本と出会う読書サロン 第14期オープニングイベントを開催しました!

5月16日(火曜日)、「本と出会う読書サロン」第14のスタートとして

植物生態学者多田多恵子さんをお招きして、

新規メンバー募集を兼ねた講演会「植物はすごい!ふしぎと驚き」を開催しました。

 

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大学では生物の多様性についての授業をしている多田さん。

学生たちに感じることの大切さを伝えるため、授業ではフィールドワーク

積極的に行い、体験する機会を多く設けるそうです。

今回の講演でも、お話だけでなく本物の植物に触れられるよう、

実験を交えつつ進めてくださいました。

 

まずは全員に笹の葉が配られ、それぞれ観察してみます。

自分が体長5mmの虫だったら?などと想像しながら

葉を眺めたあとは、いろんな面を触ってみます。

「葉の裏に毛が生えている」

「触る方向によってすべすべしていたりギザギザしていたりする」

「葉のギザギザがおろし金みたいだ」

参加者からいろいろな感想が飛び出し、会場は終始和やかな雰囲気に

つつまれていました。

 

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さらに、傷つけると不快な臭いを出すというキケマン

という植物の茎を折ってその臭いを確かめたり、

(その後「お鼻なおし」としてローズマリーが配られました)

2種類の種を上から落としてみて、その落ち方の違いを観察したり、

図書館にいながら、ちょっとしたフィールドワークの疑似体験ができました。

 

なかでも印象的だったのは、みかんの葉の観察の方法です。

葉をすかしてみると、小さなつぶがたくさん見えます。

「みかんの葉には満天の星空が見える」

と、多田さんはおっしゃいました。

手のひらに乗るような小さな葉っぱを、

星空に見立てるなんて素敵ですね

ちなみにこの星空の正体は、匂いの貯蔵タンクのようなもので、

特別な器具などを使わなくても、カメラの接写機能やルーペなどを

使えば見ることができるそうです。

みなさんも、ぜひ試してみてください。

 

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多田さんは植物の研究や大学での講義のほかに、

実用書から子ども向けの絵本まで、多数の図書を執筆されています。

千代田区立図書館に所蔵されているものもあるので

図書館にお立ち寄りの際は、ぜひお手にとってみてください。

また現在、多田さんはイギリスの王立植物園の植物に関する書籍の翻訳中だそうです。

そちらの出版も楽しみですね。

 

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たくさんの植物にまつわるお話をご紹介いただき

さまざまな視点で生物を見てみることで、新たな発見やおどろきが

生まれるのだということを感じることができました。

多田さん、ありがとうございました!

 

6月から始まる「本と出会う読書サロン」第14では、

6月「草木花」 7月「日記」 8月「写真」 9月「大陸」をテーマに、

メンバーが思い思いに持ち寄った本の紹介を行います。

現在メンバーを募集中。まずはお気軽に登録からどうぞ♪

詳しくはコチラをご覧ください。

Posted at:11:20