「詩を聴く、詩を唄う、詩を感じる」を開催しました!

3月20日(日曜日・祝日)、千代田区役所1階区民ホールで

千代田区読書振興センタースペシャルイベント

「詩を聴く、詩を唄う、詩を感じる」を開催しました!

 

出演いただいたのは、第5詩集『隣人のいない部屋』で

第22回萩原朔太郎賞を史上最年少受賞するなど

文学を越えたジャンルでも活躍中の詩人、三角みづ紀さん

バークリー音楽院でサウンドデザイン、ボーカルを学び

幅広い音楽活動を行っている音楽家、坂東美佳さん

 

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この日は春分の日。桜の開花も間近に迫った

明るい日差しの中でイベントが行われました。

前半は、与謝野晶子「桃の花」島崎藤村「初恋」

中原中也「湖上」八木重吉「雲」などの近代詩10

三角さんが朗読し、坂東さんが即興でピアノの演奏をつけるパフォーマンス。

 

普段、ほかの詩人の詩を朗読する機会はあまりなく、この日のために

近代詩集からこの10篇を選んできてくださったという三角さん。

 

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詩集をめくり、数々の詩の中から選んでいる中で

「今の私には八木重吉」という発見があったそう。

「ぜひみなさんも、図書館の詩集をめくって

 今の自分に合う詩を見つけてみてください」

とお話しくださいました。

 

後半は、三角さんの詩を坂東さんと二人で読んでいきます。

最新の詩集『舵を弾く』(思潮社)に収録されている

「保つ日」「長距離バス」など数々の詩を、お二人の朗読で聞きます。

 

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詩人の朗読と、音楽家の朗読と、同じ言葉を読んでいるはずなのに

わずかに違って聞こえるように感じられたのが不思議な体験でした!

 

最後に、三角さんが2015年に作った詩「恵庭」を朗読します。

これに坂東さんがメロディをつけ、歌にしたものを

ピアノとともに演奏して、この日のイベントは終了。

 

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ご来場いただいたみなさまにも、活字の本を読むのとはひと味違った

耳から聴くポエトリーリーディングの魅力を

お楽しみいただけたのではないでしょうか。

 

三角さん、坂東さん、ありがとうございました!

Posted at:18:00