レポート:岡崎武志の古本道場&神保町古書店街ツアー

去る2/27、28、出版産業振興財団(JPIC)読書アドバイザークラブが

主催する「JRAC(ジャラック)本まつり in じんぼう」が開催されました。

 

冷たい雨が降る中での開場となりましたが、午後にかけては雨もやみ

たくさんの方が遊びに来てくださいました!

2日間にわたり、区内4会場で様々なイベントが行われ、

すべてに足を運ぶことはできませんでしたが、一部をご紹介します。

 

2/27(土)開催

「古本道場&神保町古書店街ツアー」

 

講師は、書評家でライターの岡崎武志さん。

「古書の楽しみ」について語ってくださいました。

 

ときおり、古書には、その本を手にしてきた人たちの形跡が残っています。

新聞書評が貼り付けられていたり、メモが書き込まれていたり、

映画のチケットなどが挟み込まれていたり。 

(そしてそれに高値がついたり・・・)

そうした、昔の人の本の読み方を見るのも、楽しみ方の一つだそうです。

 

古本市では、古本だけでなく、チラシなどの紙類もたくさん出品されます。

たとえば絵葉書は、当時のファッション等を知ることができるし、また、

そんな古い絵葉書で一筆書いて送るのもいいね、とおっしゃっていました。

 

田中一光が表紙をデザインした「カッパ・ブックス」や

岩波写真文庫、改造社の全集、昔の教科書なども面白い、とのこと。

 

千代田図書館内でのトークの後は、神保町古書店街ツアーへ。

 

鳥海書房→みわ書房→秦川堂の3店を回りました。

約1時間の自由行動の後、図書館に戻り、

岡崎さんだけでなく、参加者の皆さんも

各々が戦利品を紹介し合い、おおいに盛り上がりました。

 

上記3店以外にも、

☆田村書店の無料箱

☆コミガレ=小宮山書店のガレージセール(単行本3冊500円など)

・一誠堂書店 ・中野書店 ・矢口書店 ・ブンケンロックサイド

などが、岡崎さんオススメの古書店だそうですよ!

※場所等の詳細については、千代田図書館コンシェルジュにお尋ねください。 

 

講師の岡崎さん、ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました! 

 

★岡崎武志さんのブログ http://d.hatena.ne.jp/okatake/

 

 

Posted at:12:10