日比谷図書文化館で特別展
「林忠彦写真展―日本の作家109人の顔」

 

原稿用紙で埋もれた部屋に座り、

カメラに鋭い眼光を送る坂口安吾

銀座のバー「ルパン」のスツールに足を乗せて

やんちゃな笑みを見せる太宰治織田作之助…。

写真家・林忠彦によって撮られた文士たちのポートレイトは

文学通ならずとも見覚えがある方が多いのではないでしょうか。

 

千代田区立日比谷図書文化館では、9月26日から

特別展「林忠彦写真展―日本の作家109人の顔」を開催します。

戦後という時代を撮り続けた林忠彦(1918-1990)が

戦後の日本文学を担った文士たちの「顔」を記録した写真107に加え、

もう一つの作家の「顔」といえる代表作初版本が展覧会に華を添えます。

 

140904-1.jpg

大きな画像を見る(PDF:552KB)

 

その他、井上靖が林忠彦に寄せた文章の直筆原稿

今回が初公開となる、写真の決定カットとその前後のカットが入った

コンタクトシート4枚が展示されるなど見どころ満載です!

 

※コンタクトシートとは…

ネガフィルムを1枚の印画紙に焼き付けたもの。

プリントする写真を選ぶためなどに利用された。

 

140904-2.jpg

 

140904-3.jpg

↑川端康成の写真とそのコンタクトシート

 

日本を代表する文士たちの「顔」とその作品から

今でも色褪せることないエネルギーを感じられる展覧会です。

ぜひ、足をお運びください!

 

「林忠彦写真展―日本の作家109人の顔」

【会 期】2014年9月26日(金)~11月25日(火)

     ※10月20日(月)、11月17日(月)は休館日

【時 間】月~金 10:00~20:00

     土   10:00~19:00

     日・祝 10:00~17:00

【観覧料】一般300円、大学・高校生200円、

     千代田区民・中学生以下、障害者手帳をお持ちの方

     および付き添いの方1名は無料

     ※住所が確認できるもの、学生証、障害者手帳をお持ちください。

【特別協力】周南市美術博物館

【協 力】神田古書店連盟

【監 修】林義勝

【企画協力】モッシュブックス

 

関連イベント

①対談「林忠彦の見た、昭和という時代」

【講 師】岡井耀毅(写真ジャーナリスト)、飯沢耕太郎(写真評論家)

【日 時】10月18日(土)14:00~15:30

     ②鼎談「林忠彦の写真に見る文士たちの生き様」

【講 師】坂口綱男(写真家)、檀太郎(エッセイスト)、林義勝(写真家)

【日 時】11月4日(火)19:00~20:30

 

①②いずれも

【会 場】日比谷図書文化館地下1階

     日比谷コンベンションホール(大ホール)

【参加費】1,000円

     (千代田区民500円※住所が確認できるものをお持ちください)

【定 員】200名(申込順、定員に達し次第締切)

     お電話、メール、日比谷図書文化館へのご来館にてお申込ください。

詳しくは→コチラ

Posted at:14:30