九段小学校「本に出てくる料理」の給食

 

千代田図書館では、区内の小学校や中学校などの教育施設を

書が訪問し、読書支援活動を行っています。

今回はそのひとつ、九段小学校の給食の取り組みをご紹介します!

 

1406-4①.jpg

 

九段小学校では、今月から月に一度

「本に出てくる料理」が給食に登場します!

読んだことのあるおはなしのメニューを

学校で食べられるなんてとっても楽しそうですね♪

今回は特別に、給食の時間にお邪魔させてもらいました!

 

子どもたちが待ちに待った給食の時間。

この日のメニューは、鮭のムニエル、ボイルアスパラガス、

マッシュポテト、お豆のスープにごはんと牛乳です。

 

1406-4②.jpg

 

この中のお豆のスープマッシュポテは、

絵本『くまのがっこう』

(あいはらひろゆき/文 あだちなみ/絵 ブロンズ新社)

に出てくる料理で、12匹のくまの子たちが学校で

力を合わせて作るお昼ごはんのメニューです。

 

大豆とたっぷりの野菜が入ったお豆のスープ

しゃきしゃきのレタスを入れて、挿絵に忠実な

きれいな緑色のスープになりました。

見た目だけでなく養バランスも考えられています。

 

月に一度のこのメニューは、学校支援担当司書

栄養士の先生が考えています。

みんなが知っていて、人気のあるおはなしを選ぶだけではなく

栄養が豊富で、季節の食材をとり入れられる献立

話し合って準備し、調理しています。

「子どもたちには、物語の印象を味覚でも楽しんでもらいたいです」

と栄養士の藤浪先生。

 

給食は毎日の「ひとくちメモ」とともに各クラスへ届けられます。

「ひとくちメモ」には献立や食材のクイズが書かれていたり

この日の料理が登場する本の紹介やストーリーも紹介されていました。

「このおはなし知ってる?」「読んでみたい!」と

クラスでも楽しい話題が広がりそうですね♪

 

1406-4③.jpg

 

また、校舎2階のランチルームの前では

今日の献立とともに本を紹介。

お昼休みには多くの子どもたちが「今日の給食の本」

手に取って見ていました。

 

九段小学校でのこの取り組みは年間を通して続き、

秋の読書週間には特別メニューも考えられているとか。

楽しんで食べながら、物語への興味も生まれる

「本に出てくる料理」の給食をご紹介しました!

 

Posted at:14:00