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2022.03.28
日比谷図書文化館コンシェルジュ通信 vol.30:日比谷公園 ~桜日記~ |
「寒いですね」の挨拶から「暖かくなりましたね」や「日が伸びましたね」への変わり目が3月頃。そしてピンクに色づいた桜を目にした時、春になったことを実感するのではないでしょうか。
今年は1本の桜の木の枝にスポットをあてて開花までの1か月を見守り続けました。題して「桜日記」です。日比谷図書文化館に映える桜をご覧ください。
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2月20日(日曜日)
沢山ある枝の中からこれに決めました。
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3月3日(木曜日)
枝の先につぼみを発見しました。固く閉ざして、桜もまだまだ防寒対策中です。
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3月7日(月曜日)
陽射しが気持ちのよい朝です。数日ですがつぼみが大きくなっているのが分かります。成長するつぼみたちに愛着が湧いてきました。がんばれつぼみ!!
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3月14日(月曜日)
さらにつぼみが大きくなり、全体的に白っぽくなってきました。
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3月17日(木曜日)
開花も間近でしょうか。つぼみから桜の花が生まれようとしています。
そして、本日は白木蓮も花盛りを迎えました。
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3月19日(土曜日)
ピンク色の桜の花びらたちが見えてきました。違う枝からは咲いている花もあります。
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3月21日(月曜日)
20日、気象庁が東京都の開花宣言をしました。見守ってきた枝もこんなにも花をつけました。今年の桜は愛おしさも加わりさらに美しく感じました。
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▲△▲日比谷公園さくらMAP▲△▲
日比谷公園では数種類の桜を見ることができます。
大きな画像で見る(PDF:2143KB)
それぞれ花の概略です。
ソメイヨシノ【染井吉野】最も広く栽培される現代のサクラの代表品種で、北海道南部~九州に至る各地で気象台の開花観測の対象となっている。江戸時代にエドヒガンとオオシマザクラが関与して誕生したと考えられている。
ヨウコウ【陽光】広義のソメイヨシノの一品種アマギヨシノとカンヒザクラの交配により作出され、1981年に登録された栽培品種。大型で色の濃い花が多数咲き華やかであるため、各地の公園などに植えられている。
ヤマザクラ【山桜】本州、四国、九州に分布。温暖な気候を好み、低山や丘陵に多い。西日本では最も一般的な野生のサクラ。白い花と同時に開く赤みの強い若葉が美しく、古来より詩歌に多く取り上げられている。
イトザクラ【糸桜】一般にシダレザクラといわれる。エドヒガンのうち、枝の成長が速く下向きに垂れる栽培品種。優美な風情から古くより各地で栽培されており、さまざまなクローンが存在するので花の色や大きさには変化が多い。
カンヒザクラ【寒緋桜】台湾、中国南部~東南アジア原産の野生種だが、国内でも本州以南で栽培される。花は赤みが強く平らに開かないので、一般的なサクラの印象とは異なる。早咲きの品種の交配親としても有名
(『サクラハンドブック』大原隆明/著・文一総合出版 より引用)
▲△▲再登場!!階段アート▲△▲
日比谷図書文化館開館10周年記念の際に、正面1階から2階へあがる階段に本棚を見立てた階段アートを施しました。
好評をいただき、3階から4階へあがる階段に冊数も増やし再登場しました。すべて4階特別研究室に所蔵されている本です。階段アートに使用した本は実際に手に取ってご覧いただけますので、来館お待ちしております。
場所:3階 日比谷公園側階段
Posted at:13:20