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2013.09.24
レポート:ドイツのイラストレーター Ulf K.さんとおはなしを作ろう |
四番町図書館で、ドイツのイラストレーター Ulf K.(ウルフ・カー)さんと
小学生の皆さんが、イラストを描きながら
自分だけのおはなしを作って楽しむイベントが開催されました!
Ulf K.さんは、ドイツでイラストレーター・コミック作家として活躍中で
子ども向け・大人向けのコミックや絵本を数多く出版しています。
Ulf K.さんの作品には、シンプルな線で描かれた
親しみやすいキャラクターが登場します。
ドイツには子ども向けのコミックが少なく、自分で作りたかったというお話や
これまでに出した数々の本の紹介をしていただきました。
「絵を描くときに心がけているのは、思いついたことをパッと描いてみること。
他の人がどう思っても、自分の描きたいものを描けばいいんだよ」
と子どもたちに語りかけながら、実際に絵を描いてみせてくれる場面も。
↑絵本『ペレとブルーノ』に登場するキャラクター
ネコのペレがみるみる描きあがっていきます!
そして、いよいよおはなし作りの始まりです。
今日はUlf K.さんから子どもたちへ、2つの課題が出されました。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
①空白のある3つのコマに絵を描きこんでおはなしを作ろう
②1ページに印刷されたおはなしの続きをスケッチブックに描こう
↑左が課題①、右が課題②
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
さて、どんなおはなしが生まれるでしょうか?
すぐに取りかかる子、紙に描かれたキャラクターの色塗りから始める子も…。
おはなしや絵が思い浮かばなくて、なかなか取りかかれずにいる子には
Ulf K.さんがやさしく声をかけていきます。
「絵のキャラクターがびっくりしているね。君はどんなときにびっくりする?」
「男の子が入っていった家はちょっと怖そうだよね。どんなことが起こるかな?」
「びっくりした人が飛び上がっている絵はどう描くの?」
「水から大きな怪獣が出てくる絵が描きたい!」
子どもたちからも質問やリクエストが出てきます。
そのひとつひとつにお手本を見せてくれたり、一緒に考えたりしていくうちに
みんなどんどんアイデアが浮かんで、おはなしを描き進めていきます。
最後には、みんなが思い思いに描いたたくさんのおはなしが出来上がりました!
中にはイベントの終了後も残って絵を描き続けた子もいるほど。
「みんなひとりひとり違うおはなしが出来て、すごいね!
とても楽しかったね」とUlf K.さんも喜んでいました。
Ulf K.さん、ありがとうございました!
Ulf K.さんの本は、四番町図書館でご利用いただけます。
ドイツ語の本ですが、絵を見ているだけで十分に楽しめるものばかりです。
ぜひお手に取ってご覧ください♪
また、現在武蔵野美術大学で開催中の「13人のドイツ・コミック作家展」でも
作品を展示中です。こちらもぜひご覧ください。
「13人のドイツ・コミック作家展」
【会 場】武蔵野美術大学 美術館展示室2
【期 間】2013年11月16日(土)まで
【休館日】日曜日、祝日(9/23(祝)、10/27(日)、11/4(祝)は特別開館日)
【時 間】10時~18時(土曜、特別開館日は17時まで)
【入場料】無料
詳しくは→コチラ
Posted at:09:00