レポート:山口マオさんの版画ワークショップ&トークショー

2/27、28に開催された「JRAC(ジャラック)本まつり in じんぼう」

の報告レポート、後編です。

 

絵本「わにわに」シリーズや「マオ猫」でおなじみの

絵本作家・山口マオさんによる版画ワークショップとトークショーが

2/27(土)に千代田区民ホールで開催されました。

 

まずは版画ワークショップ。

「わにわに」の絵はどのようにできているのでしょうか?

使う道具は、馬の毛のハケ、水彩インク、紙、ばれん。

そして、榀(シナ)の木の板に、絵柄を彫った版を使います。

色をつけたいところにだけ、色インクをのせて・・・

その上に紙を置き、ばれんで刷ることを2、3回繰り返します。

すると・・・

さあ、何になるのでしょう?

今度はまた別の版木に黒インクをすりこみ、紙をのせて刷ると・・・

 

ジャジャーン!

いっきに絵があらわれて、みんなびっくり!拍手喝采です!!

名づけて「本のかかり」が刷り上りました。

マオさんが絵本のために版画を刷るときは、

ほとんど刷り直しなく、本番一回で仕上げてしまうそうです。

 

さあ、今度は参加者のみんなの番です。

マオさんに教えてもらいながら一生懸命刷りました。

 

 

ほら、できたよ。

 

その後のトークショーでは、マオさんご本人が「わにわに」の

読み聞かせをしてくれるなど、とても楽しいひとときになりました。

 

ところで、「わにわに」が生まれるきっかけは何だったのでしょうか?

それは、さかのぼること約10年前、

石神井公園にワニが出た!と騒動になったときのこと。

おはなしを書いている、小風さちさんも公園に駆けつけますが

ワニはでてきませんでした。

はて、ワニはお風呂にでも入っているのかな・・・?

というのが「わにわにのおふろ」のきっかけになったそうです。

そのとき、山口マオさんに絵の担当として声がかかったのですね。

 

☆お知らせ☆

マオさんが、千代田図書館に、直筆「わにサイン」入りの絵本を

寄贈して下さいました!

ご覧になりたい方は、図書館10Fカウンターで「ちよぴたブログを見て」

とお問い合わせください。

Posted at:12:10