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2012.08.15
レポート:アナウンサーと一緒にラジオ番組をつくろう |
千代田図書館では、夏休みの小学4~6年生とその保護者を対象に
「千代田図書館で学ぼう!夏のわくわく課外授業2012」を開催しています。
教科は国語・理科・社会・図工の4教科。
今回は、8月1日(水)に開催した「社会」の授業風景をお届けします。
「社会」の先生は、ラジオNIKKEIのプロデューサー兼アナウンサーとして
活躍している竹川英紀(たけがわ・ひでき)さんです。
番組制作に欠かせないラジオミキサーの女鹿田(めかた)さん【右】と
アシスタントの金井(かない)さん【左】もお手伝いくださいました。
ラジオミキサーとは、パーソナリティーの声や、
番組で使う音楽の音質・音量を調整し、録音する仕事です。
専用の機材が並べられ、千代田図書館の子ども室が
本格的なラジオスタジオの雰囲気になりました。
この授業では、子どもがパーソナリティーとなり、
保護者にインタビューをしてトーク番組をつくります。
番組のコンセプトは、
夕食後に家族の会話がはずむような番組。
ラジオ番組に初挑戦の参加者のみなさんが、
どんなトークを繰り広げるのかとても楽しみです!
まずは、番組制作の前に、
アナウンサーの話し方・場の盛り上げ方を学びます。
▲強調したい箇所を意識的に抑揚をつける練習中。
続いて、番組の為の「取材」をします。
夏休み・旅行・ペットなど、組ごとにテーマを決めて、
どんなインタビューにするかメモを取りながらシナリオを考えました。
▲いつ・どこで・誰と・何をしたか?
視聴者に興味を持ってもらえるような話の広げ方に気を配ります。
「ここまでを10分で考えてください!」
「ハイ、あと1分~!!」
竹川先生の激が飛びます。
限られた時間の中で、面白いトークとなるポイントを押さえた
シナリオを考えるのは大変そうでしたが、
親子の笑い声があちこちから聞こえてきます。
シナリオができあがったら早速本番のインタビュー。
今回は参加者を5グループに分けて、
グループ毎にひとつのラジオ番組をつくりました。
▲録音スペース。本物のヘッドセットとカフボックスを用意。
(カフボックス=マイクの音声をON/OFFする操作箱のこと)
←自分の持ち時間は厳守!!
▲「それでは行きますよ!」「オー!!」
▲話すタイミングを見計らって、ディレクター(竹川先生)が指示を出します。
▲ゲストにインタビュー☆
▲視聴者も笑い声や拍手で番組を盛り上げながら、
リスナーカードにラジオ番組の感想を書きます。
インタビューの時間はそれぞれ3分間。
実際に放送されているラジオ番組は、
時間ぴったりに終わるように制作されています。
これがなかなか難しい!
長く話しすぎず、短くなりすぎずを意識しながら、
自分たちがつくったシナリオにアドリブを加えて
楽しいトークを届けます。
ラジオミキサーがつくり出す音の効果も、
番組を大変盛り上げてくれました。
ディレクターの竹川先生と合図を送り合い、
ジングル(節目に挿入される短い音楽)や音のフェードアウトを
なめらかにタイミングよく行い、番組を演出します。
完成したラジオ番組はどれも面白く、
会場は笑い声で溢れて授業終了となりました。
楽しくラジオ番組をつくりながら、
パーソナリティとゲスト、視聴者、番組をつくる仲間など
さまざまな関係でのコミュニケーションを
学んでいただけたのではないかと思います。
授業終了後には「どきどきして面白かった!」
「アナウンサーの仕事をもっと知りたくなった」
「みんなの前で話すことが楽しかった」などの声をいただきました。
参加者のみなさん、先生、ありがとうございました!
Posted at:09:00