「和綴じ製本で『読書ノート』を作ろう」実施レポート

今回は、2月17日(土)に千代田図書館で開催したイベント

「和綴じ製本で『読書ノート』を作ろう」の様子をお伝えします。

 

講師は丁 寅次(ちょう・とらじ)先生。

お茶の水にある おりがみ会館などで「和綴じ教室」や「水引き教室」の講師を

務めていらっしゃいます。

 

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最初は本の中身を折る作業から。

読書ノートとして記入する部分ですね。

袋綴じとよばれる和本の代表的な綴じ方で、中の紙を二つ折りにして

折り目の反対側を糸で綴じます。

ずれないように、1枚ずつ丁寧に折っていきます。

 

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すべて折って重ねたら、本を束ねて留める位置にしるしを付けます。

まず右端から1cmとり、その内側8mmに線をひく。

上下からそれぞれ3cmと4.5cmを測り、さきほどの8mmと

交わるところに点を打つ...

ミリ単位の繊細な作業が続き、思わずため息をもらす参加者も。

「ため息つかない!」

先生の喝に思わずふき出し、緊張がほぐれたところで作業続行。

しるしの部分に目打ちで穴を開けます。

「ストレス解消!」「気持ちいい~」

普段あまりやらない作業を、皆さん楽しんでいる様子です。

 

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本体の準備ができたら、次は表紙を選びます。

どれもすてきな柄で、迷ってしまいますね。

世界に一つしかない、自分だけの読書ノートです。

皆さんじっくり選んでいました。

 

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表紙を決めたら、いよいよ糸で綴じていきます!

・・・と、その前に、しるしを付ける作業をします。

ミリ単位に計測し、さらに割り算も。

ふたたび繊細な作業ですが、ゴールは近いのでがんばりましょう!

 

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点をつけたところに目打ちで穴を開けます。

このときには皆さん作業にも慣れてきて

リズムよく目打ちを打つ手元は職人さんのようでした。

 

さあ、今度こそ本を綴じる作業です。

四つの穴で綴じるシンプルな形「四つ目綴じ」という方法です。

「いちばん簡単で、いちばん難しい」

先生曰く、シンプルゆえにきれいに仕上げるのが難しい綴じ方とのこと。

緩まないようにキュッと綴じて、完成!

 

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「何を読もうかしら。」

「その表紙だと『源氏物語』が似合うわね」

自分だけの読書ノートづくりを楽しんでいただけたようです。

お気に入りのノートと一緒に、読書を楽しんでくださいね♪

丁先生、参加者の皆さん、ありがとうございました!

 

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Posted at:13:45