レポート:アナウンサーと一緒にラジオ番組をつくろう

千代田図書館では、夏休みの小学4~6年生とその保護者を対象に

 「千代田図書館で学ぼう!夏のわくわく課外授業2012」を開催しています。

教科は国語・理科・社会・図工の4教科。

今回は、8月1日(水)に開催した「社会」の授業風景をお届けします。

 

「社会」の先生は、ラジオNIKKEIのプロデューサー兼アナウンサーとして

活躍している竹川英紀(たけがわ・ひでき)さんです。

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番組制作に欠かせないラジオミキサーの女鹿田(めかた)さん【右】と

アシスタントの金井(かない)さん【左】もお手伝いくださいました。

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ラジオミキサーとは、パーソナリティーの声や、

番組で使う音楽の音質・音量を調整し、録音する仕事です。

専用の機材が並べられ、千代田図書館の子ども室が

本格的なラジオスタジオの雰囲気になりました。

 

この授業では、子どもがパーソナリティーとなり、

保護者にインタビューをしてトーク番組をつくります。

番組のコンセプトは、

夕食後に家族の会話がはずむような番組

ラジオ番組に初挑戦の参加者のみなさんが、

どんなトークを繰り広げるのかとても楽しみです!

 

まずは、番組制作の前に、

アナウンサーの話し方・場の盛り上げ方を学びます。

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▲強調したい箇所を意識的に抑揚をつける練習中。

 

続いて、番組の為の「取材」をします。

夏休み・旅行・ペットなど、組ごとにテーマを決めて、

どんなインタビューにするかメモを取りながらシナリオを考えました。

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▲いつ・どこで・誰と・何をしたか?

視聴者に興味を持ってもらえるような話の広げ方に気を配ります。

 

「ここまでを10分で考えてください!」

「ハイ、あと1分~!!」

竹川先生の激が飛びます。

限られた時間の中で、面白いトークとなるポイントを押さえた

シナリオを考えるのは大変そうでしたが、

親子の笑い声があちこちから聞こえてきます。

 

シナリオができあがったら早速本番のインタビュー。

今回は参加者を5グループに分けて、

グループ毎にひとつのラジオ番組をつくりました。

 

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▲録音スペース。本物のヘッドセットとカフボックスを用意。

(カフボックス=マイクの音声をON/OFFする操作箱のこと)

 

syakai6.jpg ←自分の持ち時間は厳守!!

 

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▲「それでは行きますよ!」「オー!!」

 

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▲話すタイミングを見計らって、ディレクター(竹川先生)が指示を出します。

 

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▲ゲストにインタビュー☆

 

 

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▲視聴者も笑い声や拍手で番組を盛り上げながら、

リスナーカードにラジオ番組の感想を書きます。

 

インタビューの時間はそれぞれ3分間。

実際に放送されているラジオ番組は、

時間ぴったりに終わるように制作されています。

これがなかなか難しい!

長く話しすぎず、短くなりすぎずを意識しながら、

自分たちがつくったシナリオにアドリブを加えて

楽しいトークを届けます。

 

ラジオミキサーがつくり出す音の効果も、

番組を大変盛り上げてくれました。

ディレクターの竹川先生と合図を送り合い、

ジングル(節目に挿入される短い音楽)や音のフェードアウトを

なめらかにタイミングよく行い、番組を演出します。

 

完成したラジオ番組はどれも面白く、

会場は笑い声で溢れて授業終了となりました。

 

楽しくラジオ番組をつくりながら、

パーソナリティとゲスト、視聴者、番組をつくる仲間など

さまざまな関係でのコミュニケーションを

学んでいただけたのではないかと思います。

授業終了後には「どきどきして面白かった!」

「アナウンサーの仕事をもっと知りたくなった」

「みんなの前で話すことが楽しかった」などの声をいただきました。

参加者のみなさん、先生、ありがとうございました!

 

Posted at:09:00