本をひらいて"春"を感じよう♪おすすめの本-中高生・大人向け編

千代田図書館周辺でも桜が満開となり、多くの人がお花見に訪れています。
今回は、先日の記事に引き続き、本をひらくだけで春の息吹を感じられるおすすめの本をご紹介します!

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千代田図書館を出てすぐ、清水門に向かう橋の上から(3月29日撮影)

【中高生・大人向け編】本をひらいて"春"を感じよう♪

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『春のウサギ』

ケヴィン・ヘンクス/作、原田 勝・大澤 聡子/訳

小学館

「かわいそうなアミーリア。かわいそうに、とみんなが言う。」アミーリアの春休みは、少し憂うつな気持ちから始まりました。学校が9月始まりのアメリカでは春休みはまだ学年の途中と、日本とは違っていますが、春を迎える時の少しザワザワした気持ちは世界共通かもしれません。友達との出会いをきっかけに少しずつ前に進んでいく、少女の成長の物語。


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(3月8日撮影)


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『一本桜百めぐり 森田敏隆写真集』

森田 敏隆/著

講談社

日本列島に点在する一本桜を撮り集めた写真集。公園や街道にずらりと並ぶ桜も美しいですが、自然の中や社寺仏閣などに悠然と立つ一本の桜には、荘厳な美しさが感じられます。樹齢数百年から長いものは千年以上、何世代にもわたり地元の人々に愛され守られてきた一本桜に、会いに出かけたくなる一冊です。


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『桜の科学』

勝木 俊雄/著

SBクリエイティブ

桜の花には誰もが親しみを持っているのに、実はあまり知られていない「生き物としてのサクラ」の不思議を50個のトピックスで紹介しています。"科学"と題されてはいるものの、歴史や文学など、多彩なアプローチで桜の不思議を解き明かしており、楽しく読みやすい内容です。日頃から地域の話題の情報収集に励む、千代田図書館コンシェルジュもイチオシの一冊。


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(3月29日撮影)

花の見ごろは短いものですが、ぽかぽかと暖かな陽気の中で、本のページをめくるのが楽しい季節はまだまだ続きます。「子ども向け」編に引き続き本をひらくだけで"春"を感じられるおすすめの本をご紹介しました!



Posted at:17:10