【レポート】四番町図書館の人気イベント「こども一日図書館員」

 

いよいよ、子どもたちが待ちに待った夏休みがやってきました!

今回は、四番町図書館恒例、夏休みの人気イベント、小学3~6年生を対象にした「こども一日図書館員」のようすをお届けします♪

 

黄色いエプロンをつけ、任命書を受け取ったら一日図書館員の仕事がスタート!

図書館で働くために、まず公共図書館や本について知るところから始めます。

 

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図書館には本がたくさん!四番町図書館は、105,000点以上の本・CD・DVDなどの「資料」を持っています(平成30年度)。

こんなにたくさんの資料を整理するために、図書館では1冊1冊に本の住所を示す「分類」を行っています。

大きな分類は「0」~「9」まで10個。例えば、「4」は自然科学の本の分類記号です。算数の本や宇宙の本、昆虫や動物など生物の本、そして人間の体のことが書かれた本も「4」の仲間。そこから、本の内容によってさらに細かく分類され、図書館の書棚に並べられます。

千代田区立図書館では、子どもの本は分かりやすく2桁までの数字を使って簡単に分類しています。

 

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たくさんの本の分類を覚えることはとても大変そう…。細かい数字を見るだけで「難しそう!」と思ってしまいますよね。

でも、本は1冊ずつが住所を持っていることがわかっていれば、これから図書館で本を探すことがもっと簡単に、もっとおもしろく感じられるはず。家のちかくの図書館や小学校の図書館の本も、ぜひ分類や並べ方に注目してみてくださいね。

レクチャーでは、本の分類の他に、図書館のルール個人情報を守ることの大切さなどについても知ってもらいました。

 

図書館や本について学んだら、四番町図書館の探検に出発です!

さっき習った分類ごとに分けられた書棚や、児童書や絵本を集めた子ども図書館を見て回ったら、図書館の地下室へ。普段立ち入ることのできない、電動式の大きな書棚が並ぶ閉架を見学しました。

 

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こちらは第2閉架。古い新聞や文庫本、新聞の記事を小さくした縮刷版がズラリと並びます。

 

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「縮刷版で、自分の生年月日の新聞記事を探してみよう」と司書。みんな目を輝かせて記事に見入っていました!

 

続いては図書館のバックヤードで本の貸出・返却の操作方法を習います。カウンターで大切なあいさつや声がけも練習したら、いよいよ図書館のカウンターへ!

 

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貸出券を預かって、バーコードをスキャンして…貸出の時は「〇月〇日までのご利用です」「ありがとうございました」とあいさつも忘れずに。

 

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返却の時は、忘れ物が挟まっていたり本が壊れていないかしっかり見て、バーコードを読み取ります。

はじめは緊張していた子どもたちも、利用者の皆さんに「ありがとう」「がんばってね」と声をかけられて、いきいきと仕事に取り組んでいました。

 

カウンターでの仕事の他にも、予約された本を書棚から探し出す作業、返却された本を書棚に戻す作業も体験。

 

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レシートに印字された情報をもとに資料を探します。さっき習った「本の分類」を思い出しながら本を探して…発見!

 

最後に四番町図書館の栗田館長から修了書を受け取って、こども一日図書館員の仕事は終了です。

 

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参加してくれた皆さん、ありがとうございました!

 

四番町図書館では、7月24日(水曜日)と8月5日(月曜日)~7日(水曜日)にも「こども一日図書館員」を行います(参加受付は終了しています)。

カウンターで頑張る子どもたちを見かけたら、ぜひあたたかい声をかけてあげてくださいね♪

Posted at:16:45