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新型コロナ対策を講じつつ日比谷図書文化館1階 特別展示室では、特別展「荒俣宏の大大マンガラクタ館」を10月16日(金曜日)より12月16日(水曜日)まで開催中です。(詳細はコチラ)
今回のちよぴたブログでは、本特別展の見どころをご紹介するとともに、10月29日(木曜日)に好評のうちに終了した日比谷カレッジ関連講座「荒俣宏講演会 帝都物語異録」についてレポートします。
2020年9月まで、荒俣氏が館長を務める京都国際マンガミュージアムで開催された当展覧会が10月16日(金曜日)より、日比谷へと場を移して開催されています。
魔訶不思議な荒俣コレクションが全面に踊るバナー広告が印象的!
1階ロビーのバナー広告
一見同じに見えるチラシですが、実はデザインが微妙に違う4種類をご用意しています。じっくり眺めてみると・・・なんと4枚が繋がります!
デザインが違う4枚。手に取って並べてみてください。
さて、それでは早速、見どころをご紹介します!
■見どころ1■
型にはまらない展示の仕方が面白い!
コレクションが入った数々の段ボールの蓋部分に荒俣氏直筆で書かれたコメントや、展示物に付けられた荷札に書かれたつぶやきなど、展示の方法も実に個性的です。じっくり読んでいくと、荒俣氏のコレクションへの思い入れがひしひしと伝わってきます。
■見どころ2■
荒俣氏の著作名を冠した各コーナーが充実!
「漫画と人生」コーナー
荒俣氏の漫画への愛が溢れる構成です。氏の貸本まんがへのこだわりや、ご自身直筆まんがの展示、さらには、知る人ぞ知る会員制同人誌「東京ジュニア」のコレクションなどを公開。
「怪奇文学大山脈」コーナー
初めて自分で買った本は「雨月物語」という荒俣氏。中高生時代には原書で100編の怪奇幻想小説を読むことを志したそうです。本コーナーでは、当時の創作ノートや雑記帳などを展示しています。
その他にも「図鑑の博物誌」「アラマタ美術誌」「奇っ怪紳士録」など、荒俣氏の代表的な著作名をテーマに構成されたコーナーもそれぞれ魅力的です。
各コーナーの壁面には解説用YouTubeのQRコードもついており、荒俣氏の解説をゆっくり楽しめる仕掛けもご用意しています。
展示室内に並んだ段ボール箱
なお、今回の展覧会では、展示会場内のみ写真撮影が可能です。
会場入り口に撮影に関するご案内を掲示しております。必ずご確認の上での撮影をお願いいたします。
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日比谷カレッジ関連講座
「荒俣宏講演会 帝都物語異録」レポート
荒俣宏氏を講師に、神田神社宮司 清水祥彦氏をゲストに迎え、好評のうちに終了しました「荒俣宏講演会 帝都物語異録」。
現在のコロナ禍と荒俣ワールドの接点にスポットを当てた興味深い講演会となりました。
将門伝説と都市を題材にした小説『帝都物語』を執筆された荒俣氏と平将門公を祀った神田神社は切っても切れない関係です。
講演会では、ずっと都市に目を向けてきた荒俣氏に、都市の公衆衛生(下水道整備・スラム街の一掃などの都市計画・換気設備・伝染病)とコロナ禍について、博学の先生ならではの視点でお話いただきました。
また、清水氏は、神田神社宮司という視点から、祟り神であり、守護神でもあるという多面的な将門信仰と社会不安について、大手町にある将門塚のお話を交えながら語ってくださいました。
お二方のお話が、これまでの歴史を踏まえて、現在の社会不安(コロナ禍)をどう鎮めるか、この災難をどう乗り越えていくかに共に帰着していくところが、本講演の面白さだったように感じました。
ご参考までに、講演に登場した資料をご紹介します。少しだけでも講演の雰囲気をご自宅で楽しんでいただければ幸いです。(資料の詳しい情報は、書名をクリックしてご覧ください)
◆「四百年後の東京」正岡子規
(『子規全集 第14巻』(アルス)に収録されているほか、青空文庫でも公開中)
◆『一国の首都』(幸田露伴/著、岩波書店)
◆YouTube動画「二十年後の東京」(提供:東京都、1946年制作)
◆『帝都物語地図カタログ』(三区文化資源地図協議会/企画、東京文化資源会議)
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【関連展示も開催中です】
会期中、関連図書を展示しています。
「荒俣宏の描いた帝都・東京」
第一部:『帝都物語』を蔵書から読み解く
第二部:日比谷de二宮金次郎@帝都物語
第三部:荒俣宏のアタマの中
会場:3階図書フロア エレベーターホール
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【ショップ&カフェでは関連グッズを販売中です】
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日比谷公園も紅葉が美しい季節となりました。
お散歩の際にぜひ当館にもお立ち寄りください。
皆様のご来館をお待ちしています。
現在日比谷図書文化館は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、ソーシャルディスタンス確保のため、閲覧席を減らして開館しています。また、入館時には、手指の消毒、検温、入館票のご記入、マスクの着用をお願いしております。皆さまにはご不便をおかけいたしますが、引き続きご理解とご協力をお願い申し上げます。
詳細は千代田区立図書館ホームページ、Twitter等で随時更新しておりますので、お出かけの際には、ご確認下さいますようお願いいたします。
Posted at:13:30