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2020.12.22
コンシェルジュ通信Vol.51:"御朱印"ならぬ"御書印"をご存知ですか? |
今年3月から始まった、"書店と人を結ぶ"「御書印プロジェクト」。
参加書店を訪れて御書印をお願いすると、持参した御書印帳にオリジナル店印(スタンプ)を頂けるというもので、それに加えて書店員さんが、おすすめの本のタイトルや一節、お店のキャッチフレーズなどを書いてくれます(有料/200円程度)。
46店舗からスタートした参加書店は、2020年12月14日時点で全国225店舗にまで広がっています。千代田区内では11店舗が参加していて、うち9店舗が神保町に集まっています。そこで今回は、その中から個性的な3店舗をご紹介します。
はじめに紹介するのは姉川書店内「猫本専門 神保町にゃんこ堂」です。
名前の通り、猫に関する様々な本を集めた専門書店で、出版社が作成したオリジナルの猫グッズも取り扱っています。
御書印は可愛い看板にゃんこの店印、その隣に添えられるのは夏目漱石の有名なあの一節です。
次に紹介するのは靖国通り沿いにある「チェッコリ」。
韓国からの輸入書籍や日本語の韓国関連の新刊と古書を扱う韓国専門のブックカフェです(現在カフェスペースは休業中)。見て楽しめる本も多く、書棚には日本語のコメントがあるので、初めての方や韓国語のわからない方でも安心。
御書印には、お店のロゴマークと同じ本とコーヒーをモチーフにしたスタンプに、ハングルで書かれた一文が添えられています。
最後は、すずらん通りにある中国・アジア関連の新刊と古書を扱う「内山書店」です。
上海で開業した初代店主の内山完造氏は、日本の文豪たちや中国の知識人と親交がありました。とくに中国作家の魯迅との関わりは深く、店内には多くの貴重な写真パネルが並びます。
こちらの御書印は2種類。店印は同じですが、内山完造氏の格言と魯迅の代表作『故郷』からの一節が書かれたものがあります。
ちなみに店内の約4割は日本で出版された中国やアジアの関連本ですが、残りの6割は珍しい輸入本が並び、目を引きます。
御書印巡りをきっかけに、これまで行ったことのなかった書店や読んだことのなかった本からお気に入りが見つかるかもしれませんね。
御書印帳には、特装版(有料)と無料配布版(数量限定)があり、参加書店で入手することができます。また全国の御書印参加店舗リストは、参加書店の他にすずらん通りの「本と街の案内所」でも配布しているので、興味のある方は気軽にお立ち寄りください。
御書印の楽しみ方や新情報のほか、参加書店の全店リストも紹介されています。
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千代田区神田神保町2-2 姉川書店内
TEL:03-3263-5755
営業時間:平日 午前10時~午後8時、土曜/祝日 午前11時~午後6時
定休日:日曜日
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千代田区神田神保町1-7-3 三光堂ビル3階
TEL:03-5244-5425 / FAX:03-5244-5428
営業時間:平日 午後12時~8時、土曜 午前11時~午後7時
定休日:日曜日・月曜日
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千代田区神田神保町1-15
TEL:03-3294-0671 / FAX:03-3294-0417
営業時間:平日 午前10時~午後7時、日曜 午前11時~午後6時
定休日:月曜日
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千代田区内のその他の参加書店
・三省堂書店神保町本店
・書泉グランデ
・十字屋書店
・廣文館書店
・東京堂書店
・農文協・農業書センター
・マルノウチリーディングスタイル
・HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE
Posted at:11:00