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2023.08.23
コンシェルジュ通信Vol.67:和紙の魅力をお届け |
千代田図書館のコンシェルジュブースでは、和紙を使った折り紙作品の展示「紙のまち神保町~夏編~」を行っています。
神保町は世界一の本の街ですが、その本づくりに欠かせないのは紙。神保町は「紙のまち」とも言えるのでは?という発想から、和紙の魅力を伝える展示を企画しました。
実際に私たちが和紙で作品を作っています。
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和紙で作るのは、夏を感じさせるアサガオ、クワガタ、カブトムシ、そしてデメキン。
まず和紙を選びに、神保町のさくら通りにある山形屋紙店を訪れました。
創業明治12年の和紙専門の老舗「山形屋紙店」。
店内は、様々な種類の紙製品や和紙が並びます。
和紙には、洋紙とは違った風合いが感じられます。
どれにしようかと和紙に手を伸ばすと、ふんわり柔らかいものから、触ると少しザラザラしたものまで、一枚一枚違った独特の手ざわり。
そして思ったより厚みがありました。
折り紙に使いやすい紙はどれかをお店の方にも相談しつつ、展示作品にはこちらの和紙をセレクト。
揉んでしわを入れる「もみ紙」とよばれる和紙です。
折り紙は、千代田図書館の所蔵からこちらの2冊を参考にして、和紙で作りました。
山口 真/著
西東社
小林 一夫/監修
実業之日本社
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和紙で実際に折ってみて気づいたのは、「折りやすい!」ということ。
最初は「和紙は厚みがあるから、折るのは難しいかな...」と不安がありました。しかし、折り直しても跡が残りにくく、調整しやすかったです。
また、和紙は厚みがあるので、立体的に表現しやすいと感じました。
このほか、山形屋紙店では折り紙専用の和紙の扱いもあります。
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身近にある和紙というと、障子や、書道紙、茶道で使う懐紙など多くの和紙を思い浮かべるなかで、実は"お札(紙幣)も和紙でできている"と教えてくださったのは、山形屋紙店の方でした。「実はみんな、和紙をほぼ毎日見ているし、触っているのよ。」というお話に、改めて、私たちの身近にある和紙について、もっと知っていきたいと思いました。
ぜひ、夏休みのこの時期に、和紙の魅力に触れながら折り紙を折ってみてはいかがでしょうか。
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山形屋紙店
【場 所】千代田区神田神保町2-17
【営業時間】午前11時〜午後5時(営業時間短縮中)
【定 休 日】土曜日・日曜日・祝日
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Posted at:14:00