園のハナショウブはこれからが見頃です。

 tour21.JPG ←満開の季節が楽しみ

 

ゴールは平川門。

平馬先生、楽しい時間をありがとうございました☆

2時間半のツアーコースとなりましたが、

ご参加された皆さんにご満足いただけたなら幸いです。

←平川門前の風景

 

 

皇居東御苑は、自然と歴史について学べることがたくさんあります。

季節によって違う表情を見せてくれるので、

何度も訪れてみたくなる場所です。

ぜひ、皆様も散策に訪れてみてくださいね♪

Posted at:09:00

レポート:ことばと音のフェスティバル♪

5月12日(土)に、区民ホール(区役所1階)にて

「こどもの読書週間」に合わせたイベント

<ことばと音のフェスティバル♪

 『あらしのよるに』朗読パフォーマンスライブ>

を開催いたしました。

 

 

文学座女優の中川 雅子さん・金沢 映子さんによる朗読パフォーマンスと

パーカッショ二ストの横田 大司さんによる音のコラボレーション!!

 

 

プロの女優さんによる朗読は、

「朗読」に止まらず、「舞台」そのもの。

『あらしのよるに』は、たくさんの動物たちが登場するので

ふたりで演じるには、ひとり何役もこなさなければなりません。

声色や表情をくるくると変化させ、来場者を物語の世界に引きこみます。

 

それに加え、パーカッションが創りだす雰囲気も素晴らしかったです☆

嵐の迫力、やがて訪れる静寂、月の輝きや陽の光など

自然を表現した音を肌で感じることができました。

 

 

脅えたり、楽しくなったり、

悲しくなったり、嬉しくなったり、心が温かくなったり。

子どもも大人も一緒になって物語の世界を味わえる

素敵なイベントとなりました。


来年も「子どもの読書週間」に合わせたイベントを開催する予定です。

ぜひ、またお越しくださいね♪

Posted at:09:00

レポート:第3回 読み聞かせスキルアップ講座④ ~受講生によるおはなし会~

2月から開始した今年度の「読み聞かせスキルアップ講座(全4回)」も、

3/24(土)にとうとう最後の回を迎えました。

 

最終回は、これまでの講座内容を振り返り、

各自が成果を試す発表会です。

3/24(土)14:00から、千代田図書館10Fこども室で開催しました。

 

 

 

 

受講生が4つのグループに分かれ、

“幼児向け”“小学校低学年向け”“小学校高学年向け”
のおはなし会を作り上げます。

各グループともに直前まで、手遊びを入れたり、
お天気や季節感、テーマ等を考えて、再度全体の流れや構成を見直します。

 

 

 (※開始前の練習風景)

 

 

会場には、受講生以外にも、受講生のご家族や知人・友人の方、

休日で図書館を訪れていた親子連れなど、多くの方がお越しくださいました。

 

受講生のみなさんも、

講師の宮崎さんからの開始前のメッセージ

“今日は、あなたの声で、あなたらしく楽しく表現してください”

を胸に、楽しく、でもかつ真剣に本番に臨んでいました。

 

 

★発表会の様子★

 

オープニング♪

 

 

 

手遊び♪

 

 

読み聞かせ♪

 

紙芝居♪

 

 

発表会も順調に進み、4グループが終えるころには2時間が経過。

最後は、手遊びで楽しく締めくくりました。

見に来られた方からは、
“次回の講座にはぜひ参加してみたいです” 

“○○の作品がとてもよかったです”
“みなさん、お上手ですね” 等の感想もいただきました。

 

そして、発表会終了後は反省会です。

11人に対し、受講生同士からコメントと講師から講評が寄せられました。

宮崎さんの的確で、ユーモアのあるフィードバックはわかりやすく、

受講生の皆さんもしっかりと受け止めます。


 

 

いろいろな事例を講評つきで振り返ることにより、

参加されたみなさんがさらに理解を深め、
ご自身の今後の読み聞かせの
ヒントにしていただけたら、と思っています。

 

受講生のアンケートでは、

早くも次の講座開催を希望する声をたくさんいただきました。

読書振興センターでは、引き続きこのような講座を企画していきますので

どうぞご期待ください。

 

>宮崎先生、第2回目~発表会までの講義をありがとうござました♪

 

 

 

★ 発表会で使用した本(一部)★

    

 『おだんごぱん』 [出版社 福音館書店]

作:ロシア民話  絵:脇田 和  訳:瀬田 貞二

 

 

 

 

『こんとあき』 [出版社  福音館書店]

作・絵:林 明子

   

 

 

 

 

『わらしべちょうじゃ』 [出版社 ポプラ社]

作:西郷 竹彦  絵:佐藤 忠良

 

 

 

 

『はなのみち』 [出版社 岩崎書店]

作:岡 信子  絵:土田 義晴

 

 

 

 

『11ぴきのねことあほうどり』 [出版社 こぐま社]

作・絵:馬場 のぼる

 

 

 

 

『ハガネの歯』 [出版社 セーラー出版]

作:クロード・ブージョン  絵:末松 永海子

 

 

 

 

『ゆらゆらばしのうえで』 [出版社  福音館書店]

作:きむら ゆういち  絵:はた こうしろう

Posted at:09:00

レポート:第3回 読み聞かせスキルアップ講座―③

連続講座「第3回読み聞かせスキルアップ講座」の3日目

を3月10日(土)に開催しました。

子育て中の方やボランティアの方、保育士の方など、

子どもと関わる方にはぜひ知ってほしい内容が満載!

このブログで、講座の内容を少しだけ紹介したいと思います。

 

 *講座初日のレポートはコチラ

 *講座2日目のレポートはコチラ

 

講座3日目の講師は、引き続き、千代田図書館の

学校支援担当司書の宮崎亜古さんです。

 

 

今回は、実際に「読み聞かせ」や「おはなし会」をするために、

本の選び方やおはなし会の内容の構成、会場設定についてなど、

実践的な内容を学びました。

 

★本の選び方★

特に公共の場での「おはなし会」などで、複数の子どもを相手に

読み聞かせをする場合は、本選びは、とても大切!

一口に「絵本」といっても、さまざまな種類の絵本があるので、

季節や行事に合わせて選んだり、内容、長さ、対象年齢などを

しっかり考慮して選ぶことがポイントです。

対象年齢の目安を知るのに、小学校の国語の教科書に

どんな作品が採用されているかが参考になる、という点は、

参加者の皆さんにとって思いがけない情報だったようです。

 

>定番のおすすめ絵本

 

 『かぼちゃスープ』 

 ヘレン・クーパー/作 せなあいこ/訳 アスラン書房

 

 読みやすく、リズムのある文章は読み聞かせにぴったり!

 

 

★おはなし会の構成★

おはなし会の全体をひとつの流れとしてとらえ、

導入と仕舞いをきちんとすること、中心となるメインのおはなしを決めること、

つなぎ方を工夫して途切れないようにすること。

“メイン”ばかりにならないように、自然や写真絵本、

赤ちゃん絵本などの小さなおはなしを間に入れると、

ちょっとした気分転換や、つなぎになるというアドバイスもありました。

 

>ときには“文のない”絵本もいいですね。

 

 『かようびのよる』 

 デヴィッド・ウィズナー/作 当麻ゆか/訳 徳間書店 

 

 

 

★おはなし会の会場・時間★

聞き手にちゃんと絵本が見えるための工夫、

おはなしに集中できる環境作り、時間設定などについて学びました。

 

★読み聞かせの実践(手法・技法)★

本の持ち方、開き方、めくり方、声色など…

参加者の皆さんにとって、とても参考になったようです。

 

 

⇒最終日の発表会(一般公開のおはなし会)の準備に入りました。

4つのグループに分かれて、各自で読む本を選び、プログラムを立てます。

参加者の皆さんは、これまでに学んだことを思い出しながら、

真剣に本を選び、教わったばかりの手遊びを練習し、つなぎを考え・・・

宮崎さんにアドバイスをもらいながら、組み立てていきます。

時間の調整や、読む本のバランス、テーマなど、

いざおはなし会のプログラムを組むとなると、

考えなければいけないことがたくさんありますね!

 

 

 

⇒どんな「おはなし会」になるのでしょうか?

講座最終日の発表会(一般公開のおはなし会)

ぜひ聞きにきてくださいね!

 

第3回 読み聞かせスキルアップ講座受講生による おはなし会

日時 3月24日(土)14:00~約1時間

場所 千代田図書館10階 子ども室

対象 どなたでも(出入り自由)

Posted at:15:00

レポート:第3回 読み聞かせスキルアップ講座―②

先月開始した連続講座「第3回 読み聞かせスキルアップ講座」

2日目の開催レポートをお届けします。

 

 *初日「愛の贈り物としての読み聞かせ―幼児期の発達と読み聞かせ」

  (講師:片岡輝さん)の様子はコチラをご覧ください。

 

★第3回 読み聞かせスキルアップ講座

 ②「子どもたちへの読み聞かせについて」

日時 3月3日(土)10:15~12:15

会場 千代田図書館 第1・2研修室

 

 

今回より、千代田図書館の学校支援担当司書である

宮崎亜古さんが講師をつとめます。

 

学校支援担当司書は、区内の小学校や幼稚園・こども園などに

派遣され、児童・乳幼児とその保護者、各施設の教職員に対して、

それぞれの読書活動を支援しています。

 

(学校図書館だけではなく、幼稚園・こども園・保育園などにも

 公共図書館の司書が赴き、継続的・定期的に支援を行うのは、

 全国的にもまだ前例の少ない取り組みです)

 

宮崎さんは、その統括業務をはじめ、図書館教育・読書教育のため

子育て支援者向けの講座など、各所で講座・講演を行っています。

 

 *昨年12月に宮崎さんが講師を担当