レポート:よるのとしょかん The 怪談

千代田図書館で夏の特別イベント「よるのとしょかん The 怪談」

を開催しました。7/31と8/5の2回行い、いずれも盛況のうちに

終えることができました。ご来場いただいた皆さん、

ありがとうございました!お楽しみいただけましたでしょうか?

 

イベントは60分のプログラムで、前半は本探しクイズ。

クイズは、幼児向け、小学校低学年向け、高学年~大人向け

の3種類をご用意しました。

 

▲10F児童コーナーは大賑わい

 

▲大人たちも真剣!

 

クイズの内容は、たとえば・・・

【Q1】殺された平将門の首が、その怨念で飛んできて、

落ちた場所に祀ったと言われるのが「平将門の首塚(将門塚)」。

では、その首塚があるのは、次のうちどこでしょう?

 1-九段下 2-外神田 3-大手町

 

【ヒント】「千代田区の歴史」という本に答えが載っています!

 

【Q2】死者を裁く、地獄の裁判長・閻魔[エンマ]大王。

閻魔様って実は外国の方なのです。どこの国の出身でしょう?

 1-中国 2-ルーマニア 3-インド

 

【ヒント】おばけの語源についての本や、百科事典を見てみよう!

 

みなさん、お分かりになりましたか?(答えはこのブログの最後)

 

本探しクイズのあとは、ついに、こわ~いおはなしの時間です。

語り手は、千代田図書館の司書3名。

「洋一くんのお話」という、背筋がゾクッとする小話から始まり、

日本の怪談を4つ、披露しました。 

 

 ●人喰い花嫁(岩手の伝承話)

 ●普賢菩薩(参考文献『怪談・骨董 他』小泉八雲・著 恒文社)

 ●馬場五郎衛門のはなし(山形の伝承話)

 ●逆さまの女(参考文献『怖いぞ!古典怪談傑作選3巻

         幽霊・怨霊の怪談』川村たかし・監 教育画劇)

 

▲2日目は18:30開始で会場内は、ほぼ真っ暗!

 

今回選んだ4話は、キャーッ!と悲鳴をあげるような内容で

はありませんでしたが、 帰路についたとき、ふと思い出して

ゾッとしてしまいそうな怖さがあり、また、しっかりと教訓も

こめられている、まさに「The 怪談」という類の

日本古来の怪談話でした。

 

「語り」は、音や映像や小道具がなくても

こんなにも豊かな世界をその場に作ることができるんだなと

改めて、おはなしのおもしろさを感じていただけたのでは

ないでしょうか。

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☆参加者の声より☆

「語り手の声が魅力的でした」

「ただのこわい話でなく、ためになる」

「のめりこめる時間をありがとうございました」

「もっとこわくてもよかった」

「本探しゲームはむずかしいけれど、

 本と接するとてもいい機会でした」

「本探しゲームおもしろかったです!」 

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☆クイズのこたえ☆

【A1】3-大手町 【A2】3-インド

Posted at:18:00