8/3(水)親子イベント「からだで感じる「能」と漱石」参加者募集中!

千代田区読書振興センターでは、毎年夏休みの季節に、

小学4・5・6年生とその保護者を対象にしたイベント

「千代田図書館で学ぼう!夏のわくわく課外授業」を開催しています。

豪華な講師陣と、子供も大人も楽しめる、充実した内容が好評で、

今夏も開催を決定しています。(一部の科目は既に受付を終了しました)

 

*イベントの詳細はコチラ

 

今年のトップバッターを飾るのは「国語」の授業です。

能楽師安田登さんと槻宅聡さんを先生にお迎えして、

古典芸能の「」の世界を体感します。

 

能というと「なんだか難しそう」「よくわからない」

という声が聞こえてきそうですが、

古典芸能や能に触れたことがない方にこそ、

ぜひご参加いただきたい内容です。

 

能の世界を身近なものに感じられるだけでなく、

本物の能楽師による迫力ある声や笛の音を間近に感じられる

とても貴重な機会ですよ!

 

★「国語」からだで感じる「能」と漱石

日時 8月3日(水)14:00~16:00

会場 千代田図書館10階 子ども室

対象 小学4~6年生の児童とその保護者 ※保護者同伴必須

定員 20組40名(申込先着順) 

*申込方法などの詳細はコチラ

 

【授業内容】

日本の古典芸能である「能」ならではのすり足、呼吸、発声、

笛などを学び、「能」や夏目漱石の世界を体感します。

 

 *夏目漱石は、謡(能の歌)を習っていました。

  謡を習い始めてからの漱石作品には、その影響がよく表れているそうです。

 

安田先生の話によると、夏目漱石も、能も“あの世”とつながる

お話が少なくなく、能の体験を通じて“異界”をのぞくという、

暑い夏にぴったりの授業になりそうです。

 

【講師紹介】

講師の安田登さんは、下掛宝生流ワキ方能楽師として

国内外を問わず多くの舞台をつとめながら、

学校での能の特別授業やワークショップの開催、寺子屋の主宰、

物語や詩の朗読ライブ、音楽やダンスとコラボレートした舞台を

展開するなど、精力的に活動をされています。著書も多数。 

 

『疲れない体をつくる「和」の身体作法 能に学ぶ 深層筋エクササイズ』

安田登/著 祥伝社 黄金文庫 2011年

「600年前に完成された日本の伝統芸能「能」と、アメリカで開発された最新のボディワーク「ロルフィング」に共通性があることを見出した著者。能楽師が高齢になっても現役でいられる秘密を「体のバランス」と「深層筋の働き」にあると言及、誰にでもできるエクササイズを提案する!」(背表紙より引用)  

 

 

 

 

『異界を旅する能 ワキという存在』

安田登/著 ちくま文庫 2011年

「能の物語は、生きている「ワキ」と、幽霊や精霊である「シテ」の出会いから始まる。旅を続けるワキが迷い込んだ異界でシテから物語が語られる。本書では、漂泊することで異界と出会いリセットする能世界、そして日本文化を、能作品の数々を具体的に紹介しながら解き明かす。 巻末に、本書に登場する46の能作品のあらすじを収録。解説 松岡正剛」 (背表紙より引用)

 

 

 

 

 

そして、森田流笛方能楽師の槻宅聡さんも、

東京をはじめとする国内外での公演をはじめ、

2004年より島根県松江市でワークショップ「能を知る集い」を

開催するなど、多角的に能を紹介する試みを続けている方です。

 

参加申込は、先着順での受付となりますので

小学4~6年生のお子さんをおもちの方は、ぜひスケジュールをご調整の上

お子さんと一緒にご参加ください。ご応募、お待ちしています!

 

*******関連情報*******

現在、千代田図書館9階=第2展示ウォール(千代田区役所9階)にて

「夏のわくわく課外授業2011」の授業内容や講師の専門分野について

紹介するミニ展示を行っています。講師の著書や関連本のほか、

お持ち帰りいただけるチラシ類もあります。ぜひお立ち寄りください。

 

Posted at:09:30