古書店に行ってみよう!知っておきたいマナーのこと

10月は「古書月間」です。
また、神田神保町では「第65回東京名物 神田古本まつり」10月24日(金曜日)~11月3日(月曜日・祝)まで開催されます。このイベントをきっかけに、ぜひ古書店にも足を運んでみてください

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▲昨年の神田古本まつりの様子

今回は、古書店に入るときに知っておきたいマナをご紹介します。初めての古書店は入りづらいと感じる方でも、この記事を読んでいただければ古書店に入るハードルが少し下がるはずです...!

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■商品は丁寧に扱いましょう■
「古書」は、希少価値や歴史的価値を持つものが多く、大切に取り扱われます。
背表紙の頭上部に指をかけて本を取り出さない、本を開いて伏せたり開きすぎたりしない、箱入り本にはむやみに指を入れない、パラフィン紙は勝手に取らない、など本は丁寧に扱うよう心がけましょう。

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無断で商品や店内の写真を撮るのはやめましょう
店内での撮影は基本的に禁止です。また、SNSへの投稿も注意が必要です。
撮影を希望する場合は、必ずお店の方に確認をしましょう。撮影がOKな場合も、周りの人の迷惑にならないよう配慮しましょう。

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蓋のついていない飲み物の持ち込みは控えましょう
食べ歩きをしながら古本まつりを楽しむ方も多いと思います。しかし、商品を汚さないためにフタのついていない飲み物は持ち込まないのがマナーです。
お店へ入る前に飲み終える、または、お店を出てから喫茶店へ行くのもおすすめです。

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濡れた傘の扱いには注意しましょう
紙でできた本は水に弱く、濡れてシワシワになった本を元の状態に戻すのは難しいことです。
濡れた傘を持ったまま入店するのはやめ、店頭の傘立てや傘袋に入れるなどしましょう。

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店内で大声を出したり、走り回ったりするのはやめましょう
古書店は、通路が狭いお店が多くなっています。
特に複数のお友達や小さいお子さまと一緒に来店する際は、周りの方に配慮しましょう。

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今回ご紹介したものは一例です。ここまでお読みいただき、図書館の本を扱うときにも共通することが多いと感じられた方も多いのではないでしょうか。
また、お店から来店者に守ってほしいこと・伝えたいことは、入口や店内に掲示されていることもありますので、入店前に確認するようにしましょう。

他にも『神保町公式ガイドVol.2』(神田古書店連盟 発行)に古書店に行くときに気をつけたいことについて記載があります。
千代田図書館9階古書店ジオラマの棚には、古書や古書店に関する資料を揃えていますので、そちらもぜひご覧ください。

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本を大切に、互いに気づかいあって、気持ちよくイベントや古書店巡りを楽しみましょう!

Posted at:13:45