日比谷図書文化館コンシェルジュ通信vol.42:ホール・会議室を使ってみよう!/日比谷カレッジ関連展示「アートを読む」ご案内


ホール・会議室を使ってみよう!

この数年でオンライン会議や配信が日常化していますが、改めて対面だからこそ伝わる空気感や熱量を見直す方も多いのではないでしょうか。そんな方に耳よりな情報です!日比谷図書文化館貸出施設があるのはご存じですか。少人数の打ち合わせから、200名規模の講演会などにも対応できるホール・会議室があります。
より多くの方に知っていただけるよう、館内1階エレベーターホール前に、ご案内のイラストを掲示しています!ぜひ、ご覧ください。

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貸出施設の種類

日比谷コンベンションホール(大ホール)地下1階

定員207名。観客席からは登壇者の表情が分かる距離感です。座席は簡単な筆記が可能なテーブル付きです。
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スタジオプラス(小ホール)4階

定員60名。室内は六角形、窓は三角形とユニークな構造です。そして高い天井は開放感あふれる気持ちのよい空間です。
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セミナールームA・B(会議室A・B)4階

定員24名。机、椅子はスクール形式のレイアウトですが、ご自身で机の配置は自由にアレンジできます。
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各貸出施設の雰囲気は千代田区立図書館公式チャンネル(YouTube)でもご覧いただけます。

コンベンションホール(大ホール)はこちら

スタジオプラス(小ホール)・セミナールームA/B(会議室)はこちら



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利用するにあたって

〇規約は当館ホームページをご覧ください。

コンベンションホール(大ホール)はこちら

スタジオプラス(小ホール)はこちら

セミナールームA/B(会議室)はこちら

〇ご予約の際は千代田区立図書館「貸出券」が必要です。お近くの千代田区立図書館で作成してください。

詳しくはこちら

〇ご予約内容を確認の上、利用承認を行います。

〇マイク、プロジェクターなどの会場備品は有料(別途要申込み)となります。

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当館のホール・会議室にご興味をお持ちいただけましたら、お気軽にお問い合わせください。

日比谷カレッジ関連展示「アートを読む」ご案内

3階エレベーターホールでは、日比谷カレッジ関連展示「アートを読む」を開催しています。絵画やガラス、彫刻作品等、講演会にて紹介する4人のアーティストと、講師の伊藤 久美子先生の作品をご覧いただけます。また、アーティスト自身が学生時代に影響を受けた本を紹介しています。(展示している書籍は一部を除き、貸出可能です。)

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企画担当者に、展示の見どころを伺いました!

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テキスト(言語)で情報を得ることが出来る「本」とは違い、言葉を持たない「アート作品」は鑑賞するのが難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。今回の展示では、アート作品と一緒に作家自身の「言葉」を壁面に展示し、作品(非言語)とテキスト(言語)のどちらからでも、楽しむことができる仕掛けを作りました。また、アーティスト自身が学生時代に影響を受けた本の紹介では、コメントと一緒に本の展示も行っています。その本は、作家自身の思考や願い、作品を読み解くヒントになるはずです。アート好きの方にはもちろん、アートを普段鑑賞しない方にも是非、お越しいただければ嬉しいです。作品と言葉、その両方を行き来しながら、5人のアーティストによる小さな美術展をお楽しみください。

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【会  場】 3階 エレベーターホール

【期  間】 開催中 ~ 3月30日(土曜日)

【休 館 日】 3月18日(第3月曜日)

また、こちらの展示は関連の日比谷カッレジの開催もございます。詳細はちよぴたブログ 2024.02.09 中高生におすすめ!日比谷カレッジ「好きなことと生きていく~美大藝大アーティスト編」開催をご覧ください。

Posted at:16:20

「春の訪れを感じる本」をご紹介

まだまだ寒い日が続きますが、少しずつ春の気配が近づいてくるのを感じられますね。

今回は、「春の訪れ」を感じられるおすすめの本をご紹介します!

本を開いて、これからやってくる新しい季節に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

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『春ものがたり』

野上 暁/編

偕成社

国語の教科書で読んだことのある人も多いであろう谷川俊太郎の詩「春に」(詩集『どきん』(理論社)に収録)をはじめとし、卒業や出会い、春風、花などを題材に、活き活きと春を描いた短編や詩が15編収録されています。


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『生き物が教えてくれる季節のおとずれ 春』

亀田龍吉/写真・文

汐文社

春といえば、どんな生き物を想像しますか?

日本の暦の言葉と共に、サクラ・ウグイス・モンシロチョウなど、春の訪れを告げてくれる可憐な生き物たちの生態を、色鮮やかな写真で紹介しています。

身のまわりの春をさがしに、外へ出かけたくなること間違いなしの一冊です。


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『たのしいまきばのイースター』

ロイス・レンスキー/作・絵、佐藤 淑子/訳

徳間書店

明日は春のお祭り、イースター。牧場の動物たちは、自分たちのお世話をしてくれる女の子・アン=イライザに贈り物をしようと、みんなで集まって相談をはじめます。そこへ、いばりんぼうのイースターうさぎがやってきて...。

アメリカで半世紀以上読み継がれてきた、わくわく楽しい気持ちになれるお話です。



『エチュード春一番 第1曲 小犬のプレリュード』

荻原規子/著

KADOKAWA

大学に合格し一人で暮らし始めた美綾(みあや)の元に、「自分は八百万の神だ」と名乗る謎の子犬・モノクロが現れる。

奇妙な共同生活を送る一方、大学では再会した幼馴染たちと共に、幽霊絡みの事件に巻き込まれ...波乱万丈の大学生活が始まる!


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『こんなふうに生きればいいにゃん 心療内科医がネコから教わった生き方のコツ』

海原純子/著

海竜社

春は出会いや別れ、新生活の時期。進学や就職による環境の変化に、不安や心配を抱えている方も多いのではないでしょうか?

疲れてしまったときはこの本を開いて、ネコたちからリラックスして生きる方法を教わってみましょう。


以上、春を感じられる本を5冊ご紹介しました!

ポカポカ陽気が気持ちいい日には、図書館に足を運んでみてはいかがでしょうか?

春を感じられるお気に入りの一冊を、ぜひ見つけてみてくださいね。

Posted at:18:00

千代田区立中学校・高等学校展示 in 千代田図書館
③白百合学園中学高等学校


千代田図書館9階第2展示ウォールにて開催中の「千代田区内中学校・高等学校展示」、3校目の展示が3月3日(日曜日)から始まりました。

今回は、今年度が初参加となる白百合学園中学高等学校の、文芸部図書委員会の作品です!

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文芸部は、部員が制作した小説などをまとめた部誌を展示。さらに、学園祭で発表した「GAME BOOK」も展示しています。2つの選択肢からどちらかを選びながら読み進めることで、自分だけの物語を作っていくというゲームです。

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▲文芸部 部誌「大樹」


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▲「GAME BOOK」

気になる結末は、同じく展示中のファイルの中に書かれています。違う結末も読んでみたい...。と、気がつけば何度も読んでしまう、とても面白い作品です。ぜひ、自分だけの物語を作ってみてください!

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▲結末はファイルの中に...(ファイルは貸出不可、館内閲覧のみ)

図書委員会は、図書委員が選ぶおすすめ本17点を、手作りのPOPで紹介しています。ひとつひとつ個性が溢れた、とても見ごたえのある作品が並んでいます。千代田図書館に所蔵されている本も一緒に展示していますので、読んでみてはいかがでしょうか♪

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▲図書委員手作りPOP17点

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▲千代田図書館所蔵の本も展示中(貸出可)

さらに、学園祭での展示「図書館博」で発表した「寄生虫」の研究発表も一緒に展示中!「あ、聞いたことがある...」という寄生虫から「なにこれ!知らなかった...!」という驚きの寄生虫まで、綿密に調査されています。「実際はどのような見た目で特徴があるか知らないな...」という方も、この機会にぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。

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第1回図書館博「寄生虫」

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▲かわいいイラストとともにご紹介♪

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千代田区内中学校・高等学校展示 in 千代田図書館

白百合学園中学高等学校 文芸部・図書委員会

【展示期間】 開催中~3月17日(日曜日)

【展示場所】 千代田図書館9階=第2展示ウォール

詳しくはこちら

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今年度は、4月まで全5校の展示を行います。

区内の中学生・高校生による、それぞれ特色ある学校活動の展示をぜひお楽しみに♪

Posted at:15:20

コンシェルジュ通信vol.70:季節の和菓子を堪能!

最近はぽかぽかと暖かい日が増えてきました。

甘いお菓子でほっと一息、癒されたい気分になります。

九段下駅から千代田図書館までの道すがら、いつも気になる和菓子屋さんがあります。

先日コンシェルジュの仲間たちと伺いました。

御菓子司 寿々木(おかしつかさ すずき)さんです!

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まず目に入るのは、和菓子が並んでいる表のショーケースです。

伺ったときは2月の和菓子が並んでいました。

写真の「寒椿(かんつばき) 」の練り切り、美味しそうですね!

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花びらの中にはこしあんが包まれており、しっとり優しい甘さ

ちょこんと添えられた椿の葉は少し透明感があり、瑞々しさが伝わってきます。

ぱっと華やかな気分になれる、素敵な練り切りです。



和菓子と聞いて、練り切りをイメージされる方は多いのではないでしょうか。

この機会に、千代田図書館所蔵の本で、練り切りと2月の和菓子のモチーフについて調べてみました!

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『事典 和菓子の世界』

中山 圭子/著

岩波書店

練り切りとは

こしあんに求肥、寒梅粉(かんばいこ)などのつなぎを加えて、練り上げて作るもの。

柔らかく細工がしやすいため、季節に合わせて様々な形作りがされています。

モチーフ

日本の和菓子は、その時の季節にあった植物動物自然など身の回りのものがモチーフにされています。

今回紹介した椿の花は、1月~2月頃の季節によく用いられています。

「寒椿」のほか、「玉椿」「姫椿」「白玉椿」「花椿」などの銘が付けられるそうです。

練り切りの柔らかい生地と、日本の四季を愛でる文化、そして和菓子職人の技が重なって、繊細で美しい練り切りが出来るのですね!

千代田図書館には、ほかにも和菓子に関連する本があります。

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『史料でみる和菓子とくらし』

今村 規子/著

淡交社

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『和菓子を愛した人たち』

虎屋文庫/編著

山川出版社

これからお花見お祝い事などで、和菓子を買おうかな~と考えている方!

御菓子司 寿々木さんの和菓子とともに、図書館の本で理解を深めてみてはいかがでしょうか。



そろそろお花が見頃の季節がやってきますね。

コンシェルジュブースで現在「春の兆しを探しに千代田区内お散歩へ♪~皇居東御苑の梅~」をテーマに装飾しています。

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今後もさまざまな展示を行っていきますので、どうぞお楽しみに!

御菓子司 寿々木

【場  所】千代田区九段南1-4-3

【営業時間】午前11時~午後7時(甘味喫茶12時~)

【定 休 日】土曜日・日曜日・祝日

Posted at:17:00

【MOFCAの庭からごきげんよう】ほんとうの心の力

千代田区障害者よろず相談MOFCAと連携し、おすすめの本をご紹介いただいている連載【MOFCAの庭からごきげんよう】。第12回目をお届けします。



みなさま、こんにちは。

ほころび始めた梅のつぼみに、春のきざしが感じられる時節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか? 今月担当のMです。

今回ご紹介する本は、『ほんとうの心の力』(中村 天風/著、PHP研究所)です。

はじめに中村天風の波乱万丈の経歴をお伝えします。すでに92歳で他界されておりますが、1876年東京生まれの中村天風は大蔵省初代仕抄局長を父に持ち学生時代に英語をマスター。柔道部のエースとして活躍後、日露戦争の軍事スパイに抜擢され満州で活躍した後、肺結核を発病し、そこから人生について深く考えるようになりました。

そんな中、アメリカの啓蒙書に感銘を受け渡米し、医学部に入学。さらにヨーロッパの著名な哲学者に会うも答えが見つからず、失意の中「日本に帰って死のう」と帰国を決意しました。その帰路中にヨガの聖師カリアッパと運命的な出会いをします。インド・ネパール山麓で修行生活に入り、病を克服したのです。日本に帰ってからは実業家になりましたが、真に生きがいのある人生を送るための講演活動等をしながら、実践哲学を世の中に広めめました。彼に影響を受けた人は松下幸之助、テニスの松岡修造など著名人が大勢おり、野球の大谷翔平もその一人です。

私は以前、中村天風の『君に成功を贈る』(日本経営合理化協会出版局)という本を読んだ事がありましたが、不治の病であった結核をヨガの修行でどのように克服したのか、非常に興味を持って読んだ記憶があります。今回、手にしたこの本は中村天風がヨガの修行で学んだ哲学のエッセンスを見開き1ページ事にまとめ、読みやすくなっているのが特長です。

日々起こる出来事に対して、どうやって考えていいのかわからない時に人生の道しるべとしての考え方がたくさん詰まっています。この本を読むと、自分の弱っている心にエネルギーをチャージしてくれるように思いました。

本の中に、愉快に生きるための項目として「神経過敏」があります。一部抜粋します。
「神経が過敏だと、正当な幸福に恵まれても恵まれたと思いません。見るもの聞くもの、みんな癪(しゃく)の種、心配の種になってしまいます。ですから、日々が少しでも安らかな、いわゆる安心立命の境涯で生きられないことになってしまうんです」

そういえば私も一時的に神経過敏になった事を思い出しました。数年前です。私の住んでいる近くに雑木林があり早朝4時ごろからかっこう鳥の鳴き声が甲高く聞こえ、その声が2週間位続いたものですから、とてもいらいらしてしまい、とうとう自治会の役員さんに相談したことがあります。東京都では自然のものだからそのまま放置したい、市では木を伐採してもいいですよと言ってくださったそうです。隣人にだれもかっこうの声がうるさいとの訴えはなかったので、私は少し落ち着いてかっこう鳥の習性を調べてみることにしました。

なんと、かっこう鳥は自分の巣をつくらず、卵を産んだら、他の鳥の巣に自分の卵を入れ育ててもらうのです。理由は低体温のためだそうです。それを知った時、とてもかっこう鳥が哀れに感じ、鳴き声は少しずつ気にならなくなりました。

心の持ち方がいかに人生を支配してしまうのか、色々な角度から中村天風は教えてくれます。いつも朗らかに、明るくて、大らかに、辛い時こそ笑っていけるような人になりなさいと言っています。



「千代田区障害者よろず相談MOFCA」も、相談窓口としてご利用ください。どんなささいな事でも結構です。みはらしの良い、居場所スペースもありますので、ただ休んでご自分のリラックスの場としてのご利用も大歓迎です。お待ちしております。

Posted at:11:40

中高生におすすめ!日比谷カレッジ「好きなことと生きていく~美大藝大アーティスト編」開催


日比谷図書文化館では、3月30日(土曜日)に講演会「好きなことと生きていく〜美大藝大アーティスト編」を開催します!

美術作家、藝大アートプラザキュレーターの伊藤 久美子さんが、美術大学の予備校や入試、大学の授業、アーティストになるまでの実体験を語ります。

美術が好き、または美大に興味がある中学生・高校生の方とその保護者の方におすすめのイベントです。

只今申し込み受付中!ぜひお気軽にご参加ください。

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大きな画像を見る(PDF:572KB)


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【日にち】 3月30日(土曜日)

【時 間】 午後2時~3時30分(1時30分開場)

【場 所】 日比谷図書文化館4階 セミナールームA(会議室)

【対 象】 中学生・高校生、その保護者(学生のみの参加も可能です)

【定 員】 20名(事前申込制、先着順)

【参加費】 無料

お申し込みはこちら



【講師プロフィール】

伊藤 久美子

美術作家、藝大アートプラザキュレーター。

東京藝術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻油画技法・材料研究分野修了。

自身も作家として「souvenir」シリーズを中心とした絵画制作、個展出品等の活動をする傍ら、およそ15年にわたり藝大アートプラザにてチーフキュレーターとして活動。多くの藝大アーティストと接し、多数の企画展制作、キュレーションを行っている。

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(撮影:縣健司)

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個展会場(2022年伊藤久美子個展)

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講師 個展会場の様子

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講師作品「souvenir」シリーズ



【日比谷カレッジ関連展示「アートを読む」】

本講座で紹介する若手アーティストと講師の作品、および関連図書を日比谷図書文化館3階エレベーターホールにて展示します。

アーティストが影響を受けた本の数々に触れてみてはいかがでしょうか。

【会 期】2月20日(火曜日)~3月30日(土曜日)

【場 所】日比谷図書文化館 3階エレベーターホール グリーンゾーン側

【参加アーティスト】伊藤久美子(絵画)、内田恵(絵画)、小林真理子(絵画)、佐々木怜央(ガラス立体)、田中綾子(彫刻)

Posted at:11:30

国立公文書館の企画展示「みんなで食べよう―公文書でえがく学校給食―」


今回のちよぴたブログでは、国立公文書館で開催中の、令和5年度 第3回企画展「みんなで食べよう―公文書でえがく学校給食―」に行ってきましたので、紹介します♪

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千代田図書館から歩いて10分ほどの距離にある、国立公文書館は、国の行政機関独立行政法人から移管をうけた、歴史資料として重要な公文書などを保存しています。

憲法や法律、条約などをはじめとした公布原本や関連資料が常設で展示(複製のみ)されており、いつでも見ることができます。

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▲令和の書(複製)

今回の企画展のテーマは学校給食。国立公文書館が所蔵している資料を中心に、戦前から戦後、そして現在に至るまで、給食がどのように変化していったのかを時代背景とともに辿ることができます。

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昭和29(1954)年に学校給食法が公布、施行されたときの、学校給食法の御署名原本も展示されています。当時の学校給食の目標などを知ることができる、大変貴重な資料です。公布から70年を迎えた今もなお、非常にきれいな状態で原本を見ることができるのは、大切に管理されているからではないかと思います。

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そして、献立に関する資料も展示されています。「栄養献立表」には、朝食・昼食・夕食の献立表に加え、調理方法などが紹介されています。当時の、食への関心や健康への意識なども伺うことができます。

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そして最後に興味深かったのが、「思い出に残っている給食」のアンケート結果の展示!

世代地域別に分かれており、自分が食べていた給食は他の地域では食べられていなかったという驚きや、反対に給食に出てほしかったな...というメニューもあり、とても楽しく見ることができました。

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親子でメニューの違いを探したり、育った地域が違う友達と、給食のメニューについて語り合うのも、驚きがあって面白いのではないでしょうか♪

令和5年度 第3回企画展

「みんなで食べよう―公文書でえがく学校給食―」

【会 期】 開催中~2月25日(日曜日)

      ※期間中無休

【時 間】 午前9時15分~午後5時

【会 場】 国立公文書館 本館

【所在地】 千代田区北の丸公園3-2

【入場料】 無料

詳しくはこちらをご覧ください



そして、千代田図書館の9階プラスアートでも、国立公文書館の紹介をしています♪

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▲展示に合わせた本の紹介もしています♪

展示「国立公文書館:みんなで食べよう―公文書でえがく学校給食―〈ミュージアムへ行こう!Vol.12〉」

【展示期間】開催中~2月24日(土曜日)

【開催場所】千代田図書館9階 プラスアート

【企画協力】国立公文書館

詳しくはこちら



10階では、「図書館と給食 おはなし給食ってなに?」というテーマで展示を開催しています。千代田区立の小学校では、秋の読書推進月間を中心に、「おはなしに登場する食べ物」を給食で再現する「おはなし給食」を実施しています。子どもたちに食べることを楽しんでもらおうと、千代田図書館から派遣された司書、そして各学校に所属する栄養士の方がメニューを考えています。

実際のメニューの写真、そしてテーマになっている本を一緒に見ることができます。

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▲おはなし給食のもとになった本や、給食に関する本も併せて展示(貸出可)


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▲千代田図書館の階段にも本の紹介が♪

もっと給食について知りたい!理解を深めたい!と思った方はぜひ、千代田図書館にも足を運んでみてくださいね♪

展示「図書館と給食の関係 おはなし給食ってなに?」

【展示期間】開催中~3月23日(土曜日)

【開催場所】千代田図書館10階 児童書コーナー

【企画協力】千代田区立九段小学校、千代田区立麹町小学校

詳しくはこちら

Posted at:14:30

千代田区立中学校・高等学校展示 in 千代田図書館
②二松学舎大学付属高等学校


千代田図書館9階第2展示ウォールにて開催中の「千代田区内中学校・高等学校展示」、2校目の展示が2月8日(木曜日)から始まりました。

今回は、二松学舎大学付属高等学校の、理数科研究部文芸研究部図書委員会の作品です!

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理数科研究部は、活動をまとめたポスターを展示しています。今回の研究テーマは、「2022年に沖縄県に漂着した軽石の由来を分析する」というもの。日本地質学会で発表を行ったときに、実際に使ったポスターを展示しています。

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▲とても細かく調査されており、見ごたえ抜群です!

文芸研究部も、部での活動をまとめたポスターを展示しています。文芸研究部は、年に2回、部誌の発行や、東京都文芸部の集いをはじめとした本好きの仲間と交流を深める活動を続けています。

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▲部誌もご覧いただけます♪

図書委員会は、教室から離れた校舎6階にある図書館を、もっとたくさんの人に利用してもらいたいと、タブレット端末を使っておすすめ図書のPOPを作成し、学校内に掲示する活動をしています♪

今回は、生徒たちが作ったおすすめ図書POP 11点と、千代田図書館に所蔵のある資料11点を展示。おすすめコメントとともに本を手に取っていただけます。(資料は全て貸出可、貸出中の場合はご了承ください)

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▲作成したPOP全点はファイルに綴じています。

お手に取ってご覧ください(館内閲覧のみ)

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千代田区内中学校・高等学校展示 in 千代田図書館

二松学舎大学付属高等学校 理数科研究部・文芸研究部・図書委員会


【展示期間】 開催中~2月22日(木曜日)

【展示場所】 千代田図書館9階=第2展示ウォール

詳しくはこちら

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今年度は、4月まで全5校の展示を予定しています。

区内の中学生・高校生による、それぞれ特色ある学校活動の展示をぜひお楽しみに♪

Posted at:17:20

千代田図書館のDISPLAY BOOKSが新しくなりました!

千代田図書館9階 情報探索コーナーの円形デスクの中央、装幀が美しい古書を見て楽しめるDISPLAY BOOKS(ディスプレイブックス)が新しくなりました♪

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こちらは、神田神保町の洋古書専門店 北沢書店の4代目店主 北澤里佳さんが手がける「KITAZAWA DISPLAY BOOKS」を千代田図書館内でも楽しんでいただけるよう設置しているコーナーです。

1月28日(日曜日)、千代田図書館の休館日に入替作業をしていただきました。

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たくさんの色鮮やかな洋古書が、手際よく並べられていきます。

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棚全体のバランスを見ながら本を配置し、装飾のオブジェを並べる北澤さん。

美しい洋古書の魅力を活かしながらディスプレイしていきます。

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1時間半ほどで入替作業が終了し、DISPLAY BOOKSが完成しました!

今回は、緑、青、黒の3色をテーマカラーとして、3面の本棚を構成しています。

「リラックスできる緑、爽やかな青、読書や勉強がはかどる黒と、これから迎える新しい季節に合わせて色を選びました」と北澤さん。

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並べられている本の中には、アーネスト・ヘミングウェイやD.H.ロレンス、マーク・トウェインなど、日本でもよく知られた文学者の名前を見つけることができます。

北沢書店が数多く取り揃える英米文学の本の中から、図書館を利用する方にも馴染みの深い1950~60年代以降の文学作品を中心に選書していただきました。

美しい装幀に注目し、その本を読んでみたい、手に取ってみたいと感じることも読書の楽しみ方のひとつです。

千代田図書館へご来館の際は、ぜひDISPLAY BOOKSにご注目ください!

DISPLAY BOOKS

【場 所】千代田図書館9階 情報探索コーナー中央

※このコーナーの資料は閲覧・貸出できません

※館内の写真撮影は、申請のうえ行うことができます


また、千代田区立図書館公式YouTubeチャンネルでは、今回のDISPLAY BOOKSのメイキング動画を、来月中に公開予定です!こちらも、どうぞお楽しみに♪

Posted at:17:00

千代田区立中学校・高等学校展示 in 千代田図書館
① 錦城学園高等学校


千代田図書館9階第2展示ウォールにて、2020年度から実施している「千代田区内中学校・高等学校展示」を、今年度も行います!
千代田区内の学校に、千代田図書館の展示スペースを成果発表の場として活用いただき、各校の特色ある活動をご紹介していきます♪

今年度の1校目は、錦城学園高等学校による源氏物語絵巻です。

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古典の授業でグループワークを行い、『源氏物語』の内容を各々一枚の紙にまとめた作品。

生徒たちが2022年度に作成した『源氏物語』54帖登場人物の紹介33枚を加えた、完全版の絵巻から抜粋して展示しています。

壁一面に並んだ色とりどりの絵巻は大迫力!

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紙選びにこだわり、イラストや図、切り絵や折り紙を使用し、それぞれ豊かな発想で源氏物語の世界を表現しています。

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今年話題の大河ドラマの影響で、『源氏物語』をはじめとした古典文学に興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

錦城学園高等学校の展示からは、生徒のみなさんの『源氏物語』への深い理解と親しみが伝わってきます。これを機に、古典文学の世界に気軽に触れてみてはいかがでしょうか。

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展示では、『源氏物語』に関連する図書を11冊ご紹介しています。あわせてご覧ください。

(展示本はすべて貸出可。貸出中の場合はご了承ください)

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千代田区内中学校・高等学校展示 in 千代田図書館

錦城学園高等学校 国語科

【展示期間】 開催中~2月7日(水曜日)

【展示場所】 千代田図書館9階=第2展示ウォール

詳しくはこちら

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Posted at:17:50