【レポート】第3回ちよぴた落語会「ひつじの古本祭り」編

12月10日(日曜日)、千代田区役所1階 区民ホールにて「第3回ちよぴた落語会"ひつじの古本祭り"編」を開催しました!

これまでご好評いただいた「第1回ちよぴた落語会」「第2回ちよぴた落語会」に続いての第3回は、「ひつじの古本祭り」特別編を実施しました。

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「ひつじの古本祭り」とは、読書家で知られる春風亭昇羊さんが、柳家花いちさん春風亭昇市さんのお二人を聞き手に、文学の魅力を熱く、そして楽しく語るトークイベント。これまで様々な会場、テーマでおよそ20回行ってきたそうです。

今回は千代田図書館がある庁舎の1階 区民ホールを舞台に、落語三席と文学トークをお楽しみいただきました。

一席目は、春風亭昇市さんの「代脈」から。

この日は子ども達も多く来場しましたが、ゆかいな語り口にみんな大喜び!

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続いての二席目は柳家花いちさん。

ちょっとした日常の"あるある"が重なっておかしさを誘う「いいからいいから」で、会場は明るい笑いに包まれました。

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本日のトリは春風亭昇羊さん。

「落語と文学は親和性があるんです」というまくらから披露されたのは、三遊亭圓朝作の「心眼」。これまでの二席とはまた違った魅力を持つ圓朝作品の世界に、グッと引き込まれました。

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休憩をはさみ、後半の「ひつじの古本祭り」トークが始まりました。

今回取り上げたのは千代田区ゆかりの作家 田山花袋の短編作品「少女病」。

作品が書かれた時代背景や田山花袋という人物のエピソードに、ところどころ朗読も交えながらこの作品を紐解いていきます。

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若い女性に執着心を抱いてしまう小説家の主人公。日々の生活を妄想で彩る主人公の欲望を、理解できるような、したくないような...。そんな彼を待ち受ける結末とは?

三人の軽妙なトークで笑いが沸いていた会場の皆さんが、その結末に息をのむ一幕も。みんなで一つの作品を読んだような、あっという間の時間でした。

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今回の落語会は、図書館に相応しい取り組みとして、千代田区ゆかりの作家を題材に「ひつじの古本祭り」特別編をお送りしました。

春風亭昇市さんは、このトークイベントを始めるまで「本っていつ読んだらいいの?」と読書に馴染みがなかったそうですが、回を重ねて「たくさんの作品紹介を聞くうちに耳が肥えて、本も楽しめるようになってきた」と話していたのが印象的でした。

ページをめくるだけで、まるで別世界に連れて行ってくれるのが読書の魅力です。来場いただいた幅広い年代の皆さんにも「ひつじの古本祭り」を通して、本を読む楽しさを共有していただけたのではないでしょうか。

気になった本ができたら、ぜひ図書館へお越しください♪

ご来場いただいた皆さん、ありがとうございました!

第3回ちよぴた落語会

「ひつじの古本祭り」編

当日の演目

一.「代脈」春風亭昇市

一.「いいからいいから」柳家花いち

一.「心眼」春風亭昇羊

一.「ひつじの古本祭り"田山花袋"」

Posted at:17:00