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日比谷図書文化館では、万一に備えて定期的に様々な訓練を実施し、来館者の皆様が安全に、安心して利用できるよう職員一同、努めています。
今回は、2月の休館日に実施した「不審者対応の訓練」の様子をご紹介します。
警視庁丸の内警察署の生活安全課防犯係のご指導のもと、不審者から来館者の皆様、そして職員自身の身を守る術を教えていただきました。
写真は、さすまたの使用方法のレクチャーです。
「さすまた」の使用方法については、過去に何度か訓練を実施しましたが、実演訓練は、緊張感が走りました。職員一人ひとりがいざという時に、警察官が来るまでの初動対応と心構えを養うことができました。ヤーっとお腹に力をいれて、訓練に励みました。
続いて研修室ではサイバー攻撃の防犯について学びました。また、自宅の防犯についてもお話がありましたのでご紹介します。
●●●自宅の防犯対策を見直しましょう!●●●
最近、不審者や業者が自宅に来たという相談が増えています。ご注意ください。
●在宅時であっても玄関や窓に必ずカギをかけるなど戸締りを徹底しましょう。
カギを玄関先に隠す行為もやめましょう。
●家に入る時は、周囲に不審者がいないか確認してから入りましょう。
●来訪者は、ドアスコープ、カメラ付きインターフォンなどで、身分や用件を確認しましょう。
●ドアを開ける際は、ドアチェーンやドアガードをつけたまま対応しましょう。
●自宅内に多額の現金を保管しないようにしましょう。
●窓に防犯フィルムや補助鍵を付けたり、防犯カメラ、センサーライトを設置するのも効果的です。
意識が防犯につながることもあります。小さな心がけを大切にしたいです。
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~日比谷公園 桜だより~
花のつぼみがほころぶように、思わず顔もほころび笑顔になります。私たちの表情をやわらげ、楽しませてくれる桜の季節がやってまいりました。
今年も日比谷公園サービスセンターの方に桜の植樹場所をご案内いただき、私たち日比谷図書文化館 受付コンシェルジュが「日比谷公園さくらMAP」を作成しました。桜に染まる日比谷公園をお楽しみください。
日比谷公園内の桜の様子です。品種、日当たり状況などで咲き方は様々です。そら色とさくら色のコントラストは素敵でした。
●●●ヨウコウ●●●
園芸種。1981年に新たに加わった、桜界の新メンバー。アマギヨシノとカンヒザクラを交雑させてつくられた愛媛生まれの交雑種です。
撮影:3月14日
●●●ヤマザクラ●●●
自生種。万葉集にも詠まれており、古くから日本に存在する品種です。八代将軍徳川吉宗が好んだことから、18世紀の江戸の町にはヤマザクラが増えました。
撮影:3月14日
●●●オオカンザクラ●●●
園芸品種。カンヒザクラとオオシマザクラ(あるいはヤマザクラ)の交雑種と考えられます。埼玉県川口市安行にあった原木から各地に広まり、各地で栽培されるようになりました。
撮影:3月14日
●●●カンヒザクラ●●●
自生種。古くから日本列島の南側や台湾で見られる品種です。桜を育てる上で、様々な品種改良に用いられました。ヨウコウの親でもあります。
撮影:3月14日
●●●垂れ桜●●●
自生種、園芸種両方が存在し、現在は様々な種類があります。平安時代の文献によると「糸櫻」「したり桜」等の呼び名があり、古くから日本人に親しまれてきた桜です。
撮影:3月14日
●●●ソメイヨシノ●●●
品種改良により作られた園芸種。 東京の染井の植木屋が明治5年頃に、複数の桜を掛け合わせて開発しました。現在も日本中に数多く植えられている桜です。
撮影:3月19日
●参考文献●
佐藤俊樹『桜が創った「日本」ソメイヨシノ起源への旅』(2005、岩波新書)
山田孝雄『桜史』(1990、講談社学術文庫)
日比谷公園の桜だよりをお届けしました。ご来館の際に、ぜひお楽しみください!
Posted at:16:10