区立図書館5館で「ヨムキクちよだ2025」開催中!

毎年こどもの読書週間(4月23日~5月12日)に合わせて、子どもから大人まで読書に親しめる様々なイベントを行う「ヨムキクちよだ2025」が、今年も始まりました!

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千代田図書館9階の第2展示ウォールでは、"そら"をテーマにした絵本や写真集・図鑑など28冊を紹介する展示「そらへ はばたこう」を開催中です!身近な雲や鳥、飛行機、そして宇宙など、心がワクワクするような "そら"に関連した絵本などを集めています。

このほか、千代田図書館10階やまちかど図書館でも関連展示を行っています。

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毎年恒例、「としょかんをめぐろう!スタンプラリー」も開催中!

千代田区立図書館5館のうち、いずれか2館を訪れてスタンプを集めると、プレゼントがもらえます。

千代田図書館のスタンプは9階 コンシェルジュブースで押すことができます♪

(プレゼントはなくなり次第終了。図書館外で開催するイベント会場にはスタンプはありません)

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また、千代田区役所1階のさくらベーカリーでは、「おはなしに出会えるパン屋さん」を開催中です!

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展示中の絵本に登場する動物や乗り物をモチーフにした、可愛くて美味しいパンが販売されています♪図書館で展示を見た後は、パン屋さんにも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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「おはなしに出会えるパン屋さん」

【場 所】 千代田区役所1階 さくらベーカリー

【期 間】 4月23日(水曜日)~5月12日(月曜日)

【時 間】 午前8時~午後7時

【定休日】 土曜日・日曜日・祝日

 ※4月28日(火曜日)、5月2日(金曜日)は休業

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事前申込不要
で、どなたでも参加できるイベントはこちら!ぜひお気軽にお立ち寄りください。

「ようこそ!多言語で楽しむ絵本の世界へ」

【日 時】 4月26日(土曜日)午後2時~午後3時30分(午後1時45分開場)

【場 所】 千代田区役所1階 区民ホール

おなじみの絵本を、日本語と外国語で読み比べる多言語のおはなし会。歌やゲーム、民族衣装の展示なども楽しむことができます!

詳しくはこちら


「えほんの世界へようこそ!~合唱と読み聞かせのコンサート~」

【日 時】 5月5日(月曜日・祝日)1回目:午前11時30分~/2回目:午後3時~(各回開演の15分前開場)

【場 所】 千代田区役所1階 区民ホール

明治大学混声合唱団と千代田区立図書館司書による、合唱と絵本の読み聞かせを組み合わせたコンサート。楽しい読み聞かせと美しい合唱のハーモニーで老若男女問わず楽しめる、毎年大好評のイベントです!

詳しくはこちら


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▲こちらは先日行ったリハーサルのようす。当日をどうぞお楽しみに!


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下記のイベントも現在お申し込み受付中!リンクをクリックして詳細をご覧ください。

5月6日(火曜日)会場:四番町図書館7階 特設会場

「AI司書がサポートする『進路探究ワークショップ』」


5月7日(水曜日)会場:日比谷図書文化館4階スタジオプラス(小ホール)

「読み聞かせ どんな絵本を選んだらいいの?~プロが教えるこどものための絵本選び~」

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春の図書館で、子どもも大人も楽しい時間を過ごしましょう♪皆さんのご来館をお待ちしています!

Posted at:17:50

コンシェルジュ通信Vol.78
「常磐橋へ行ってみよう」


千代田図書館コンシェルジュブースの円柱棚にある街の情報を発信するコーナーでは、現在常磐橋の情報を展示しています。

常磐橋は、1877(明治10)年建造された都内最古の石橋で、2011(平成23)年から2021(令和3)年にかけて修復作業が行われ、今も実際に渡ることができる石橋です。

そこで今回は、千代田図書館から常磐橋までの道のりを途中にあるスポットと共にご紹介します。

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まずは千代田区役所本庁舎を出て、内堀通りを左に進みます。

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ずっと進むと左側に警視庁麹町警察署竹橋地域安全センターがあります。

地域安全センターは警察署が管理監督していますが、交番と違い警察官OB・OGによる地域安全サポーターが勤務しており、地理案内や防犯相談などを行っています。標灯の色も交番の赤色と違い、青色です。

地域安全センターを通り過ぎ、白山通りを横断してそのまま内堀通りを進み東京消防庁本部庁舎の前を通ります。

こちらの庁舎の高さは緊急通報用の電話番号「119」と同じ119mだそうです。


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内堀通りを進んでいくと、左側にビルの敷地に入る道があります。

OTEMACHI ONE GARDENに続く道です。

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ここは、2022年12月にオープンした大手町界隈最大級の広さを誇る緑地空間です。

芝生と木立が広がる敷地内には、椅子やテーブルがたくさん置かれ休憩するのにもぴったり。

この道の先、階段を降りて左に進んだ先にあるのは箱根駅伝のゴール地です。

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駅伝のブロンズ像「絆」と、歴代優勝校名が彫られたモニュメントがあります。

さらに進むと左側に巨大なオレンジ色の物体が見えてきました。

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2002(平成14)年9月東京サンケイビル竣工記念に設置された巨大なモニュメントです。

周囲にはテーブルと椅子が置かれていて、お弁当を食べている人の姿もあります。

さあ、残りわずかです。前方に走っている電車が見えたら、そこは東京駅と神田駅を結ぶ常盤橋架道橋新幹線京浜東北線山手線総武線中央線等JR在来各線が走り抜けていきます。

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常盤橋架道橋をくぐり進んでいくと常盤橋公園が見えてきます。


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この公園の中、常盤橋門の石垣の先に常磐橋があります。

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常磐橋に到着しました!おつかれ様でした。

いかがでしたか?千代田区内には他にも魅力的なスポットがたくさんあります。ぜひ、散策してみてくださいね。

Posted at:15:40

今年も開催!「ヨムキクちよだ2025」のイベントをご紹介

今年も桜満開の季節がやってきました。千代田図書館の周辺でも、行き交う多くの人々が満開の木の下で足を止め、春を楽しんでいます。

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写真は4月7日撮影

春といえば、千代田区立図書館5館で毎年、こどもの読書週間に合わせて開催している「ヨムキクちよだ」。今年は4月23日(水)~5月12日(月)の期間で、各館で様々なイベントや展示を行います♪

今回のブログでは、現在申込受付中の2つのイベントをご紹介します!

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【四番町図書館】

AI司書がサポートする「進路探究ワークショップ」

中学生・高校生・大学生向けの進路探究ワークショップです。図書館を活用して、自分では気づかなかった「興味・関心」を見つけてみませんか?

図書館で好きな本を選び、それを元にAI司書があなたにおすすめの本と職業を提案します。将来の可能性を探り、行動のキッカケをつかむワークショップに、ぜひご参加ください!

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【日 時】 5月6日(火曜日・祝日)午後2時~4時

【会 場】 四番町図書館7階 特設会場

【定 員】 12名(事前申込制、先着順)

【対 象】 中学生・高校生・大学生

【参加費】 無料

【申 込】 千代田区立図書館ホームページまたは電話で受付中

詳細・お申し込みはこちら


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【日比谷図書文化館】

読み聞かせ どんな絵本を選んだらいいの?~プロが教えるこどものための絵本選び~

絵本の読み聞かせは子どもが絵本と出会うきっかけとなり、心身の成長や発達と関係しながら、さまざまな良い効果があると言われています。また、読み聞かせのひと時は、読み手と聞き手の信頼関係を育みます。

講師の児玉ひろ美さんに、子どもの発達と絵本の関係を、具体的な絵本を見ながらお話ししていただきます。「その時その子に適切な絵本」の選び方と読み方を、一緒に学んでみませんか?

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【講 師】 児玉 ひろ美さん(JPIC読書アドバイザー)

【日 時】 5月7日(水曜日)午後7時~午後8時30分

【会 場】 日比谷図書文化館4階 スタジオプラス(小ホール)

【定 員】 60名(事前申込制、先着順)

【参加費】 無料

【申 込】 イベント予約サイト「Peatix」または電話・来館で受付中

詳細・お申し込みはこちら


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その他の「ヨムキクちよだ2025」イベントについては、こちらのページからご覧ください。

今年も、赤ちゃんから大人まで、だれでも図書館を楽しめるイベント・展示を開催します!

この春も千代田区立図書館へ、ぜひお越しください♪

Posted at:16:00

【レポート】山梨県立図書館「はっけん たいけん 本まつり」で神保町街あるき体験!


3月9日(日曜日)、山梨県甲府市にある山梨県立図書館での「はっけん たいけん 本まつり」に千代田図書館コンシェルジュが出張し、動画や写真で神田神保町の魅力をお伝えするトークイベント「ようこそ神保町古書店街」を行いました!

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イベントではバーチャル街あるき体験として、神保町のマップを配布。コンシェルジュが古書店街の成り立ちや特徴ある建築をお話しするとともに動画を上映し、会場の皆さんにはまるで神保町を歩いているかのような体験をしていただきました。

参加した方の中にはメモを取って熱心に聞いてくださる方、終了後に「〇〇の本を探しているんだけど...」とお話しくださる方もおり、甲府の皆さんにも神保町を身近に感じ、興味をもっていただけたことを実感しました!

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いつも街あるきをしている神保町を飛び出して、今回初めて出張版として行った街歩き体験。現地ではなく甲府で、神保町に行ったことがないという方のために、どうしたら魅力が伝わるか、楽しんでもらえるかと考え、街の歴史や古書店インタビューの紹介など盛りだくさんのトークイベントになりました。

甲府の皆さんにも、図書館と街と人とをつなぐ千代田図書館コンシェルジュの役割を知っていただけたのではないかと思います。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

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会場では、神保町古書店街をさらに知っていただくために、千代田図書館が制作しているYouTube動画「古書っと神保町」も上映しました。


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「はっけん たいけん 本まつり」
には、この他にもイベントが盛りだくさん。

「ちよぴた落語会」でおなじみの「ひつじの古本祭り」も山梨へ出張!

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春風亭昇羊さん、春風亭昇市さん、立川生九郎さんの三人が出演し、甲府ゆかりの作家で知られる太宰治の短編作品『畜犬談』と『美少女』を題材にしたトークショーを行いました。

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甲府市に住み、県立図書館の周辺にもゆかりの場所が数ある太宰治。人間の悲哀や滑稽さについて自虐を交えて描く太宰に感情移入できる?できない?という、会場も巻き込んだトークで盛り上がりました!

また山梨県立文学館の工作ワークショップでは、江戸時代の古地図『文化改正御江戸絵図』と『甲府絵図』を使ったミニノート作りと、甲府駅の古地図の上を機関車が走るポップアップカード作りを開催。子どもから大人まで、幅広い年代の方がワークショップを楽しみました。


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会場では、このイベントのために制作した動画「甲府の古書店」も上映。甲府市にある2店舗の古書店にインタビューを行い、お店を紹介しました。

▼インタビュー動画「甲府の古書店」はこちらからご覧いただけます。

「甲府の古書店」:「風雪堂」編「古書 兔の穴」編


図書館でさまざまな読書の楽しみに出会えるイベントを開催した山梨県立図書館での「はっけん たいけん 本まつり」の様子をご紹介しました!

Posted at:16:30

千代田区立図書館公式YouTube「古書っと神保町」第3弾公開!

「本の街」神保町古書店街の魅力を発信するYouTube動画「古書っと神保町」古書店の特徴専門分野など、千代田図書館コンシェルジュが古書店のオーナーさんとともに紹介しています。2024年の11月までに4店舗8本の動画をアップし、2025年3月には第3弾として、さらに2店舗4本の動画を公開しました♪

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本シリーズ第3弾は、イタリア・スペイン・ポルトガルの洋書を専門的に揃えているイタリア書房と、動物・植物の専門書や民俗学についての本などが幅広く並ぶ鳥海書房です。
「イタリア書房」編の前編では、創業当時の話やイタリアの文化について幅広くお届けしています。後編では、日本初の『和伊事典』を出版した歴史について伺いました。

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▲イタリア書房での撮影風景

ショーウィンドウに飾られた展示品など、書籍だけでなく雑貨も数多く販売しているイタリア書房。まるでイタリアを訪れたような、ワクワクした気持ちを味わうことができます。日本とイタリアをつなぐ、架け橋のようなお店です。ぜひご覧ください。

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▲イタリア書房

「鳥海書房」編の前編では、江戸時代に出版された、動物や植物に関する古書を紹介しています。後編では、西洋の博物画の魅力や日本の出版に影響をもたらした歴史など、より詳しい内容をお届けしています。

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▲自然に関するさまざまな古書を紹介!

動物や植物が食材としても扱われることから、料理の本も数多く取り扱っている鳥海書房。棚を眺めるだけでも、思いがけない発見を楽しむことができるかもしれません。ぜひ足を運んでみてくださいね。前回に引き続き、個性豊かな古書店を紹介しています。ぜひご覧ください♪

イタリア書房前編はこちら
鳥海書房前編はこちら

千代田区立図書館公式YouTubeチャンネルでは、街の魅力をお伝えする動画だけでなく、千代田Web図書館の使い方図書館のイベント情報なども配信しています。チャンネル登録もお待ちしています!

Posted at:11:45

千代田区立中学校・高等学校展示 in 千代田図書館
④都立日比谷高等学校


千代田図書館9階第2展示ウォールにて開催中の「千代田区内中学校・高等学校展示」

今年度最後の展示が、3月17日(月)から始まりました!

第4弾は「都立日比谷高等学校」の展示です。

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図書委員会の1・2年生による展示は、ブックハンティング(図書館に所蔵して欲しい本を、学生や教職員が書店で直接選ぶこと)の活動で選んだ図書を中心に紹介しているおすすめ本の手作りPOP

紹介されている本も一部展示しています。図書委員メンバーの熱意あふれるイチ押しメッセージが気になったら、ぜひ手に取ってみてください!

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1年に1度図書委員会が発行している『リブラリア』も展示されています。

『リブラリア』とは、日比谷高校図書委員会で70年近く受け継がれてきた、伝統ある広報誌。

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先生方へのインタビューや図書委員メンバーの座談会など、本格的で非常に読み応えのある内容です。

初刊行はなんと1955年!国会図書館にも所蔵されているのだそう。

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1959年以降のバックナンバーも展示しています。

展示されている『リブラリア』は、壁に展示しているものも含めすべて手に取ってお読みいただけますので、ぜひご覧ください!

展示本はすべて貸出可。貸出中の場合はご了承ください。

(『リブラリア』は図書館内でのみ閲覧可能、貸出不可となっています)

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千代田区内中学校・高等学校展示 in 千代田図書館

都立日比谷高等学校

【展示期間】 開催中~3月30日(日曜日)

【展示場所】 千代田図書館9階 第2展示ウォール

詳しくはこちら

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今年度の中高展示も、参加いただいた各学校の熱意がこもったさまざまな展示が集まりました。

千代田図書館 読書振興センターはこれからも、読書を愛する中高生の皆さんの学校活動を応援します!

Posted at:17:00

もうすぐ春がやってくる♪千代田図書館で春を味わおう!

3月初旬には関東地方でも雪が降り、真冬並みの寒さが続く日がありました。少し気温はあがったものの肌寒さを感じる日もまだまだあり、春が待ち遠しいこの季節。東京の開花予想は3月26日(2025年3月18日現在)と、お花見を楽しむまでにもう少しだけ時間がある今、読書をしながら春を待ってみてはいかがでしょうか。
今回は、「春が待ち遠しくなる おすすめ本3冊」を紹介します。

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『旅屋おかえり』(原田マハ/著、集英社文庫)
売れないタレントおかえりこと、丘えりかが旅行代理のお仕事をする中で、依頼人や出会った人々を笑顔に変えていく心あたたまるストーリー。大事な人に会いに行きたくなる一冊です。

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『14ひきのぴくにっく』(いわむらかずお/さく、童心社)
大人気の14ひきシリーズには、ねずみの家族がみんなで春を探しにピクニックへ行くおはなしがあります。花や鳥、虫たちとの出会いが描かれた作品を読んでいると、お弁当を作って近くの公園に春を探しに出かけてみようかなとワクワクした気持ちになります。


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『生き物が教えてくれる季節のおとずれ 春』(亀田龍吉/写真・文、汐文社)
春を教えてくれる植物は、桜だけではありません。何気なく歩いている道に咲いているナズナやたんぽぽ、うぐいすの声も春の訪れを知らせてくれます。図鑑だけでなく、季節を学ぶ読みものとしてもおすすめの一冊です。

千代田図書館10階児童書フロアでは、「さくらのほん」と題して、桜にちなんだ本を紹介しています。

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そして9階への階段側の壁には大きな桜の木が展示中。実はこの木、少しずつ咲いたお花が増えています。

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▲設置当初(2/28ごろ)              ▲3/18現在

さらに、春にちなんだ美術展の紹介や紙で作ったさくらもちの展示子ども室の入口にもたくさんの桜が咲いています。千代田図書館で春を心待ちにしながら過ごしてはいかがでしょうか。

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▲千代田図書館10階 児童書フロア

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▲千代田図書館10階 子ども室

みなさまのご来館をお待ちしております♪

Posted at:18:00

千代田区立中学校・高等学校展示 in 千代田図書館
③錦城学園高等学校

千代田図書館9階第2展示ウォールにて開催中の「千代田区内中学校・高等学校展示」
今年度3校目の展示が3月3日(月曜日)から始まりました!
第3弾は、錦城学園高等学校の展示です。

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国語科の授業でのグループワークで、3年生の生徒が学校周辺や自分たちの住んでいる地域と文学者のつながりを調べ、まとめました。
夏目漱石与謝野晶子など、千代田区にゆかりのある文学者たちも数多く紹介されています。

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似顔絵のイラストや、和紙・折り紙・切り絵などを自由な発想で活用し、彩り豊かな展示となっています。

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文学者や、地域と文学者の関係についての本も数多く展示していますので、こちらもご覧ください。
(展示本はすべて貸出可。貸出中の場合はご了承ください)

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千代田区内中学校・高等学校展示 in 千代田図書館
錦城学園高等学校

【展示期間】 開催中~3月16日(日曜日)
【展示場所】 千代田図書館9階 第2展示ウォール
詳しくはこちら
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Posted at:16:20

【千代田図書館イベントレポート】おはなし美術鑑賞ワークショップを開催しました

2月9日(日曜日)千代田図書館、会話しながら美術作品を鑑賞する「おはなし美術鑑賞ワークショップ」を開催しました。美術館スタッフによるナビゲートのもと、千代田区立図書館が所蔵する江戸時代に描かれた図版や浮世絵などを見ながら、発見したことや感じたことを自由に語り合う対話型の美術鑑賞です。

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会場は、千代田区役所1階区民ホール。ワークショップはスライド投影された古地図からスタートしました。

ナビゲーターから「この地図で東京駅の場所は?」「今いる場所は?」といった質問が投げかけられ、古地図と現代の東京の位置関係を確認。「地図中に水戸徳川家上屋敷とあるのは、今の東京ドームの場所です」といった情報に、なるほどと頷く参加者の姿も。

古地図を通して当時の様子を想像することで、頭の中が江戸時代の視点に切り替わっていき、日本美術を鑑賞する準備が整ったところで、いよいよ鑑賞タイムに入りました。

この日は会場で2か所に分かれ、計3作品を鑑賞しました。

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テーブルに用意されていたのは、多くの方にもなじみ深い絵巻『鳥獣人物戯画』の復刻版。

「美術館では、作品を長く広げて展示していますが、本来は、巻物を人の肩幅くらいに広げて見るんです」と、ナビゲーターが巻物の見方を紹介しながら広げてくれました。

ユーモラスな姿で描かれた動物に、子ども達も興味津々!

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まずは一人で、じっくり作品を観察。

その後に気づいたことを伝え合いながら鑑賞しました。

どんな動物がいるかな?何をしているところだろう?

泣いている様子の動物に「悲しんでいると思う」「私はウソ泣きだと思った」などなど、活発に意見が出ていました。

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こちらは、スライドに投影された日比谷図書文化館所蔵の作品。

人々が橋の上を行きかう浮世絵です。

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「空が赤いのは、夕焼けなのでは?」

「手前には桜の木があるので、花見客で人が多いのかなと思った」

「花見にしては木が少ない。遠くの桜の名所に向かう人なのでは?」

などなど、1枚の浮世絵から気づいたことは人それぞれ。

この浮世絵はかつて区内にあった橋というナビゲーターの解説に、花見客が一気に身近に感じられました。

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スライドでは、もう1作品の絵画も鑑賞しました。

いつの時代のどの場所を描いたのか、一見しただけでは分からず、また日本画とも少し違うオリエントな雰囲気を持った、不思議な絵です。

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話題になったのは、どの季節を描いているのか、という点。

冬だという意見から、夏なのではという思う真逆の意見、なかには秋だと感じた方もいたようで、同じ作品を見ているのに、こんなに感じ方が違うとは!

ナビゲーターより、この作品は明治時代の日本で、外国人の画家が描いたという解説が伝えられると、参加者からは「だからこの服装なのか」といった声も聞かれ、不思議と感じた理由が分かり一同納得。

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▲浮世絵と西洋美術の描き方の違いも解説

当日は同じプログラムで2回開催しましたが、小学生から大人まで幅広い年齢層の方の参加がありました。参加者からは、

「同じものをみて意見を出す、という体験がとても新鮮だった」

「隣の人が全然違うことを考えているのが面白かった」

「人の感想を聞くことが、こんなに面白いなんて知らなかった」

と言った感想が聞かれ、和気あいあいとした雰囲気の中、1時間ほどのワークショップはお開きとなりました。

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美術作品について語り合いながら鑑賞した今回のワークショップ。

他の人の感性にふれ、自分では気が付かつかなかった感想を共有し合うことで、新鮮な体験ができたのではないでしょうか。

美術館では、声の大きさを気にせず展覧会を鑑賞できるトークフリーデーを設けている所もあります。

ブログをお読みの皆さんも、ぜひトークで広がる美術鑑賞を体験してみてください。

これからも千代田図書館では、子どもから大人まで楽しめるイベントを引き続き開催してまいりますので、どうぞお楽しみに♪

Posted at:17:40

コンシェルジュ通信Vol.77
「全ての人のためのユニバーサルデザイン」

ユニバーサルデザイン、略してUD(以下、UD と表記)は、すでに世の中に浸透してきており、普段使用している生活用品の中にもUDの商品が増えてきました。私が気付いたUD商品をご紹介します。

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例えばシャンプーの容器には、シャンプーとリンスの違いがわかるよう凹凸がある商品もあります。リンスの容器には凹凸がありません。目が開けられない状態でも触ればわかるので便利ですね。

牛乳パックなどの紙製容器にも、触るとわかる部分があります。パックの上の丸い凹みです。生乳100%で500㎖以上の紙パックの牛乳ほとんどについています。牛乳と牛乳以外の区別がしやすくなっていることと、開け口の反対側についているので、注ぐ時も便利ですね。

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食品用ラップフィルムのパッケージには、両端に触ると「W」の文字が浮き出ている商品があります。英語の「Wrap(ラップ)」の頭文字「W」を意味しています。アルミホイルなど同じ形の商品との違いがわかりますね。

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そのアルミホイルのパッケージには「アルミホイル」と点字で示されている商品があります。どちらも触るだけで区別ができます。

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UDには指標となる7つの条件があります。順番に紹介します。

①誰でも同じように、公平に利用できること。
例えば、施設の出入り口が自動扉なら買い物の荷物で両手がふさがれていても、車いすや松葉杖を使っている人にとっても、いちいち開閉する手間がなく便利ですね。
②使う際の自由度が高いこと。
例えば、段差のある入口に階段とスロープが併設されていれば、自由に選べます。
③単純で直感的なこと。
例えば、押すたびにON/OFFが切り替わるスイッチなど。
④情報が認知できること。
例えば、トイレや非常口の案内表示。一見してわかります。
⑤間違えても安全性が高いこと。うっかり、ぼんやりしても致命的な危険にならない配慮があること。
例えば、駅のホームドア。線路への転落や電車に接触するなどの危険を防げます。
身体的な負担が少ないこと。
例えば、水道の蛇口が手をかざせば水が出るタイプなら、手の力は少なくて済みます。
近づき使える寸法・空間であること。
例えば、駅の自動改札口の幅が広いと、大きな荷物を持った人も、ベビーカー、車いす利用者も通りやすくなります。体の不自由な人が日常生活の中で、妨げとなるものを取り除こうとする考え方や工夫をすることをバリアフリーと言います。

UDは、アメリカのデザイナーであり建築家のロナルド・メイス氏が、バリアフリーの考え方を基に「体の不自由な人を含む性別、年齢、国籍、体形関係なくあらゆる人にとって使いやすい施設やモノをつくろうと提唱し始まりました。たくさんのアイデアが出た中から選ばれるUDですが、これから現れるデザインを楽しみにしています。

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参考図書
『よくわかるユニバーサルデザイン』(柏原 士郎/監修、PHP研究所.)
『トコトンやさしいユニバーサルデザインの本』(宮入 賢一郎/著、日刊工業新聞社.)
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Posted at:14:45