【レポート】夏のわくわく課外授業2023
植物の絵を描こう みつけた!身近な草花


7月30日(日曜日)千代田区役所1階 区民ホールにて「植物の絵を描こう みつけた!身近な草花」を開催しました!

小学3年生から6年生までを対象にした「夏のわくわく課外授業」の講座ですので、当日はたくさんの小学生が参加しました。

今回は千葉県の絵画教室「ちっちのアトリエ」主宰であるアーティスト ちっちさんを講師にお招きし、魅力的な植物の絵の描き方をレクチャーしていただきました。

はじめに、ちっちさんが今日の授業で一番大切なことを伝えてくれました。

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「上手く描こうとしなくても大丈夫。完成しなくてもいいんです」

「それよりも、今日みんなで草花をあつめて、いっしょに絵を描いて楽しく過ごしたって思い出を持ち帰ってほしいです」

絵を描くのに大事なのは、楽しむことですよね。みんなワクワクした面持ちです。

早速、区役所を出て「中坂児童遊園」まで歩いて植物探しに出かけます。

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この日の最高気温はなんと35度

強い日差しの中、日陰を歩き、水分補給をしながら向かいました。

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公園に到着すると、早速草花集めが始まりました。みんな夢中に探します。ちっちさんやスタッフも手伝いながら、ビニール袋いっぱいに草花を集めます。中には虫や石、大きな木の枝を発見する子も......!?

区民ホールに帰ると、一旦休憩。

その間、ちっちさんはさらさらとホワイトボードにお手本を描いていきます。筆の速さに図書館スタッフもびっくり。

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休憩が終わると、いよいよ絵を描く時間です。

みんなの机の上には、集めてきた植物をお手本として乗せるためのコピー用紙と、絵を描くための画用紙があります。さあ、お手本そっくりに描けるでしょうか?

「葉っぱの筋『葉脈』を描くことや、ちぎれている部分・汚れている部分などもしっかり見て描くのがコツ」とちっちさん。

うまく描くことよりも、しっかり観察して描くことを大切にするよう伝えてくれました。

「しっかり観察して描く」という言葉は、講座を通してちっちさんが何度も繰り返し呼び掛けていました。

葉っぱに顔がくっつきそうなほど目を近づけて観察する子や、お手本の草花がコピー用紙に形作る影にまで注目して描く着眼点の鋭い子もいます。

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ちっちさんはみんなの机を見て周り、「これは難しいよね、よく描けているね」「こういう風に塗ると上手くいくよ」と声をかけていました。

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先生に教わるだけでなく、お友だち同士で教えあう場面も。「これ、にてるかな?」と作品を見せ合ったり、「それってどうやって塗ったの!?」と、新しい描き方を共有して盛り上がる光景も見られました。

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すてきな作品が完成!

画用紙いっぱいに大胆に大きな葉っぱを描く子や、小さな草花を丁寧にたくさん並べて描く子など、それぞれの個性が輝く絵が並びました。

集めた草花はおうちに持って帰って、ぜひ続きも描いてみてくださいね。

ちっちさん、ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!

Posted at:10:10