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2022.01.05
今年は寅年!新しい何かに"トライ"するための虎の巻 |
明けましておめでとうございます。
本年も「ちよぴたブログ」をよろしくお願いいたします。
年の始めこそ、新しいことに"トライ"するのにぴったりの時期。
新年1回目のブログでは、何かを始めたい時、知りたい時に頼りになりそうな秘伝の書=虎の巻としておすすめな8冊をご紹介します!
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小山 力也/著
本の雑誌社
昨年ブログでご紹介した『東京古書組合百年史』(東京都古書籍商業協同組合/編、出版)を古書店がまとめた"虎の巻"とするならば、この本は古書店ユーザー目線の"虎の巻"。本の街・神田神保町にひしめく140店余りを一軒一軒見て回り、その特色を記録した古書店ガイドです。
今年こそ神保町古書店街に詳しくなりたい!という方、まずはこの本で気になるお店を探してみては?
『(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの小説を面白く読む方法』
三宅 香帆/著
笠間書院
有名な小説はやはり読んでおきたいところ。そう思って手を伸ばしてみたものの、「ぶっちゃけ、よく分からん」と思いそっと本を閉じてしまった経験のある方のための一冊です。日本や海外の古典も令和のベストセラーもお任せください。無理やり主人公に共感しようとせず「あー......ハイ......」と一歩引いてみたり「難しい話はとばし読みでよい」と提案したり、小説を面白く読むためのコツを伝授!本書のタイトルどおりの内容です。
サラ・カリー、柚木 麻子 ほか/著
河出書房新社
発売されてすぐに文芸誌としては異例の増刷、大きな話題を呼んだ「文藝」2020年秋季号(河出書房新社)の特集掲載の小説に書き下ろしを加えた短編集。"私たち""彼女たち"をとりまくジェンダー問題の現在地について知る道しるべに。現在国内外で活躍中の作家たちを知る読書案内としてもおすすめです。
土井 善晴/著
グラフィック社
この2年で外食の機会が減り、自炊の習慣ができたけれど、毎日の献立作りって大変...と思っている方も少なくないのではないでしょうか?
シンプルな献立の"一汁一菜"は、日本人が昔から知恵と自然に対する感性を紡いでできた「システム」であり「生き方」であると著者はいいます。この本はいわゆる"レシピ本"とはちょっと違いますが、短いけれど味わい深い文章で、日々台所に立つ心を軽やかにしてくれます。
大和書房
おうち時間が増え、家にペットを迎えたいと思うひとが増えているそうですね。ということでオススメするのがこちら。メダカや金魚、ハムスターなどおなじみの生きものから、ウミウシ、フクロウなどいろいろな生きものの飼い方を詳しく掘り下げます。生きものを飼う際は、ちゃんと責任持ってお世話しましょうね。
小西 雅子/著
岩波書店
今や、世界中の人々にとって"他人事でない"地球温暖化とエネルギーの問題についてやさしくひもとく一冊。
いきなり専門書を読んでも、難しくてわからないかも...と不安になるテーマこそ、子ども向けに書かれた本から始めてみましょう。この「岩波ジュニアスタートブックス」は、中学生が"自分で考える"ことを応援するシリーズとして2021年3月に創刊されました。
『お金ってなんだろう? あなたと考えたいこれからの経済』(中学生の質問箱)
長岡 慎介/著
平凡社
今年こそは節約にチャレンジ!バリバリ働いてガンガン稼ぐぞ!など、お金に関する目標を立てる方もいらっしゃるのではないでしょうか。お金は私たちの生活と切り離せないものですが、そもそも「お金」って何なのか説明できますか?中学生目線の素朴な疑問に答える形式で綴られている本書は、やさしいことばで貨幣価値・資本主義・新しい経済などへの疑問をひもといてくれます。
世阿弥/著
岩波書店
室町時代、世阿弥によって書かれた能楽の書。芸能の道を志す者にとってはまさに"虎の巻"です。能楽の指南書ではありますが、日常やビジネスシーンなどで壁にぶち当たったときに道を示してくれることばもたくさん。いきなり古典の原文を読むのはハードルが高い!という方は『すらすら読める風姿花伝』(林 望/著、講談社)などの現代語訳もオススメです。
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今回ご紹介した本はすべて千代田区立図書館で借りることができます。本の詳しい情報は、書名をクリックしてご覧ください。
Posted at:17:00