【MOFCAの庭からごきげんよう】
MOFCAの自己紹介、お近づきの一冊

千代田図書館では、4月から千代田区障害者よろず相談MOFCAと連携し、ちよぴたブログでMOFCAの連載【MOFCAの庭からごきげんよう】をスタート!
今回は、記念すべき第1回です。




みなさんはじめまして。

千代田区障害者よろず相談MOFCA(モフカ)と申します。

この度千代田図書館よりご縁をいただき、連載をすることになりました。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

第1回目は、ブログ連載前の"予告編"。
これから皆さんとお近づきになるべく、まず自己紹介したいと思います。


MOFCAは竹橋駅直結、パレスサイドビルの1階にあります。毎日新聞のビル、というとわかる方もいらっしゃるかもしれません。

室内はどなたにもオープンな親しみやすいカフェのようになっています。窓一面に広がる緑豊かな皇居のお堀を借景に、障がいのある方のご利用も考慮した落ち着ける空間です。

所内フリースペースは、誰でも利用可能。ただ座ったり、本を読んだり、音楽を聴いたりと自由に過ごせます。(見学も随時受付中です!)

MOFCAへの相談は、生活、年金、就職、恋愛、進路に人間関係など、行政支援だけではなく幅広く受けています。時にはお話だけでもOK。

お話をしながら必要な支援へと繋げる支援を、千代田区の事業として行っています。

MOFCAについてはこちらのブログでも詳しくご紹介しています



例えば行政窓口に足を運ぶのが苦手な方も、子どもでも大人でも来所しやすくあることを心がけています。又、ご本人だけではなくご家族の相談など、周りのご家族や友人なども歓迎です。区の事業の為、対象は千代田区にお住まい、お勤め、または区内の学校に通っている方となりますが、わからない方はまずは気軽にご相談ください。

MOFCAは何かあった時に皆さんが相談したいと思い出してもらえる場所。

スタッフはみなさんの相談を受け、話を聞き、一緒に考え、動く専門家。(福祉や心理、医療、育児、介護の専門家など多彩なメンバーです。)

さてさてMOFCAの自己紹介はここまでに。(今後はイベントや、街の情報、スタッフのおすすめ本をご紹介する予定です。)

今日のおすすめしたい本は「若草物語。誰もが知るオルコット作の名作です。

子どもの頃から大好きな本です。子どもの頃は、登場人物のセリフを覚えるほど繰り返し読んでいました。

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『若草物語』

L.M.オルコット/作、矢川澄子/訳

福音館書店


実は今月担当の私は三姉妹の長女。若草物語は四姉妹ですが、姉妹の雰囲気、同じ家庭に育つ違うキャラクターなど、何だか身近で楽しい本でした。

わがままな末っ子のエイミーにある、好物のパンを人にあげる様な優しさ。

一見男の子みたいなジョーは、誰よりも心優しく文学が好き。

ベスは体が弱く、献身的だけれど芯は強い。

メグの見栄っ張りは育ちの良さとプライドであり、妹達を守る道具でもある。

みんなの心の中に四姉妹がいるなぁ。そんな人間の多面性を、意識せずとも学んだ心に残っている一冊です。

障害者支援としてのMOFCAに来る方々も様々。怖い顔の中の悲しみ。笑顔の裏の怒り。誰にも機嫌や体調の良し悪しもありますね。誰もが完璧ではなくて、それでいい。社会はいろんな人のいろんな面で構成されています。

みんなが仲良く暮らすには、きっとそんないろんな面を、お互いのタイミングだと受け入れること、と子どもの頃の本に改めて学びました。

大人になって読み返す、子どもの頃好きだった本。何か新しく感じる大人としての感覚は大切にしたい。みなさんのずっと好きな本も、ぜひ教えてください!




MOFCAの連載【MOFCAの庭からごきげんよう】は、今月より隔月の第2週目に更新します。

次回以降も、どうぞお楽しみに!

Posted at:13:15