レポート:読み聞かせスキルアップ講座①

2/20(土)第1回「読み聞かせスキルアップ講座」が

千代田図書館で開催されました。参加者は18名。

講師は、世界を舞台にご活躍されている、

ストーリーテラーの櫻井美紀さんです。

 

 ★櫻井先生のHPはこちら

 

4回連続講座の初回となる今回は、

参加者の皆さんがふだんの活動(幼稚園で読み聞かせを

している等)について自己紹介をし、

櫻井先生からは、ご自身の子育て経験談を交えながら、

幼い子ども向けの本の紹介がありました。

 

 

*・*・*・*・*・内容の一部をご紹介・*・*・*・*・*

 

 図書館などで行う「読み聞かせ」は、

  こんな風に絵を見せながら行いますが

  

 

  赤ちゃんの頃から、家庭で大人が本を読む「本読み」は

  こんな風にふつうに本を手にとって読むのを見せたり聞かせたり、

  

 

  お子さんと一緒にごろんと寝っころがって読んだり。

 

  「本読み」で大切なのは、

  大人が子どもを愛しているという愛情表現をすること。

 

  忙しい生活の中で子どもにあたってしまうことがあったとしても、

  本を読むときだけは、

  愛情を感じさせるような優しい声で読んであげることです。

 

これは、ご自身のゆとりや癒しにもつながりそうですね。 

また、幼いお子さんには、音楽的なリズムやメロディで

お子さんが安心して聞けるように読むといいそうです。

 

 新しく本を買ったりもらったりしたら、

   まず本の真ん中をこうやってしっかり開かせることで、

  「読み聞かせ」も「本読み」も、やりやすくなりますよ。

  

 

*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*

 

こうやって本の真ん中を折っている姿をいつも見ていたからか、

櫻井先生のご長男も、本を渡すと、この「本折り」を

幼いながらに自然とやるようになったそうです。

本当に、子は親を見て育つんですね!

 

櫻井先生のライフワークである「語り」についても

興味深いおはなしがありました。

 

「語り」とは、伝えたい真実をつかまえて、

自分のことば、生きたことば、「音声」のことばで伝えること。

 

つまり、字にこだわらない、という点で「読み聞かせ」と大きく異なります。

 

象形文字、楔形文字など、文字の現れは約5千年前と言われています。

それまでずっと何万年も、人間は音声言語のみを使っていたのですね。

 

「語り」の一例として、ジプシーの昔話『太陽の木の枝』から

ほんの少し「語り」を聞かせてくださったのですが、

一瞬にして物語の世界に引き込まれ、もっと聞かせて!

という気持ちになりました。

 

今回紹介された本については、

これから少しずつご紹介していきますので、お楽しみに。

Posted at:17:25