第24期「本と出会う読書サロン」を開催します!

本を通じて新しい出会いを届ける「本と出会う 読書サロン」(主催:読書の会)を毎年度千代田図書館にて開催しています。



6月から始まる第24期オープニングイベントとして、5月21日(火曜日)に「バリアフリー絵本の向こうにいる子どもたちの講演会を開催しました。講師は、公認心理師で女子美術大学非常勤講師の攪上久子(かくあげひさこ)さんです。

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講演が始まる前、参加者の座席には1冊ずつ絵本が置かれていました。まずは簡単な自己紹介と、席に置かれていた絵本の感想を会場の全員で共有し対話することから始まりました。

「自分が幼少期に読んでいた絵本に、点字がついているものがあったなんて初めてしりました」「点字の工夫やLL-ブックについて理解を深めたいと思い来ました」といった、参加の理由や絵本を見て感じたことを、参加者全員が積極的にお話ししてくれました。

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バリアフリー絵本とは障害がある子どもたちのために配慮あるデザインで作られている絵本と、障害について描かれている絵本のことをいいます。そしてこれら以外にも、障害ある人たちによって作られた絵本や障害があってもなくても一緒に楽しめる絵本など、バリアフリー絵本は様々な視点から描かれたものがたくさんあります。

冒頭で参加された方がおっしゃっていたLL-ブックも、読むことが難しい人に読みやすく書かれた本で、スウェーデンのLL協会によって出版されました。LL-ブックとは、やさしく読める本という意味で、わかりやすいストーリーや明瞭な文体が使われ、写真や絵が多く使用されているのも特徴です。

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印象的だったのは手作りの布でできた絵本です。布の台紙の上に、フェルトや布で作られた扉を開けたり、人や動物の人形がマジックテープで取り外しできるようになっていたりと、子どもたちが楽しく絵本を読める工夫がたくさん施されているのを感じました。

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終始、会場の皆さんとコミュニケーションを取りながら、朗らかに会は進み、気が付けば終了時刻に。参加者アンケートには「時代の流れ、日本のバリアフリーの本の特徴がわかりやすかった、もっと聞きたかった!」「知りたかったことをいっぱいお話いただいた」「実際にお聞きすると、いろいろな情報が入ってきてとても心にしみました」(一部抜粋)というお声もいただきました。

攪上さん、ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!



第24期「本と出会う読書サロン」は、6月18日(火曜日)から始まります。参加者が各回のテーマに沿った本を持ち寄り紹介し合う読書会を月に一度、第3火曜日に千代田図書館で行っています。

第24期のテーマは、6月「ひとつ(1)」、7月「ふたつ(2)」、8月「みっつ(3)」、9月「よっつ(4)」、10月「いつつ(5)」、11月「むっつ(6)」、12月「ななつ(7)」、25年1月「やっつ(8)」、2月「ここのつ(9)」、3月「とお(10)」です。興味のある回だけ参加したい、見学したいという方も、まずはメンバー登録をどうぞ。たくさんのご参加をお待ちしています♪ 

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Posted at:10:10