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2022.07.28
日比谷図書文化館コンシェルジュ通信 vol.32 ~特別研究席を利用してみました!!~ |
日比谷図書文化館には、利用目的に応じて様々なタイプの座席をご用意しています。その中のひとつ、特別研究席をご存知でしょうか。
特別研究席とは、4階の特別研究室内に設けられたスタディールームです。蔵書の閲覧・研究だけでなく、仕事や勉強にも利用できます。
貴重な蔵書に囲まれた室内、日比谷公園の緑と空が一望できるデスク、座り心地のよいリクライニングチェア。時には環境を変えて特別な時間を過ごしてみるのはいかがですか。今回のブログは「特別研究席を利用してみました」と題し、利用の流れを写真とともにご紹介します。
特別研究席の様子です。
日比谷公園の緑を眺めながらの利用は集中力がアップしそうです。
仕切りの窓のデザインは当館の象徴でもあります三角形。△がユニークです。
まずは、場所のご案内をします。
日比谷図書文化館の4階の特別研究室内に特別研究席はあります。
フロアマップはこちらをご覧ください。
4階エレベーターを背にして左手に特別研究室があります。
私が実際に利用してみました!!
① 入室してすぐ右手が受付カウンターです。
特別研究室受付スタッフに「貸出券」を提示します。
※特別研究席の利用は、千代田区の図書館の貸出券が必要です。
お持ちでない方は日比谷図書文化館2階の図書総合カウンターで発行申請ができます。
貸出券の作り方はこちらをご覧ください。
② 希望の利用時間に応じた料金を支払います。
※2時間300円(2時間単位で延長可)現金のみの支払いです
③ 座席を決めます。
※マグネットのついている座席は現在利用中です
④ 貸出券を預けて、「特別研究席利用カード (※1)」「特別研究席専用ロッカー鍵 (※2)」を受け取ります。
⑤ 席で使用するものや、貴重品などは持込み用の袋に入れます。
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準備は整いました。いよいよ、特別研究席を利用します。
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古書が並んだ本棚を抜け、奥に進んだ先に特別研究席があります。
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ガラスドアの向こう側に特別研究席の部屋が広がっています。
⑦ 書庫奥の特別研究席のドアを開けます。
※カードリーダーにかざして入室します。一時的な退出の時も、利用カードを忘れずに!!
⑧ 「利用カード」に記載された番号の座席を利用します。
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目指すは12番席!
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こちらが 12番席です。大きなガラス張りで眺めは抜群です。仕切られた空間なのでとことん集中できそうです。パソコンの持ち込みも可能です。
電源コンセント・有線LANコネクタは各デスクにあります。(LANケーブルは貸し出ししています)また、室内無線LANの環境も完備しています。その他【利用にあたっての注意とお願い】をご覧ください。
(ただし、ネット配信やZOOMなどのオンライン会議には利用できません)
リクライニングチェアも座り心地が良かったです。
旧一橋図書館(明治~昭和初期)所蔵の貴重な古書が整然と並んでいます。こちらも手に取ることができます。
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あっという間の2時間。
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⑨ 退出時は、ロッカーより手荷物を取り出した後、「利用カード」、「ロッカー鍵」と引き換えに、預けていた貸出券が戻ってきます。
古書と緑に包まれた居心地のよい空間はいかがでしたでしょうか。
有料席だからこその特別感を味わうことができました。
自分だけのお気に入りの席ならきっといつもと違う学びに出会えるかもしれません。
特別研究室についてはこちらをご覧ください
なお、日比谷図書文化館の特別研究席以外の座席についてはこちらをご覧ください。
▲△△特別研究室企画展示「100年後も手に取れる本に」
~内田嘉吉文庫修復報告2022~ 開催中△△▲
特別研究室では7月19日(火曜日)~9月30日(金曜日)まで修復本の展示をしています。貴重な古書も修復によって後世に引き継がれていきます。展示の一部ですが、【修復前】と【修復後】をご覧ください。
1冊目は『朝鮮鉄道史 第一巻』(朝鮮総督府鉄道局 編 / 1929年)です。
【修復前】
【修復後】
2冊目は、『太平洋問題』(井上準之助 編 / 1927年)です。
【修復前】
【修復後】
ご紹介しました2冊も展示しています。開催概要やみどころなど、詳しくはこちらをご覧ください。
Posted at:10:15