コンシェルジュ通信vol.70:季節の和菓子を堪能!

最近はぽかぽかと暖かい日が増えてきました。

甘いお菓子でほっと一息、癒されたい気分になります。

九段下駅から千代田図書館までの道すがら、いつも気になる和菓子屋さんがあります。

先日コンシェルジュの仲間たちと伺いました。

御菓子司 寿々木(おかしつかさ すずき)さんです!

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まず目に入るのは、和菓子が並んでいる表のショーケースです。

伺ったときは2月の和菓子が並んでいました。

写真の「寒椿(かんつばき) 」の練り切り、美味しそうですね!

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花びらの中にはこしあんが包まれており、しっとり優しい甘さ

ちょこんと添えられた椿の葉は少し透明感があり、瑞々しさが伝わってきます。

ぱっと華やかな気分になれる、素敵な練り切りです。



和菓子と聞いて、練り切りをイメージされる方は多いのではないでしょうか。

この機会に、千代田図書館所蔵の本で、練り切りと2月の和菓子のモチーフについて調べてみました!

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『事典 和菓子の世界』

中山 圭子/著

岩波書店

練り切りとは

こしあんに求肥、寒梅粉(かんばいこ)などのつなぎを加えて、練り上げて作るもの。

柔らかく細工がしやすいため、季節に合わせて様々な形作りがされています。

モチーフ

日本の和菓子は、その時の季節にあった植物動物自然など身の回りのものがモチーフにされています。

今回紹介した椿の花は、1月~2月頃の季節によく用いられています。

「寒椿」のほか、「玉椿」「姫椿」「白玉椿」「花椿」などの銘が付けられるそうです。

練り切りの柔らかい生地と、日本の四季を愛でる文化、そして和菓子職人の技が重なって、繊細で美しい練り切りが出来るのですね!

千代田図書館には、ほかにも和菓子に関連する本があります。

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『史料でみる和菓子とくらし』

今村 規子/著

淡交社

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『和菓子を愛した人たち』

虎屋文庫/編著

山川出版社

これからお花見お祝い事などで、和菓子を買おうかな~と考えている方!

御菓子司 寿々木さんの和菓子とともに、図書館の本で理解を深めてみてはいかがでしょうか。



そろそろお花が見頃の季節がやってきますね。

コンシェルジュブースで現在「春の兆しを探しに千代田区内お散歩へ♪~皇居東御苑の梅~」をテーマに装飾しています。

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今後もさまざまな展示を行っていきますので、どうぞお楽しみに!

御菓子司 寿々木

【場  所】千代田区九段南1-4-3

【営業時間】午前11時~午後7時(甘味喫茶12時~)

【定 休 日】土曜日・日曜日・祝日

Posted at:17:00