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5月26日(土曜日)、千代田図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー「神保町古書店街の150年」編 を開催しました!
今回は、第2部の街歩きツアーの様子をお伝えします♪
第1部では、ゲストの飯澤文夫さんに、江戸時代の切絵図を手がかりにして神保町古書店街の成り立ちをお話しいただきました。
続く第2部、街歩きツアーへ出発する前にコンシェルジュが皆さんをご案内したのは、千代田図書館9階のコンシェルジュブース前にある古地図マットです。
これは千代田区立図書館が所蔵する『文化改正御江戸絵図』の千代田区の部分を引き延ばしたマットで、第1部で紹介された『飯田町駿河台小川町絵図』よりもおよそ40~50年前の街並みが描かれています。
こちらの絵図にも、清水門や俎橋(まないたばし)の表記を確認することができます。
いよいよ千代田図書館から神保町古書店街へ出発!
現在、千代田図書館と神保町を結ぶ最も大きな道は靖国通りですが、江戸~明治期にかけては、この通りが「裏神保小路」、その南側、現在のさくら通りとすずらん通りが「表神保小路」と呼ばれていました。
第1部でも紹介された神保町の名前の由来となった神保氏の屋敷は、この「表神保小路」、現在のさくら通りにある山形屋紙店のあたりにあったと言われています。山形屋紙店は明治12年創業の老舗(下の写真左)で、店舗の裏には大正期に建てられたレンガ造りの蔵が残っています。
同じさくら通りには、関東大震災後の昭和4年に建てられた、震災復興建築のビルがあります。地震に強い鉄筋コンクリート造りの建物に、スクラッチタイルの装飾が施されたこのビルは、現在日本タイ協会が使用しています。(下の写真右)
新しい出版社のビルやマンション群の中に歴史的な建物が点在するさくら通りを抜けて、一行は靖国通りへ。
古地図や江戸・東京の地形に関する資料を多く扱う創業120年以上の老舗古書店、秦川堂書店を見学しました。
秦川堂書店を見学した後は、靖国通り沿いに建つ明治36年創業の一誠堂書店、ラドリオやミロンガ・ヌォーバなどの喫茶店が並ぶ路地など、神保町の歴史的シンボルともいえるスポットを次々に巡り、駿河台下交差点からすずらん通りへ入ります。
この日は、年に一度の「神田すずらんまつり」が行われており、出店が立ち並ぶ商店街は大にぎわいでした。
お祭りの様子を楽しみながらすずらん通りを歩き、ツアーの終着地小学館ギャラリーBH神保町「本と街の案内所」へ到着です。
今回のツアーで巡ったのはこちらのコースです。
江戸時代の古地図から始まり、明治から大正、昭和、そして平成と、それぞれの時代の歴史が息づく神保町古書店街を、ゆったりと歩きながらお楽しみいただきました。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!
Posted at:11:50