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2011.06.13
旧赤プリで出張としょかん 語りの会 |
千代田区内にある旧グランドプリンスホテル赤坂(以降、旧赤プリ)は、
6月末まで東日本大震災の被災者向け避難施設に指定されています。
千代田図書館は、4月末より旧赤プリへの「出張としょかん」を開始し、
滞在されている方の希望に合わせて図書館より本を運んで
貸出をしたり、お子さん向けに絵本の読み聞かせをしたりしています。
先日12日(日)には、元NHKニュースキャスターで語り部の
平野啓子さんをお招きして「出張としょかん 語りの会」を開催しました。
今回は、当日の様子をレポートします。
★「出張としょかん 語りの会」
6月12日(日)14:00~15:15 旧赤プリ1階ラウンジにて
千代田図書館の司書による「はじまるよ♪」の歌に誘われるように
子どもたちもたくさん集まってきてくれました。
お休みの日にも関わらず、石川区長もプライベートで
お越しになりました。ありがとうございました。
石川区長にご挨拶いただき、プログラムに入ります。
まずは「雨ニモマケズ」の冒頭を、一緒に声に出して朗読。
子どもたちも元気いっぱい声を出してくれました。
そして「春はあけぼの」の手話バージョン!
皆さん見よう見まねでチャレンジしてくれました。
早口コトバで「寿限無(じゅげむ)」にも挑戦したあとは、
平野啓子さんと、千代田図書館の館長による
「おくのほそ道」のおはなし。
松尾芭蕉と、その弟子であり友人でもある曽良(そら)の
二人が歩いた道程を地図でたどりながら、各所で詠まれた
句の“ごく一部”として、特に有名な“五句”を紹介しました。
そして、平野啓子さんによる『走れメロス』(太宰治・作)の朗読。
それまではワイワイと一緒に声を出すのを楽しんでいた
子どもたちも、平野さんの熱のこもった朗読に
圧倒されたかのように静かに聞き入っていました。
最後に、絵本『花さき山』(斉藤隆介・著、滝平二郎・絵、岩崎書店)の
読み聞かせでしめくくられました。
ご来場いただいた旧赤プリ滞在中の皆さん、
本当にありがとうございました!
Posted at:15:25