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2010.02.22
レポート:読み聞かせスキルアップ講座① |
2/20(土)第1回「読み聞かせスキルアップ講座」が
千代田図書館で開催されました。参加者は18名。
講師は、世界を舞台にご活躍されている、
ストーリーテラーの櫻井美紀さんです。
★櫻井先生のHPはこちら
4回連続講座の初回となる今回は、
参加者の皆さんがふだんの活動(幼稚園で読み聞かせを
している等)について自己紹介をし、
櫻井先生からは、ご自身の子育て経験談を交えながら、
幼い子ども向けの本の紹介がありました。
*・*・*・*・*・内容の一部をご紹介・*・*・*・*・*
「図書館などで行う「読み聞かせ」は、
こんな風に絵を見せながら行いますが
赤ちゃんの頃から、家庭で大人が本を読む「本読み」は
こんな風にふつうに本を手にとって読むのを見せたり聞かせたり、
お子さんと一緒にごろんと寝っころがって読んだり。
「本読み」で大切なのは、
大人が子どもを愛しているという愛情表現をすること。
忙しい生活の中で子どもにあたってしまうことがあったとしても、
本を読むときだけは、
愛情を感じさせるような優しい声で読んであげることです。」
これは、ご自身のゆとりや癒しにもつながりそうですね。
また、幼いお子さんには、音楽的なリズムやメロディで
お子さんが安心して聞けるように読むといいそうです。
「新しく本を買ったりもらったりしたら、
まず本の真ん中をこうやってしっかり開かせることで、
「読み聞かせ」も「本読み」も、やりやすくなりますよ。」
*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*
こうやって本の真ん中を折っている姿をいつも見ていたからか、
櫻井先生のご長男も、本を渡すと、この「本折り」を
幼いながらに自然とやるようになったそうです。
本当に、子は親を見て育つんですね!
櫻井先生のライフワークである「語り」についても
興味深いおはなしがありました。
「語り」とは、伝えたい真実をつかまえて、
自分のことば、生きたことば、「音声」のことばで伝えること。
つまり、字にこだわらない、という点で「読み聞かせ」と大きく異なります。
象形文字、楔形文字など、文字の現れは約5千年前と言われています。
それまでずっと何万年も、人間は音声言語のみを使っていたのですね。
「語り」の一例として、ジプシーの昔話『太陽の木の枝』から
ほんの少し「語り」を聞かせてくださったのですが、
一瞬にして物語の世界に引き込まれ、もっと聞かせて!
という気持ちになりました。
今回紹介された本については、
これから少しずつご紹介していきますので、お楽しみに。
Posted at:17:25