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2020.03.20
おうちで本を楽しもう! ~おすすめ本紹介:おとな向け編~ |
ちよぴたブログが子ども・おとな・YA(ヤングアダルト)におすすめの本を3回にわたってご紹介!(前回はこちらの記事をご覧ください)
今回は、千代田図書館で開催されている「本と出会う読書サロン」より、おとな向けのおすすめ本4冊をご紹介します。
「本と出会う読書サロン」は、毎回異なるテーマに基づいて本を1冊ずつ持ち寄って紹介し合う、本を通じた交流の場です。
2019年12月から開催された第19期では"小説"をテーマに、12月は「歴史」、1月は「SF」、2月は「ミステリー」、3月は「恋愛」の本を紹介し合いました。(3月17日の開催は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため中止となりました)
各月のテーマから1冊ずつ、読書サロンのメンバーの皆さんにご紹介いただきました。
千代田区立図書館に所蔵のある資料については、書名に詳細情報をリンクしていますのでクリックしてご覧ください。
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12月のテーマ「歴史」
「加茂の水」(『司馬遼太郎短篇全集 10』に収録)
司馬遼太郎/著
文藝春秋
幕末、岩倉具視の謀臣として大政奉還、倒幕の密勅、王政復古などの画策や錦旗の図案作成に活躍した人物・玉松操を描いた短篇。豊かな学識を持ち明治維新に尽力しながら、歴史に大きく名を残すことなく世を去ったひとりの人物にスポットを当てることで、歴史の新たな一面を知ることができます。
1月のテーマ「SF」
『コンタクト』
カール・セーガン/著
新潮社
天文物理学者のカール・セーガンが書いたSF小説で、1987年に映画化された話題作です。女性科学者が巨大な恒星ヴェガから送られてきたメッセージを解読し、地球外生命とコンタクトをとるのですが、周りにはそのことがわからず、彼女の妄想ということで片付けられてしまいます。神、信仰、科学、哲学とは何かという思想のぶつかりあいが面白いです。
2月のテーマ「ミステリー」
シャーロット・マクラウド/著 髙田惠子/訳
創元推理文庫 東京創元社
くつろいで読むのにぴったりのミステリーでオススメなのが、田舎町を舞台に農業大学で応用土壌学を教えるシャンディ教授が活躍する人気シリーズ。第1作の『にぎやかな眠り』は、クリスマス・イルミネーションにまつわる話で、2作目以降もへんてこでわくわくする事件がてんこ盛り。作品ごとに強烈なキャラクターを持つ人物が次々と新たに登場し、読者を飽きさせることがありません。
3月のテーマ「恋愛」
(3月の開催が中止となったため、紹介予定だった本からのおすすめです)
『ラヴレターズ』
文藝春秋/編
文藝春秋
作家や女優、画家、音楽家、タレント、映画監督など26名が書いた「ラヴレター」。誰に宛てた手紙なのか、シチュエーションもさまざま。例えば川上未映子さんによる、実話とも虚構とも思われるようなちょっとぞっとする話。かつての恋人へ、猫へ、父へ、飛行機へ...。寝る前などちょっとした時間に1編ずつ読むのはどうでしょう。作者でも宛名でも、興味が湧いた作品から頁を開いてみては。
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千代田区立図書館は現在、サービスを一部休止して開館しています。
資料を借りたい場合は、電話やホームページなどで予約し、各館のカウンターで受け取ってください。
また、「本と出会う読書サロン」は、5月に第20期のオープニングイベントを行い、6~9月の第3火曜日(午後7時~8時)に月1回開催予定です。
詳細は4月以降にお知らせしますので、図書館内のポスターやチラシ、千代田区立図書館ホームページをご覧ください!
次回はYA(ヤングアダルト、中学生~高校生を中心とした10代の皆さん)におすすめの本をご紹介します。お楽しみに★
Posted at:10:45