秋の夜長に月をたのしむ本


秋はが美しい季節。10月1日は中秋の名月、その翌日は満月でした。夜空を見上げ月を眺めた方も多かったのではないでしょうか。

満月を見逃した!という方でも、まだまだ月を楽しむ機会がありますよ。10月31日にはブルームーンが現れます。ブルームーンとは、1か月に2回満月があるときの、2回目の満月の呼び方。海外では「ブルームーンを見ると幸せになれる」という言い伝えがあるとか。

さて。次の満月を待つ間に、読書はいかがでしょうか?

千代田区立図書館所蔵の資料から、秋の夜長に読みたい月の美しさを感じられる本をご紹介します。

本の詳しい情報は書名をクリックしてご覧ください。


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『ゆめみるどうぶつたち』

イザベル・シムレール /文・絵 石津 ちひろ /訳

岩波書店

コアラは木の上で、キリンは草の中で...動物たちは、月のきれいな夜にどんな夢を見ているのでしょう?美しく迫力のあるイラストレーションで、大人にもおすすめの絵本。



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「月の少年」

沢木 耕太郎 /作 浅野 隆広 /絵

講談社

彫刻家のおじいさんが暮らす湖のほとりの家に引っ越してきた少年・冬馬。ある満月の夜から次の満月の夜までに少年に起こった、ふしぎな体験を描きます。


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『月光』

林 完次/写真・文

KADOKAWA

街並みや自然、様々な風景に映し出される月の写真とともに、古来から俳句や詩歌に詠まれてきた"月をあらわす言葉"をおさめた一冊。ゆったりとページをめくりながら、言葉の美しさを味わうことができます。


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さいごに、千代田図書館の近くにある月を眺めるのにおすすめのスポットをご紹介!

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九段下交差点から市ヶ谷方面に上がっていく九段坂

今はなだらかな坂ですが、昔は急坂でした。坂上からの眺めはすばらしく、江戸時代には月見の名所として親しまれていたそうです。

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高灯籠と並んで夜空を照らす月を愛でるのも、趣がありますね。


月の美しい秋の夜長を楽しんでくださいね♪

Posted at:10:00