雨の日も楽しく過ごそう♪読み聞かせやわらべうた


関東地方も雨の日が多くなり、まもなく梅雨という時期になりました。

外で遊べない日は、おうちでの読み聞かせやわらべうたはいかがでしょうか?

今回は、千代田区内の教育施設で読書支援活動を行う学校支援担当司書が、雨の日も楽しくなる絵本や、歌いながら楽しい手あそびができるわらべうたを教えます!




雨の時期におすすめな絵本の1冊目は『あめふり』。ママやパパもきっと大好きだった「ばばばあちゃんの絵本」シリーズです。

毎日毎日やまない雨に怒ったばばばあちゃんは、雲の上のかみなり達をこらしめることに...。たくさんのかみなりが空から落ちてくるページは大迫力!ページのすみずみまでゆかいな絵が楽しめます。

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『あめふり』

さとう わきこ/作・絵

福音館書店

2冊目は、『ちいさなきいろいかさ』

大好きな黄色いかさがうれしくて散歩に出かけた女の子。みんなをかさの中に入れてあげます。うさぎさんも、りすさんも、...きりんさんも!やさしい気持ちになれる一冊です。


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『ちいさなきいろいかさ』

にしまき かやこ/イラスト、もり ひさし/シナリオ

金の星社




本を読むのもいいけれど、ちょっと体を動かしたいな...という時におすすめなのがわらべうた。赤ちゃんと楽しめる「ぎっこん ばっこん よいしょぶね」をご紹介します♪

ぎっこん ばっこん よいしょぶね

おーきは なーみが たーかいぞ


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足をのばして座りながら赤ちゃんを膝の上にのせ、歌に合わせて、上半身を前後に動かします。船が波に揺られるイメージで、時々横に動かしたり、赤ちゃんを足の間に落とすようにしてあげると、さらに楽しいですよ!

お子さんがもう少し大きくなると、一緒に歌いながらできる手あそびもおすすめ。

この季節にぴったりな「ぽっつん ぽつぽつ」をやってみましょう。

ぽっつん ぽつぽつ あめがふる

ぽっつん ぽつぽつ あめがふる


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2人で向き合って歌いながら、お互いの片方の手のひらを、もう片方の人差し指でつつきます。

何度かくりかえしたら

ぽっつん ぽつぽつ あめがふる ざーーーーー


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「ざーーーーー」の声に合わせて、手のひらを指先でこちょこちょ、くすぐります。

古くから子ども達、お母さん達の間で歌い継がれてきたわらべうたは、それぞれの季節に合ったもの、お子さんの成長とともに楽しめるものがたくさんあります。

司書が保護者の皆さんとお話しする中では、わらべうたに対して「どうやって歌ったらいいの?」「メロディが間違っているかも」という声をいただくこともあるそう。

でも、心配いりません!わらべうたでの手あそびで大切なのは、ふれあいとコミュニケーション。お子さんと体をふれあって遊びながら、楽しい時間を過ごすことが一番です。

「伝承されたうたのなかには、今ではあまり使われていない言葉もあります。けれどもまずは言葉に出して、うたを楽しんでみてください。お子さんと共に楽しいふれあいができれば、それでいいんですよ」と司書。

わらべうたを紹介している本で、まずはお気に入りのものを見つけてみませんか?

『あかちゃんとお母さんのあそびうたえほん』には、今回ご紹介した「ぎっこん ばっこん よいしょぶね」も収録されています。


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『あかちゃんとお母さんのあそびうたえほん』

小林 衛己子/編、大島 妙子/絵

のら書店


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『子どもとお母さんのあそびうたえほん』

小林 衛己子/編、大島 妙子/絵

のら書店

雨が降り続く梅雨のシーズンも、おうちで楽しく過ごしましょう!

ぜひ、絵本を読んだり、わらべうたを歌ってみてくださいね♪



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Posted at:16:20