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2014.06.19
九段小学校「本に出てくる料理」の給食 |
千代田図書館では、区内の小学校や中学校などの教育施設を
司書が訪問し、読書支援活動を行っています。
今回はそのひとつ、九段小学校の給食の取り組みをご紹介します!
九段小学校では、今月から月に一度
「本に出てくる料理」が給食に登場します!
読んだことのあるおはなしのメニューを
学校で食べられるなんてとっても楽しそうですね♪
今回は特別に、給食の時間にお邪魔させてもらいました!
子どもたちが待ちに待った給食の時間。
この日のメニューは、鮭のムニエル、ボイルアスパラガス、
マッシュポテト、お豆のスープにごはんと牛乳です。
この中のお豆のスープとマッシュポテトは、
絵本『くまのがっこう』
(あいはらひろゆき/文 あだちなみ/絵 ブロンズ新社)
に出てくる料理で、12匹のくまの子たちが学校で
力を合わせて作るお昼ごはんのメニューです。
大豆とたっぷりの野菜が入ったお豆のスープは
しゃきしゃきのレタスを入れて、挿絵に忠実な
きれいな緑色のスープになりました。
見た目だけでなく栄養バランスも考えられています。
月に一度のこのメニューは、学校支援担当司書と
栄養士の先生が考えています。
みんなが知っていて、人気のあるおはなしを選ぶだけではなく
栄養が豊富で、季節の食材をとり入れられる献立を
話し合って準備し、調理しています。
「子どもたちには、物語の印象を味覚でも楽しんでもらいたいです」
と栄養士の藤浪先生。
給食は毎日の「ひとくちメモ」とともに各クラスへ届けられます。
「ひとくちメモ」には献立や食材のクイズが書かれていたり
この日の料理が登場する本の紹介やストーリーも紹介されていました。
「このおはなし知ってる?」「読んでみたい!」と
クラスでも楽しい話題が広がりそうですね♪
また、校舎2階のランチルームの前では
今日の献立とともに本を紹介。
お昼休みには多くの子どもたちが「今日の給食の本」を
手に取って見ていました。
九段小学校でのこの取り組みは年間を通して続き、
秋の読書週間には特別メニューも考えられているとか。
楽しんで食べながら、物語への興味も生まれる
「本に出てくる料理」の給食をご紹介しました!
Posted at:14:00