大人も子どもも楽しめる!今年の干支「ねずみ」の本


2020
「ねずみ年」。今回のちよぴたブログでは、親子で楽しく読める「ねずみ」の絵本・児童書をご紹介します♪(本の詳しい情報は書名をクリックしてご覧ください)


「ね、うし、とら・・・」なぜ、ねずみが十二支の一番初めになったか知っていますか?

お正月に動物たちが神様の御殿へ新年のあいさつにいく競争を、個性豊かなキャラクターで楽しく描いた1冊です。十二支の由来となったおはなしを知らなかった!という大人にもおすすめ。

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『十二支のおはなし』

内田 麟太郎/文

山本 孝/絵

岩崎書店


つぎの1冊は、赤ちゃんから楽しめるわらべうた絵本

ねずみやうさぎはどこへ行くのかな?心地よいリズムにのせて、何度でも読み聞かせしてあげたくなる絵本です。

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『ねーずみ ねーずみ どーこ いきゃ?』

こが ようこ/構成・文

降矢 なな/絵

童心社


十二支のなかでも、特にねずみは昔から人間の身近にいる動物として、たくさんの物語の中に描かれてきました。次の2冊は、人間と、そのすぐ近くで暮らすねずみとのやり取りが描かれた本です。

ドドさん夫妻の家に住むねずみの家族。人間に見つからずに暮らすには、気づかれないようにしずかに生きなければいけません。でも、末っ子の子ねずみヤカちゃんの声はとっても大きくて...。

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『番ねずみのヤカちゃん』

リチャード・ウィルバー/作

松岡 享子/訳

大社 玲子/絵

福音館書店

宮沢賢治の作品には、ねずみが登場するものがいくつかありますが、セロ弾きのゴーシュのもとにやってくるのは野ねずみの親子です。優しい心を持っていながら、不器用でぶっきらぼうに振る舞うゴーシュと彼のチェロ。その大きさと、小さな野ねずみのお母さん、さらに小さな小さな野ねずみの子どもとのコントラストが心に響きます。

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『セロ弾きのゴーシュ』

宮沢 賢治/原作

植田 真/絵

あすなろ書房

また、千代田図書館10階児童書フロアでは、1月19日(日曜日)まで「ねずみの本」の展示を行っています。

今回ご紹介した他にもたくさんの絵本を展示していますので、来館の際にはぜひご覧ください!

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Posted at:17:00