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2025.05.27
【レポート】第25期 本と出会う読書サロンのオープニングイベントを行いました! |
千代田図書館では、本を通じて新しい出会いを届ける「本と出会う読書サロン」(主催:読書の会)を毎年度開催しています。
6月から始まる第25期のオープニングイベントとして、柴山 雅都さんを講師にお迎えし、講演会「路地裏に潜む詩人の幽霊たち」を開催しました!
今回はその様子をお届けします。
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柴山さんは、神保町の老舗居酒屋「兵六」の三代目店主。
自身の店について綴った書籍『兵六―風を感じるこだわりの居酒屋』(新評論)は、千代田図書館に地域資料として所蔵されています。
当日は、お店で講演のことを知った「兵六」の常連のお客さんも多く来場。和やかな雰囲気の中、あたたかな拍手とともに講演は始まりました。
まずは、初代店主の平山 一郎さんから三代目の柴山さんまで続く、「兵六」の歴史の紹介から。柴山さんの語り口からは、お店の長い歴史と風情がそのまま伝わってくるかのようです。
今でも店内に飾られる詩の色紙は、出版社の方に連れられて来店した作家が書き残していった、など「本の街」神保町ならではのエピソードも。
▲「兵六」のある神保町の路地
お話の締めくくりには、「詩人はろくでもない奴ばかりだから成仏できない。だから神保町の路地裏には、詩人の幽霊がたくさんいる気がする」と、講演会タイトルの真意が明かされました。
「本」と「居酒屋」ふたつの世界が交差する、「兵六」の店主柴山さんならではの個性にあふれた講演会となりました。
参加者アンケートには「柴山さんのお人柄がよくわかるお話が楽しかったです」「歴史が感じられ、あの佇まいも納得できました」「自分が兵六にたどり着いたのも、あの路地の幽霊たちに呼ばれたのかもと思ったら少し嬉しくなりました」(一部抜粋)など、素敵なお声をいただきました。
柴山さん、ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!
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第25期「本と出会う読書サロン」は、6月17日(火曜日)から始まります!
参加者が各回のテーマに沿った本を持ち寄り紹介し合う読書会を月に一度、第3火曜日に千代田図書館で行っています。
第25期のテーマは、6月「明治」、7月「大正」、8月「昭和」、9月「平成」、10月「令和」、11月「晴れ」、12月「曇り」、25年1月「雨」、2月「雪」、3月「天気」です。
興味のある回だけ参加したい、見学したいという方も、まずはメンバー登録をどうぞ。たくさんのご参加をお待ちしています!
Posted at:17:30