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2024.08.01
【レポート】夏のわくわく課外授業2024 気象研究所の研究官が教える!雲のはなし |
7月23日(火曜日)、千代田図書館が主催する「夏のわくわく課外授業2024」の2講座目、「気象研究所の研究官が教える!雲のはなし」を行いました。
気象研究所気象予報研究部主任研究官の川合秀明さんを講師にお招きし、
小学3年生~6年生の子どもたちを対象に、雲と天気についての講座を行いました。
先生が「気象庁は何をしているところか知っていますか?」と聞くと、
子ども達は次々に「天気予報!」「雨の研究!」「地震の予報!」と元気な返事!
先生の質問にみんな手を挙げて元気に答え、楽しい雰囲気で授業が進みます。
空の様子を早送りしたタイムラプス映像では、雲ができ始めては消える過程や、
黒い雲に覆われていた空が晴れていき、虹がかかる過程などを見ることができました!
学校の授業では見られない貴重な映像に、みんな興味津々です。
お馴染みの飛行機雲や、風が山などの地形にぶつかって渦巻きができる「カルマン渦」の雲など、
めずらしい雲ができるところも見ることができました。
前半の授業が終わり、休憩の後はみんなお待ちかねの実験タイム!
まずは、ペットボトルで雲を作る実験から!
ペットボトルにぬるま湯と線香の煙を少し入れ、ポンプで空気を送りこみ、フタを外します。
すると、ポンッと音を立ててペットボトルの中が白く曇りました。
水蒸気が線香の煙のちりに集まって水の粒になり、雲と同じ仕組みで曇って見えるのです。
先生のお手本を参考にしながら、5人1組のグループになって、各々が持参したペットボトルの中に雲を作ります。
いつもは空の上にある雲が、なんと手の中に!みんな大喜びです。
▲ペットボトルの中が白く曇り、"雲"ができた様子
雲づくりに成功したら、次は「カルマン渦」の実験に移ります。
「カルマン渦」とは、流れる液体や雲などの中に障害物を置くと、その後方に渦が交互に発生する現象のことです。
今回は、水の中に垂らした墨汁を雲の流れに見立てて、半紙に墨汁の流れを写し取ってみます。きれいな渦の模様ができるかな?
▲渦の模様を半紙に写し取る様子
今回の講座で、雲や天気のことをたくさん知ることができ、毎日見ている空をより身近に感じられるようになったのではないでしょうか。
参加した子どもたちからは、
「いろいろな種類の雲があっておどろいた」
「雲を自分で作れるとは思っていなくておもしろかった」
「家でも実験をやったり図書館などで調べたい」
などの感想が寄せられました♪
図書館にも、雲や天気について書かれた本はたくさん取り揃えています。
今回の講座で興味が湧いたら、ぜひ調べものに千代田図書館を利用してくださいね。
参加してくださったみなさん、ありがとうございました!
Posted at:14:00