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2017.10.05
コンシェルジュ通信Vol.30:10月は古書月間。古書店巡りはいかがですか? |
ご存じでしょうか?
10月は「古書月間」、10月4日は「古書の日」です。
「古書の日」の由来は、
10月を漢字で「十O」と表して、縦にすると「古」
そして4を「し」⇒「しょ」と読むと「書」
という、文字の形や読み方によるそうです。
全国古書籍商組合連合会によって平成15年より制定されました。
今回は、そんな古書月間の幕開けを彩るイベントをご紹介します。
日本全国の古本屋をダッシュで訪ね、
お店の様子や、「掘り出しもの」について
疾走感あふれる文体で綴る大人気ブログ
「古本屋ツアー・イン・ジャパン」でおなじみの小山力也さん。
千代田図書館では
2014年12月の「図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー」にご出演いただき、
その古書店巡りのディープな世界について講演いただきました。
神田小川町にある「東京古書会館」では、
古書の日記念展示会「古本屋ツアー・イン・ジャパン さすらいの十年展」
を開催中です。
入口では、壁一面を埋め尽くすほどの古書店の写真に迎えられます。
一枚一枚よく見ると、ひとつとして、同じ佇まいのお店が無いことに気づきます。
中には看板が無かったり、立派な日本家屋であったり、
ひと目では古書店とわからないような店舗も……。
会場内には、小山さんの古本屋巡りの足跡が感じられる品々が満載です。
ガラスケースの中には、取材メモ帳がずらり!!
右側は神保町の浮世絵、和本、古地図の専門店「大屋書房」のメモ。
店内のどこにどんなジャンルの本が並んでいるか?という
詳細な書店内部配置図付きの取材メモには、
訪れた日の状況や、駅からの道順など……。
小山さんがその時見て、感じたことが細かく記され
手のひらサイズの冒険譚を読んでいるようです。
ショップカード(左)や、ブックカバー(右)など、古本屋ノベルティーも
展示されています。
白地に水玉模様のブックカバーは、かつて神保町にあった「巌松堂」のもの。
今はもう入手できない貴重な品のひとつです。
小山さんが古書店で入手した、数々の「掘り出し物」も並んでいます。
こちらは、井伏鱒二から三好達治に宛てたサイン入りの随筆。
中野区の古書店で、なんと500円で購入したそう。
何十年も前に出版されて、今では絶版になった本も
古書店では見つけることができます。
小山さんのように、「掘り出し物」も見つけられるかもしれません。
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古本屋ツアー・イン・ジャパン さすらいの十年展
【会 期】 開催中~10月16日(月曜日)
【時 間】 午前10時~午後5時
【会 場】 東京古書会館 2階情報コーナー
(千代田区神田小川町3-22)
【休館日】 日曜日、祝日
【入場料】 無料
詳しくは→コチラ
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また、10月4日から11月5日まで、
東京都内の古書店有志73店舗によるスタンプラリーが開催中です。
神保町の古書店は21店舗参加しています。
イラストレーターでスタンプ作家の大嶋奈都子さんによって
誰もが知っている国内外の文学作品が
かわいらしくて、ユーモアあふれる絵柄のスタンプになっています。
台紙はA~Eの5つのブロックに分かれています。
集めたスタンプがそろったブロックの数や、
スタンプの数によって、素敵な賞品のプレゼントもあります。
スタンプラリー台紙は、
東京古書会館、参加古書店などで配布しています。
(千代田図書館でも配布しています。なくなり次第終了)
どのお店にどの作品のスタンプがあるのかな?
どんな絵柄かな?
ワクワク♪心を躍らせながら
古書店巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか?
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めざせ73店舗!『古書の日』スタンプラリー
【期 間】開催中~11月5日(月曜日)
詳しくは→コチラ
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Posted at:16:25