調べ方ガイド(パスファインダー)を使って
千代田図書館近くの橋について調べてみました!

千代田区立図書館には、調べものに役立つ「調べ方ガイド(パスファインダー)があることをご存じでしょうか。検索するときに役立つキーワードや、図書館が所蔵している資料のタイトル、書棚の場所、雑誌や新聞の記事の探し方などを掲載しています。

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▲千代田図書館で発行している「調べ方ガイド(パスファインダー)」の一部

千代田図書館日比谷図書文化館が作成・発行しています。
調べ方ガイド(パスファインダー)の一覧はこちらからご覧ください♪

今回、千代田図書館の調べ方ガイド「~千代田区の橋について調べる~」を使い、千代田図書館のすぐ近くにある宝田橋俎橋(まないたばし)について調べてみました!

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▲宝田橋

小さい橋なので詳しい情報を知ることができないのでは...と思いましたが、調べ方ガイドに載っていた『東京今昔橋めぐり』(東京今昔研究会/著、ミリオン出版、2013年)に、宝田橋が取り上げられていました。
宝田橋は1929年に関東大震災の復興事業によって架けられ、そのとき架けた橋は今とは違い、木製の橋でした。また、宝田村が付近にあったことからこの名が付けられたことも分かりました。

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▲俎橋

続いて宝田橋から北へ九段下駅方面に向かった先にある俎橋について。この橋は江戸時代にまでさかのぼり、当時は板を二枚並べただけの簡易的な橋でした。その様子をまな板に見立て俎橋の名がついたそうですが、初めは大橋やこおろぎ橋、新し橋とも呼ばれていたとのことで諸説あるようです。森鴎外『雁(がん)』に俎橋が登場していたことも『東京の橋 生きている江戸の歴史』(石川悌二/著、新人物往来社、1977年)で知ることができました。

最後に千代田図書館から少し足を延ばし、御茶ノ水にある聖橋(ひじりばし)も調べてみました。1927年、復興橋梁のひとつとして架けられた聖橋は、JR総武線・JR中央線、東京メトロ丸の内線の3路線が立体交差しているところが見られる、撮影スポットとしても有名な橋です。

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▲聖橋の上から、立体交差が見える

『東京今昔橋めぐり』(東京今昔研究会/著、ミリオン出版、2013年)によると、聖橋の名前は公募によって決定されました。橋の両岸にある江戸幕府の学問所であった「湯島聖堂」「日本ハリストス正教会復活大聖堂(通称ニコライ堂)」というふたつの聖堂を結ぶ橋であることからその名がついたそうです。

今回は千代田区に関連した調べ方ガイドを紹介しましたが、その他にもビジネス、法律、アートまで幅広いテーマで作成しています。「調べたいテーマがあるけれど、どう探したらいいのだろう?」と思った時には、調べ方ガイド(パスファインダー)をまずは検索してみると、糸口が見つかるかも!ぜひ活用してみてください♪

Posted at:15:25

日比谷図書文化館コンシェルジュ通信vol.45
普通植物図譜展示のご紹介

日比谷図書文化館4階で展示中の、普通植物図譜をご紹介します。

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淡い色彩で描かれたこれらの植物はすべて、特別研究室所蔵資料の図版を撮影したものをパネル化して展示しています。その図版とは、『普通植物図譜』1~5巻です。

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高柳悦三郎 編輯(へんしゅう)・村越三千男写生画・牧野富太郎 校訂明治後期に刊行されました。校訂の牧野富太郎は朝の連続テレビ小説で、神木隆之介さんが演じた槙野万太郎のモデルとなったことで記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。今回の展示では、学名にMakinoの名が残っている植物の図版の中から14枚をセレクトして展示しています。

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どの植物も繊細に丁寧に描かれ、図鑑の域を超えた楽しみがあります。特別研究室の職員にお申し付けいただければ、手にとってご覧いただけます!撮影申請書を提出いただければ写真も撮れます!

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関連書籍のご紹介
今回展示の普通植物図譜以外にも特別研究室で所蔵している本をご紹介します。

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牧野富太郎田中貢一が共編した『日本植物志』も実際に手に取ることが出来ます。

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✿✿その2✿✿✿
『西洋草花図譜』(谷上廣南 画、芸艸堂、1917年)も所蔵しています。大正初期に西洋の珍しい花々が輸入され、日本人の洋花への関心が高まりました。本書はその頃に図案家・谷上廣南(たにがみ・こうなん 1879~1928年)が描いた西洋花の木版画集で、『春之部 壱』『春之部 弐』『夏之部 壱』『夏之部 弐』『秋冬之部』の全5冊です。

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今回のブログは、展示と合わせて特別研究室所蔵の本を紹介しました。時代を超えてもあざやかな色彩をご覧いただけます。読書の秋

Posted at:14:15

千代田図書館にゆかりのある作家、種田山頭火に関連した展示
秋山巌没後10年 木版画展「拝啓、山頭火さま」に行ってきました♪

中央区にあるノエビア銀座ギャラリーでは「時代を超えて、価値のあるもの」をテーマに、2007年から版画や切り絵、写真、戦前のポスターなどの展覧会を開催しています。今回は千代田図書館にゆかりのある作家、種田山頭火に関連した作品が11月1日(金曜日)まで展示されていますので、伺ってきました!

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種田山頭火は五・七・五にこだわらない自由なリズムの俳句である"自由律俳句"を詠んだ人物として有名です。実は1920年~1922年千代田図書館の前身である東京市立一橋図書館に勤めていたことがあります。神経衰弱症によりわずか2年ほどで退職してしまいました。種田山頭火は千代田図書館の「千代田区ゆかりの文学者コーナー」に資料を並べていますので、彼の名前を見てピンときた人もいるかもしれません。

本展では、版画・木版画家秋山巌種田山頭火の句をモチーフに制作した作品と、彼が種田山頭火へ宛てたメッセージを展示しています。

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秋山巌は、種田山頭火の句に出会い「山頭火によって私の心は開眼された」といいます。句をモチーフにした版画だけでなく、メッセージからも彼がどれほど種田山頭火を想っているのかが伝わる、見ごたえのある展示です。2009年に秋山巌の作品展示をノエビア銀座ギャラリーで開催した際には、作家本人が実際に訪れたこともあるそうです。

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展覧会で併せて紹介されている『化けものを観た:山頭火の世界』(秋山巌/著、大東出版社、1993年)日比谷図書文化館で所蔵しています。版画を堪能したあとは本を読んで、秋山巌、そして種田山頭火の世界へ浸ってみてはいかがでしょうか。

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秋山巌没後10年 木版画展
「拝啓、山頭火さま」
期 間:開催中~11月1日(金曜日)
時 間:午前9時~午後5時30分
会 場:ノエビア銀座ギャラリー
料 金:無料
主 催:株式会社ノエビア
協 力:ギャラリーMami
詳細はこちらからご覧ください♪

Posted at:10:30

図書館と神保町で芸術の秋を楽しもう♪
文房堂「神保町画材マーケット」をご紹介!

残暑が続いていますが、もう間もなく芸術の秋がやってきますね♪
ということで、今回は神田神保町にある画材店 文房堂をご紹介します!

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文房堂は、1887年(明治20年)創業の老舗画材店です。
創業者はあの福沢諭吉の門下生だったそう。
歴史ある印象的な建物は、千代田区景観まちづくり重要物件」にも指定されています。
『注文の多い料理店』の山猫をモチーフにした入口の装飾がとてもかわいい!
よく見ると、山猫の視線がこちらを追っているような気が...?

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文房堂は、1921年(大正10年)に日本で最初に専門家向け油絵具を製造・販売したことでも知られており、ここでしか手に入らないオリジナル絵の具は、多くのアーティストに愛されています。

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中でも、可憐な色合いが素敵な「ライラックピンク」(丸で囲まれた薄いピンク色)は、唯一無二の色として大人気です!

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幅広い種類の画材を取り揃え、たくさんのアーティストに愛される文房堂では、9月27日(金曜日)・28日(土曜日)に、毎秋の恒例イベント「神保町画材マーケット」が開催されます。
有名画材メーカーが多数出展し、各ブースではメーカー担当者と直接お話をすることができたり、発売前の画材をお試しするチャンスもあるとのこと。
絵を描くのが大好きな方はもちろんのこと、これから絵を描いてみたい初心者も楽しめるイベントです♪

期間中は、イベントメインビジュアルを担当した人気イラストレーター「ゆゆはる」さんの個展「エステルの惑星クローゼット」が、文房堂3階GalleryCafeにて開催されていますので、こちらも要チェックです!

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神保町画材マーケット
【会 期】 2024年9月27日(金曜日)~28日(土曜日)
【時 間】[27日] 午前10時~午後 6時
     [28日] 午前10時~午後5時
【会 場】 文房堂ギャラリー(文房堂神田本店4階)
【所在地】 千代田区神田神保町1-21-1
【入場料】 無料

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千代田図書館にも、絵の描き方や画材についての本が揃っていますので、ご紹介します。
今年の秋は、図書館の本と一緒にアートを楽しみませんか?
画材マーケットにお出かけの際は、ぜひ千代田図書館にも足を運んでみてくださいね!

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『描く・見る・知る・画材を選ぶ 水彩ハンドブック』
出口 雄大/著
グラフィック社

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『水彩画 魔法のテクニック ~光と水の世界~』
玉神輝美/著
マガジンランド

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『新装版 ボタニカルアートレッスン
透明水彩で描く おしゃれな果実の植物画』
高橋 京子/著
日貿出版社

Posted at:16:10

【レポート】たくさんのちびっこ恐竜たちとの「恐竜おはなし会」を開催しました!

千代田図書館10階では、8月の後半に「恐竜おはなし会」を開催しました!

おはなし会の前に、まずは子ども達が恐竜に変身するところからスタート!恐竜なりきりキットを使って工作していきました。なりきりキットの材料は千代田図書館の司書お手製です。

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▲恐竜なりきりキット

はさみは使わないので、小さい子どもでも安心して作ることができました。会場にどんどんちびっこ恐竜たちが誕生しましたよ。

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▲線に合わせて紙を折りながら恐竜を作っていきます

子ども達が恐竜に変身すると、恐竜になりきった司書によるおはなし会がスタート『きょうりゅうのおおきさってどれくらい?』(大島 英太郎/さく、 福音館書店)『ベッドのなかはきょうりゅうのくに』(まつおか たつひで/作・絵、童心社)など、恐竜にまつわる絵本の読み聞かせや、恐竜に関するクイズも。ちびっこ恐竜たちは、とても楽しそうでした♪

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60分の恐竜おはなし会はあっという間に終了。8月後半は不安定な天気が続き、皆さんが来てくれるか少し不安な日もありましたが、すべての回を無事に終えることができました。参加した皆さんから「とても楽しかった!」と多くの声が届きました。ご来場いただきまして、ありがとうございました!

また現在、千代田図書館では「夏のわくわく課外授業2024レポート」ほか、さまざまな展示を開催中!ご来館の際はぜひご覧ください。

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展示「千代田区立図書館で学ぼう!夏のわくわく課外授業2024レポート」
期 間:開催中~9月16日(月曜日・祝日)
場 所:千代田図書館9階 第2展示ウォール
展示の詳細はこちらから


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展示「なにを読む!! 何処までいける!? 小説版『聖地巡礼』」
期 間:開催中~11月23日(土曜日) 
    ※9月22日(日曜日)、10月26日(土曜日)~28日(月曜日)は休館日
場 所:千代田図書館9階 展示ウォール
展示の詳細はこちらから

さらに、千代田区にある全国のアンテナショップを紹介する
展示「アンテナショップで日本巡り」を同時開催!
場 所:千代田図書館9階 特設コーナー
展示の詳細はこちらから


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展示「神保町のちょっと変わった本屋さん Part2 ジャンル特化型書店編」
期 間:開催中~9月21日(土曜日)
場 所:千代田図書館9階 地域連携コーナー
協 力:ブックハウスカフェ、姉川書店 神保町にゃんこ堂
展示の詳細はこちらから


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展示「出光美術館:物、ものを呼ぶ ― 伴大納言絵巻から若冲へ〈ミュージアムへ行こう!Vol.17〉」
期 間:開催中~9月21日(土曜日)
場 所:千代田図書館9階 プラスアート
協 力:出光美術館
展示の詳細はこちらから

Posted at:17:30

明治大学博物館をご紹介!~女性法曹養成機関のパイオニア-明治大学法学部と女子部/連続テレビ小説「虎に翼」展~

千代田区神田駿河台にある明治大学博物館では現在、女性法曹養成機関のパイオニア-明治大学法学部と女子部/連続テレビ小説「虎に翼」展が行われています。

特別展示室では、NHKで放映中の連続テレビ小説「虎に翼」に関する展示と、明治大学を卒業して活躍した女性たちに関する歴史的事実に基づいた展示が併せて公開されています。フィクションと史実、両方の視点から「日本初の女性法曹の誕生」について知ることができる企画展です。

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「虎に翼」にて伊藤沙莉さん演じる主人公・猪爪寅子のモデルになったのは、日本で初めての女性弁護士であり、のちに裁判官となった三淵嘉子さん。彼女は明治大学の卒業生として、千代田区に縁のある人物です。作中にも、お饅頭が有名な甘味処「竹むら」をはじめとして、神田の風景が数多く登場します。

ドラマ内で寅子の通う「明律大学」は明治大学をモデルにしているほか、撮影に使われた入学願書などの小道具も、明治大学のものを元に作られています!他にも、明治大学法学部の村上一博教授が、法律考証でドラマ制作に関わるなど、明治大学と「虎に翼」には深い縁があるようです。

館内では、明治大学博物館の学生アンバサダーが制作した「三淵嘉子さんが学んだ千代田区マップ」が配布されています。このマップを求め、ここへ訪れる方も多いのだとか。

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展示の目玉は、ドラマ撮影で実際に着用された衣装(写真は取材当時のもの)。現在は寅子と優未、ヨネの衣装を展示中です。何度も足を運んでみるのもいいですね!

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また、ドラマのキー・ビジュアルやオープニング・ムービーでの登場が印象的な当時の法服も、レプリカが展示されています。古代日本の貴族のような襟元の豪華な模様が特徴的です。

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▲大学マスコットキャラクター「めいじろう」も法服にお着替え♪

明治大学博物館の常設展についても、少しだけ紹介します。常設展は「商品」「刑事」「考古」の3部門に分かれており、総合大学ならではの幅広さを活かした、大きなボリュームの展示を楽しむことができます。

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館内にはもう一つ、阿久悠記念館も。
明治大学の卒業生である阿久悠さんは、レコード大賞に何度もその名を刻んできた偉大な作家であり作詞家。トロフィーが所狭しと並ぶ様は圧巻です。阿久悠さんが作詞してきた名曲の数々のレコードを聴くこともできます!

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「虎に翼」展を中心に、明治大学博物館の魅力をご紹介しました♪4月から続いてきた「虎に翼」もいよいよクライマックス。三淵嘉子さんの歩んだ場所である明治大学博物館や神田エリアに、ぜひ足を運んでみてくださいね。

連続テレビ小説「虎に翼」展/女性法曹養成機関のパイオニア--明治大学法学部と女子部--

【会 期】 開催中~10月28日(月曜日)
【休館日】 日曜日・祝日
      ※休日授業実施日(9月23日、10月14日、11月23日)は開館
【時 間】[月曜日~金曜日] 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
     [土曜日] 午前10時~午後4時(入館は午後3時30分まで)
      ※土曜日のミュージアムグッズ販売は12時30分まで。
      ※9月19日までの土曜日は休館。
【会 場】 明治大学博物館 特別展示室
【所在地】 東京都千代田区神田駿河台1-1 アカデミーコモン地階
【入場料】 無料

Posted at:12:15

千代田図書館コンシェルジュ通信Vol.74:
「はじめての神保町街あるき2024特別編」を開催しました!


8月23日(金曜日)に「はじめての神保町街あるき2024特別編」を開催しました!

今年度定期的に開催している街あるきのイベントの特別編として、千代田図書館コンシェルジュが神保町古書店街を参加者にご紹介し、そして特別編のメインとなる東京古書会館を見学。古書店を支える東京古書会館では、普段見ることができない古書の取引の現場を見学でき、参加者の皆さんは、とても有意義な時間を過ごされたようでした。

今回はその様子をお伝えします。

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猛暑が続く今夏でしたが、幸いこの日は薄曇りで、かすかに吹く風を感じながら出発。

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集合場所から東京古書会館まで、古書店にまつわるエピソードを交えながら靖国通りを歩きました。

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東京古書会館は、駿河台下交差点を御茶ノ水駅方面へ向かい、3分程歩いた所にあります。東京都古書籍商業協同組合(以下、東京古書組合)の運営で、今回の見学は東京古書組合と神田古書店連盟のご協力により実現しました。

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最初に、東京古書組合の広報をご担当されている大場さんから東京古書会館の歴史東京古書組合の役割についてお話いただきました。古書店が取引する市場は、それぞれの古書店が品物を持ち寄り、入札を通じて品物を持ち帰るので古書交換会と呼ばれ、全国古書籍商組合連合会に加盟している方だけが取引できる仕組みです。

古書交換会は全国各地で開催されており、その中で品物の量も質も、日本最大規模の取引が行われるのがこの東京古書会館。

「日本一を自負しています」と仰る大場さんからは、世界一の古書店街を支える熱い気持ちが伝わってきました。

お話を伺った後、全国から持ち込まれた出品前の古書が並ぶフロアを見せていただき、いよいよ古書交換会が行われる会場へ移動。会場のテーブルには、出品中の古書がずらっと並んでいました。

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東京古書会館では、平日ほぼ毎日古書交換会が行われています。交換会は、曜日によって品物のジャンルが異なり、「市会」と呼ばれる交換会の運営団体も異なります。出品される古書は、漫画から和本、洋書、学術資料など多岐にわたるので、それぞれのジャンルに強い古書店が市場を運営する会「市会」を組織し、交換会を運営しています。当日は明治古典会の運営で、幕末から明治期以降の文学資料をはじめ、文人の草稿など肉筆もの、浮世絵、近代美術、古書画などが幅広く出品されていました。

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このような古書交換会は、それぞれ専門分野に強い古書店が「市会」を運営するので、自分の専門外の古書も適正な価格で取引でき安心感があるとのこと。神保町が世界一の古書店街へと発展してきた理由の一つは、古書店同士が協力し合ってるからだと納得しました。

参加者からは、古書流通を支える古書交換会があることを知り、また普段見ることができない神保町が垣間見え、とても新鮮だったとお声をいただきました。

今回の街あるきはこれにて終了。

今後も千代田図書館コンシェルジュは街の魅力をお伝えするイベントを行っていきます。ご参加いただいた皆さん、最後までお読みくださった皆さん、ありがとうございました♪

Posted at:18:00

千代田区立図書館公式YouTube「古書っと神保町」配信中!

神保町やお店の魅力を発信するYouTube動画「古書っと神保町」千代田図書館コンシェルジュが神保町の古書店にインタビューをして、古書店の魅力を伝える動画です。今年7月に2店舗4本の動画をアップしました!その撮影の裏側を、撮影・編集スタッフNがちょこっと紹介します!

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本シリーズの初回の撮影にご協力いただいたのは、文学の初版本をはじめとした貴重な資料を取り揃えている「玉英堂書店」と、少女漫画原画さらに同人誌などを専門的に取り扱う「くだん書房」です。

「古書っと神保町」は、1店舗あたり2本の動画にし、配信しています♪ 玉英堂書店の前編では、古書とは何か、仕入れ方法は?といった古書業界ならではのお話や貴重な初版本の紹介、後編では稀覯本(きこうぼん)についても詳しくお話しくださいました!

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▲玉英堂書店での撮影風景

そしてくだん書房の前編では、取り扱っている少女漫画のコレクションの世界や神保町の魅力、後編では同人誌や紙芝居など、なかなかお目にかかれないディープな世界を伝えています!

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▲くだん書房での撮影風景

千代田図書館の公式チャンネル
として、古書店を紹介するのは初めて。「お店の様子が良く伝わるようにどの角度から撮影する?」「オープニングやエンディングはこんな感じに作りたい!」などなど、コンシェルジュと撮影・編集スタッフで何度も話し合いを繰り返しました。
撮影当日は、私たちが普段なかなか知ることのできない世界をたくさん聞くことができ、感動の連続!お店の魅力はもちろん、店主の魅力も伝わる動画になりました。

「古書っと神保町」再生リストはこちらから!

暑い日がまだまだ続いていますので、おうちで涼みながら神保町の魅力を堪能してもらえたら嬉しいです♪そして、神保町はビルの谷間ばかりではないので日差しもあります。熱中症対策をしていただき足を運んでください。

千代田区立図書館公式YouTubeチャンネル
では、街の魅力をお伝えする動画だけでなく、千代田Web図書館の使い方図書館のイベント情報なども配信しています。チャンネル登録もお待ちしています!

Posted at:10:00

【レポート】四番町図書館開催イベント「こども一日図書館員」に密着!

四番町図書館では、夏休みに合わせて「こども一日図書館員」を開催しました。毎年たくさんの子ども達から応募がある、大人気のイベントです♪今回、最終日のこども一日図書館員のお仕事に密着しました!

四番町図書館の館長による任命式からスタート!この日の参加者2人が任命証を受け取り、図書館員としての仕事を任されました♪

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まずは職場を知るところから。これから仕事をする四番町図書館はどんなところ?公共図書館って何だろう?といったオリエンテーションを行いました。貸出返却など、図書館の仕事についても勉強します。

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つづいて図書館の資料について学びます。本をどうやって探すのか知ってる?という問いかけに「バーコード!」「学校で"本の住所"って習いました」と、さすがは図書館員♪
図書館の本を分類する日本十進分類法についてのレクチャーでは、実際に本を見ながらどの分類にあてはまるか考えます。「外国の本だったらどうなるの?」といった質問も飛び交いながら、積極的に学んでいました。

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次は館内をすべて巡り、何階にどんな本があるのか確認します。

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そして、事務室で貸出と返却の練習!現場に出られるよう、資料バーコードの読み取りや貸出票の差し込みを教わり、あいさつの練習もしました。

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レクチャーや練習を終えて、いよいよ実践へ!予約本を探す係貸出・返却係に分かれて交替で業務に取り掛かります。
予約本を探す係は、本の情報が印刷されたレシートや館内の案内図などを頼りに、資料を探します。さらに予約本を探すだけでなく、その本が四番町図書館での受け取りなのか、千代田区立図書館の他の館に送る本かも教わりながら、2人ともてきぱきと作業を進めていきました。

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貸出・返却係では、カウンターへ入り、来館した方の対応を行いました。返却本の中身を一冊ずつ確認して、メモ紙などが挟まっていないか資料の状態を丁寧に確認し、貸出期限をきちんと伝え、練習で覚えたあいさつやお声がけも忘れずにしっかりと仕事を進めました。

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図書館員として、お仕事をした時間は2時間ほど。レクチャーと練習、最後にはカウンターに入って、来館した方の対応も完璧にこなし、最初から最後まで集中して一生懸命取り組む姿に感動しました。

最後は館長から修了証を受け取り、一日の仕事は無事に終了です。こども一日図書館員を通して、図書館の面白さや楽しさをより実感してもらえる時間になったのではないかと思います。

今後も千代田区立図書館では、子ども達に図書館の魅力を伝えるイベントを企画します!ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました♪

Posted at:18:00

国立公文書館でお札の歴史を楽しく学ぼう!令和6年夏の特別展「お札に描かれた人物-公文書で見る紙幣の歴史-」を紹介します♪

千代田図書館から徒歩で約10分。北の丸公園内にある国立公文書館は、歴史資料として重要な公文書等を、国の行政機関や独立行政法人等から移管をうけて保存し、利用に供している施設です。

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日本国憲法や法律、条約などの公布原本関連資料が常設で展示されており、いつでも見ることができます。(常設の展示では複製を展示しています)

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▲終戦の詔書。8月18日(日曜日)まで原本の特別展示を行っています。(写真は複製)

現在、令和6年夏の特別展「お札に描かれた人物-公文書で見る紙幣の歴史-」を開催しています。2024年7月3日に発行された新紙幣を見て、昔の紙幣はどのようなデザインだったのだろう?と気になったら、ぜひこの展示をご覧ください♪

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展示内容は「第一章 明治初期の紙幣」「第二章 日本銀行の設立と兌換銀行券の発行」「第三章 日本銀行券の時代へ」と、明治時代からの紙幣の歴史を紐解いていくことができるようになっています。

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紙幣のデザインにどのような人物が選ばれていたのか、さらにその人物の経歴や功績がわかる貴重な資料も一緒に展示されており、デザインだけでなく、なぜ選ばれたのかについても深く知ることができます。(展示された資料は一部を除いて、特別展終了後に閲覧室で見ることもできます)

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▲板垣退助が描かれていた紙幣と、板垣退助遭害事件に居合わせた密偵の報告書

さらに、夏休み期間中の子どもたちにも楽しく学んでほしい!と、なぞ解きをしながら紙幣について学ぶことができる、歴史没入型脱出ゲーム「イマーシブサワ」を特別展にあわせて開催!

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1万円札のデザインに採用された渋沢栄一からメッセージを受け取りながら、謎を解いていくゲームです。イヤホンとカメラをセットし、特別展の中にあるパネルをヒントに、展示された紙幣や資料をみながら答えを導いていきます。

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▲イベントで使用するイヤホンやスマートフォン

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▲なぞ解きのヒントになるパネルが展示とともに並んでいます

このイベントは8月21日(水曜日)、8月23日(金曜日)に開催予定です。小学生向け中高生向けになぞ解きの問題が分かれています。年齢制限はないので、ご家族と一緒に、または友達を誘って参加してみてはいかがでしょうか♪
詳細はこちらから

そして大人向けにも「展示解説会」が開かれています。資料を見るだけでなく、話を聞いて紙幣の歴史について理解を深めたい!という方におすすめです♪
詳細はこちらから


令和6年夏の特別展「お札に描かれた人物-公文書で見る紙幣の歴史-」

【会 期】 開催中~9月16日(月曜日・祝日)

      ※8月26日(月曜日)休館

【時 間】 午前9時15分~午後5時 

※8月16日(金曜日)、9月13日(金曜日)は午後8時まで開館

【会 場】 国立公文書館 本館

【所在地】 千代田区北の丸公園3-2

【入場料】 無料

詳しくはこちらをご覧ください



国立公文書館日本銀行貨幣博物館お札と切手の博物館が連携したスタンプラリーも同時開催中!

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3館めぐると、「平成」「令和」の書のクリアファイルをどちらか一つ、国立公文書館でもらえます。ぜひ各館巡ってゲットしてみてください♪

Posted at:15:45