【レポート】千代田図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー
「神保町で世界旅行気分」編


千代田図書館で定期的に開催しているイベント、千代田図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー。昨年に引き続き、参加人数を減らすなど新型コロナウイルス感染拡大防止対策をとりながら今年も行うことができました。今回のちよぴたブログは、そのイベントの様子をお伝えします。

神保町ツアーは、トークショーと街歩きツアーの2部構成。

今回のテーマは神保町で世界旅行気分です。そこで、第1部のトークショーには「旅の図書館」副館長の大隅一志さんをゲストにお招きしました。

211003-1.jpg

長年、観光に関する研究に携わっている大隅さんならではの視点で、旅・観光の歴史や日本人の海外旅行の変遷、とっておきの旅をするための図書館活用術などなど、図書の紹介を交えながらお話しいただきました。

211003-2.jpg

大隅さんが「今日イチ紹介したい」とおっしゃったのが、日本人初の海外旅行のお話。

幕末や明治初期には使節団など行政機関による日本人の海外渡航はありましたが、ここでとり上げるのは民間による海外旅行です。

211003-3.jpg

1908(明治41)年3月18日に横浜港を出発し、太平洋~北米大陸~ヨーロッパ~ロシアを巡り同年6月21日に敦賀に到着。参加者56名の98日間の世界旅行でした。旅行費用は2,340円。現在の金額に換算すると約1,200万円になるそうです!移動には船や列車のほか、自動車、馬車、地下鉄、ゴンドラ、登山電車などいろいろな乗り物が使われていました。
今とは違い簡単に海外の様子などの情報を得ることができない時代に、日本では見られない景色を見たり知らなかった技術を目の当たりにしたり、当時参加した人々の驚きや感動はとても大きなものだったのではないでしょうか。

211003-4.jpg 211003-5.jpg

トークの後半では、旅気分に浸れる本、旅のテーマを見つける本、情報を得るための本や雑誌、などなどたくさんの資料をご紹介いただきました。旅行記や小説を読んで追体験したり、すてきな写真がならぶガイドブックを見て「いつか本物を見に行くぞ!」と目標をたててみたり、本を通して自分なりの旅の楽しみをつくりたいですね。

「旅の図書館」には、今回紹介された資料はもちろん、たくさんの旅に関する資料があります。興味のある方はぜひ利用してみてください。

大隅さん、ありがとうございました!

つづいて第2部街歩きツアーです。

千代田区役所庁舎を出発し、神保町古書店街をめざします。

まず最初に訪れたのは、さくら通り入口のすぐ脇にあるイタリア書房

211003-6.jpg

イタリア、スペイン、ポルトガル、中南米のラテン系洋書の専門店です。

この日はお休みでしたが、歩道に面したディスプレイに飾られた図書などを、皆さん興味深く眺めていました。

211003-7.jpg

「看板は見たことあったけど、足を止めたことはなかった」

「となりのお店には何度も来ているのに、こんなところがあったなんて気づいていなかったです」

「古いお店の外観のお話を聞いたら、ほかのお店の壁も気になってきちゃったわ」

街歩きの中で、皆さんいろいろな発見があったようです。

211003-8.jpg 211003-9.jpg

ツアーの中では、英米文学を扱う北沢書店、韓国文学のチェッコリ、西洋古典や仏独原書が豊富に揃う田村書店、戦前から中国と深い関わりのある内山書店など、外国書を扱うお店を中心に古書店から新刊書店まで幅広くご案内。
さらに、神保町に数多く存在する中華料理店をはじめとする
世界の味を楽しめる飲食店などおすすめスポットもクイズを交えながらご紹介しました。


211003-10.jpg 211003-15.jpg

211003-11.jpg 211003-12.jpg

小学館ギャラリーBH 本と街の案内所に到着して、ツアーは終了です。気軽に海外旅行に出かけられるのはもう少し先になりそうですが、身近な場所で旅気分を味わっていただけたらうれしいです。

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

今回の神保町ツアーで巡ったのはこちらのコースです。

211003-14.jpg

大きな画像を見る(PDF:385KB)

Posted at:10:30

第21期「本と出会う読書サロン」イベント開催決定!


テーマに合った本を持ち寄って語り合う、読書を通じた交流の場「本と出会う読書サロン」

現在、21を開催中で、緊急事態宣言下でも少人数・時間を短縮しての開催、対面が難しい時期にはメールで本のおすすめコメント交換など、感染症対策を行いながら活動を続けてきました。

この度、第21期オープニングイベントとして今年6月に行う予定だったものの臨時休館で中止となっていた講演会を、11月16日(火)に開催することが決定しました!


講演のゲストは、ノルウェー語講師で翻訳家の青木順子さん「ノルウェー語を仕事にすること 語学から翻訳まで」というテーマで、ご自身が魅せられてやまないというノルウェーについて、たっぷりとお話しいただきます。


211002-1.jpg
大きな画像を見る(PDF:518KB)

ぜひご参加ください。

※オープニングイベントや読書サロンの開催内容は、新型コロナウイルス感染拡大状況により変更する場合があります。あらかじめご了承ください。

本と出会う読書サロン 第21期イベント

講演会「ノルウェー語を仕事にすること 語学から翻訳まで」


【日 時】11月16日(火曜日)午後6時30分~7時30分(開場 午後6時)

【会 場】千代田図書館9階 特設イベントスペース

【定 員】20名(当日先着順)

【ゲスト】青木順子さん(ノルウェー語講師・翻訳・通訳・講演会講師)

プロフィール

1968年生まれ。ノルウェーの大学に長期短期5回留学。

2000年、ノルウェーの情報提供を目的としたノルウェー夢ネット

開設、代表となる。2006年「ノルウェーについて学ぶサロン」を始め、

80回の講座を重ねる。2007年、ノルウェー夢ネット主催のノルウェー語

レッスンを開始、講師を務める。ほかにも翻訳、通訳、講演講師など

ノルウェーにまつわる幅広い仕事に携わる。毎年、ノルウェーを訪れて、

新しい体験を重ねている。



「第21本と出会う読書サロン」は、2022年3月までの毎月第3火曜日、午後7時から千代田図書館の第1研修室にて開催しています。

ご見学だけ、興味のある回の参加だけでも可能です。ご参加を希望される方は、まずは「読書の会」へのメンバー登録をお願いいたします。

登録方法についてはこちらをご覧ください


第21期 12月以降の各月のテーマ

12月「紫」 2022年1月「銀」 2月 「黒」 3月「緑」

テーマに合った本を1冊お持ちください。



※新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、図書館の臨時休館や開館時間変更などにより会場となる研修室が利用できなくなった場合は、図書館での対面開催を休止します。休止期間中は、参加メンバーが本のおすすめコメントを寄せたコメント集を作成し、メンバー間で共有しています。

Posted at:14:40

昭和館で開催中の写真展「1946 明日へ」


今回のちよぴたブログでは、千代田図書館から歩いて5分ほどのところにある昭和館で開催中の写真展「1946 明日へ」をご紹介します。

211001-1.jpg

昭和館は、戦中・戦後の国民生活の労苦を次世代に伝える国立のミュージアム。

所蔵写真を紹介する写真展を毎年行っており、今回の展示では今から75年前の1946年(昭和21年)をテーマにしています。

日本が終戦を迎えた翌年の1年間、国内で起こった歴史的な出来事や、各地の人びとの暮らしなどが記録された写真の数々を展示しています。

211001-2.jpg

写真展「1946 明日へ」


【会 期】 開催中~12月19日(日曜日) 

【会 場】 昭和館 2階ひろば(屋外)

【所在地】 千代田区九段南1-6-1

【入場料】 無料

【時 間】 午前10時~午後5時30分(入館は午後5時まで)

【休館日】 月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日休館)

【後 援】 千代田区 千代田区教育委員会



会場の「2階ひろば」は、北の丸公園のお濠に面した開放的なスポット。この季節は、吹き抜ける風が心地よく感じられます。

211001-3.jpg

展示は全部で6部構成、1946年に起こった出来事を写真で紹介する「再出発する日本」から始まります。

1946年の元旦に昭和天皇の「人間宣言」が発布され、翌月から8年半にわたる地方巡幸が行われます。4月には女性の参政権が認められて初めての衆議院総選挙、11月には日本国憲法の公布と、日本が新しい体制のもと動き始めた年でもありました。

また、5月には11年ぶりとなるメーデーの復活、12月には樺太・シベリアからの引き揚げ船第一号がそれぞれ日本に到着するなど、国民生活に深く結びつく出来事も多く起こりました。

写真展は、「外地からの引揚者」「住まいを失った人びと」「食糧を求める人びと」と、困窮の中で生活を取り戻し始めた人びとの写真を中心に進んでいきます。

211001-4.jpg

「まちかどの情景」では、闇市が立つ新橋、がれきの残る銀座など、非日常そのものの風景が当時の"日常"であったことを思い知らされます。

展示の終盤は「明日を生きる子どもたち」。都心は空襲の影響などが大きく、疎開先からの帰京が遅れた千代田区の子どもたちの写真も。また、ララ(LARA=Licensed Agencies for Relief in Asia:アジア救援公認団体)の援助物資第一便が到着したのも、この年の11月末でした。

戦争を体験していない世代として、教科書に載るような出来事は知っているつもりでいたものの、行方がなく上野駅構内からあふれて野宿する人びとや、廃バスを転用した住居のようすなど、写真を見て初めて知ることの多さに驚かされました。

1946年に日本各地で撮影された写真は、戦争で傷つき、復興へ向かって立ち上がろうとしている人びとの日常をとらえているものばかりです。

写真展を見た後は、戦中・戦後の人びとの生活にさらに理解が深まる6・7階の常設展示室(高校生以上は有料)を、ぜひご覧ください。

また、4階の図書室では写真展に関連する資料展示を行っているほか、5階の映像・音響室では、写真や映像資料を撮影年ごとに検索して閲覧できるほか、SPレコードなども試聴できます。

※現在の昭和館の入館時間は、1回目午前10時~午後1時30分(受付1時まで)、2回目午後2時~5時30分(受付5時まで)の2回に分けて入館時間を3時間半以内とし、入替時間で一斉清掃等を行っています。

その他、開館状況の詳細や新型コロナウイルス感染防止対策などは昭和館のホームページをご確認のうえお出かけください。


千代田図書館への行きや帰りに、少し足をのばしてみませんか?

この機会に、ぜひお立ち寄りください。

Posted at:11:00

日比谷図書文化館コンシェルジュ通信 vol.27
~日比谷の森をご案内します~

日比谷公園は豊かな自然で、人々に癒しを与えてくれます。

日比谷図書文化館の屋上より、日比谷公園を眺めると、まるで森の中にいるのかと錯覚してしまいます。

210905-1.jpg
日比谷図書文化館の屋上より

※一般の方は立ち入りできません。

210905-2.jpg
日比谷図書文化館 正面口



□□□□□一番高い木ど~れ?


日比谷公園にれのき広場で「太い木・高い木ベスト10」興味深い案内板を見つけました。

210905-3.jpg

210905-4.jpg
【案内板を一部拡大】

案内板によると、日比谷公園内で一番高い木は公園サービスセンター前にある、アメリカスズカケノキです。なんと25mあります。

210905-5.jpg
現在のアメリカスズカケノキ 【2021年9月撮影】

樹木前の案内板によると、明治37年(1904年)目黒の林業試験場(現:林試の森公園)から試験場長白沢保美博士の寄贈により、この日比谷公園に植えられたものとのことです。実生後数年たった苗を植えていますから、現在の樹齢は約100年以上にもなります。当時は、スズカケノキ属を、街路樹の新種として外国から種をとりよせて試験的に植えていた時期で、その後この木の枝をとり、さし木をして街路樹が増やされていきました。

長きにわたり上に~上に~伸びた、しなやかな枝を見ていると、のびやかで豊かな気持ちになります。緑の木々の間からのぞく空は、より一層青く見えます。



□□□□□まだまだある大きな木


公園サービスセンター前にあります、クスノキも20m以上もある大きな木です。

210905-6.jpg
現在のクスノキ 【2021年9月撮影】

クスノキの特徴は葉に3本の脈が目立ち、木全体によい香りがします。用途は庭木・公園樹・街路樹。材は耐湿性にすぐれ船材として名高く、建築、楽器、彫刻などに用いられます。葉や材から樟脳をとり、防虫、防臭剤などに使われます。また動物とのかかわりは、葉はアオスジアゲハの幼虫が食べ、実はキジバト、ヒヨドリ、コジュケイなどに好まれます。

長い年月をかけて伸びた太い枝は存在感があります。夏は木陰をつくり人々の癒しとなります。大きな木の下でゆっくり深呼吸をしてみてはいかがですか。

今回は高い木のみの紹介となりましたが、現在は中高木だけで142種約3200本を数え、イチョウ、クスノキ、スズカケノキなど幹回り3m以上、高さ20m以上の巨木も数多くあります。

日比谷公園は季節によっても彩りが違います。秋が深まりますとイチョウも黄金色に衣替えします。自分だけのお気に入りの1本を探すのも良いかもしれません。



□□□□□キンモクセイが見ごろです


日比谷公園のキンモクセイが見ごろを迎えています。撮影した場所は公園サービスセンター近くです。

210905-7.jpg
香りも広がっています【2021.09.15撮影】

210905-8.jpg
アップも美しい【2021.09.15撮影】



□□□□□マップ


今回ご紹介しました場所はこちらになります。

210905-9.jpg



□□□□□展示のご案内


今回は木にスポットを当ててみましたが、日比谷公園では様々な草木花を楽しむことができます。

日比谷図書文化館の2階エレベーターホールでは2022年3月31日(木曜日)まで「日比谷公園の植物」の展示をしています。

日比谷公園に生息する植物を年間通して紹介する写真とともに、植物図鑑やガーデニングの本を紹介した展示です。

詳しくは日比谷図書文化館ホームページをご確認ください。

Posted at:12:00

シリーズ:○○の秋!
【第3回】千代田図書館周辺をお散歩♪ウォーキングで「スポーツの秋」

身体を動かすのにちょうどよい陽気になってきました。そこでおすすめしたいのがウォーキング。特別な道具をそろえる必要はありません。天気のよい日に外へ出て、自分のペースでたのしく歩きましょう♪

ということで、今回お届けするのは「スポーツの秋」です。





今回は、千代田図書館から四番町図書館まで歩きます。

まっすぐ行けば30分程度の道のりですが、ちょっとまわり道をしていくつか旧跡などをたどりながら行ってみようと思います。

スタートはここ。

千代田区役所の敷地内にも旧跡があるのをご存知でしたか


210904-1.jpg

大隈重信候 雉子橋邸跡
です。1876年から1884年の間ここに大隈重信が住んでいました。碑は早稲田大学大隈講堂の時計台を模しています。

せっかくなので、雉子橋を通ってみることにしました。四番町図書館とは逆方向になる竹橋方面へ内堀通りを進み、首都高5号線に沿ってぐるりとUターンすると、橋の入口が見えてきました。日本橋川に架かる雉子橋です。

210904-2.jpg

川の水位が低いときには鳥が羽を休める姿が見られることもあります。のんびりとした光景に癒されますよ。

210904-3.jpg 210904-4.jpg




川に沿って四番町図書館方面に向かい、進路を軌道修正。

靖国通りを渡り、九段北1丁目に差しかかったところで旧跡発見。

210904-5.jpg 210904-6.jpg

滝沢馬琴宅跡の井戸です。※庭園内の飛び石(井戸への通路)以外の場所及び玄関ロビー内は立ち入り禁止


曲亭馬琴(滝沢馬琴)
は千代田区ゆかりの文学者のひとりです。現在の神田明神下に居を構える前に、ここに住んでいました。「南総里見八犬伝」を書きあげたのもここだそうです。この井戸で馬琴が硯を洗っていたことから「馬琴 硯の井戸」と呼ばれています。




九段下交差点に建つ昭和館も、じつは旧跡なんです。

ここは蕃書調所跡です。蕃書調所設立の経緯などが書かれた説明板が建っています。これは、区内の文化財・史跡などへの理解が深まるよう、詳しい情報を紹介するために設置されたもので、こういった説明板や標柱を文化財サインといっています。

210904-7.jpg

210904-8.jpg


九段坂を上り田安門を通り過ぎ、九段坂公園に着いたところで小休止。このまま靖国通り沿いを進む方が四番町図書館に早く到着できるのですが、今日の目的はウォーキング。千鳥ヶ淵緑道を通ってお濠に沿って歩くことにしました。

この辺りにはかつて山縣有朋の邸宅があり、現在はインド大使館三番町共用会議所などが建ちならびます。三番町共用会議所の中には山縣有朋邸の庭園が残されていますが、残念ながら外から見ることはできませんでした。庭園は例年秋に一般公開されていましたが、昨年はコロナ禍で中止、今年の公開は未定だそうです。お庭は日本庭園?それとも洋風?などと想像力をはたらかせながら緑道を進みました。

210904-9.jpg 210904-10.jpg

210904-11.jpg 210904-12.jpg

水辺の緑道はとても静かで心地よいです。

210904-13.jpg

ボート乗り場を通り過ぎ、緑道の端に出ました。目的地の四番町図書館から少し遠ざかってしまいました。ふたたび軌道修正です。





内堀通りを越え、大妻女子大学付近の御厩谷坂(おんまやだにざか)にさしかかったところで、文化財サインを発見!佐野善左衛門宅跡です。

210904-14.jpg 210904-15.jpg

普段通らないルートに出たおかげで、知らない旧跡に出会うことができました。

千代田図書館を出て、約50分。番町通りに入って、ゴールの四番町図書館へ到着!

210904-16.jpg

ウォーキングのあとは、クールダウンをかねてゆっくりと館内を回りました。四番町図書館各フロアでは、「月夜に夢を見る」「ないて わらって!おこって」などの展示が行われていました。(9月中開催予定。展示テーマは月毎に入れ替え。)


今回ご紹介した旧跡はほんの一部で、区内にはまだまだ多くの史跡・旧跡があります。各所に文化財サインが設置されているので、ウォーキングの合間に探してみてはいかがでしょうか。





3回にわたりお届けした「シリーズ:○○の秋!」。いかがでしたか?

みなさんもどうぞ、すてきな秋を見つけてくださいね♪

[第1回・第2回の記事はこちらから]

シリーズ:○○の秋!

【第1回】かたちはいろいろ♪千代田図書館で楽しむ「読書の秋」

【第2回】千代田図書館からアート巡りに出発♪「芸術の秋」

Posted at:10:45

シリーズ:○○の秋!
【第2回】千代田図書館からアート巡りに出発♪「芸術の秋」


今月のちよぴたブログでお届けしている「シリーズ:○○の秋!」

第2回は「芸術の秋」です♪

すがすがしいこの季節は、千代田図書館からちょっと足をのばして、アート鑑賞を楽しみませんか?

千代田図書館の周辺には、東京国立近代美術館科学技術館国立公文書館昭和館など知的好奇心を刺激するミュージアムの数々があります。

※上記の施設は、事前予約制や入館人数制限、開館時間変更など、施設によって開館状況が異なります。事前に施設のホームページなどでご確認の上お出かけください。



アート鑑賞の情報集めにおすすめしたいのが、千代田図書館9階「プラスアート」コーナー

2020年2月にリニューアルし、千代田区内のミュージアム情報や、アートのあれこれを発信しています。

210903-1.jpg

9月25日(土曜日)まで行っている展示は「東京ステーションギャラリーへ行こう!」。東京ステーションギャラリーで開催中の展覧会「木彫り熊の申し子 藤戸竹喜」(9月26日(日曜日)まで)の見どころをご紹介しています!

210903-2.jpg

展示している関連資料は、アイヌの文化や歴史に関するものから、動物の生態に関するもの、全国の動物園ガイドまでさまざま。

行ってから読んでも、読んでから行っても♪展覧会の予習・復習にピッタリです!

9月27日(月曜日)からは、「こうして彼らは画家になった ~江戸時代編~」と題し、江戸時代に活躍した日本の画家6人をピックアップしてご紹介。画集や小説などの関連資料も展示します。(10月23日(土曜日)まで)。

また、こちらのコーナーでは、千代田区内で開催している展覧会の最新の図録もご覧いただけます(館内閲覧のみ、貸出不可)。

210903-3.jpg

図録やパンフレットを手に取って、その日の気分に合ったミュージアムに出かけてみてはいかがでしょうか?

◆◇


同じく千代田図書館から徒歩圏内で、気軽にアートを楽しめるのがブックハウスカフェ文房堂ギャラリーといった、神田神保町古書店街の中のギャラリースペース。

書店や画材店で、お買い物をしながらアート鑑賞をすることができます。

210903-4.jpg 210903-5.jpg

またアートブックやポスター、浮世絵などのアイテムが手に入るのも古書店街の魅力です。

気のおもむくままに街を歩けば、自分だけの宝物が見つかるかも?

210903-6.jpg

神田古書店連盟発行の「JIMBOCHO古書店MAP2021」では、マップ上の古書店をジャンル別に色分けして掲載しています。アート系であれば「美術・版画」の水色、または「趣味・芸術」の青色で表示された古書店をのぞいてみては?

千代田図書館9階コンシェルジュブースでは、古書店MAPを始めとして街歩きに役立つフリーペーパーなどを配布しています。

210903-7.jpg

街歩きを楽しみながら、お気に入りのアートな風景を探しに出かけよう!

210903-8.jpg 210903-9.jpg


千代田図書館で情報を集めて、秋のアート巡りに出発♪

次回の"○○の秋"も、どうぞお楽しみに!

Posted at:10:50

シリーズ:○○の秋!
【第1回】かたちはいろいろ♪千代田図書館で楽しむ「読書の秋」


うだるような暑さも和らぎ、秋の気配を感じるようになりました。

そこで、ちよぴたブログでは3回にわたって「シリーズ:○○の秋!」と題し、千代田図書館やその周辺で楽しめるさまざまなをお伝えします。


今回お伝えするのは読書の秋。千代田図書館で利用できるいろいろなかたちの資料をご紹介します。

まずは10階 子ども室から。

靴を脱いであがる室内は、ぐるりと絵本に囲まれています。「子ども室」という名前ですが、子育てに関する本など大人向けの本もあり、誰でも利用できます。

210902-1.jpg 210902-2.jpg

ここには、ものがたり絵本や知識絵本、赤ちゃん向け絵本のほかに、外国語で書かれた絵本も置かれています。

210902-3.jpg

海外で描かれた作品に加えて、日本の昔話やぐりとぐら』『だるまちゃん』など人気絵本の英語版もあるんですよ。英語を学ぼうという方にもおすすめのコーナーです。

210902-4.jpg

『ぐりとぐらのえんそく』

なかがわりえこ/著 やまわきゆりこ/絵

福音館書店


英語版のタイトルは

Guri and Gura's picnic adventure(チャールズ・イー・タトル出版)


210902-5.jpg

『だるまちゃんととらのこちゃん』

加古里子/作・絵

福音館書店

英語版のタイトルは

Little Daruma and little tiger(チャールズ・イー・タトル出版)


◆◇

続いて9階をご案内します。

文庫や雑誌の棚の先にあるのが、点字資料大活字本。大活字本は、弱視の方や小さな文字が読みづらい方でも見やすいように通常よりも大きな字で印刷された本です。

210902-6.jpg 210902-7.jpg

大活字本は、時代小説や歴史書、ガイドブックや生活に役立つ実用書などさまざまなジャンルが揃っています。本は読みたいけれど目の疲れが気になって...という方にお試しいただきたいです。

また、コンシェルジュブースの奥には、文字や画像などを画面に大きく映し出す拡大読書器が設置されています。

210902-8.jpg

拡大読書器を使用したい方や、千代田図書館が行っている視覚障害者サービスについて知りたい方は、図書館職員へお声がけください。

◆◇


さいごに、耳で楽しむ本の世界をご紹介します。

千代田Web図書館は、オーディオブックなどの音声コンテンツや朗読機能付き絵本も扱っています。


210902-9.jpg

音声コンテンツには、シェイクスピアなど海外の作品や児童文学近代文学作品などがあります。日本の代表的な古典文学源氏物語も入っています(1帖 桐壺~15帖 蓬生)。題名は知っているけど難しそう...と敬遠しがちな作品でも、音声コンテンツで気軽に楽しんでみてはいかがでしょうか。

また、千代田図書館9階のCDコーナーにも、小説や詩の朗読が収録された朗読ライブラリーがあります。こちらもぜひご利用ください。


いかがでしたか?

ぜひ千代田図書館で、お気に入りの読書の秋を見つけてくださいね♪

次回の"○○の秋"は、なんでしょう?

どうぞお楽しみに!

Posted at:11:00

【10月9日開催】千代田図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー


千代田図書館 読書振興センターから、イベントのご案内です♪


恒例の「千代田図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー」

今回は第1部のゲストに、港区にある観光の専門書や時刻表、ガイドブックなどを所蔵する図書館 公益財団法人日本交通公社「旅の図書館」副館長の大隅一志さんをお招きし「神保町で世界旅行気分」編としてお送りします。


9月6日(月曜日)・7日(火曜日)は千代田区内在住の方の先行予約、8日(水曜日)からは一般予約を受け付けます。



千代田図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー

「神保町で世界旅行気分」編

210901-1.jpg

大きな画像を見る(PDF:427KB)

【日  時】 10月9日(土曜日)

       午後1時~午後3時20分(12時30分受付開始)

       ※荒天の場合は10月16日(土曜日)に順延

【集合場所】 千代田図書館9階 特設イベントスペース

【定  員】 10名(事前申込制・先着順)

       ※中学生以下の方は保護者の同伴必須

【参 加 費】 200円(イベント保険代として)

第1部のトークイベントのみのご参加も可能です(定員10名/事前申込制、参加無料)

【第1部ゲスト】 大隅一志さん
210901-2.jpg

プロフィール

公益財団法人日本交通公社「旅の図書館」副館長。長年、全国各地の観光交流施設の計画や観光地の振興、エコツーリズムやグリーンツーリズムの研究、震災復興等に関わる。近年は、旅の図書館のリニューアルプロジェクトに中心的に関わり、以来、図書館の運営を通して奥深い「観光文化」の魅力発信に取り組んでいる。学術研究機関の主任研究員でもある。

お申し込みについて

①千代田区民先行申込

 9月6日(月曜日)・7日(火曜日)午前10時~午後6時

②一般申込

 9月8日(水曜日)午前10時から

※お申し込み方法については、こちらのページをご確認ください。
※①で定員に達した場合は、②での募集は行いません。

参加にあたっての注意事項(PDF:101KB)をお読みいただき、ご同意の上でお申し込みください。



気軽に国内外の旅行へ出かけることのできない日々が続いていますが、世界の本に出会える本の街・神保町の街歩き「世界旅行気分」を味わいませんか?

皆さんのご参加をお待ちしています!

210901-3.jpg

※当日はコンシェルジュ・参加者間の距離をとって開催します。

※マスクを必ず着用の上ご参加ください。

※新型コロナウイルス感染症の拡大状況に変化が生じた場合、開催内容などを変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。

Posted at:16:20

コンシェルジュ通信 Vol.55:Let'sお口の体操!

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

マスク生活が始まり、約1年半が経とうとしています。マスクは新型コロナウイルスの予防には効果的ですが、毎日つけているとちょっと困ったこともあるのだそうです。

みなさん、表情筋は動かしていますか?顔の下半分が見えないため、前よりも意識して口を動かすことが減ってしまったのではないでしょうか?

同じように話をしているつもりでも、マスクをつけていると普段より表情筋の活動量が半分から1/4にまで落ちると言われています。表情筋が衰えると、老け顔の原因になってしまうそうです。積極的に口を動かして筋肉を鍛えていきましょう!


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

そこで、私も『コンシェルジュの見聞調録 Vol.26 早口言葉でリフレッシュ!』 を参考に、実際にお口の体操をやってみることにしました。

まずは見聞調録で紹介されているこの絵本、『お江戸はやくちことば』より、有名な早口言葉に挑戦!

210805-1.jpg

『お江戸はやくちことば』

杉山亮/文 藤枝リュウジ/絵

カワイ出版


「お綾や親にお謝り、おややや...」

難しくて、すぐに噛んでしまいます。思うように口が回りません。ゆっくり言ってみたり、何度も繰り返し練習してみたり...しばらく苦戦していました。

それにしても早口言葉ってたくさんの種類がありますよね。せっかくなので、他のコンシェルジュにも好きな早口言葉を聞いてみました!
すると、「赤巻紙・青巻紙・黄巻紙」「赤パジャマ・青パジャマ・黄パジャマ」などの赤青黄シリーズや、「竹藪に竹掛けたのは竹立て掛けたかったから竹掛けた」が挙がりました。

中には、難易度が高く滑舌練習として有名な歌舞伎の長台詞"外郎売"を、昔は丸暗記していたという強者も!

早口言葉は子供の頃に誰もが通ってきた遊びだけあって、人によって思い入れのあるものが違って面白いですね。ちなみに私は「すももも桃も桃のうち」が好きです!


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□


滑舌をよくするためには、どうやら口の周りの筋肉をほぐす必要があるようです。

続いて、『発表・スピーチに自信がつく!魔法の話し方トレーニング1』に掲載されているトレーニングに挑戦!

210805-2.jpg
『発表・スピーチに自信がつく!魔法の話し方トレーニング1』

白石謙二/著 常永美弥/絵

汐文社

この本は、かわいいイラストで本格的な内容がわかりやすく解説されています。声を出す前に体をリラックスさせる準備運動から、くちびるをプルプル震わせるリップロールや、正しい腹式呼吸の仕方まで載っていて、トレーニングが充実しています。

さて、準備運動からスタートしていきますよ!

210805-3.jpg
身体を回します。

210805-4.jpg
万歳~!

210805-5.jpg
反対側にも伸びます。

ほんの少しのことですが、身体がすっきり!ストレッチって大事ですね。この他にも気軽に取り組める体操がいくつか載っています。

個人的には"ほっぺた体操"がお気に入りです。これは、両手で頬を持ち上げて口角を上げた状態を30秒キープする体操です。

210805-6.jpg

だんだんと頬が疲れてきますが、手を放した後もしばらく口角が上がっている感じが残っていました。そのまま早口言葉をしゃべってみると、さっきより少し声の響きがクリアになったような気がします!

思っていた以上に頬が強張っていたことにも気づき、表情筋の衰えを自覚しました。これからはマスクの下でも飛び切りの笑顔を心掛けます。


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

また、日常的にマスクをすることによって、呼吸が浅くなってしまっていることも問題視されています。脳に酸素が回らなくなり、さまざまな不調を引き起こすのだそうです。人のいないところや家でマスクを外す際には、ぜひ意識して深呼吸をするようにしてみてくださいね。

まだまだ暑い日が続きます。夏のマスクは特に厳しいですが、熱中症予防に水分・塩分補給をしっかりして、元気に乗り切っていきましょう!

Posted at:11:00

【レポート】図書館で学ぼう!夏のわくわく課外授業
②社会「水を使わず生きられる?」


前回の図工の授業
に続いて、今回も「夏のわくわく課外授業2021」のようすをお届け!

8月19日(木曜日)に行った、社会「水を使わず生きられる?」をレポートします。




社会の講師は近藤美奈子さん

私たちのくらしに欠かせない資源「水」の大切さについて、ゲームを交えて学びました。

210804-1.jpg

みんな知っている通り、私たちが住む地球のほとんどは水でおおわれています。

では「私たちが今すぐ使うことのできる水は、全体のどのくらい?」

答えは、0.01~0.02%。地球全体の水をお風呂1杯分とすると、たったスプーン1杯分しか、すぐに使うことはできません。

「今日ここに来るまでに、水を使った人?」

近藤さんが聞くと、「歯をみがいた」「水を飲んだ」「手を洗った」。みんなから、次々と声が上がりました。

まず、普段のくらしでどのくらいの量の水を使っているか、ゲームで体感してみましょう!「家」「学校」それぞれでサイコロを振り、どんな行動にどれだけ水を使っているのか記録していきます。

210804-2.jpg

210804-11.jpg

みんなが使える水の量は300リットル。これだけあれば沢山のことができそうですが「洗濯をする→60リットル」「お風呂にはいる→100リットル」・・・生活に欠かせないことにも、意外と多くの水を使っています。サイコロを10回振り終わるまでに、全員が300リットルを使い切ってしまいました。

この数字は、ゲーム上のことではありません。例えば歯磨きをする時に2分間水を出しっぱなしにすると、使う水の量は20リットル。飲み残しの牛乳を排水口に流すと、きれいな水に戻すためには、なんと1200リットルが必要になるそうです!

210804-4.jpg

日本人は1日に300リットルの水を使っていると言われています。みんな、ゲームをしてみてどうだった?本当に、これから先も毎日300リットルの水を使い続けていいのかな?ここからは、みんなが大切に水を使い続けられるための行動"水アクション"を考えてみよう!」

210804-5.jpg

家や学校で、どんなことをしたら水を大切にできるかな?

「水アクションプランシート」に書き込みながら、みんなで考えていきます。

210804-6.jpg 210804-7.jpg

わからないことを調べたい時には、図書館の本を使いました。


みんなからは、「顔を洗ったら、いそいで水を止める」「お皿を洗う時は、先によごれをふき取る」「シャワーを浴びる時、顔や体を洗うあいだは水を出さない」「お風呂に入ったあとの水は、洗濯や掃除に使う」「お風呂の水は、いつもより少し浅くためるようにする」・・・などなど、たくさんの「水アクション」が集まりました。

今度は、みんなが考えた「水アクション」のある世界で、水を使う量にどんな変化が現れるか、ゲームをもう一度行います。

210804-8.jpg 210804-9.jpg

水アクションを実行したら、使う水の量は半分で済むことに。

1回目と同じように使える水の量は300リットル。1回目は全員が残り0リットルでしたが、2回目では6人合わせて390リットルもの水を、使わずに残すことができました!

210804-10.jpg

「今日考えた"水アクション"のプランを行動に移して、できることから始めてみましょう」

私たちは、水を使わずに生きることができません。くらしの中でどうやって水を大切にするか、みんなで実感しながら学ぶことができました。

近藤さん、ありがとうございました!



「夏のわくわく課外授業2021」のレポートは、9月6日(月曜日)~20日(月曜日・祝日)まで千代田図書館9階 第2展示ウォールでも展示します。こちらも、ぜひご覧ください♪

Posted at:13:30