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2023.06.20
日比谷図書文化館コンシェルジュ通信vol.38: 星に願いを・・・短冊をかいて笹に飾ろう☆ |
日比谷図書文化館の夏の風物詩「七夕飾り」の季節がやってきました。日比谷図書文化館ならではの1年に1度の七夕をどうぞお楽しみください。
~今年もたくさんの夢と願いが、星空に届きますように☆~
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【開催期間】 開催中~7月7日(金曜日)
【開催場所】 日比谷図書文化館1階 正面口
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昨年の七夕飾りの様子。
今年も1階正面口に大きな笹竹が登場。短冊に思い思いの夢や願い事を書いて星空に届けてみませんか。短冊は日比谷花壇を通して、七夕祭りで有名な宮城県仙台市の大崎八幡宮(国宝)へ奉納いたします。
【大崎八幡宮】
伊達政宗公によって1607年に創建され、華麗な桃山建築で国宝に指定されています。極彩色の彫刻が施された社殿は、長い年月を経た現在でも見るものを圧倒する趣があります。毎年8月には、七夕祭りが盛大に行われています。
画像提供:大崎八幡宮
飾りは全て受付スタッフの手作りです。今年もみんなで楽しく折ってます。
定番の紙衣(かみこ)や星形に加え、今年はカブト虫や金魚もお目見えします。
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短冊に願い事を書き、笹竹にさげるようになったのは江戸時代からだそうです。また、七夕飾りにはそれぞれ思いや願いが込められていますので、伝統的な七つの七夕飾りをご紹介します。
【吹き流し】
織姫の織り糸に見立てて、五色を使う場合もあります。裁縫や技芸の上達を願う飾りです。
【網飾り】
魚介の豊漁を願い、食べ物に困らないように豊作を願う飾り。また幸運を集めるという意味もあるそうです。
【紙衣・かみこ】
棚機女(たなばたつめ)が織った衣を意味するともいわれる紙の着物。裁縫の上達を願い、また着るものに困らなくなるともいわれます。神にささげる衣なので、上の方に飾ります。
【千羽鶴】
長寿のシンボル。現在はたくさん作ってさげるところが多いようですが、昔は一家の最年長者の歳の数だけ折ったといわれています。
【くずかご】
清潔と節約の大切さを養います。
【巾着(お財布)】
金運アップ、商売繁盛などを願う飾り。また節約や貯蓄の心が養われることを願う意味もあります。本物のお財布をさげてもいいそうです。
【短冊】
中国の「五行説」にちなんだ五色の短冊。五行説とは「万物はすべて木、火、土、金、水の5つの要素を根源にしている」という説。五色は、木を青(緑)、火を赤、土を黄、金を白、水を黒(紫)にあてはめたものです。
参考文献:
『和ごよみで楽しむ四季暮らし』(岩崎眞美子・茶/著、学研パブリッシング)
『日本の行事を楽しむ12ヵ月 くらしの歳時記』(古川朋子/監修、主婦の友社)
イラスト:日比谷図書文化館 受付コンシェルジュ
■■■日比谷公園*花だより■■■■■■■■■■■■■■■
雨上がりに潤う紫陽花です。紫色の綺麗なグラデーション!
日比谷公園内は四季折々の花を楽しむことができます。お気に入りの花を探してみませんか。
撮影:6月9日
Posted at:14:50