ゲストは岡崎武志さん!
10/12開催「千代田図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー」

 

千代田図書館を起点に地域の魅力をご紹介する恒例のイベント「千代田図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー」を、10月12日(土曜日)に開催します!

 

今回のテーマは「古書店街にみる時代の移り変わり」

第1部のゲストに、“古本通”として知られるフリーライターの岡崎武志さんをお迎えし、岡崎さんがこれまでに見てきた「世界一の本の街」神保町古書店街の移り変わりとその楽しみ方についてお話しいただきます。

 

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岡崎武志さんプロフィール

1957年大阪府枚方市生まれ。1990年単身上京。雑誌編集者を経てフリーに。

古本ネタ、書評などを中心に執筆。さかんに神保町かいわいに出没。「神保町ライター」と名乗ったこともある。

著作に『女子の古本屋』(ちくま文庫)、『古本道入門』(中公文庫)、『蔵書の苦しみ』(光文社知恵の森文庫)、『ここが私の東京』(扶桑社)など多数。近著に『これからはソファーに寝転んで』(春陽堂書店)がある。

 

古書店巡り入門におすすめ!岡崎さんの著書をご紹介

本の詳しい情報は、書名をクリックしてご覧ください。

 

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『古本道入門』

岡崎武志/著

中央公論新社

 

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『これからはソファーに寝ころんで』

岡崎武志/著

春陽堂書店

 

第2部では、千代田図書館コンシェルジュが神保町古書店街をご案内。戦前から現代に至るまで、時代ごとの香りを残す街並みや古書店などを巡ります。

新しい元号となった今年、神保町古書店街を舞台に時代の変遷を感じてみませんか?

 

 

 

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前回の神保町ツアーのようす

 

千代田図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー

「古書店街にみる時代の移り変わり」編

 

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大きな画像を見る(PDF:467KB)

 

【日  時】 10月12日(土曜日)午後1時~午後3時30分

       ※開始30分前より受付開始

       ※荒天の場合は、内容変更や中止になることがあります

【集合場所】 千代田図書館10階特設イベントスペース

【定  員】 20名(事前申込制・先着順)

       ※中学生以下の方は保護者の同伴必須

【参 加 費】 無料

 

お申し込みについて

①千代田区民先行申込

 9月24日(火曜日)・25日(水曜日)午前10時~午後6時

②一般申込

 9月26日(木曜日)午前10時から

※お申し込み方法については、こちらのページをご確認ください。

※①で定員に達した場合は、②での募集は行いません。

参加にあたっての注意事項(PDF:100KB)をお読みいただき、

 ご同意の上でお申し込みください。

 

10月25日(金曜日)から11月4日(月曜日・祝日)までは、第60回 東京名物 神田古本まつりが開催され、神保町古書店街は年に一番の盛り上がりを見せます。

ゲストや千代田図書館コンシェルジュのナビゲートで古書店街の楽しみ方が実感できる神保町ツアーは、神田古本まつりの予習にもおすすめ!

興味はあるけど古書店はちょっと敷居が高いと感じている方や、これから古書を知りたいと思っている方も、ぜひご参加ください♪

 

Posted at:16:00

知的探求心をくすぐる空間 クラブ ライブラリーで「荒俣 宏 展」開催中

出版産業を地域産業に持つ神田神保町に建つ出版クラブビルをご存じですか?

地下鉄神保町駅を出てすぐの白山通り沿いにある、2018年8月に竣工した新しいビルです。今回はこの3階にある「クラブ ライブラリー」と、現在開催中の企画「荒俣 宏 展」をご紹介します。

 

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ビルの入口からエスカレーターで3階まで行くと、吹き抜けのエントランスに到着します。

本棚に四方をぐるりと囲まれた空間が「クラブ ライブラリー」です。ここには日本書籍出版協会、日本出版クラブに所属する全国の出版社などから寄贈された「未来に残したい本」が収められており、最大で約12,000冊が収蔵されます。

その分類も特徴的です。日本の図書館で広く使われているNDC分類(日本十進分類法)をベースにしながら、独自のテーマで

1.本の本2.哲学と宗教3.世界を見渡す4.社会の成り立ち5.自然科学と工学6.芸術7.文学と言葉8.子どもたちへ

の8つに分類され、天井までつづく壁面の棚に配架されています。ちなみに「8.子どもたちへ」には、「本の歴史を連綿と未来へつないでいく」というメッセージが込められており、世界各国の絵本や児童書がこれに含まれます。

 

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ここに蔵書を寄贈した方のひとりが、作家・博物学者・収集家などさまざまな肩書を持つ荒俣宏さん

荒俣さんは膨大な蔵書の中から「このライブラリーを訪れる本好きな方々に、楽しんで閲覧してもらえれば」と、約400冊の書籍・雑誌を寄贈しました。

 

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普段は、ライブラリーのらせん階段を昇ってキャットウォークを歩かないとたどり着けないところにある荒俣さんの資料ですが、その一部を現在開催中の企画展「荒俣 宏 展」で間近に見ることができます。

 

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展示されている資料はさまざまで、荒俣さんの書斎からそのまま出てきたようなイメージで並べているそうです。「実際の書斎はこんなに整理されていなくて本が積みあがっている状態」なのだそうですが、荒俣さんがつけた付箋がそのまま残された本や大きな淡水魚のはく製などが並べられ、資料はショーケースに入ったもの以外ならば手にとって閲覧することができます。どんなページに興味を持っていたのかをうかがい知ることができますよ。

 

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また、今回の企画展では新たに寄贈されたパルプマガジンのコレクションの一部も展示されています。

パルプマガジンとは、主にアメリカで広く出版された、質の悪いザラ紙(パルプ紙)に印刷された大衆小説雑誌のこと。荒俣さんは学生時代にその虜になって以来コレクションを続けていて、著書『パルプマガジン 娯楽小説の殿堂』ではその魅力を綴っています。

 

つい時間を忘れて眺めてしまう、バラエティに富んだ資料の数々。

本に囲まれたすてきな空間「クラブ ライブラリー」へ、ぜひお立ち寄りください!

 

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〈小さな本の展覧会〉荒俣 宏 展

【期 間】 開催中~9月30日(月曜日)(予定)

【時 間】 午前8時30分~午後7時30分(土・日・祝日を除く)

【会 場】 クラブライブラリー(出版クラブビル 3Fロビー)

【所在地】 千代田区神田神保町1-32 

【入場料】 無料

 

詳しくは→コチラ

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Posted at:15:30

明日は「クラシック音楽の日」♪
ナクソス・ミュージック・ライブラリーで気軽に音楽を楽しもう!

 

明日9月4日は「ク(9)ラシ(4)ック」の語呂合わせから「クラシック音楽の日」です。(日本音楽マネージャー協会 ※現在は日本クラシック音楽事業協会 が1990年に制定)

 

図書館で音楽を楽しむ方法といえばCD・DVDの貸出を思いうかべる方も多いと思いますが、今回は千代田区立図書館の貸出券をお持ちの方なら誰でも利用できるナクソス・ミュージック・ライブラリーをご紹介します!

 

ナクソス・ミュージック・ライブラリーは、世界中で利用されているオンライン音楽図書館。インターネットを通じて、クラシック音楽を中心にジャズ、民族音楽などCD約13万枚分(約200万曲、2019年6月現在) の音源を高音質で楽しむことができます。

 

アクセス方法は、千代田区立図書館のホームページより「マイページ」にログインし、ナクソス・ミュージック・ライブラリーのバナー(赤い丸の部分)をクリックするだけ。(インターネットに接続されたパソコン等でご利用ください) 

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こちらがナクソス・ミュージック・ライブラリーのトップページ。

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「クラシック音楽になじみがない」「聴いてみたいけど、どんな曲から聞けばいいかわからない」という方はぜひ、トップページの「おすすめ特設ページ」「おすすめプレイリスト」をご覧ください♪

国や楽器の種類で選べる「クラシック音楽入門」のほか、「くつろぎの音楽」「元気がでる、テンションアップの音楽」など目的別で選べるアルバムリストがあります。

 

おすすめ曲を集めた特設ページやプレイリストには、本に関するものも。

第156回直木賞と2017年本屋大賞をダブル受賞し、今年の10月に映画も公開される小説『蜜蜂と遠雷』(恩田陸/著、幻冬舎)の作中で登場する楽曲のプレイリストは、著者の恩田陸さんが監修し、登場人物のイメージに合った音や演奏の音源を選んでいます。

また、クラシックファン以外からも広く人気を集めたマンガ『のだめカンタービレ』(二ノ宮知子/作、講談社)や『ピアノの森-The perfect world of KAI-』(一色まこと/作、講談社)に登場する楽曲は、コミック1巻ごとにストーリーの流れに沿って特設ページにまとめられています。

 

読んでから聴くか、聴いてから読むか・・・小説やマンガの作中に描かれた音楽を集めたリストを気軽に聴くことができるのは、オンラインで豊富なコンテンツを持つナクソス・ミュージック・ライブラリーならではの楽しみ方ですね!

 

そんなナクソス・ミュージック・ライブラリーをさらに知りたい、使いこなしたいという方におすすめなのが、10月25日(金曜日)に千代田図書館で開催する講習会「Let's Listen! パソコンでクラシック♪」

ナクソス・ジャパン株式会社の方が講師となり、基本的な操作方法はもちろん、「プロならではのナクソス・ミュージック・ライブラリーの楽しみ方」もご紹介します!

この機会に、ぜひご参加ください♪

 

「Let's Listen! パソコンでクラシック♪」

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【日 時】 10月25日(金曜日)午後7時~8時

【会 場】 千代田図書館9階 第1研修室

【定 員】 10名(事前申込制・先着順)

【対 象】 千代田区立図書館の貸出券をお持ちの方

【申 込】 9月26日(木曜日)午前10時受付開始

      電話または千代田図書館10階カウンターにて

      (平日午前10時~午後6時受付)

詳しくはこちら

 

※当日までに、千代田区立図書館ホームページ上「マイページ」にて

 パスワード登録をお済ませください

※当日は貸出券をご持参ください

Posted at:10:30

コンシェルジュ通信Vol.43:中高生のための古書店街ツアーの準備中です!

千代田図書館読書振興センターでは一昨年から

千代田区内校に通う中学生・高校生の皆さんを対象に、

「神保町へようこそ!中高生のための古書店街ツアー」を行っています。

私たちコンシェルジュは、ツアーの案内役として、神保町の歴史の紹介から街歩きまで、すべて担当しています。

 

 

そこで今回のコンシェルジュ通信では、実際に行われるツアーの流れを追いながら、

9月からのスタートに向けた準備の様子と、工夫しているポイントをお伝えしていきます!

 

ツアー当日は、千代田図書館に集合したら、

まずはミニレクチャーで神田神保町の歴史と古書店についてをお話しします。

これから見る場所について知っておくと、街に出て歩いた時により興味が持ててますます街歩きが楽しくなります。

 

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ミニレクチャーでは、質問を取り入れるなど参加型にすることによって、コミュニケーションをとても大事にしています。

説明では分かりやすい言葉えらびを心掛けながら、参加される生徒の皆さんの学校近くで面白い歴史や情報があれば、トークに取り入れることもあります。

 

ミニレクチャーが終わったら、図書館内の見学です。

千代田図書館の特色や取り組み、サービスを簡単にご案内していきます。

 

コンシェルジュブース前にある古地図マットでは、江戸時代の千代田区の様子を見ることができます。

これからツアーで行く神保町の場所を見てみたり、通っている学校の場所を探したり。

今と比較するといろいろな発見ができるかもしれません。

 

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当日までの準備では、歩くルートや見学する古書店を、日時、参加される人数、目的に応じて決めています。

 

「この人数なら広い古書店がいいね」

「人数が少ないから、通路が少し狭い古書店でも見学できそう」

「マンガ専門の古書店と江戸時代の和本を扱うお店、どちらも見学できるといいね」といった具合です。

 

こうした調整には、日頃のご案内でつちかった経験や収集した情報を活かしています。

また、参加の目的に合わせて、生徒の皆さんの知りたいと思う情報を準備するなどの工夫をしています。

 

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図書館内でのミニレクチャーと見学が終わったら、いよいよ神田神保町の街へ出発です!

街歩きでは、実際に神田神保町を見て歩きながら街や建物の成り立ち、面白いエピソードなどをお話します。

 

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このツアーは、中高生の皆さんと一緒に神保町古書店街を歩き、街並みや古書店を見学することで世界一の本の街と言われる神田神保町の魅力を伝えています。

 

「神保町ってどんなところ?」

「興味はあるけど、古書店に入ったことがない!」

 

そんな、神保町古書店街にあまり馴染みのない中高生の皆さんにも、ツアーを通して街や本をもっと好きになったり、新たな本の世界に触れることができる貴重な機会になれば嬉しいです!

 

過去のツアーの様子は→コチラ

Posted at:10:00

【レポート】レファレンジャー出動ファイル~令和元年・夏~

お盆が過ぎ、8月も後半になりました。楽しい夏休みを過ごして気分をリフレッシュした方も多いのではないでしょうか?

しかし、子どもたちはそろそろ夏休みの宿題が気になる時期になってきましたよね・・・

そこで!夏休みの頼れる味方 調べもの戦隊 レファレンジャーの出番です!!

 

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レファレンジャーとは、毎年夏休みになると現れる本探しのプロ集団自由研究調べ学習読書感想文など夏休みの宿題に役立つ本探しのお手伝いをするのが使命。今回は、そんなレファレンジャーの千代田図書館での活動の一部をお伝えしたいと思います。

 

相談その1:玉川上水について調べたい

相談者は千代田区内の小学5年生。夏休みの宿題で玉川上水について調べているとのこと。レファレンジャーがより詳しくインタビューをすると、玉川上水の模型を作りたいことが分かりました。

まずは10階児童書コーナーにある百科事典などで玉川上水の概要を調べます。また、地域資料にもあたります。

玉川上水の流れる区域や長さなどは知ることができましたが、模型を作るには高低差も知る必要があります。9階にうつりレファレンス担当にも資料を紹介してもらいます。集めた資料を書き写すなどし、途中で分からない言葉が出てきたら再び百科事典などを開いて確認しながら、玉川上水についての全容を調べることができました。

 

▼紹介した資料のひとつ

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『たまがわ 日本の川』

村松 昭/さく 偕成社

 

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相談その2:タコやイカについての本はある?

小学校低学年の相談者からの依頼。タコやイカについて書いてある本を探しているそうです。『イカとタコの大研究』という本を渡し、さらにお話を聞いてみると、こんど海に行くのでタコを釣りたいのだということが分かりました。そこで、釣り方がわかる資料を探すことにします。

まずは釣りの本を見てみましたが、タコの釣り方に関する記載はありません。「タコって、釣るのではなくてタコツボを仕掛けて獲るのかも?」そんな予想をたてつつもレファレンジャーがさらに調べを進めていき、タコの釣り方が記載されている資料を探し出すことができました。

 

▼最初に紹介した資料

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『イカとタコの大研究 ふしぎがいっぱいの人気者!』

土屋 光太郎/監修 PHP研究所

 

〇 ● 

相談その3:読書感想文におすすめの本を探しています

小学校2年生とその保護者からの相談です。レファレンジャーは、親子でのご相談も大歓迎!

まずは、好きな本やおもしろいと思った本などを訊いてどんなものが好み関心があるのかを探ります。どうやらワクワクするようなお話が好きそうだと思い、2冊おすすめしました。

本を選んだところで、あらすじだけになりがちな読書感想文をどのように書いたらよいかと保護者から相談をうけました。

「自分の体験や、自分だったらどうするかに結びつけられるとよいと思います。もし文章に行き詰まるようであれば、周りの大人がインタビューのように聞き取りしてあげて答えを箇条書きにしておき、その中からどの部分について想像を膨らませたり理解を深めていくかを一緒に考えて取り組んでみる、など思考の整理を手伝うというのもよいかもしれません。」

 

 

以上、ご紹介したのはほんの一部。そのほかにも、連日さまざまな相談を受けています。そんなレファレンジャーに調べ学習のコツを聞きました。

まずは、調べたい事柄の概要をつかむこと。そのために最初は『ポプラディア』など百科事典を開くことをおすすめします。

 

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自分の知識に相違がないかを確かめ、ことばの理解があいまいであればそれもチェックします。百科事典は物事が端的に書かれているので、それらの作業にとてもよく役立つのです。

自分が調べたいことは何なのかを絞り込み、より詳しく知ることができる資料を探す作業に入ります。

そうやって、求めている資料に近づいていきます。

 

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ここでもまたひとり、読書感想文用の本を選んで絞り込み、借りていきました。

 

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レファレンジャーは9月1日(日曜日)まで千代田図書館10階に毎日出動しています。

また、来週8月26日(月曜日)から30日(金曜日)は四番町図書館にも出動します!

夏休みの宿題だけでなく、読み聞かせ方法絵本の選び方など、保護者の読書相談も承ります。

詳しくはこちらをご覧ください

 

皆さん、お気軽にお声がけください♪

Posted at:15:15

【レポート】夏のわくわく課外授業③
図工「図書館の"親切サイン"を作ろう」

夏休み恒例イベント「夏のわくわく課外授業」の様子を「社会」 「英語」とお伝えしてきましたが、いよいよ最後の科目のレポートです。

8月5日(月曜日)に図工「図書館の“親切サイン”を作ろう」を開催しました!

 

今回の先生は、本間由佳さん。

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明星大学デザイン学部で教鞭をとるほか、子どもが楽しみながら学べる教材の開発やデザインを手がけるなど、「学び」と「デザイン」のプロフェッショナルです。

 

この授業では、頭をいっぱい使っていろいろなことを考えます。

そのウォーミングアップとして、最初に紙タワー作りにチャレンジしました。

材料はA4サイズのコピー用紙5枚と、セロハンテープのみ。制限時間は5分。自立する、いちばん高いタワーを作った人が優勝です。

さっそくスタート!

 

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紙を折ってみたり、積み上げてみたり、みんないろいろと試行錯誤してタワーを作り上げます。出来上がったタワーは、形も高さもさまざま。同じ材料を使っているのに、ふしぎですね。

 

さあ、ウォーミングアップや自己紹介を終えたところで、本題に入りましょう。

図工のテーマは「図書館の“親切サイン”を作ろう」です。

まずは、サインについて考えます。サインとは「人々の行動のよりどころとなる情報を具体的なかたちで表したもの(※)」と定義づけられます。そして、「人々がよりスムーズに行動し、より快適に過ごし、より豊かに生活できるように、『サイン』をさまざまな角度から考えながら計画し設計すること(※)」がサインデザインです(※ 公益社団法人日本サインデザイン協会ホームページより引用)。

例えば、街中にあるトイレのサインもいろいろと種類があります。乳幼児用や身障者用、オストメイト用の設備を整えているというサインや、高齢者や妊婦やLGBTの人など年齢性別を問わず利用できるというサインなど、その街や施設を訪れるあらゆる人を想定して設置されています。

それはどんなもので、どんなひとが、どんなことに使うのか。

これらをヒントに、なにが親切なのかを考えていきます。

 

親切サインを考える前に、先生から今日のルールが発表されました。

 

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3つのルールを確認して、いよいよ親切サイン作りスタート!

かゆいところに手が届くような ちょっとした親切」を探しに、図書館内の調査にみんなで出かけました。図書館内については、コンシェルジュがいろいろ教えてくれます。

 

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基本的な情報を教えてもらったあとは、各自で調査。「ちょっと親切が足りないかな?」「こうしたら親切かな?」というポイントはどこにあるのでしょうか?

 

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気になることは、すかさずメモ。

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調査から戻ったら、アイデアスケッチをしてデザインを決めます。「これの場所がわかりにくいな」とか、「これの使い方を教えてもらったらもっと便利!」など、調査のときに感じたことをかたちにしていきます。

 

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いろんなひとの目線で、いろんな立場になって考えたサインが出来上がりました。

今回の授業では、何気なく図書館で過ごしていると気付かなかったことを考えるきっかけになりました。ここで考えたサインや調査での視点などにヒントをもらって、より親切な図書館を目指していきます!

本間さん、ありがとうございました!

 

9月2日(月曜日)から23日(月曜日)まで、千代田図書館9階の第2展示ウォールでは「夏のわくわく課外授業2019」3教科の授業レポートと授業に関するおすすめ本を展示します。

さらに期間中は、図工の授業で作成したサインを千代田図書館内に設置します。どこに、どんなサインが設置されるのでしょうか?ぜひ、お越しください♪

 

Posted at:10:30

【レポート】夏のわくわく課外授業②
英語「英語でまち案内をしよう」

 

千代田図書館の夏の恒例イベント「夏のわくわく課外授業」先日の「社会」の授業に続き、今回は、8月3日(土曜日)に開催した英語「英語でまち案内をしよう」の様子をお伝えします。

 

先生は、小学生から高校生までに英会話や多読など、英語の幅広いスキルを教えるEunice English Tutorialを主宰し、都内の大学でも教鞭をとる宮下いづみさんです。

 

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まずはウォーミングアップ。日本語とは違う英語の発音を感じるために、音楽に合わせながら口に出してみます。

 

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英語でのコミュニケーションは、自己紹介から。

「Hello, my name is ○○.」の後に、自分の名前のスペルを教えると外国の方でも覚えやすそうです!例えば「Chiyoda」なら「“C” for Canada.」「“H” for hat.」…というように。

さっそく実践してみましょう♪この日の授業は、日本の大学に留学中のAshishさんにもお手伝いいただきました。

みんな、順番に自己紹介と自分の名前のスペルを説明します。

 

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「こちらにどうぞ」「ここは○○です」など、今すぐにも使えそうな簡単な表現もみんなで練習しました!

 

次は英語での道案内の練習。東西南北を表す単語は体を動かしながら発音して、楽しく覚えます。

 

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2班に分かれて「Turn left.」「Turn right.」の指示の練習も。相手チームが壁にぶつからないように、上手に誘導できるかな?

 

授業の後半は「ミニ英語まち案内辞典」を手づくりしました。

まず、外国人の友達に紹介したい日本の場所や食べ物をみんなで考えます。

「小学生のみんなが、いま好きなものは何?自分の暮らしの周りのことや習慣も、海外の方から見たら珍しくて面白いものが多いから、ぜひ紹介してあげて」と宮下先生。

 

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「ミニ英語まち案内辞典」のノートに今日習った自己紹介、それから自分で考えた“紹介したいもの”を書いていきます。みんなが紹介したいのは「東京スカイツリー」「浅草の雷門」「皇居」「ジブリ美術館」「きもの」「アニメ」「タピオカ」…イラストを添えたり、紹介の文を先生や保護者と一緒に考えたり。どうしたらわかりやすく伝わるかを自分で考えながら、思い思いに書いていきます。

 

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東京には、たくさんの人が外国から旅行にやってきます。オリンピック・パラリンピックを迎える来年にはさらに多くの人が訪れ、小学生の皆さんとも接する機会が増えそうです。

紹介したいもの、知ってほしいことを書きとめた辞典ができたら、外国人のお友達もたくさんできそうですね!

今日の授業で作ったのは辞典の始まりの部分。ぜひ、家に帰って続きを書いてみてくださいね♪

 

授業の中では、千代田図書館に所蔵する英語の絵本の紹介もしていただきました!

図書館には、日本の文化を紹介するものや簡単な会話から学べるものなど親子で楽しみながら英語にふれられる英語絵本も多く所蔵していますので、皆さんも参考にしてみてはいかがでしょうか?

 

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こうして盛りだくさんの授業は終了。

宮下さん、Ashishさん、ありがとうございました!

Posted at:14:15

ノエビア銀座ギャラリーで「安西水丸展『1本の水平線』」

 

今回は、中央区のノエビア銀座ギャラリーで開催中の「安西水丸展『1本の水平線』」をご紹介します♪

 

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本の表紙や挿絵、絵本、漫画、そしてポスターなどの広告と、多方面で活躍したイラストレーターの安西水丸

名前からすぐにその作品が思い浮かばなくても、村上春樹の本の装画や、絵本『がたんごとんがたんごとん』(福音館書店)、『ピッキーとポッキー』(嵐山光三郎/文、福音館書店)シリーズを手がけたと聞けば、ピンと来る方も多いはず。

この展示では、安西水丸のイラストレーションに特徴的な画面を横切る1本の線「ホリゾン(水平線)」に着目して作品を集め、紹介しています。

 

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安西水丸は「ホリゾンを引くことでコーヒーカップはちゃんとテーブルの上に載っているイメージを出せるし、花瓶なら出窓の張り出しに飾られているイメージを出せる」と語っていたといいます。

ホリゾンの入った画面の中に並ぶのは、果物やガラス瓶、時計にマッチ…。シンプルで静かな構図に、少しとぼけた味わいを持った品々が温かみのある線で描かれています。

 

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貴重な原画も展示されています!1985年制作の作品「口笛のきこえる」(写真右)や、帝国ホテル大阪の壁画のデザイン原画(写真中央)も。

 

ギンザ・グラフィック・ギャラリーで1987年に開催した「二色」展からは、黒にもう1色をプラスしたシルクスクリーン作品の数々。鮮やかなコントラストは時代を超えて、見る者の心をひきつけます。

 

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どの作品も心をさわやかにしてくれる展示です。

図書館に立ち寄る前後に、夏のちょっとしたお出かけに、ぜひご覧ください!

 

安西水丸展「1本の水平線」

【期 間】 開催中~8月23日(金曜日)

【時 間】 午前10時~午後6時(土・日・祝日は午後5時まで)

【会 場】 ノエビア銀座ギャラリー

【所在地】 中央区銀座7-6-15 ノエビア銀座ビル1階

【入場料】 無料

【主 催】 株式会社ノエビア

詳しくは→コチラ

 

安西水丸の世界をさらに楽しむ

挿絵が展示されている村上春樹との共著や、安西水丸の生涯の仕事を振り返る本をご紹介します。(本の詳しい情報は書名をクリックしてご覧ください)

 

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『ランゲルハンス島の午後』

村上春樹・安西水丸/著

光文社

 

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『象工場のハッピーエンド』

村上春樹・安西水丸/著

新潮社

 

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『イラストレーター安西水丸』

安西水丸/著、安西水丸事務所/監修

クレヴィス

Posted at:15:30

【レポート】夏のわくわく課外授業①
社会「からだで話そう 手話で話そう」

 

7月はスッキリしない天気が続いていましたが、ようやく太陽が姿を現してくれるようになりましたね。いよいよ夏本番!千代田図書館の夏の恒例イベント「夏のわくわく課外授業」もスタートしました!

今回は、7月27日(土曜日)に開催した社会「からだで話そう 手話で話そう」の様子をお伝えします。

 

この授業の先生は、NPO法人ホープの皆さん。

千代田区を中心に高齢者や障害者の生活を支える活動をおこなっている団体で、以前読書振興センターが映画のバリアフリー上映会を開催したときにもご協力いただきました。

今回は永田潔さん五由出晴夫さん安武陽一郎さん成瀬千夏さんにお越しいただきました。

 

はじめに、手話で自己紹介。

これは何を表す手話だと思いますか?

 

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これは、「名前」という意味を表す手話です。

てのひらが、他方の手の親指が印鑑を表し、紙に判を押す動作から「名前」を意味する手話になったのだそうです。

このように、手話では形や動作をもとにして表されることが多いのですが、それについては後ほど詳しく教えていただきます。

 

まずは、ジェスチャークイズでウォーミングアップ。

「バナナ」「ゴリラ」など簡単なクイズから始まり、問題はちょっとずつ難しくなっていきます。

 

では、これはなんでしょう?なんだか、つらそうな表情をしていますね。

 

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正解は、「すっぱい」です。

指先をすぼめて口元に持っていき広げたこの動きは、手話の「すっぱい」を意味します。

ジェスチャークイズを楽しんでいたら、いつの間にか手話の勉強に移っていました。

 

ここから改めて、手話のいろいろな表現を学んでいきます。

さきほど学んだ「すっぱい」のほかにも、味覚を表す表現は「からい」「おいしい」「甘い」などいろいろあります。これらに共通している動きは、手を口元に持っていくこと。また、手の動きや位置だけでなく、顔の表情もとても大事です。

 

つぎに、自己紹介をするためのいろいろな手話、苗字・家族(父・母・兄弟姉妹など)の表し方、地名の表し方などを教えていただきました。

例えば「千代田」は手で「千」「田」の形を作って表します。「神田」は手を合わせ神様を拝む動作の後に手で「田」の形を、「富士見」富士山の形を両手で作った後に「見る」動作をして表す・・・など、地名の手話も漢字の形や動作をもとに作られていることが分かりました。ジェスチャーみたいで面白いですね!

 

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これが「田」の手話。指を3本ずつ垂直に重ねて「田」という漢字の形を表しています。

 

先生たちの手話のお手本を見たら、二人一組で会話を練習します。

「私の名前は○○です、よろしくお願いします。あなたの名前は?」

「あなたの家族は何人ですか?」「私の家族はお父さん、お母さん、私、妹の4人です」

「あなたの家はどこですか?」「○○です」「私の家と近いですね」

 

この他にも、困っている人がいる時に使えそうな表現「大丈夫ですか?」「救急車」「薬」「痛い」などの手話も教えていただきました。

 

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今すぐに手話で長い会話や難しい会話をすることは難しくても、“どうしたら相手に伝わりやすいかな?”と考え、伝えようとするところからコミュニケーションは始まります。

手話に対する理解を深め、コミュニケーションのきっかけとなる授業でした。

NPO法人ホープの皆さん、ありがとうございました!

Posted at:13:30

日比谷図書文化館コンシェルジュ通信Vol.14
【文化財ミニ企画展 日本橋川と大名屋敷 -新発見・一橋徳川家屋敷跡-】のご案内!

日比谷図書文化館の4階一番奥に、千代田区の“文化財事務室”があるのは皆さんご存じでしょうか。

ここでは当館の常設展示室の管理はもちろん、日々、千代田区の文化財に関するさまざまなお仕事を行っています。

 

今回のちよぴたブログでは、そんな図書館と同じ屋根の下にある文化財事務室主催のミニ企画展についてご紹介します!

 

日比谷図書文化館1階<特別展示室>では、

文化財ミニ企画展 「日本橋川と大名屋敷 -新発見・一橋徳川家屋敷跡-」 8月25日(日曜日)まで開催中です。

詳細は→コチラ

 

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一橋徳川家屋敷跡発掘調査の様子

 

千代田区は、江戸開府以来400年以上の長きにわたり、日本の政治・経済・文化の中心として発展してきた街であり、郷土の歴史を伝える文化財や歴史的資料、伝統工芸、民俗芸能など数多くの文化資源が残されています。

今回の企画展では、日本橋川に面する近世の大名屋敷として平成29年度に初めて発掘作業が実施された一橋徳川家屋敷跡や、近隣の大名屋敷における発掘成果、そして日本橋川をめぐる地誌・絵画資料を展示しています。

 

【見どころ1】新発見!一橋徳川家屋敷跡

一ツ橋御門内に位置した一橋徳川屋敷は、徳川将軍家を支える御三卿の屋敷(屋形)としてつくられ、元文5年(1740年)の拝領以降、幕末まで存続していました。

所在地は、陸軍用地、気象庁などを経て、戦後以降は丸紅株式会社の本社ビルとなっていたところです。

これまで遺跡が残っているとは考えられてこなかった場所でしたが、丸紅本社ビルの試掘調査で遺跡が発見され、このほど初めて発掘調査が実施されました。

今回のミニ企画展では、ここから出土した遺物を中心に展示しています。

陶磁器、土器、瓦、蹄鉄などを展示するほか、絵図や古写真に残された江戸時代から近代にかけての一橋家屋敷跡周辺の様子を、パネルで紹介しています。また、映像コーナーでは、内堀から給水したと考えられる、堀状遺構の給排水の様子を実験したVTRなどをご用意しています。

 

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一橋徳川家屋敷跡で発見された池跡

 

【見どころ2】千代田区内には大名屋敷がいっぱい?!

これまでに発掘作業が行われた、千代田区内の日本橋川周辺4遺跡が飯田町遺跡、一ツ橋二丁目遺跡、九段南一丁目遺跡、大手町一丁目遺跡です。

いずれも千代田区内のよく聞く地名ですね。

今回は、各遺跡から出土した建物の基礎の復元模型や陶磁器、家紋瓦などを出品しています。

例えば、飯田町遺跡から出土した釣り用の「浮き」は、形も柄も様々で面白く、当時の大名や藩士たちが釣りを楽しんだ様子を想像することができる楽しい一品です。

また、発掘場所によって出土品にそれぞれ特徴があるので、ぜひ見比べて見てください。

都心の地下に数百年も眠っていた出土品から、先人の生活の様子を想像してみるのも楽しいですね。

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竹に雀文の鬼瓦(旗本宅間家) 一番町遺跡より出土

 

【見どころ3】あの橋もあの場所もずっと昔からありました。今に残る橋と地名を見てみよう!

『新撰東京名所図会』や錦絵など、江戸から東京にかけての日本橋川周辺の様子が描かれた出版物を中心に展示したコーナーもあります。

外堀が完成した頃の地図といわれる『寛永江戸図』(臼杵市教育委員会所蔵)

を拡大した展示では、今に残る橋や地名を確認していただけます。ご存知の場所を探してみてはいかがでしょうか。

 

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俎橋(まないたばし)絵図

 

展示室内では無料で展示に関する小冊子を配布しています。

また、今回の展示に関連した、過去の特別展の展示図録も、1階「ライブラリーショップ&カフェ日比谷」で販売しています。城跡や遺跡にご興味のある方は、この機会に手に取ってご覧ください。

 

 

【ミニ企画展 関連講座の残席あります】

「発掘された一橋徳川家屋敷跡」

一橋徳川家屋敷跡の発掘でみえてきた、屋敷地の整備や水辺の利用について現場写真をまじえて解説します。

【日 時】 8月7日(水曜日)午後7時~8時30分

【会 場】 日比谷図書文化館 4階スタジオプラス(小ホール)

【参加費】 500円

【定 員】 60名(7月25日現在 若干残席あり。要問い合わせ03-3502-3348)

 

 

【展示解説もあります】

会期中、下記の日程で展示解説を予定しています。

事前申し込み不要、参加費無料です。30分程度の解説になりますので

ぜひ、ご参加ください。

8月 2日(金曜日) 18時~

8月 7日(水曜日) 18時~

8月21日(水曜日) 18時~

 

 

【「文化財ニュース18」にはミニ企画展情報あり】

館内でお配りしている「文化財ニュース18」では、今回のミニ企画展に関する情報を特集しています。

館内受付前、常設展示室などで配布しておりますので、ご来館の際はお持ち帰り下さい。

 

 

展示解説にはしっかり“ふり仮名”もついていますので、夏休みにお子さまと立ち寄られても楽しめるスポットです。

展示を見て興味がわいたら、お隣の常設展示室を見て、わからないことは図書フロアや特別研究室でさらに調べてみる・・そんな図書館の使い方も日比谷図書文化館ならではですね。

 

夏の一日、涼しい図書館で江戸時代への歴史散歩を楽しんでください!

皆さまのご来館をお待ちしています。

Posted at:12:30