本と出会う読書サロン 第15期オープニングイベントを開催しました!

11月21日(火曜日)、「本と出会う読書サロン」第15のスタートとして

評論家、作家野上暁(のがみ・あきら)さんをお招きして、

新規メンバー募集を兼ねた講演会「体験的子ども文化の現代史」を開催しました。

 

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お話は、野上さんの幼児期の記憶から始まりました。

戦時中家族と疎開し、終戦後6歳まで長野で過ごされたそうです。

食糧難の時代の、いろいろな食べ物の記憶にまつわるエピソードに

おどろく方やうなずく方、年代によって反応はさまざまです。

「シマヘビのステーキがおいしかった!」

というお話には、思わず声を出してしまいました

しかしこの話には続きがあって、大人になってから食べたシマヘビは

硬くて食べるのが大変だったとのこと。

いつでもやわらかいお肉が食べられる世の中になったことに

感謝しなくてはいけませんね。

 

そして、お話は戦後児童文学へ。

1940~50年代に創刊された子ども雑誌をご用意いただきました。

貴重な資料に、参加者のみなさんも興味津々でした。

 

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野上さんのお話の中では、戦争について考えさせられる場面が

多くありました。

先ほどのシマヘビのお話もそうですが、

幼少期に観たという映画の話も印象的でした。

『原爆の子』『ひろしま』『ひめゆりの塔』などを観て、

子どもながらに戦争の怖さを知り反戦の心がうまれたそうです。

今の生活の中では戦争の怖さを感じる機会はあまりなく、

子どもたちが戦争について知るのは学校の授業の中だけかもしれません。

おとなも子どもも一緒に、平和について考えられる文化をつくり

大切に守っていきたいと思いました。

 

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こちらはイベント終了後のひとコマ。

参加者の方々が野上さんの著書を手に取りながらお話しされてます。

はやくも読書サロンが始まっているようです♪

 

 

12月から始まる「本と出会う読書サロン」第15では、

12月「器(うつわ)」 1月「皺(しわ)」 2月「皹(ひび)」

3月「再(ふたたび)」をテーマに、

メンバーが思い思いに持ち寄った本の紹介を行います。

現在メンバーを募集中。まずはお気軽に登録からどうぞ♪

 

メンバー登録方法

 

1~4のいずれかの方法でお申込みください。

1.メール

メール本文に氏名、電話番号、メールアドレスを明記し、

件名を「本と出会う読書サロンメンバー登録申込」として、

「読書サロン担当」宛に

お申し込みください。

メールアドレス dokusho.salon2016@gmail.com

 

2.FAX

申込用紙をプリントアウトし、必要事項を明記の上、

「読書サロン担当」宛に

お申し込みください。

FAX  03-3941-1541

申込用紙のダウンロードはこちらから

 

 3.電話

千代田図書館「読書振興センター」担当宛にお申し込みください。

電話 03-5211-4289・4290

 

4.来館

千代田図書館10階カウンターにてお申し込みください。

平日午前10時~午後6

 

Posted at:14:45