シリーズ:○○の秋!
【第3回】千代田図書館周辺をお散歩♪ウォーキングで「スポーツの秋」

身体を動かすのにちょうどよい陽気になってきました。そこでおすすめしたいのがウォーキング。特別な道具をそろえる必要はありません。天気のよい日に外へ出て、自分のペースでたのしく歩きましょう♪

ということで、今回お届けするのは「スポーツの秋」です。





今回は、千代田図書館から四番町図書館まで歩きます。

まっすぐ行けば30分程度の道のりですが、ちょっとまわり道をしていくつか旧跡などをたどりながら行ってみようと思います。

スタートはここ。

千代田区役所の敷地内にも旧跡があるのをご存知でしたか


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大隈重信候 雉子橋邸跡
です。1876年から1884年の間ここに大隈重信が住んでいました。碑は早稲田大学大隈講堂の時計台を模しています。

せっかくなので、雉子橋を通ってみることにしました。四番町図書館とは逆方向になる竹橋方面へ内堀通りを進み、首都高5号線に沿ってぐるりとUターンすると、橋の入口が見えてきました。日本橋川に架かる雉子橋です。

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川の水位が低いときには鳥が羽を休める姿が見られることもあります。のんびりとした光景に癒されますよ。

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川に沿って四番町図書館方面に向かい、進路を軌道修正。

靖国通りを渡り、九段北1丁目に差しかかったところで旧跡発見。

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滝沢馬琴宅跡の井戸です。※庭園内の飛び石(井戸への通路)以外の場所及び玄関ロビー内は立ち入り禁止


曲亭馬琴(滝沢馬琴)
は千代田区ゆかりの文学者のひとりです。現在の神田明神下に居を構える前に、ここに住んでいました。「南総里見八犬伝」を書きあげたのもここだそうです。この井戸で馬琴が硯を洗っていたことから「馬琴 硯の井戸」と呼ばれています。




九段下交差点に建つ昭和館も、じつは旧跡なんです。

ここは蕃書調所跡です。蕃書調所設立の経緯などが書かれた説明板が建っています。これは、区内の文化財・史跡などへの理解が深まるよう、詳しい情報を紹介するために設置されたもので、こういった説明板や標柱を文化財サインといっています。

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九段坂を上り田安門を通り過ぎ、九段坂公園に着いたところで小休止。このまま靖国通り沿いを進む方が四番町図書館に早く到着できるのですが、今日の目的はウォーキング。千鳥ヶ淵緑道を通ってお濠に沿って歩くことにしました。

この辺りにはかつて山縣有朋の邸宅があり、現在はインド大使館三番町共用会議所などが建ちならびます。三番町共用会議所の中には山縣有朋邸の庭園が残されていますが、残念ながら外から見ることはできませんでした。庭園は例年秋に一般公開されていましたが、昨年はコロナ禍で中止、今年の公開は未定だそうです。お庭は日本庭園?それとも洋風?などと想像力をはたらかせながら緑道を進みました。

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水辺の緑道はとても静かで心地よいです。

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ボート乗り場を通り過ぎ、緑道の端に出ました。目的地の四番町図書館から少し遠ざかってしまいました。ふたたび軌道修正です。





内堀通りを越え、大妻女子大学付近の御厩谷坂(おんまやだにざか)にさしかかったところで、文化財サインを発見!佐野善左衛門宅跡です。

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普段通らないルートに出たおかげで、知らない旧跡に出会うことができました。

千代田図書館を出て、約50分。番町通りに入って、ゴールの四番町図書館へ到着!

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ウォーキングのあとは、クールダウンをかねてゆっくりと館内を回りました。四番町図書館各フロアでは、「月夜に夢を見る」「ないて わらって!おこって」などの展示が行われていました。(9月中開催予定。展示テーマは月毎に入れ替え。)


今回ご紹介した旧跡はほんの一部で、区内にはまだまだ多くの史跡・旧跡があります。各所に文化財サインが設置されているので、ウォーキングの合間に探してみてはいかがでしょうか。





3回にわたりお届けした「シリーズ:○○の秋!」。いかがでしたか?

みなさんもどうぞ、すてきな秋を見つけてくださいね♪

[第1回・第2回の記事はこちらから]

シリーズ:○○の秋!

【第1回】かたちはいろいろ♪千代田図書館で楽しむ「読書の秋」

【第2回】千代田図書館からアート巡りに出発♪「芸術の秋」

Posted at:10:45