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2010.03.04
レポート:山口マオさんの版画ワークショップ&トークショー |
2/27、28に開催された「JRAC(ジャラック)本まつり in じんぼう」
の報告レポート、後編です。
絵本「わにわに」シリーズや「マオ猫」でおなじみの
絵本作家・山口マオさんによる版画ワークショップとトークショーが
2/27(土)に千代田区民ホールで開催されました。
まずは版画ワークショップ。
「わにわに」の絵はどのようにできているのでしょうか?
使う道具は、馬の毛のハケ、水彩インク、紙、ばれん。
そして、榀(シナ)の木の板に、絵柄を彫った版を使います。
色をつけたいところにだけ、色インクをのせて・・・
その上に紙を置き、ばれんで刷ることを2、3回繰り返します。
すると・・・
さあ、何になるのでしょう?
今度はまた別の版木に黒インクをすりこみ、紙をのせて刷ると・・・
ジャジャーン!
いっきに絵があらわれて、みんなびっくり!拍手喝采です!!
名づけて「本のかかり」が刷り上りました。
マオさんが絵本のために版画を刷るときは、
ほとんど刷り直しなく、本番一回で仕上げてしまうそうです。
さあ、今度は参加者のみんなの番です。
マオさんに教えてもらいながら一生懸命刷りました。
ほら、できたよ。
その後のトークショーでは、マオさんご本人が「わにわに」の
読み聞かせをしてくれるなど、とても楽しいひとときになりました。
ところで、「わにわに」が生まれるきっかけは何だったのでしょうか?
それは、さかのぼること約10年前、
石神井公園にワニが出た!と騒動になったときのこと。
おはなしを書いている、小風さちさんも公園に駆けつけますが
ワニはでてきませんでした。
はて、ワニはお風呂にでも入っているのかな・・・?
というのが「わにわにのおふろ」のきっかけになったそうです。
そのとき、山口マオさんに絵の担当として声がかかったのですね。
☆お知らせ☆
マオさんが、千代田図書館に、直筆「わにサイン」入りの絵本を
寄贈して下さいました!
ご覧になりたい方は、図書館10Fカウンターで「ちよぴたブログを見て」
とお問い合わせください。
Posted at:12:10