カテゴリー
アーカイブ
最近の記事
2024.02.28
コンシェルジュ通信vol.70:季節の和菓子を堪能! |
最近はぽかぽかと暖かい日が増えてきました。
甘いお菓子でほっと一息、癒されたい気分になります。
九段下駅から千代田図書館までの道すがら、いつも気になる和菓子屋さんがあります。
先日コンシェルジュの仲間たちと伺いました。
●御菓子司 寿々木(おかしつかさ すずき)さんです!
まず目に入るのは、和菓子が並んでいる表のショーケースです。
伺ったときは2月の和菓子が並んでいました。
写真の「寒椿(かんつばき) 」の練り切り、美味しそうですね!
花びらの中にはこしあんが包まれており、しっとり優しい甘さ。
ちょこんと添えられた椿の葉は少し透明感があり、瑞々しさが伝わってきます。
ぱっと華やかな気分になれる、素敵な練り切りです。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
和菓子と聞いて、練り切りをイメージされる方は多いのではないでしょうか。
この機会に、千代田図書館所蔵の本で、練り切りと2月の和菓子のモチーフについて調べてみました!
中山 圭子/著
岩波書店
◆◆練り切りとは◆◆
こしあんに求肥、寒梅粉(かんばいこ)などのつなぎを加えて、練り上げて作るもの。
柔らかく細工がしやすいため、季節に合わせて様々な形作りがされています。
◆◆モチーフ◆◆
日本の和菓子は、その時の季節にあった植物、動物、自然など身の回りのものがモチーフにされています。
今回紹介した椿の花は、1月~2月頃の季節によく用いられています。
「寒椿」のほか、「玉椿」「姫椿」「白玉椿」「花椿」などの銘が付けられるそうです。
練り切りの柔らかい生地と、日本の四季を愛でる文化、そして和菓子職人の技が重なって、繊細で美しい練り切りが出来るのですね!
千代田図書館には、ほかにも和菓子に関連する本があります。
今村 規子/著
淡交社
虎屋文庫/編著
山川出版社
これからお花見やお祝い事などで、和菓子を買おうかな~と考えている方!
御菓子司 寿々木さんの和菓子とともに、図書館の本で理解を深めてみてはいかがでしょうか。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
そろそろお花が見頃の季節がやってきますね。
コンシェルジュブースで現在「春の兆しを探しに千代田区内お散歩へ♪~皇居東御苑の梅~」をテーマに装飾しています。
今後もさまざまな展示を行っていきますので、どうぞお楽しみに!
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
御菓子司 寿々木
【場 所】千代田区九段南1-4-3
【営業時間】午前11時~午後7時(甘味喫茶12時~)
【定 休 日】土曜日・日曜日・祝日
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
Posted at:17:00