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2017.01.16
麴町学園女子中学校での出張講座「ブックトーク講座」 |
先日、千代田区内の麴町学園女子中学校で、千代田図書館の司書が
1年生のみなさんに「ブックトーク講座」を行いました!
麴町学園女子中学校では、1年生のみなさんが
“ブックトークを通じて自分の意見を人に伝えること”を目標に
「こうじまちBook Talk」として、授業でブックトークに取り組みます。
今回は事前授業として、ブックトークに親しみ
その作り方や本の調べ方、本番への心がまえを知るための講座を行いました。
あるテーマに沿って数冊の本を順序よく紹介し、
聞き手と新しい本との出会いを作るブックトーク。
講座に参加した60名のみなさんの中には、
あまりなじみがない、聞いたことがないという生徒もたくさんいました。
それなら、まずは体験から!
さっそく、司書のブックトークをみなさんに聞いていただきました。
今回は「時間のふしぎ」というテーマで
『モモ』(ミヒャエル・エンデ/文・絵、岩波書店)
『絵とき ゾウの時間とネズミの時間』(本川達雄/文、福音館書店)
の2冊を紹介しました。
「好きな本を紹介することで、友達にも“おもしろそう!”
“読んでみたい!”と思ってもらうことが一番の目的です」と司書。
生徒のみなさんは2冊のブックトークを作り、発表するという課題に取り組みます。
この講座の時点では「好きな本」「みんなにも読んでほしい本」として
1冊目の本を選んだところ。
2冊目の本をどう探すか、司書が今回のブックトークの作り方を
お話しすることで、みなさんとその過程を確認していきます。
司書は、1冊目の『モモ』を読んで感じたこと、印象に残ったことを
書き出していくキーワードマップを作りました。
連想ゲームのように思いつく言葉を並べて、2冊目の本選びに
つながりそうなキーワードを探します。
今回、マップから見つけたキーワードは「時間」。
キーワードが決まっても、それに合う本がうまく見つからなかったら?
そんなときに役立つのが図書館です。
「“本を探すための本”があるのを知ってる?」と、中高生向けの読書ガイドを
紹介し、巻末のキーワード索引から本を探す方法を教えると
「知らなかった!」「おもしろそう!」とみなさんの反応が。
その他にも、図書館のブックリストや検索機の利用、
もちろん図書館で頼りにしてほしい司書の読書相談などをご紹介。
このように、2冊目に『絵とき ゾウの時間とネズミの時間』を
選んだ過程を紹介しました。
2冊の本が決まったらいよいよブックトークづくり。
トークの中で、2冊のつながりをうまく説明することが一番難しく、
また一番おもしろいところになりそうです。
トークを作るときの心がまえに加え、みんなに向かって発表するときの
声の大きさや話す速度、姿勢についてもお話ししました。
「ブックトークの主役は“本”です。完璧じゃなくても、
自分の言葉で本のいいところを伝えられるよう、
自分らしいブックトークを作ってみてください」
講座に参加してくださった麴町学園女子中学校のみなさん、
おつかれさまでした!今後の授業も楽しみですね♪
Posted at:11:20