カテゴリー
アーカイブ
最近の記事
2024.12.07
【千代田図書館 イベントレポート】大入り!「第5回ちよぴた落語会『ひつじの古本祭り』編」 |
何かと忙しい師走を迎える前に、ひと笑いできるイベントを!ということで、11月29日(金曜日)に「第5回ちよぴた落語会 ひつじの古本祭り編」を千代田図書館主催イベントとして開催しました。今回もたくさんの方が笑いを求めて足を運んでくださいました。
「ひつじの古本祭り」とは、読書家で知られる春風亭昇羊さんが、柳家花いちさんと春風亭昇市さんのお二人を聞き手に、文学の魅力を熱く楽しく語るトークイベントです。前回は、第3回のちよぴた落語会を「ひつじの古本祭り編」として開催しました。(その様子はこちらからお読みいただけます)
今回はじめの一席は、春風亭昇羊さんの「権助提灯」。本宅と妾宅を行ったり来たり。次登場人物が次々に入れ替わる様を、テンポ良い語り口で、会場は噺に引き込まれます。
二席目は春風亭昇市さん。最近は地方公演で全国さまざまな場所で高座に上がっているという昇市さんが披露してくださったのは、言葉遊びのリズムがなんとも心地良く感じる「ん廻し」。
仲入り前の三席目は、「待ってました!」と会場からのかけ声が。高座に上がったのは柳家花いちさん。ある日、お向かいさんからいただいた「ムンバイ」のお土産。ムンバイってどこ...?から始まる「土産話」に、会場は終始笑い声に包まれました。
仲入り後は「ひつじの古本祭り」がスタート!今回のお題は、武者小路実篤の作品『お目出たき人』。前回の古本祭りに続き、千代田区ゆかりの文学者の作品を選んでいただきました。昇羊さんが作品を読み、話を通して武者小路実篤がどのような人物なのかを三者三様に妄想していくうちに、気がつけば3人の若かりし頃の恋の話に。作品中、一度も話しかけたことのない女性「鶴」の事が気になる主人公。電車の中で自分の近くに座っただけで「私のことが好きなはずだ...」と思ってしまう描写に、「ええっ」と驚く昇市さんと、「いやでもちょっとわかるかも...」という昇羊さんと花いちさん。ここから3人の学生時代にモテた、モテない話で大盛り上がり。落語の席では滅多に見ることのない一面に、会場は大爆笑の連続でした。
▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲
第5回ちよぴた落語会
当日の演目
一.「権助提灯」春風亭昇羊
一.「ん廻し」春風亭昇市
一.「土産話」柳家花いち
ひつじの古本祭り
武者小路実篤『お目出たき人』
▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲
▲▼来場者の感想(アンケートより)▼▲
「初めて落語を聞きましたが、とても面白かったです。本も読んでみます」
「古典・創作両方とも聴くことができ満足でした」
「3人とも個性豊かで今度寄席に行ってみようかと思いました。」
「豊かで楽しい時間でした。また開催してください」
「沢山笑わせていただきました」
今回のちよぴた落語会も大盛況で幕を閉じることができました。ご来場いただいた皆さん、ありがとうございました!
▲落語会に合わせて千代田図書館にて展示していた、武者小路実篤の紹介コーナーの前で記念撮影♪(展示は落語会の日まででした)
Posted at:15:15