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大正時代を代表する詩人・画家の竹久夢二(1884-1934)の生誕140年・没後90年を記念して、夢二作品を所蔵する千代田区と金沢湯涌夢二館の協力による連携特別展が日比谷図書文化館で開催中です。
本展では「夢二式モデルルーム」をテーマに、生活空間を描いたイラストレーション(印刷の口絵、挿絵など)に注目し、新たな夢二の魅力を紹介します。画面の隅々まで夢二らしさを感じる要素が詰め込まれていて、その空間全体から総合的に演出される雰囲気を味わうことができます。
夢二好みの品々あふれるムード満点の部屋です。和室は落ち着いて籠りたくなる空間、洋室は広やかで動きを感じる空間です。いま私たちが心豊かに生きるヒントも散りばめられています。
▲大きな図解パネルは、より詳しく作品の紹介をしています。
▲作品の丁寧な説明に「そうなんだ!!」と、うなずきながら鑑賞しました。
また今回の展示では、2000(平成12)年4月に開館した金沢湯涌夢二館の所蔵する約3,000件の収蔵品のなかから、絵画作品や布地をはじめ、夢二が設計した少年山荘の建築構想図など、金沢湯涌夢二館だけが所蔵する貴重なコレクションを東京でご覧いただけます。
展示担当学芸員のイチオシは、掛け軸と夢二の遺品の数々です。作品すべて、写真撮影可能です(フラッシュと動画はご遠慮ください)。
▲手前が夢二遺品のパステル(木箱入り)。奥がチェス。他多数の展示があります。
「夢二式モデルルーム」はいかがでしたか。入館の記念にこちらのチケットをお渡ししています。また、記念スタンプもご用意しております。
今年も残すところあと2か月。そろそろ大そうじの準備をする方もいらっしゃるのではないでしょうか。今年はさらにお部屋の模様替えもしてみませんか。
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【開催期間】 展示中 ~ 12月15日(日曜日)
【休 館 日】 11月18日(月曜日)
【開室時間】 月曜~木曜・土曜 午前10時~午後7時
金曜 午前10時~午後8時
日曜・祝日 午前10時~午後5時(入室は閉室の30分前まで)
【観 覧 料】 一般500円 大学・高校生300円区内在住者・中学生以下・障害者(付添1名)無料
その他、詳細につきましてはこちらをご覧ください
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夢二の世界観を満喫したあとは、レトロなプリンはいかがでしょうか。
1Fライブラリーショップ&カフェ日比谷で味わえます♪
ホイップクリームのデコレーションと赤いサクランボのトッピング。極めつけはレトロな銀のお皿。固さはありつつもなめらかな口どけ。苦味のあるキャラメルも相性ばっちりです。見た目のかわいいレトロ感満載のデザートは当館1Fライブラリーショップ&カフェ日比谷で味わうことができます。(売り切れ次第終了)
1Fライブラリーショップ&カフェ日比谷の案内はこちらをご覧ください。
Posted at:12:00
2024.11.05
図書館でもアートを楽しもう♪ 東京国立近代美術館「ハニワと土偶の近代」をご紹介! |
千代田図書館9階では、展示で区内のミュージアムを紹介する「プラスアート」のコーナーを設けています。
10月29日(火曜日)から11月23日(土曜日・祝日)までの期間、東京国立近代美術館の企画展「ハニワと土偶の近代」に合わせ、図書館が所蔵する関連資料をご覧いただけます。
今回のブログでは、東京国立近代美術館に足を運び、この企画展の鑑賞レポートをお送りします。
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千代田図書館から、北の丸公園の外周を歩いて10分ほどの距離にある国立近代美術館。
10月1日から企画展「ハニワと土偶の近代」を開催しています!
東京国立近代美術館の下から土器が発掘されたこともあり、今回の企画展のテーマはこの場所にうってつけです。
この展覧会では「序章」「1章」「2章」「3章」に分かれ、明治時代から現代に至るまで、人々と文化にどう影響したのか、その変化を追っています。
▲武者小路実篤《卓上の静物》1962年 たましん美術館 所蔵
この企画展は、ハニワと土偶の存在がどのような意味を持ち、アーティストたちの手によってどのように表現され、
どのような視線を向けられたのかということに焦点を当てた展示となっています。
ハニワや土偶といった遺物の持つ魅力が、日本画や水彩画などの絵画・彫刻・詩・テレビ番組に加え、
マンガやゲームなどのサブカルチャーに至るまで、ジャンルを問わず表現されています。
本物の出土遺物も見ることができます。
▲展示風景より
▲芥川(間所)沙織《古事記より》1957年 世田谷美術館 所蔵
音声ガイドは、NHK Eテレで1983年~89年に放送された教育番組「おーい!はに丸」で、埴輪の王子「はに丸」の声を担当した声優、田中真弓さんによるもの!
エントランスホールでは、はに丸・ひんべえと記念撮影もできます♪
▲(左)ひんべえ(右)はに丸 1983年 劇団カッパ座
企画展チケットがあれば、美術館の4階から2階にわたる所蔵作品展「MOMATコレクション」も鑑賞することができます。
国の重要文化財に指定された作品も展示されており、見ごたえは抜群!
空間そのものが芸術作品のような雰囲気の中で、19世紀末から今日に至るまでの日本の美術の流れを深く知ることができます。
4階「眺めのよい部屋」では、皇居やビル群を眺めながら座って一休みすることもできます。
13,000点にも及ぶ所蔵作品の中から会期ごとに約200点が展示されるので、何度も訪れたくなりますね。
東京国立近代美術館でアートを楽しんだ後は、千代田図書館にも立ち寄って、「プラスアート」で紹介する本で作品や企画テーマへの理解を深めませんか?
美術館と図書館で、芸術の秋と読書の秋をどちらも楽しみましょう♪
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東京国立近代美術館「ハニワと土偶の近代」
期 間:開催中~12月22日(日曜日)
休館日:月曜日(ただし10月14日、11月4日は開館)、10月15日、11月5日
時 間:午前10時-午後5時(金曜日・土曜日は午前10時-午後8時)
会 場:東京国立近代美術館 1階 企画展ギャラリー
料 金:一般 1,800円(1,600円)
大学生 1,200円(1,000円)
高校生 700円(500円)
主 催:東京国立近代美術館、NHK、NHKプロモーション、毎日新聞社
協 力:JR東日本、光村印刷
詳細はこちら
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展示「東京国立近代美術館:ハニワと土偶の近代〈ミュージアムへ行こう!Vol.19〉」
期 間:開催中~11月23日(土曜日・祝日)
会 場:千代田図書館9階 プラス アート
協 力:東京国立近代美術館
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Posted at:16:50
2024.10.30
「千代田区立図書館へ行こう! ライブラリースタンプラリー&クイズラリー」が始まりました! |
読書週間(10月27日~11月9日)に合わせて開催する「千代田区立図書館へ行こう!ライブラリークイズ&スタンプラリー」が今年度もスタートしました。千代田図書館・日比谷図書文化館・四番町図書館・昌平まちかど図書館・神田まちかど図書館の千代田区立図書館5館に加え、今回は九段生涯学習館もスタンプラリーに参加してくださいました。
大きな画像を見る
■■■ 5館をまわって答えるクイズラリー ■■■
今年度は、千代田区立図書館や周辺の地域情報をもりこんだ、10問のクイズを用意。全問解答すると「ブックマーカーマグネット」をお渡しします。(数量限定、なくなり次第終了)実際に足を運んでいただければ、答えが分かる問題ばかりですので、この機会に図書館を巡ってみてはいかがでしょうか。
■■■ 3館をまわって集めるスタンプラリー ■■■
区立図書館5館と九段生涯学習館を巡り、3館分のスタンプを集めると「リフレクターキーホルダー」を差し上げます!(数量限定、なくなり次第終了)
千代田図書館のスタンプ場所は「9階コンシェルジュブース前」です。
クイズラリー・スタンプラリーについての掲示、そして用紙の配布は千代田図書館、日比谷図書文化館、四番町図書館、昌平まちかど図書館、神田まちかど図書館の5館と九段生涯学習館で行っています。クイズラリーとスタンプラリー、どちらか1つでも、両方同時に参加してもOKです♪(おひとり各1回限り)
まずは図書館で用紙をゲット!ぜひ、ご来館ください。
▲千代田図書館9階 第2展示ウォール
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千代田区立図書館へ行こう!
ライブラリークイズ&スタンプラリー
【期 間】 開催中~11月15日(金曜日)
※各館の開館日時に準ずる
【解答用紙およびスタンプ台紙配布場所】
千代田区立図書館5館
【景品引換場所と期間】
千代田図書館、日比谷図書文化館、四番町図書館
引換期間:11月17日(日曜日)まで
※景品の引き換えは、お1人各1回まで
詳しくはこちらのページをご覧ください
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また、千代田図書館9階では「りんごの棚」を新しく設置しました。
「りんごの棚」とは、どなたでも読むことができるよう、大きな文字や点字、写真やイラストなどを使った本などを揃えた棚のことです。
今回新しく設置された棚とあわせて、LLブックや大活字本なども近くに並べ直し、フロアマップも更新しました。
フロアマップはこちらからもご覧いただけます。
千代田区立図書館で読書の秋を満喫してはいかがでしょうか。みなさまのご利用をお待ちしています♪
Posted at:15:40
2024.10.25
「はじめての神保町街あるき2024」 10月は2回開催しました! |
千代田図書館コンシェルジュが神保町の魅力を紹介する人気イベント、「はじめての神保町街あるき2024」。10月は5日(土曜日)と19日(土曜日)に開催しました!同行したスタッフNが当日の様子をお届けします♪
10月5日(土曜日)の天気はあいにくの雨。4月から開催してきた「はじめての神保町街あるき2024」、雨の中でのツアーは今年度初めてでした。
雨にも関わらず、受付時間の前から待ってくださっていた方も。無事に参加者が揃ったところで、ツアーはスタート!
神保町や古書店の話はもちろん、学士会館をはじめとした建物の歴史ももりだくさんにお伝えしながらツアーは進んでいきます。雨の中で街の歴史を聞きながらこの地に思いを馳せてみると、晴れた日とはひと味違った、どこか懐かしいような情緒を感じることができました。
参加した方からも「なにげなく通り過ぎていた道にもいろいろなエピソードがあって大変おもしろかったです」「雨の中、本当にありがとうございました。とても楽しかったです!」と嬉しいお声が。当日ご参加のみなさん、本当にありがとうございました!
そして2回目の10月19日(土曜日)。この日はなんと気温30度!10月とは思えないほど日差しの強い一日でした。この日も受付開始よりも早くお集まりいただきました。
終了時刻はちょうどお昼時のこのツアー。喫茶店やカレー店など、神保町のグルメについてもツアーでは紹介しているので、終了後は気になるお店でランチを楽しむコースを自分で作るのもおすすめです♪
今回ご参加いただいた方からは、「きめ細やかな説明を聞け神保町を身近に感じられました」「書店だけでなく、有名な喫茶店などを知れて参考になりました」といった感想をいただきました。ありがとうございました!
このように多くの古書店や飲食店、街の歴史などを紹介し、皆さんに神保町の魅力を発見していただく「はじめての神保町まちあるき」。次回の開催は12月を予定しています。区立図書館ホームページでもお知らせしますので、気になる方はぜひチェックしてください!
Posted at:10:15
2024.10.23
コンシェルジュ通信vol.74 読書の秋!~東京名物 神田古本まつりが始まります!~ |
ひんやりとした空気で秋を感じるようになりましたね。天気の良い日は、日差しの暖かさが心地良く、どこかへお出かけしたくなります。
秋といえば、読書の秋。
今年も、神保町が最も賑わう季節がやってきました。
2024年10月25日(金曜日)~11月4日(月曜日・祝日)にかけて第64回 東京名物 神田古本まつりが開催されます!
▲2023年に開催された神田古本まつり初日(10月27日)の様子。
神田古本まつりとは、世界一の本の街・神田神保町が、総力を挙げて開催する本の一大イベントです。メインとなるのは「青空掘り出し市」。古書店が立ち並ぶ靖国通り沿いに、書店と書棚に囲まれた「本の回廊」が出現。100台を超える古書のワゴンが道沿いにずらっと並べられ、約100万冊もの本で埋め尽くされます。
まるで街全体が本屋さんのようになる光景は神保町ならでは!そのほか、東京古書会館で行われる「特選古書即売会」など本に関する様々なイベントが神保町各所で催されます。
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古本まつりの準備は毎年、約1週間前から始まります。
準備中の様子がこちら。
提灯が飾られてお祭りの雰囲気になっています。
今年はどんな「本の回廊」が現れるのか、今から楽しみですね!
一口に古書と言っても、ただ古い本というだけではありません。絶版になって手に入りにくい本や、資料価値が高い貴重な本など滅多にお目にかかれない本もありますし、お店によって扱うジャンルはさまざま。分野や年代にとらわれず、新たな古書と出会うことができます。
「古書に興味があるけど、初心者だからよく分からない」「古書店って少し立ち寄るだけでも良いのかな」
このように、古書に触れる機会が少ない、古書店に行ったことがないという方でも気兼ねなく参加できるのが神田古本まつりの魅力!きっとお気に入りの本に出会えますよ。
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千代田図書館公式YouTube「古書っと神保町」では、千代田図書館コンシェルジュが神田古本まつりの歴史や楽しみ方について詳しく紹介しています。
動画はこちら
そのほか、神保町古書店街の個性豊かな古書店を店主さんにお話を伺いながら、魅力や特徴とともに紹介しています。
再生リストはこちら
神田古本まつりで興味のあるお店を見つけたら、ぜひそちらの動画もご覧ください!
Posted at:17:00
2024.10.07
調べ方ガイド(パスファインダー)を使って 千代田図書館近くの橋について調べてみました! |
千代田区立図書館には、調べものに役立つ「調べ方ガイド(パスファインダー)」があることをご存じでしょうか。検索するときに役立つキーワードや、図書館が所蔵している資料のタイトル、書棚の場所、雑誌や新聞の記事の探し方などを掲載しています。
▲千代田図書館で発行している「調べ方ガイド(パスファインダー)」の一部
千代田図書館と日比谷図書文化館が作成・発行しています。
調べ方ガイド(パスファインダー)の一覧はこちらからご覧ください♪
今回、千代田図書館の調べ方ガイド「~千代田区の橋について調べる~」を使い、千代田図書館のすぐ近くにある宝田橋と俎橋(まないたばし)について調べてみました!
▲宝田橋
小さい橋なので詳しい情報を知ることができないのでは...と思いましたが、調べ方ガイドに載っていた『東京今昔橋めぐり』(東京今昔研究会/著、ミリオン出版、2013年)に、宝田橋が取り上げられていました。
宝田橋は1929年に関東大震災の復興事業によって架けられ、そのとき架けた橋は今とは違い、木製の橋でした。また、宝田村が付近にあったことからこの名が付けられたことも分かりました。
▲俎橋
続いて宝田橋から北へ九段下駅方面に向かった先にある俎橋について。この橋は江戸時代にまでさかのぼり、当時は板を二枚並べただけの簡易的な橋でした。その様子をまな板に見立て俎橋の名がついたそうですが、初めは大橋やこおろぎ橋、新し橋とも呼ばれていたとのことで諸説あるようです。森鴎外『雁(がん)』に俎橋が登場していたことも『東京の橋 生きている江戸の歴史』(石川悌二/著、新人物往来社、1977年)で知ることができました。
最後に千代田図書館から少し足を延ばし、御茶ノ水にある聖橋(ひじりばし)も調べてみました。1927年、復興橋梁のひとつとして架けられた聖橋は、JR総武線・JR中央線、東京メトロ丸の内線の3路線が立体交差しているところが見られる、撮影スポットとしても有名な橋です。
▲聖橋の上から、立体交差が見える
『東京今昔橋めぐり』(東京今昔研究会/著、ミリオン出版、2013年)によると、聖橋の名前は公募によって決定されました。橋の両岸にある江戸幕府の学問所であった「湯島聖堂」と「日本ハリストス正教会復活大聖堂(通称ニコライ堂)」というふたつの聖堂を結ぶ橋であることからその名がついたそうです。
今回は千代田区に関連した調べ方ガイドを紹介しましたが、その他にもビジネス、法律、アートまで幅広いテーマで作成しています。「調べたいテーマがあるけれど、どう探したらいいのだろう?」と思った時には、調べ方ガイド(パスファインダー)をまずは検索してみると、糸口が見つかるかも!ぜひ活用してみてください♪
Posted at:15:25
2024.09.27
日比谷図書文化館コンシェルジュ通信vol.45 普通植物図譜展示のご紹介 |
日比谷図書文化館4階で展示中の、普通植物図譜をご紹介します。
淡い色彩で描かれたこれらの植物はすべて、特別研究室所蔵資料の図版を撮影したものをパネル化して展示しています。その図版とは、『普通植物図譜』1~5巻です。
高柳悦三郎 編輯(へんしゅう)・村越三千男、写生画・牧野富太郎 校訂で明治後期に刊行されました。校訂の牧野富太郎は朝の連続テレビ小説で、神木隆之介さんが演じた槙野万太郎のモデルとなったことで記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。今回の展示では、学名にMakinoの名が残っている植物の図版の中から14枚をセレクトして展示しています。
どの植物も繊細に丁寧に描かれ、図鑑の域を超えた楽しみがあります。特別研究室の職員にお申し付けいただければ、手にとってご覧いただけます!撮影申請書を提出いただければ写真も撮れます!
✿✿関連書籍のご紹介✿✿
今回展示の普通植物図譜以外にも特別研究室で所蔵している本をご紹介します。
✿✿その1✿✿✿
牧野富太郎と田中貢一が共編した『日本植物志』も実際に手に取ることが出来ます。
✿✿その2✿✿✿
『西洋草花図譜』(谷上廣南 画、芸艸堂、1917年)も所蔵しています。大正初期に西洋の珍しい花々が輸入され、日本人の洋花への関心が高まりました。本書はその頃に図案家・谷上廣南(たにがみ・こうなん 1879~1928年)が描いた西洋花の木版画集で、『春之部 壱』『春之部 弐』『夏之部 壱』『夏之部 弐』『秋冬之部』の全5冊です。
今回のブログは、展示と合わせて特別研究室所蔵の本を紹介しました。時代を超えてもあざやかな色彩をご覧いただけます。
読書の秋、芸術の秋はぜひ、日比谷図書文化館で豊かな時間をお過ごしください。皆様のご来館をお待ちしております。
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展示概要
【展示場所】 4階・特別研究室の展示スペース
【展示期間】 展示中 ~ 10月20日(日曜日)
*10月19日,20日は2・3階の図書フロアのみ休館です
✿✿普通植物図譜の展示
【開室時間】 月曜日~金曜日 午前10時から午後10時まで
土曜日 午前10時から午後7時まで
日曜日・祝日 午前10時から午後5時まで
✿✿書籍をご覧になりたい方は
【開室時間】 月曜日~金曜日 午前10時から午後8時まで
土曜日 午前10時から午後6時まで
日曜日・祝日 午前10時から午後4時まで
特別研究室につきましてはこちらをご覧ください。
Posted at:14:15
中央区にあるノエビア銀座ギャラリーでは「時代を超えて、価値のあるもの」をテーマに、2007年から版画や切り絵、写真、戦前のポスターなどの展覧会を開催しています。今回は千代田図書館にゆかりのある作家、種田山頭火に関連した作品が11月1日(金曜日)まで展示されていますので、伺ってきました!
種田山頭火は五・七・五にこだわらない自由なリズムの俳句である"自由律俳句"を詠んだ人物として有名です。実は1920年~1922年に千代田図書館の前身である東京市立一橋図書館に勤めていたことがあります。神経衰弱症によりわずか2年ほどで退職してしまいました。種田山頭火は千代田図書館の「千代田区ゆかりの文学者コーナー」に資料を並べていますので、彼の名前を見てピンときた人もいるかもしれません。
本展では、版画・木版画家の秋山巌が種田山頭火の句をモチーフに制作した作品と、彼が種田山頭火へ宛てたメッセージを展示しています。
秋山巌は、種田山頭火の句に出会い「山頭火によって私の心は開眼された」といいます。句をモチーフにした版画だけでなく、メッセージからも彼がどれほど種田山頭火を想っているのかが伝わる、見ごたえのある展示です。2009年に秋山巌の作品展示をノエビア銀座ギャラリーで開催した際には、作家本人が実際に訪れたこともあるそうです。
展覧会で併せて紹介されている『化けものを観た:山頭火の世界』(秋山巌/著、大東出版社、1993年)は日比谷図書文化館で所蔵しています。版画を堪能したあとは本を読んで、秋山巌、そして種田山頭火の世界へ浸ってみてはいかがでしょうか。
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秋山巌没後10年 木版画展
「拝啓、山頭火さま」
期 間:開催中~11月1日(金曜日)
時 間:午前9時~午後5時30分
会 場:ノエビア銀座ギャラリー
料 金:無料
主 催:株式会社ノエビア
協 力:ギャラリーMami
詳細はこちらからご覧ください♪
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Posted at:10:30
2024.09.17
図書館と神保町で芸術の秋を楽しもう♪ 文房堂「神保町画材マーケット」をご紹介! |
残暑が続いていますが、もう間もなく芸術の秋がやってきますね♪
ということで、今回は神田神保町にある画材店 文房堂をご紹介します!
文房堂は、1887年(明治20年)創業の老舗画材店です。
創業者はあの福沢諭吉の門下生だったそう。
歴史ある印象的な建物は、「千代田区景観まちづくり重要物件」にも指定されています。
『注文の多い料理店』の山猫をモチーフにした入口の装飾がとてもかわいい!
よく見ると、山猫の視線がこちらを追っているような気が...?
文房堂は、1921年(大正10年)に日本で最初に専門家向け油絵具を製造・販売したことでも知られており、ここでしか手に入らないオリジナル絵の具は、多くのアーティストに愛されています。
中でも、可憐な色合いが素敵な「ライラックピンク」(丸で囲まれた薄いピンク色)は、唯一無二の色として大人気です!
幅広い種類の画材を取り揃え、たくさんのアーティストに愛される文房堂では、9月27日(金曜日)・28日(土曜日)に、毎秋の恒例イベント「神保町画材マーケット」が開催されます。
有名画材メーカーが多数出展し、各ブースではメーカー担当者と直接お話をすることができたり、発売前の画材をお試しするチャンスもあるとのこと。
絵を描くのが大好きな方はもちろんのこと、これから絵を描いてみたい初心者も楽しめるイベントです♪
期間中は、イベントメインビジュアルを担当した人気イラストレーター「ゆゆはる」さんの個展「エステルの惑星クローゼット」が、文房堂3階GalleryCafeにて開催されていますので、こちらも要チェックです!
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神保町画材マーケット
【会 期】 2024年9月27日(金曜日)~28日(土曜日)
【時 間】[27日] 午前10時~午後 6時
[28日] 午前10時~午後5時
【会 場】 文房堂ギャラリー(文房堂神田本店4階)
【所在地】 千代田区神田神保町1-21-1
【入場料】 無料
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千代田図書館にも、絵の描き方や画材についての本が揃っていますので、ご紹介します。
今年の秋は、図書館の本と一緒にアートを楽しみませんか?
画材マーケットにお出かけの際は、ぜひ千代田図書館にも足を運んでみてくださいね!
『描く・見る・知る・画材を選ぶ 水彩ハンドブック』
出口 雄大/著
グラフィック社
『水彩画 魔法のテクニック ~光と水の世界~』
玉神輝美/著
マガジンランド
『新装版 ボタニカルアートレッスン
透明水彩で描く おしゃれな果実の植物画』
高橋 京子/著
日貿出版社
Posted at:16:10
2024.09.06
【レポート】たくさんのちびっこ恐竜たちとの「恐竜おはなし会」を開催しました! |
千代田図書館10階では、8月の後半に「恐竜おはなし会」を開催しました!
おはなし会の前に、まずは子ども達が恐竜に変身するところからスタート!恐竜なりきりキットを使って工作していきました。なりきりキットの材料は千代田図書館の司書お手製です。
▲恐竜なりきりキット
はさみは使わないので、小さい子どもでも安心して作ることができました。会場にどんどんちびっこ恐竜たちが誕生しましたよ。
▲線に合わせて紙を折りながら恐竜を作っていきます
子ども達が恐竜に変身すると、恐竜になりきった司書によるおはなし会がスタート!『きょうりゅうのおおきさってどれくらい?』(大島 英太郎/さく、 福音館書店)や『ベッドのなかはきょうりゅうのくに』(まつおか たつひで/作・絵、童心社)など、恐竜にまつわる絵本の読み聞かせや、恐竜に関するクイズも。ちびっこ恐竜たちは、とても楽しそうでした♪
60分の恐竜おはなし会はあっという間に終了。8月後半は不安定な天気が続き、皆さんが来てくれるか少し不安な日もありましたが、すべての回を無事に終えることができました。参加した皆さんから「とても楽しかった!」と多くの声が届きました。ご来場いただきまして、ありがとうございました!
また現在、千代田図書館では「夏のわくわく課外授業2024レポート」ほか、さまざまな展示を開催中!ご来館の際はぜひご覧ください。
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展示「千代田区立図書館で学ぼう!夏のわくわく課外授業2024レポート」
期 間:開催中~9月16日(月曜日・祝日)
場 所:千代田図書館9階 第2展示ウォール
展示の詳細はこちらから
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展示「なにを読む!! 何処までいける!? 小説版『聖地巡礼』」
期 間:開催中~11月23日(土曜日)
※9月22日(日曜日)、10月26日(土曜日)~28日(月曜日)は休館日
場 所:千代田図書館9階 展示ウォール
展示の詳細はこちらから
さらに、千代田区にある全国のアンテナショップを紹介する
展示「アンテナショップで日本巡り」を同時開催!
場 所:千代田図書館9階 特設コーナー
展示の詳細はこちらから
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展示「神保町のちょっと変わった本屋さん Part2 ジャンル特化型書店編」
期 間:開催中~9月21日(土曜日)
場 所:千代田図書館9階 地域連携コーナー
協 力:ブックハウスカフェ、姉川書店 神保町にゃんこ堂
展示の詳細はこちらから
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展示「出光美術館:物、ものを呼ぶ ― 伴大納言絵巻から若冲へ〈ミュージアムへ行こう!Vol.17〉」
期 間:開催中~9月21日(土曜日)
場 所:千代田図書館9階 プラスアート
協 力:出光美術館
展示の詳細はこちらから
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Posted at:17:30